[A.I.] Machine Theory of Mind v.2

[1802.07740v2] Machine Theory of Mindネタ。年末の今年の整理・まとめをしようと、今年になってからの記事を眺めていると、02/26/2018: [A.I.] Machine Theory of Mindが目についた。

リンクを辿ると、コーネル大学図書館のArXivの該当論文のページが開く。何かいつも見るページと違う。論文の書誌事項の下のほうに、Semantic Scholar - An academic search engine for scientific articlesを利用した、ReferencesとCitationsのリストが並んでいる。リストの各論文は、よく見かける論文データベースにリンク付けられている。

論文情報へのアクセスは、いよいよ便利になってきているのだが、読む方が追いつかない。

このタイトルを放っておくわけにもいかないし・・・

何しろ、「心の機械理論」という刺激的なタイトルだ。論文の最初の参照はDavid PremackとGuy Woodruffの「Does the chimpanzee have a theory of mind?」(Behavioral and brain sciences,1(4):515.526, 1978.)である。チンパンジーが「心の理論」を持っているかどうかを問うている。

更新: 2018-12-04T00:19:56+09:00

[アート] ひろしま美術館 - ブリヂストン美術館展

昼過ぎにクレドの駐車場に向かう。「珠玉の石橋財団コレクション」という副題のブリヂストン美術館展、ひろしま美術館開館40周年記念。

展示品リストとチケット、次のドービニー展パンフ

../展示品リストとチケット、次のドービニー展パンフ

「印象派からピカソまで」というさらに説明がある。いつもは常設展があるドームの展示室で、ブリヂストン美術館展、常設展を奥の別館で。印象派はひろしま美術館も得意分野。親しみやすい。ピカソの多様な作品の世界・変転は特に強い印象を与えた。昔、一度見に行ったことがあったはずだが・・・


美術館の樹木はもう冬姿

../もう冬姿

ここ数日寒い日が続いている。今日は居間のエアコンを稼働。


19世紀の中頃から20世紀の前半に至るほぼ一世紀に渡る絵画の世界。コロー、ミレー、ドービニー、クールベ、ブーダン、マネ、ドガ、モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、シニャック、アンリ・ルソー、ルドン、ロートレック、ゴッホ、セザンヌ、ゴーガン、ボナール、ドニ、ヴラマンク、デュフィ、ドンダン、マルケ、ルオー、マティス、ピカソ、ブラック。

自然がリアルから次第に印象になり、抽象化されていくプロセスを見ることができる。ピカソにおいてはそれがさらに様々な別の世界を生み出す。

更新: 2018-12-09T23:51:40+09:00

[本] 十夜一冊 第千六百二十夜 村上春樹著「村上ラヂオ」と須賀敦子著「塩一トンの読書」

この本の中にコンピュータが、村上春樹氏の場合はMacなのだけど、起動する待ち時間に、童話を読むのがよいという話がある。僕は「村上ラヂオ」のような短文、短いエッセイのようなものを読むのがよいと思った。

ほかの候補としては、須賀敦子著「塩一トンの読書」かな。最近読んだものとしては。ただ、こちらは「村上ラヂオ」のように気楽には読めない。プレッシャーを感じてしまう。ほとんど読んだことのない本ばかりが登場するからだ。登場した本は読まなくては何か気が済まないような気がしてしまう。

人は「塩一トン」を一緒に舐め尽くすぐらい一緒にいないとお互いを本当に知ることはできない。読書も一緒で、それぐらい本と付き合わないと本が読めるようになったとは言えないという意味で使われているのだろう。

さて、十倍速で同じ著者を好きなだけ取り上げてもよいというルールで書き続けてきた十夜一冊。千夜千冊の夜をいつ追い抜くだろうか。少なくとも来年には実現するだろう。

「村上ラヂオ」と「塩一トンの読書」

../「村上ラヂオ」と「塩一トンの読書」

二冊を同時に取り上げるのは初めて。


更新: 2018-12-15T17:56:07+09:00

[クラシック] ラ・メール・ロワとシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第一番 - サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団

録画していたのを視聴した。「NHK音楽祭2018」の演奏。9月27日。マ・メール・ロワ - Wikipedia。モーリス・ラヴェル。元々、四手ピアノ連弾の組曲。管弦楽組曲/バレエ音楽に編曲されている。曲のイメージの参考にしたいと・・・

ピアノ連弾で弾くのはかなり大変らしい。特に「終曲 妖精の園」、緩やかな進行のなか、ピアノだけで繊細な表現が求められる。

次に出てきたのが、シマノフスキのヴァイオリン協奏曲第一番。ジャニーヌ・ヤンセンの演奏が凄い。解説からはもっとやさしい曲のイメージを思い浮かべていたのだが,壮絶な演奏だ。サイモン・ラトルが必要という気迫。竜虎が身をくねらせるが如く。オケの演奏を聴いているときの立ち姿も尋常ではない。音楽の中に入り込んで立ち尽くしている。拍手が鳴りやまない。

[日記] 書き、読み、考える

日記を書いて、読み直していると、自分が何を書きたかったのかが見えてきて、書き加えることが多くなった。このままでは何を言いたいのかがわからないと思うからだ。最初に書いたときから、明確に見えているわけではない。後から、自分が書きたかったことに気付いて、追加・補足していく。全体として考え方が構造化されていく。

ある意味、モノを書くということは次第に世界観を複雑化させていくことだ。ホーキング先生は時間の矢は三つあると言われた。熱力学(統計力学)的な時間の矢(エントロピーの増大)、心理学的な時間の矢、宇宙論的な時間の矢である。心理学的な時間の矢は結局、熱力学的な時間の矢として考えられる。エントロピーの増大は宇宙の進化の過程そのもの。ホーキング先生の無境界仮説や人間原理が絡んでくる話なのだが、詳細は、竹内薫著「ホーキング 虚時間の宇宙 宇宙の特異点をめぐって」(講談社、2005年)の「時間の矢」(197ページ)を参照のこと。言語というものも宇宙同様、無限であり、一種の宇宙として捉えることも可能だろう。

複雑さとエントロピーの関係については、丸山先生の複雑さについて(8) 複雑さとエントロピーに詳しい。エントロピーとは何か - 永井俊哉ドットコムには、エントロピーは複雑性の対数に比例すると書かれている。時間の経過とともに日記の複雑さは増しているはずと思っているが、エントロピーも増している。さて、どうだろう。日記はどう変貌していくのか・・・

一口に複雑性といっても、複雑性 - Wikipediaを読めば、さらに複雑になってくる。世界を捉えるのは難しい。それはむずかしくてもまったく構わない。考えるプロセスの方がおもしろいからだ。どこに辿り着くのかわからない旅。

更新: 2018-12-01T16:28:09+09:00

[日記] 師走の予感

今日はお葬式。昼前、車で出掛けた。旧道へ入り損ねて、だいぶ先に進んで逆から旧道に入って到着。時間は十分余裕を見ていたので、何の問題もない。遺影の少し若い顔から最近の面影が浮かび上がり、一瞬二重写しになる。献奏があったのはめずらしい。親友からの長い弔電もよかった。僕は昔よく走った懐かしい道を辿って帰宅した。

室温22℃。現在の外気温16℃。少し足元がスーっとしてきたが、たいしたことはない。暖かい日だった。

今朝のウイークエンド・サンシャインは最初にノラ・ジョーンズのWintertimeを掛けていた。今年の冬は寒い?暖冬の可能性も(2018年-2019年)によれば、暖冬予想。

さて、まだしばらく情報の混沌を潜り抜けるようにサーフィンする必要がある。なんとかなるかな。まず、世界を俯瞰する眼を持たないと始まらない。

瀬戸田の大学時代の友人に今朝電話して、届いたみかんのお礼を伝えた。来年以降なら時間の余裕ができるという。その頃、同窓会でもできればいいかな。ボブ・ディランの「All Really Want to Do」のハーモニカが流れている。

今年は様々な思索の深まりがあったような気がする。ブックカフェや哲学茶会の影響が大きい。独り相撲ではなかなか進まない。復習しつつ、年末にかけて、新たな展開を引き出せるのではと感じている。

更新: 2018-12-02T11:52:10+09:00

[日記] エントロピー、複雑性、構造

今朝の室温20℃、外気温8℃。天気予報、晴れのち時々雨、最高気温17℃、最低気温8℃。複雑性とは何か - 永井俊哉ドットコムネタ。

もう少し踏み込んで複雑性を考えてみよう。プログラマにとっては、コルモゴロフ複雑性 - Wikipediaが興味深い。さらに追及するならアルゴリズム情報理論 - Wikipediaを読まねばならないだろう。

そして、アルゴリズム的ランダムな無限列 - Wikipediaに辿り着く。ランダムであるということはどういうことなのか、結構奥深い話につながることに気付く。ランダムということは複雑なのか、構造があると言えるのかと自問自答してしまう。構造とは何なのか。そう考えていくと、エントロピー - Wikipediaも見ていく必要がある。

全体の複雑性

../全体の複雑性


部分の複雑性

../部分の複雑性


部分の複雑性 2

../部分の複雑性 2


構造については、構造 - WikipediaよりもStructure (disambiguation) - Wikipediaを参照する必要があり、Order - Wikipediaにつながっていく。

更新: 2018-12-02T13:27:38+09:00

[日記] 更新日記の人工知能化

とうとう、PC(Dell4)が自動的な自己修復モードに入って抜け出せなくなって数日経つ。やはりPCもフラジャイル。昨年夏のコマンドラインからの修復をもう一度試さなくてはならないが、じっくりと思い出し、よく考えてからにしようと、昨年バックアップに導入したノートブックSOLUTION∞の整備を始めた。もう少しバックアップを丁寧にしておけばよかったと後悔しているが、ようやく、更新日記のパブリッシング環境をS∞のxamppやZedから動作するようにした。

PerlはjperlとStrawberry Perlを使う。Strawberryはライブラリがデフォルトで潤沢なので、ライブラリを整備しなくてもスクリプトをそのまま動かせる。環境変数やデータ・パスなどの整合性を確保。

カテゴリのデータベースの追加更新は随時行っているので、その部分がかなり不足している。カテゴリ付、Classificationの自動化についてはずいぶん昔から関心を持って調べているが、今のところ手動にしている。昔は、サイトの分類に応用しようと思ったのだが、その程度のことではまったくおもしろくもなんともないと、日記で記録することに移行していった。必要な情報はパターンマッチで後から抽出すれば済むことだからと。

それにしても、一応カテゴリで記事を分類している。カテゴリの表示内容とキーコードの対応をデータベース化したのが、category.txt、それを上位概念と下位概念に階層化したものがcategorized.txtで、各種インデックスを作成するときに読み込まれる。これを最新のものにする必要がある。

結局、更新日記インデックス 2017年版が今年の追加データを除いてカテゴリ・データと階層構造を保持しているので、ここから抽出した。昨日は久しぶりにいろいろとスクリプトを書いて楽しめた。

categorized.txtの持っている階層構造は恣意的なもので、要は自分で構造を考えているわけだが、明確なアルゴリズムがあるわけではない。このアルゴリズムを作れば、一種の人工知能になる。言葉の連環をデータとして持つ必要が出てきそうだ。一つ一つのカテゴリを表現する言葉、キーワードの属性から計算するということになるだろう。言葉の意味をオブジェクト化するという感じ。

更新: 2018-12-16T10:17:34+09:00

[日記] Happy birthday to you!

何か、音楽の贈り物をするとしたら、今の時期なら「くるみ割り人形」かなと。グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団で聴いてみる。

素晴らしい、チャイコフスキーは天才だ。これだけ楽しくて美しい音楽の変奏を次から次へと色彩豊かに鮮やかに軽やかに描き出す。第二幕、第13曲の花のワルツは恒例のウィーンのニューイヤーコンサートでお馴染みのすばらしさ。

チャイコフスキー:バレエ≪くるみ割り人形≫

../チャイコフスキー「くるみ割り人形」

Apple Musicの新着ミュージックの厳選クラシックから選ぶ。ドゥダメルは実写版映画のサントラも手掛けている。本作品は、2013年のライブ音源。Walt Disney Concert Hall、Los Angelesにて。ドゥダメルとロス・フィルも素晴らしい・・・


くるみ割り人形 - Wikipediaを見ながら聴いた。

実写版映画とはくるみ割り人形と秘密の王国|映画|ディズニー公式のこと。見に行かなくては・・・

[日記] 音楽とともに年が過ぎ行く

ピーター・バラカン氏が「よいお年を」と、今年最後のウィークエンドサンシャインをブラッド・メルドーで締めくくる。音楽ネタばかりになってきた。音楽も一杯、本も一杯、映画も一杯、ニュースも一杯、論文も一杯というわけだが、ながら族的には音楽はいつも一緒にあるからね。スティーヴ・ジョブズが、誰もが本は読まないが、音楽は聴くと言ったことがある。

ジャニーヌ・ヤンセンに驚いた。今年、最大の発見だろう。最初、シマノフスキの演奏で虎が吠えるように、虎は女性には似合わないイメージだと思うと、竜が昇るように見えたのだが、繰り返して二度目に見た時には既にその神通力は消えていた。背が高く、水泳選手のようなスマートで強靭な体格を強調するような衣装。手が大きく、指が長い。自在にヴァイオリンを操れる。もちろん、知覚は見る人のものだ。現実とは虚構でもある。オーディオを音だけで聴くのと、視覚を伴って視聴するのでは見えるものが異なってくる。視覚の印象は強力なのだ。

いつもウィークエンドサンシャインの後、世界の快適音楽セレクション - NHKが流れている。この番組もおもしろい。ここまで聴く範囲を拡大するとちょっとねーと思っていたが、結局、今日は聴いている。心の音楽。

まだ、ノートをオーディオに直接は接続できていない。接続する方法は唯一、iTunesのAirPlay、ヤマハのネットワークCDプレイヤーCD-NT670が大活躍なのだ。Apple TVで音楽を聴くことはできるが、テレビを駆動することになってしまう。テレビは音声を消して、将棋のライブを見る場合もある。

AirPlay - ヤマハのネットワークCDプレイヤーCD-NT670

../AirPlay - ヤマハのネットワークCDプレイヤーCD-NT670

ディスプレイに曲目だけは表示される。一度、設定を済ませておけば、アンプの入力をプレイヤーに切り替えるようにアレクサに頼んで、iTunesからApple Musicを再生するだけ。ノート上のiTunesの出力先にMusicCastで設定したRoom名が表示されるので、選んでおく。便利な世界だ。


ノートをデスクトップとして使うのは不便だよね。やはり、あちこちに動かすのが前提のデバイスにコードをいろいろとぶら下げるのはやはりまずい。と、・・・

更新: 2018-12-22T11:21:54+09:00

[日記] 仕事納めの夜

昨晩は忘年会納め。今日は仕事納め。今日は寒い。外気温7℃、締め切った書斎の室温は帰宅時13℃。エアコンを入れる。寒気が来るらしい。明日の最高気温は5℃。

ノートからオーディオに直接は出力できないが、iTunesからなら、AirPlayでApple TVとMusicCastの書斎に出力できる。Apple TVからもMusicCastの書斎に出力できることが分かってきた。Apple TVからはちょっと不安定で、曲間でテレビのHDMI出力に切り替わってしまうことがある。音量調整をしても、ちょうど半分のところに戻ってしまうという不具合はあるけど。

ブラッド・メルドー・トリオ(Brad Mehldau Trio)の「Where do you start?」が掛かっている。パット・メセニーとの共演で注目し始めたピアニスト。ブラッド・メルドーはiTunesスタッフメモによれば、現代ジャズ・ピアニストの最重要人物と目されている。確かにワンパータンではない。ゆったりと抒情的でもあるがリズムは複雑に変化する。高速なリズム感で疾走することもある。月並みではない。ずっと聴いていて飽きない。これは最高ということだ。

更新: 2018-12-27T23:29:32+09:00

[日記] 年末の最後の土曜、ジャズとコンピュータ

大体、コマンドプロンプトからのバックアップの当面の限界が見えつつある。Usersファルダをコピーしている途中で「アクセスを拒否されました」なんて無情のメッセージが出てコピーが停止する。外付けUSB-HDDの残容量は十分に確保しているのに、何が拒否だ。この現象は二度目。諦めずに、可能性のあることはすべて試す予定だが、調べたりするためにも試すにも時間がかかる。ここでも日本語フォルダ名が障害になっている。細かくフォルダ名を指定してコピーできない。なぜなら、修復用のコマンドプロンプトで日本語かな漢字変換が使えないから。いろいろと工夫の余地はあるかもしれないが・・・

取りあえず、9月にアップデート購入していた「筆まめ」をノートにインストールできた。製品登録していたおかげ。その他、完全にPC環境をノートに移行するにはまだ道のりがある。

さてさてというところ。プリンタは良いとして、スキャナがある。最後のつもりでじっくり考えよう。ノートのキーボードに少し慣れてきたが、テンキーがないのは不便とか、シフトキーなどの位置とかサイズが小さすぎて押し間違いの原因となることとか問題も多い。未開封の「HDMI to VGA Adapter」がなぜか机の上に転がっていて、PCのディスプレイにつなげているのだが、日記を読んでいると、昨年のノート購入時に調達したもの。クラッシュからすぐ回復できたので不要になっていたのが、初めて使われたというわけ。

外気温1℃。最高気温7℃の予想。昨日の朝は雪が舞っていたらしい。室温18℃。

今朝はウィークエンド・サンシャインの代わりに世界の快適音楽セレクションの拡大版が11時まで放送されている。今日の放送はあまり趣味ではないので、Apple TVのMusicでジャズ・チル。Apple TVは設定でオーディオ出力をHDMI出力とAirPlay(書斎)が選択できるようになっていることが分かった。これで途中で切り替わることはないだろう。ジェリ・アレンら、知らない音楽家たちのトリオ・タペストリ「Seeds of Change」から。

チャーリー・ヘイデンとブラッド・メルドーの「Everything happens to me」。これは久しぶり、EVERYTHING HAPPENS TO ME - W&R : Jazzと読書の日々がある。

忘れていた。USB RADIOのエアチェックも止まったまま。渡辺貞夫 Nightly Yours|「渡辺貞夫Nightly Yours」今後の放送スケジュール|JFN PARK。今日の28時が今年の放送の最後。

午前11時前、外気温4℃。「Peace Piece」、Bill Evans、Night and Day、このアルバムでは、タッチが強い、生々しい演奏が聴ける。

更新: 2018-12-29T10:53:06+09:00

[日記] 年末の気分 - プリンタに未来はあるか

ようやく、ゆったり気分。まだ、デスクトップPCは修復されたわけではないが。アクセスが拒否される前に当面必要なファイルはコピーされていた。最新の状態に手入れした筆まめの住所録。これがないと年賀状作成の手間が掛かりすぎる。そして、9年目のインクジェットプリンタ(以下、IJと略)は汚れが出て使えなかった。悪い予感はあった。三段に伸びるプラスチック製排紙トレイの一部の接続部分が壊れたりしていたので、機械部分の劣化が心配だった。去年の印刷状態も少し怪しい状態だった。もう限界と判断。昨日、年末の更新、9年前と同様にコジマ電機に向かって、昨日のうちに設置して、印刷だけはほとんど済ませていた。Amazonで買うより、マシンやインクの価格は割高と思う。持っているポイントとキャッシュバックを合わせれば、それほど悪くはない買い物なのかもだが、キャッシュバック・キャンペーンにはいずれ必要になるものとはいえ、増量インクカートリッジのセットを購入するという条件があるし、3000円のギフト券を申し込む手続きが複雑すぎる。年末だからAmazonでも間に合わないので仕方がない。

夕方5時前にようやく一言の書き添えを済ませ、玄関飾りの取り付けを手伝ったあと、ポストに投函。続けて、急いで散髪に向かう。

PCの修復は、ノートに同じ能力を持つ環境を作りながら、必要な情報を漏れなく収集することに当面集中する。まだ、動かないCGIがある。PATH_INFOを使うもの。すでに情報はあるはずだが・・・まあ、それほど困るわけでもないので、ゆっくり進める。ゆったり気分で、明日は「行く年来る年」日記となるだろう。PC自動修復-再起動ループから抜け出したり、プリンタの更新を実行したにしては余裕がある。これも経験の積み重ねのお蔭というべきだろう。デスクトップPCのハードディスクは問題なく読めるのだから、クラッシュでどうにもならないというわけではない。

IJは何を選ぶかと思ったが、9年前のプリンタEP-803Aからの進化を実感したいと思ったので、一応、最新の上位機種にした。EPSON EP-881AW。相当コンパクトにまとめ上げてコストダウンしているように思える。徹底して無駄もないが、頑丈さが少し足りない印象。サイズも小さくなって重量が11.2kgが8.51kgまで低下。

操作パネルが大きなタッチパネルになって、それほど大きなものではないが、キーボードも出てくるので、本体だけでセットアップができる。PC上のソフトウェアはほとんど役に立たない。無線LAN接続を実現できなかった。プリンタ本体で無線LANの接続設定がすべてできた。まあ、各色のインク量だけはモニターが必要かなと思ったら、プリンタ側でも消耗品情報が出てくる。これはすごいね。プリンタ本体はよくできている。操作は直観的にわかりやすい。素晴らしい。

それはともかく、いつものことながら、IJインクの高価格(税込み7,538円)には閉口する。Amazonの購入で比較して、6色インクのカートリッジのセットは1000円ぐらい出費が増えるが、L判写真の印字コスト(20円/枚程度)は変わらないらしい。価格が高くなった分だけ、インクが増量されたということかな。

「プリントアイデアBook」が添付されている。いくつかチェックすべきものを見つけたが、個人的にはあまり実用的とは思えない。インクが安ければ、お遊びにも意味が出てくると思うが、インクが高価だと本当に必要なものだけ印刷するという方向しかないと思う。今回、150枚程度年賀はがきを印刷したが、同梱されていたインクは各色平均すると3分の2ぐらいは残っている。宛名面は手書きしているものが3分の1あるし、絵柄によってインク消費量は違うとはいえ、例年と比較して結構持つかなという印象。これが9年間の最大の進化かもしれない。これは今後検証することになるだろう。

プリンタの役目は、本来、文書の印刷が基本にあるのであって、プリンタ・メーカーは印刷文書をさらに役立てるという方向性を目指すとよいと思う。PDFに負けてはいけない。紙の本と一緒の立場にある。そうすれば、明るい未来が見えてくる。

(追記:) 後でアンケートに正確に答えるために詳細に調べると、認識が間違っていたと思うのは、エコタンク搭載モデル エコタンク方式なら、印刷コスト90%CUT | 製品情報 | エプソンの存在。文書を大量に印刷するなら、こちらにすべきだったと。しかしながら、何が良いのかはまだわからない。プリンタをどう活用するのかによる。こちらはまだ4色インク。すべてを決めるのは偶然と運命なのだ。

プリントアイデアBookで、最初に気になったものは「Velvet Art Fine Paper」、第12回 Velvet Fine Art Paperを使いこなす 1 | 極める!プリントテクニック講座 | 学ぶ | エプソンのフォトポータル | エプソンを参照。

もう一つは、「Epson iPrint」、「Epson Photo Library」、「Epson Photo+」などのアプリ群。ただ、情報処理としては写真だけでは足りない。統合的なフレームワークの中に位置づけられる必要がある。

更新: 2018-12-31T12:51:40+09:00

[日記] 大晦日、行く年2018、来る年2019

さて、キャッシュバックのギフト券申し込みの専用封筒は作成済み、岡田暁生+フィリップ・ストレンジ著「すごいジャズには理由(ワケ)がある 音楽学者とジャズピアニストの対話」(アルテス・パブリッシング、2014年)も、おせちも届いた。少し本を片付けて新年に備えよう。

まずは紅白歌合戦を点けてみたものの、趣味に合わない。チャンネルを一応切り替えてみたが、止めておこうとAbemaTVに切り替えたが、将棋は再放送。結局、Amazon Primeで映画を見ることにした。

本の整理をすると宣言していた以上、最初は分類してと思って始めたが、分類というものは恣意的で切りがない。最後は立てて収納するだけに専念。床に積み重なっていた本の群れは消えた。それだけ・・・

更新: 2018-12-31T21:08:20+09:00

[映画] ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

映画を見に行こうという話になって、最初はディズニーの「くるみ割り人形と秘密の王国」をと思っていたが、イオンシネマで上映されていないので、ジョニー・デップが出ているしと「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」を選択。これが、もう少し調べてみるべきだったと後悔することに。

到着すると、なぜかいつも賑わっているフロアががら空き。なにこれ、どうなっているんだろうと言いながら入場券を購入して、時間がだいぶあるので、エスカレータで本屋に降りようとすると4階の本屋がない。エスカレータから下を見ると本棚らしきものが覗いている。

3階には「BOOKOFF SUPER BAZAAR(ブックオフ スーパー バザール) 広島段原店」が開店したばかり。テレビで宣伝していたらしい。広島段原ショッピングセンター3階ワンフロア全体で古本だけでなく様々なもの、中古のテレビやオーディオ、スピーカー、楽器、自転車、おもちゃ、コートなどの衣類、バッグ、チャイルドシート等などが売られている。フリーSIMがあるなら、中古iPhoneを購入できそうだが。中古LPに加えてレコードプレーヤも売っている。世のニーズをしっかりと掴まえて抜かりがない。

BOOKOFF SUPER BAZAAR

../BOOKOFF SUPER BAZAAR


僕は、CDコーナーで小曽根真を探すと、「Road to Chopin」が見つかる。すごいラッキー、750円也、お買い上げ。レジで僕の前の人は買い物かごに古本を一杯買っていたけど・・・お買い得と思ってついつい買ってしまう。

小曽根真 Road to Chopin

../小曽根真 Road to Chopin


さて、なぜ後悔したか。黒い魔法使いの誕生はファンタスティック・ビーストシリーズの第二作で第一作が存在したことさえ知らなかったから。すべての登場人物は顔馴染でないし、物語の背景も知らない。ということで、帰宅して、評判などを調べて事情を理解すると、Amazon Primeで第一作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を視聴するはめに・・・今日まで100円でレンタルだ。順序は逆だが、なかなかおもしろい・・・第一作を見ることは必須だと思う。ファンタスティック・ビーストという意味がよくわかる。

結局、第二作の方は、ちょっとよくわからない、わかりにくい話だねというところで見終わったのだが・・・

ついついポップコーンとコーラを買ってしまう

../ついついポップコーンとコーラを買ってしまう


見終わった後、もう一度、ブックオフで「村上春樹」作品を調べる。三冊、持っていない本が見つかったので、購入、108円×3=324円也。少なくとも古本に関しては、ブックオフは競争力がある。

村上春樹作品三冊

../村上春樹作品三冊


まあ、そんなところで、魔法使いの旅に集中しよう。

[Jazz] 時が過ぎ去り、師走のジャズ

最近、ガソリンの減り方が早いと感じている。これは時の過ぎ去るのを早く感じているのと同じことだなと思った。日曜日は、コンサートのビラ配りでアステールと区民センター3カ所を回った後、一旦帰宅して雨の中、東広島のくららにJRで向かった。小曽根真トリオを聴くため。16時開演。

トリオ編成のジャズを生で聴くのは、大昔、ハンク・ジョーンズ・トリオを新宿・歌舞伎町で聴いて以来二度目、小曽根真はゲイリー・バートンとのデュオを2002年さくらぴあで、チック・コリアとのピアノ・デュオを2016年兵庫県立芸術文化センターで聴いて以来三度目。ジャズをライブで聴く機会は少ない。

140%インプロビゼーションなので、アルバムから選曲した曲でも一緒ではないと。音楽は心地よいが、クラシックと比べると慣れていないせいもあってリアクションが難しい。なかなか乗り切れない。ドラムスも凝った演奏で繊細な感じ。ついつい、クラシック流に静かに聴いてしまう。最後のアンコールは「きよしこの夜」を歌って終わり。スタンダードを前半・後半で一曲ずつ入れてもらうともう少し盛り上がれるかもと話しながら帰った。

[Jazz] Lament

Lament、トミー・フラナガン。アルバム「Jazz Poet」の曲。Lamentは「嘆き歌、悲歌」の意。最近、Apple MusicのFor Youのチル・ミックスはジャズばかりになった。ぼくの趣味ではあるのだが。ピアノ曲ばかり。トリオやスタン・ゲッツ、ジム・ホールの曲もあるが。知らないプレイヤーの名前もある。

静けさの中にピアノが控えめに響く。誰、と聞かれて、MENUボタンを押すとフラナガンのジャケットの顔が現れる。あー、懐かしい、やはりいいわね・・・人のを聴く耳はあるのに自分の弾くのはなかなか聞けないと嘆く。

何ごともむずかしい。最近知ったピアニスト、Kenny Werner、ケニー・ワーナー。いい感じで本格的に聴いてみたいなと思ったが、ちょっと知的過ぎ、行儀が良すぎるか・・・

昨日の朝、西の空に月が朝日を浴び、手で掴めそうなリアルさで鮮明な白さに浮かんでいた。周りの雲は絵の具を流したような非現実感を漂わせているのと対照的だった。今朝は雨模様。あまり風景の印象はない。寒気が明日から押し寄せるとか。

西欧社会はDay 25 - Calling Numbers Names | Perl 6 Advent Calendarでクリスマスを迎えた様かな。

更新: 2018-12-27T19:02:20+09:00

[Media] メディアを巡る話 - メディアの混沌 2

外気温が一日中10℃を切っていて、室温が18℃まで下がっている。座ホットマットは稼働中。少しだけ足が寒いがエアコンで暖房するほどではない。メディア (媒体) - Wikipediaの定義はこんなものだろうね。ほとんどはマスメディア。テレビ、ラジオ、CD/LP/MP3など/ストリーミング音楽、映画館/ビデオ、新聞・雑誌・本/デジタル新聞・電子書籍。

NHKオンデマンドのようにテレビ放送がデジタル化され、コンテンツになってインターネット配信されるという形態がある。これは有料で、見逃し見放題パックが972円/月。ラジオ番組がラジオ深夜便 - NHKの聴き逃しやPodcastで配信されるような場合もある。こちらは無料。ラジオをインターネット配信するradikoもある。地域以外の放送が聴けるプレミアは350円/月。

テレビにも独自の新しい番組をインターネット配信するAbemaTVのようなものが出てきた。番組表 | 【AbemaTV】国内最大の無料インターネットテレビ局。Abemaプレミアムは月額960円。テレビとは別に動画配信を課金ビジネス化したニコニコ動画に続けて。niconico(ニコニコ)。プレミアム会員は540円/月。

ニコニコ動画には悪いが、個人的には、AbemaTVが切り開いた無料将棋観戦の充実に期待している。しかし、そうは問屋は降ろさず、将棋プレミアム - 囲碁・将棋チャンネルPRESENTS「将棋プレミアムフェス in 名古屋2018」|囲碁・将棋チャンネルホームページのようなチャネルもある。これはケーブルTVで見れるはずだな。様々なチャネルを使い分けるしかない。

映画はNetflix、Amazon プライムビデオに代表される、独自番組も制作するインターネット配信サービスが登場している。YouTubeも同様なビジネスを始めている。映画と番組 - YouTubeはコンテンツ個別の課金。Hulu(フールー): 人気映画、ドラマ、アニメが見放題!【お試し無料】は日本テレビが加わり、テレビのオンデマンドなどのチャンネルと組み合わせるところが新しい。税抜き933円/月。

Netflix (ネットフリックス) 日本 - 大好きな映画やドラマを楽しもう!はベーシックは800円/月、スタンダードが1200円/月、プレミアムが1800円/月。

Podcastは番組を個人が作り出したタイプのものが主流だ。無料の場合、課金する場合、企業の支援を得る場合がある。企業が配信するものや支援するもの、放送の再利用は宣伝のためだったり、広告収入によっているのだろう。

YouTubeは動画配信するユーチューバーという言葉を生み出した。今ではYouTube Premieres - YouTube ヘルプのような仕組みも提供されている。

YouTube Japan 公式チャンネル - YouTubeは一種の放送局のようなものだし、YouTube Musicも登場している。最早、その情報量にただただ圧倒されるという感じ。

ストリーミング音楽は、Spotify、Apple Music、Amazon Music Unlimited(Prime Music)についで、YouTube Musicが参戦。

まだまだ、これからというか、戦国時代というか・・・

ユーザー個人から見れば、様々な可能性のある世界になってきたということ。競争は激しいともいえるのだろうが、マーケットはグローバル化して拡大しているということなのだろう。しかし、選択が難しい。今のところ、個人的にはMusicはApple Music、映画や連作ドラマはAmazon Prime Video、そして、ケーブルテレビの活用が課題ということになりそうだ。

更新: 2018-12-09T10:37:37+09:00

[Music] 宇多田ヒカル - 真実の冒険、追い求めるもの

プロフェッショナル 仕事の流儀 - 宇多田ヒカル スペシャル。先日、再放送か何か、深夜放送を録画していたのを見た。元の放送は見ていないような気がするが・・・

音楽制作の中で、最も時間を掛けるのが自宅で一人、曲を作る部分。地獄の蓋が開いたという感じになる。ナボコフの詩「青白い炎(PALE FIRE)」。追求する真実は他者の中にはない。自分の中にしかない。自分が作るしかない。音楽は自分の最後の真実。これを編曲・編成する。それをプレーヤーに伝えて、具体的に録音していく。納得のいくところまで脚本を作り上げる。音楽が脚本で、それに歌を付けて演じる。「Ghost」は3年も掛けて、録音当日も未完成のまま。プレーヤーに相談。曲は完成。それに歌を付ける。さらに二週間かけても歌は完成しない。さらに二週間。「夕凪」というタイトルに変わって、完成。

やはり、見たことがある。しかし、やはり地獄の蓋が開かないとモノは作れない・・・真実を探すこと、それが希望を持ち続けること。

「初恋」(2018年)は、まだ、ストリーミング音楽にはなっていない。

更新: 2018-12-04T22:54:43+09:00

[Music] ERIS 25 - ピーター・バラカンの読むラジオ

音楽雑誌エリス第25号が出た。音楽雑誌「エリス」 | 音楽は一生かけて楽しもう。いつもブラウザ上のbccks readerで読んでいたかもしれないが、今日はダウンロードしたepubをEdgeで読んだ。プログラムの選択肢として、Microsoft Edgeが出てきたからだけど。表示が美しく、なかなか便利で快適。「ピーター・バラカンの読むラジオ 第24回 スティーリー・ダンと並走した男 ギャリー・カッツ インタヴュー」がある。Matt Robin氏がスティーリー・ダンのプロデューサーとして有名なGary Katz氏にインタビューしたものをバラカン氏が翻訳している。ドナルド・フェイゲンのザ・ナイトフライのアルバム・ジャケットが懐かしい。

Matt Robin氏は「Wewantsounds」レーベルでマニアックな作品をアナログ盤で発売している。Wewantsounds - Smart Sounds and Playlists。このなかの矢野顕子の「ただいま。」は1981年のアルバムの再発、「The reissue includes original artwork by cult illustrator King Terry, a 2-page insert and OBI Strip (LP) plus a new introduction by renowned DJ and producer Joakim.」とある。「King Terry」は、名前から単に調べてもわかりにくいが、湯村輝彦氏のことだろう。「OBI」は「帯」のこと。そして、Joakim.tv - All you ever wanted to know about JoakimAkiko Yano - Tadaima. - LP Deluxe Edition with 2p insert and OBI strip | WEWANTSOUNDS。元のアルバムはApple Musicで聴ける。

Matt Robin氏については、Anton Spice with Matt Robin (We Want Sounds) - Worldwide FMで肉声が聞ける。

Barakan Beat on Microsoft Edge

../Barakan Beat on Microsoft Edge

ピーター・バラカン氏が「相変わらずラジオ番組で紹介しきれないほど面白い音楽に毎日のように出会っています。」とメッセージを書かれているので、そういう時代なのかなと思った。Barakan BeatはInterFM897の土曜日の番組。InterFM897 : インターFM897 [ 89.7MHz TOKYO ]。聴いてみたいな。radio_and_tv - peter barakan dot netで見つけた。

Edgeのタブは上に引き上げると、ページの縮小イメージが表示されるのもおもしろい。ただ、家庭内LANに存在するFlashairサーバーが開けない。


The Lifestyle Museumは金曜日の東京FM、これはPodcastで聴けるね。ラッキー。いいものを見つけた。Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM - TOKYO FM Podcasting

更新: 2018-12-08T09:31:02+09:00

[Music] 村上RADIO、WIZ RADIO、村上ラヂオ

村上RADIO、第3回放送決定との報。村上RADIO - TOKYO FM 80.0MHz - 村上春樹。12/16(日) 19:00-19:55。

12/9(日)に「村上RADIOプレスペシャル」が「TOKYO FM」だけであったらしいのだが、「WIZ RADIO」で「村上RADIO第1回・第2回 Q&A未公開ディレクターズカット配信中」というので、iPhoneにアプリをインストールし、ユーザー登録してAirPlayで聴いている。期間限定っていつまでかな。12/16までだろうね。テーマは村上式クリスマスソングということ。

AirPlay でオーディオをストリーミングする方法 - Apple サポートを試して一応聴けたけど、ちょっと不安定、途中でPodcastが割り込んできたり。

「anan」の一年間の連載、「村上ラヂオ」(2001年)の「滋養のある音楽」に、引っ越しの翌日、映画館で音楽映画を見るのだが、古レコードを六千枚など何百個の荷物を運んだのでクタクタになっていて、夢を見ながら見たという話がある。もちろん、この数は2000年時点の古レコードの枚数であり、CDの数は入っていない。それぐらい音楽を聴いていれば、いくらでもネタがあるはず。

はて、村上TEXTの深みにもさらにはまりそうだ。

更新: 2018-12-10T23:26:55+09:00

[Music] クラシックに未来はあるか

今朝、8時過ぎ、二度寝から目覚めると、アレクサが点けたFMからピーター・バラカン氏の声が聞こえると思った。そんなはずはない、「現代の音楽 日本の秀作シリーズ ▽諸井誠」の西村朗氏の声だった。新年、1月5日、土曜の「NHKFM 午前7時20分~ 午前11時50分、ウィークエンドサンシャイン ウィンタースペシャル」がWESの聴き初めになるだろう。

昨日、これまで取り上げてきた岡田暁生氏の音楽の聴き方(2009年)とか音楽史(2005年)のことが気になって、そろそろ新著がありそうかなとAmazonを調べると、中央公論11月号の「クラシックに未来はあるか」という特集が、Kindleで読めるようになっていた。300円也。マイクロペイメントの世界が少しずつ到来している。すごいジャズには理由(ワケ)がある - アルテスパブリッシングも気になるが、これは置いといて。

この中には、片山杜秀氏と大友直人氏の対談「助成金の先細り、観客の高齢化 マエストロと考える危機の乗り越え方」、岡田暁生氏の「クラシック音楽家よ、まずは芸人たれ "立派な芸術"だから必要だなんて言えない」、新国立劇場オペラ芸術監督となった大野和士氏の「西洋音楽という概念を超えて 新作オペラ『紫苑物語』を世界に問う覚悟」が収録されている。

音楽も100年のタイムスパンで考えるべきという大野和士氏の話は興味深い。マーラーは作曲してから受け入れられ定着するまでに100年掛かっているという。マーラーは1911年に亡くなってから1950年ぐらいまでは忘れられた存在だったのだ。クラシックという概念やクラシック音楽というジャンルができたのも1930年代にジャズという対立軸ができてから。

大野和士氏の今後の活動に注目だろう。石川淳著「紫苑物語」はKindleで持っている。少しは眺めたとは思うが、どんな物語か、はっきりした記憶がない。何を切っ掛けに購入したのか最早定かではないが、ざっと最後まで読み終えた。不思議な物語だ。神話的。

音楽の受容はメディアの発展とともにある。今朝、Apple MusicのFor Youで見かけないアルバム・ジャケットに気が付き、ウラディーミル・アシュケナージの名に惹かれて聴き始めた。「Super Sorround Classic CHOPIN 24 Etudes, Op.10/Op.25」。家内が部屋に入ってくるとすぐ、音がもこもこしている、変なピアノの音と言う。確かに、Super Surroundと銘打っているからには、特殊な音響処理をしているのだろうと調べ始めた。

初めて見るレーベル、NATIONALUXから。NATIONALUX - KINT IncNationaluxが提供する、 - NATIONALUXの最初に「韓国のベンチャー企業Nationaluxが、AR技術と3Dサウンドを活用した音楽ストリーミングサービスを開発している」とある。

音響処理だけで音楽が変わるわけではないだろうが、アシュケナージのピアノはショパンの練習曲を鮮やかに弾き分ける。ゆったりと抒情的にもなれば、まったく淀みなく滑走する。これ以上はないと思わせる余裕を感じさせる完璧なテクニック。それは十分に聴けた。

アシュケナージのショパンのEtudesは他に2013年のMEAOANR(ロシア文字)レーベルのものが聴けた。こちらは普通の録音。そのほか、Amazonで見ると、DECCAの「ショパン:練習曲集(全27曲)」のCDがあるけど、Apple MusicにもAmazon Musicにもない。これを聴いてみたい。DECCAのNocturnesの録音は大変優れているし、クラシックのレーベルとしても昔から著名、定評があるからだ。

クラシックという言葉はモダンという言葉と同様に矛盾を抱えている。どこまでがクラシックでどこからがモダンなのかということである。モダンも次第にクラシックになっていくのか・・・

更新: 2018-12-30T19:58:29+09:00

[哲学] 年の瀬、哲学茶会 Vol.9

昼から、バスで八丁堀へ。福屋本店8階、茶論記憶の奥まった部屋に8名の参加、満席盛況。Yaさんが新しく参加された。Taさんはブックカフェに続いて、Yor先生も久しぶり参加、二度目かな。後はN先生、SoYoWJの5名常連。W氏主催。

帰りに、是愁さんの冬至なのに12℃という暖かい朝のツイートを見ながら、ビオラをまた植えましたという写真に心を和ませる。ビオラってなんだろうと調べる。ビオラの育て方!花を半年以上咲かせるためのお手入れのコツ | LOVEGREEN(ラブグリーン)を見ると、三色すみれに見える。パンジーとも言うけど、三色すみれ Violaによれば、ビオラとも呼ぶ。

哲学茶会で自分で哲学について考えていたことをうまく思い出すことができなかった。科学的な話をさらにしてもよかったけど、それはそれで終わってしまう。むしろ、哲学の領域で話をしてみたかったが、8月ぐらいに6月くらいから始めた思索は止まっていた。完全な準備不足。帰りのバスの中で最後はどこだったかなと思いだすと、そう、ローティで終わったけど、もう少しカントを追いかけたいと思っていたのだった。戸田山和久先生の「哲学入門」からはじめて、サルトルの「存在と無」、柴田正良先生を経て、最後は冨田恭彦先生の著書を追いかけていた。少し過去の問題意識を取り戻す必要がある。08/05/2018: [哲学] 十夜一冊 第千五百九十一夜 冨田恭彦著「科学哲学者柏木達彦の春麗ら・・・」 - 希望の哲学が最後のノード。

サイモン・ブラックバーン著「ビッグ・クエスチョンズ 哲学」(Discover 21、2009年)の「私たちは自由なのか?」(50~67ページ)が課題。実際上は、最早、科学的に見れば、ここにある議論は全般的にあやふやで不正確な感じが否めない。科学を無視して哲学も成り立たない時代である。それは18世紀ぐらいから始まったことなのだろうとおもうわけで、その上で、今はどう考えるべきかということを追求したいわけだ。

結局、何を考える上においても、意識とは何かという問題が立ち塞がっているからだ。これはまだ科学も解明できていない。量子力学の多世界解釈の問題もある。Sci-Fiがまだ自由に取り扱える神秘の領域だ。自由を感じるのも意識だ。

みんなから出てきた自由という概念にもいろいろとある。絶対的自由、きちんと定義できるかどうかは定かでない。個人的に自由と感じる瞬間はある。ある義務から解き放たれた解放感としての自由。しかし、すぐ次の束縛が待っている。自由意志が存在できるかどうかという観点はある。選択的自由も考えられる。能力を拡張して自由な領域を拡大していくという考え方もある。健康なども含めて、身体的な自由もある。金銭によって得られる自由もある。教育などにおいて社会変革につながる自由もあるだろう。

新たに参加されたYaさんの自由のイメージ、自ら取り囲むドームを押して存在できる場を広げていくことができることというように自由を捉えられている。N先生が言われた、自らの目標を達成するために必要なことを学んで、少しずつ自分のできることを広げていくことを自由と捉えることに似ている。W氏の無色透明な箱という概念に通じる。

戸田山和久著「哲学入門」(ちくま新書、2014年)は、僕から見ると面白さに欠けるという感じで途中で読むのを中断、第2章 機能の121ページ、実験哲学付近で挫折していたのだが、今日また、Yor先生がおもしろいと言われるので、もう一度見直し、第6章に「自由」(290ページ)を見つける。ここからはまた新しい旅の始まりになりそうだが・・・

「選択の自由」を調べるといろいろ見つかる。「選択の自由」という牢獄:日経ビジネスオンライン。自由という牢獄というわけ、そして自由からの逃走になるのかもしれない。ステレオタイプの思考に陥ることも自由からの逃走かもしれないし、説明のしやすい、説得しやすいロジックに流れることも同じような心性だろう。肉体という牢獄もあり、あらゆるところに牢獄あり、不自由だらけのようにも思える。

カントの自由。本当の自由とはなんなのか?ーカントの定義する自由とは:営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ:オルタナティブ・ブログ。これもおもしろい。

だからこそカントは自分自身に厳格なルールを設定し、それに従うことこそが人間の本当の自由だと主張した。つまり欲望に支配された状態から、その欲望を抑え、自分自身の意思で設定したルールに従うことこそが本当の自由なのである。そのように行動すれば、人間は周りからの欲望に左右されることなく、自分の意思を貫くことができる。

Yor先生が言及された学者、カーネマン、ペレブーム、リベットを確認のために調べた。それぞれ、不確実性下における意思決定モデルの一つプロスペクト理論を作った行動経済学者のダニエル・カーネマン、「哲学入門」の174ページ(第7章 道徳)に登場するハード非両立論のデレク・ペレブーム、準備電位の研究の先駆者ベンジャミン・リベット(本書62ページ、意思決定のタイミング)のことだろう。

未来は存在しても予測できないのだから、決定論を一般的に議論すること自体、意味がないと思う。カント的な自由意志であれば、そのことと無関係に成立するだろう。が、ペレブームのハードボイルド路線(174ページ)の具体的な議論は一聴に値するかもしれない。ただ、実際の問題に適用してみないとはっきりわからないともいえるだろう。道徳的な責任を要求される行為と選択についての自由の議論なのだ。自由と責任を持たないという議論なのだが、自由でないから結果として道徳的な責任を果たすことになると考えられる。責任をもって果たすのではないということに過ぎない。しかしながら、その論証の仕方はちょっと意味不明な感じがする。

to be continued...

更新: 2018-12-23T22:08:09+09:00

[哲学] 自由と意識

04/28/2018: [哲学] Sum cerebrum.も意識の中に留まっている重要なノードの一つなのだが、読むべき本が多過ぎて、意識の流れの中に淀んでいる。何を読むかは個人の自由。時間配分と関心の揺動という制約(?)の中で、その自由の自由さを失っている。何を読むべきかは、ほとんど偶然が決めている。それが運命なのだという感じがする。それでも選択する自由はあると言えるのではある。

戸田山和久先生の「哲学入門」第6章「自由」の最初に、コント55号の「矢ガエル」というコントの話がある。萩本欽一扮する獣医のもとに、矢が刺さったカエルの坂上二郎がやってくる。獣医が矢を抜こうとする度にハエが飛んできて、カエルは反射的に捕食行動に出て、矢がさらに深く刺さるというネタである。本能に束縛されて、捕食行動しないという選択をする自由がないという事例として挙げられていると思われるのだが、生命を危険に晒しても、捕食行動する自由はあるということもできる。

人間はカエルよりも賢いと本当に言えるかというと、最近の世界の混沌を見ているとそれほどでもないのではと思われる。人間とは何かと考えさせられることが多くなっている。もう少しなんとかならんのかと思う。社会の複雑性が混沌をもたらしている。南北問題や各国内の経済格差、グローバル化による多国間競争の激化。安定をもたらす要因が存在していたとしても、目に見えては認められない。それは、哲学とか理念に関わるだろうが、現実的に人間を動かし、社会を変革する力になるまでには遠い道のりかもしれない。

「選択の自由」は自由意志の存在の問題につながっている。Yor先生は、Wikipediaの自由意志にかなり詳しく整理されているという話をされていた。自由意志とは、自分の意志は自分の自由になるという仮説なのだと前置きがある。カエルと同様に、多少複雑ではあるが、自分の意志は自分の自由にはなっていないという理屈もあるから、仮説なのだろう。

WESTWORLDの視聴はシーズン2に入った。人間が心と記憶を人造人間から奪っていたという話になる。心と記憶を持った人造人間と人間との争い。

さて、昨日は八丁堀の丸善&ジュンク堂書店に寄って二冊購入した。一つは松岡正剛著「千夜千冊エディション 情報生命」(KADOKAWA、2018年)、もう一つは谷脇康彦著「サイバーセキュリティ」(岩波書店、2018年)。いずれも今後の展開に役立つだろう。

更新: 2018-12-23T22:53:33+09:00

[Podcast] The Lifestyle MUSEUM - 矢野顕子、東京図書館制覇!

直近のマイブーム、「The Lifestyle MUSEUM」。Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM - TOKYO FM Podcasting。矢野顕子さん(vol.553)のインタビューから聴き始めた。「ふたりぼっちで行こう」から前川清さん、矢野顕子さんに会う。 - ほぼ日刊イトイ新聞、「矢野顕子×油井亀美也、宇宙と音楽の秘密とは? SWITCHインタビュー 達人達」の話題まで。ほぼ30分程度の番組なので、「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」と同じ感じで聴ける。こちらも最近のPodcastリソース不足から復活。鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0 - 鈴木敏夫

調べ始めると切りがないので止めておくが、東京図書館制覇!は資料的価値が高いので載せておこう。竹内庸子さん(vol.549)の回。ビブリオバトルの話も出てきた。

昨晩、図書館の新聞書評欄の最新本所蔵の話題が出たが、実際、書店側から考えると熱心になれないのが当たり前かも。図書館の遠慮・自粛がある可能性もある。図書館が便利になればなるほど、おそらく本は売れなくなる方向だろう。

矢野顕子の「ふたりぼっちで行こう」もまだApple Musicには入っていない。初回限定盤はCDに特典DVDや特典BOOK(全52ページ)が付いているから、ストリーミング音楽には付加価値で競争力があると思われるが、CDのみの通常盤は厳しくなるかもしれない。11月28日発売なので、いつストリーミングに入るのか、今後チェックしてみよう。忘れなければだけど。そうそう、先にリンクを書いた「ほぼ日」はおもしろい、推薦。Amazon Music - 矢野顕子&前川清のあなたとわたし - Amazon.co.jpの話題。

[Podcast] 寒き日に、鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - 堀田百合子さんとのトークイベント(前編・後編)

これ以上は細くなれないといった感じの下弦の月を西の空に見た。帰宅して、部屋の温度を見ると16℃。Windows天気予報の外気温9℃。20℃設定でエアコン暖房オン。鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0 - 鈴木敏夫

岩波書店の若い編集者とのやりとりがおもしろかった。岩波現代文庫に堀田善衛「時間」(1955年、復刊: 2015年)を復刊させ、娘の堀田百合子さんに執筆依頼、『ただの文士 父、堀田善衞のこと』(2018年)が刊行された。「時間」は南京大虐殺という重いテーマにも関わらず、よく売れているらしい。

ジブリと堀田善衛のつながりは復刊記念特別WEBサイト 堀田善衞「時代と人間」に詳しい。

[千夜千冊] 千夜千冊エディション - 情報編集

僕が最初に千夜千冊を記事にしたのは、調べてみると671夜『情報学の基礎』米山優|松岡正剛の千夜千冊である。読み返すと、フラジャイル、フラジリティの話が重要な位置を占めていて・・・

・・・このフラジャイルな方向には、強い主体や強い理性こそが作品を生み出すという近代の神話をくつがえすものがあり、それこそはソクラテスが「無知」という「弱さ」を提示したことにつながる哲学本来の愛知の姿勢なのではないか、それこそがアランが求めた散文的な思想ではないかと問う。

つまり秩序は、それも動的な秩序は、フラジャイルで散文的で編集的なプロセスやメソッドのなかから生じるのではないかという進め方なのだ。

松岡正剛の編集工学をもう一度見直さねばと思った。2002年に一度読んだものがまったく異なる輝きで迫ってきたからだ。

最近ツイッターで、2018・12・14(金)付のセイゴオ「ほんほん」を読んで、千夜千冊エディションの状況を知り、一昨日、「情報生命」を手に入れた。やはり最近、最初に購入していた「デザイン知」をポツポツと読み始めて、心に響いてくることを実感していたこともある。

【「千夜千冊エディション」シリーズ始動記念対談!】松岡正剛×津田大介 【前編】 | カドブン後編と合わせて、たっぷり読める。

・・・今はとにかく、SEO(検索エンジン最適化)やスパム業者によってどんどん質の低いフリーライドコンテンツが検索上位に来てしまうという状況がある。同時にGoogleはTwitterやFacebookなどのリアルタイムウェブの情報を上位にあげるようになってしまった。それによって何が起きたのかというと、古くからネットに置かれているコンテンツが検索上位に出てこなくなり、古い情報を調べられなくなったんですね。・・・

今は、本当の意味の検索がGoogleではできなくなってきている。特に最近はBingに切り替えようかと思うぐらいになってきた。ついでに、Microsoft Edgeを使い始めた。が、さすがにOffice Onlineは一旦インストールしてはみたものの、使う前にアンインストールした。プライベートに入り過ぎだ。アクセスする範囲を設定できるようにしてほしい。今のままでは、やはり、Officeで使うものだろう。無料なので仕方がない側面もあるのだろうけど。ChromeでBingを使うことにした。

それはともかく、重要なのはコミュニケーションを売り込みだけに使うのではなくて、むしろコンテンツをリッチにするために使うのが順序という話。そこにエディターが関わることができる。

本はもっと自由に読んでいい - 松岡正剛 「“つもり”の中に真実がある」の意味すること | BUSINESS INSIDER JAPANのような展開も始まっている。このインタビュー記事にも興味深いものがある。

何が真実で何が嘘なのか、あるいは何が重要で、何がそうでもないのか。確かに受け手側も情報の真贋を見分ける力をつけていかなければなりません。

一方で、こういう見方も必要でないでしょうか。この世の中は正しいことと正しくないことの2つでできており、そのどちらも必要なのだと。

すべて取り上げることはできないが、このように読んでいくと様々な連関に捉われ、本が山のように増えていくことになる。

更新: 2018-12-24T12:08:16+09:00

[千夜千冊] 平成最後の除夜の鐘

今年もお世話になった千夜千冊。1693夜『一芸一談』桂米朝|松岡正剛の千夜千冊をもって除夜の鐘に代えると。

[将棋] 藤井聡太七段はコンピュータ好き

藤井聡太七段:解説者デビュー!! - The Fool On The Hillsideネタ。詳細は【藤井聡太七段】初解説ダイジェスト43(第4期叡王戦本戦1回戦・2018年12月1日) - YouTube。解説はおもしろそうなので、ぜひ見てみたいものだが・・・

現在、AMD Ryzen 7 1800Xを使っている。AMD Ryzen 7 1800xプロセッサー | AMD。Threadripperとは、AMD Ryzen Threadripperプロセッサー | AMDのこと。

ZEN 2の最新情報は、【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】ZEN 2ベースの64コアCPU「Rome」はなぜCPUとI/Oを分離したのか - PC Watch

我が家のPCはまだ時折、マウスのカレットが固まって再起動したり、Bingの壁紙が出てこない場合がある。動いているときに通常のアプリの駆動で困ることはないけど。

[将棋] 羽生九段

将棋の世界も大きな変化が起きている。羽生九段が誕生。無冠の羽生前竜王、肩書「九段」に 日本将棋連盟が発表

まだ、48歳だが、若手は若くても強い。将棋は先手後手の違いしかない。他は対等の条件で戦う。経験がものを言うのだろうけど、最近はコンピュータで研究が高速に進む。研究も経験の一種といえるので、長年の経験がものを言いにくい。体力・気力・集中力の勝負になりかねない。藤井七段の行く末もあるが・・・さて、どんな世界になるだろう。広瀬新竜王、31歳、豊島王位・棋聖、28歳、菅井七段、26歳。藤井七段、16歳。NHK杯では羽生さんが負け越している菅井七段を破った。

がんばれ、羽生善治。

[Video] WESTWORLD

Sci-Fiだけど、奥が深い。人間の娯楽用に作られた人間そっくりの人造人間の世界。最初の設計者・建造者の一人、アーノルドは意識そのものを作れないかと考えていた。記憶と即興、利己心の三角形が意識の発現の基盤となる。二分心の理論の話も出た。二分心 - Wikipedia参照。アーノルドは死んだはずだが、人造人間に不思議なことがいろいろと起こる。もう一人の創設者がアンソニー・ホプキンス演ずるフォード博士。

シーズン1の途中。現実と虚構が入り混じった世界。人間とは何かが浮かび上がってくる。フォード博士は意識は存在しないと考えている。超おもしろい・・・

合わせて、1688夜『アンドロイド サイエンス』石黒浩|松岡正剛の千夜千冊あたりを読むとさらに思索が深まるような気がする。

石黒のロボットについての考え方はとてもおもしろい。示唆に富む。なんというのか、本格的というより、本来的である。機械っぽいのではなく、人間くさい。その基本には「人間を理解するためにロボットをつくる」(★01)と「ロボットは人間の心までを映し出す鏡である」(★02)というテーゼがある。これが石黒浩のロボット制作の動機であり、哲学だ。楽観的なようだが、当たっている。

★印は★16まで存在している。ちょっと研究してみるかな。

更新: 2018-12-15T23:36:39+09:00

[Video] WESTWORLD 3

『ウエストワールド』シーズン3は“急激な変化”になる模様。今日見終えたシーズン2の最後の方は真剣に見ていないので、もう一度見る必要がある。表現として話がかなり複雑化してしまう。デジタル化されると、リアルとバーチャル(シミュレーション)を行き来できるからだろう。どちらの表現かわからなくなる。

さて、シーズン3がありそうな終わり方なので、調べてみたわけ。よくできた話だが、もう少しわかりやすくしないと混乱してしまうかも。

ロボットやアンドロイドというよりは人造人間と言うのが似つかわしい世界。人造人間が自らの在り方に苦悩して自殺してしまうのだ。ロボットの自由意志について前もって考えておくのもよいだろう。

更新: 2018-12-31T23:46:33+09:00

[Windows] 「Windows 10 Pro」自動修復とPC診断のループの狭間にて

仕事納めの後、取り掛かれば少なくとも一日仕事になるだろうと予想していた修復作業に、今朝から取り掛かった。状況は昨年の夏とは違う。Windows 10のバージョン1803/1809の主要アップデートを経ている。Windows 10 の更新履歴 - Windows Helpには11/14の「Windows 10 Version 1809 の再リリース」が記載されているが、ケースバイケース、問題をつぶしている段階でもあるようだ。マシンの状態もどうかという問題のほうが大きい可能性も大。時折、ビープ音4回の異常が出ている。

もちろん、昨年お世話になったコマンドプロンプトからWindowsを復旧する4つの方法 (Vista/7/8/8.1/10) - ぼくんちのTV 別館から出発すべきなのは間違いない。新しいWindowsの状況に対応して内容はかなりアップデートされている。昨年どうしたのかは、08/27/2017: [PC] クラッシュと再生 2 - Windows 10 Pro 修復にある。

正確には、昨年通りにはまだ試せてないが、少なくともファイルシステムには整合性を含めて異常がないことまでは確認。それでなぜ起動しないのか。bootrec /RebuildBcdの結果については昨年の記録はないが、Windowsが見つからない。昨年の状況とは違う感じ。

チャレンジの前に必要なファイルをコマンドプロンプトからまず救い出す。

いろいろと操作法を確認するのや、無駄なコピー・削除作業で手間取って、作業は日を跨ぎそうだ。二度手間とはこのこと。

to be continued...

更新: 2018-12-28T23:55:39+09:00

[YouTube] コンピュータの未来 - RISC-V?

#272:ブラウザエンジン三国志に激変 甲斐さんと初期メンバーまったりトーク - backspace.ねfmを聴いていて、清水さんと語るRISC-Vからみるコンピューターの未来についての難しい話 #633 - YouTubeを見なくちゃと・・・ネタ。

見ていると、家内があの人誰と聞く。「清水亮さん、昔の電脳空間カウボーイズの・・・」「あー、あの人ね。」と、簡単にわかっちゃった。わかるところが凄い・・・

それはともかく、何を聴きたかったかというと、マイクロソフトがUbuntuやbashをWindowsで動かそうとしているのは、Linuxに移行しようとしているのだという話。Linuxに移行しておけば、RISC-Vにすぐ移行できるというわけ。IntelやARMを使うより、メモリの利用効率が何倍も改善されるのだとか。

それほど簡単ではないような気もするけど、drikin氏がMicrosoft EdgeがChromiumに移行することと結び付けて理解されたことにはなるほどと思った。

コンピュータは人間の能力をエンハンスするために作られたのだけど、今や単にlazyに依存しているだけのものになっている。漢方型コンピューティング、東洋コンピューティングのようなものにしたいと。

RISC-Vって、ほとんど知らないけど、いつマシンが出るんだろう。Linuxマシンになるんだろうけど。Windowsが移行しようと思えば、アプリをやはり移植する必要があるはず。LinuxというよりはWEBに移行するのかもしれないね。WEBに移行すれば、OSは関係なくなる。

昨日、06 | December | 2018 | Perl 6 Advent Calendarを試すために久しぶりにWSLのUbuntuのシェルを起動した。うまく動いたね。しかし、Perl 6をアップデートする簡単な方法はないのかなあ・・・

更新: 2018-12-13T21:40:27+09:00