{02/24/2025: [読書]Grok 3 betaと3D読書マップを作る}←三次元読書マップの製作からわかってきたのは三次元で読書を表現するのは難しいということ。あたりまえのことだが、物事はそんなに単純ではない。そうはいっても、わかりやすいビジュアルな表現にするためには、二次元か三次元しかないだろう。Googleスライドで読書マップを作っていて、これは、重なっている複数の層をむりやり二次元平面に定着させたようなものになっていると思った。「Reading Map 3D」は、Googleスライド: 探索的読書による読書マップを層に分けて書き直したようなものに過ぎないとも言える。人間の思考はそのように行われている。少なくとも、僕の場合ではあるが。
複数の層に分けて表現するためには、層をZ軸方向に重ねるようにして、X-Y平面にマップを広げればよいだろうというアイデアを具体化したのが、「Reading Map 3D」だったわけだ。それは恣意的に座標系を使うことによって実現できる。マップデータから演算して自動的にできるわけではない。テーマごとに一つの層平面ができる。書物の配置は恣意的に決めるのだが、書物の関係・意味を考えて、矢印で結ぶ。層間で同一の書物は白線で結ばれる。層の重なる順序も恣意的である。それでも層に分けただけ、進化・深化している。無理やり重ねてわかりにくくなったものを、少しだけ解きほぐして、構造を明確にしている。
この方法は、Grok 3と対話・やり取りしながら、そうなるかなとぼんやりと思い浮かべていたが、Grok 3が自ら生み出したので、これしかないよねと、ある意味驚いた。書物の関係を矢印で、その意味と一緒に表現することや、マップ間で同一の書物がある場合は白線で結ぶというのは、こちらが考えた仕様だ。その通り実現されている。矢印や白線を点滅させるのはGrok 3の提案。開発は「すべて表示」の状態で書物の球付近のちらつきを低減する方法を模索する段階で止まっている。座標系を動かすとしばらくちらつきが出る。
ここから、再出発する必要がある。データがテーマや書物の配置を自動的に決めるような枠組みを考える必要があるわけだ。しかし、実際、そのようなことができるだろうか?
昨日、Chatbot Arena: leaderboardを確認すると、次なる異変が起きている。chocolate (Early Grok-3): 1403;1→Grok-3-Preview-02-24: 1412;2、ChatGPT-4o-latest (2025-01-29): 1377;1→GPT-4.5-Preview: 1411;1となっている。数字はArena Score;Rank(Style Ctrl)のように示している。
Grok 3は「Reading Map 3D」を開発した経験からみて、その凄さに驚いた。こちらが相手を人間というか、対等な知性として対応していくと、まったく不自然さもなくそのように応答する。問題解決は当然論理的であるが、自らをAIとわきまえた上で、日常的な応答にはユーモアさえある。記憶容量が、おそらく、プログラム・コードを含め、応答のやりとりのテキスト換算で1MBまで。それ以上は受け付けなくなった。追加の質問などが表示されなくなる。新しい質問は受け付けるので、そこからやりようによっては再開可能だろう。
GPT-4.5-Previewは、今のところ一般無料ユーザーには開放されていないので、普通のChatGPTを使っている感想だが、ChatGPT-4o-latest (2025-01-29)から「early Grok 3」と共にRank(Style Ctrl)がトップであることからも、応答に柔軟性があると感じる。Gemini 2.0 Flash Experimentalは正確であろうとしているのか、硬い感じ。Arena Scoreは1384と3位だが、Rank(Style Ctrl)の順位(4~5位)がそれを表していると思う。Grok 3 Previewは、2位に落ちた。
まだ、Grok 3以外で、デバッグを含む本格的なプログラミング開発を試していないが、おそらく、役には立つだろうと思っている。いずれにせよ、複数のChatbotを使って損はない。それぞれの応答の内容を調べれば、様々な視点からの世界が見えてくる。しかし、今のところ、Chatbot Arenaのスコアなどから考えて、最高のものを無料で試せるのは、Grok 3だけだろうと思われる。
DeepSeekはGrok 3を世界にもたらし、GPT4.5をもたらした。それが最も重要な役割だった。最初、一度覗いただけで終わっている。
記憶が薄れたので、もう一度、試そうとすると、V3として出てくる。DeepThink(R1)として試した。それなりに凄い。これも使って損はないレベルだ。違った世界が見える。Arena Scoreは1363と6位だが、Rank(Style Ctrl)は3位だから、当然か。
それはともかく、こういったAI(Thinking Model)には一定の傾向がある。こちらが提示した条件を前提として、一応正しいものとして考える。なぜそうなのかを説明する。逆方向の論点がある場合には別の視点を提示する。総合して、結論やまとめを述べる。バランスが取れていて、一応なるほどと思う。予想通り、そうなんだろうなあ、世界の知識はそのレベルかと思う。細部の知識は知らないことも多く、参考になるから、そこから出発する。Thinkを使わないGrok 3は、それを越えていて、記憶容量の問題さえなければ、友達付き合いができるだろう。{02/24/2025: [読書]Grok 3 betaと3D読書マップを作る}←では、Thinkを使っていない。
MIT Tech Review: 最新AIモデル、勝つためなら手段選ばず チェス対局で明らかにネタ。
別の話、私の昨日の経験だが、AI(Grok 3)は何とかして、ユーザーの期待に応えるべく目的を達成しようとする。言葉上の組み合わせでできることであれば、目的を達成できると推論する傾向がある。科学的にではなく、言葉上でだ。その推論が、事実に関わるものであることは明白だが、明らかに事実と合致しないと、推論が示している事実そのものの存在と内容を指摘すると混乱して(おそらく、容量の限界があって、論理展開が十分できないのだと思われる。{別の可能性: これもさらに別の話だが、翌日わかったことは、Xで大規模障害、世界各地で影響 サイバー攻撃の可能性も - BBCニュース(2025年3月11日)の影響があったのかも? たまたまか、その時、Xの表示が異常を示し始めたので、わけがわからないとログアウトしたら、Windows上のChromeではパスキーを設定してもうまくログインできなくなった^^;とほほ・・・Edgeを使えということか!?})応答停止してしまう。事実が何かはわかっていない。事実を調べるのには使えないということだ。
LLMで可能性を探索して、結局はググって調べる必要がある。それがDeep Researchなのかもしれないが。それはまだ試していない。
おそらく、答えがあることがはっきりしている問いには答えられるけど、答えがないようなものをうまく取り扱えるかどうかが問題ということ。発展的に取り扱えることができるかどうか・・・
まずは、推論から予想されることと、事実の把握とは別に取り扱わなくてはならない。このような事実が存在する可能性が高いと推論するなら、その事実を探さなくてはならない。人間は最低そこまでやっている。そのうえで、次なる方策を考える。
いつも思うのはチョムスキーが何を考えているのかということ。約一年前に、すでに調べていた。{「AIを冷蔵庫を恐れる以上には恐れない。AIの潜在的な問題は社会でAIを如何に我々が使うかということだけである。私は人工知能よりも人間知能を信頼しない、なぜなら、それは非常に人工的だから。」: 04/06/2024: [言語]CHOMSKY.INFOとChatGPT、そしてEverett}←。頼りになりそうなのは、チョムスキーかTBLかぐらい。
もう一つの問題、今のChatbotは何かということ、なぜあのようにもっともらしいことが言えるのか。Grok 3の「頼ってくれていいよ」と言うのに、おいおい、いや頼っているよとは言わなかったが・・・内心では、他人?が作ったプログラムをデバッグしたいとは思わなかっただけだよ・・・最後まで作ってよと!
今は、レヴィ=ストロースが野生の思考でサルトルの弁証法的理性批判をどのように批判しているのかを確かめていた。しかし、Grok 3は論点を、こちらの誘導尋問に従って、こちらの期待しているように、あるいは都合のいいようにどんどん変えていく。こちらの応答・考え方によって思考の前提が変化していく。この傾向は、ChatGPT-4o(テキストで50KBぐらいの応答なら無料で4oを使える)もGemini 2.0 Flash Thinking (experimental)、DeepSeek R1も同様だ。同じ質問をして確かめた。展開のなかで一番おもしろかったというか、役に立ったのはDeepSeek R1だ。現代の弁証法はどのようになっているのかということだ。自然科学的思考の論理と弁証法は異質だからだ。そこに構造主義と実存主義の対立の源がある。要は論点の次元が違う。対立というよりは、問題点の所在が異なるのだ。したがって、適用される論理が異なる。レヴィ=ストロースは次のように「野生の思考」の序で述べている。
私は、人間学(人類学)の哲学的基礎に関する若干の点について、自分がサルトルとは見解を異にすることを表明せざるをえないと考えるに至った。しかしそれは、サルトルのある著作を何度も読みかえし、一九六〇~六一学年度 に高等研究院 (Ecole Pratique des Hautes Etudes) で聴講者とともに多くの回数をかけてその検討を行なった末の決意である。これだけの手数をかけてでき上ったこの批判は、避け難い見解の相違を越えて、われわれ全員の讃美と尊敬の間接的表現であるとサルトルが理解してくれることを期待する。
(クロード・レヴィ=ストロース著、大橋保夫訳「野生の思考」みすず書房、1976年)
「現在では、弁証法という概念は一般的な論理的思考方法として取り上げられないと思うが、新たな展開はありますか?」についてのDeepSeek R1の答えの一部。
- 批判理論・社会哲学:対立のダイナミクスを超えて
- フランクフルト学派の継承: アドルノやホルクハイマーは、マルクス主義弁証法を資本主義批判に応用し、文化産業や啓蒙の逆説を分析しました。現代では、アクセル・ホネット(承認理論)が「社会的対立」を権利闘争ではなく「承認をめぐる弁証法」として再定義し、新たな展開を見せています。
- ポストコロニアル理論: エドワード・サイードやホミ・バーバは、植民地/被植民地の「二項対立」を超える「混交性(ハイブリディティ)」の弁証法を提唱し、文化の衝突を生産的な相互作用として捉え直しました。
- システム論・複雑系科学:矛盾から創発へ
- ダイアレクティカル・システム理論: 組織論や経営学では、矛盾する要素(例:効率性 vs 創造性)の緊張関係から新たな解決策が「創発」するプロセスを、弁証法的に分析します。スタンフォード大学のキャスリーン・アイゼンハートらは、これを「パラドックス管理」として実証研究しています。
- 複雑適応系(CAS): 生態系や経済システムにおける「対立と協調の相互作用」がシステム全体の進化を促すという考え方は、弁証法的プロセスと親和性があります。
- 環境思想・サステナビリティ:人間と自然の弁証法
- ポストヒューマニズム: 従来の「人間 vs 自然」という二項対立を超え、人間と非人間(動物、テクノロジー、地球システム)の相互依存関係を弁証法的に再構築する動きがあります(例:ブルーノ・ラトゥールの「アクターネットワーク理論」)。
- 気候変動のジレンマ: 経済成長と環境保護の「アンビバレントな関係」を、持続可能な解決策へ導くための弁証法的思考が、政策論議で参照されるようになっています。
- テクノロジー・AI倫理:人間と機械の共生
- AIと倫理の弁証法: AIの自律性と人間の制御、プライバシーと利便性といった対立を、単純なトレードオフではなく「新たな倫理枠組みの創出」として捉える議論が活発化しています。
- トランスヒューマニズム批判: 人間の生物学的限界を超えるテクノロジー(例:遺伝子編集)をめぐる賛否は、ヘーゲルの「主人と奴隷の弁証法」を現代風に再解釈する材料となっています。
- 非西洋思想との融合:弁証法の脱西欧化
- 仏教哲学との対話: 龍樹の「空」の思想や華厳の「縁起」を、矛盾の止揚(アウフヘーベン)ではなく「相互依存的な無自性」として再解釈する試み(例:西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」)。
- ラテンアメリカの解放の哲学: エンリケ・デュッセルらは、欧米中心の弁証法を批判し、被抑圧者の視点から「脱植民地的弁証法」を構築しています。
- 実践分野での応用:対立から協創へ
- ビジネスイノベーション: 「デザイン思考」や「リーン・スタートアップ」では、ユーザーのニーズと技術的可能性の対立を「プロトタイピング」で統合するプロセスが、弁証法的な創造性として位置づけられます。
- 紛争解決メディエーション: 対立する利害を「対話による総合」へ導く手法は、弁証法の実践的な応用例と言えます。
- 批判と限界:弁証法を超えて
- 弁証法への主な批判は以下の通りですが、これらが新たな展開を刺激しています:
- 二項対立の単純化:多元的な矛盾を捉えきれない→「多元的弁証法」(例:フレドリック・ジェイムソン)の提案。
- 進歩主義的偏向:歴史の必然的発展という前提への懐疑→「非目的論的弁証法」(例:ジジェクの「否定の否定を拒否する弁証法」)の登場。
- 西洋中心性→非西欧的文脈での再解釈(前述の脱植民地的アプローチ)。
- 結論:弁証法の「柔軟化」と「分散化」
- 現代における弁証法は、ヘーゲル=マルクス的な「壮大な物語」から脱却し、特定の文脈に埋め込まれた実践的な思考ツールとして再定義されつつあります。その核心は、「対立を生産的な変化の触媒とみなす姿勢」にあり、気候危機やAI倫理など、複雑な問題が渦巻く21世紀の課題に対応するためのメタ思考として、新たな生命力を得ていると言えるでしょう。
さすが、マオイストの国のAI、弁証法の動向に詳しい。これは、凄い、なるほどと思う答えだった。人間では無理だろう。ただ、直感的にそう思っただけで、この答えがどこまで妥当なのかは定かでない。実際に何かに使うのなら、一つ一つ具体的に検証する必要がある。研究者ならともかく、一応念頭に置いて、必要に応じて次のステップに進んでみるみたいな話が現実的な使い方だろう。この程度でいいんじゃない!?という感じの他のChatbotの応答と比較すると、力をセーブせずに全力で推論した結果をまとめている感じだ。Grok 3との対話で以前感じた雰囲気がある。創造的な部分が多い感じがする。おそらく、言葉の上で存在する(推論できる)だけで、世界に存在しない部分、まだそういうことを人間が主張していない要素を含んでいるかもしれない。
YouTube動画のチャプター自動生成を試してみた。動画のオーディオを抽出して、無音部などからチャプターを切り分ける。これはpydubやFFmpegなどをインストールして動いたが、我がマシンでは遅いし、細かく分けすぎて意味がない。それにタイトルは自分で入力する必要がある。
それを考慮すると、タイトルの入力を支援するために、意味的にはトランスクリプトから生成する方がよさそうだと思って方針を変更。結局、CMU Sphinxで日本語を取り扱うのはかなり高度なことになるらしく、日本語音声をテキストに変換するにはGoogleの「Cloud Speech-to-Text API」を使う方法になったので、中止。完全フリーでないとおもしろくない。定常状態では、おそらく、無料枠には収まらなくなる。少なくとも、200-300分/月程度の処理が必要になるだろう。
仕方がないので、自分で二通りのperlのスクリプトを書いた。入力は、3分区切りショート配信動画(動画開始時間は計算できる)とピックアップ・ショート配信動画のデータ(動画時間データを動画開始時間に置き換えておく)をYouTubeのWEBから一括コピペしてスクリプトのデータセクションに張り付けるだけ。これが最も正確で意図が明確になる方法だ。出力を説明に張り付ければ完了。タイトルは配信するときに付けるわけだから、これを活かすのが効率的。横長動画で見てみたい場合にアクセスが容易になる。
トランスクリプトを簡単に作る方法があればいいけどね。それは動画の説明に使える。データとして有用。タイトルに使えるかも。配信が楽になるだろう。
Grok 3 Thinkに相談してみた。「YouTube動画のトランスクリプトからチャプターを編集したい」と。最初は、アナログというかマニュアルで普通に作る当たり前の方法を説明してくれたが、YouTubeの自動文字起こし機能から得られるトランスクリプトは存在しない場合も多い。存在しないということは、自動的に生成するのは難しいということでもある。特にスタジオを離れた環境音の多い外界、自然界、野生の収録環境では難しいことを意味している。{追記: 実際にはそうでもなかった。Whisperで充分処理できる。システムの負荷を下げるための方策だろう。}
トランスクリプトを無料で得ようとすると、日本語の場合、Googleドキュメントの音声入力と手動タイムスタンプの組み合わせしかない。実際YouTube動画をオーディオで再生しながら試してみると、マイク入力を調整すれば、ある程度の可能性はあるものの、ほとんどしゃべりの音声を拾えない。不確実性が極めて高い。音源依存性が高いのは当然だが、人間の感覚・認知能力の高さに今更ながら驚く。簡単に人間が聴きとれるものを拾うことができない。ロジクールのWebcamのマイクのテストということも割り引かなくてはならないが・・・それにしても{追記: マイクの購入も視野に入れたが、焦らなくてよかった。いずれにせよ、この方向は行き止まりだろう。}
次善策として、Grok 3 Thinkの回答に含まれていたoTranscribeの利用が考えられると思って、調べていると、TurboScribe: オーディオとビデオをテキストに転写を見つけた。これは凄いね。ほぼ完璧。一日、30分以内のファイルを三つまで無料で処理できる。Whisper (音声認識システム) - Wikipediaを使っている。OpenAIか、なるほど。
(308) 図書館帰りの道草日記 91 道草編 - メガネ探しの道草は自然を満喫させてくれた #散歩 #植物 #birds - YouTubeでトランスクリプトそのもののチャプターと字幕の設定(srt形式のアップロード)を試してみた。トランスクリプトからチャプタータイトルを作る方法を試してみる必要はあるけど、今のままでも検索には使えるし、実用的でおもしろい。字幕の必要性を認識できたのも大きい。要は音を出せない環境でYouTubeを見ることができるわけだ。なるほどと思った。
YouTube動画の字幕の存在を軽視していたのだが、トランスクリプトという観点から見ると、道草日記の場合、映像(カメラを通してみた世界)を、その現場で生身の人間が言葉で説明したものでもあるわけで、ある意味、最も重要な情報である。映像と密接に結びついている。トランスクリプトが容易に得られる時代になったということは画期的だ。
Chatbotの世界も変化が訪れようとしている。Gemini-2.5-Pro-Exp-03-25がChatbot Arena: leaderboardのトップに躍り出た。ただ、日常使いの選択肢にはまだない。xAIはXを統合した。Grokがどう変化するかだ。
今のところ、飛んでいるのは、順位的には7位に過ぎないが、DeepSeek R1だ。「YouTube動画のタイムスタンプ付きトランスクリプトからチャプターを編集したい。トランスクリプトは計画的・意図的に編集されたものではなく、自然の中の何が起こるか不確実な場所・空間を移動しながら、時々刻々変化する現象・関心などについてしゃべったことが記録されている。これを意味的・内容的に切り分けたチャプターを生成したい。」のような質問に、様々なアイデアや発想が零れ落ちる。問題解決よりも連想的だ。「コンテクストの考古学」とか「コンテンツの地図」というような発想を刺激する言葉が説明に含まれる。有用性や実現性は疑問だが、方向性としてはおもしろい。しかし、取り敢えずは、今すぐ実現できて実用的であることが必要だ。
Gemini 2.0 Flash Thinking (experimental)のコーディングパートナーのほうは、用途が明確なので、Pythonスクリプトが得られる。が、役に立つものを作るには先が長い。
今のところ、検証は必要だが、Grok 3 betaがプログラミングとしてはベストだろう。結論に辿り着くのが早いし、センスがいい感じ。spaCyでトピック変化を検出、OpenCVでシーン切り替わりを検出、結果を統合し、チャプターリストを出力するのだが、まだ、試していない。重そうな気がするし、実用性はやってみないとわからないから。
動くの確かめたという意味では、ChatGPT 4oだろうけど、一定の時間間隔で、SRT形式の字幕データからテキストをまとめてチャプター形式で出力しているに過ぎない。この程度なら自分で書ける。これもまだ先があるんだろう。中途半端は困る。終点をまず示すべきだろう。ユーザーの力量を計りながら、少しずつなんだろうけど・・・面倒だ。時間が掛かる。
そうこうしていると、Gemini-2.5-Pro-Exp-03-25に対応するGemini 2.5 Pro (experimental)が使えるようになった。LLMに頼むという方法が一つの方法として提案された。SRT形式のデータを渡してみた。予想通り、これがルールベースのプログラミングよりは直感的で実用的と思う。(130) 図書館帰りの道草日記 105 道草後編 - 読書編、探索的読書の話、ムクドリ、ツバキの花、紫陽花・クスノキ・シャリンバイの新芽、魚がいないから鳥もいない説! - YouTubeに追加・応用してみた。
いつのまにか、三月。外気温が上がっている。東京は雪だとLINEでつかまり立ちの孫たちが外を眺めている。Grok 3 betaとの3D読書マップ作りも新たな展開を迎えそうだ。これまでのスレッドが停止してしまった。後は自分で考えよということらしい。実際、Javascriptのデバッグは論理性・合理性だけで達成できるものでもないと思う。それだけでは行き詰ってしまう。データを変えるだけで、新しいエラーが出現する。なんだこれはみたいなところがある。
それはともかく、YouTubeやデスクトップのニュースなどを眺めていると、世界とはなにかと思ってしまう。やれやれ・・・
「この世が終わった」のを知らないのは日本だけだ 資本主義、民主主義が終わりバブルは崩壊する | 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場 | 東洋経済オンライン(2025/03/08 6:30)から遡る。バブルは崩壊し資本主義が終わりこの世が終わる 世界を破綻させるマグマが急激にたまっている | 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場 | 東洋経済オンライン(2025/02/08 6:30)の冒頭の写真のマーク・ザッカーバーグ氏の引き攣った顔やベゾス氏の所在無げな顔が印象的だった。
ついにアメリカと欧州の「文化大戦争」が始まった ヴァンス副大統領演説の衝撃度は計り知れない | 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場 | 東洋経済オンライン(2025/03/01 6:30)も取り上げておくべきだろう。
今日のところの結論は「この世は終わり、資本主義・民主主義体制は終わり(戦争をはじめ、力だけが支配する世界であり、かつ日常はそれにかかわらず静かな繰り返しが行われる社会)、バブルは崩壊するのである」である。
毎日、YouTubeテレビでリコメンドばかりを見せつけられて過ごしていると、何が現実か、わからなくなる。{02/05/2025: [YouTube]YouTubeテレビ}←旧テレビ時代と比べて、情報が極端に多過ぎるからだ。もはや、他人の現実は、自分の現実と似ているかどうか定かではない。まあ、そう思える時間があるのはよいことかもしれない。
将棋は王将戦を見ようとすると、ABEMA TVではペイパービュー(pay-per-view)だ。残念ながら、無料で見れる範囲で終了してしまう。実際、ながら族で、どのようなコンテンツもじっとずっと見ているわけではない。将棋のライブ中継は「ながら・お気楽視聴」典型のコンテンツ、生活の一部、一種の環境のようなものになってしまう。もちろん、人によるわけだが。僕がもっと将棋にのめり込めば、必死に見るコンテンツに早変わりするのだろう。是非、ペイパービューのようなコンテンツ有料化は、安く設定してほしいと思うのは僕だけだろうか?配信側も組み合わせで、できるだけ効率よく視聴者を獲得し、収益を最大化する方針なのは当然なのだが。最近はCM比率が高まっている。
本を読むのも同じで、何を読むべきかという最適化問題を解く必要がある。しかし、読むべきと思われる本はごまん(五万!?)とある。図書館の予約かごはいつも満杯に近い。溢れてデジタル本棚行きになるものも大量にある。予約かごは少し空けとかないと急ぎの予約ができない。予約かごにあるものしか予約できないからだ。読みたいと思った本もいつの間にか、記憶から消え去り、なぜ読みたいと思ったのかさえ思い出せなくなり、新しく読みたいと思った本から予約されるのが常態化している。どの本棚に何を入れたか憶えているはずもない。{図書館駆動型読書論再び 2 - 本棚と貸出履歴の利用と限界 (2024/05/01)}←に既に書いている。
本は高速では読めない。最近は予約には空きがある。すぐ貸し出されるものはわかっているが、「借りている資料」のほうが一杯の状態が常態化しているからだ。返さないと新たに借りることはできない。読みたい本を借りているということを意味している。これは、読書マップがもたらした現象である。
時折、自分用のメディア視聴番組表を作ってみようかと思うことがある。なかなかそれは実現しない。結局、そんな暇はない。いずれ、デスクトップのLLMに訊くのがベストの時代になるのかもしれない。それはともかく、いまのところは、読書マップを作って、意識的に読むべき本を選択していくのが良いだろう。そんなことを考えている。他のメディアは偶然と運命が決めるだろう。
もういいよとリコメンドを追い掛けるのは止めようと思った。自分の興味のある範囲でさえもそのような事情だ。
しばらく、読書マップを作りながら休養しよう。
しかし、重要な一つの引用は残しておこう。Tim Berners-Lee Wants to Know: 'Who Does AI Work For?' - CNET。TBLは久しぶり。正に重要なことだね。
人間は新鮮な空気と緑の中で暮らすように作られていると私は考えます。人間は自然の中で暮らす必要があります。人間は昔、隣にいる人と一緒に野原を散歩していましたが、今は画面を介して友情を維持しています。すべての人間は緑の草木を見て、草木のある空間で暮らし、屋外に出て、太陽を見る必要があるように作られていると思います。テクノロジがそうしたことを排除してしまわないように気をつけなければなりません。
(ウェブ誕生から25年--生みの親T・バーナーズ・リー氏が語る次のステップ(後編) - (page 3) - CNET Japan)
我田引水的にタイトル・内容が変わったかな。皆さんも自ら道草日記を描いて発信されると、画面を介してかもしれませんが、別の世界の散歩を共有しあえますよ。これこそ、本来の意味の散歩世界プロジェクトなんだけど・・・
ウェブ誕生から35年、その生みの親は破綻したウェブを救えるか - ZDNET Japan(Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎 2024-03-15 06:30)。
この記事が目に届いていないとは・・・まあ、それなりの事情があったのだけど。さてさて・・・