iCloud iPhone というウワサ - maclalala2ネタ。具体的な話なので、なるほどとも思うわけだが、・・・
iCloud利用が前提となれば、モバイル時の通信量は必然的に増大する。現時点のソフトバンクの「パケットし放題フラット」(4,410円/月)の場合、希望者にはFON無線ルーターを無料配布している。できるだけ3G利用を抑制したいということだろう。もっともiCloud iPhoneにどのような価格体系が適用されるのかはまだわからない。
iPod touch/Apple TV/MacユーザーとしてはそれほどiCloudに魅力を感じるわけではない。今のままでも十分なのだ。むしろ、WiFiを低価格でモバイル時に使えることのほうが大きな魅力になる。今なら、UQ WiMAXの1Day利用プランをピンポイントで使うぐらいしかない。
9月7日イベント説は本当か - maclalala2は、「New iPod」願望心理を巧みについた予想記事のような気もする。
機能的に新しく、残されている要素は、当面、NFC(おサイフケータイなど)ぐらい。プロジェクターを組み込むというApple Reveals Big Plans to Integrate Projectors into iOS Devices + - Patently Appleの記事もあるが、当然あるべき組み合わせだろう。
しかしながら、最早機能よりはコンテンツ。テレビ番組・映画の取り扱い。そして、プログラミング。やれやれ、想像力のほうが追いついていないなあ^^;)
ということだけど、Apple Focused on Advancing iOS Metaphors to a Higher Level - Patently Appleなどはいかが^^)/
Mac Pro は死んだか - maclalala2ネタ。iPhoneなどのモバイルデバイスは新しいコンピューティングの分野を生み出し、ほぼ想像できる変貌の延長線上にあるかに見える。それに対して、Macの変化はこれからだろう。ジョブズが順番があると嘯いていたように。
既に、Mac App Storeが登場し、Lionが出た。新しいハードウェアとしては、MacBook Air、MacBook Pro、Apple Thunderbolt Display、Mac mini。そして、秋にはiCloudが動き出す。そうそうiMacも新しい。
27インチのThunderbolt DisplayとMac miniの組み合わせは画面サイズで魅力的だが、Displayの価格が高すぎる。それならMacBook Airで済ませようということになるだろう。僕はMacBook LionにThunderbolt Displayを付けたいと思ったが、今のところディスプレイとしては高価過ぎるという判断だ。いずれにせよ、Thunderbolt対応の新Macでないとつながらないのだろうが、Cinema Displayと同じ価格。・・・特にマルチディスプレイは単価が高くては実現が難しい。
こう見てくると、新しいMacは単なるハードウェア構成の魅力ということにはならないのではないか。やはり、Mac OS XとiOSの融合がポイントになる。シームレスにMac/iPad/iPhone/iPodがつながる。それはiCloudを介してということになる。CPUはARMになるのかもしれない。
Thunderbolt DisplayにGPUが搭載される可能性の指摘は初めて読んだが、おもしろいね。CPUのARM化と何か関係が出てくるかもしれない。
それはともかく、Apple TVの1080p化の話もあったはず。やはり今やハードの性能よりは何ができるかだね。Apple TVのコンテンツが増えれば素晴らしい。
次期Apple TVはThunderbolt Display絡みになるのかもね。Apple TVの出力がHDMIからThunderboltになる・・・それぐらいでは売れる理由にならないだろうし。720pを1080pにするために必要なのかな。
まだ、途中。第4章あたりだけど、コーダーのリストぐらいまず作るか。この記事はちょっとずつ更新するだろう。
リンクの作り終わりの頃に、Coders at Work: Reflections on the Craft of Programmingを見つけてしまった^^;)
過激な見解だが、まあ、今のところ事実だろう。iTunes + iPod経由のユーザーであれば、iPhone、iPadユーザーになっていくだろう。Androidで何ができるだろうと考えると、まず、iTunesにつながらないことがネックになる。現実はそんなにシンプルでないことも事実だが・・・ケータイとタブレットは事情が違うだろうし。
グーグル、音楽情報サイト「Google Magnifier」を立ち上げ - CNET Japanのように、Google Music(About Music Beta by Google)で追いかけようとしているが、まだ使えるのは米国だけ。
Googleの差別化の決め手はGoogle Apps helps groups build communities -- Google Appsかもしれない。もちろん、Appleのデバイスからも使えるのだろうけど^^)
グーグルは新しいコンセプトを生み出したのかもしれないが・・・おもしろい世界になってきた感じはする。
どちらかと言えば回顧的な2つの記事が出た。マーク・アンドリーセンのMarc Andreessen on Why Software Is Eating the World - WSJ.comとマーク・クリンジリィのI, Cringely - Blog Archive - Losing the HP Way - Cringely on technologyだ。
前者は、グーグルのモトローラ・モビリティの買収、ヒューレット・パッカードのコンシューマーPC/WebOSビジネスからの撤退の原因、時流を「ソフトウェアが世界を喰らっている」と表現し、そのあと過去60年の歴史を説明しているのだが、説明するには長すぎる。簡単にいえば、コンピュータとネットワークによって、すなわち、その上で動くソフトウェアによって、あらゆる分野の仕事の仕方が変わったということだ。そして、最後に私のお金をどこに差し出せばよいか、知っているというわけだ^^;)
後者は、Hewlett Packardの歴史を紐解き、これはほとんど回顧である。技術志向の測定機器の会社であったHPが、PCとデータ・ストレージとプリンターの会社となる過程を辿り、自分(HP)の進むべき道を失ったと締めくくっている。
HPのコンシューマー向けPCからの撤退の報に背筋を凍らせたのはマイクロソフトだったかもしれない。ハードウェアの高性能化がソフトウェアを進化させ、OSの重要性を相対的に低下させつつある。今や、OfficeアプリもGoogle DocsのようにWebで動作する。ちょっとしたスプレッドシートを作るぐらいなら、Officeを立ち上げる必要性はまったくない。そして、出来上がったデータをExcel、OpenOfficeやPDFに変換してダウンロードできるのだ。すべてフリーだ。最近では、Adobeも危機感からか、Adobe Reader Xに注釈と共有機能を付け加えた。しかしながら、HTML5などで高機能な表現が実現するようになれば、また、あらゆるデータにネットワーク経由でアクセスできるようになれば、ファイルフォーマットという概念は次第に薄れていく運命にある。
マイクロソフトはKinectなど、Microsoft Research - Turning Ideas into Realityの成果を製品に速やかに応用すべきだろう。僕が言うまでもないことだが^^;)、Windows PCの世界に真の意味で新しい要素が加わらなければ、存在価値はいよいよ希薄になってしまう。今なら、シェアで食えるが、このままでは数年のうちに避け得ない変化が訪れるかもしれない。
米国ニュージャージー州在住の作家の冷泉彰彦氏が「from 911/USAレポート」(編集長 村上龍 Japan Mail Media)に「グーグルのモトローラモバイル買収とスマホの将来」を書いたものが今朝配信されてきた。そこで指摘されている問題は、ハードと通信費の価格破壊によるデフレの危険、グーグルの広告ビジネスモデルとプライバシー収集、そして政府によるSNSなどの情報規制である。最後は、日本が進化させたケータイの技術を生かせば、まだチャンスは残されていると。
日本語の文字数ベースによる情報圧縮については多少誤解があると思われるが、英語と日本語ではバイト数で比較すれば、同じ140文字では約3倍の開きがあるだろう。UTF-8では日本語の文字のほとんどは3バイトで表現される。Twitterのサーバーの負担は日本のほうがそれだけ大きいはずだ。しかしながら、日本でTwitterの人気が高く、Facebookをそれほど必要としないのもそのような日本語の表現力が影響しているかもしれない。
さて、HPのWebOSの放棄によって残されたのは、iOS、AndroidとWindows Phoneである。日本勢の関与する余地はあるのかどうか・・・
新語を思いついたので、公表。意味論上のコンピューティング。
AutonomyのMeaning-based computingの向こうを張って、Semantics-top computing。DesktopはSemantics-topに移行すべきだという提案。
デスクトップが次第に雑然となるのを阻止するためには、フォルダ(ディレクトリ)を常に整理して、ファイルを分類して格納することを意識する必要がある。Explorerを縮小版表示にするとなかなかビジュアルで整理も楽しくなるかも^^)
Firefox、メモリ食い「ダークマター」の正体突き止める | エンタープライズ | マイコミジャーナルネタ。
「この用途不明メモリの正体のひとつが実はjemallocのメモリアロケート時に発生する未使用領域であることがNicholas Nethercote氏によって報告された。...FirefoxはFirefox 3でメモリアロケータとして新しく「jemalloc」を採用した。jemallocはもともとFreeBSDでマルチコアでスケールするアロケータが必要だとして取り込まれたもので、以後Firefoxのみならずほかのプロジェクトでも活用されている。」のだそうである。
Coders at Workでは、第5章のジョシュア・ブロックはマルチコアCPUのソフトウェアをどう書いたらよいかという問題について、Javaと競合するものとして、CかC++を想定していて、Erlangのアクターのマルチスレッドでの有効性はまだ明確ではなく、STM(ソフトウェア・トランザクショナル・メモリ)はまだ使える状態になっていないとした。Javaは十分対応できると考えられている。確か、アクターを実装したScala言語はJavaで書かれているはず。
第6章でジョー・アームストロングは、並行プログラミングの共有メモリに対して、Erlangのメッセージ渡しの無共有並行性というアイデアについて述べている。
第7章では、サイモン・ペイトン・ジョーンズはHaskellはJavaに比べ、STMのアイデアを載せやすいことについて述べている。
まだ、今のところ我がWindowsマシンはシングルコアなのでマルチコアのソフトウェアというアイデアのメリットを受けることはなさそうだが・・・
村上龍と坂本龍一の共作による電子書籍「モニカ」。「歌うクジラ」、「限りなく透明に近いブルー」に継ぐ作品。電子書籍の新しい到達点を示している。坂本龍一の文と朗読「音楽家の夢」、写真、村上龍のエッセイ風の文「小説家の物語」が交互に組み合わされている。
「歌うクジラ」は坂本龍一の音楽と篠原潤のアートワークが組み合わされていたが、基本的に紙媒体の小説だ。調べてみると「モニカ」も新潮文庫に紙媒体の小説がある。1999年。坂本龍一の日記からのインスピレーションで創りあげられた。紙媒体の小説も探してみようか・・・
過去、書いたものを電子書籍に焼き直してさらに売るというアイデアもさすがだなあ。新潮文庫は絶版みたいだし。
日本語の電子ブックはAppStoreのほうにある - W&R : Jazzと読書の日々のようにiBooksではなく、販売されている日本語書籍のほとんどはAppStoreで購入することになる。「歌うクジラ」はバージョンが1.1.1になっている。モニカは1.0。
速報:Google、モトローラを買収へ。総額125億ドルネタ。グーグル逆襲の巻。
今後の展開が楽しみだ。「家庭用端末やビジネス向けのビデオソリューションなど、今後 Android が開拓していくであろう分野でモトローラは強みを持つ企業でもあります。」ということが、どのような形で現れてくるのか。コンテンツの分野でアップルとの対立軸を形成できるのか、興味深い。
速報:Google、Motorolaを125億ドルで買収―ラリー・ペイジ、「Androidのオープン性は維持される」と要点を押さえた記事が続いて出た。
僕の予想では、アップルの次の重要な展開はApple TVによってもたらされるだろうということだ。動画配信サイトのHuluが年内に日本上陸 - ITmedia ニュースの動きに注目。Google TVを展開するグーグルはそれを予想して、手を打ったということ。
グーグル:モトローラを125億ドルで買収合意-端末市場に参入(4) - Bloomberg.co.jpネタ。今朝のテレビも「グーグルが携帯電話製造へ」と報じた。
昨日、Twitter / @IchiroBass: ”米グーグルは、 米モトローラ・モビリティ・ホールデ ...で、初めて知ったのだが、最近のニュースはTwitterで知ることが多い。大概、テレビや新聞などのメディアの報道前日の夜である。もっとも、日立製作所と三菱重工業の経営統合は日経朝刊だった。日本のニュースは時差がないから、外国のニュースに限る話。
それはともかく、最初のツイートで知った記事は短かったと思うが、タイトルの(4)は4版の表示と思われる。グーグルの決断を、サムスン電子やソニー・エリクソンは支持しているという話が新しい。もう一つは、InterDigitalの買収検討の話題が追加されていること。ネットワーク間のワイヤレス通信技術に特化している会社らしい。
他の記事でアップル型の垂直統合型のビジネスモデルへの変化が指摘されていた。アップルは新製品を出すスピードが速い。常に新製品の話題・噂に包まれている状況が作られている。垂直統合型のメリットを最大限に活かしている。無駄がなく、あらゆるデバイスが有機的に連携している。このような状況をグーグルが作り出せるかどうか。
Chrome Book、Android、Google TVのラインナップは、そのまま、Mac、iPhone、Apple TVのアナロジーとなる。大きな違いは、iTunes StoreとAndroid Marketにある。iTunes Storeは元はミュージック・ストアであったわけだが、今では、電子書籍やアプリケーションを売るようになった。今やテレビ番組も取り扱う。メディアに強みを持っているアップルを攻略するのは難しいかもしれない。日本上陸のHulu(Hulu - Watch your favorites. Anytime. For free.)にはディズニーも参加している。少し古いが、Apple Is Said to Consider Bidding for Hulu Online TV Service - Bloombergの記事がある。メディアと広告が結びついていることは言うまでもない。グーグルにとってはインターネットのメディア化がさらなる課題なのかもしれない。
しかしながら、現在の争いの多くは、旧メディアのインターネット化のプロセスで起こっているに過ぎない。これからはインターネットのパーソナル化が起きるはずというのが僕の読み。クラウドからデスクトップへの流れが起きる。
この予想は天邪鬼的発想によるものではあるが、また、実際のところ、デスクトップも十分にその可能性を秘めていることも間違いないのだと思う。ただ、デスクトップはビジネス側からコントロールしにくく、収益源になりにくいと考えられているので、みんなあまり熱心でないだけだろう。
(to be continued forever)少し古いけど、どうもこれっぽい。Thunderboltディスプレイに搭載されるGPUになるのかな。【レポート】ARM、ARM Forum 2010において新グラフィックコアを発表 (2) 次世代グラフィックコアの概要 | エンタープライズ | マイコミジャーナルネタ。この中の拡大画像 021 | 【レポート】ARM、ARM Forum 2010において新グラフィックコアを発表 (1) …… | マイコミジャーナルの図「高性能に対する終わりなき需要」に注目。最近の記事では、「新型ARMはWindowsパソコンでも使われる」――英アームの上級副社長:ニュースのようなものもある。
低消費電力が基本的な流れだろうけど。性能が出るならデスクトップに及んでもおかしくはない。しかし、まだ謎が多い話だね。コンピュータ・ディスプレイの大画面化・高性能化って、意外と大変なのかも・・・
大きな変化がもたらされつつある。これからが始まりだと思う。Coders at Workの第1章に出てくるジェイミー・ザヴィンスキーは最後に次のように述べている。
ええ、今時の子どもがプログラミングを始めるのは、Webアプリを作るとか、Facebookのプラグインを作るといったことなんでしょうね。LiveJournalを作ったブラッド・フィッツパトリックは友達ですけど、彼がLiveJournalを最初作ったのは、友達同士で「ランチに行ってくる」と伝えられるようPerlスクリプトを書いたのが始まりだったそうです。彼がプログラミングを始めたのは、小さなスクリプトを書いてWebサーバーに載せるということだったわけです。たぶんそういう方向に進んでいくのでしょう。
ちなみに、ブラッド・フィッツパトリックは第2章に登場する。Coderとして登場する人物としては最も若い。御年、31歳である。Brad Fitzpatrick - Wikipedia, the free encyclopedia。
2009年3月16日付け朝日新聞のGLOBEにニューヨークタイムズのジョン・マルコフがメディア最前線に「ネットメディアの混沌と未来 エージェント・ソフトは現れるか」という記事を書いている。今、デスクトップの情報を整理する方法を具体化するためのデスクトップCGIを書き始めた。ディレクトリパスをURLのパスにマッピングして、ブラウザからファイルにアクセスするものだ。ファイル名にできるだけ情報をもたせることを前提にする。テストしているうちに記事の撮影データを見つけた。
昔は新聞記者にはニュースを見落とさないようにニュースチェック係が付いていたのだそうだ。今のニュースルームはインターネットで武装したが、みんながニュースチェック係になってしまった。これは進歩ではなくて後退である。新聞が滅亡する前に、断片化する情報に秩序をもたらす人工知能が助けてくれるはずだという話。はて、2011年の今、そんなソフトウェアは現れたか。
情報の組織化とは、関心のある新しい情報と、過去に、あるいは同時に出現した情報との意味的な関連付けを容易に行えるようにすることによって達成される。電子エージェントの役目は、要はあれはどこにあったっけ、どこに書いてあったっけというのを迅速に取り出せるようにすることだろう。時系列でファイル名に意味を持たせて保存する。最低限、ファイル名の検索をできるようにしておく。ファイルにメモを付与して、メモにはファイルへのリンクを付ける。それぐらいで大抵の場合は事足りるはずだ。
Acrobat Readerの最新バージョンの「X」は注釈を付与して、注釈のリストを表示できるようになった。文書内のリンクはこれを使えば確実になる。素晴らしい進歩ということができる。共有機能もおもしろそうだが、まだ試していない。そうそう、文書は読まなきゃダメだよ。何かが適当に自動的に組織化してくれるなんて期待しちゃあいけない。自分で読んで必要なところに注釈を付けておくこと・・・その積み重ねしかない。
Coders at Worksを読んで、次の言語に何を選ぶかということになるのだが、Perlに代わるものとしたら、やはりPythonかもしれないが、付け加えるとすれば、JavaScriptということになる。Webアプリケーションに今や不可欠な要素となっているからだ。
Coders at Workの第8章のピーター・ノーヴィグは、「私は自分のWebサイト(Peter Norvig)のデザインを本当にやり直したくて、クライアントサイドのJavaScriptを使うべきだと思っています。PHPか何かを使っているべきなのでしょうが、そういったことをみんな学ぶ機会がなくてできずにいます。」と語っている(311ページ)。僕もそういう気持ちが強いから、親近感を持った。
JavaScriptについては、第3章のダグラス・クロックフォードと第4章のブレンダン・アイクが登場する。ブレンダン・アイクはJavaScriptの生みの親だし、今後の進化の方向を教えてくれる。JSONを発明したダグはJavaScriptの現在の「良いパーツ」によるベストプラクティス「JavaScript: The Good Parts」(オライリー・ジャパン、2008年)を書いている。それを見つけて今日買ってきた。Perlと対比させて、JavaScriptの言語仕様を考えてみるのも乙なものだと思う。
気温が下がってきたと思うのも束の間、先週の後半から気温が上がり始めた。金曜日は帰宅時の外気温が33℃。24℃ぐらいまでは下がっていたのに。昨日はまた、暑い日だった。夏が戻ってきた。広島県立大学の停留所から赤バスで八丁堀に向かう。親鸞展の招待券がある。親鸞750回忌、五木寛之の中国新聞「親鸞」連載記念企画。八丁堀福屋8F。四列に並んで入場を待つ。さらに二列に並びなおして、ようやく入場。狭いから、なかなか前に進まない。適当に端折って進む。
親鸞展のパンフと入場券直筆の「南無阿弥陀仏」の「無」と「弥」の字が違うのが気になるけど、調べてみてもよくわからない。
展示で興味深かったのは、お経を研究しているような^^;)直筆の文書かな。昔は手書きだったと当たり前のことを思いながら、これを書いていた時、経文から何を手繰り出そうとしていたのだろうかと思いを馳せた。
後でパンフレットを調べると、三重県専修寺の三帖和讃(宝物一覧 | 真宗高田派本山 専修寺)の複製が置かれていた。三帖和讃は御草稿三帖和讃 諸本校合 深励注 深励(1749-1817) 国立国会図書館などに見ることができる。
お盆に正順寺さんから聞いた話では、百年前の650回忌では本願寺に100万人の信徒が押し寄せたそうだ。五十年前の700回忌は本願寺の前に駅を引いたらしい。今はその面影はない。宗教も衰退しつつある。
最近、Apple TVでクリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」を見た。主人公はフォードの組立て工で既に引退している。すごい車「グラン・トリノ」を毎日整備して磨き上げている。もっともその車の威容が主題ではない。衰退し、変容した米国の現在が描かれる。最初は奥さんのお葬式で始まり、まだ見ていない方のために最後は言わないでおこう。若い牧師が説教をするのだが、奥さんから言い残されたと主人公に懺悔に教会に来るように熱心に言う。主人公は「お前さんのように若いのに懺悔する必要はない」と嘯く。言動や見掛けは極めて荒っぽいが、実は心根の優しい公正で現実的で善良な古き良き米国人だ。
スティーブがGoogleの担当者に日曜日に仕事の電話を掛けた際、礼拝中で「番号非通知」だったので無視した。後でスティーブにあやまると、仏教徒のスティーブは「着信表示に『神』とでも表示されない限り礼拝中に出るべきではない」と笑ったそうだ。
まだ、米国では日常に「神」の話が生きているわけだが、日本では日常会話にあるかなといろいろと思い起こしてみるが、まずなさそうだ。今や宗教とは何かが問われる時代になったとも言えるだろう。
米MS、9月の開発者会議でWindows 8搭載ARMクアッドコアタブレットを配布か | パソコン | マイコミジャーナルネタ。
さて、どうなるんだろうねえ。Windows 8はフルスペックのWindowsなのだそうだが、iOS/Mac OS Xはどうなるのだろう。下から昇っていくのか、上で待つのか。ハードウェアの進化が速いので、待てるかもしれない。
証拠を示そう。家の窓から、2011年7月31日8時46分から3分31秒、iPod touchのボイスメモで録音。初めて、SOUNDCLOUDのサービスを使ってみた。累計120分まではフリーのアカウントで利用可能。
Cicada2011Summer by jscripterよく覚えていないが、十夜一冊で取り上げる最初の小説。原題は「The 351 Books of Irma Arcuri」。David Bajoの処女作。去年購入していたが、なかなか踏み込んで読めなかった。
「わたしはもうフィクションは読めないの」と彼女は言い訳した。「どうしても。これまで読んだものをみんな、完全に理解するまでは」
「でも、新しい作品が古い作品の解釈を助けてくれることはありませんか?」フィリップにとっては簡単な計算だった。
「わたしはいまだにそれを考えているの」と彼女は答えた。「わかる?新たな重荷を背負ってまで、それの持つ宝を求める価値があるか?でも、新しい小説を手にしているのは好きよ。とくにその本みたいに心地いい重さの本は」
「電子書籍だとどの本も同じ重さになってしまうんだ。だから、電子ブックリーダーは心地いい重さである必要がある。」
「ああ、最近はみんな使っているわね。わたしには手触りが大切なのよ。適度な重みとページを捲るときの紙の感触が必要なの。」
(174ページ、鈴木恵訳、新潮文庫、2010年)
まだ200ページぐらいまでしか読んでいないが、351冊の本のうち、まだ20冊も登場していないと思う。すべて登場するのかどうか大変心配だ^^;)最初のほうで、ボルヘスの「伝奇集」が出てきたので、取り出してみると物語が17編しかない。本書には18編あると書いてある。そして「地衣」についての説明がある。その物語がないのである。という、読書家にとっては堪らない仕掛けが満載を予感させるのだ・・・
それはともかく、最後まで辿りついて、また取り上げるか・・・
confuseAcat at blogs.perl.org: L. Peter Deutsch hates Perlネタ。
気分が悪くなった部分の英語を知りたかったのと、Deutschがどんな人かをもう少し知りたかったが・・・検索に引っかかったDigest::Adler32 - search.cpan.orgを見ると、Perlも書いたことはあるらしい。インタビューの他の部分は大変興味深く、ユニークかつ哲学的で僕好みなんだが・・・ここだけ意見が合わない。
Perlは超便利だと思うし、それが醜悪(abomination)と言われてもねえ。よくわからない話。理由が知りたいところ。
変数が$、配列は@で、連想配列は%で始まるので、それが醜いという話になっている場合が多そうなのだが、これはむしろプログラムの可読性を高めるわけだし、メリットのほうが大きい。僕が思うに、もう一つの他の言語との違いはいろいろな記法を許容するというか、多様な記法が言語内に存在することが他の言語との大きな違いである。Perlは「There's more than one way to do it.」(TMTOWTDI)で特徴付けられる。The Comprehensive Perl Archive Network - www.cpan.orgには、現時点で、23,113のディストリビューションに97,748のPerlモジュールが存在している。著者は9,122名。多種多様なモジュールが登場している一つの理由かもしれない。
変数などの記法は、perldata - perldoc.perl.orgのような具合だ。ユーザーが使う視点で考え抜かれた仕様だと思う。初心者向けにPerlスクリプト入門でも書くかな。
これもTwitterネタ。Twitter / @keroyonn_: YAPC::Asia 2011 のトークに応募してみ ...。
YささんのAWKゲーム・プログラミングにチャレンジできる日が近いかも(^^)/
Perlの本でまず何を読むべきか、入手すべきか、迷うことはない。「プログラミングPerl」二巻である。初心者から上級者まで役に立つであろう。もう少し軽い本を所望するなら、「初めてのPerl」(Learning Perl)、「続・初めてのPerl」(Intermidiate Perl)シリーズがある。そのシリーズの完結として書かれたのが、「マスタリングPerl」ということになっている。
著者がなんと、brian d foy、The Perl Reviewの発行者である。最近は発行に苦しんでいるが、辛うじて継続してくれている。Issue 1.0(Fall 2004)からIssue 6.0(Spring 2011)に到達した。この間、湾岸戦争への従軍の影響もあった。「マスタリングPerl」(オライリー・ジャパン、2009年)のRandal L. Schwartzの前書きには、Stonehenge社のトレーナーにbrian d foyが加わったとの記載がある。
副題は、「Perlでプロフェッショナルなプログラムを創る」である。これを読めばプロフェッショナルということになるだろう^^;)僕は必要に応じて必要最小限を勉強する主義なので、今のところ読むチャンスは少なそうだが、第9章「動的サブルーチン」、第11章「Perlプログラムの設定」と第14章「データ永続性」の章に興味を持った。まあ、それほど知らなくても自分で必要なプログラムは書けるわけだが、選択肢を増やすためには必要だろう。
brianが、Mark Jason DominusのHigher-Order Perl(Elsevier、2005年)を強く薦めているので、英文だけど購入を決めた。無料でPDFはダウンロードできるのだが、電子書籍付きということで。ダウンロードしたPDFの最初には、Damian Conwayの推薦文が付いている。brianはHigher-Order Perlは、高階関数の考え方、すなわち既存の関数を組み合わせて新しい関数を作成する関数型プログラミングのテクニックを示唆していると書いている。
最近、プログラミングPerlの第三版(5.6ベース、オライリー・ジャパン、和訳: 2002年、原書: 2000年)を読みなおそうとしている。第17章の「スレッド」など。そこで、次のような記述を見つけて、へーっそうなのかと・・・
歴史的には、マルチプロセス処理は、Microsoftシステムでは少し不都合であった。なぜなら、Windowsはうまく設計されたマルチプロセスモデルを備えていなかったからである(また、並列プログラミング用にはそれを使用しないことが多かった)。その代わりに、マルチスレッドのアプローチをとっていた。
しかし、英雄的な努力の末、Perlのバージョン5.6では、Windowsでもfork関数が実装されるようになった。これは、同じプロセスの中で、新しいインタープリタオブジェクトをクローンすることによって実現されている。・・・
ithreadという言葉が今でも通用するのかどうかはまだ定かでないが・・・要はfork関数のエミュレータが並列プログラミングのためのデータ共有の話につながっていたのである。(こういう話の書き方は「プログラミングPerl」の独壇場で、プログラミングが生きものであり、歴史であることを教えてくれて、大変興味深いものなのだ。)
Perlは既に5.16まで進化している。さて、そろそろ第4版を出してくれてもいいのだが。Perl 6が完成すれば、Perl 5.10で終わっていたはずのものが、進化し続けている。
Perlドキュメントが充実しているから、大概のことは間にあうわけだけど。PDFもダウンロードできる。
Twitter / @jscripter: Steve Jobs rests his head against his wife...の写真が一番気になっていたが、来るべきものがきた・・・
新しいMacのプレゼンを是非聴きたかったのだが。
S・ジョブズ氏CEO辞任とアップルファンの反応 - CNET Japanネタ。CEO 最後の日 - maclalala2も。
さて、まずは次のイベントを見守るしかないだろうけど。
TSNETスクリプト通信第13号でました: つらつらぐさネタ。毎度ありがとうございます。
AWK、Python、Perl、Rubyなどによるスクリプティングの世界を楽しもうというのが、TSNETスクリプト通信発行の趣旨みたいなものだけど、おもしろさを伝えることは結構難しいかもしれない。もっと興味を持って取り組まれる方が出てくるとおもしろいのだが、そういう手応えが今のところまったくない。
今時、プログラミングを趣味でやるなんて流行らないのかも。Twitterでもみんな仕事の話ばかりだなあ^^;)
TSNETスクリプト通信各号のTSNETWikiページへのアクセス数(2011年8月6日時点)をまとめた。
刊行日に現時点のページアクセス数をプロットしたので、古いものほどアクセス数が多いのは当然であるが、次第にこの傾きはどのように変化するのであろうか。
現在はPDFの文書として刊行してきているわけだが、Webベースにしたほうがよいのかどうか。GoogleはPDF文書も検索結果として表示してくれているようだが。
時間城年代記:TSNETスクリプト通信第13号、発刊ネタ。ご苦労さまです。
もっと、世に知らしめねば、新しい参加者も得にくいかもしれない。電子書籍サイトに登録するとか。
昨日の帰宅時は雨の中を滑るようにして車を走らせた。アスファルトは薄い水の膜に覆われているように見えた。今日はそれほどの降り方ではないが、それにしてもよく降る。
日本各地も大雨。明日は太平洋岸側は暑い夏が戻る。日本海側は雨。