どうも無線LANの調子が悪いのではと思うようになった。MacBookもうまくインターネットに接続できない現象が出始めたからだ。再起動するとつながったりするので、MacBookのWiFiがおかしくなったのかなと疑い始めたりしていた。iPod touchのRemoteはiTunesで一度は設定できて動作したが、つながらなくなった。無線でつないだApple TVでiTunesライブラリは一度は共有されたのだが、共有表示されない現象も出てきた。同時多発テロみたいなものだ^^;)
結局、Apple TVとMacBookをEthernet(有線)でつなぐと、PC/Macの二つのiTunesのライブラリはホームシェアリングで共有され、Apple TVでも共有できるようになった。
まだ、無線LANは完全におかしいわけではない。さきほどiPod touchのSkyBookから寺田寅彦の文章をツイートできたしね。しかし、MacBookをWiFiで使っていた時と同様にインターネットにつながらない現象がSafariやTwitterで頻発していることも確かだ。
これらの現象を総合すると無線LANルーターの無線機能に障害が起きつつあると考えるのが妥当なようだ。
AirPlayではこんなことができる必要があるのにできない。「AirPlay」で快適連携! - iOS 4.2 + Apple TVの使い勝手を試す (1/3) - Phile-web。
しかしながら、無線LAN環境がおかしいという結論には矛盾もある。PLAYSTATION 3ではPlaystation Storeが無線でバリバリに動いているからだ。ただ、以前はDLNAクライアントが有効だったが、今はメディアサーバー検索でWindows PCが検出されない。したがって、無線-有線LANルーターとハブの組み合わせによるネットワーク構成上の複雑さが何か影響を及ぼしている線も捨てきれない。無線LANルーターからは4本のEthernetケーブルが出ていて、そのうち一本がハブにつながり、ハブからさらに4本のケーブルが延びている。そのうち3本が、BRAVIA、MacBookとApple TVにつながっている。
ホームシェアリングとAirPlayの問題ネタ。
それは10BASE-Tのハブを100BASE-TXに変えた時に始まった。しかし、元のハブに戻しても関係ない。結局、Apple TVとMacBookをEthernetでつなぐことでホームシェアリングは確保。しかし、iPod touchのRemoteは働かない。PS3のDLNAクライアント機能も使えなくなった。
Zazelさんのサジェスチョンで、無線接続可能なMacBookにKisMACをインストールして無線LAN環境をチェック。無線LANルータの11チャネルに同等の強さのアクセスポイントがあることが判明。今日、ルータの自動のチャネル設定を変えてトライ。あっけなくすべて解決。現在、Apple TVとMacBookは無線で動作している。ありがとうございました。PS3のDLNAクライアントも正常に動作しており、すべての無線LAN環境は完璧に動くようになりました。
ダン・ブラウンと言えば、「ダ・ヴィンチ・コード」だけど、「パズル・パレス」は荒削りだが興味深いデビュー作。おもしろいことは間違いない。上を半分ぐらい読んで、いつのまにか間違えて下を読んでいた。それでもそれほど違和感なく話はつながっていたので、そのまま読みきった^^;)
最初のほうに出てくる暗号解読された言葉が漢字からなっていて、中国語として読むと意味をなさなくて、日本語として読むと意味があるという話がなんだかそんなんありかなと思ってしまう以外はなるほどというお話だった。
ウィキリークスによる秘密情報の暴露が話題になっている。日経の「アサンジ容疑者が暗殺など自身に危害が加えられた場合には暗号が解読されると主張。未公開の情報に多数の人々がアクセスできるようになると警告している」との報道を読んで、これは「パズル・パレス」を地で行っていると笑ってしまった。
CNN.co.jp:ウィキリークス創設者の「滅亡ファイル」、その内容は?によると、その暗号は256ビットの暗号鍵が使われているそうなんだが、NSA(国家安全保障局)のトランスレータという20億ドルを投じた300万プロセッサを持つ並列コンピュータを用いれば1万ビットでも1時間で解読してしまう。笑っちゃうね。小説の話だけど。これを1998年に書いたダン・ブラウンは凄いねえ。小説の方では、トランスレータの存在を公表させるために総当り攻撃に耐える平文変移関数を用いたデジタル・フォートレス(Digital Fortress)という暗号アルゴリズムが登場する。この暗号はトランスレータを使っても解読できない。それが実は・・・
小説のほうでは暗号アルゴリズムを作った天才日本人プログラマーは暗殺されてしまうのだが、事件の展開はもっとひねりが効いている。
昨日が仕事納め。帰りに娘を広島駅に迎えに行った。夜は4冊の本を持って寝床に付くが、すぐ寝たくなって明かりをリモコンで消す。やはり年かな、いや疲れているのか・・・
4冊のうち、最初に購入したのは、角川歴彦/片方善治監修「クラウド時代と〈クール革命〉」(角川書店、2010年)、このとき、「パズル・パレス」を一緒に購入したはず、ダン・ブラウンの「ロスト・シンボル」について言及されていて、立ち読みが「パズル・パレス」の購入に結びついた。現在のコンピューティングを世界的な事実に基づいて俯瞰してみるためには、よくまとまっていると思った。片方善治氏は情報文化学会 JICSの会長。
次が、吉本隆明、坂本龍一著「音楽機械論」(筑摩書房、2009年; 原著: トレヴィル、1986年)。今メインで読んでいる。25年前の音楽におけるコンピュータの応用がどのように行われていたかがよくわかる。音楽は原理的には今も昔も変わらないはずだけど、コンピュータが進化した現在の音楽を、是非お二人に語りあっていただきたいなあと思うのは僕だけだろうか。
萩原麻未さんの音楽に没入して一体となった素晴らしいピアノを聴いたり、ツイッターで佐久間正英氏の環境的音楽に接したり、Jazz_reviewなどのジャズに関するツイートを読むに付け、少し遠ざかっていた音楽への関心も強まってきた。もちろん、Apple TVがPCとオーディオを結びつけたということもあるが。そんな心具合のところに目に入った岡田暁生著「音楽の聴き方 聴く型と趣味を語る言葉」(中央公論新社、2009年)。帯に、坂本龍一氏の推薦文が「これは言葉と音楽の関係をめぐる考察で、・・・」とあり、読んでみようと思った。佐久間氏のツイートで知った小川博司他編著「波の記譜法 環境音楽とはなにか」(時事通信社、1986年)も図書館で借りている。
もう一冊。西垣通著「デジタル・ナルシス 情報科学パイオニアたちの欲望」(岩波書店、2008年; 原著: 1991年)。西垣通氏の著者は何冊か読んでいるはずだが、ちょっと探して見つかったのは「マルチメディア」(岩波新書、1994年)だけ。この本はもっと古い。取り上げられているのはノイマン、チューリング、バベッジ、シャノン、ベイトソン、ウィーナー、そして機械、というわけだ。現在のコンピュータの基盤となる思想がどのようにして生まれてきたのか、復習してみるのも悪くないアイデアだと思った。
こうして、年末は過ぎていく。読み終えるのは来年だろうし、そのまま積読になる可能性もあるだろう。最近、内田先生の書かれた物を読んでいて、本を読むとは、自分だけのことではなく、どうもそのようなものらしいとようやくわかってきた。先日の忘年会で、JRを降りるときに電子ブックリーダーで本を読んでいる人を見かけた。さて、来年は僕に電子書籍の時代が到来するだろうか。
忘れていたけど、新潮 2011.1 2011: SHUFFLE to SURVIVEもだいぶ前に手に入れて積読状態。円城塔著「これはペンです」は大体眺め終えたけど^^;)
昨日は風が強かった。気温は、朝12℃。数日前、4℃で冷えたが、また暖かくなる。時は過ぎゆき、過ぎゆく。壁紙はJR西日本の雪の松江城に変わっている。
12月にあっさり突入。時の流れは止めることができない。人間の儚さ。一時の夢のごとし。
最近というか、もうだいぶ経つのだが、マイコミジャーナルのRSSはIT関連以外の芸能ニュースなども配信するようになった。その中から、IT関連かつ興味のある記事を選んだ。ツイッターで配信しようかと思ったけど、140文字でいい加減なことを言っても仕方がないかと取りやめ。
クラウドでライフハック! ノマドワーカーの仕事術を学ぶ『クラウドHACKS!』 | ブック | マイコミジャーナルは、まずノマドという言葉の意味を思い出すのに数秒を要した。おそらく遊牧民だったね。ノマド - Wikipediaやノーマッド (曖昧さ回避) - Wikipediaをチェックすべし。着目点はいいと思うけど。セキュリティが問題のような気がしますね。いえ、まだ内容はチェックしていない。
ノマドの日本的語感ってどうだろうねえ。ノウ窓かな。部屋にいないという感じ。ノマドワーカーと言うなら一文字増やしてモバイルワーカーとかのほうがわかりやすい。
すぐに使える実用的なアートワークが満載! Webデザイン素材集 - 技術評論社 | ブック | マイコミジャーナルはちょっと興味がある。覗いてみようかな。今時CD-ROM付きのコストを掛けるとは相当の自信がある内容と見た。
米Google、Chromeに関する特別イベントを12月7日に開催 | パソコン | マイコミジャーナルは、気になっている行方。楽しみにしておこう。
ロジテック、iPhone/iPad/iPod touchとのWi-Fi接続に特化した無線LANルータ | パソコン | マイコミジャーナルは、自宅の無線LANが今ひとつおかしいので、興味を持って調べた。中味はモバイル用の無線ルーター兼アクセスポイント。重さが35-40gと超軽い。しかし、ぐぐっても、ロジテックのサイトが引っかからないのは不自然に感じた。同じニュースを配信しているニュースサイトばかりが引っかかる。結局ロジテックで検索してプレスリリースを調べることになった。プレスリリース - > USB給電で動く無線LANルータに 超小型 手のひらサイズモデルが登場!iPhone/iPad/iPod touchを使ってのWi-Fi接続に最適&わかりやすいマニュアルつき- ロジテックを見よ。
蔵書を電子化して電子書棚を作ろう! 『電子ブック自炊完全マニュアル』 | ブック | マイコミジャーナルも技術的にはおもしろそうだけど、人の本を自炊するほど暇はないという気がする。例えば、検索できるようにテキスト化できればまだ意味はあるので、画像的データと検索用のデータと両方が欲しくなる。検索用データはOCRで取り込むのも最近のスキャナーは一緒にできるとは思うが完璧とは思えない。それも紙の本を裁断してスキャニングを自動化するような方法を読んだことがあるけど、まあとんでもないと思っちゃうね。国会図書館がやってくれるのを待つというのが正解かもと思ったり。個人でやるなら、むしろ、書籍データそのものよりも書籍に付加する情報のほうを取り扱うほうが意味があるのでは(jscripter著「ユービキタス・ブック論」、2010-2011年徐々に刊行予定って・・・)。でも、一応覗く予定。電子書籍の価値は紙に印刷すると流通させることができないようなテールの部分(少部数)の本の出版が可能になることだと思う。内田先生も言われているように・・・
iPod touchにインストールした青空文庫のSkyBookは縦書きリーダーとしては凄いと思う。書棚管理、しおりとマーカーも可能だ。選択範囲をツイートすることもできるし、goo辞書で調べることもできる。こういうツールが発展すると日本のコンピューティング文化も捨てたものじゃない。無償で配布されているのが大変有難いし、驚きでもある。
SkyBookの選択画面昨日、内科の待合室で、週刊新潮の高山正之氏の「変見自在」を読んだ。何号だったかはもうわからないが、そのタイトルが「正義を語るな」だったと思う。
例のサンデル教授の講義が話題になっているが、日本の正義はアメリカ的な正義とはだいぶ違う場合があるという話だった。例として挙げられたのは、一つは阪神大震災の時に山口組が炊き出しを行ったという話。アウトローは米国的感覚では災害時には略奪するものであるのにそうならないのが日本である。もうひとつは中越地震時に道路が寸断されて物資が届かないとき、コンビニ(だったと思うが)の主人が取り敢えず必要なもの(2000円程度の品物)をまとめて詰めて、400円で販売したという話。こういう時はお互い様だからというわけだ。需要があるときは高く売るというのが経済原則だが、そうはならないのが日本である。
このような事例と比較して、サンデル教授の正義を考えるための事例はとても殺伐としていると皮肉っているわけだ。考えるに足りない。
二三日前、広島を取り囲む山々の山頂が白く朝日に映えた。気温も3-4℃。帰宅時も10℃を切っている。室温も20℃付近まで下がってきたので、足元に40Wの座ホットマットを入れた。爆熱PCも心なしか静かになってきた。
ツイッターのプロファイルページの簡単なリーダーを作りはじめて、ようやくページを問題なく行きつ戻りつできるようになった。最終的には検索システムと過去のツイートの保存を目的としている。再帰的に自分自身を呼び出すCGIなので、CGIパラメータとプロファイルページから必要なデータをどのように取れば、自在なページングができるのか、最初と最後のページをうまく取り扱えるのかが問題だった。
twitter_read.plの出力表示には、CSSをセットして使っているが、なかなかHTMLのタグの持つ表現属性と切り分けるのが難しい。
Twitter / @jazzy scripter: とってもいい音楽ですね。なんだか気持よく癒されました ...で始まったのだが、もとはジブリの「熱風」の佐久間正英さんの記事だった。それが予想外の展開に。
エノキダケマイクの自作ネタからtad with TIMEDOMAIN: 驚きの「エノキダケマイク」を調べていると、タイムドメイン・スピーカーの自作の話題に突入。そして、KORGのDSDレコーダーから、MR-2 High Resolution Mobile Recorder、【藤本健のDigital Audio Laboratory】第414回:コルグのDSDレコーダ「MR-2」を試す -AV Watchなどを経由して、DSD作成のためのVAIO、DSDのプレーヤーとしてのPS3と目まぐるしく展開。
iTunesがホームシェアリングでApple TVにつながり、その光出力がDENONのAVC-1870へつながったことでPC/Macがオーディオ出力を持つようになった。それでかなり満足度が高まっていた。佐久間氏のエノキダケ録音のGoodnight to followersもiTunesからオーディオで再生可能となっている。
マイクを自作するまでに至るかは別にして、KORG MR-2は入手してみたい一品ではあるなあ。録音ネタがどこまであるかということではあるわけだが。VAIOもセットで必要ということ!?・・・次のWindowsマシンはVAIOか^^;)
主に年賀状の印刷用に使っていたインクジェットプリンタが、先日、家内の印刷分をなんとか処理した翌日、動きがおかしくなった。狂ったように動く。昨日、確認のためになんとかなおらないかいろいろとチェックしたのだが、何も印刷指示もしないのに紙をセットしただけで勝手に動きはじめ、暗号を吐き出す。こりゃあきませんわとあきらめて、少しネットでコジマ電機のチラシを調べて、EP-803A(EP-803A/AW | 多機能モデル プリンター | カラリオ | 製品情報 | エプソン)に決めて買いに出掛けた。PS3やiPhoneなどから無線で印刷できる。
既に夕食でビールを飲んでいたので、19時半過ぎ、徒歩で出掛ける。「相当重い可能性はあるよな。持って帰れるかな」と思いながら。1台だけ、売り場に残っていた。毛糸の手袋を持っていったのが正解。後で調べてみると、仕様には約9.0kgとあった。よく持って帰ったね^^)/
昨夜、セットアップして、PC2台とMac1台にドライバーを含めて添付ソフトをインストールしてテスト印刷まで確認。最初の無線LAN設定時だけ、USB接続が必要なだけで、後はなんなくつながった。インストーラもよくできている。
昼から昨年の年賀はがきと筆まめの住所録を照合・整備して印刷開始。なんかとか投函まで漕ぎ着けた。やれやれ。なんとか年を越せる。
iPod touch(Epson iPrint)やPS3(「プレイステーション 3」でEnjoy Print!)のプリンタ設定も簡単だが、印刷のノウハウは必要なようだ。Epson iPrintでは、写真選択時に指定される印刷用紙を準備する必要がある。PS3のDLNAクライアント機能で表示するPC上の写真は著作権がらみか、印刷メニューが出てこない。
ようやくβリリースをアナウンスできる。久世さんお疲れさまでした。
luaのスクリプトが検索のメニューにセットされているので、Luaのスクリプトを応用する参考になると思う。
サブウインドウの高機能化が今回の目玉。コマンド履歴も使える。編集モードも持っている。編集モードではカレットがウインドウの中を自在に動くので、コマンド履歴は使えない。右クリックで編集モードを切り替える。素晴らしい。本物のコマンドライン以上だ。
Apple TVレンタル第二弾ネタ。レンタルは続きそう。
解説的表現が多すぎるのと、弾丸の軌跡やストップモーションなど「マトリックス」的表現が不必要に目立つので少し興ざめ。主演のミラ・ジョヴォヴィッチのクールな魅力も不足気味。普通の人のような雰囲気になったために存在感に欠け、独特の凄絶さが消えてしまった。最初のクローンの設定もちょっとね。なんて愚痴を言いながらも2回目を見ている。
レンタル後、最初の再生から48時間は何度でも再生できるはずなのだが、なぜか、二度目の再生を途中で止めて、再開するところでハングしてしまった。リモコンで何度もいじっているとApple TV自体が表示されなくなり、結局、Apple TVの電源コードを抜いて、再起動。再度再生できるようになった。
本編もHD画質のレンタル料500円。地デジ開始やエコポイント制度によって、古いテレビが買い換えられると、ディスプレイの大画面・高画質化が進み、DVDやオンラインのレンタルの魅力が増すことになる。いよいよ映画館は大変な時代に入りそうだ。映画の収益モデルも変わらざるを得ないのでは・・・
段原の広島サティからサティが撤退とか(広島サティ から、サティが撤退へ!以後の営業 どうなる? - 広島ニュース 食べタインジャー)。映画はワーナー・マイカル・シネマズに行くことはあるので、もしシネマズが撤退となれば、新着映画を見る場所を変えないといけない。駐車料金が必要な場所はいやだしね。
気温3℃の中を帰宅すると、熱風が待っていた。2010年12月号。
ドリカムの中村正人さんが「それでもアルバムで届けたい」という文を書かれている。アルバムにこだわる。それもいいんじゃないかなと思う。いろいろと考える。うーん・・・今日は疲れたからこれぐらいに・・・明日また続き。
ツイッターで『ダウンロードで自由になった「音楽」の未来』を話題にしたTwitter / @jazzy scripter: 佐久間正英氏を知ったのはジブリの「熱風 2010.1 ...を佐久間氏にリツイートしてもらえた。Twitter / @Masahide Sakuma: 今夜のコサイ君とのギター・デュオ、実際に演奏していた ...について返信したからだろうね。初めて聴いたのだけど素晴らしい。
熱風の特集「ダウンロードできない音楽」には他に三つの記事があって、クリス・ペラー氏の「音楽は本来の姿に戻ろうとしている」、高橋健太郎氏の「コンテンツからエクスペリエンスへ」、川上量生氏の「ボーカロイドが起こす"革命"」。
LPやCD、そしてDVDからBDへというモノとしての複製はデジタルデータとなってネットワークを流通するようになった。音楽は曲ごとの単位でiTunes Storeなどを通じて販売され、iPodなどの再生機器で再生される。さらにはYouTubeなどで無料で流通しているものも多い。コンテンツはあまりもうからなくなった。昔は、パトロンが音楽家を養って、音楽は無料で提供された。現代では誰が音楽家を養うのかというのが問題になるのかもしれない。
今はコンテンツそのものをパッケージで販売するよりもエクスペリエンスのほうがビジネスとして重要な時代になっている。客は実演には大金を払うが、コンテンツには払わなくなった。複製にはお金は払えないというわけだ。しかし、エクスペリエンスにも物理的な限界がある。最近では、坂本龍一氏や宇多田ヒカル氏のようにエクスペリエンスをUSTREAMで配信し、より多くのユーザーに情報を提供して、良質で多様なコンテンツのパッケージを販売する。坂本氏は北米ツアーの日本向け配信で同時に1万人、計11万人を集めたという。宇多田氏は休養前一時に6万人を超えるオーディエンスを集めてみせた。坂本龍一氏は限定生産の高価なCD+書籍のパッケージと音楽だけを提供する簡易包装のCDの販売を試みている。
薄く広く課金するのが、マイクロペイメントの概念である。ローカルにしてもグローバルにしてもコンピュータ・ネットワークがそういう時代をもたらしている。iTunes Storeは意図してか、図らずもか、そのような方向に向かっているように見える。今のところ、それほど安いとは思えないが、Podcastなどの無料のものも一緒に配信するところが新しい。App Storeも同様である。
もう一つの観点は、機械の音楽。こちらは少しこなれていないように思うが、その底流は次第に力を持ちつつあるのかもしれない。コンピュータの進展が様々な意味で音楽を変えつつある。
torne/PS3はテレビか、インターネットか、わけがわからないものになりつつある。
操作性は抜群でタイムラインのスクロールは爆速だ。USBキーボードよりもBluetoothのキーボードを使えるようにすべきでは・・・
PSPのリモートのtorneからでもツイート可能だ。少し見にくいけど。
TSNETスクリプト通信第11号でました: つらつらぐさネタ。
でこぼこはあるにしても3ヵ月サイクル、年4回の刊行をなんとか続けている。常連となった執筆者のみなさんは、できればなんとか投稿しようという気持ちを持っておられるので、まだまだ先に行けそうな気がしている。このようなプログラミング関係の雑誌は他にはないのでは。スクリプティング言語でプログラムをする人にとって多少でも参考になればと思う。みなさん、ご苦労さまでした。
僕自身はこの雑誌をエンジンにしてスクリプティングに関する思考を持続させている。大したものではないかもしれないが、自分の必要の中から生み出したものなので、常時自分で使っている。これまで書いたものはデスクトップCGIか、Zedの編集用スクリプトやTAG実行用のスクリプトとしてセットアップしている。これまで書いたものを統合し、関連付けるような枠組みが考えられないかと思っている。まあ焦らずに考えていこう。
tw_read.plをちょこっと改造ネタ。TSNETスクリプト通信第11号 - TSNETWiki on TextWorldにサンプルとして添付しました。
tw_cread.plのサンプルは、自動的にページングして最後まで記録されているツイートを読む仕様となっています。Twitterのサーバーに負荷が掛かると思われるので、どうしても検索したいことがある場合に使用してください。記事の中で説明しているのは、tw_read.plだけです。次のステップでは、一度読んだものはデスクトップに保存して、古いものはデスクトップのほうを調べる仕様に変更していく予定です。そうなれば思う存分検索することができるようになります。
TSNETスクリプト通信第11号 - TSNETWiki on TextWorldのtw_cread.plネタ。新しいバージョンのリリース。
Zazelさんから教育的示唆を受けて、tw_cread.plにアクセス制限に関する注を追加し、アクセス制限を設定できる改訂版に取り替えた。Webを読むアプリは読まれる側に負担を掛けることになる。それはWebプログラミングに常に付き纏う問題である。Webに公開している以上、読まれなければ無意味なわけで、読まれる側も痛し痒しではあるが、機械的に無駄に読まれるのは避けたいところだろう。OAuth認証に変えれば、アクセス制限も150アクセス/1時間が350アクセス/1時間に緩和される。このように制限が明示されているのはありがたいことである。
10Base-Tのハブを100Base-TXに変更してからだと思うのだが、Apple TVのPC/Macとのホームシェアリングがうまくいかなくなった。iPod touchのRemoteもつながらなくなった。ハブ自体はApple TV(WiFi)にもPC(Ehternet)/Mac(WiFi)にも直接関係ない。
Apple TVを100Base-TXのハブにEthernetで直接つないでみると、PCのiTunesのライブラリはApple TVから見えるようになった。iPod touchは依然としてつながらない。iTunesのパスコードの認証が終わらない。やれやれ。まあ、いいか。Apple TVで取り敢えずPCのライブラリは再生ができる。ネットワークが複雑過ぎるのかもね。
Apple TVのインターネットメニューのPodcastからApple Keynotesの10月をついつい最後まで見てしまった。すぐ再生は始まるし、淀みなく最後まで再生された。次回のキーノーツはApple TVで視聴することになるだろう。
Apple TV - インターネット - PodcastBRAVIAのリモコンの2画面ボタンを押すとテレビ番組とApple TVの両方が表示され、リモコンで選択できるようになる。ホームボタンで入力を選んで切り替える必要がなく、Apple TVをどのHDMI端子に接続していたかなど、システムを意識する必要がないので大変便利だ。
BRAVIA 2画面出力Apple TVの光オーディオ端子に合わせて、両端が角型端子のケーブルを買ってきて、DENON AVC-1870の光ケーブル端子につないだ。音声はRogers LS3/5Aモニターから迫力のある低音と共に出力される。YouTubeやiTunesがとうとうオーディオシステムにつながった。
Apple TV左側からケーブルはイーサネット、光オーディオ、HDMI、電源となっている。
Apple TV はアマゾン売れ筋ランキングの13位 ? maclalala2の記事が出た。売れて当然だろう。
後は、BS/CSの受信と録画か・・・それにしても、時間の制約が大きい。すべてを見ることはできないからねえ、まあ当面ほっとく・・・
正解は、居間のCATVのセットトップボックスからBlu-rayのBDZ-AT500あたりでBS/CS録画して、ソニールームリンクでBRAVIAに転送して視聴するのだろうなあ。定価は94,800円か。価格.comの最低価格が65,714円。それでも32インチBRAVIAの実売価格より高い。
問題は、CATV(STB: Panasonic TZ-DCH505)から録画が自在にできるのかということ。
やはり、Apple TVは映画レンタルだろうと「IRON MAN 2」を試した。
いやはや、超簡単だ。ムービーのメニューから選んで、500円のHDレンタルを選ぶだけ。iTunesのクレジットカード認証があるが、あっという間に視聴開始。もう少し安ければ言うことなしなんだが・・・価格的にはアクトビラ(525円)やTSUTAYA TV(450円)などと同じレベルのようだ。
Apple TV メインメニュー - ムービーレンタル中のものが表示され、視聴可能な残り時間が表示されている。
映画としては悪くないけど、過激な刺激に慣れた目からはなあるほどというレベルかな。アメリカン・コミックのスーパーマン、スパイダーマンの変身ものの伝統にある。敵役ヴァンコのミッキー・ロークの個性が光るが、最後はあっけなく倒されてしまう。ちょっと物足りない。最後の謎も予告としてはなんだか意味不明・・・
この日記へのコメントをツイッターでもらえるようになったのは大進歩^^)v
無線LANの不具合を、KisMACというWiFi Scanソフトで調べたが、あまりよくわからない。同じチャネルに強いのが一ついるのだが、PS3やMacBookの無線接続性には関係ないようだ。
ホームシェアリングの問題は無線LANとEthernetの混在に問題があるようだ。MacBookをEthernetに繋ぎ変えた瞬間にApple TVのコンピュータにMacBookのiTunesのライブラリが現れる。
内田樹著「街場のメディア論」(光文社新書、2010年)ネタ。「メディアの不調は日本人の知性の不調と同期している」の帯。積読を忘れ、何度も同じ本を買いそうになる危機をくぐり抜け、ようやく大体読んだので感想文を書く。
先生の教え子である今時の19-20歳ぐらいの女性はメディアの虜囚なんだそうで、メディアからの情報にどっぷり漬かっている。それは当然のことであり、何から情報を摂取するかによって、そして何に関心があるかによって、大体記憶の中味が決まるわけで、思考の構造はそれらに従う。無論、誰と付き合うかとか、家族、友人、先生など他者との相互作用も影響するはずである。マスメディアによって大概の人は同じような情報を摂取するものであるから、普通、先生の教え子にかかわらず、似たようなものなのかもしれない。しかしながら、世代が違うと摂取している情報の蓄積内容は異なってくるのは当然であり、その違いを先生は観察しているに過ぎないとも言える。
そんなこんなではあるが、先生のようによくもまあいろいろと思いつくことか出来るものだと、先生に言わせれば誰もがそう言わないことを考えつかれるのか感心すること頻り。
僕の今時の関心は電子書籍専用リーダーがどこまで売れるかということにある。ジョブズが嘯いたように、人はそれほど本を読むものではないのであるから、そして、先生のように大抵の人は自宅の本の80%は読んでいないであろうという傾向から、電子書籍リーダーが実際の読書にどのように用いられるのやら大変興味深いものだと思っている。背表紙が見えないと存在することさえ忘れてしまうのが人間の本性である。リーダーが忘れられた本のデータが眠る場所にならないことを祈るばかりである。
僕はおそらく本もAirPlayされるようになるのではと考えている。アーカイブに蓄積されていて、どこからでも引き出して読める。歩きながらケータイで、車の中のナビで、新幹線の車中のタブレットで、自宅のPC/Macで・・・ユービキタス・ブックの世界が当然現れるはずである。関連する情報、ハイパーリンクや索引、註、しおり、感想などなど、一緒に蓄積できるようになる。
と、そんなこと、あんなこと、適当なことを感想がわりに書いてみた。それではそろそろおやすみなさい。