[アート] MADAGASCAR

デジタル技術の限界に挑んだドリームワークス最新作「マダガスカル」 - CNET Japanネタ。Quicktimeで2000KのTRAILERを見るとよい。確かにこれまで見たアニメでもっともリアルである。写真のようなリアリズムではなくてあくまでもアニメであるが、奇妙な実体感がある。一見の価値あり。ビデオクリップも一杯あるので、全部見ちゃうと映画の楽しみはなくなるかも。


[アート] ヨハネ・パウロ2世美術館のバロック 華麗なる17世紀ヨーロッパ絵画展

県病院前からバスで出掛けた。女学院前で降りてしまったが、縮景園前で降りるのが正解。広島県立美術館縮景園に併設されている。レンブラントやヴァン・ダイクなどの17世紀のリアリズムに触れる。しかし、この時代は暗い。

夕方になったので気温が少し下がり、歩くのは快適。八丁堀まで歩いて、フタバ図書で二冊ばかり購入。天満屋前から帰りのバスに乗った。自宅の夜の室温は27℃。もう夏だ。

[本] 「アタマとココロの正体」を読め

日曜日にTSUTAYAまで散歩して、購入した養老本4冊。そのうちの一冊。日経サイエンス編、「養老孟司 アタマとココロの正体」、日経ビジネス人文庫、2003年11月1日第1刷(2004年5月21日第2刷)、269ページ、619円。「ガクモンの壁」の続編、「養老孟司・学問の挑発」の文庫化。これは読むべし。「考える脳 考えるコンピューター」なんて目じゃないかも。

jpg/Yourou_atamatokokoro_s.jpgアタマとココロの正体

jpg/Yourou_kobujutsu_s.jpg古武術の発見 日本人にとって「身体」とは何か

jpg/Yourou_nounoboken_s.jpg脳の冒険

[本] われわれの脳に論理はあるのか

養老孟司、森毅著、「寄り道して考える」、PHP文庫よ73、2004年6月18日第1版第1刷(原著: 1996年11月PHP研究所)、261ページ、552円。『従来の考え方ですと、脳に論理構造があって、それが外に出てきて我々は言葉を使うことができるというように説明するわけですが、最近僕はどうも逆じゃないかと考えています。普遍構造というものがあって、それを脳が拾っているのではないか。そういう考え方でも脳は説明できるのではないかと思うのです。』森先生の『・・・ブール的世界だけが唯一の世界か、論理的世界かどうかわかりません。』とともに、この本を読んでよかったと思わせる。

jpg/Yourou_yorimichi_s.jpg寄り道して考える

[本] 気まぐれ配本ノート

先週の土曜日から大阪を経由して京都にいた。京都で購入した養老本三冊、ジョン・ホーガン著、「科学の終焉」、千夜千冊の1033夜に収録された武満徹著、「音、沈黙と測りあえるほどに」の仮想本棚への収録。養老先生の本はちくま文庫、ちくま学術文庫に収録された初期のものを集めた。後の二冊は蔵書からの収録。

jpg/Yourou_hitonomikata_s.jpg養老孟司「ヒトの見方」

jpg/Yourou_karadanomikata_s.jpg養老孟司「からだの見方」

jpg/Yourou_kamitohitonokaibogaku_s.jpg養老孟司「カミとヒトの解剖学」

jpg/Takemitsu_oto_s.jpg武満徹「音、沈黙と測りあえるほどに」

[Computing] Life Log - GPSの可能性

GPSはGlobal Positioning System(地球測位システム)のことである。昨日まで、携帯でGPSが使えるはずだというのは知っていたのだが具体的にどのようなもので、何ができるのか知らなかった。取扱説明書/A5403CA(au)を読むとEZナビの現在地メールという機能を使えばよさそうだということがわかったので、取り敢えず、携帯を持って散歩に出掛けた結果がWalking World Projectとしてまとめたマップである。良く調べるとSXGAの写真でも画質をメールモードにすればサイズが100KB以下になって、GPS情報を付加した設定でメール送信できるらしい。MySyncPhoto2という携帯とPCの接続ツールの写真データに撮影時刻に加えてGPSデータも記録されれば申し分ない。写真ファイルとGPSデータを自動的に結び付ける仕組みが欲しいからである。次の機会に使ってみよう。写真ファイル名、撮影日時データ、撮影位置GPSデータがあれば、時系列風景情報システムができあがる。

これを機会にGPSについて調べてみると、地図情報と結び付けるアプリケーションが既にある。いわゆる地理情報システム(GIS: Geographic Information System)である。地図ナビゲータのカシミール3Dはフリーソフトだが、なかなか凄い。夕方町に出たついでに、杉本智彦著、「カシミール3D GPS応用編」、実業之日本社、2002年11月30日初版(2004年8月25日初版第7刷)、191ページ、2300円を購入。GPSの森というサイトにはGPSに関する様々な情報が集積されているので重要である。参考になりそうだ。GPSの専用受信装置を使えば、Life Logが取れる可能性があるが、デジタルカメラとの連動が必要だと思う。GPSだけでも軌跡データはある程度記録できるようだ。軌跡データがあれば、デジタルカメラの撮影時間情報から位置情報を自動的に取得できるのかもしれない。

jpg/Sugimoto_kashmir3d_s.jpgカシミール3D GPS応用編


[Computing] 国土数値情報

GISのホームページに国土情報ウェブマッピングシステムがあるが、航空写真なども公開されていて眺めていると結構おもしろい。国土数値情報ダウンロードサービスを利用して、数値情報から自作のツールで地図を作成表示することも可能だろう。


[Computing] DesktopXって、

百聞は一見に如かず。ベクターからのメールネタ。デスクトップエックス日本オフィシャルサイトを見ると、なにやらMac風のデザインのデスクトップがWindowsXP上に構築できるみたいだ。デスクトップをスクリプトで制御する時代が近づいているのだろう。

[Computing] GPSを調べる

もう少し調べてみよう。


[Computing] 散歩世界プロジェクトと土地利用メッシュ

散歩世界プロジェクトの作図はHTML表を使っているので、国土数値情報にある土地利用メッシュが使えるかなと思って、表セルを田とか森林とか建物用地の利用区分で色分けをしてみた。土地利用メッシュは緯度が3秒、経度が4.5秒の解像度なので、0.5~1秒の解像度を持つ表ではマッチしにくいのと土地利用メッシュの緯度経度データが日本測地系のために世界測地系への変換による誤差が無視できないことが判明。緯度も経度も10秒程度はずれるらしい。変換を検討してみよう。

メッシュによる作図法では解像度の問題が残るので、地図そのものに重ね合わせて表示することを考える必要がありそうだ。その参考になりそうなのが、地理情報標準というもの。ちょっと覘いたかぎりでは難しそうだが・・・


[Computing] 散歩世界プロジェクトと土地利用メッシュ (Ⅱ)

一応、土地利用メッシュで色分けしたカラー版散歩世界プロジェクトを作ってみた。京橋川近くは海水域→青に、比治山は森林→青緑に、他は建物用地→灰色、その他→薄灰色に色分けされた。大雑把過ぎるね。川の上で写真撮影をしたことになる。

[Computing] Personal Fabrication

Natureネタ。デスクトップが工場になる。


[Computing] 恐竜復活

心臓部はLinuxだけど・・・コンピュータを使うことの困難さを示しているのかもしれない。本質は何も変わっちゃいないと思う。


[Computing] インターネットの読み方

「実践実用Perl」のシステムを使っている。著者が使わずしてどうするかってわけだけど、まず、ブラウザ起動時にRSS Feedsリストがsubmainフレームに表示される。現在は166件のRSS Feedsが表示される。そのうち、ニュースサイトを中心にクリックしてRSSリーダーで読んでいく。おもしろそうな記事へのリンクをクリックして、mainフレームに表示させる。Firefoxでは拡張機能のCopy URL+を使って、タイトルとURLを取得する。これが便利なのはフレームに表示させたページのタイトルやURLも取得できることだ。タイトルがない場合は選択部分を使用することが可能である。TeraPadを起動して、renewal.htmlを読み込み、右クリックでツール→更新日記コンソールを起動、Copy URL+で取得したリンク情報をマイ楽コピーでHTMLのリンクに変換する。これを繰り返しておもしろそうなリンクを収集。最終的には、renewal.htmlにコピーして、dml(diary markup language)で日記に仕立て上げる。リンクを集めてリストを作って読みながら、日記の内容を付け加えていくことも多い。

jpg/my_page_2005-05-25.jpg最近のマイデスクトップ

[日記] 退屈の小さな哲学

哲学の問題としての「退屈」についてノルウェーのラース・スヴェンセンという哲学者が書いた本。人間がなぜ退屈するのかということについて考えた本らしい。まだ、読んでいないので機会があれば感想はどこかで書くことにしよう。北欧の静かなベストセラーなんだそうで、世界15カ国語で刊行決定話題作・・・なんで僕がここで宣伝を(^^;)ついでだから書籍データをまとめておこう。ラース・スヴェンソン著、鳥取絹子訳、「退屈の小さな哲学」、集英社新書0290C、2005年4月20日第1刷(原著: 1999;翻訳: Fayard社2003年仏語訳より)、219ページ、700円。

jpg/Lars_taikutsu_s.jpgラース・スヴェンソン「退屈の小さな哲学」

今のところ、私自身は退屈する可能性はない。なぜならパーソナルコンピュータとインターネットがあるからである。閑そうにVookshelf Projectを始めてしまったが、実は日曜工作的にはいくらでもやることはある。退屈する暇はまったくない。今のところvookshelf.htmlは、ディレクトリからパターンマッチでファイル名を抽出するスクリプトとDanaエディタの行頭・行末への追加編集機能を主に使って書いている。この作業は少し工夫すればほとんどスクリプトで処理可能である。問題は、スキャナ画像データから必要な部分を切り出す作業にある。背表紙と表紙の画像の両方が必要である。今の手作業では20件分のHTMLを作成するのに約二時間程度は要するだろう。現在49件のデータが動いている。切り出しを自動化するスクリプトを書きたいけど、どうかな。まずは手作業で脳を刺激する。

Vookshelfは更新日記を読むための新しいインターフェースとなるが、現状ではほとんど私にとってしか意味がないだろう。元々そのような目的で作っているからでもあるが。色褪せた背表紙も私にとっては意味があるし、ここまで縮小しても十分な刺激を得ることができる。1280×1024ドットのディスプレィで200~300冊ぐらいを一覧できるだろうと思う。立花隆氏によれば、身の回りに2000冊ぐらいの本があれば大体用は足せる(立花隆著、「ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論」、文藝春秋、1995年12月20日第1刷(1996年1月10日第3刷)、311ページ、1500円)そうなので最終的にはそれぐらいを目標にしたい。いつのことになるやら、20年後?気が遠くなりそうだ。

jpg/Tachibana_bokuwakonnahono_s.jpg立花隆「ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論」

[日記] 散歩世界プロジェクト(Walking World Project)テスト版 - 風景と記憶

Walking World Projectテスト版を作成。今のところ、GPSデータと写真ファイルの対応をビジュアルに表現できるようになっただけである。Vookshelfのようにイメージマップを併用すれば、日記や写真撮影情報とのリンクが実現可能である。また、時系列的な情報記憶に対応することによって、風景情報のタイムマシンとすることも可能だろう。人がGPSデータを取得あるいは推定可能であり、かつ写真撮影が可能な領域に写真が蓄積されていくはずである。データの蓄積が進めば、人が入れない地点やGPSのデータが取りにくい地点は空白となって残るであろう。

作成方法の概要

[smap.pl]

print "<html><body><table border=1 cellspacing=0>\n";
while(<>){
	chomp;
	$count++;
	print "<tr>\n";
	@cells = split(/\t/,$_,28);
	foreach $cell (@cells){
		$ccount++;
		if($cell =~ /;/){
			print "<td width="52" height="52>";"
			@photos = split(/;/,$cell,4);
			foreach $photo (@photos){
				if($photo){
					print "<img src=\"jpg/${photo}_us.jpg\" alt=\"$photo\" onMouseOver=\"src=\'jpg/${photo}_s.jpg\'\" onMouseOut=\"src=\'jpg/${photo}_us.jpg\'\">";
				}else{
					print "<img src=\"jpg/dummy.jpg\">";
				}
			}
			print "</td>\n";
		}else{
			if($cell =~ /^\d+$/){
				print "<td>$cell</td>\n";
			}else{
				if($count == 2 || $ccount == 2){
					print "<td width="52" height="52><img" src=\"jpg/ldummy.jpg\"></td>\n";
				}else{
					print "<td><br></td>\n";
				}
			}
		}
	}
	print "</tr>\n";$ccount = 0;
}
print "</table></body></html>\n";

[日記] 五月連休最終日の読書

五月連休はまだ続くが、個人的には終わり。明日あさっては出になってしまった。ようやく、「ガクモンの壁」を読了。最先端の文化人類学、脳科学、心理学関連の学者との対談である。対談というのはおもしろい。相手に合わせてうまく話すというのも難しい。「バカの壁」があるから、自分が言いたいことを言いたいわけだし、相手からも話を引き出さないといけない。その呼吸の合うところ、合わないところがまたおもしろい。脳科学については後10年ぐらいでどのような仕組みになっているのかがわかるようになると思うという話もあった。物理学の大統一理論がどうなるのかもおもしろいけど、こちらも大変楽しみである。

養老先生の関係はおもしろいので、新潮社ムックの「養老先生と遊ぶ」を購入。広告が入っているので、内容ボリューム(ムック260ページ+13歳からの「バカの壁」新潮新書風32ページ)の割りに900円と安い。『こういう本を作る趣味は私にはない。』ということだが、結構おもしろい。養老先生の人と成りをさらに深く知ることができる。養老先生ファンにとっては良い企画である。養老先生の本棚をすべてリストアップというのも「よくぞやったね」と思った。また、本棚データベースが一つ加わった。自著の解説もあるし、養老先生の実体顕微鏡も見ることができる。専門の虫の話、解剖学から人生相談までなんでも揃っている。

jpg/Yourou_asobu_s.jpg養老先生と遊ぶ

[日記] Vookshelfきまぐれ配本計画

仮想本棚はデータを追加しなければ役に立たない。更新日記で取り扱う本や既出の本はなるべく早く入力していきたいと思うが、手間がネックだ。それでも少しずつ処理していこう。1000冊程度はあるから、すべて入力するとすれば早くても1年は掛かるだろう。基本的には、更新日記の記事を使ってVookshelfを追加更新する仕組みを作りたいと思っているので、すべての本について入力することはないだろうが、気まぐれに左右されることは間違いない(^^;)昨日は最近購入した本を中心に、今日は立花隆関係を入力。

[日記] 一休み

KASHMIR3D地図上の緯度経度の値と携帯GPSのデータは緯度が5-6秒程度は違うし、土地利用メッシュの緯度経度のTKY2JGDによる変換では値が10秒どころか3分も変化する。TKY2JGDの変換は何か勘違いしているんだろうなあ。インストールが異常だったこともあるかも。少し冷却期間を置いてまたチャレンジしよう。うむ、・・・、処理の選択を間違っていた(^^;)確かに12秒程度違う。

季節は着実に夏に向かう。土曜日は定点観測で20℃を示していた。今日は帰りが遅くなったので、18℃。

[日記] 「アタマとココロの正体」を読め (Ⅱ)

読了。対談は読みやすい。1997年から1998年の日経サイエンスの記事をまとめたものである。「ガクモンの壁」の続編といっても記事は逆に古い。記憶というものは頼りないもので、本当に記憶なんてあるのかと思うぐらいだ。何が書いてあったか説明せよと言われても、もう一度本をひっくり返しながらでなければ難しい作業である。まあ、文章を綴ることができるわけだから、記憶がまったくないわけでもないのだろうが、どこに記憶が貯蔵されていてどのように引っ張り出しているのかなどは意識的なものではない。なにか反射的な運動みたいに文章が生まれてくる。一種の連想のようなものである。思い出せるのはおもしろかったという印象といくつかの人の名前や単語程度である。対談のタイトルと対談相手をリストしておこう。既に対談が行われてから7年は経過しているので、現時点の状況をインターネットで調べたのが、現時点リンクである。

養老孟司 アタマとココロの正体
対談名対談相手現時点リンク
コンピューターに生物は作れるか北野宏明systems-biology
Kitano Symbiotic Systems Project
小脳に知の原点を探る川人光男Mitsuo KAWATO's home page
川人学習動態脳プロジェクト
欲望をもつコンピューター市川道教脳創成デバイス研究チーム (市川 道教, Ph.D.) | 独立行政法人 理化学研究所 脳科学総合研究センター
create a brain-like computer
コンピューターの人間らしさとは竹内勇剛竹内勇剛のサイト
IEICE HCS Web Site
カオスで脳をさぐる合原一幸Aihara Laboratory
Prof. Aihara
バーチャルリアリティーの見果てぬ夢廣瀬通孝Michitaka HIROSE
廣瀬・広田研究室
脳が紡いだ言葉の世界辻井潤一辻井研究室: 研究室紹介
Talk -対話を通して-:情報を切り口に…:辻井潤一×中村桂子
視覚から覗く心の不思議下條信輔哲学の劇場 > 作家の肖像 > 下條信輔
Shimojo Laboratory Home Page
心がやどる場所茂木健一郎茂木健一郎personal page
茂木健一郎 クオリア日記
脳は複雑さを好まない田中繁視覚神経回路研究チーム (田中 繁, Ph.D.) | 独立行政法人 理化学研究所 脳科学総合研究センター
視覚神経回路モデル研究チーム
脳の最終的な記述は可能か津田一郎津田一郎
松岡正剛の千夜千冊『カオス的脳観』

現時点リンクを調べたあと、また読み返し始めた。哲学的に意味が深いのは津田先生の不可能問題とカオス論だけど、養老先生が「科学の終焉」なんて言葉を持ち出すので、ジョン・ホーガンの「科学の終焉」を引っ張り出して読み始めた。[Added and revised: 2005-05-13]

jpg/Horgan_kagakunosyuen_s.jpgジョン・ホーガン「科学の終焉」

[日記] 日本版OpenCourseWare

国内有名6大学の教材を無償で公開--受験に合格しなくても学べる? - CNET Japan。素晴らしいこと。勉強する材料には事欠かない時代になった。


[日記] ノルシュテイン

ノルシュテイン(ETV特集 5月14日(土))が、日本の若いアニメ作家に言った。「ピカソ展が来ているが見に行ったか。君たちには教養がない。歌舞伎を見てデッサンをしたか。図書館をなめつくすぐらいにしなければならない。知識がないと自分の殻に閉じこもるようになる。知識を持てば、君たちは外に開かれる。」すごい迫力で、一つ一つの作品を批評していく。図書館をなめつくさなければならないとは、凄いことを言う。

このロシアの映像作家はゴーゴリの「外套」という小説を題材にアニメーションを作っているが、24年の製作期間を経て、さらに製作中である。「完成するかどうかと考えることもあるが、この作品がどうなるか見届けたいという気持ちが強い。絶えず新しい発見を追い求めることが、私の心を豊にしてくれるのです。」ほんの短い一部が放映されたが、単なるアニメーションというよりはまさに芸術である。

[日記] 「身ぶりと言葉」 (Ⅱ)

「身ぶりと言葉」は、まだ眺めたレベルだけど、人間の身ぶり(動作)の外化(外部的記憶)が道具・機械として、言葉の外化が書字として現れ、歴史的・進化的に発展していく過程を統一的に記述する試みだと思う。言葉においては、記述すべき事実の増大に伴う参照の概念の発達による傍注の出現から、辞典や語彙集、さらには百科事典、下段注、内容目録、内容一覧表、巻末のアルファベット索引、目次の出現によって書物や知識の構造は一応の完成を見る。書物の量が増え続けるにつれて、実際のところ、「図書館をなめつくす」ことは困難になる。書物の総体に関する記憶を補助する手段としてカードが出現する。次にパンチ・カード(懐かしい言葉だ)とエレクトロニクス的記憶に到達する。この状態から現在がさらに進歩しているかどうかが問題だが、おそらく記憶容量や検索スピードは格段に向上していることを上げることができるくらいだろう。無論、言葉の外化は書物だけでなく、Webに存在する大量のテキストで行われるようになったことは特筆すべきである。また、参照の概念はハイパーリンクにおいて、新たな展開が行われたということになる。さらにはXMLによってテキストがメタ構造化されつつある。これも新しいが、本質的な変化と言えるかどうか。

Webの書物は従来の書物とリンクすべきである。これによって、人類の記憶の総体が一つのまとまりとして理解される状況が現出するだろう。[revised: 2005-05-16]

昨日が返却日だったので、「身ぶりと言葉」を南区市立図書館で延長手続きをして持ち帰った。県立図書館で借りていた2冊の本は返却した。結局、2-3週間で図書館で借りた本を何冊も読むことは不可能だということに思い至る。他に自分で購入する本も読まないといけないし、図書館からは本当に読みたいものを一冊借りるのがよさそうだ。

[日記] E3 2005 次世代マシン宴の後 - SPF 2005

結局ゲームマシンとして以外に大した情報のないまま終わり。ゲーマーは現行マシンのニューゲーム情報のほうに関心が強いということになる。来年の話を今しても役に立たないということ。

マーケティング上は複雑なことを言うなということらしいが、ユーザーが理解できないからとは、ユーザーをバカにしているとも言える。心配しなくてもユーザーは自分の必要なところだけフィルタリングして受け取る。第一、PS3を単なるゲームマシンとしてプレゼンテーションすること自体がつまらない。E3はその場ではないということもその理由かもしれないが・・・

PS3紹介記事ベスト。

ゲームマシンはわかった。さて、PCはどうなるんだと思っていたら、やはりMYCOM PC WEBにおもしろそうな記事があった。マルチコアプロセッサが既に珍しいものでないことがわかる。インテルの動きが出ていないのが不思議なのだが・・・ということは、PS3は1年のアドバンテージをもらったということかな。Xbox 360とLonghornの連携機能はマイクロソフトWindowsの苦肉の策なのかも。

Cell関係では次の記事も参考になる。SPF 2005でIBMの特別プレゼンがあるので注目。


[added: 2005-05-22] 実際のところ、OS自体が汎用OSとしてマルチコアプロセッサにどのように適合していくのか、どこまで適合できているのかについてはまだわからない。

[日記] 知識の迷宮

Google Desktop Searchはあるかないかわからないようなヒットが少ない場合には有効だが、例えば、「養老」のような単純な語でデスクトップから検索するのではヒットが多すぎて使えない。私のデスクトップではなぜか556件もヒットする。そこから必要なものを探し出すのは効率が悪すぎる。語を組み合わせて使うか、更新日記記事が対象なら、更新日記検索を使うのが正解である。明確なフィルターを掛けた集合を検索するのは大変効率的なのである。

仮想本棚も書物というフィルターを掛けた自分の頭脳の視覚的インデックスであるが、更新日記へのリンクと千夜千冊へのリンクを持たせている。これをさらにリンクを拡張できるような仕組みができないかと思っている。最初は仮想本棚ありきでスタートしたが、仮想本棚への配本も更新日記の記事から自動的にできるようにしたい。更新日記の記事をデータベースとして、仮想本棚が自動的に生成する仕組みがスムースなインターフェースを生み出すだろう。

知識の迷宮となりつつある更新日記の新しいインターフェースを考えていきたい。

[日記] 養老先生昆虫館

養老孟司先生「バカの壁」昆虫館建築記が、週刊朝日5/27号に出た。この一角に「バカの壁」がある。いいねえ。場所は箱根仙石原の別荘地だが、残念ながら一般公開の予定はないそうだ。

jpg/konchukan1_s.jpg昆虫館建築記記事[added: 2005-05-28]

[日記] 千夜千冊最新リストのRSS化誤動作

千夜千冊のRSS化スクリプトが誤動作する。ソースを見るとまた書き方を変えている。最新の1041夜の記事へのリンクが1040夜のままになっている。手書きで変更していることはあきらかだ。このようなミスにまで対応するスクリプトも書けないわけではないが・・・冗談に近い話だが、夜数を表示する数字文字列とリンクするファイル名に含まれる夜数が違う場合には、夜数を表示する数字文字列を夜数として採用するように変更した。[revised: 2005-05-28]

[日記] なぜか混乱している千夜千冊

うーむ。アーカイブの1041夜のリンクは修正されたが、最新記事1042夜が1041夜のファイルになっているし、1041夜がデフォルトのページになっている。お節介で連絡でも入れようかと思ったがメールのあて先がすぐには見つからないので止めた。

朝、上着を持たずに車に乗った。予想通り、今日は暑い日だった。帰宅時の定点観測も23℃で、今年最高を記録した。入梅前、汗ばんだ額で6月を思う。もう半年が過ぎ去ろうとしている。

[日記] なぜか混乱している千夜千冊(Ⅱ)

うーむむむっ。1042夜へのリンクは正常に張られたが、1041夜のタイトルには1042夜のマイケル・ポランニーの「暗黙知の次元」が表示される。

帰りの車の外気温表示は26℃を示した。散歩道 上着はだけて 風通し

[Google] インターネット遊泳術

Googleのような検索サービス抜きでインターネットを泳ぐことは事実上不可能である。その検索結果が適切であるかどうかは誰も証明できないのだけど、有効であることは経験的に知られている。様々な新しいサービスがGoogleから打ち出されているが、首を傾げるようなものもある。そこまでのことがなぜGoogleに許容されるのかの根拠がよく見えないからである。個人的な利用ならともかくビジネスとしての利用だからである。検索サービスでさえ、同様な意味で危ういものである。Googleのような活動は、インターネットの発展に有用であるかぎりは、すなわちインターネットに参加している人々の総意で支持されるかぎりは許容されると考えるべきであろう。

パーソナライズ可能なホームページというのは興味深いアイデアだが、これはそれぞれのコンポーネントを各提供者が等しく個人に提供すべきなのではと思ったりもする。真の意味でのパーソナライズはあらゆる意味で自由であることだろう。


[Haystack] Piggy Bank

Haystack Projectにいくつか新しいプロジェクトが動いている。その一つが、SIMILE | Piggy Bankである。GreasemonkeyのSemantic Web版の趣だが・・・似たような仕組みがいろいろと出てくる。これもFirefoxで動く拡張機能として実装されている。

[Java] JavaをPerlで動かす

高機能Javaグラフィックコンポーネント - JGraph-5.5公開 (MYCOM PC WEB)ネタ。グラフ化によるビジュアライゼーションを容易に実現するための仕組みはプログラミングにとって重要であることは間違いない。オープンソースのJava環境だそうだ。JavaをPerlで使うにはどうしたらよいだろう。

JavaをPerlで動かすには、Inline::Javaを使えばよい。スクリプト中にJavaでモジュールを書いて、Perlのモジュールとして使うことができる。Perl5.8では、InlineとInline::Javaの各モジュールをCPANからダウンロードしてインストールすれば動かすことができる。Perlは5.006以上が必要なので、残念ながらPerl5ではインストールできない。


[Linux] Home Entertainment Servers

このようなサーバーがいずれ必要になる。1.2TBのHDD搭載のスペックはなかなかのものだ。

だいぶ前から同様の話題はあるわけだけど、なかなか手が届く距離に来ない。コストパフォーマンス的に中途半端だからだ。なぜなら、ある意味どうしても必要なものではないから中途半端な仕様では購入できないのである。いずれ、PS3かXbox360あたりでニーズが満たせることになるのかも・・・


[Mozilla] All-in-One Gestures

Firefoxで、imgタグのalt属性をポップアップ表示できるような拡張機能を探しているんだけど、いくつか関係のありそうなExtensionをインストールしてみた。結局、目的の機能は得られていないが、All-in-One Gesturesという拡張機能は結構おもしろい。調べて使ったわけではなく、マウスを適当にクリックしたりドラッグしていると知らないウインドウが開かれたり、赤い線が引かれたりするのに驚き、拡張機能の設定を調べて納得した。右クリックを押した状態でホイールを回して開かれるウインドウにはブラウズの履歴が表示され、一つの履歴を選択して放すとそのページへジャンプする。右クリックしたままマウスをドラッグするとブラウザ画面に赤い線の軌跡として現れる。次のような具合である。

jpg/aiog.jpg履歴ウインドウ

jpg/aiog-2.jpgドラッグ軌跡表示

[Mozilla] Greasemonkey

更新日記を最も愛読しているのは自分自身であろう。書いたことはすぐ忘れるので、何度も読み返す。そうだそうだ、こうしようと思っていたんだってわけ。最近は少し疲れ気味。FirefoxにGreasemonkeyという拡張機能があるのだが、サイトの読み方をスクリプトで変更できるツールである。WebブラウザをSCRAPING/SPIDERINGツールに変身させることができる。要はHTMLを自分の読みたいように書き換えて表示させるのだろう。類似した仕組みはいろいろあるのだろうが、CGIでもそのような仕組みを作ることもできるだろう。BBSブラウザやRSSを読んでHTMLに変換して表示させるのと同じことだ。URLによって動作させるCGIを変更する仕組みを作ればよい。


[マイクロソフト] Longhorn用ハードウェア

Longhornを「スケール」させるマイクロソフトの課題 - CNET Japanネタ。【レポート】WinHEC 2004 - LonghornのUI、Aero/Aero Glassのためのグラフィックスハードウエア選び (MYCOM PC WEB)を見ると、3D表示のインターフェースのAero Glassで最高のパフォーマンスを得るためにはグラフィックス専用ボードが必要になりそうだ。我がギガマシンもグラフィックボードを挿すしかないかな。CPUとメモリは使えるだろうけど。

[マイクロソフト] Xbox 360 - The Future PC

価格がわからないけど、スペック的には現在なら10万円でも通りそうだ(Windowsが動かないのでは、10万円で買う人はいないだろうけど)。単なるゲームマシンとも思えない、クールなPC風デザイン。何が起こるのかわからない。凄いとしか言いようがない・・・いずれはPCに取って代わろうとするだろう。付け替え可能なHDDで変身するマシンになるかもしれない。標準機能で、Windowsマシンと連動する3Dグラフィックスマシンとして使う用途を想定しているようだが、本体でWindowsも動かしたほうがスマートだと思う。Windowsが動くようになる前にLinuxが動くようになることのほうが確実かもしれない。

この予想もインテルが同じようなプロセッサを発表すればすぐ覆りそうだが、とにかく、より高性能なコンピュータが限りなく低価格で提供されるようになることは間違いなさそうだ。最近、インテルギガマシンを動かしながら思うのは、CPUがフルに活躍するたびに冷却ファンが悲鳴を上げるのは止めて欲しいということ。さて、Xboxの冷却機構はどうなっているのだろう。

[Added: 2005-05-14] Xbox 360のスペックへの評価が出始めている。ゲーマーとしては互換性と価格が気になるようだが、当然のことだろう。私はゲームマシンとしてはまったく興味がないが、デザイン的に見ても単なるゲームマシンとは思えない。HDテレビジョンやホームシアターでの使用を想定したリビングルームのエンタテイメントマシンである。TV録画については言及がないようだが、Windows XP Media Center Editionマシンをホームサーバーとして使うのがスマートなのだろう。Media Center Extenderがキーワード。しかし、性能的には使い方が逆じゃないかと思うのだが。

[revised: 2005-05-14]

[マイクロソフト] もっと、もっとXbox360

E3が始まるまでは、Xbox360の記事で満足しなければならない。マイクロソフトがG5 Macを使うとは・・・Macがインテルで動くより、WindowsがPowerPCで動くほうが先か(^^;)


[マイクロソフト] Officeサーバー

マイクロソフト幹部、次期Officeの情報をついに公開 - CNET Japanネタ。Officeサーバーという用語が認められる。高機能なアプリケーションを作ろうと思えば、サーバー-クライアントモデルは重要な要素となる。どのようなサーバーが出るのか大変楽しみではある。

[マイクロソフト] Next Office - the New World of Work

とうとうマイクロソフトの新しいコンセプトのOfficeが登場する。一種のデータマイニング技術を搭載しているようだが、どのようなインターフェースになるのか、楽しみではある。デスクトップ作業の隠喩の世界に、新しい情報処理技術がどのように取り込まれるだろうか。


[マイクロソフト] 噂

Foresight6月号を読んでいたら、マイクロソフトが任天堂の買収やSCEの久夛良木健社長の引き抜きを考えているという記事が出ていた。そういうことが起こるとまた大変な話だが・・・ありそうもない。

[マイクロソフト] Nothing of .Net in Longhorn?

えっと思うんだけど、代わりが何なのかよく見えない。まさかParrotではあるまいし(^^;)

AvalonやIndigoを操作するためのコアでしかないって意味なら当たり前のことのように思うし。何が言いたいんだかよくわからん。


[マイクロソフト] 脅威のWebブラウザ

japan.linux.com | MSはブラウザを消せるかネタ。

すべてはWebブラウザにある。が、Officeもなくならないと思う。Webブラウザと親和性の高いOfficeこそが、目指すべき方向性だろう。工夫のしどころ。躊躇しているとすべてを失う。Webの素材や内容を生み出すツールとしてOfficeを位置づけなくてはならない。知識を組織化、記述する最高のツールとして。そういう意味ではOfficeというネーミングは適切でない。

[Ontology] 情報のオントロジーは人間の仕事

五月連休中日、昨日は明け方から一日中雨。今日もひろがった雲に遮られて空が見えない。五月連休は1年間の趣味的活動の基盤になるようなことができたらといつも思っている。昨年は終わっているはずの「実践実用Perl」の執筆を延々と続けていた。今年の目標を再確認しようと、新年の記事(謹賀新年と初夢)を読み返す。今年は「オントロジー」をキーワードとして考えようということにしたが、様々な情報のオントロジー(存在論)的関連付けから新しい情報や知識を生み出す仕組みをさらに発展させていこうと思う。

仮想本棚Vookshelfは、日常の具体的ニーズから考え出したものだが、視覚的情報を抽象化し、テキスト情報処理とリンクさせる一般的方法を編み出すきっかけになるのではと期待している。

書物、文献、日記、メモ、メール、掲示板、ブログ等の情報を関連付ける作業から、新しい思索が生まれる。関連付けを行い、表現する方法として、Webの発明は素晴らしいものである。また、関連付けをする場としての日記(時系列的メモ)は大変有用であると思う。

さて、新年の記事を読み返しながら、【インタビュー】「連想プロセッサ」の開発 - 賢いコンピュータを目指して (1) 今のコンピュータの限界 (MYCOM PC WEB)を読んでいると、脳のコラム構造の話が出てくるのに驚いた。コラム構造が私の脳にしっかりとインプットされたのは、ジェフ・ホーキンスの「考える脳 考えるコンピューター」を読んでからだが、それ以前に、それも最近、少なくとも目は通していたわけだ。コラム構造に着目して、コンピュータに実装する試みが日本で既になされている。膨大な記憶の中から近似するものを浮かび上がらせる右脳コンピュータがそのうち出現するのかもしれない。大変楽しみなことである。柴田直教授のインタビューから引用しておこう。『だから言いたいことは、どうも我々の知能なり知性の元というところには、ロジカルシンキングが起こる前に、もっと自動的に過去に経験したものがすっと出てくるというようなことがあるんじゃないかと思ったわけです。

この記事をBibTeXのサイトを参考にBibTexの形式でまとめてみよう。なかなか難しい。情報のオントロジーはやはり人間の仕事である。

@article{古林高2005/1/1,
	title = {【インタビュー】「連想プロセッサ」の開発 - 賢いコンピュータを目指して},
	author = {古林高},
	journal = {MYCOM PCWEB ビジネス/テクノロジ インタビュー},
	year = {2005},
	month = {1},
	publisher = {毎日コミュニケーションズ},
	URL = {http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/01/01/brainlsi/},
	abstract = {「連想プロセッサ」を開発中の東京大学 新領域創成科学研究科の柴田直教授へのインタビュー。}
}

[Perl] 「実践実用Perl」講座 (Ⅴ) - 更新日記の月ごとの記事へのリンクとタイトルの表示

最近は更新日記の記事の数が増えているので、スクロールするには月ごとの日記ファイルは長過ぎる。「実践実用Perl」講座(Ⅲ) - 日付別記事リンク生成: rn_dlink.plで簡単な日付別記事リンクの作成方法を考えたが、実際のところ役に立たない。日付だけではどんな記事だったかわからないので、ジャンプしてみるしかないからだ。これだとスクロールして見たほうがまだましだ。JavaScriptを使うと、テキスト入力フォームに文字列を書き込んで表示することができる。この機能とonMouseOver/onMouseOutのイベントを組み合わせると、マウスを記事へのリンクに合わせると対応する記事のタイトルがテキストフォームに表示され、マウスが離れると表示が消えるようにできる。マウスをリンクに合わせやすいように、日付-記事番号にリンクを張るよう改造した。このスクリプトは更新日記を編集する際にTeraPadエディタ上で出力該当部分を範囲指定してツールメニューから実行している。そうすると、出力該当部分がスクリプトの新しい出力に置き換えられる。

[rn_dlink.pl]

$htmldir = "C:\\sites\\tsnetwork";
if($ARGV[0]){
	open(IN,"${htmldir}/$ARGV[0]");
}else{
	open(IN,"${htmldir}/renewal.html");
}
while(<IN>){
	if(/^<DT>\d+\/(\d+)\/\d+.+?<DD>$/){
		$mday = $1;
	}elsif(/^<div class="emph">.+?<A NAME="([a-z]+_\d+)">(.+?)<\/A>/i){
		$alink{$mday} .= $1 . ";" . $2 . "\t";
	}
}
close(IN);
print "<p>日付-記事番号: ";
foreach (sort {$b <=> $a} keys(%alink)){
	@links = split(/\t/,$alink{$_});
	$day = $_;
	while($linkmsg = pop(@links)){
		$count++;
		($link, $str) = ($linkmsg =~ /^([a-z]+_\d+?);(.+)$/);
		unshift(@hlinks, "<a href=\"#$link\" onMouseOver=\"msg('$str')\" onMouseOut=\"msg('')\">${day}-$count</a>");
	}
	print join(" &gt; ",@hlinks)," &gt; ";
	$count = 0;@hlinks = ();
}
print "</p>\n";
$htmldir = "C:\\sites\\tsnetwork";
if($ARGV[0]){
	open(IN,"${htmldir}/$ARGV[0]");
}else{
	open(IN,"${htmldir}/renewal.html");
}
while(<IN>){
	if(/^<DT>\d+\/(\d+)\/\d+.+?<DD>$/){
		$mday = $1;
	}elsif(/^<div class="emph">.+?<A NAME="([a-z]+_\d+)">(.+?)<\/A>/i){
		$alink{$mday} .= $1 . ";" . $2 . "\t";
	}
}
close(IN);
print "<p>日付-記事番号: ";
foreach (sort {$b <=> $a} keys(%alink)){
	@links = split(/\t/,$alink{$_});
	$day = $_;
	while($linkmsg = pop(@links)){
		$count++;
		($link, $str) = ($linkmsg =~ /^([a-z]+_\d+?);(.+)$/);
		unshift(@hlinks, "<a href=\"#$link\" onMouseOver=\"msg('$str')\" onMouseOut=\"msg('')\">${day}-$count</a>");
	}
	print join(" &gt; ",@hlinks)," &gt; ";
	$count = 0;@hlinks = ();
}
print "</p>\n";

[JavaScript部分]

<script language="JavaScript">
<!--
function msg(str)
{
	document.Aform.Atitle.value = str;
}
//-->
</script>

[HTMLのFORM部分]

<center><form name="Aform">
<input type="text" size="80" name="Atitle">
</form></center>

[Perl] 「実践実用Perl」講座 (Ⅵ) - senya2rss.cgi バージョンアップ

千夜千冊のサイトは手書きのようで、千夜千冊のリストの書き方がこれまで二度変わった。その度に読めなくなるのですぐわかる(^^;)対応バージョンを出しておこう。書き直しはほんの数分で済むのだけど、それだけの価値があるサイトかどうかが、その作業を繰り返すかどうかをいずれ決めることになる。

require 'cgi-lib.pl';
use LWP::Simple;
use XML::RSS;
use Unicode::Japanese;
$s = Unicode::Japanese->new();
&ReadParse(*in);
$baseurl = "http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/";
$channel_title = "松岡正剛の千夜千冊";
$channel_description = "千冊の「本」で語られた世界の知の放埓な記憶";
if($in{'lastnights'}){
    $max = $in{'lastnights'};
}else{
    $max = 2000;
}
print "Content-type: text/xml\n\n";
$rss = new XML::RSS (version => '1.0');
my $doc = get($baseurl);
dbmopen(SENYA, 'senya800', 0666);
@content = split(/\n+/, $doc);
foreach $line (@content){
    if($line =~ /千 夜 千 冊 BACK NUMBER/){
        $sw = 1;
    }
    if($sw == 1 && $line =~
  /<p class="mover"><font color="#000000"><a href="\/mnn\/senya\/senya(\d*)\.html">(\d+)<\/a><\/font>/){
        $htmlnum = $1;
        $nightnum = $2;
        $getnightcount++;$sw = 2;
        if($sw == 2 &&
            $getnightcount <= $max &&
            $line =~ /<td[^<>]+?class="mover"><font color="#000000">(.+?)<\/font><\/td>/){
            $title = $1;$mhtml = "senya" . $htmlnum . ".html";$sw = 1;
            $rss->add_item(
                title => $s->set("第${nightnum}夜", 'sjis')->utf8,
                link => $baseurl . $mhtml,
                description => $s->set($title, 'sjis')->utf8,
            );
            $SENYA{$nightnum} = "${baseurl}$mhtml\t$title";
        }
        next;
    }
    if($sw == 2 && $getnightcount <= $max){
        if($line =~ /<p class="mover"><font color="#000000">(.+?)<\/font>/ ||
            $line =~ /<p class="mover">(.+?)<\/td>/){
            $title = $1;$mhtml = "senya" . $htmlnum . ".html";$sw = 1;
            $rss->add_item(
                title => $s->set("第${nightnum}夜", 'sjis')->utf8,
                link => $baseurl . $mhtml,
                description => $s->set($title, 'sjis')->utf8,
            );
            $SENYA{$nightnum} = "${baseurl}$mhtml\t$title";
        }
    }
    last if $getnightcount > $max;
}
$rss->channel( title => $s->set($channel_title, 'sjis')->utf8, link => $baseurl,
               description => $s->set(&entities_encode($channel_description),'sjis')->utf8,
               language => 'ja' );
print $rss->as_string;
dbmclose(SENYA);
sub entities_encode{
  local($str) = @_;
  $str =~ s/&/&amp;/g;
  $str =~ s/</&lt;/g;
  $str =~ s/>/&gt;/g;
  $str =~ s/"/&quot;/g;
  return $str;
}

[Perl] 「実践実用Perl」講座 (Ⅶ) - janjan2rss.cgiバージョンアップ

「実践実用Perl」では、第6章でRSSエージェントの作成の例として、市民メディア・インターネット新聞JANJANを取り上げている。最近、記事の読み取りがうまく動かないことに気がついたので調べた。記事の始まりと終わりを示す引用マーク行が変更されているのが原因だった。二行修正するだけで正常に動くようになる。下記のように読み取ったHTMLページを行単位で処理していく部分である。#で始まる行が元の行、その次の行が修正行である。

foreach $line (@lines){
#  if($line =~ /^\s+<!--repeat article-->$/i){
  if($line =~ /<!--repeat article-->$/i){
    $insw = 1;next;
  }elsif($line =~ /^\s+<!--repeat article end-->$/i){
#    last;
    $insw = 0;next;
  }

[Perl] 「実践実用Perl」講座 (Ⅷ) - janjan2rss.cgiの改造

janjan2rss.cgiは初期のRSSエージェントであるために、RSSをファイルとして出力する仕様になっていた。出力を標準出力に変更し、rss2html.cgiにCGI出力を渡してHTML表示できるようにした(無論他のRSSリーダーに渡すこともできる)。items.htmlのJANJAN RSS更新部分のフォームもこれに合わせて変更した。[revised: 2005-05-28]

[items.htmlのJANJAN RSS更新部分]

<li><FORM action="/cgi-bin/awakening/rss2html.cgi" target="submain">JANJAN RSS更新</a>
<SELECT name="rss" size=1>
<OPTION value="http://localhost/cgi-bin/awakening/janjan2rss.cgi?category=culture" selected>文化</OPTION>
<OPTION value="http://localhost/cgi-bin/awakening/janjan2rss.cgi?category=living">暮らし</OPTION>
<OPTION value="http://localhost/cgi-bin/awakening/janjan2rss.cgi?category=area">地域</OPTION>
<OPTION value="http://localhost/cgi-bin/awakening/janjan2rss.cgi?category=media">メディア</OPTION>
<OPTION value="http://localhost/cgi-bin/awakening/janjan2rss.cgi?category=government">政治</OPTION>
<OPTION value="http://localhost/cgi-bin/awakening/janjan2rss.cgi?category=business">ビジネス</OPTION>
<OPTION value="http://localhost/cgi-bin/awakening/janjan2rss.cgi?category=world">世界</OPTION>
</SELECT> <INPUT TYPE="submit" VALUE="更新">
</FORM>

[janjan2rss.cgi]

janjan2rss.cgi(拡張子.txt)

[Perl] 「実践実用Perl」講座 (Ⅸ) - jperl/perl5用PPMパッケージの在り処

「実践実用Perl」サポート用BBSでは話題が出たのだが、ActivePerl 522用のPPMパッケージについて、ここでも一応書いておこう。ActiveStateは522用のPPMレポジトリを削除してしまったようで、zipアーカイブのみが残されている。Index of /PPMPackages/zips/5xx-builds-onlyから必要なものをダウンロードしておくとよいだろう。perl5.8を併用している場合には、perl5をインストールしているディレクトリのbinディレクトリに解凍して、そのディレクトリで、ppm install package名.ppd としてインストールするのが簡単である。

[PlayStation] もっとXbox360、あるいは、ソニーの逆襲

E3とは、"THE ELECTRONIC ENTERTAINMENT EXPO"の略である。なぜPS3情報が出てこないのかを調べると、E3は来週5/17-20に開催される。Xboxの発表はE3に先行してあったということである。来週のソニーのPS3に関する発表が待ち遠しい。マイクロソフトのXboxの戦略は、Windows XP Media Center EditionやLonghornの3次元表示の動向とも連動していて一貫性のある組織立ったもののように見えてきている。PS3がどのような未来図を描くのか大変興味深い。是非とも大風呂敷をひろげて欲しいものである。


[PlayStation] WELCOME CHANG3

ITmedia Games:E3プレレポート――着々と準備が進められるE3会場にあるSCEのポスターの意味をいろいろ考えてみたが、わからない。

[PlayStation] PLAYSTATION3

一応スペックとデザインはわかったけど、当然予想通りのスペックである。デザインも光沢のある黒はシックでいいじゃないと思った。スペックではメインメモリの動作周波数がCPUの動作周波数に合わせてあるのが目を引いたぐらい。筐体の構造は冷却は大丈夫なのだろうかと少し心配。メモリはLinuxを動作させるのに十分である(^^;)本当に知りたいのはこのマルチコア超過激スペックマシンを単なるゲームマシンで終わらせるのかどうかなんだけどね。USBは6ポートあるので、マウスやキーボードは簡単につなげることができる。ただ、PS2は性能的にすぐにPCに追い越されてしまった。PS3も発売される頃には追い越されている可能性はあるが、さてどうなるだろう。最後に重要なのは価格設定。ニュースリリースの資料で笑ってしまったのはHDDなどの記録メディアが別売と書いてあったこと。100ドルノートの時代だから、300ドルで販売されても驚かないかも。絶対売れるよね。うまくやればPCは死滅する可能性もある。Xbox 360は同価格では勝てない。Windowsが動けば別だろうが。そうそうPS3にMacを載せて売りまくるっていうアイデアもありかも。性能が上がればなんでもありだ。


Computer and Videogames コムのカレントニュース。ゲーム画像がたくさん見れる。しかし、それほど凄いとも思わない。コンピュータグラフィックスには慣れてしまっているので、よほどのものでないと感動しない。リアルさの中の不自然さのほうが目立ってしまう。


来年は、Linux on PS3をメインでコンピューティングをしている可能性はあるなと思った。Javaが動けば、Looking Glassもある。

[PlayStation] PLAYSTATION3 続報と価格予想第2弾 - Longhorn PC vs PS3

CVGの続報。PLAYSTATION3の価格はさていくらになるのだろう。PS2+Linuxキット+8MBメモリカードを買ったときの納品明細書を引っ張り出してみた。領収額計税込み72,660円。PS2本体39,800円、40GBHDD込みのLinuxキットが25,000円、メモリーカードが3,500円。2001年7月14日の日付だ。今考えれば夢を買ったのだけど、本当に夢のままに終わってしまった。現在のPS2本体は実売19,800円、半額だ。PS2の最初ぐらいの価格からスタートというのが現実的な予想かもしれない。それでないとゲーム機としては売れないよね。HDD込みで49,800円かな。PS3はかなり現実的な夢になっているのだが、比較するべきPCの価格と性能はどの程度と予測すべきなのだろう。Xbox 360 vs PS3ではなく、Longhorn PC対PS3という興味深い対立の図式に意味が出てくるのかどうか。すれ違いではつまらないのだが。


[PlayStation] PLAYSTATION3 Linux瞑想

よく考えても考えなくても、PS3がPS2上位互換であるということは、PS2 Linuxも基本的には動くと考えられる。ハードの構成要素であるPS2専用のメモリーカードそのものは使えないと思われるがどうなんだろう。PS3 Linuxが登場する可能性も高いと思うが、さてどうなるのか。CellのCellたる所以であるグリッドコンピューティングに関してもまだ新しい情報は出なかったが・・・

[PlayStation] Cellの行方(Ⅱ)

新しい情報と残っていた情報。Cell搭載ボードでは既にLinuxが動いている。[revised: 2005-05-27]


[更新履歴] Vookshelf Project(Ⅲ) - データベースの記録形式

Vookshelfのページを作成した。久しぶりの専用ページである。Javascriptの機能を持つHTMLをPerl Desktop CGIで生成するという枠組みを用いるプロジェクトとなる。生成する元になるデータをどのような形式で持つかも課題の一つだけど、どのような形式だろうと取りあえず特に大きな問題ではない。データが大きくなればパフォーマンスを考慮していくことになるだろう。テキスト形式が一定であればいかようにでも変換できるし、気にする必要はない。

書籍データは更新日記に埋め込んであるのだが、一般的形式としては次のようになるだろう。[著者]著、[訳者]訳、[編者]編、「[書名]」、[出版社|文庫]、[[年号][年(西暦)]年[月]月[日]日[版刷数]][(初版刊行日)]、[ページ数]ページ、[価格]円。検索して、形式のゆらぎを確認しよう。

「実践実用Perl」の「メモる」システムで、1日複数記事/1ページの表示形式よりは1記事/1ページのほうがわかりやすいということを考える必要を感じている。更新日記は日記だから当然時系列に記事は整理されていくし、「メモる」システムもメモカレンダーと連動させる一種の日記風メモなので1日分のメモは一つのページにまとめられる。時系列形式から切り出して1記事1ページにすることは、どう表現するかだけのことなので、どうにでもなる話だが、データベースをどう持つかという話とも関連している。Vookshelfプロジェクトの始動に合わせて、更新日記と「メモる」システムのデータベースとしてはMySQLを、検索エンジンにはGETAを使うことを検討する予定。

更新日記から書籍の書誌事項を抽出して、対応する画像データを作成してリンクする作業を続ける。この作業がどこまで自動化できるかが問題になりそうだ。ただ楽な処理って言うのは頭に残らないという問題もある。文献に関しても何か考えたい。

更新日記検索を使って、"。.+?著、.+?。"のパターンで検索してみると、この4年ちょっと50ヶ月で50冊程度を取り上げていることがわかった。月一冊のペースか。千夜千冊(54ヶ月)の20分の1だ。内容はないし(^^;)

[Web Development] Vookshelf Project (Ⅳ) - onMouseOver/onMouseOutとusemapの併用(IEとFFの実装の違い)

vookshelf.htmlのソースを見れば済むことだが、少し解説しておく。イメージにはイメージマップを使えば、複数のハイパーリンクを張ることができる。仮想本棚に画像を使うのは視覚的なイメージを想起させるためだけではない。イメージマップを使って複数のリンクを設定したいからである。背表紙の画像を使うのは単位面積あたりに格納する情報量を最大化するためである。画像は1/4に縮尺しているので、背表紙だけでは情報量として少なすぎる。オンマウスで表紙画像を表示させることによって、視覚的な情報量を確保している。方法は、onMouseOver/onMouseOutのマウスイベントで画像を差し替える常套手段である。表示に動きが出て、視覚的な効果としてもおもしろい。

ハイパーリンクは、千夜千冊に取り上げられている書物の場合には、画像上部のほぼ1/3に更新日記記事へのリンクを、画像下部のほぼ1/3に千夜千冊記事へのリンクを設定している。この場合、imgタグにborder=0を設定しているので、リンクによる境界が見えない画像には千夜千冊の記事へのリンクがあるということになる。リンクによる境界が見える画像は主要な更新日記記事へのリンクを張っているだけである。

imgタグにおいてonMouseOver/onMouseOutとusemapを併用する場合、widthやheightの属性を設定する必要はない。設定すると具合が悪い。なぜなら、背表紙の画像のサイズを設定すれば、表紙画像が表示できないし、逆の場合は、背表紙画像が横に引き伸ばされて表示されるからである。

IE6とFirefox1.03では、onMouseOver/onMouseOutとイメージマップを併用した場合の動作が異なる。Firefoxの場合、イメージマップの領域に設定した画像部分にマウスが入ると、onMouseOverが無効になる。そのために、ハイパーリンクをクリックしようとすると、Firefoxの場合、必ず背表紙画像に戻ってからでないとクリックできない。また、背表紙画像の中央付近にマウスカレットを当てないと表紙画像が表示されない。IEではイメージマップの設定に関わりなく、onMouseOverが有効である。どちらが良い仕様か。当然のことながら、IE6のほうがリーズナブルな仕様である。今回はFirefoxの仕様に妥協して、画像上部と下部のみにイメージマップの設定をしている。そうしないとFirefoxでは表紙画像が表示できないからである。もう一点、IE6の場合は、画像にマウスを合わせると、imgタグのalt属性のテキストがしばらく表示される。これも大変便利な仕様である。

[Web Development] PDF + Flash

アドビとマクロメディアが統合する「価値」とは--米Adobe社長 - CNET Japanネタ。WebにおけるFlashの表現力にPDFによる文書化機能を加えると有用性が高まるだろうという話。おもしろい。Webの表現力の向上に文書の持つ機能が融合する方向が今後のWebの進むべき道というのには賛成である。期待しているが、PDFはテキストにならないか・・・


[XML] The BibTeX-XML-HTML Bibliography Project

書誌事項のデータベース形式をどうするかだが、やはり先人のアイデアを参照すべきだろう。


[XML] XML Topic Maps

昨日は、娘を駅まで送っていって、お好み焼きを食べ、ジュンク堂に寄り道。だいぶ前から目に止まっていたのだが、高いので少し躊躇して見て見ぬ振りをしていた「XML Topic Maps」、ダグラス・C・エンゲルバートの序を読んで購入を決定。ジャック・パーク、サム・ハンティング編、後藤剛訳、「XML Topic Maps Webのためのトピックマップ開発」、有限会社プラトニックウェーブ、2004年1月17日初版第1刷、569ページ、4400円。XMLの技術でやはり注目すべき技術なのかなと思った。「時代はセマンティック」という副題だが、RSSがセマンティックだと言われても、「えっそうなの」と言ってしまいそうだが、Topic Mapsにはなにかあるかもしれない。Topic Mapsだけを題材に600ページ弱の本をよく書いたなと感心した。検索してみると、10/14/2002 Topic Map Designerが更新日記の記事としては最初なので、知ってから2年半は経過しているわけだ。勉強してみよう。

jpg/Jack_xmltopicmaps_s.jpgXML Topic Maps

さて、いろいろとやり残していることはあるが、「XML Topic Maps」の購入で連休の幕を閉じたのは偶然とは言え、多少意味深かなと、ライティングデスクに堆く積もった本を「ひどいな」と上の空で眺めながら一人で勝手に思っている。やはり知識の構造をどう表現すべきかというところに戻ってくる。これは記述の仕方であり、文書の書き方でもあり、編集の方法でもあり、知的生産の技術でもある。更新日記もRSSもVookShelfもWalking Worldも一貫して取り扱えるような柔軟な枠組みを考える必要がある。データベースという考え方は何か固定的という感じがして、今のHTMLなどのテキストのままで取り敢えずいいじゃないと感じてしまう。単なる私的なXMLではすぐ破綻してしまうと思うし、必然性に乏しい。もう少し大きな枠組みを求めている。


[XML] Metro

PDFと競合すると言われるMetroというマイクロソフトの文書フォーマットは、XMLベースであることが重要である。MetroはW3Cの文書標準をサポートするのだろうか。

更新日記の関連記事もリストアップ。

文書のディスプレイ表示や印刷については、XSL-FO(XSL Formatting Objects)がキーワードのはずだが。