いろいろな場面で、様々な植物や動物を見るのだが、正確な名前がわからないことが多い。吾妻山から帰りに比和川沿いの松林から細長い無表情な彫像をぬーっと突き出している鳥がいるので、写真でも取ろうよと車を引き返すと気配を察して古代の翼竜のように飛び去った。おそらくさぎ類なんだろうけど、だいさぎかあおさぎだろう。これもインターネットで鳥の写真を探して調べることができる。Googleは正に百科事典なのだ。前に菫の写真を載せたことがあったが、これも心配になって調べてみた。菫の一種であろうことは間違いなさそうだ。毘沙門天の5月頃、森が黄色くなって立ち枯れかなと心配させた現象だが、近くで見ると木に黄色の花が咲いていたのだ。標識がついている木があったのでクスノキ科のタブノキと思ったのだが、インターネットに載っている写真を見ると花の形状からはクスノキ科のクスノキそのもののようにも思える。
airWebはだいぶ良くなってきたのだが、@niftyのフォーラムアクセス関係はもうちょっと不安定な感じ、しばらくはAirCraftに戻って待とう。しかし、調べてみるとエージェントのプログラミングには、Air Cの他、当初の構想にあったPerlやRubyが動くようになっているようだ。スクリプトプログラマにとっては興味深い新たなスクリプティング環境が登場したことになる。
昨日の日経にNoam Chomskyが出ていた。アメリカのアフガニスタン爆撃批判だ。解説には生成文法理論を作った有名な言語学者として紹介されていた。73歳。1928年生まれなのでまだ誕生日が来ていない。12月7日だ。
最近、FGALTSで勉強のためにPythonでスクリプトを書きたいという話が出たのだが、Pythonは慣れてないので、ついPerlで書いて見せた。こんな具合だ。
@goodss = ('goods1', 'goods2', 'goods3');#ここに商品名のリストを書く while(<DATA>){ chomp; open(URIAGE, "< $_"); while(<URIAGE>){ chomp; ($goods, $num) = split(/ +/, $_); $uriage{$goods} = $num;#これが連想配列 print $num,"\n"; } close(URIAGE); foreach $goods (sort @goodss){ if($uriage{$goods}){ $u_data{$goods} .= $uriage{$goods} . "\t";#これも連想配列 }else{ $u_data{$goods} .= "0\t";#商品名のないデータを付加する } } %uriage = (); } foreach $goods (sort keys(%u_data)){ print $goods, "\t", $u_data{$goods}, "\n"; } __END__ 2002-04.txt 2002-05.txt -----^ 2002-04.txt goods1 5 goods2 10 -----$ -----^ 2002-05.txt goods1 3 goods3 8 -----$ -----^ 出力結果 goods1 5 3 goods2 10 0 goods3 0 8 -----$
毎月の売上データがキーとなる商品名ごとにテキストで出力されるのだが、売上のないものは出力されないという前提があり、すべての商品名についての売上データを月毎に一覧できるようなテキストデータに加工するのが課題である。Pythonで同じことを書くと次のようになる。これはTSNETでPyJUGというかGembook.jpの石本さんにsort()の部分を教えてもらいながら書いた。注意すべきなのは、sort()がソートしたリストを返さないので、for name in files.sort()と書けないこと。
import string goodss = ['goods1', 'goods2', 'goods3'] files = ['2002-04.txt', '2002-05.txt'] uriage = {} u_data = {} buffer = {'goods1':"",'goods2':"",'goods3':""} files.sort() for name in files: file = open(name, "r") while 1: line = file.readline() if not line: break [goods, num] = string.split(line) uriage[goods] = num file.close() goodss.sort() for goods in goodss: if goods in uriage: u_data[goods] = buffer[goods] + "\t" + uriage[goods] else: u_data[goods] = buffer[goods] + "\t0" buffer[goods] = u_data[goods] uriage = {} u_datakeys = u_data.keys() u_datakeys.sort() for goods in u_datakeys: print goods + u_data[goods]
次のは石本さんが同じ機能を持つスクリプトを書いてくれたもの。なあるほどという感じ。
goodss = ['goods1', 'goods2', 'goods3'] files = ['2002-04.txt', '2002-05.txt'] uriage = {} files.sort() for name in files: # 当月のデータの初期値(0)をセット for goods in goodss: p = uriage.setdefault(goods, []) p.append('0') for line in open(name): goods, num = line.split() # 当月のデータを更新 uriage[goods][-1] = num goodss.sort() for goods in goodss: print "%s\t%s" % (goods, "\t".join(uriage[goods]))
このようなフィルタ的スクリプトを書く場合には、開発環境としてCopal2を使うと便利だ。XP上で石本さんのSJIS版Pythonも動いたので海鳥さんに報告しておいた。石本さんのスクリプトは掲載許可をいただいた。感謝。
今日は久しぶりの猛暑、最高気温が36℃を越えた。昨日に続けて、何か疲れた感じがして早めに退社した。絵のような非現実感を伴った積雲が山の稜線に沿って低く張り付いている。空は青く、高く、上空には秋の筋状の雲が白く輝いている。車で走ると広島に近づくに連れて、下層の積雲の暗い下側の部分は微かに紫を感じさせる灰色に変化すると、高層雲は薄く拡がり、夕焼けに染まっていく。家に帰り着く頃にはいつの間にか暗くなっていた。明日は休養しようかと思ったが、やるべきことが頭に浮かんでくる・・・
さてとインターフェース10月号のデータベース特集はやや期待はずれ、演繹データベースを調べてみたけど、理解して使いこなすまでの敷居が高そうだ。何事も簡単ではない。まず自分が何をしたいのかが不明なのだ。新しいインデックスを考えること・・・
airWebのβ3.4にバージョンアップしてみた。なかなかよくなっているような気がする。これならそろそろAirCraftから移行してもよいかも。パッケージマネージャがあるのでエージェントを簡単にインストールできる。かなり自動化の進んだシステムになった。さて、インターネットの情報収集の基盤と育つかどうか楽しみではある。
大昔からチョムスキーは知っている。「現代思想」あたりでおそらく読んでいたのだろうが、ほとんど理解はしていなかったのだと思う。若気の至りでその頃は言語がすべてだなんて考えていた。今頃、こんなところで再会するとは思わなかったが、「言語の脳科学」ではチョムスキーが主題の一つである。まだ新しい理論を作り出そうとしているというのを読んで、息の長い学者だなあと感心した。74歳ぐらいのはずだけどMITの現役なんだ。少しリンクを調べておこう。チョムスキーには二つの側面がある。政治的な側面(日本語)と言語学の側面。変形生成文法理論の入門書、「言語と精神」をアマゾンで注文した。
最近は、シャンクにかぶれてしまって、物語ることとデータベースの関係を考えている。物語をデータベースにするにはどのようにすればいいだろう。と思っていたら、クオリア日記にあった東浩紀著、「動物化するポストモダン」オタクから見た日本社会、講談社現代新書1575、193ページ、660円を経済学のコーナーで見つけた(MEGAもなかなかセンスある。話は飛ぶが、RCCの夜討ち朝駆けリンリン情報という、なんじゃこの名前はと思う、コーナーでMEGAのベストセラー情報が月に一回ぐらいあるのだが、実に要領を得た解説をしてくれる女性が出てくる。これも朝の楽しみの一つ)。このなかに物語消費とデータベース消費の比較があるのだが、インターネットにおける情報の消費はデータベース消費であって引き出し方でいろいろな様相を見せるという。ただし、深層には大きな物語がない。大きな物語は背景となる世界観、あるいは状況の設定、背景のようなものである。シャンクのいうstory、物語は全体の物語を構成する断片のような小さな物語をさらに小さくした知識の単位のようなもので、大きな物語を想定したものではない。シャンクの話は人工知能を意識しているからか、データベースを想起させる。知識データベースは物語を構成できるか。これはラベル付けの問題と取り出し方で解決しそうな気もするのだが・・・多重構造を持つラベル付けであり、多重構造を持つインデックスが必要なのだろう。インデックス自体も単なるアルファベティカルなものから、もっと複雑な動的な構造を持つものに変わるのではないかと思われる。
今日も日本全国8時ですネタ(^^;)金曜日は小澤遼子。進度の速い子には補充的学習をということで、円周率が3から3.14になったりするらしいのだが・・・教えるなら円周率は実は3.14159265358979323846…とずーっと続く数なんだが、簡便のために3や3.14にするんだよって是非教えて欲しいよね。それも言わずに3にしたりしたら、嘘を教えているようなもんだ。でも3というのは実際のところ人を馬鹿にしているんじゃないかと思うんだよね。計算をする場合に有効数字の概念を放棄するわけだからね。大体有効数字一桁では役に立たないよね。実学にもならん。そんなものが「ゆとり学習」であるはずがない。文部科学省こそ補充的学習が必要だという論調、この番組は心から笑えて気持ちが良い。何やってるんだろうねぇ、日本の誇る優秀な官僚たちは・・・知財立国が必要な時期にこれではだめじゃないの。知的財産国家戦略フォーラム、前特許庁長官の荒井寿光は2002年度からの「総合的な学習」課目導入に合わせて、数学・理科の補習授業に優先的に当てるよう提言している(荒井寿光+知的財産国家戦略フォーラム著、「知財立国」日本再生の切り札、B&Tブックス日刊工業新聞社、2002年5月25日初版第1刷、238ページ、1500円)。こういう具体的な提言は素晴らしい。まだ日本も捨てたものじゃない。しかし、教師や親だけでなくて、官僚の質も低下しているのかも、日本全国質低下って(^^;)笑いごとじゃない。みんながんばろうぜ・・・
以前は、ここ3年間ぐらいのことだが、朝の通勤時間帯はFM東京を車で聞いていた。AM放送は音質のことが頭にあって、視野になかった。いや、耳野になかったというべきか(^^;)しかし、NHKで基礎英語を聞いたりしているうちに、最近というか、今年の4月ぐらいからかな、RCCを聞くようになった。「本名正憲のおはようラジオ」が広島ローカルで結構おもしろいから。その中で東京のスタジオからということで、TBSラジオの「森本毅郎の日本全国8時です」が入る。これは会社に早く着き過ぎると聞けないし、聞き終わっても着いていない場合は下手をすると遅刻してしまうしということはあるが、聞けるとなんか得した気分になる。毎日定番コメンテイターが出るのだけど、昨日火曜は詩人の荒川洋治。以前、漱石の消滅ということで、小学校の教科書から漱石が消えたという話題を書いたが、高校の教科書からも漱石や鴎外が来年には消えるというのだ。芥川や太宰は消えないらしい。その原因は作品の長さ、短編の得意な芥川は有利というわけ。それから、現代の女流作家の作品の比率がかなり高いらしい。現代文で註もそんなに付ける必要のない、教師がそれほど力を入れて勉強をする必要もない教材というのが理由。教師自体が本を読まない時代。メディアが多様化したということなのかもしれない。考えてみるとまずはテレビの影響が大きいのだろう。テレビの普及率が1962年に49.5%になった。1971年にNHKが全時間カラー化された。ぼくらはテレビとともに成長したが、テレビの影響を全面的には受けていない。最初はチャンネル数も少なかった。1960年頃以降に生まれた教師は全面的なテレビの影響下に育ったということになるだろうか。最近はインターネットもあるしね。一日の時間は有限なのだ。荒川洋治のコメントは鴎外も漱石も読むべき、現代とは異なる時代の文章を読んで、現代にはない様々な物の見方を学んで欲しいというようなことであった。そうだよねって思った。
当たりだ。好き好きだけど、ラッセル、当然バートランドだけど、ホワイトヘッド、ライプニッツ、アインシュタイン、ニュートンや、リーマンのゼータ関数、ライプニッツ級数などが飛び交ってもどうってことないという人には大変お勧めだ。俳句が飛び交ったと思ったら、これだから好きだね(^^)現在一巻目の66ページ付近で中断・・・時間が欲しい(^^;)
データを次のように作っておく。まずタブで階層的なリスト構造を作る。意味付けは自分の頭脳で考えること(^^;)
<a href="http://webshincho.com/kangaeruhito/">考える人</a> <a href="renewal_2002_07.html#diary_03">Plain living, high thinking</a> <a href="http://www.qualia-manifesto.com/index.j.html">仮想の系譜</a> <a href="#diary_03">情報を超えるもの</a> <a href="http://www.qualia-manifesto.com/kenmogi">茂木健一郎</a> qualia@freeml.com [qualia:6837]KasparovとDeep Juniorの対決 <a href="http://www.zdnet.co.jp/news/0208/09/ne00_deep.html">チャンピオン対コンピュータ、チェス対決</a> <a href="renewal.html#ai_02">人間対機械</a> <a href="http://6519.teacup.com/kenmogi/bbs">茂木健一郎 クオリア日記</a> 言語の脳科学 <a href="http://mind.c.u-tokyo.ac.jp/index-j.html">酒井邦嘉</a> <a href="#diary_04">言語の脳科学、ロボットの心 7つの哲学物語</a> <a href="renewal_2002_07.html#diary_02">意識する心</a> <a href="http://www.u.arizona.edu/~chalmers/">デイヴィッド・J・チャーマーズ</a> <a href="renewal_2002_05.html#ai_01">知の編集術</a> <a href="http://www.eel.co.jp/">松岡正剛</a> <a href="http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya.html">ISIS立紙篇千夜千冊</a> 人はなぜ話すのか <a href="http://www.edge.org/3rd_culture/bios/schank.html">ロジャー・C・シャンク</a> <a href="renewal_2002_05.html#ai_05">知性の次元</a> <a href="#ai_03">人工知能の作り方</a>
これを次のPerlスクリプトで処理するとHTMLのリスト構造が得られる。
print "<ul>\n";$blevel = 0; while(<>){ if(/^(\t*)[^\t].+$/){ $level = length $1; if($blevel > $level){ $diff = $blevel - $level; if($diff >= 1){ for($i = 1;$i<=$diff;$i++){ $ts = "\t" x ($blevel - $i + 1); print "$ts</ul>\n"; } } s/^(\t*)([^\t].+)$/$1<li>$2/; }elsif($blevel == $level){ s/^(\t*)([^\t].+)$/$1<li>$2/; }elsif($blevel < $level){ $diff = $level - $blevel; if($diff >= 1){ for($i = 1;$i<=$diff;$i++){ $ts = "\t" x ($blevel + $i); print "$ts<ul>\n"; } } s/^(\t*)([^\t].+)$/$1<li>$2/; } } $blevel = $level; print $_; } print "</ul>\n";
適当に作ったので、すべての場合うまく行くかどうか自信がなかったりして
今日は忙しい一日だった。朝7時に車で出発、因島市中庄に向かう。仏事へ参加するためだ。久しぶりに会う人々と歓談したあと、14時には広島にUターン。行きは福山西ICからしまなみ海道に下りるのだが、帰りは尾道ICから上る。標識はいとも簡単に入れるように書いてあるんだが、場所がわかりにくいんだよな。だいぶ山奥だから。ようやく山陽自動車道に乗って、どうも雲行きが怪しいと思ったら、急な土砂降り、ワイパーをフルスピードで動かしても前が見えない。久しぶりに味わう恐怖。急ブレーキを掛けると追突される可能性がある。必死で勘とわずかな視覚情報を頼りに80km/時を維持しながら走る。次第に前後の車の動きが把握できて全体が減速したのがわかって、徐々にブレーキを掛ける。トンネルに入っても皆おとなしく減速したまま走る。河内を過ぎるとまた晴天に、すぐ100km/時のクルージングに戻る。無事帰宅すると少し休んで、バスとアストラムでクラス会に出かけた。紙屋町の銀座ライオン。以前のデオデオのコムシティの地下なんだけど、今はTAITOのZipというゲームセンターに変わっている。こちらでも懐かしい顔を眺めながら、教育問題で激論。教育は親の責任と教師の責任と両方あるのだろうね。当然と言えば当然なんだが、、、、、今日は教科書を見ただけでは何を教えたいのかわからないということが問題になった。創造的教育という旗印のもと、不親切不完全な教科書がまかり通っているというのが、私を含めた批判側の論点である。教師側から見れば、躾という基本的なところで授業が成立しない場合があって、教科書以前の問題がある。本当のところ何が問題なのだろう。子供って親の思う通りにはならないもんだということは正直なところアグリーだ。
うーむ。単純な枝分かれのリストで構造を表現するには無理があるなあ・・・クオリア日記によれば茂木健一郎と松岡正剛は知り合いである。それでクオリア日記の中のレベルに松岡正剛を置いている。ただ、私が最初に松岡正剛を知ったのは知の編集術という書籍からである。
10年に一つの大作と言われるニール・スティーヴンスンのクリプトノミコン全4巻を購入。そんな大作だとは知らなかったが、インターフェース9月号に掲載された表紙の絵が頭に残っていて、これってあれじゃないと手に取って、あとがきを読み始めたのがよかったのかどうか・・・チューリングが登場人物の一人という設定なのだ。だからインターフェースに載っていたわけ。最初から俳句が三つも飛び交うという奇想天外な導入部。それがね、Perlスクリプトも登場するらしいのだ。パールスクリプトって訳してあるが・・・いいものみーつけたとにんまりしながら、、、、、中原尚哉訳、ハヤカワ文庫SF1398、2002年4月30日発行、471+479+457+458=1865ページ、880円×4巻也。
茂木健一郎さんの8/13のクオリア日記に紹介されていた本を探しにメガに出かけた。酒井邦嘉著、「言語の脳科学-脳はどのようにことばを生みだすか」、中公新書1647は見つかった。見当たらない「動物化するポストモダン」の代わりに偶々見つけた柴田正良著、「ロボットの心 7つの哲学物語」、講談社現代新書1582を購入。これは随分以前に何かの書評にあった本だ。いずれもおもしろそうだ。言語に規則があるのは言語が自然法則に従っているからだというチョムスキーの言語生得説を最新の脳科学は裏付けようとしているらしいのだが、「言語の脳科学」は脳科学の多様な観点から言語と脳の関係に迫っている。2002年7月25日発行だから出たばかり、最新の状況が把握できる。新書としては340ページで分厚い、11ページの索引付きだ。引用文献も丁寧に記載されており、本格的な書籍である。「ロボットの心・・・」は日本の哲学者がこういった問題をどうみているかを知ることができておもしろいかもしれない。やはりクオリアの話が出てくるんだけどね・・・クオリアを理解しないと最近の脳や意識の議論を理解することは難しそう。哲学者が特にクオリアという用語を使っているような気がする。
こちらへどうぞ。ってもまだ閑散としているだけだけど(^^;)
Tcl/Tk日本語チームの一員としての活動はご無沙汰だったが、ようやく少し進んだ(^^)vリンクはまだ生きていない(^^;)まだコミットしていないが・・・各種スクリプト言語のテキスト処理に関連するマニュアルページを集めてみようかという構想の一歩になるかも。
カスパロフが95$のチェス・ソフトウェアと対戦するそうだ。負けるなよ(^^;)
人工知能に最も近いアプリケーションの形態はデータベースだと思う。なぜなら知識を蓄え、かつ問い合わせに答える仕組みを持つからだ。どのように知識を蓄えるべきかというと、シャンクの「人はなぜ話すのか」の第4章「話に索引を付ける」が参考になるのかもしれない。話は「話題(主題)」、「ゴール(目標)/意図」、「プラン」、「実際の結果」、「教訓、観察」という要素に分解して記憶され、相互に索引として機能する。
人間は常に受容する情報について記憶を検索してマッチするかどうか調べている。この言い方は正確ではないが、シャンクの「人はなぜ話すのか」の最初のほうに書いてある。新しい経験を解釈するために記憶を探すのである。一致すれば考える必要はない。そのまま受容される。一致せずに理解できない部分は新たな知識としてラベル付けされ記憶されるということになるのかな。そんな具合に人間の知識は蓄積されていく。どれくらいの蓄積があるかが、知能、すなわち現実の理解・問題解決能力として問われるのだろう。
それとの連想で「考える人」の記事にある、Sony CSL、茂木健一郎の「仮想の系譜@小林秀雄と心脳問題」を読んだ。知能は、格好よく言えば、「脳の中に用意された仮想世界の奥深さによって、現実を認識するコンテクストの豊かさが決まる」ということになるのだろう。現実の刺激に対して、人間は仮想を得ることができる。小林秀雄の「光る一匹の蛍を見て、母親の生まれ変わりだという思いから逃れられなくなる」話が引用されているのだが、そのような主観的な体験こそ、単なる情報を超えるもの、数量化できない現実の質感、クオリアというわけである。私には、様々な記憶の一種の自己組織化的、連想的融合のような気がするけどね。「仮想の系譜」は連載ものなので次が楽しみである。
お蔭様で20000アクセスを昨日越えましたね。最近は1000アクセス/月のペースです。Ver.2の最初の1年は500アクセス強/月程度でしたから、倍増のペースです。まあ、アクセスが多くなったからよいということではないですけど、励みにはなりますね。
最近、ruby-talk-mlの単語出現頻度の解析をやってみたんだけど、現実のデータを眺めていると、単語の出現頻度でデータマイニングをやろうというのは無謀な気がしてきた。そんなことするより中身を読んでまとめたほうが早いと思ってしまった。出現する1万数千の語のうち、解析用に100-150の単語を選び出すという前処理はそれこそが既に解析そのものであって、そこで終わっているような気がする。なぜその方法でデータマイニングが可能になるのか、論理的・原理的な説明が必要だ。単なる操作の繰り返しだけで何かが自動的にできるような宣伝は眉唾ものである。もっとじっくり勉強する必要がありそうだ。
昨日、吾妻山の休暇村を目指して出発した。毘沙門台を下りると東に向かい、国道54号線に入って北上する。可部は相変わらず渋滞だ。可部を過ぎると快調にドライブ。三次の近くの「飛脚」でざるうどんを食した後、54号線から国道183号線に分かれると三次だ。さらに三次から庄原に向かう。庄原付近で少し迷いながらも国道432号線に間違いなく入り込みさらに北上、比和町に入る。山間の道を県道255号線に出会うまで進む。255号線に入ると比和川に沿って子供たちが水浴びをするのを見ながら、緑の豊かさを味わう。日本の田園風景を眺めながら、この地域は農業で生計を立てているのだろうなあと思う。広い田んぼを横目で見ながら、そう言えば最近、日本の減反とかの農業政策についてはあまり話題にならないと、中国野菜の農薬汚染騒動のことを思い出しながら考えた。車は前後にいないし、すれちがうことも稀だ。道路の経済効果に疑問を持ちながらも大変便利なことに複雑な気持ちで感謝。吾妻山の上り口までは道はたいへん良い。上り口から標高1000メートルの休暇村までは舗装されている道が多少狭く、すれ違うのに困難はあるが、ほとんど車には出会わないので問題はないと言ってよい。ということで到着。チェックインすると芝生の中のところどころにモグラが掘り返した黒い土の盛り上がりを見つけながら小坊主まで散歩。山並みが下界に広がる。絶景かな。問題は部屋に冷房がないこと、快適とは言いにくい。気温は下界とは大分低いだろうけど、おそらく6℃程度は、でもさすが夏だ。夜はUNO 5回戦×2で楽しむ。「となりのととろ」ももう何回見たことか。汗だくというわけじゃないけど、少し寝苦しかった。今朝は様々な小さな花を付けた植物を観察しながら赤とんぼの舞う中を散歩。暑くなる前に出発して帰ってきた。三次ワイナリーに寄ってワインを2本ばかり購入。片道120km、3時間。
三次のフレスタに併設された書店で「基礎からの計算科学・工学-シミュレーション」という特集にOctaveという文字があるのを見てInterface 9月号を購入。副題に「コンピュータにより可能になった新たな科学/工学分野」とある。パーソナルコンピューティングの領域を広げるためにはこのような特集は有難いね。次号予告には「データベース技術の徹底研究」とある。オブジェクト指向データベース、データマイニングのような次世代のデータベース技術についても解説するそうだ。そうだぜ、これからの方向はそっちだよ。来月号も買おう。発売日は8月24日。
一泊旅行から帰ってきたら、新潮社の季刊誌「考える人」が届いていた。年間購読料を払わないと配達してもらえないんだな、これが。ちょっとスピード感に欠ける。同じ新潮社の国際政治経済情報月刊誌「フォーサイト」は注文すると最初の配本に払い込み用紙が付いていて入金する。同じ会社でも方針が異なるんだ。まあ、大したことではない。肝心の「考える人」の内容、なかなか充実の気配だが、田園都市という言葉に引っかかった。細かいことばかりが気に掛かる悪い癖だね。英語で"garden city"なんだが、これって、庭園都市のほうが意味が近いんじゃないだろうか。英語の辞書には、研究社のShorterだけど、田園計画都市と訳が出ている。田園の田って田んぼのことだよね。どこに田んぼがあるんだと思ってしまう。田が農業の象徴とすれば、農業の側面が抜け落ちている。都市と農業の結びつきを取材してこそ、田園都市としての姿が見えてくるのじゃないのかな。言いがかりばかりつけている読者だねぇ、、、、、garden cityをGoogleで検索すると合衆国カンサスのGarden Cityが最初のほうに出てくるが、記事の最初にあるレッチワースが最初のガーデンシティとして引っ掛かった。この中にはStandalone Farmというリンクがある。やはり、田園都市という名前は適切なのだろうね。
後、気が付いたこと、養老孟司の信じないことのリスト、
人間というのは自分の記憶を常に調べていて、それに一致しないと心の底から信じることができない。「考える人」が到着するとがっかりしてしまうのじゃないかと恐れていたのだが、僕の基準で見て合格ですな。めでたい。Plain living & high thinkingを実践したいものだ。
ConfigureがStep.pmでこけていたが、先ほど再度checkout。すると問題なく、Configure、makeが完了。make testは次のようだった。Step.pmは7/20のもの。Cygwinをおとといバージョンアップしたのが効いているのかも?・・・
jscripter@DELL2 /usr/local/parrot $ make test cd classes && make && cd .. make[1]: Entering directory `/usr/local/parrot/classes' make[1]: Nothing to be done for `all'. make[1]: Leaving directory `/usr/local/parrot/classes' /bin/perl t/harness t/op/basic..........ok t/op/bitwise........ok t/op/debuginfo......ok t/op/gc.............ok t/op/globals........ok t/op/hacks..........ok t/op/ifunless.......ok t/op/info...........ok t/op/integer........ok t/op/interp.........ok t/op/lexicals.......ok t/op/macro..........ok, 1/13 skipped: Await exceptions t/op/number.........ok t/op/rx.............ok, 1/27 skipped: Pending some sort of lowercasing op t/op/stacks.........ok, 1/35 skipped: Await exceptions t/op/string.........ok t/op/time...........ok t/op/trans..........ok t/pmc/array.........ok t/pmc/perlarray.....ok t/pmc/perlhash......ok, 1/15 skipped: Trying to do multidimensional hashes. This will change. t/pmc/perlstring....ok, 1/8 skipped: Pending new version of concat_p_p_s t/pmc/pmc...........ok, 1/65 skipped: string->int not finished yet All tests successful, 6 subtests skipped. Files=23, Tests=414, 343 wallclock secs (158.91 cusr + 197.25 csys = 356.16 CPU)
新しい言語にはFORTHが加わった。