人工知能マシン、プログラマーに怒る | スラド IT経由、人工知能マシン、プログラマーに怒る - WSJネタ。
人工知能のための哲学塾(非公開のFacebookグループ)が作られるぐらいなので、人工知能に対するみんなの関心が高まっているのは間違いない。僕自身も第五世代コンピュータの時代から関心を持ち続けてきた。21世紀に入って、コンピュータの性能の高まりと情報のデジタル化・ネットワーク化によって、人工知能研究が大きく動き始めた。
人工知能のための哲学 3 - Google DeepMind (02/04/2015)で取り上げた(6/6)記者の眼 - 元専門誌記者が抱く「イマドキのAI」への期待とモヤモヤ感:ITproの最後に次のようにある。
同時に、こうも書かれていた。「最近読んでるドイッチュという物理学者の『無限の始まり』という本では、カーツワイルとかのシンギュラリティ派を軽く否定してましたけどねえ。ついでにチューリングテストもw」。
これについては、人工知能のための哲学 4 - 意味とパターン (2015/02/07)で既に取り上げている。カーツワイル氏のシンギュラリティの話が話題に上って、「記者の眼」というITproの記事は多くの人の目に留まったのではないだろうか。僕はこれを読んで、「無限のはじまり」を購入した。まだ、つまみ食いだけで、読み終えていないのだが、なかなかおもしろい。最近、「雪片曲線論」で話題にしたカントールの無限の話も出てくる。(これもそのうち、再度取り上げたいのだが・・・つながってきたかな・・・)
無限の始まりと第五世代コンピュータ本第五世代コンピュータを日本の挑戦として米国は危機感を持ったわけだけど、21世紀に入って、日本はGoogleからの挑戦状 (06/06/2015)に直面しているとも言えるだろう。
僕はプログミング言語としてのPrologに興味を持って、S-Prologを弄ったりしたけど、それ以上の発展はなく、実用的には、Perlに向かった。その頃、Perlでデータを内蔵するPrologのプログラムを生成したりしていた。そのうち、Webが出てきて、HTMLという表現型の言語が登場し、それを精緻化するためにCSSが加えられ、さらにはプログラマブルにするためにJavaScriptが組み込まれた。渕先生は今なら「Rubyで盆栽的プログラミング」と言われたのだが、残念ながら亡くなられてしまった。後を継ぐのは誰という気がしないでもない。論理プログラミングの重要性は高まっているように思えるのだが。
表現型の言語という意味では、Facebookから出てきたReactがある。MVC(Model-View-Control)フレームワークのViewに特化した言語だという。我が日記を載せるフレームワークを新しいものにするための実験を延々と続けているのだが、突破口になればよいと思っている。
我が日記の構造とは何かと考えているのだが、Atomに記載しているようなものでは、現在の状態と大きく変わらない。AtomやRSSなどのフレームワークは、意味的な判断を求められる複雑化を避けて、現実的なものを作るためには実際的であった。それは、モバイル版としてiUI(Web UI Framework for mobile devices)を試してみても、見かけは大きく違うが、同様の状態に止まる事態を招いている。意味的な、ある意味、モデル-コントロール的な進化を避けてしまっている。Viewで実現できることが、触媒的にモデルやコントロールを刺激してくれることを期待している。データの抽出・変換はPerlの得意とするところだからね。
だいぶ前の話題になるが、猫を認識できるGoogleの巨大頭脳 ≪ WIRED.jpの話もある。人工知能が認識する猫 ~google猫~ - ねこきゃっとらいふ。~Neko-Cat-Life~のように、猫を科学する方からも注目されている。このページに取り上げられている写真はGoogleの人工知能なるものが機械学習してもっとも猫に近いイメージとして出力したものなんだそうだが、僕は客観的に見て、自分の脳の中に猫のイメージがこのような形で入っているとは思えないし、これを猫と知らずに見た人がどれくらい猫に見えるかは疑問だという気がする。教師なし学習とは言え、どのような学習をさせたのか、猫という概念にどのように辿り着くのかも、よくわからない。
いずれにせよ、コンピュータの計算能力が人間を凌駕することは明らかではあっても、人間のように考えることができるかどうかは自明ではない。スラド経由WSJ記事を読んでそう思った。
焦燥のアップル 「電子立国の頭脳」に触手 :日本経済新聞ネタ。日経電子版のリンクなので、少なくとも登録していないと読めない。
タイトルは客寄せみたいなものだが、うまいタイトルを付けたね。アップルの横浜研究所建設の話題。アップルの基礎研究所的な役割を果たすらしい。溢れた日本の研究開発の人材を吸収する基盤になるかも。
アップル、横浜に新設される研究開発拠点では自動車とヘルス関連に注力 - iPhone Maniaの記事も参照。
新「Apple TV」、9月のイベントでようやく登場か - CNET Japanネタ。
第3世代に切り替える必然性のないままにここまできた。次はようやく交代かな。
MacBookの「Apple Music」でRadio「01」を聴いている。もちろん、裏ワザのAirPlayで。今流れているのは、WideboysのSambucaだそうだが・・・ラップだ。ここまで長く聴いたのは初めて。ラップばかりはもういいけど・・・Radioの画面のデザインは今一つだ。冴えない。メニューは増えたが・・・変り映えしない感じ。
「For You」のプレイリスト「はじめてのキース・ジャレット」に切り替えた。聴いているのはほとんど「For You」。キースはいいね。初めて聴く曲「Margot」、「Life between the exit signs」というアルバム。知らないアルバムばかりが並んでいる。「The Mourning of a Star」、「El Jucio」、「Bop-Be」、「Treasure Island」、「Mysterious」、初期のものかな。しかし、キースのタッチであることはすぐわかる。ああ、「Byablue」は持ってるよ。残っているのは「Rhino Hi-Five」、「Foundations」、「Birth」、「Fort Yawuh」ねえ、どれも知らない・・・ラッキー。
ニュースを追加。iPad Market Share Falls Below 25% as Tablet Market Continues to Decline - Mac Rumors。まあ、これは、iPhoneの画面サイズが増大したことと売れ行きの好調さと関係があるだろうね。大した問題ではない。
デイヴ・ブルーベック・カルテットの「Take Five」、この軽さと控え目さはなんて洒落ているんだろう。ベスト・オブ・クールジャズを続けて聴いている。スタン・ゲッツの「Love is Here to Stay」もね・・・これがクールか・・・
Bluemoon南の空に大きく輝いていた。
ブルームーンというのは3年に一度、月に二回満月が訪れる現象、今晩が二度目の満月。
シリコンバレー101 (622) 平均販売価格600ドル超でも売れるiPhoneと400ドルを下回る不振のPC | マイナビニュースネタ。衝撃的な大リストラの先に見るMicrosoftスマートフォンの未来 - 週刊アスキーを見ていると、マイクロソフトは大丈夫かと思う。
個人的には、PCを大切にしてほしいと思うのだが、自分の身は自分で守るしかないかもね。OSの時代ではないというものの、はて、PCで動いているものすべてが、他のプラットフォームで動くわけではないのだ。まあ、Web関係ならいかようにもなるのだろうけど・・・
そして、ノキアの行方、欧州委、ノキアのアルカテル・ルーセント買収を承認 - ZDNet Japanと辛酸をなめたノキアとアルカテルが合併で目指すもの - ZDNet Japan。
ノキアとアルカテルが目指すのはどうもIoT絡みらしいが・・・
僕自身が目指すものは、昔から、20-30年間変わらないことをもう一度再確認しつつある。さて、さて、・・・
Rebuild.fmはおもしろい。相当の刺激を受けた。すでにエピソード30台に遡っている。今日、Nifmoのモバイル・データ通信量を確認すると、月の初めからカウントすることになっている。現在、2.87GB。通信量の制限は3GBでかかる。危ないところだった。おかわりは、900円/0.5GB也。翌月に持ち越せないので、最早もったいない。後、4日はモバイル通信はセーブしていこう。バックグラウンド通信も抑制。
グーグルのBluetoothビーコンは、なぜ重要なのか? : ギズモード・ジャパンネタ。ふーむ・・・最近読んだなかで一番おもしろい記事だ。
最安10ドルでどこにでも埋め込める。iOSでも使える。オープンソースだ。Beacons | Google Developersを調べればよいらしいが・・・
ものが手に入らないとどうしようもない。さてねえ、プログラマブルなBluetooth通信コンピュータってことなのか、WiFiも持っていないと世界につながれないかもしれないけど・・・モジュールだけなら10ドルでもおかしくない。
想像は拡がるが、明日、APIを調べてみようか。
帰宅したら、好みの最新ニュースをスマホにプッシュしてくれるとかね。ちょっといい感じ。うーん、それなら、スマホ自体をプログラムして自動的に仕事させてもいいじゃない。まあ、そういうところが、今のスマホはなんだか足りないんだよね。
クロード・レヴィ=ストロースの「野生の思考」を読んでいる。後回しになっている件なのだが、渡辺公三著「闘うレヴィ=ストロース」(平凡社新書、2009年)を再読しながら、レヴィ=ストロースが相当変わっていることが見えてきた。同じくレヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」上下を最近少し詳しく調べて、物の見え方が変わったからだという感じがある。「神話論理」まで読む必要があるだろうという結論に辿り着いている。
「悲しき熱帯」は川田順造訳、中央公論社、1977年初版を持っている。おそらく、既に日記のどこかに書き付けているはずだろう。この本の帯に「構造主義の原典」と書かれている。僕には、この本は「構造主義」という言葉から受ける印象の対極にあるように思えるのだが・・・
悲しき熱帯今日は、USBラジオがスリープに入った瞬間に、最近聞きなれた4回連続の警告音が繰り返された。これは困った、まずいな、根本的に治すにはどうすればいいんだろうと思ったが、前と同じ対症療法を試みた、電源を長押しで切ると、電源コードを引き抜いて、電源が放電して緑色のランプが消えるのを待つ。手慣れた手つきで、一つのネジを取ってシャーシを外す。例によって金属に触って手の静電気を取り除く。前と同じように4枚のRAMを1枚ずつ上中下の三か所を強く押さえて、押し込む。再セットして、再起動。問題なく立ち上がる。取り敢えず、よかった。
現実に対処していくということは、手元にあるものや持っている知識を組合せ、工夫活用しながら、現実を正確に把握しつつ、新しい局面を作り出すことだ。レヴィ=ストロース流に言えば、bricorage(器用仕事)、知的な神話的思考なのである。
原始的科学というより「第一」科学と名づけたいこの種の知識が思考の間でどのようなものであったかを、工作の面でかなりよく理解させてくれる活動形態が、現在のわれわれにも残っている。それはフランス語でふつう「ブリコラージュ」bricolage(器用仕事)と呼ばれる仕事である。ブリコレ bricolerという動詞は、古くは、球技、玉つき、狩猟、馬術に用いられ、ボールがはねかえされるとか、犬が迷うとか、馬が障害物をさけて直線からそれるというように、いずれも非本来的な偶発運動を指した。今日でもやはり、ブリコルール bricoleur(器用人)とは、くろうととはちがって、ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作る人のことをいう。ところで、神話的思考の本性は、雑多な要素からなり、かつたくさんあるとはいってもやはり限度のある材料を用いて自分の考えを表現することである。何をする場合であっても、神話的思考はこの材料を使わなければならない。手もとには他に何もないのだから。したがって神話的思考とは、いわば一種の知的な器用仕事(ブリコラージュ)である。これで両者の関係が説明できる。
(「野生の思考」第1章 具体の科学、22ページ)
この日記は連想を最優先に書いていると言えるだろう。論理は日記の構造を維持する程度の体裁的なレベルにとどまっている。目的は、その時々に得られた感興あるいは有用な情報を、記憶の連環あるいは体系に位置づけ、結びつけて記録するためだ。そこには新たな枝葉が生じて、次第に伸びて絡み合い、さらなる混沌世界に通ずる問題意識を生み出していく。最終的には、その記憶空間から連環あるいは連続するツリーの透視図のようなものを抽出してみようと考えている。それは常に僕の意識の中に一部が浮かび上がるように生成しては深く沈んでいくのであるが・・・沈んで見えなくなる前に書きとどめる感じ・・・
bricolageの説明を読んで、これは真に僕の日記の方法のようなものだと思ったものだ。この概念については上記の引用よりも後のほうに、より豊かな思考の展開がある。人工知能を考えるなら(その哲学ならばことさら)、まず、クロード・レヴィ=ストロースを学ぶことが重要になるだろう。
enchantMOONが発売から二周年となりました | enchantMOON News- enchantMOON; The Hypertext Authoring Tabletネタ。
先日、06/29/2015: [WWW] Webは死ぬか?の記事に書いた、清水氏のブログで明かされたiOS用の「MOONBlock DX」開発中のアナウンスが、公式に認められた。MkIIも進み始めたらしい。
一昨年の年末頃は、enchantMOONのデータから、HTML5のCANVASをJavaScriptで描画するPerlのCGIを書いていたと思う。S-IIが出て、MOONBlock 2.9.0のところで、僕は止まってしまった。描画がもっと簡単になったのかもしれないけど、まあ、大体わかったなというところで、もう少し、次の発展の方向を見究めてからのほうがよさそうと判断したからだ。CANVASはスケーラブルになる必要もあるし。
データは今まで通り、是非オープンなままにしてほしいけどね。ゲームそのものにはそれほど興味は持てないけど、MOONBlock DXの仕様には興味あり。
岩田聡氏と任天堂――日本の異能の思いを継ぐ | マイナビニュース。昨日は、Facebookで任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」最終回――経営とは「コトとヒト」の両方について考える「最適化ゲーム」 - 4Gamer.netのインタビューが好きだったというコメントがあった。川上量生氏のインタビュー。
心はゲーマーか。凄いね。Watch Satoru Iwata speak about being a gamer at heart | Polygonにも出ていた。2005年のGame Developer Conferenceでのトーク。
On my business card, I am a corporate president. In my mind, I am a game developer. But in my heart, I am a gamer.
40歳まではコードを書いていたとか、経営企画室長時代にデバッグを指揮しつつ、コードレビューで自らバグを見つけて、納期を間に合わせたとか・・・そんなこととはつゆ知らず。ご冥福をお祈りします。
グーグル、近接通信API「Nearby」を公開--「iOS」と「Android」向け - CNET Japanとグーグル、オープンなビーコン規格「Eddystone」を発表--アップルの「iBeacon」に対抗 - CNET Japanネタ。
使う機会があるかなとは思うけど。何かおもしろい使い方があればいいねえ。「Pocket Cast」は近くにいる人がどのPodcastを購読しているかを知ることができるらしいのだが、Podcastを購読している人に近寄る可能性は極めて低いという感じがするのだけど。まあ、デザインがよさそうなので、入れてみるかな。あれ、有料か。やめとこう。
今使っているのは、Podcast Addict、Podcast中毒という意味。このアプリは、軽いし、十分使える。Rebuild.fmは既にエピソード97から53まで遡った。通勤時間の有効活用にもってこい。最近、ラジオを聴いていない。エピソードは今週100に達したはずで、98以降はまだ聞いていない。あーっ、アイコンを下にスワイプするとトップに新しいのが並んだ。
Nearbyはセンサーに近づくと、「状況を見ますか」と聞いてくる、そんな感じで使えるとよいかもね。センサー側にBLEが必要だけど。
昨日からおかしいなあと思っていた件を調べ始めた。Apple Airplay does not work for Music Radio cha... | Apple Support Communitiesネタ。メイン・チャンネルの「Beats 1」をプレイしようとすると、ボリュームの横に出力先の選択メニューが表示されない。マシン自体のサウンド再生装置が選択されてしまう。AirPlayが飛ばせないのだ。
他のユーザーの状況確認をしていると、解決策も一緒に見つかった。How to AirPlay Beats 1 from iTunes on the Mac | iMoreを参照のこと。要は、システム環境設定からサウンドの出力で、Apple TVのAirPlayを選んで操作すればよい。
iTunes→ミュージック→Radio→Beats 1とシステム環境設定→サウンド→出力他のRadioチャンネルは問題ない。どうもBeats 1のライセンスの問題らしい。日本ではメニューにないようだが、BBCのチャネルも、AirPlayをiTunesからは選択できないらしい。
MacBook(Late 2009)が思わぬところで役に立つ。Apple Musicプレーヤーとして活躍しそうだ。Macの世界を知りたいと手に入れたのだが、白い陶器のような質感の美しいデザインも素晴らしいし、長く大切にしたいと思っている。El Capitanが動いてくれるというので、とてもうれしく思っている。
今朝、木曜日と聞いて、耳を疑う。えーっ、うーむ、もう木曜日か・・・明日は金曜、当たり前。昨日、夜中に目が覚めて、iOS 8.4のインストールを始めた。Apple Musicを早く試してみたいと思ったからだ。
今日、帰ってきてから、iTunesのMusicのFor Youを覗くと、「ビリー・ジョエル: 失恋ソング」が出ていたので聴き始めた。「Apple Music ロック」のプレイリストで16曲、1時間5分。昨日、iTunesを12.2.0.145にアップデートし、既にApple Musicの購読手続きを済ませて、Radioではクラシックとロック、スムース・ジャズ、アーバン・ミュージックを選んでいた。ライブラリはiCloudに上げることにしたので、当面はiOSデバイスならどこでも聴ける。
ただ、PCのiTunesのAirPlay、Apple TV経由のオーディオでは、冴えた音がしないと感じて、アナログ・レコードを引っ張り出して、プレーヤーに載せて聴きはじめる。
Billy Joel, Songs in the Attic1980年録音。
もう一度、AirPlayに戻して聴いている。まあ、人間の耳なんていい加減なものだ。アナログレコードのほうが低音が締まり、高音が伸びて、明確な音がしていると思ったにしても、AirPlayの音にも次第に慣れてくる。BGMとして聴くならこれぐらいでもよい。
Billy Joel, 52nd. Street1978年録音。
もう一度、アナログレコードに戻す。やはり、いいよね。クリアだ。音に実感がある。身体が音楽に合わせて自然に動いてしまう。
PCからApple TV経由のAirPlayは音質的に悪い条件が重なり過ぎだから仕方がない。最近、ハイレゾという観点からデジタル・オーディオが見直されているのだが、どんなもんだろう。やはり、デノン、ハイレゾ対応ネットワークプレーヤーDNP-730RE発表。DSD 5.6MHz/AIFF/ALACに新対応のエントリー機 - Engadget Japaneseに一番興味があるね。AirPlayにも対応している。
音質の問題は比較の問題でもある。今、ビル・エヴァンスのSunday At the Village Vanguard (Keepnews Collection)[Live]のGloria's Step (Take 2)[Live]が流れ始めたが、悪くない。マイルス・デイヴィス関連作品のプレイリストだ。
Rebuild.fmのPodcastも通勤時間に聞いて、既に79番のエピソードに遡っている。今後はPodcastかMusicのプレイリストかの選択に迫られるかもしれない。
さて、・・・適切なレビューが出ているね。【レビュー】Apple Musicを試す。数百万曲が980円/月の衝撃と魅力 - AV Watchネタ。
THE STRANGER(1977) AND RIVER OF DREAMS(1993)ストレンジャーは最初のヒット作、この前にはピアノマンがあるはずだと思うけど手元に見当たらない。この後、52nd.ストリートもヒットした。いずれも素晴らしい作品だ。何度でも繰り返して聴ける。リヴァー・オブ・ドリームズはビリー・ジョエルとして持っているものとしては唯一のCD。ビリー・ジョエルの名前とジャケット・デザインで買ったが、音楽的にも音質的にも、物足りない感じがしたのをおぼろげながら憶えている。途中まで聴きなおしたが、印象は変わらなかった。
昨日(7/2)、iPad 2からAirPlayで少し再生してみたが、PCからよりはよさそうだと感じた。音に少し芯が感じられた。
音楽の再生は元オーディオマニアにとっても興味の尽きない話なのだが、最も重要なのは当然のことながら音源・録音が優れているかどうかだ。いいものは良いということ。再生機器がどうあれ。
音場の再現に優れるワンポイント録音がよいという話を昔聞いたが、それをFM放送で体感したことがある。スタジオでの生放送か何かだったと思うが、ヤマハの4-way、NS-890で再現された音場はスタジオの現場にいるかのように部屋中に拡がる生々しく立体的なもので、思わず辺りを見回すほどだった。
Apple Musicの海外評価がすぐ出始めた(7/3)が、まだ、それほど注目すべきものはないなあと探していた。Ars Technicaの評価は、Apple Music impressions: Tunes for (a more generic version of) you | Ars Technicaというわけだ。直訳すれば「あなたのより一般的なバージョンのための調性」といったところだろう。言い得て妙である。
翌日(7/4)の今朝、iPad 2から「リラクゼーションのためのクラシック・ロック」を聴きはじめると、ドゥービー・ブラザースのBlack Waterに惹きこまれて、リストの12曲を最後まで聴いてしまった。フォーク・ロックというカテゴリだろう。カントリー的でもあるけど、吉田拓郎とか、日本のロックにもある雰囲気だなあと思った。よく似ている。早くも好きなリストができてしまった。
それなら、MacBookもiTunes 12.2にアップデートしてみようと、AppStoreを開くと、MacOS X Yosemiteも一緒のアップデートの対象になっていた。XcodeもiOS 8.4のためのアップデート。
メインのリストは、MacBookのiTunesでは、「マイミュージック」、「プレイリスト」、「For You」、「New」、「Radio」、「Connect」、「iTunes Store」の六項目である。このうち、既に所有しているものは「マイ ミュージック」にある。既に作っているプレイリストは「プレイリスト」に配置される。目玉は「For You」と「New」。「New」には新しいすべてがある。ここから「For You」に(あなたの一般的なバージョンの)好みに合わせてプレイリストが抽出される。再生したApple Musicのプレイリストが「プレイリスト」に記録されるわけではないようだ。「Radio」と「Connect」については別の機会に。
iTunes→For You→Apple Music Jazz Play List ワインとチーズとそしてジャズのあるひとときMacBookはファンレスだし、AirPlayもまずまずの感じで鳴っている。MacBook自体も悪くないオーディオを持っているが、AirPlayのLS3/5AモニターとAVC-1870/DENONのほうがさすがに優る。
iTunes→New→Curator→Rolling Stone(U.S. Edition)→プレイリストおそらく、古いジャズ・ロックのファンならお買い得という感じがする。For Youのジャズやロックのプレイリストは豊富だ。僕は該当しているね。新着のアルバムも好きなだけ聴けるし。世界が変わった。後は、クラシックがどこまで入っているかだな・・・履歴が残らないのは、気に入ったものはiTunes Storeで買ってよということなのだろう。うまくできているかもしれない。マイミュージックに追加できるようだが、なんだか、自分のライブラリはそっとしておきたい。
新着のテイラー・スウィフトの「1989(Deluxe)」問題点としては、Apple MusicのiCloudミュージックライブラリはDRM付き:知らなかったと後悔する前に問題を整理してみた【更新3】 - みこぼねがあるのだけど、さてねえ。デジタルネットワーク生態系から逃れるには、物質的にLPやCDを買うしかない。何ごとにも完全はあり得ない。LPやCDもプレーヤーというハードウェアの存在に依存している。ビデオデッキやカセットデッキ、レーザーディスク、MDプレーヤーは既に失われた。永遠に残るのは作品の情報となんらかのメディア・プレーヤーだけ。もっとも永遠と言ってもどの程度の永遠かは定かでない。
(追記: 2015-07-05) よく考えると、Amazon Musicから購入したものは、Amazon Musicからダウンロードできるので、問題なし。CDからリッピングしたものは必要であればもう一度取り込めばよいだけだし、問題なし。今のところ、iTunes Matchの必要性は感じない。音源は実際上、無限にある。自分がこれを聴きたいと思う切っ掛けがどの場所で生ずるか、それがApple Musicに存在するかどうかという問題だけが残っている。これまでは、自分で聴きたいものは自分で選択するから、別にApple Musicでリコメンドしてもらわなくても困らないという気持ちだった。しかし、使ってみると悪くないということだ。検索して見つけることもできるからだ。あれば定額でいくらでも聴くことができる。音楽世界が拡がると思う。
その他、関連する話題としては、アップル、iOS 9に向け iTunes Matchの自前曲アップを10万曲に増量。Apple Musicでも適用 - Engadget JapaneseとiOSアップデートの影でひっそりと消されたホームシェアリング機能 : ギズモード・ジャパンがある。iTunes Matchの自前曲アップの増量とiPhone/iPad/iPod touchからのMusicのホームシェアリング機能の削除について。後者はあまり気にしたことがなかったけど、詳しい事情は、元ネタのApple's iOS 8.4 kneecaps Home Sharing, music streaming now limited to Apple TVまで。
Windows 10のOneDriveで音楽を共有しiTunes+Apple MusicとGrooveを試してみた - みこぼねと【レビュー】Windows 10 GrooveミュージックのOneDrive共有機能を試してみた ~iTunesで買った曲やAppleロスレス、FLACにも対応 - PC Watchネタ。昨日のことだったか、マイクロソフトがGooveというミュージック・サービスをWindows 10で開始するというニュースを見たのだが、早くもプレビュー版での使い勝手の記事が出てきている。
iTunesからは、Apple Music ジャズのプレイリスト「はじめてのジョン・スコフィールド」が流れてきている。Blackoutの最初から、独特のグルーヴィーなギター・サウンドが紡ぎ出される。
この前に、デスクトップ版のAmazon MusicとMedia Goを起動すると両方ともアップデートがあった。Media Goでは、手持ちのソニーのデバイスでは、残念ながら最早PSP-1000しかサポートされていない。実際のところ、最近は起動することもない。ミュージック・ストアはMora。Amazon Musicは設定を詳細に調べると、Apple MP3フォルダにダウンロードされると同時にiTunes Mediaフォルダにもエクスポートする設定になっていた。逆にiTunesからインポートする設定は存在しない。これは新しいバージョンからそうなったのかどうかは定かでない。
上記記事は、Apple Musicは他のメディアプレーヤーからは再生できないというお話。iTunes Matchを登録すれば問題ないらしいが、AndroidでApple Musicが動くようになれば、そもそも他のミュージック・プレーヤーを起動する必要もない。
おそらく、これからはApple Musicを「For You」からリコメンドされたプレイリストを聴くか、自発的には検索して音楽を聴くということになるかもしれない。最近ではバッハの平均律ブック1の13番フーガを検索していろいろな音源を当たったけど、英語だろうが日本語だろうが、適当な用語で検索をしてもヒットしなくて困るということはまったくなかった。
さて、次はClassic Rockのプレイリスト「ベスト・オブ・1970年代ソフトロック」を聴こうか。必要なのは心の余裕と時間だけ。リンダ・ロンシュタットの一聴してわかる歌声に続いて、懐かしいロッド・スチュアートの「Tonight's the Night」が流れてきた。何時聴いても最高だね。いつもはLPだけど・・・デジタルの便利さに流れていくのかな・・・
「A Night on the Town」と「All Strings Attached」「Tonight's the Night」は「A Night on the Town」のSlow Side(Side 1)の最初の曲。Warner Bros.、1976年。
「All Strings Attached」はJohn Scofieldを知った切っ掛けのアルバムなのかなと思うが、もう記憶の中には残っていない。このアルバムの紹介か何かで知ったのだろうと思う。PolyGram、1987年。
いや、違うね。Amazonのミュージック・ストアで「John Scofield」を検索すると、もちろん、デジタル・ミュージック化されていない音源も数多くヒットする。その中に、マイルス・デイヴィスのスター・ピープル(Star People)を見つけた。僕がジョン・スコフィールドを知ったのは、マイルスのこのアルバムだろう。ライナー・ノーツは高評価なのだ。CBS、1983年。
写真にある絵はマイルスが描いたもので、アルバムの表紙の表面になっているのだが、一枚のシートとしてもアルバムに添付されていた。
昔はこのような余裕があった。今時、このような余裕を示せるのはRADIOHEADぐらいのものなのかな。昨年末に出た最新作のTomorrow's Modern Boxes | Thom YorkeはApple Musicで聴ける。新しいものはApple Musicが圧倒的に優勢になるかもしれない。
RADIOHEADはRadiohead Update PolyFauna App with New Music, Visuals | News | Pitchforkのような実験的な試みも始めている。
もう音楽もコンピュータと融合して、単なるアルバムという概念に止まらないものに変化していくかもしれない。
はっきりとしたことは何もわからないが、ディスプレイの操作や画面へのタッチ、起動の繰り返しで次第に表示される3D空間が音楽のリズム・メロディーのパターンの変化とともに複雑化していく。何もせずに放置しておくだけもよいのかもしれない。アプリに一種の進化システムが組み込まれているようだが、a project coming "from an interest in early computer-life experiments and the imagined creatures of our subconscious"とのこと。
アプリはiOS版、Android版があり、両方とも無料。使うコツ、気長に待つこと。
音源の豊富さでは、CDやLPもあるAmazonが圧倒的なので、古いものは断然Amazonを使うことが多くなるだろう。Apple Musicの検索で出てこなければ、Amazonで調べて購入ということになりそうだ。
John Scofieldの「Works for Me」というアルバムについては、Apple Musicではすべての曲が聴けなかった。Amazonを調べてみると、Apple Musicで聴ける曲は、ミュージック・ストアのCDでは試聴可能で、MP3ストアでは一曲ずつ購入可能だった。その他の曲を聴くためにはアルバムを購入する必要がある。
これでほぼ当面の方針が固まった感じ・・・
世間では、Apple Watchガールズトーク:Apple Musicに「ドハマり派」vs.「ないわー派」、何が違う? - ITmedia PC USERのような記事が出ている。まあ、妥当な話だね。
マイルスのスター・ピープルをLPで聴きなおしている。やはり、マイルスは凄い。現在でも最先端では・・・
さて、台風11号が去り、夏がやってきたと思ったが、今朝は雨だった。帰宅時は雨は止んでいて、外気温28℃。毎日、Apple Musicを聴いているのだが、音質が今一の感じ。
メインのDell4号機(Windows8.1、Intel Core i7-3770 CPU @ 3.40GHz、16GB)とMacBook(Late 2009)。前者は音に芯が感じられない。非力な後者は音はそれほど悪くないと思うが、音切れがある。iPad 2がよかったよなと思い出して、もう一度聴きはじめた。やはり、いいねえ。iPad 2で行こう。
Apple Music on iPad 2アナログを知らない今時の人は、デジタルの方がいいに決まっているじゃないと言うのだが、けしてそんなことはない。それなりに究めれば、アナログもデジタルも素晴らしい。録音・音源がよければね。
雨音がする。降ってきたね。Wayman TisdaleのHang Time、音が生々しい・・・聞き耳を立ててしまう。
シリコンバレー101でApple Musicが取り上げられた。シリコンバレー101 (620) 無料で成功している「Spotify」に有料の「Apple Music」は勝てるのか? | マイナビニュースを参照。広告モデルでは、昔のようにアルバムを制作する費用が捻出できない。庵野秀明、アニメ業界を救うのは「愛」 | ORICON STYLEによれば、アニメもDVDなどが売れないらしいからね。YouTubeの影響は大きいだろうと思うけど。
グローバー・ワシントン・Jr.らのAria、昔ながらの柔らかく静かな弦をバックに配したロマンチックなアレンジ。中本マリの「アフロディーテの祈り」を思い出す。
ありゃりゃ、Apple Musicが応答しなくなった。トラぶっている模様。また、Apple Musicに登録せよというポップアップが出てくるね。もう遅いから、明日にしようか・・・
15年の時を経て、Perl 6がその最終的に近い姿を現してきた。Windowsではperl6-mで起動できる。2015.26 Half-way through the year | Weekly changes in and around Perl 6経由、Announce: Rakudo Star Release 2015.06 | rakudo.orgネタ。
2015.16 + 17: A release, NFG and more GLR work | Weekly changes in and around Perl 6にあるスクリプトが気になって動かしてみた。
Index of /downloads/starから、環境に応じて、Windows環境なら、msi拡張子のx86 (no JIT)か、x86 64 (JIT)をインストールしよう。64ビット版なら、JIT(Just-in-Timeコンパイラ)を搭載している。Announce: Windows MSI Installers for release 2015.06 | rakudo.orgを参照。
my @the-list; @the-list[15..*] = 1, 0, 1, 0, 1, 0; @the-list[0..10] = 0, 2 ... *; say @the-list; #-> 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 (Any) (Any) (Any) (Any) 1 0 1 0 1 0
上記のスクリプトをコピーして、そのままファイルにして、perl6-m nantoka.pl6とでもすれば、そのまま動作する。Perlを使うお気楽な気分が一気に押し寄せてきた。一安心、これはPerlだと思う。最初のほうに何もおまじないを書く必要はない。スクリプト自体がおまじないだという話はあるけど^^)
有限のリストの文脈で無限のスライスを評価すれば、自動的に適切な有限のリストに、無限のリストを有限のスライスで評価すれば、適切な有限のリストを自動的に取り出すことができる。このようなインテリジェントさは人間臭いものである。リストの数を数えなくてもよいし、リストのすべての構成要素を記述する必要もなければ、最後の構成要素が何になるか考える必要もない。Perlのモットーの傲慢・無精・短気のうちの一つ、無精かな。さすが、Perlの後継だ。コンテキスト指向型自動化言語。
Weekly changes in and around Perl 6 | keeping you updated on all the things happening in the Perl 6 communityによれば、来週辺りにマイルストーンがあるらしい。楽しみに。
まあ、簡単なものから、Perl 5と比べていこう。今日は標準入出力。
# Perl 5 while(<>){ print "Read: ", $_; }
コマンドラインで実行すると標準入力待ちの状態になる。ここで、キーボードから何か入力して、例えば、"123"と入力して、Enterキーを押せば、次の行に"Read: 123"[改行]と出力される。終了するには、ctrl-Cを入力する。
同じ動作をするPerl 6スクリプトは次のようになる。
# Perl 6 for lines() { say "Read: ", $_; }
入力演算子<>は使わないのかな^^;)
ちょっとおもしろいのが、932のコードページのコマンドプロンプトで実行して、cp932の文字を入力してもそのまま受け付けて、そのまま出力すること。文字コードの問題はあってもおかしくないのだけど。Perl 6におけるUTF-8が前提ということが、実際上どのような意味を持つのか。調べていこう。
言い忘れていたけど、最初のPerl 5のスクリプトは文字化けが起こる。Perl 6はそうならないのに、唖然としたというか・・・いや、jperlでも文字化けするのに唖然としたというか・・・このコンソールはおかしいね・・・
Interview: Larry Wall | Linux Voiceネタ。FOSDEM 2015におけるインタビュー。既に02/10/2015: [Perl] Larry Wall Perl 6インタビュー - Perl 6の現在と15年の歴史のRebuild.fm、エピソード78のインタビューがあったが、Transcriptをしっかり読めていない。再読しなければ。
ParrotVM、Niecza、JVM、MoarVMの位置づけ、登場する経緯が語られている。MoarVMはGoogle Summer of Code 2013のJavaScript backend for NQP (and Rakudo Perl 6)を出発点としていて、より一般的な処理の多くの部分はNode.jsを使用している。
Both MoarVM and JVM run a pretty much equivalent set of regression tests - Parrot is kind-of trailing back in some areas. So that has been very good to flush out VM-specific assumptions, and we're starting to think about NQP targeting other things. There was a Google Summer of Code project year to target NQP to JavaScript, and that might fit right in, because MoarVM also uses Node.js for much of its more mundane processing.
We probably need to concentrate on MoarVM for the rest of this year, until we actually define 6.0, and then the rest will catch up.
MoarVM | Hacker NewsのInteresting tidbit, MoarVM reuses libuv, the core of Node.js. The whole design s... | Hacker Newsによれば、Node.jsのコアであるlibuvを再利用している。
このような話を読んでいると、Google, Microsoft, Mozilla And Others Team Up To Launch WebAssembly, A New Binary Format For The Web | TechCrunchやWebAssembly: Webのためのユニバーサルバイナリとテキストフォーマットの話が気になってくるのだが。そして、プログラミング言語とは何か、そして言語とは何かということが。
言語学を学んだLarry Wallはそのことをよくわかっていると僕は思っている。だから、Perlを追いかけ続けている。Linux Voiceのインタビューの最初のほうはそのような話題に満ち溢れている。
ノーベル物理学賞の南部陽一郎さん死去 NHKニュースの報が流れて、数日。何か書きたいと思って、昨日、先生の本を探した。ブルーバックスに一冊あったはずだと。「クォーク」の南部先生の説明は大変明快でわかりやすいことを思い出した。
「クォーク 素粒子物理の最前線」と「クォーク第2版: 素粒子物理はどこまで進んできたか」クォーク第2版を購入していないことを十分に確認して、どこかに埋もれているかもしれないが、Kindle版を購入した。ブルーバックスは1998年刊行だが、電子書籍は2012年。初版が刊行されたのは、昭和57年、1982年。当然、21世紀に入っての物理学の進展が考慮されてないといっても、何か具体的な進展があったかな。2008年のノーべル物理学賞受賞時の講演がどこかに残っていないかと検索すると、Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常に少し解説があった。電磁気力の光子決済という話が大変おもしろかった。
それはともかく、先生の講演のときにすやすや眠られていたのでは、クォーク第二版以降に生じた素粒子物理学の進展に関する先生の所感を含むかもしれない講演の内容は含まれてはいないであろう。したがって、「クォーク」の第二版に戻ろう。初版にないタイトルの章は()付きでない次の三章。先生は、すでにある程度素粒子物理の知識を持っている読者は第20章から読んでもよいとされている。
陽子崩壊が1030~1032年で生ずると予想したジョージャイ-グラショーのSU(5)大統一理論は、カミオカンデ(Wikipedia)が陽子崩壊によるニュートリノを観測せず、陽子の寿命は1034年以上と見積もられ、否定された。小柴昌俊先生のノーベル賞はカミオカンデによる超新星爆発によるニュートリノの飛来の検出だったことを確認。スーパーカミオカンデ - Wikipediaによれば、ニュートリノについての研究がさらに進んでいる。
最近、取り上げたアクシオンの話も南部先生のクォークには出てくる。今日は、CERN、5つのクォークで構成される「ペンタクォーク」粒子を発見 | スラド サイエンス経由、【やじうまPC Watch】CERN、5つのクォークで構成される「ペンタクォーク」粒子を発見 - PC Watchの元ネタ、CERN's LHCb experiment reports observation of exotic pentaquark particles | CERN press officeを、何これ、みたいな気持ちで読んだ。
"The pentaquark is not just any new particle," said LHCb spokesperson Guy Wilkinson. "It represents a way to aggregate quarks, namely the fundamental constituents of ordinary protons and neutrons, in a pattern that has never been observed before in over fifty years of experimental searches. Studying its properties may allow us to understand better how ordinary matter, the protons and neutrons from which we're all made, is constituted."
「a way to aggregate quarks」、クォークが凝集する方法、プロトンと中性子からなる基本的な構成物質という新しい状態・相互作用が検出されたということなのだろう。自然は複雑。
そうそう、ヒッグス粒子は南部先生の理論がヒントになったという。ビッグス粒子の発見は21世紀物理学の大きな進展だった。質量の98%は「南部氏の理論」で説明 ヒッグス粒子のヒントにも :日本経済新聞などの記事がある。これで標準理論は完成した。
それはそうと、クォークの第二版にはテクニ・ハドロンという言葉が見られるなあ。ちょっと頭に残しておこう。
ポスト・モダン的物理学先生は最後に次のように述べられている。
・・・しかし以上でおわかりのように、素粒子物理学は一つの転換期(あるいは危機と言ってもよい)に直面している。実験と理論が助け合いながら、足並みをそろえて進むという、従来の自然科学の伝統が破られようとしている。これは、理論の躍進と実験能力の行き詰まりの両方がたまたま同時に起こったからである。現在の理論的予想をくつがえすような新しい事実が発見されるならともかく、この傾向はわれわれの望むと望まざるとにかかわらず、これからも続くと考えねばならないだろう。私は人文や建築における用語を借用して、ポスト・モダン(モダン以後の)物理学という表現を提唱したい。
最後に現実にもどって、冷静に現在の物理学と、物理学を追究するわれわれの立場を考えよう。われわれが本当に驚嘆せざるを得ないのは、自然の秘密が次から次へと解明されていくことではなかろうか。宇宙の生誕から100億年後の一瞬間とも言うべき現在の時期に、その中の物質の一部をなすわれわれが宇宙の法則を見出し、その歴史を知り、物質自身も有限の寿命をもつ一時的存在かもしれないと悟るのは、まことに不思議だと言わねばならない。
後半の引用についてはさらに何か書くだろう。
台風11号が広島を掠めるように通り過ぎていった。JR山陽本線の糸崎-新山口の区間が昼まで運転見合わせになった。通勤時間帯は例によってRebuild.fmを聴いている。新しいエピソードも出ているので、過去に遡るのは一旦置いておいて、新しいほうに遡って、全部聴き終えた。まったくおもしろい。特にエピソード100のSeason 2 TeaserとAftershow 100: Martian Ice Coffeeはずっとニヤニヤしながら聴いていたので、おそらく、変な奴が運転していると思われたに違いない。
7月13日のアフタショーで、岩田聡氏逝去の報も流れている。Liveだと臨場感が溢れるはずだ。日本時間では8:00-10:00amなので、ライブで聴くのはちょっと難しい。川上量生氏のインタビューの話が宮川氏から出た。プログラマー業界では話題になったインタビューのようだ。僕が知ったのはZaimの閑歳氏のFacebookから。知り合いだからそこのつながりかもしれない。
エピソードはおもしろかったが、もう断片的にしか覚えていない。一つは、Martianという小説の話から誰かの主役で映画化されるのが楽しみという話で、その俳優がインターステラーでどこかの世界に取り残されるという役だったとか。Martian自体も、火星に取り残された僕が、次の探査船が来る4年後までどのようにして生き残るかというハードSF。ネタバレしないようにそれぐらいにしておこう。今、Apple TVでINTERSTELLARを視聴しようと思ったのだが、iTunes Storeにつながらない。ダメじゃん。うむ、・・・再起動したら直った。
他のネタはまた思い出したら、どこかで展開しよう。
あっ、そうそう、モバイル時のデータ通信量はRebuild.fmを聴きはじめて、2.6GB/月だった。3GBに収まった。ちょうどいいペースだなあ。朝晩・土日はWiFiで接続して、3.81GB/月の通信量。計6.41GB/月か。
INTERSTELLARを見終わった。文字通り相対論的時空を超えた親娘の別れと再会の物語、なかなか、重いが、よかった・・・ちなみにMartianは火星人の意。Rebuildの面々の一人は火星人と呼ばれている。
Rebuild.fmもエピソード77-78まで順調に遡った。エピソード78はLarry Wallの回なので、以前聴いて、Transcriptを購入したところで、ほとんど止まっていたのだが・・・エピソード77のRicardo Signes氏のTranscriptも手に入れないと・・・どちらも、もう一度、よく聴いてみよう。それはともかく、Reactの話題が気になって調べてみた。A JavaScript library for building user interfaces | Reactネタ。
少しずつ、書くだろう。Reactのホームページを見ても、Podcastを聞いていても、えっ、これだけの表現をするためにどれだけ書く必要があるのっていう感じはするけど。
朝晩の気温差で風邪ひきが続出しているようだ。元気のない顔をしているので、大丈夫なのと聞いたら、二人休んで忙しいとのこと。自分も少し風邪気味なのにと。駅前福屋のジュンク堂で「React入門」を購入してからもう二週間が経過。なかなか記事にならないけど、取り上げておこうか。当たり障りのない音楽や本やニュースネタは自分勝手な連想・感想文でよいわけだが。
Windowsではユーザー名がSJISのせいか、ReactサイトのGetting Startedの最初のページが完了しない。Getting Started | React。MacBookにNode.jsとReactをインストールして試してみようかね。
nodeとnpmにPATHを通せって。/usr/local/binをPATHに追加。やれやれ、.bash_profileをvimで編集。vimの使い方なんてもう忘れちまってるよ。Windowsで検索。そうか、iでインサートモード、escでノーマルモード、ZZで保存して終了。PATHは通った。Reactのインストールフォルダは展開したダウンロードのままでいいかな。どうもMacの流儀がよくわからん。一応、ユーザーフォルダに上げておこう。
必要なファイルをTextWranglerで作成。npm install -g react-tools、jsx --watch src/ build/、まったく現象は同じ。jsxが自動的に終了しない。ctrl-Cで終了。・・・最後のUpdateは手動でやれっていう意味か、じゃ、これでできているね。
「入門React」と「シングルページWebアプリケーション」二冊の本の共通点は、効率の良いSPA(Single Page Application)を実現する方法であること。後者は1年前ぐらいに出ていて、JavaScriptで書くならこれだなと思っていたが、日記を書く暇はあっても、なかなか手を出す暇がなかった。1章の最初のシングルページアプリケーションは既に試して、Google Chromeのデベロッパー・ツールの凄さを体感している。
そこに「React入門」が出てきた。ジュンク堂では表紙を前にして棚に並べてあった。4月発売。展示も最近の話題に敏感だね。内容的には、宣言的なJSX(JavaScript XML)が少しおもしろい感じがしていて、ちょっと試してみようと思っている。JSXでは既存のHTML5のタグ名がすべて使用できるのに加えて、アプリケーションで定義されたカスタムコンポーネントをタグ名として使用できる。
JavaScriptの過去の経緯は、15周年記念特別企画:JavaScriptを中心としたWebアプリ開発の栄枯盛衰まとめ――LiveScriptからAngularJS/React.jsまで - @ITにまとめられている。
1586夜『ネット・バカ/オートメーション・バカ』ニコラス・G・カー|松岡正剛の千夜千冊ネタ。久しぶりに取り上げる。
「The Shallows」は深みがない、浅いものという意味。「The Glass Cage」は「ガラスの檻」。インターネットは単に自動化されているだけで、見えている部分は単純透明で深みがないという批判ということか。
情報が多過ぎると深く読めない。下手をすると上っ面を撫でるだけになる。人間にとって、ここがむしろ問題だろう。Webによって、誰でも努力すれば必要な情報が得られるようになった。得た情報からさらに選んでどこまで深く読みこなせるかが問われる。
今夜の2冊は、スマホに頼り、グーグル検索に身を任せすぎると、こういうことがおこりますよという警鐘だった。ただ、本気でこの警鐘を議論するには、AI(人工知能)をお化けにしたがっているASI(Artificial Super Intelligence 人工超知能)やAGI(Artificial Genreral Intelligence 人工汎用装置)の現状を検討する必要がありそうだ。だが、それにはもう少し面倒な議論があれこれ必要になるので、このあたりのことについては別の夜で千夜千冊したい。
結局、どう対応すればよいのか。紙の書籍に戻れば済むのか。今のような電子書籍は実際、本質的に紙の書籍を上回ることはない。検索したりして、データとして取り扱うのには便利だが、その機能も活かしやすい仕組みにはなっていない。さて、正剛先生には、次の段取りもあるらしい。楽しみにしていよう。
紙の書籍として編集するのと、電子書籍に編集するのでは編集のあり方が違うべきだし、中味の構造も変化するはずなのだ。思考方法自体が変化していく。
要は、WiFiを使えばよいのだ。うっかり、昨日は、旅行中にバッテリー消費を抑えるためにWiFiを切ったままにしていたことを忘れていた。今日はバックグラウンド通信を切っていたためか、4.9MBしか使っていない。前日は310.1MB。しかし、帰宅してから、何かよくわからない再起動が起きた。データ使用の警告というメッセージが表示された。バックグラウンド通信は許可設定に戻す。
大量にダウンロードするのは、Podcastのデータがほとんどのはずなので、WiFi下でダウンロードしておけばよいだけだった。Podcast Addictには、意識してみるとダウンロードボタンがあった。ダウンロードが完了すると、ゴミ箱(trash)に変化する。
これでもうモバイル通信を使う必要があまりないだろう。外出時にブラウザやFacebook、Twitterを使うぐらいだ。おそらく、それぐらいでは3GB/月の使用量にはならないだろう。
ジャコ・パストリアスのベースが響いていた。Apple Musicのプレイリスト。さて、Android版が出るのが待ち遠しい。
今は、「美女と男子」を久しぶりに見ている。予想できない筋立て・展開でなかなかおもしろい。終了。残っているジャコの後二曲に切り替えようか・・・
かに座周辺に太陽の100兆倍以上の質量を持つ暗黒物質のかたまり9個が発見される | スラド サイエンスネタ。
暗黒物質でググってみると、昨年は、太陽核から「ダークマター(暗黒物質)」が放出されている可能性が高まる - GIGAZINEのニュースがあった。放出されている可能性があるのは、暗黒物質 - Wikipediaに説明があるが、アクシオンという冷たい暗黒物質である。
少し、続きがあるかもしれない・・・
昨晩、WTM80を聴いてきた。「テレワークという働き方をしています」、「Google Cloud Platformでシステム構築」、「いつまでたってもNFCが元年のままの件」の3セッション。ここでは感想に書かなかったプログラミング言語関係の断片的な連想話をメモ程度に残しておこう。
Google App Engineのサポートしている言語が、Python、Java、PHP、Goという話で、少し聞き漏らしたが、おそらく並列処理をしようと思えば、Goなんだけど、あまり書ける人がいないという話だった。
Goについては、Go (プログラミング言語) - Wikipediaを読めば多少のことはわかるが、始めるなら、Getting Started - The Go Programming Languageが出発点だろう。WindowsならMSIがあるので、インストールは簡単だ。
Goの並列処理の話で思い出したのが、Interview: Larry Wall | Linux Voiceの次の部分。
We didn't design or specify pretty much anything about concurrent programming until someone came along who was smart enough about it and knew what the different trade-offs were, and that's Jonathan Worthington. He has blended together ideas from other languages like Go and C#, with concurrent primitives that compose well. Composability is important in the rest of the language.
concurrent programmingとparallel programmingとはまったく同じではなくて、関連していると思うが、Perl 6でどのように実現されるのか、大変興味がある。Concurrent computing - Wikipedia, the free encyclopediaには、C#とGoはConcurrent Programmingをサポートする言語として上げられている。この中に出てくる「composability」という言葉は、訳せば、「構成可能性」。
Feature comparison of Perl 6 compilersにはConcurrencyという項目があり、その中の小項目をリストアップしておこう。
概要はSynopsis 17: Concurrencyにある。Larry WallがLinux Voiceで語った、composabilityにフォーカスし、難しいことを可能にすること、がデザイン哲学にそのまま記載されている。このSynopsis 17(S17)は、2013年11月3日に作成され、最後に修正されたのが、2014年12月27日になっている。ここに到達するまで、長い間、良いアイデアを待っていたのだ。著者は、Jonathan Worthington、Elizabeth Mattijsenの二人。
Windows 10にアップグレードするには | できるネット、Windows 10一般リリース、アップグレードエラーの発生も報告される | スラド IT、Microsoft、Windows 10でインストールする更新プログラムを選択可能なツールを公開 | スラド ITなどの記事を眺めてみる。
最大の問題は、「今年よかったこと第一弾、プロテック社、USBRADIO RDPC-101のWindows 8.1対応 (02/01/2014)」。Windows 7 64ビット版は非サポートβバージョンの取り扱い。Windows 8.1 Pro 64ビット版では動いたが、そのまますんなりWindows 10にアップデートできるかどうか。今のところ、Web上に情報はなさそうだ。
当面は焦ることはないけど・・・
例によって、お疲れモードで帰宅。しかしながら、しっかりとRebuild.fmは聴き続けている。既にエピソード20番台まで遡っている。通勤時朝夕、まったくラジオを聴かなくなった。Windows 10、アップグレード数が1,400万台突破 - リリースから24時間で | マイナビニュースネタ。
当然とは言え、素晴らしい出足と言えるかな。PCのほとんどはWindowsなのだ。「Windows 10を入手する」アイコンは一時タスクバーから消失したが、今日は戻ってきている。インストール絡みのニュースや噂が出尽くすまでは放っておこう。1400万台もインストールすれば、トラブルの事例には事欠かないだろう。
NVIDIAとAMD、DX12対応のWindows 10ドライバを公開 - PC Watchの記事から、AMDのサイトでAMD Radeon HD 7700 Seriesグラフィックスボードのドライバの存在を確認済みだが、自動でインストールされるのかな。Catalyst 15.7.1 & Graphics Driver Installer for Windows 10 64-Bit。
Windows 10 Support
This driver provides support for Windows 10 as well as full WDDM 2.0 and DirectX 12 support which is available on all AMD Graphics Core Next (GCN) products, - AMD Radeon HD 7000 and newer graphics products.