[CodeZine] デスクトップCGIフレームワークの研究 JavaScript/DHTML編

「デスクトップCGIでWebとデスクトップを融合する 第6回」の「デスクトップCGIフレームワークでDHTMLを実現する」という記事が、4/19(木)付けで公開される予定。

../jpg/atom2msrdb_read_js3_s.jpginnerHTML使用版

第6回の記事のAtomブラウザでは、MySQLのatomfeedsデータベースのcontent要素出力をiframeを使ってHTML表示する方法を検討している。さらにその変形として、innerHTMLを使ってページそのものに埋め込んだ場合のスクリーンショット。[PREV]-[NEXT]ボタンで一件ずつ表示する。これは第7回で紹介する予定。



[Computer] Alienwareの怪物

Alienware : ALX - The Best Custom Built Desktop PC with Liquid Cooling!

液冷か・・・気温が上がってきて、Dimension 4700Cのファンがうるさいので、デスプレィの横に縦置きは止めた。ディスプレィ台の下のキーボード台との隙間に横置きにした。耳への直接音をなるべく少なくするためと、上部にある吸気孔を横にした方が上に上る暖かい排気を吸いにくいだろうと思ったからだ。うるささは多少は減少したが、排気孔に手をかざすとかなり熱い。ファンが回るのも仕方がないか。グラフィックカードを入れたし、発熱量はかなり増えたはずだ。室温が25℃を越えればエアコンで室内を冷却しよう。

更新: 2007-04-22T08:49:37+09:00

[Computing] 銀光

ついに出る、Adobe Flashの対抗馬 - Microsoft Silverlight | エンタープライズ | マイコミジャーナルネタ。


[Computing] Matrex

Matrex 1.1登場 - Excelデータに対応など、使い勝手の向上を図る | エンタープライズ | マイコミジャーナルネタ。

取り敢えずマーク^^;)


[日記] 脳はサイコロを振る

ようやくCodeZineの第6回記事を脱稿して、夜8時を過ぎてフタバ図書に出掛けた。動ポモ2がそろそろ広島にも届いてもよさそうなものだが、まだ講談社現代新書の棚に乗っていない。

代わりといってはなんだが、堀田凱樹・酒井邦嘉著、「遺伝子・脳・言語 - サイエンス・カフェの愉しみ」、中公新書を購入。酒井先生は言語の脳科学、ロボットの心 7つの哲学物語 (2002/08/15)の記事にある「言語の脳科学 脳はどのようにことばを生みだすか」の著者でもあり、チョムスキーを評価している方である。著者名とタイトルで躊躇なく購入決定。

../jpg/hy_sk_ign_s.jpg堀田凱樹・酒井邦嘉著、「遺伝子・脳・言語 - サイエンス・カフェの愉しみ」、中公新書 1887、2007年3月25日発行、243ページ、780円

この本は大当たり。いくつかの点でなるほどと思わされた。しかし、安易には同意できないとも思った^^;)よく考えると、自然言語は直接は脳を走らないのだろうね。脳言語にコンパイルされて動く。自然言語は多様だから、ハードウェアの使い方が多少変化している可能性はあるだろうから、脳言語自体も完全に同一というわけではないだろう。しかし、チョムスキーの言うように大枠では類似したものだろう。この仮説は証明されたわけではないだろうが。うむ、使用する自然言語が違えば、脳ももう少しへんなことになっていてもおかしくはないような気もする。人間に対するプログラミング言語 - Googleの作るAI (2007/03/25)では自然言語そのものが脳を走るというように書いてしまったが、確かに脳言語というような、コンピュータでいえば機械語のようなものを想定することも可能だろうなと思わされた。これはチョムスキーの普遍文法のような考え方につながるのだろう。

・・・われわれは日本語をしゃべっていますが、これは日本語の環境で育ったからで、アメリカで育っていれば立派なアメリカ英語をしゃべるはずです。でも、遺伝子は変わっていませんよね。環境が変わっている。言語というのはある種の規則があって、その規則を満たすような言語であれば頭に入る。脳の遺伝子が決めたこの器というのは何だか分かりませんが、そこから文法的なものを抽出してとらえ、これを言語だと判断できるものになっているのです。つまり、われわれは日本語を脳の言語に翻訳している。この「脳言語」をつくるのが遺伝子だと考えることができます。(遺伝子・脳・言語: 27ページ)

脳言語があるというよりは、言語に応じて、脳が可塑的に変化している可能性もあるのではと思う。言ってみれば、脳はプログラマブル・ロジック・デバイスのようなもので、脳のプログラミングは記憶と非常に密接な関係があるはずだ。これも仮説に過ぎないが、「脳言語」を単に言い換えているだけかもしれない・・・[added: 2007-04-05]

../jpg/sk_lang_brain_s.jpg酒井邦嘉著、「言語の脳科学 脳はどのようにことばを生みだすか」、中公新書 1647、2002年7月25日発行、340ページ、900円

酒井先生の研究室のオンライン文献は充実しているのでアクセスしてみるとよいだろう。

もう一つは、堀田先生が・・・(続く)

・・・数理統計は、得られたデータから何が言えるかということを客観的に計算する側面と、誤差がいくらまでなら許されて、その範囲でならこれくらい信頼できるという主観的な側面とを分けて扱い、そこから総合的な判断をする学問です。これは、僕たちが考えるときのやり方だ、脳の理論ではないかと思いました。われわれが何かを判断するさい、たとえば二つのものを見てどちらが大きいとか重そうだとかを考えるとき、脳がどう働いているか分かりません。しかし統計学は、脳が無意識に判断していることを客観世界に引き出していると直観しました。・・・(遺伝子・脳・言語: 7-8ページ)

なるほどと最初に思ったところ。自然には統計力学で説明されるような確率的な現象が多いわけで、脳活動が確率的な現象であっても不思議ではないのだろうが、サイコロを単に振るみたいなものではないことも確かだろう。

堀田先生については、満6才になった僕の日記に入ってきたことはなかったので、少し調べた。scientistにある記事は、「遺伝子・脳・言語」の序「ラジオ少年が脳の科学者へ」にある話と同じようだ。


更新: 2007-04-05T00:01:18+09:00

[日記] 物語とデータベース Ⅲ - Web の生み出す物語

「誰でもいろんなことを知っている。」という書き出しで序文が始まるのは、ロジャー・C・シャンク著「人はなぜ話すのか 知能と記憶のメカニズム TELL ME A STORY」である。なぜ人間は物語を生み出すのだろう。人はなぜ物を語るのか。人はなぜ話すのか。よく読んでみる必要がある。えーっ、まだ読んでいないんだっけ^^;)

../jpg/rcschank_tms_s.jpgロジャー・C・シャンク著「人はなぜ話すのか 知能と記憶のメカニズム TELL ME A STORY」

日記は自分のための記録として書いているので、備忘録として必要最小限のことしか書かない。リンクがある場合はリンクに書いてあることは暗黙の前提として書くので、表面上に見える文を追うだけでは意味が伝わらない場合がある。最近は足りない部分を多少は補うようにしている。そのようにしていると何度も文を推敲することになる。そして、さらに日記の記事やWikipediaを検索してリンクを作る。さらにリンク先を参照しながら、新たな要素を加えて書き直したり、検索結果を削ったり、段落を入れ替えたりする。検索作業がさらに文とその構成を変化させる。以前書いたものや他の人が生み出した知識が新たな認識を生み出し、新たな物の見方を定着させていく。ハイパーリンクの存在を前提とした文の書き方は、紙にインクの滲みとして定着させるのとは少し違った様相を呈しているかもしれない。

東浩紀氏の「動物化するポストモダン2」は「ゲーム的リアリズムの誕生」(講談社現代新書 1882、2007年)という主タイトルで出版された。土曜日に車検に車を出した後、フタバ図書ギガ宇品店で見つけて購入。物語とデータベースについてもう一度考え直すきっかけとなるだろう。

../jpg/ah_dopomo_1_s.jpg東浩紀著「動物化するポストモダン」、講談社現代新書 1575、2001年

../jpg/ah_dopomo_2_s.jpg東浩紀著「ゲーム的リアリズムの誕生」、講談社現代新書 1882、2007年


更新: 2007-04-08T23:50:48+09:00

[日記] 糸色 望

久米田康治 - Wikipedia作の漫画、「さよなら絶望先生」の主人公の名前が、「糸色 望」(いとしき のぞみ)であるネタ。

まあ、単に機械伯爵氏が「プログラム不要社会に絶望したっ!(by 糸色 望)」と書かれたので、調べただけ。へーっ、結構な人気なんだ。やはり漫画系にはまったく疎い^^;)

[Google] 光学的文字認識

最近グーグル関連で目についた記事が、グーグル、文字認識研究OCRopusへ資金提供 - CNET Japan。今日も、オープンソースのOCRシステム「OCRopus」がGoogle Codeで公開 | ネット | マイコミジャーナルが・・・テキスト処理の領域が拡がりそうで、楽しみでもある。

OCRは、Optical Character Recognitionの略。こういうものまで、ソフトウェアが公開されていくのかと(ライセンスは、Apache License 2.0 → Licenses - The Apache Software Foundation)、感慨深い。もはやあらゆるソフトウェアがフリーになるのは時間の問題のように思える。世界が変わる。


[jperl] 「青空文庫」縦読みビュアー Ⅱ

「図書街」の記事を契機に、1年ぐらい前に作ったシステムを見直し始めた。CodeZine記事と同様のシステム構成で動作する。CGI出力先のフレームの構成は「実践実用Perl」と同様にしているので、必要があれば、target属性を適宜変更して使う。Firefoxで縦読みする場合には、IE Tab/Viewを使ってページをIEに切り替えて表示する。下記記事も参照のこと。

aozoraというディレクトリをデスクトップHTTPサーバーのドキュメントルートに作る。作成したaozoraディレクトリに、青空文庫で読みたい本をWebブラウザ上でXHTMLで表示させ、右クリックして、名前を付けてページを保存する。外字やCSSファイルが一緒に保存される。単にHTMLファイルをダウンロードするだけでは外字が表示できないので注意すること。

[aozora_list.cgi] 環境変数CGIDIRに設定しているディレクトリに保存する。保存されている青空文庫の著者名とタイトルをリスト形式で表示し、X*HTMLファイルを縦読みビュアーに渡すリンクを作成する。ファイル名だけを表示する手抜きから脱却した^^)

../jpg/aozora_list_s.jpgaozora_list.cgi出力

#!/Perl/bin/MSWin32-x86-object/jperl.exe
$aozoradir = $ENV{'DOCROOT'} . "/aozora";
$cgidir = $ENV{'CGIDIR'};
opendir(DIR,$aozoradir);
@aozorafiles = grep(/^[\d_]+\.html$/,readdir(DIR));
closedir(DIR);
print "Content-type: text/html;\n\n";
print "<html><body><h3>青空文庫ファイルリスト</h3><hr /><ol>\n";
foreach $file (sort @aozorafiles){
	open(IN,"$aozoradir/$file");
	while(<IN>){
		chomp;
#<title>芥川龍之介 西方の人</title>
#	<meta name="DC.Creator" content="芥川龍之介">
		if(/<title>(.+?)<\/title>/i){
			$title = $1;
		}
		if(/<meta\s+name="DC.Creator"\s+content="(.+?)"\s*\/?>/i){
			$author = $1;
		}
		if(/<body/){
			last;
		}
		if(/<H1>(.+?)<\/H1>/){
			$title = $1;
		}
		if(/<H2>(.+?)<\/H2>/){
			$author = $1;
			last;
		}
	}
	close(IN);
	print "<li>$author 著 「<a href=\"$cgidir/aozora2tate.cgi?aozora=$file\" target=\"main\">$title</a>」</li>\n";
	$title = "";$author = "";
}
print "</ol></body></html>\n";

[default.css] 環境変数DOCROOTに指定したドキュメントルートに作成したaozoraディレクトリに保存する。縦読み用CSS。縦にスクロールして読みにくい場合があるので、margin-bottomのパラメータを加えた。

body {
    direction: ltr;
    font-family: "MS 明朝", serif;
    overflow: auto;
}
div.tate { writing-mode: tb-rl; }
span.yoko { writing-mode: lr-tb; }
h1 { margin-top: 2em; line-height: 2em}
h2 { text-align: right; }
div.main_text {
    line-height: 2em;
    height: 40em;
	margin-bottom: 2em;
}
div.bibliographical_information, div.notation_notes {
    line-height: 2em;
    height: 40em;
	margin-bottom: 2em;
}
span.notes { display: none; }
//img.gaiji { width: 1em; height: 1em; align: top; }

[aozora2tate.cgi] 環境変数CGIDIRに設定しているディレクトリに保存する。aozora_list.cgiで表示した青空文庫のX*HTMLファイルを縦読み形式で表示する。いろいろ触ってみたが、結局ほとんど変更していない^^;)

#!/Perl/bin/MSWin32-x86-object/jperl.exe
require 'cgi-lib.pl';
&ReadParse(*in);
$aozoradir = $ENV{'DOCROOT'} . "/aozora";
$cgidir = $ENV{'CGIDIR'};
if($in{'aozora'}){
	$aozora = $in{'aozora'};
}else{
	$aozora = $ARGV[0];
}
$css = 1;
open(IN, $aozoradir . "/" . $aozora);
print "Content-type: text/html;\n\n";
while(<IN>){
	chomp;
#	s/<link rel=\"stylesheet\".+?>//;
	if(/<\/head>/i){
		if($css){
			print "<link rel=\"stylesheet\" type=\"text/css\" href=\"/aozora/default.css\">\n";
#			print "<script type=\"text/javascript\">\n";
#			print "<!--\n";
#			print "if(navigator.userAgent.indexOf(\"Firefox\") != -1){\n";
#			print "	document.write(\"<link rel='stylesheet' type='text/css' href='/firefox.css' />\");\n";
#			print "}\n";
#			print "-->\n";
#			print "</script>\n";
		}
	}
#	<link rel="stylesheet" type="text/css" href="141_15127_files/default.css">
#	if(s/(<link .+?href=")[\d_]+files\/(default.css">)/$1\/aozora\/$2/i){
#		$css = 0;
#	}
	if(/(\d+年|\d+月|\d+日|底本|[#.+])/){
		s/([^\d]*)(\d{1,4})([^\d])/$1<span class="yoko">$2<\/span>$3/gi;
	}
#<img gaiji="gaiji" src="141_15127_files/1-86-22.png" alt="※(「木+解」、第3水準1-86-22)" class="gaiji">
	s/(<img gaiji="gaiji" src=")([\d_]+files\/[\d-]+\.png".+?class="gaiji">)/$1\/aozora\/$2/gi;
	if(/<\/body>/i){
		print "</div>\n" if $css;
		print "</div>\n";
	}
	print;
	if(/<body.*?>/i){
		print "<div class=\"tate\">\n";
		print "<div class=\"main_text\">\n" if $css;
	}
}
close(IN);
更新: 2007-04-15T21:50:34+09:00

[Media] 放送と通信の融合の真実

テレビとネットはそもそも融合しないのではないか? | ネット | マイコミジャーナルネタ。

なるほどと思った話。いい番組がいろいろあるのに見逃すことが多い。これをインターネットというか、番組のホームページとか、番組のRSS配信とかで防ぐみたいな話はありじゃないかなと最近思う。テレビ番組はイベントなので、ある特定の時間でないと見れない。オンデマンドは便利かもしれないけど、いつでも見れると思うとなかなか見ないかもしれない。

コンテンツが重要ということは間違いない。コンテンツがすべてである。

[Media] Metamedia Lab - Second Lifeの利用

ケータイに革新を生み出す「無駄」の存在 - CNET Japan発、Stanford University Media X経由、Metamedia at Stanford: Homeネタ。

とりあえず、リンクを張って、読もう^^;)

Metamedia labはスタンフォード考古学センター(Stanford Archaeology Center)にあり、メディアの物質性、物と表現、再現(re-presentation)...の収束を理解することを研究している。センター名に含まれる「考古学(archaeology)」という言葉は、メタメディアという言葉との関連においてミシェル・フーコーの「知の考古学」を想起させるが、旧来の「考古学」を含むものである。それは自由に拡張されて、Metamedia labは、いわゆる学際的な(transdisciplinary)研究を行うStanford Humanities Labの一部として存在し、言語的なメディアではなく、むしろアートのようなビジュアルなものを指向している。ArchaeologistのMichael Shanksは、我々はみんな、今や考古学者である・・・と主張している。

The idea of a Humanities Labでは、Second Lifeの利用が構想されていて、Stanford Humanities LabのMonday, April 02, 2007: 2006 Human and Machine Final Project Fair Videoの記事では、IHUM - The Human and the Machineの講義にSecond Lifeを使用したビデオが示されている。このようなものを作ってしまうお遊びパワーには脱帽と言うしかないかも。講義のテキストには押井の「Ghost in the Shell」のタイトルも見える(攻殻機動隊 - 2006/09/30)。


更新: 2008-11-02T19:47:01+09:00

[Media] Metamedia Lab Ⅱ - theoryとLife squared

想像力を刺激する、森祐治氏流に言えば、革新を生み出す「無駄」の一部であるMetamedia Labを探検しよう。Metamedia at Stanford: theory

theoryページの最初の要約。なんでもありを宣言している。

スタンフォードのメタメディアラボは考古学からメディアまでのいくつかの専門領域を横断する理論を活発に開発している。

理論は抽象的で世界から隔絶していることに関するものではない。それは思考に満ちた実践である。そして、重要なのは、理論は一つの手段であり、時には唯一の手段である。分離して取り扱われるものを繋ぎ、専門分野や異なる実践の橋渡しをする。

理論は、創造的で学際的な仕事の核心にある。

そして、これは我々が追求し続けたいものである。

先の記事のSecond Lifeの記録ビデオはSecond Lifeの通常のアバターの視点から撮られたものではない。明らかに別の視点から再構成されたものである。このような研究に、Life squaredがあり、「過去をドキュメンティング(Documenting)するために、残されたものを積極的に再構成(reshape)し、再働(rework)させる」ことを提案すると書かれている。そのための仮想空間としてSecond Lifeを使おうというわけである。

考古学とは、過去を取り扱う学問であるが、現在以外はすべて過去であるから、人間の活動のすべてが対象である。何も古い過去を取り扱うことだけが考古学ではなく、古代を取り扱う方法で、現在に近接する過去を取り扱うことも可能である。その逆もあるということだろう。

[Media] Metamedia Lab Ⅲ - 過去との衝突

世界はネットワークでノードを辿ると平均19回ぐらいで元のノードに戻ってくるというのがSmall Worldの話じゃなかったかと思うのだが・・・考古学とは検索による過去との遭遇でもある。

Second Life Creativityから、3pointD.com経由、Metaverse Roadmap: Pathways to the 3D Webに達するどこかで、KurzweilAI.netに出会ったのだが、もはやどうだったか定かではない。

Metamedia LabのLife squaredの構想の元になっているらしいLynn Hershman Leesonの仕事を調べた。


更新: 2007-04-22T18:58:57+09:00

[ミシェル・フーコー] 言葉と物 Ⅹ - ドン・キホーテ

『ドン・キホーテ』ミゲル・デ・セルバンテス 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇ネタ。

で、思い出したのが、「言葉と物」第三章 表象すること 一 ドン・キホーテ(71ページ)。セルバンテスとドン・キホーテは、第六章 交換すること 八 欲望と表象(231ページ)にも登場する。もはや、ドン・キホーテは記憶の彼方にある。風車に挑む狂った老騎士という戯画とともに滑稽な物語という画一的な認識の奥底に沈んでいて、思い出そうとしてもほとんど抵抗のない記憶を掻きまわすだけのもどかしさを覚えるに過ぎない。機会があればも一度手に取ってみよう。ドン・キホーテは17世紀の初期に書かれており、ミシェル・フーコーによれば、『ドン・キホーテ』はルネッサンス世界の陰画であり、近代の最初の作品である。


[Operating System] Web OS

スウェーデン新興企業Xcerion、AjaxとXMLで動くウェブOSを開発中 - CNET Japanネタ。Xcerion ABは以前も話題になったような・・・よく見るとWeb OSに関するもう一つの記事があった。フォトレポート:ウェブOS--ブラウザ内で動作するOS - CNET Japan

GoogleOS第2弾:主役はL・トーバルズ? - CNET Japanの記事も思い出した。実際、最近の仕事はほとんどWebブラウザで済ませている。ただ、完全にデスクトップのアプリケーションが不要だということにはならないだろう。特にデータを作り出す作業はデスクトップが必要だ。モバイルでデータを参照する程度の用途にはWebブラウザだけでいいだろうとは思うが・・・

今日、広島駅でPSPの@niftyホットスポットの無線LAN設定を試してみた。簡単にWebブラウザにIDとパスワードの入力画面が出てきた。使えそうだ^^)v

更新: 2007-04-10T21:32:09+09:00

[Perl] PERL GOD

The Perl Review Vol.3, Issue 2ネタ。木曜日にシカゴから届いた。

../jpg/tpr_v3i2_s.jpgPERL GOD(The Perl Review Vol.3 Issue 2 表紙)

Bruce.さんがYAPC::Asia 2007(SlidesFromTalks)に参加されて、Perl 6がクリスマスに出るということを再度確認したというポストがTSNETにあったが。もちろん、いつのクリスマスかということはわからないわけだ。しかし、Perl 6のフィーチャーを一足早く使えるよという話題。

既に、Perl 5.9.4の開発リリースで動くみたいだが、一般にはPerl 5.10を待てばよいだろう。もうすぐリリースされる。項目だけ載せておこう。Renée Bäcker著「Perl is Dead, Long Live Perl!」(The Perl Review, Vol.3,Issue 2, page 7)より引用。

他の改良点とフィーチャーも。


更新: 2007-04-07T17:23:44+09:00

[PlayStation] PSPで電脳空間カウボーイズを見る - PSPの現在

なぜか、手元にシルバーのPSPがある^^;)実は本体だけでは何もできないから、ゲームぐらいはできるらしいが、やってきた。いろいろ調べてみると、少なくともメモリースティック PRO Duo が必要なようなので、アマゾンで1GB(ソニー製、MSX-M1GST)を注文、今日届いた。たった2g、1,500円/gで金の半分ぐらいの価値がある。箱が空じゃないかと心配になるぐらいだった^^;)

無料ソフトで作る! ケータイ&PSPで楽しむ“自分だけの”お気に入り動画 / デジタルARENA■プレイステーション・ポータブル(PSP)用の動画を作ってみようの記事に従って、電脳空間カウボーイズのVodcastを変換してみる。Setup.exeを起動して、「機種別設定:MP4ファイル、PSP向け設定(直接出力)」を選んで「設定」ボタンを押す。3GP_Converter.exeの動作を設定できるらしい。

アキバ系!電脳空間カウボーイズ第112回はサイズが0.5GBを誇るm4v形式のビデオなのだが、携帯動画変換君がMP4形式に変換すると、25分弱の時間で、80MB弱のファイルに変換された。システムソフトウェアは3.30にアップデートして、Portable TVをテストしたせいか、USB接続でメモリースティックのフォルダを覗くと、MPE_ROOTというフォルダはあるが、MP_ROOTというフォルダがない。変換君を使う記事は少し古い。MPE_ROOTでググると、動画ファイルをコピー/ムーブするのページではメモリースティックにはそれらのフォルダが共存してもよさそうなので、エクスプローラで[MP_ROOT]-[101MNV01]フォルダを作成して、変換君が作成したファイルをコピーする。問題なくPSPのビデオのメモリースティックのメニューに現れた。

../jpg/SA360002_s.JPGアキバ系!電脳空間カウボーイズ: 第百十二回 フィード経済とデジタル著作権 on PSP

SonicStageとの連動を調べてみよう。SonicStage CPを立ち上げて、PSPをUSB接続すると「音楽を転送する」プルダウンメニューに「Memory Stick (PSP) (F:) - PRO」と出てくる。簡単にポッドキャストを転送できた。これは便利だが、SonicStage CPの使い勝手は今一だ。Podcastの受信ができないので、iTunesで受信したファイルを「音楽を取り込む」から「フォルダを指定して取り込む」で取り込むことになる。Image Converter 3(PSP(R)で動画を見る│Image Converter 3 操作マニュアル【メモリースティック・ドットコム】)をSonicStage CP(SonicStage - Wikipedia)に統合し、Podcast対応して無償配布すれば、iTunes対抗環境が一応^^;)できあがる。

../jpg/sonicstagecp_psp_s.jpgPSP on SonicStage CP

もっともPSPにはRSS ChannelというRSS Reader機能が加わってはいる(RSS Channel / sample content)。ただし、その条件(PSPハードウェア)に合う配信でなければ再生できないだろう。PLAYSTATION 3/PSP/Walkmanをメモリースティック(- Wikipedia)で統合するというわけだが、大容量化を進めているとはいえ、すべてをメモリースティックに記録するのは無理ではと思う。

PSPについては本日記でも以前から注目しているが、PS3を購入していなければ手元に置いたかどうかは定かでない。そして、PSPがWebブラウザ/モバイル機器として使えることも大きなポイントである。メモリースティックに次いで必要なのは無線LAN(ゲーム機専用 無線LAN USBソフトウェアアクセスポイント|WLR-U2-KG54が便利そう)とイヤホンだ。モバイル時はホットスポット(@niftyなら@niftyホットスポットが、8円/分の従量料金)などを使えば接続できるので使ってみよう。

さて、最低の基本的操作ができるようになると、PSP( - Wikipedia)プログラミングはどういう状況なのということになる。今後のアップデート(予定)を見ると、IP電話機能、言語の追加、大容量メモリースティックへの対応とある。この言語というのはプログラミング言語のことではないだろうね^^;)PS2DEV.ORG: Playstation Programming - ;にPSPのプログラミング情報が集約されているようだが、LuaPlayerがある・・・しかし、開発環境は正式にサポートして欲しい。

更新: 2007-04-08T14:27:36+09:00

[PlayStation] PLAYSTATION 3の中のPython

Python on the PS3ネタ。

PS2DEV.ORG: Playstation Programming - Linksを調べていて見つけた。世界にはいろいろな人がいる。これからどのように展開していくのか楽しみ。PS3 Programmingに加えておこう。

[PlayStation] ubuntu on PLAYSTATION 3

PS2DEV networkのRSSに出ていたのが、PlayStation 3 - Community Ubuntu Documentation

ubuntuは最近人気のあるLinuxディストリビューションのようだが、あらゆるLinuxのディストリビューションがPLAYSTATION 3に対応しつつある。PS3 Linux Linksに加えておこう。

[千夜千冊] My 図書街 - Social Networked Bookmark System

「図書街」の行方が気になって調べた。リストの◎ページにある土佐尚子氏のShowing New Work "図書街プロジェクト"のPDFに詳しい。千夜千冊に「図書街」が最初に出てくるのはリストの〇ページ、282夜、「ヨーロッパの歴史的図書館」である。

「図書街プロジェクト」資料の「My 図書街」というタイトルを見て、なるほどそうだよねと思う。読むことは私的な行為であり、どのように図書街を読んでいくかは、「My 図書街」としてマップ化され得る。「My Senya」、「My Map」や「My Relation」という方法の検討も興味深いが、これらの方法によって得られるものが、単なる検索によって得られるものとどの程度差異化できるかが注目されるだろう。

千夜千冊の単純なインデックスを作るだけでも十分に有用だろうと思う。それも今や簡単に生成することができるだろうし、わざわざインデックスを作らなくても検索すれば終わってしまう。

本が電子化されて、本の読み方が変わってしまうぐらいのインパクトをもたせる方法は、昔ながらの栞ではないかと思う。栞と栞に付加するコメントあるいはリンクのようなものを本自体に埋め込み、「My 本」を作ることが本を読む行為となる時代が近づいている。「My 本」は他の「My 本」あるいは他人の「My 本」につながることさえあるだろう。そうなると、SNBS(Social Networked Bookmark System)となるわけだ^^)。既にWeb日記はそうなっているし、日記以外のものも既にそのような動きになりつつある。知識を読む (2006/12/02)の記事を参照すること(Home | dotReaderも参照)。


更新: 2007-04-15T12:50:11+09:00

[ソニー] 21世紀型ブランド

出井伸之氏を久し振りにテレビで見た。村上龍と小池栄子がインタビュアー。「BS 出井伸之」で検索してみると、BS Japanの日経スペシャル「カンブリア宮殿」。リンクを辿るとテレビ東京系の番組だとわかる。

いくつか印象に残った発言をメモしておこう。偽造記憶かもしれないが^^;)ソニーショックに端を発して、「ネットに20世紀型ソニーは適応できなかった。インターネット、携帯、中国・インドの台頭という大きな変化が今後も重要。新しいネットワークが必ず出てくる。10年後にグーグルがあるかどうかはわからない。」

最近の発言を探してみると、「ソニー超える21世紀型ブランドに期待」インタビュー2007(1)出井伸之氏 ビジネス-最新ニュース:IT-PLUSが見つかった。ここにNGNへの言及がある。新しいネットワークのことだろう。NGNとは一体何で、これによって生ずるネットワークの変化とはどのようなものなのだろう。ネットワークが本質的に変化すれば、ゲームのルールも変わる。そこで生き残る条件も変化するわけだ。

・・・日本では既存の大手企業と同様にトップが集中的に事業を管理していく「ピラミッド型」企業が多いのに対し、海外はいろいろな能力を持った小さなユニットが並列的に組み合わさった「結合型」の企業が多い。米デルやグーグルなどはその好例といえるだろう。(「ソニー超える21世紀型ブランドに期待」インタビュー2007(1)出井伸之氏 ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS、3ページ、「■「第2のソニー」「第2のホンダ」にとらわれるな)

へーっ、そうなのかと思った。


更新: 2007-04-05T22:56:56+09:00