お隣の庭で蝉が鳴いている。Gmailの新着の中にDemis HassabisのGoogle Scholarアラートを見つけた。Scholar アラート - Demis Hassabis - 新しい論文。それが、Neuroscience-Inspired Artificial Intelligence: Neuron。
総説だけど、デミス・ハサビス氏が筆頭著者になっているので、現在何に興味を持っておられるのかなど、知るのに役立つだろう。リファレンスには、番号を振っていないのでテキストエディタにREFERENCESをコピーしてスクリプト(/(\d|[a-z]{2}\))\.$/)で数えてみると、178件の論文がある。
Abstractとは書いていないが、相当する部分を訳しておこう。
神経科学と人工知能(AI)の分野は長く絡みあった歴史を持っている。しかしながら、特に最近は、2つの分野間のコミュニケーションとコラボレーションはありふれたものとは言えなくなってきている。この論文では、生物学的な脳をよりよく理解することが、知能機械を構築する上で不可欠の役割を果たすだろうと主張している。私たちはAIと神経科学分野の歴史的相互作用を調査し、人類や他の動物の神経計算の研究からインスピレーションを受けたAIの現在の進歩を強調する。私たちは、ハイライト表示して共有したテーマは両方の分野の将来の研究を進歩させるためのキーになると結論づける。
少しずつ勉強していこう。いつ終わるとも知れない、果てしない旅・・・to be continued...
(追記)
論文のPDFからREFERENCESのページを「すべてを選択」してテキストエディタにコピーするとすべての行に改行が入っているので、論文情報単位の最後行への上記のパターンマッチを使って、論文情報単位毎に改行が入るように、行を半角空白でつないで整形する。そこから、論文の年情報をキーにして昇順にソートして、そのうち、1970年代までの論文を上のリストにピックアップした。REFERENCES自体は筆頭著者名のアルファベティカルなリストになっている。
チューリングの1936年の「決定問題に応用する計算可能数について」を出発点にして、Hebbの「行動の機構」(1949)、やはりチューリングの「知能機械と知性」(1950)、ローゼンプラットの「パーセプトロン」(1958)、マーとポッジオの「計算の理解から神経回路の理解へ」(1976)が含まれている。
星野力著「甦るチューリング コンピュータ科学に残された夢」(NTT出版、2002年)とD.O.ヘッブ著「行動の機構 脳メカニズムから心理学へ」(岩波文庫、2011年)ついでに久しぶりにPerlスクリプトを上げておこう。上記の作業に使った二つの小さなスクリプトを統合したもの。1パスで同じように動く。
while(<>){ chomp; if(/(\d|[a-z]{2}\))\.$/){ $ref .= " " . $_; $ref =~ s/^ (.+)$/$1/; if($ref =~ /\((\d{4}[a-z]{0,1})\)\./){ $yearref[$i++] = "$1:$ref"; } $ref = ""; }else{ $ref .= " " . $_; } } foreach $ref (sort @yearref){ print $ref,"\n"; }
この程度のスクリプトでも人工知能に作れと言ってもむずかしいとは思うが^^;)
まず論文の情報の単位を把握できる必要がある。そして、特定のパターンを読みとる力が必要だ。
最初に情報の持つ構造、構造を構成するそれぞれの要素の持つ意味を見てみよう。上記のリストを見ればわかるように、REFERENCESの文献の構造には二つの場合がある。大雑把にまとめると、論文の場合は「著者名 (西暦年). タイトル. 雑誌名. 巻数, 開始ページ数.終了ページ数.」、書籍の場合は「著者名 (西暦年). タイトル. (出版社名).」の形式となっている。
次に、情報の一纏まりの単位を区切るパターン。文献の場合は、運のいいことに、情報の最後は「ページ数.」となっている。ページ数だから数値だ。正規表現では、「\d」が数字一文字、「[0-9]」と表現することもできる。他の情報要素はそのようなパターンを持っていない。したがって、情報の末尾のパターンは文献の場合「\d\.$」と表現することができる。ピリオド「.」は正規表現の要素(atom)の一つであり、特別な意味、「なんでもよい一文字」を表すので、ピリオドそのものを表すには正規表現では「\.」と記述する。「$」は行末を意味する。
書籍の場合は、情報の末尾には出版社名が()で括られて、ピリオド・行末で区切られる。従って、情報の末尾のパターンは「[a-z]{2}\)\.$」で表される。出版社名の最後は英小文字、正規表現では「[a-z]」からなる。「[a-z]{2}」の「{2}」は二文字並んでいることを意味する。一文字だけだと、「(2007a).」が行末に存在する場合に区別できない。今回の場合、実際にそういう行が存在していた。西暦年の後に「a」や「b」が付加するのは、同一著者、同一西暦年の論文が存在する場合である。論文中でREFERENCESの情報を示す場合は著者名と著作西暦年で示すのが、一般ルールである。本論文のREFERENCESのリストの先頭は、そのような構造を持っている。
これらを合わせた文献情報単位を区切る正規表現が「(\d|[a-z]{2}\))\.$」である。パターンの異なる部分を「|」で区切って並べ、()で一括りにしている。「(」と「)」も正規表現である。その本来の意味は次の段落で示すが、ここでは単に「|」で区切られた正規表現をまとめる役割を果たしているに過ぎない。
もう一つのパターンは、著作西暦年を読みとるパターン、「\((\d{4}[a-z]{0,1})\)\.」。このなかの()は正規表現で、()で括られたパターンの部分が「$1」に代入される。「\(」と「\)」は「(」と「)」の文字そのものを指している。「[a-z]{0,1}」の意味は、「(数字4桁」に続いて、「a、b、c、...、z」の英小文字が一つもないか、一文字だけ存在してもよいということ。「{0,1}」は並んで現れる回数を範囲指定している。
上のスクリプトでは、著作西暦年を情報の纏まった単位行の先頭に「:」で区切って付け加えている。これをソートすれば西暦年昇順でソートされる。同じ西暦年なら、著作者名でアルファベット順にソートされることになる。先頭の西暦年を、ソートしつつ、除去して出力するのも簡単だ。こういう方法はアイデアだ。ソートの性質から思いつく必要がある。単純で有効だが、もちろん、他にも方法はあると思う。
ということで、Perl入門とはいかないまでも、正規表現の実践的入門にはなったかもしれない。ただし、Perl5の正規表現であることを忘れてはいけない。いずれ、Perl6の正規表現入門を書く必要が出てくるだろう。
マイルス・ディヴィスの「Venus de Milo」(ミロのビーナス)が流れた。Apple Musicの日曜日のクール・ジャズのプレイリストの先頭。Apple TVの電源ランプが何もしないのに何度も点いている。tvOSがアップデートされているのかも。そろそろAmazonプライムビデオが入るのかもしれない。Apple、第5世代Apple TVに備え4K/HDRコンテンツ準備か - iPhone Maniaネタ。
Apple TVを遅ればせながら第2世代から第4世代に更新したけど、第5世代の噂。1080pのテレビの能力はフルに発揮され始めた。テレビを4Kに切り替える気は当面ないので、問題なし。
tvOSの現在のバージョンはチェックすると、10.2.2、数日前に更新されたとのニュースが出ている。パフォーマンスと安定性が全般的に向上と書いてあるだけ。
いろいろと記録にとどめたいことがあっても書いている暇がない。Sleepy Hollowを見る暇はあっても・・・
AppleのOS関係のアップデート状況はApple、セキュリティや安定性、互換性を改善させた「macOS 10.12.6 Sierra」および「iOS 10.3.3」などをリリース。 | AAPL Ch.が詳しい。tvOSは10.2.2(14W756)になっている。
台風一過、朝、県北西部には大雨特別警報が出ていたが、帰宅時は雨は止んでいた。NECを退職し、新会社を立ち上げました。 - KaiGaiの俺メモネタ。Facebookで見つけた記事だが、シェアする価値のある記事というか、体験談。
コンピュータ資源(GPUやSSD)を有効活用して、高性能、低価格、使いやすさを両立するヘテロDB(データベース)製品を事業化するのが、新会社の目的。HeteroDB,Inc - Productを参照。
これからは、クラウドコンピューティングからエッジコンピューティングへの流れもあるので、リソースの少ないコンピュータ環境で高性能なDBを求めるというニーズが強くなる可能性はあるような気はする。高性能が要求される必然性のあるニーズがどこまであるのかとは思うが。
これも具体的な実験と経験が物を言う世界ではある。
ある意味、当たり前のことが書いてある。何かを言葉で説明しても説明しつくせないことがある。それはその言葉を読んで、自ら感得する必要がある。その領域が暗黙知である。
ビジネスの世界でよく言う、暗黙知を見える化しようという話とは違う。それは結局、暗黙知を感得できるようにするための仕組みを強化するという意味合いで捉えるべき。その仕掛けとは、やはり言葉であり、書物である。
この本は、それを概念化して「暗黙知」という言葉として与えたところに意義があるのだろう。
もちろん、この本はもっと他のことも述べている。例えば、科学的知識を一般人がどのように受容するかというような問題、それは(専門家の)権威によって与えられる。そのこと自体も一般的な現象として暗黙知に関わってくると言えるかもしれない。実際にそれが正しいのかどうかは一般人にはわからないという意味での暗黙知。
身体的に感得するしかないような知識、例えば、自転車を運転するようなことは無意識的・身体的なものとして暗黙知と位置付けられる。
ここまでで、三種類ぐらいの暗黙知がありそうだということになる。それ以外にあったかもしれないが・・・
そうそう、絵の理解は暗黙知そのものであるという話が出た。芸術一般は暗黙知そのものの世界かも知れない。感覚と知覚との違いのような話も出た。
ポランニーが考えている暗黙知の歴史は、高々二、三千年の一般的な言葉で書かれた歴史(有史)をベースにしているが、人類の歴史は直立二本足歩行の700万年に及び、現生人類、ホモ・サピエンスは20万年前に解剖学的な存在の証拠がある。農業・牧畜が始まったのは、最終氷河期が終わった1.2万年前以降、1.1万年前のこと。暗黙知自体は、人間が情報を象徴化によって処理する能力を持っていることによる本質的な性質なのだろう。
今日は、Uluruが急な休みとなり、直前にW氏が場所を、原爆ドーム近く、元安川沿いのカフェ・ポンテ・イタリアーノに変更。無事、開催。出席者は久しぶりのM氏、常連となったN氏、固定メンバーのY氏、S氏、W氏と私の6名。2時間以上長居したが、冷たい水を最後まで出してくれ、丁寧な応対で好感が持てた。僕はピザとコーラのセット、食べ終えて、ビールを注文した。ここのピザやパスタはおいしい。
次回は、8/27(日)、Uluruで。課題図書は、前回提案した「完訳 ロビンソン・クルーソー」をW氏が取り上げてくれた。そう言えば、A氏が8月は出れるだろうという話だったが・・・
暗黙知はともかく情報の溢れる現代、暗黙でない情報の取り扱いにさえ途惑いを憶えるほどである。W氏に言わせれば、一旦立ち止まって考えようということになる。確かにそれは大切なこと。暗黙知について考える時間が持てたことは大変有意義だったということになる。
テスラ、新型車「モデル3」の納車を7月28日に開始すると発表し株価が上昇 - Autoblog 日本版ネタ。株の値付けなんて適当なもの。うろうろしてはいけない。Elon Musk氏の「13:06 - 2017年7月9日、First Production Model 3」には、Modle 3の勇姿が。これはモノクロだけど、続いて「13:45 - 2017年7月9日」のツイートにはカラーで。
Rebuild界隈でも人気のあるElon Musk氏。立志伝中の革命的人物で現役。さて、次の展開は・・・知らない人はいないと思うが、よく知らないというなら【世界最高の起業家】天才イーロンマスクの野望と経歴が異次元すぎる! - WorkaHolicを参照しておこう。
世界最高のデザイナーたちの思考に迫る! Netflix最新ドキュメンタリー「アート・オブ・デザイン」|WIRED.jp。アート・オブ・デザイン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト。
エピソード1のクリストフ・ニーマン:イラストレーションだけ、まず見たが、演出過剰という感じがしないでもない。漫勉みたいに実際どう描くのかが知りたいところだ。少しずつ見ていこう。
NetflixをApple TVで見ることにしてみた。一ヶ月は無料。一月単位で更新する。Netflixのオリジナル作品なので、他では見ることができない。見たいものが出てくれば一月単位で購読というのもありかな。
ワイアードにはMITメディアラボ・伊藤穰一所長が語る「デザインと科学」|WIRED.jpもある。伊藤穰一:これから人間や生物の「インターネット化」で起きること|WIRED.jpも読んでおく必要があるだろう。世界は変わりつつある。
NETFLIXで「アート・オブ・デザイン」の8エピソードを今見終わろうとしている。気を入れて見れずに流し見たものもあるが、大変おもしろくて刺激を受けた。
最後のエピソード、インテリア・デザインのイルス・クロフォードが、「視覚の効果はわかっているのだけど、それを言葉で表現できる必要がある」と言ったのに興味を覚えた。
あっ、そうそう。このシリーズのタイトルは、実際には「アート・オブ・デザイン」ではなくて、「Abstract」だ。訳せば、「抽象化」なのかもしれないけど、視覚と言葉で経歴や様々なデザインの方法などを説明している。論文の概要のような意味合いなのかもしれない。要はデザインの生み出し方を簡潔にまとめて説明している。「要約すれば」というような意味かな? それぞれ40分以上の番組なので、簡潔な要約とは言い難いが・・・
雨などで、しばらく、夜の散歩に出ていなかったのだが、ようやく昨晩は歩いた。イオンみゆき店(以前は宇品御幸店だったかな)入口両横の大きな樹木で鳥の集団が騒ぐ鳴き声が聞こえる。最近、クレーン車を投入して、かなり徹底的に刈り込んで、丸坊主に近くなっている。夜空を見上げると、月と木星が接近していた。
イオンみゆき店前今朝「月と木星」でググると、2017年7月1日 月と木星が接近 - AstroArtsがすぐ見つかる。この夜遅い時間帯なら、月の近くでこれだけ明るいのは木星しかないと推論できる。聞かれて「木星だろうね」と答えた。もっとも、この写真では木星は針の先でちょっと刺したぐらいの見逃しそうな一点にしかみえないのだが・・・
散歩の帰りに、新聞の自動販売機に買い忘れていた土曜の日経がまだあるのを見つけて、いったん帰宅、財布を持って買いに戻った。それで、散歩前に起動した歩数計は3700歩を超えた。
iPhoneは2007年に登場して、世界を変えた。Webデザイン的にはレスポンシブ・デザインからモバイル・ファーストが決定的なものになった。プログラマーから見れば、デスクトップの重要性は変わらないわけではあるが、JavaScriptの重要性もはっきりしている。Shadow DOM/Web Componentsという新しい要素がブラウザに組み込まれつつある。とうとう、CGIのような枠組みを使わずに、Web標準だけを用いて、Webサイトがプログラマブルになる。データベースをどう取り扱うかという問題は残っているような気もするが・・・
僕自身はWebとデスクトップの融合を目指していたわけだが、デザインは複雑なノウハウの塊のように見えて、学習しにくく、プログラミング的には踏み込みにくいと感じていた。Wordの文書もXMLとして出力は可能だが、中味を見るとあまりに複雑すぎて、テキスト処理でWordの文書を生成するメリットを感じられなかった。現在の高機能なWebも同様、複雑なソースから、その成り立ちを解析しようとは思えない状況にある。複雑なものは複雑なのだ。学習するためには、簡単なものから次第に複雑なものを生み出す必要がある。もっとも、簡単なものは役に立たない。複雑なものにいかに早く到達するかが課題である。
それはともかく、次の10年がどうなるかということになる。Perl 6は第三世代のプログラミング言語を標榜している。豊富な意味論(semantics)と拡張可能な言語の仕組みを持つはずだが、後者の方はまだ十分に見えていない。それは「Perl 6」本に期待している最大の部分なのだが。Web ComponentsがCustom Elementという拡張機能を持つという話を読んで、Webも第三世代に入ってきているのかなと思った。
モバイルフォン・デバイスもEssentialは機能拡張のインターフェースを持っている。さて、今年は新しい変革の始まりの年になるのかもしれない。
将棋の世界は藤井聡太四段の連勝記録更新の29連勝で盛り上がっているが、佐藤天彦名人とコンピュータソフト(PONANZA)との戦いは素人の僕が棋譜を見てもまったくおもしろくなく、対局上で機械が駒を置くのもまったく風情がないように思えた。名人もあの雰囲気では指しにくかったろうと思う。プロ棋士がコンピュータソフトの圧倒的な強さをあっさり認める場面が放送されて、残念、現実、そういうことなんだなと思う。藤井聡太四段と佐々木勇気五段の対局の解説でも、これはコンピュータの指す手だという話も出るぐらいで、いつのまにか、プロ棋士もコンピュータで将棋を研究することが前提の話になっている。
今日は、サンデーモーニングと題名のない音楽会の「レーピンの音楽会」を行き来しながら、9時半にはPCでAbema TVへアクセス、竜王戦決勝トーナメント、藤井聡太四段の30連勝が掛かった佐々木勇気五段との一戦の開始を待った。大量の報道陣が対局上に押しかけて、カメラのシャッター音が鳴り響く。PCで作業ができないのも困るので、MacBookを起動。Chromeからアクセス。テレビの方はNHK杯棋戦で、両睨みで観戦していた。
藤井聡太四段は今欠伸をしていた。自然体だね。緊張しているようには見えない。さて、どうなることやら、ギリギリの闘いが続いていくのだろう。楽しみ。散髪にでも出かけてこよう・・・
まだ、九州北部には土砂災害警報や大雨警報が出たまま、山口県も大雨警報が出ている。が、アメダスを見るかぎり、むしろ九州南部で雨が降っている。梅雨前線は停滞した南北高気圧の間で途切れそうだ。低気圧は中国北部を東に動いている。少し夜間の暑さが和らいだ。毎週があっという間に過ぎ去る。すぐ土曜が来て日曜が来る。世界は確実に変化している。あっと驚く記事が出始めた。AIやIoTばかりではない。
瞠目したのは、フランスが2040年にはガソリン車やディーゼル車を販売禁止にするという話だ。フランスのルノー・PSA(プジョー・シトロエン)は国の資本が入っている。欧州ではノルウェー・オランダでもガソリン車販売禁止の動きが出ていて、インドでは30年までにフランス同様の規制導入を目指す。
この背景には、ドイツ、2030年までに内燃エンジンを搭載したクルマの販売禁止を要求 - Autoblog 日本版、ドイツ:2030年までにエンジン車販売禁止へ。オランダやノルウェーも |、ドイツ連邦議会で、2030年までにガソリン車などを禁止する決議案が採択されるなどの記事があり、ドイツの意志がある。昨年10月の記事だ。頭に入っていなかった。こんな重要な動きを見逃すなんて・・・日経に出ていなかったと思うけど。検索結果を調べると、下位の自動車から「エンジン」が消える!? ドイツで2030年以降の搭載禁止決議が採択(1/3ページ):nikkei BPnet 〈日経BPネット〉には出ている。『交通大臣は「非現実的」とコメント』とあるので、信じたくなかったんだろう。僕もそれは無理だろうと無視したので頭に残っていないのかもしれない。あまりにも影響の大きな話だ。
でも自動車会社などが知らないはずはない。いろいろな最近の動きが符合する。大きな流れとしては当然の話でもあるわけだが・・・
日本経済新聞 2017年7月8日土曜版第3面 「電気自動車普及へ仏決断 ガソリン車 40年までに販売禁止」もう一つの記事も目についた。
日本経済新聞 2017年7月8日土曜版第7面 「テスラ株連日下落 衝突試験「最高」逃す EV競争も追い打ち」世界は待ってはくれないということか。これから激烈な競争に巻き込まれる。
インドの話は100% electric vehicle mobility by 2030: Is India really prepared for it? | The Indian Expressの記事が、「India EV」の検索結果の上位では最も早そうだが。日本ではインド、電気自動車のみ販売へ 2030年までに |の記事が出てくる。こちらは今年の4月の話。The Indian ExpressのAppを調べてみよう。NotificationはOKを出して表示されるようにしたけど。
さて、・・・静かな小曽根真とゲイリー・バートンのアルバム「タイム・スレッド」の最後の曲「ラメント」が流れている。「哀歌」「悲歌」という意味・・・
(追記) 今日、しばらく雨などでサボっていた散歩代わりに広島県立図書館まで歩いた。借りていた本の延長がWeb上でできなかったこともあったのと、美術手帖の7月号を覗くために出かけた。ついでに、日経の縮刷版で昨年の10月8日から13日前後を調べた。日経BPネットの記事がリンクしていた元記事、Bundeslander wollen Benzin- und Dieselautos ab 2030 verbieten - SPIEGEL ONLINEは10月8日に、日経BPネットの記事そのものは10月13日に書かれている。日経本紙・夕刊には言及はないようだ。今や、世界の動きをリアルタイムで捉まえるためには、インドや中国、ドイツ、米国のニュースに注意を払う必要がある。少なくとも日経BPネットをフォローしておこう。
考えてみれば、トヨタとスズキ・提携の狙いと「裏事情」(井上 久男) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)の記事は2016年10月13日、ソフトバンクがサウジと10兆円巨大ファンド、先端技術投資を加速 | ロイターの記事が2016年10月14日だった。直接的な背景としてどこにも書かれていないが、ドイツの動きが引き金となった可能性があるかも・・・
その頃、僕はボブ・ディランのノーベル文学賞受賞を追い掛けるのに忙しかったのだけど・・・
御幸橋より下流側を望む図書館からの帰りに撮影。川の水が大雨のせいで茶色に濁っている。それでも釣りをしている人がいた。
それはともかく、今後何が起こるのか。トヨタ、心底嫌ったEV開発着手、社内から激烈な反感…非トヨタ人材主導の異常体制 | ビジネスジャーナルの記事がおもしろい。なるほどとも思う。結局、失うもののないテスラが、先行している位置を活かして、やはり強いのかもしれない。後は、中国・インドが巨大マーケットを背景に伸びる可能性がある。まだ、読めない要素もあるわけだけど・・・
九州北部豪雨に続いて、鹿児島の地震に驚く。梅雨前線は予報通り、下がってきて、アメダスの降雨量は九州最北部の雨を示している。内陸にまでは入ってきていない。是愁さんのツイートはクマゼミの大合唱を伝えている。今日の帰宅時の外気温は31℃。夏が来ているが、空は青空とは言えない。雲が多い。
夜、外に出ると気温が高い。爽やかに風を切って歩くというわけにはいかない。汗だくになって帰る。
今週は水・金と夜は人と会っていた。日記がすこし途切れた。このところ、本を特に買い過ぎで、前に買った本を読み終える前に次から次へと・・・もっとも完全に読み終えてから、次の本に取り掛かるというのも非現実的なのだ。30年後に読む本もある。今日はさっき、Kindleで、伊藤穣一とジェフ・ハウの著作「9プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために」(早川書房、2017年; 原著: Joichi Ito and Jeff Howe, WHIPLASH How to Survive Our Faster Future, 2016)を購入して読んでいる。
この本のタイトルでちょっと気に入らないのは、「勝ち残る」という訳だ。surviveなら「生き残る」だろう。加速する未来に生き残るための9つの原理について書いてある。原題は「WHIPLASH」で、「鞭打ち(症)」の意。このままでは意味がわからない。高速の未来に生き残るために、九つの原理で鍛えるという意味なのかな。鞭打ち症を逃れるための原理。九つの原理の章をリストしておこう。
様々な本を同時に読んでいると、関連性が目につく。それを説明する記事を書こうと思いながら、時は過ぎ去り、記憶は薄れていく。しかし、記憶は無意識の奥深く沈潜していて、また何かのきっかけで浮かび上がる。そのような関係性を持つ情報のつながりから構成される線や面が情報の持つ意味の単位のようなものになる。そして、線と線がつながり、多重線やネットワークができたり、一つの面を構成したり、さらには面と面がつながると重なりができたり、層状体や多面体が生成する。
情報が分散したり凝集する相互作用のようなものが考えられるかもしれない。そういうものの中に結晶構造や多面体のような立体的構造を見出すことができるかもしれないという想念が多面体的日常というタイトルを生み出した。それは、もっと様々な連想を生み出しつつ動いている。
帰宅してPCを起動すると、4回連続ビープ音を繰り返し始めた。DellのXPSマニュアルによれば、RAM障害の警告音だ。既に処置法は決めている。しかし、1回目はログインしてうまく立ち上がったかと思うとハングした。ビープ音が鳴り出す。強制電源オフで、二度目の処置を繰り返す。問題なく動いている。日記を検索すると、夏到来、それから・・・ (2016/07/05)から1年ぶり。
帰宅時の車の温度計が示す外気温は33℃。ここ数日、毎日、水蒸気の凝縮の高度が上がってきて、山の高さを越えた。今日は夏空が見えてきた。梅雨明けか。
最近、通勤時は、Rebuildを聴いている。だいぶ遡った。Rebuild: 169: Your Blog Can Be Generated By Neural Networks (omo)あたりを今日は聴いていた。うーむ、生のデータをjsonで書くのは効率が悪すぎる・・・json形式のデータを作り出すのにPerlを使うと便利。まあ、Excelで読み込めるような規則的なデータはともかく、現実のテキスト処理は正規表現が使えないと実用的ではない。パターンマッチは正に人工知能的。僕も経験で、人によって正規表現の好き嫌いがどうもあるらしいことに気づいているけど。確かに、そこが分かれ道なのだろうね。
jsonはテキストとして煩雑で見辛い。人間可読形式の単純なテキストを元データにしたほうが手作りする場合は圧倒的に便利。それをPerlで好きな機械可読形式に変換して使う。特に日記なんかはそうかな。現在使っている自作のDDL(Diary Description Language)をもっと簡単な書式にしようかと思い描いている。取り敢えずは、従来のHTML変換スクリプトに、pictureタグデータを一つの画像ファイル名からファイルパスを含めて生成するルーチンを付け加えたが、次のステップでは、一日の日記をまったくマークアップのない平文で構成しようと考えている。自然言語からHTML言語を生成する。画像ファイル名やURLはどうしても残るけど。自然な形で埋め込む。
昨日、多面体的日常で取り上げた電子書籍。伊藤穣一氏はMITメディアラボの所長。フーコーのエピステーメー、ネグリのマルチチュード、クーンのパラダイム、ソーカル事件 - Wikipediaを含めて、ポストモダンの哲学的概念も織り込まれて、21世紀の初期に書かれた書籍として歴史に残るかもしれない。ジェフ・ハウ氏は「クラウド・ソーシング」という著書もある。
二人の著者が関心をもっている事柄・事象が満載であり、粗削りだが、断片的には知っている情報が、細部にわたって統合的にまとめられていて、なるほどそういう文脈に位置づけられているのかと確認できる。
この本は火災警報であり、急加速の世界で鞭打ち症にならないようにするための警告である。
断片的に知っていて、十分に理解できていないバイオの話は「権威より創発」の章に出てくる。Wiredのどこかで読んで記憶にあるのかもしれないが・・・バイオに深入りするのは倫理的な問題があると考えているので、そこまで、生物学に入れあげるのはどうかなと、これまでほとんど本日記では取り上げてきていないが、ここに書かれていることを読むと真剣に考えざるを得なくなる。合成生物学という言葉が既にある。
単なる連想だが、チョムスキー先生が人間の言語はいずれ生物言語学の一分野として取り扱われるだろうと予想されていることと関係しているかもしれない。二月も半ば過ぎて (2017/02/18)を参照。おそらく、チョムスキー先生は考古学の最先端を掴まえているように生物学の最先端をも掴まえておられるに違いない。
「創発的民主主義」について、「権威より創発」の章の最後に「追記 - 振り子を押し戻す」が加えられている。MITメディアラボの2015年 - Medium Japan - Mediumの記事にある「Scalable Cooperation」研究グループの話が出ている。しかしながら、現実はまったく楽観できないものだ。本書全体を通じて、まだ結論は出ていない。本当の未来はまだ見えていないと感じるのだ。
九つの原理の章のキーワードを書きつけてみよう。
本書に対する的確な批評は、おもしろいことに訳者の山形浩生氏の「訳者あとがき」にあり、味わい深い。AIやIoTがあれば未来は輝くかと思うと、そう単純ではない。山形氏によれば、「アメリカの生産性に関する権威の一人ロバート・ゴードンは二〇一六年に、いまのITを含む各種のイノベーションが、二〇世紀の各種イノベーションに比べていかにしょぼいか、そしてそれがアメリカ(および世界)の発展にとってどんな意義を持つかについて、非常に説得力のある(でも決して明るくない)本を書いている。・・・」としている。あっそうだよねと先入観をひっくり返されて驚く。確かにそういう観点もあり得ると思って、ロバート・ゴードンを調べる。直接的には、Amazon.co.jp: The Rise and Fall of American Growth: The U.S. Standard of Living Since the Civil War (The Princeton Economic History of the Western World): Robert J. Gordon: 洋書の著作のことだろう。まだ翻訳はないので、[FT]限りない経済成長の時代は終わったのか (写真=ロイター) :日本経済新聞(2012/10/4)を参照するぐらいか。僕は同じころに、十夜一冊 第三百三十夜 経済成長神話の終わり (2012/05/26)の記事を書いている。
日本経済新聞7/2,15土曜版人間が使用できる(地球上に存在する)物が有限であることは、交換価値だけが肥大すると現実と対応しないお金が出てくるという単純なメカニズムに気づかせてくれる。アリストテレスは交換の最後は物にならないといけない。最後をお金の形で蓄積することは倫理に反すると考えた。
現代人はギリシア時代に遅れている。まったく進化できていない。
金融危機(リーマンショック)後、世界の通貨量はGDPを上回った。逆にそれまでは一致していたのかと驚いた。
今日、猫のしっぽ カエルの手・選「夏の訪れ」を見た。新作。この中で、建築を学んだデザイナーが古民家の再生などに取り組んでいることが紹介された。伊賀の左官に習ったという剥がれない土壁の塗り方、作り方を実践する。ベニシアさんの木製のコンポストの制作。自然のものをできるだけ使って作る。元々、東京の建築会社に勤めていたのだが、その仕事や生活に疑問を持って、転身。さて、そこにうまく解を見出せればよいが・・・類は友を呼ぶとか・・・
さて、それはともかく我田に戻って、デスクトップとモバイルの間で、モバイルファーストは原理的に難しい側面があると思いはじめた。小さなサイズの画面で見れない(見にくい)コンテンツがあるのは明白だからだ。それもあって、GoogleはAIファーストに転じたのだろうか。AIなら、このコンテンツは、あるいはこの部分はPCで見よと言うかもしれない。あるいは近くのデスクトップや大型のタブレットを起動して、ブラウザ表示して見せるかもしれない。
そのような表示問題の代表例は、話は少し違うのだが、Kindleだ。Kindleデバイスに表示される小さな図版の見にくさは明らかで、拡大もできないし、本文のフォントの際立つ美しさ・明晰さも手伝ってか、まったく実用に耐えないと感じてしまう。文字も小さすぎるし、図版のコントラストも低くて不明瞭・不鮮明に見えて、イライラしてしまう。図版は、デスクトップのKindleを起動して鑑賞する必要がある。それで見れるから許せるのだが・・・
Kindleの最も凄いところは、ハイライト部分やメモをエクスポートできること。ハイライト部分の出力には出版社が許容する量的な制限はあるが、付けたメモはすべて出力可能だ。「移動」から「メモ」のタブを開くと、「メモをエクスポート」というメニューがタブの下に出てくる。エクスポートされたデータはPDFとCSVの形式でAmazonアカウントのメールアドレスに送付される。このデータをデータベース化しておけば、購入した電子書籍を検索できるし、その中にはAmazonの書籍データページへのリンクも含まれているので、CGI的な方法でデータのブラウザアプリを作れば、「購入した電子書籍の存在を忘れてしまう問題」はかなり解消できるだろう。
Kindle Paperwhiteの「メモをエクスポート」画面高山宏著、「近代文化史入門 超英文学講義」(講談社学術文庫、2007年; 電子書籍化、2014年)。
もっとも、高山宏著、「近代文化史入門 超英文学講義」(講談社学術文庫)を最近、Kindleで読んで、結局、物理的実体たる紙本も注文してしまったが・・・紙で捲り付箋を付けて、ノートにメモしながら読むのとKindleのデジタルメモ読書とを比較するには、Kindle読書をしゃぶりつくすまで、Kindle上のメモを試してみる必要があるかと思っている。それから・・・「購入した電子書籍の存在を忘れてしまう問題」に関しては、実はもっとおもしろいアイデアもあるかもしれない・・・
ようやくデスクトップCGIも新しい獲物を見つけたかもしれない。
毎日、いろいろな雑誌や本やWebを見たり、読んだりしながら、いつも考えているが、新しい統合されたアイデアにはなかなかまとまらない。しかし、少しずつ見えてきたものがある。Kindleの「メモをエクスポート」というのもその一つではある。デスクトップCGIでは、PCでエアチェックしたFM放送をローカルでiTunesにPodcastとして配信している。FM放送は日本語の番組名のフォルダに録音データが自動的に蓄積されていく。
Kindleから自動的にメモがPCに配信されれば、もっともおもしろいが、今のところ、「メモをエクスポート」にタッチすると、csv形式のデータとPDFがメールに添付され、Amazonアカウントのメールアドレスに届く仕組みになっている。
iPadのKindleのアプリではEメールに加えてフラッシュカードがエクスポート先にある。Kindle for PCでもメモを追加できるが、エクスポートの機能はない。フラッシュカードはハイライトした部分のカードの裏にメモが表示・編集できる機能のようだ。Kindleアプリ(iPhone)使い方 フラッシュカード機能を使って本の内容を振り返ろう! - 気がつけば電子書籍派を参照。今一つ意味が分からないが・・・それぞれのKindleアプリで機能が異なる。
Kindleのcsvデータの著作名をフォルダ名にして、Kindle-Notebook.csvとKindle-Notebook.pdfをコピー保存しておく。これは手作業になるが、ここまでくれば、CGIで自動的に整形してブラウザ表示させることは簡単だ。もちろん、その程度のことならKindle for PCで見ればよいわけだが、・・・「購入した電子書籍の存在を忘れてしまう問題」の解決に役立たないか!?
また、Windowsであればドキュメントの「My Kindle Content」に書籍のデータはすべて存在しているようだ。こちらのブックデータ(拡張子.azw)は関連付けていてもブラウザ(Chrome)からfileプロトコルでKindle for PCを起動できない。
Kindleデバイス自体をPCにUSB接続すれば、エクスプローラでKindleのデータを参照することはできる。弄ると下手をするとこわれるのでむやみには触れないが。コピーして調べればよいかもしれない。ただ、拡張子がWindowsのものとは違う。Kindleデバイス専用のデータみたい。
無難で生産的な仕事はせっせとメモを書くことかもしれない。ただ、各デバイスのメモが同期されるのがどの時点になるのか不明な感じだ。もう少しいろいろと試してみよう。
(追記) iPadのKindleから、メモをエクスポートしてみた。まったく仕組みが違う。icloudメールアドレスからのメール発信になるし、メールの主題は「iPad メモのエクスポート( 書籍タイトル)」の形式。添付されるのは「_________ - Notebook.html」というHTMLファイルだ。中身はxhtmlで、div/spanタグとclass属性で全ての要素が定義され、それに伴ってスタイルシートが定義されている。
AndroidのKindleの「メモのエクスポート」によるメ-ルの主題は「書籍タイトルのKindleノートブックのエクスポート」の形式。添付されるメモデータは「書籍タイトル - ノートブック.html」というHTMLファイル。やはり、iPadのものと同様にHTMLタグには「xmlns="http://www.w3.org/TR/1999/REC-html-in-xml"」の属性がある。このXML名前空間の指定は、Webで検索してもよくわからない。iPadのKindleと同様、フラッシュカードへの出力も存在する。
各Kindleデバイスのメモが同期することはないようなので、メモは使いやすいデバイスに限定して使うのが一応の原則になるかもしれない。もちろん、それぞれのデバイスのメモを融合して表示させることなどはできるかもしれない。デバイス上でアップデートされたメモは新しいメールに添付された新しいデータに存在することになる。
今のところ、メーラーのBecky! Internet Mailは変える予定はないので、これに依存せざるを得ないが、特定のフォルダ「Kindle-Notebook」にメモのメールは届くように設定している。
Kindle for Macを最後にチェックしている。Macはデータ関係がどう格納されているのか、検索してもよくわからないが、PC同様、メモのエクスポートはない。思想的にPC/Macのようなデスクトップマシンからメモをエクスポートする必然性はないということなのだろう。そのアプリで十分、それもよくわかる。ただ、こういろいろとデバイスを弄っていると電子書籍のむずかしさが見えてくる。実体のない感じがひしひしと迫ってくる。
そして、アプリの世界に閉じ込められたデータは、不自由だし、他の情報と自動的に組み合わせたり、融合させることはむずかしい。情報を取り出せるようにすることによって、電子書籍を実体化させることのできる可能性が生まれる。
Rebuild: 187: Zombie Modifier (hak)ネタ。現時点での最新エピソード。ライブで聴いて、サポータープログラムの生ファイルで聴いて、Podcastに配信されたのを半分くらい聞いた。ハクローさんは人気がある。バイリンガルニュースの二人が登場した回のMamiさんの話。
初めて明かされた秘密!? 宮川さんのFastly(Edge Cloud Platform | Fastly)で使っているプログラミング言語は7割がPerl、3割がGoだという話だった。仕事で忙しいという話、デンバーで開催されたGopherCon 2017に参加したという話題の中で明かされた。
The Slashdot Interview With Larry Wall - Slashdotのなかにも、Haskel、Erlang、C#とともにGoへの言及がある。PerlとGoとの親近性を調べていると、Golang's 'defer' in Perl | TNish [blogs.perl.org]が見つかった。TNish氏もSFのプログラマー、やはり、サンフランシスコのPerlとGoの使い手だ。
それはともかく、Goにはみんな興味がある。僕もGoをWindows 10にインストールして、Hello, Worldだけは試してみた。結局、何をするかということと、どの環境で動作するプログラムを作るかということで、プログラミング言語の選択は決まってくる。GoはWebプログラミングにも使えるということらしいが、僕が使うレベルの話なら、Perlで十分。
Perl6のパフォーマンス向上は続いているが、いつ、宮川氏がPerl6を話題にされるかどうかで、Perl6のパフォーマンスが実用レベルに到達したかどうかが判断できるだろうと思っている。Perl6がGoの代りになる日が来ることを祈っている。Perlが7割と話されたということは、その日が近いと感じられているのかも・・・PerlユーザーはPerl6で盛り上がりたいはず。
と思いつつ、Toward Go 2 - The Go Blogを見つけて、心が揺らぐ。Perl6、がんばれ・・・
TIOBE Index for June 2017 June Headline: Programming language Kotlin jumps into the top 50ネタ。Google I/O 2017で発表された、Kotlinの正式サポート。
トップ5の言語は、Java、C、C++、Python、C#。Pythonは、ビッグデータの解析に対する需要が高まっているので伸びているのだろう。ライブラリの充実によるものと考えられる。簡単にRubyやPerlで代替えというわけにはいかないだろう。
Pythonを採用している「集合知プログラミング」、「入門 自然言語処理」の各書籍伸びているのは、Python、Visual Basic.NET、JavaScript、Assembly Language、Swift、Object Pascal/Delphi、R、Go、MATLAB、Objective-C、Scratch、PL/SQL。R、MATLABはPython同様、ビッグデータの解析絡みで伸びているのだろう。Visual Basic.NETはBasicの生き残りだが、性能もよいらしい。伸びが著しいGoは並列処理なんだろう。Scratchは教育関連?、アセンブリ言語はIoT絡み? SwiftとObjective-Cは当然iOSだけど、Objective-Cは残っている。ある言語の意味論を他の言語に簡単には移行できない。
iOS、macOSはSwift/Objective-C、AndroidはKotlin/Java、Windowsは.NETという図式は一応あるが・・・一昨年ぐらいに調べた限りでは、開発する方法はいくらでもあるのだろう。いずれを選択するにしても、結局、作るものがなければ、何を知っていても意味はない。
主要言語のJava、C、C++、C#は昨年来低落傾向。JavaのRatingさえ15%を切り、他も10%を切っている。10位までの言語を合わせても、48.4%、50位までで88.18%、まだまだ、他の言語が存在している。Programming Languages Definition | TIOBE - The Software Quality Companyによれば、TIOBE Indexは246プログラミング言語をリストアップしている。TIOBEの50位までのプログラミング言語のレーティングをグラフ化してみよう。
TIOBE Index for June 2017大昔は、CかBasic、Pascal、Fortran、COBOLぐらいだった。LispとPrologもかな。アセンブラも。簡易言語として、grep、sed、フィルター言語だが、プログラミング言語の構造を持つ言語として、AWKがあった。shell言語などの機能も統合して、Perlが1987年に本格的なスクリプティング言語として登場した。そのあと、1988年にTcl/Tk、1991年にPython、1995年にRubyが登場した。Javaが公式に発表されたのも1995年。Windows 95とともに本格的なWebの時代が始まった。プログラミング言語が多様化したのはその頃からだ。おそらく、PCとインターネットが普及し、誰もがプログラミングできる環境が整ってきたからだろう。
Webでは当初はLiveScriptと呼ばれていたJavaScriptが、現在では(第6版、2015)本格的なプログラミング言語と変わらない拡張された仕様を持ち、Node.jsの登場でサーバーサイドでも機能する。ブラウザの激しい性能競争の結果、非常に高速に動作する。JavaScriptは紆余曲折の中でECMAScriptとして標準化されており、Webで欠くべからざるものとなった。Perl6は、The Slashdot Interview With Larry Wall - Slashdotによれば、「How can we get PERL into the browser? 」の質問にLarry Wallが「By the way, the MoarVM backend uses libuv, so our semantics should not be very far from what Node.js supports.」と答えている。Sorting out synchronous I/O | 6gutsにあるように、現時点ではMoarVMはNode.jsのライブラリlibuvに加えて、APR(Apache Portable Runtime)のApache Portable Libraryの影響下にあるようだ。今や、Rakudo.js update - builds sanely and passes some spec tests | Paweł Murias [blogs.perl.org]のようにJavaScriptをBackendとするRakudo.jsが姿を現しつつある。これで何が実現できるのか、大変楽しみにしている。
話は変わるが、本記事の写真はそれぞれサイズが二種類あり、pictureタグによってブラウザの横幅によってサイズが変化する。横幅が、320ピクセルと480ピクセルの写真を準備し、スクリーンの横幅が640ピクセルで切り替わる設定にしている。方法は画像 | Web | Google Developersを参照。
プログラミング言語は、得意分野別の言語、いわゆるDomain Specific Languageとなりつつある。HTML+CSS+JavaScriptのように複数の言語が一体となって動く。HTMLはDOM(Document Object Model)を体現し、CSSは表現を司る。JavaScriptはDOMを制御する。Model-View-Controllerの構造そのものが朧気ながら見えてくる。問題は、それぞれの言語が独立してグローバル変数を持っていることであり、それを統合して制御しようというのが、Polymer/Web Componentsの思想らしい。
Shadow DOM 101 - HTML5 Rocksの記事を読んでいると、本格的なMVCがWebブラウザに実装され、さらにはカスタム要素でHTMLを自在に拡張できるようにする仕組みだ。他の言語の入る余地があるのかどうか・・・ここまでくると、アプリはWebブラウザ上で制作するようになるのではと思う。モバイルでもデスクトップでも一つのアプリが動く。もう少し詳しく調べてみる必要があるだろう。
Abema TVでほとんど一日中観戦。日中は外ではスマホのディスプレイは見にくいが、夜間はよく見えると感心。さきほど、散歩を兼たイオン宇品店までの買い物に、バッテリーにつないだスマホを見ながら歩いた。帰宅して、最後をMacBookで見る。
テレビ報道も都議選か、佐々木元気五段-藤井聡太四段戦かということで混乱気味。どっちかというと、いまのところ将棋優勢か。平和な世の中だね、これからも続くとよいが・・・
最近、Abema TVの将棋を見ることが多くなったが、すべての棋戦を見れるわけではない。【中継】第30期竜王戦決勝トーナメント、7月31日に対局|棋戦トピックス|日本将棋連盟から、TOPページ|竜王戦中継を辿り、ライブの棋譜、2017年7月31日 決勝トーナメント 羽生善治三冠 対 稲葉陽八段|第30期竜王戦へ。
羽生三冠優勢。先手。両方の桂が跳んでいる。左側の桂の頭に飛車がいる。飛車を攻めにくい。上段の飛車桂縦列形。めずらしい形に思えたけど、ただ知らないだけかな・・・「変わりゆく現代将棋」を覗いてみよう。
稲葉八段投了。いいところなし。まったく羽生陣に迫れなかった。羽生三冠が挑戦者決定三番勝負進出を決めた。やはり強かった。
藤井聡太四段の動向も気になる。藤井聡太四段の公式戦成績/34勝2敗 まとめ - 社会 : 日刊スポーツ、藤井四段が3連勝 次戦は“羽生キラー”菅井七段 - 社会 : 日刊スポーツ、藤井四段連勝!夏休み「強くなる」羽生棋聖まで8局 - 社会 : 日刊スポーツぐらいを読んでおこう。
この時期、台風が梅雨前線を刺激すると、豪雨災害になる。ぼうぜん 古里水浸し 九州北部豪雨 「これは現実なのか」 朝倉市松末小 避難住民 泥道歩き移動 - 西日本新聞。孤立依然600人超、死者は11人=救助態勢1万2000人に増強-九州豪雨:Cubeニュース。昨日の朝は、是愁さんが心配だったが、帰宅してから、恐る恐るTwitterで問い合わせる。山の逆側で被害が出ているという話で、単に無事を喜ぶわけにもいかない。
毎年のように地震や水害など、自然災害が繰り返される。心が痛むが、いつも義援金を送るぐらいしか能がない。復興のためには災害の現場に行ってみることも大切だという話も聞いたけど、なかなかできていない。
週末もまだ大雨警報が出たまま。被害が拡大しないことを祈るばかり・・・こちらは、埋設された排水路から雨水が噴き出して、駐車場と道路の段差プレートが流された程度に過ぎない。
帰宅時、外気温30℃。夜、外に出ようと思うと、雨が降り出す。九州北部豪雨 発生から6日目、死者22人に 不明者・孤立なお多数:Cubeニュース。大分・日田市大鶴地区では住民20人が孤立状態:Cubeニュース。ニュースのタイトルを見て、もう6日目なのかと思う。
昨日、日曜日の朝、野鳥たちの鳴き声に混じって、蝉がすこし鳴いた。もう梅雨明けなのかもしれないと思ったが、帰宅時も少しパラパラ、結局降り出さなかったが、さっき雨が降り出した。でもたいした降り方ではない。
気象庁 | 天気図を見ると前線は北に上がっている。気象庁 | アメダス | 降雨量も降雨を示していない。このまま、復興に向かえればよいが・・・
天気予報ではまだ強い雨が降ると言っている・・・暑さのせいか・・・
気象庁|平成29年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)。九州南部は速報値では7月13日ごろ明けた。平年より1日早い。
10日から蝉が鳴き始めた。昨日も今朝も鳴いていた。窓を開けて、外の空を眺めてみると、まだ北側の空には筋状の高層雲、巻雲がある。前線の雲だ。天気図を見ると、日本列島と日本海上空の前線は切れていて、韓国から黄海を越えて中国に向かって伸びている。日本列島南海には東西に高気圧が停滞して間を熱帯低気圧が北北東に動いている。