アマゾン、米国時間4月2日にイベント開催--ストリーミングSTB発表か - CNET Japanネタ。参考に、アマゾン、広告収益型の動画配信サービスを計画か - CNET Japanを加えておこう。
Amazonにはインスタント・ビデオのストアがあることは知っていたが、まだ使ったことはない。なぜなら、今のところ、iPhone、iPad、iPod touchに加えてKindle Fireの利用が前提だからだ。なぜ大画面テレビで再生できないのかなと疑問に思ってきた。
さて、AmazonのストリーミングSTBは、GoogleのChromecastやRokuの「Streaming Stick」のようなものだと予想されている。これでテレビで見れるようになりそうだ。Apple TV対抗デバイスが登場することになりそうだ。インスタント・ビデオのコンテンツが見れるなら買いだね。
えーっと驚いた。もう10億ドルの売り上げがあるのか。iPodの四半期並のビジネスになっている。
Apple Sold $1 Billion Apple TVs in 2013 - Tim Cook | Re/codeを読むと、コンテンツの売り上げを含めて10億ドル以上としているようだ。デバイスは99ドル×1000万台で10億ドル弱。
Mac Rumorsの他の噂、Upcoming Apple TV Product Will Include Video Game Support, Launch Date Unclear - Mac Rumorsはこれまでの噂の焼き直しでもあるが、最近、Apple TVの専用ストアができたことと、購入すると25ドルのギフトカードがプレゼントされることなども合わせて報じている。新機種を出す準備とも受け取れるというわけだ。日本でのギフトカードのアナウンスはまだのようだけど・・・
もっとも後者についてはApple’s rumored new Apple TVで、Jim Dalrympleが「Nope.」と言っている。
アップル、自動車と iPhoneを連携する CarPlay発表。主要自動車メーカー10数社が対応 - Engadget JapaneseとApple's CarPlay puts iOS on your dashboard | The Vergeネタ。Appleの車への本格対応が始まった。
Tim Cook CEOの言う新しいカテゴリ製品の一つになるのだろう。
アップル、「iOS 7.1」を来週にも公開?--iTunes Festival開催に合わせての可能性 - CNET Japanネタ。
だいぶ前からiTunes Storeにニュースが流れている。五夜連続のライブ。iTunesで見て、SXSWが何のことかと思った。South by Southwestの意味?、実は古いけどSXSWを日本人はもっと知るべきだ! IT界のパリコレに日本のスタートアップ陣200人が参戦 - WIRED.jpのような記事がある。ITの未来を占うショーケースなのだそうだ。
Daring Fireball: iOS 7.1 and the iTunes Festival at SXSWがアップデートされて、iTunes Festival SXSWのアプリがiOS 7.0.xで動作することを認めた。
iOS 7.1にアップデートされないとiTunes Festivalが動かないというのは、元々あるアプリなのにOSレベルでどのような新しい機能が追加され得るだろう、ブラッシュアップはあるにしてもちょっとおかしな話だなあと思っていたら、iOSのアップデートがないままにアプリが配信され始めた。iTunes Festival on the App Store on iTunes。
今日確認すると、Apple TVにもiTunes Festival SXSWのアイコンが登場している。Apple TV Updated with Revamped Channel for Upcoming iTunes Festival at SXSW 2014 - Mac Rumors。
John Gruber氏はiOS 7.1へのアップデートが迫っていることについては取り下げていない。
John Gruber氏の予告通り、iOSが7.1にバージョンアップした。iOS 7.1 のダウンロードが始まった:CarPlay/Siri/iTunes 関連などがテンコ盛りだ! | Agile Cat --- in the cloudなどネタ。
Apple TVをアップデートして調べると、Apple TVソフトウェア 6.1(6698.99.16)、iOS 7.1(11D169b)となっている。昨晩アップデートしたiPad 2のiOSバージョンは7.1(11D167)となっている。7.0.6(11B651)のアップデートでは()内の値が同一だったが、今回は異なっている。
iOS 8はNotification Centerを単純化, アプリ間通信を改良, Game Centerを廃止 | TechCrunch Japanネタ。
この中で注目しているのは、アプリ間通信の改良。該当部分を引用しておこう。
人間社会と同じく、去りゆく者があれば、新たに生まれる者もある。まず、複数のiOSアプリ間のデータ転送や通信の機能が改良され、たとえばコンテンツを編集してそれをほかのアプリへプッシュして使わせることができる。今でもそれは、iOSの”Open in…”機能である程度できるが、今度の新しいAPIはずっと本格的なもののようだ。
iOSの「Open in」関連の情報を探していると、iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Pythonistaを見つけた。動かしてみると、iOS上で本格的なPythonスクリプティングができそう。これはちょっとおもしろい感じがしてきた。アプリ間通信のAPIが充実すればさらに発展するかも。真剣に何をするか考えよう。
タッチスクリーンを搭載した「Apple Remote」が付属する次期「Apple TV」のコンセプト画像 | 気になる、記になる…ネタ。
アップルの発表したもの以外を取り上げている余裕はほとんどないが、これは興味深いと思った。RemoteはiOSで動作するアプリとして既に存在しているのだが、iPod touchやiPadなどでしばらく触らないでいると、ロック解除のためにフリックしてパスコードを入力し、短時間ではあるが、RemoteのApple TVへの再接続を待つ必要がある。専用の赤外線リモート・コントローラはデザインも機能もちょっとお粗末だし。コンセプト画像のものは、(Bluetooth接続も可能な?)高機能リモート・コントローラのようだ。
さて、「Apple TV」、最新のアップデートで「AirPlay」がBluetooth接続でも利用可能に | 気になる、記になる…のような記事が出ているが、無線LANがなくても、BluetoothでAirPlayができることになる。Apple、メニュー設定やAirPlay機能を改善した「Apple TV アップデート 6.1」の配布を開始 | Apple TV | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)には次のような記載がある。
マルチキャストまたはBonjourがブロックされるネットワーク環境で、Bluetooth接続によるAirPlayデバイスを見つけられるように改善されています。
今日、忘れていたiTunes Festival SXSWをApple TVで見た。3月12日から16日まで、一人のアーティストを一曲ずつ再生してみた。Cold Playだけは名前は知っていたが、他は全く知らないアーティストばかり。悪くはないが、感動するわけでもない。それは英国版のiTunes Festivalでもほとんど同じようなもんだけど、Elton Johnなどの有名どころが少しは出てきて愉しめたりする。
結局、今はMusicでグレン・グールドのバッハを聴いている。オーディオ・プレーヤーとして使うのがメインで、後は映画をレンタルするぐらい。これで十分だよ。
昨晩書きそびれて、今朝、寝床でiPad 2を眺めて3月に入ったことに気が付いた。書き付けたいことは一杯あるのだが、時間と体力がない。毎日、チェックしているブログから、Textwellとwri.peの融合進化で楽しさ無限大 wripe - W&R : Jazzと読書の日々ネタ。
「持てるものの全てを注ぎました。」と最初にある。いつもまた新しくなるのと思うんだけど、既にTextwellとwri.peはインストールしているので、確かめてみた。少し使い方を練習、なるほど。wri.peがWebサービスなので、デスクトップからもテキストが編集可能になる。久しぶりにデスクトップからもログインしてみた。最初、間違えてFacebookのアカウントでログインして新しいユーザーになってしまったので、GitHubのアカウントで入りなおしたらすべてが見えた。もう経験済みのはずだが、iPadやモバイルでテキスト編集をする習慣がほとんどないので忘れている。
Textwellが楽しい。駄文を書くのが楽しい。アクションを作るのが楽しい。書き上げるのが目的のはずなんですが、Textwellもwri.peも「書き続けたい」という気持ちを引き起こす力がある。「書く」という行為に終わりはない。いつも未完成なもの。締め切りが来るから終了はするけれど、それでも「まだ言い足りない想い」が残る。
僕の場合は、「Zedが楽しい。更新日記を書くのが楽しい。PerlでスクリプトやCGIを作るのが楽しい。・・・」というようになっているんだけど。もっとも、もう今は余程のことがないとスクリプトを書き出さない。モバイルのプログラミングの基盤にPerlが入り込めばラッキーなんだが、今のところWebサービスのような形でないと活かせないだろうねえ。Perl 6 on JVMはまだかな。Rakudo Star 2014.01 released | rakudo.orgにはまだ含まれていない。いずれにせよ、HTML5/CSS3/JavaScriptを極めなければ表現に到達できないわけだ。そうなっていくと、Node.jsやMeteorでいいじゃないなんてことになりかねないかも・・・
いずれ、本格的なモバイルデバイス・ユーザーになりたいと思っているので、そのうちTextwell+wri.peを活用させてもらうことになるかもしれない。
wri.peは次のようなノードにつながっていく。既に知っていることだが、メモとして残しておこう。
MobiRubyのようなものがインタープリタやバッチで動く環境が出てくると大変面白いんだけど、iOSでは有り得ない。まあ、今のところ、Perl 6 on JVMがAndroid上でどう発展するかということと、Firefox OSがどのようなプログラミング基盤を持っているかに大変興味を持っているわけだが・・・
行き暮れてひとり ~画家 野見山暁治のアトリエ日記~|NHK 日曜美術館。3/9放送分を録画で見た。
描いていれば、描きたいものが見えてくると思っていたが、描いても描いても見えてこないと思うようになった。それでも描き続ける。何をキャンバスの上に見つけようとしているのか。
書いていれば、書きたいものが見えてくると思っていたが、書いても書いても見えてこないと思うようになった。それでも書き続ける。何を日記に見つけようとしているのか。まだまだ答えはない。
抽象と具象の境界領域に何が見えてくるのか。文人でもあり、言葉と絵画の両方の世界に住む人は貴重だと思う。何が見えているのか、言葉で書いてあるかもしれない。何か読んでみたいと思った。
「日本語はどこへ行くか?1」の続編がいつ出るのかと首を長くして待っていたら、番外編が出た。なかなかなカタカナ | ガメ・オベールの日本語練習帳v_大庭亀夫の休日。
カタカナ的発音英語名称が外人に伝わらないのを最近身を持って知ったが、日本人に身に付いているもので如何ともしがたい。意識して英語的発音に切り替えなければならないのだろう。面倒だな。機会が多ければいろいろと実験もできるのだろうけど、英語の発音の実験の場でもないし・・・
ル・クレジオは次のように言っている。
・・・私にとって日本語は美しいものです。母音が強調された響きを持っています。ですから、非常に聞いていて心地よいですね。母音が連続する早さが朗読に遊戯の感覚を与え、音が伝える楽しさに繋がる、そんな印象を持ちます。
(ル・クレジオ講演レポート/インタビュー/作品紹介、「私は文学を崇拝している - ル・クレジオ氏に聞く -」、週刊読書人、2014年2月21日金曜日、3028号、8面)
いつの頃からか、外国の地名の表記などは実際の発音に即したものに変わってきた。もう、何がどうなったかは思いつかないぐらい前のことだが。フィラデルフィア(Philadelphia)を古豆腐屋と読むと一発で通じるという話はおもしろい。アクセントとイントネーションの問題だと言うと身も蓋もない。
話は変わるが、「日本語はどこへ行くか?1」に「田村隆一にいっぱい飲み屋で詩論争をふっかけて殴られて痛かったと書き残している大江健三郎も、熱心な現代詩の読者だった。」とあるので、出典を調べようと検索した。おじいちゃんにもセックスを。詩人・田村隆一 2003-08-20記には「大江健三郎が日暮里駅前で二人とも乱酔してなぐりあったと書いている。」とあるが、『続・田村隆一詩集』|すっぴんマスターには大江健三郎による田村隆一論があると書かれている。これを読んでみたい。図書館を調べると全集など数多く所蔵しているが、そのものはない。現代詩文庫(思潮社)の第110巻「続・田村隆一詩集」をAmazonの中古で注文。
言葉が世界のコミュニケーションにとって重要であることは論を待たない。「日本語はどこへ行くのか」は単に日本語だけの問題にとどまらないのではないかと思う。
奇妙な支払い | ガメ・オベールの日本語練習帳v_大庭亀夫の休日ネタ。
残念な話だ。日本の奇妙なところでもある。あきらかにおかしいことが罷り通る。ただ、この奇妙なところは日本だけではなく、世界共通の特性でもあるかもしれない。
過去の書かなかった日記から - 読書空間の構造で、何か書き始めようと設定したタイトルを活かさねばなるまい。さて、何からはじめようか。
なかなかなカタカナの大江健三郎と田村隆一の乱酔殴り合いの件、田村隆一著、現代詩文庫110 続・田村隆一詩集(思潮社、1993年)に、大江健三郎の「田村隆一と垂直的人間の声」を確認した。引用される田村隆一の詩は「帰途」と「言葉のない世界」である。「垂直的人間」という言葉は「言葉のない世界」の中にある。「帰途」には「言葉のない世界」という一行がある。
言葉のない世界
1
言葉のない世界は真昼の球体だ
おれは垂直的人間
言葉のない世界は正午の詩の世界だ
おれは水平的人間にとどまることはできない・・・
13
おれは小屋にかえらない
ウィスキーを水でわるように
言葉を意味でわるわけにはいかない
田村隆一先生も一つの散文を残されているらしい。「青い廃墟にて」という対話集にあるらしいのだが、定かでない。これも中古でアマゾンに注文した。続きは届いてから。
偶然だろうけど、三浦雅士氏の文庫本の解説に続けて出会った。三浦雅士氏はずっと昔、僕が愛読していた「ユリイカ」と「現代思想」の編集長だった。今は文芸評論家という肩書。最初は、木田元著「ハイデガー拾い読み」(新潮文庫、2012年;新書館、2004年)の「木田元はなぜおもしろいか」(2012年)で、次は本の購入時期は少し古いのだが、吉本隆明著「書物の解体学」(講談社文芸文庫、2010年;中公文庫、1981年)の解説「吉本隆明は作動し続ける」である。
木田元先生の本は「現象学」(岩波新書、1970年)に始まって、21世紀に入っていろいろと読んでいる。今回はハイデガーをリフレッシュしようかと手に取った。それはともかく、「木田元はなぜおもしろいか」のほう。サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」が最初に出てきて驚く。僕の頭にあるのは「バナナ魚日和」というタイトルの方が野崎孝訳だろうという気があったのだが、「九つの物語」は沼沢洽治訳で講談社文庫だったらしい。
10時を過ぎたね。Miles Aheadを聴きながら、ぼんやり考えている。なぜサリンジャーが木田元に結び付くんだっけ。そうそう、自殺する主人公シーモア・グラースが「送ったドイツの詩の本を読んだか」と妻に聞くのだが、それがリルケのドゥイノの悲歌のはずで、ハイデガーはリルケを今世紀唯一の大詩人としているからサリンジャーはハイデガーの影響下にあったはずで、だから木田元と同時代人なのだという飛躍に到達する。そこに到達するまでに村上春樹の「風の歌を聴け」のデレク・ハートフィールドの自殺の話も挟まっていて、村上春樹も一緒に同時代人になってしまう。それもともかく、木田元に文学を感じてしまうからおもしろいんだという結論なんだよね。一丁上がり。
ビル・エヴァンスのNew Conversationsを聴いている。「吉本隆明は作動し続ける」には、坂口安吾が小林秀雄を教祖と呼んでいることに続いて、吉本が新左翼の教祖で、評論家の小林の後を継いだのは吉本だったという流れが書かれている。吉本には「小林秀雄の方法」という著作があるのだそうだというところで、今日のところは終わりにしておこう。エヴァンスの生ピとエレピの一人掛け合いが斬新、聞き惚れる・・・
今、五嶋みどりの無伴奏ソナタを聞いている。「五嶋みどりがバッハを弾いた夏 2012」のBS朝日による再放送。実は先週水曜日に、N響と諏訪内晶子の組み合わせのサン・サーンス、ヴァイオリン協奏曲第3番の後、アンコールにバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番Andanteを聴いたのだが、僕には何の曲かわからなかった。伴奏と主旋律の二つのパートを一人で当然一本のヴァイオリンで弾くという奇妙な構成で少し不自然な曲という感じを受けた。高度な演奏技術が必要なことは間違いない。それを切っ掛けにして、「ベスト・オブ・五嶋みどり」から一曲だけダウンロードして聴くことになった。そうこうしているうちに、オースン・スコット・カードの「無伴奏ソナタ」という奇妙なSFを立ち読みすることになり、昨晩は、Facebookで五嶋みどりのバッハの再放送を知るに至った。
それに加えてすごいことに、新しく手に入れた本がハヤカワ文庫「数理を愉しむ」シリーズ、スティーヴン・ストロガッツ著「SYNC なぜ自然はシンクロしたがるのか」(早川書房、2014年)というお話。これもSYNCなのかな・・・
「無伴奏ソナタ」のタイトルを見た瞬間に、「まただ、スモール・ワールドだ」と思った。その棚に「SYNC」があった。ストロガッツって、ダンカン・ワッツと共著で「スモール・ワールド」(Small world)の論文を書いた人。「SYNC」の原副題を書いておこう。「The Emerging Science of Spontaneous Order」。
データ分析も人手不要に 「知性持つ機械」の破壊力 :日本経済新聞ネタ。
コンピュータ将棋「激指」の話が記事の導入部にある。作者は「機械学習に魂を売ったようで悔しい」と言っているという。最近ではディープ・ラーニングという考え方も出てきている。これまでならコンピュータに食べさせるデータを人間が調整する役割を担っていたのだが、それさえもコンピュータが代行する。自動化の行き着く究極と言うこともできる。
さて、人間はコンピュータの出してくる結論を見るだけで、適切な判断が下せるのだろうか。僕には疑問な気がするのだが・・・
いや、もう判断を下すのはコンピュータになるのかもしれない。実際、株の取引は既にそうなっているわけだし・・・
ビッグデータは物語と仮説を求めている - ITmedia エンタープライズネタ。
機械学習は物語を作れるか。物語の作り方を機械が学習できるか、あるいは人が機械に教えることができるかということになるだろう。数多くの棋譜を学習させると、将棋を指せるようになる。数多くの物語を学習させれば、物語以外のビッグデータから物語を書けるようになるかどうか。言葉は将棋よりはるかに難しいだろう。言葉からは無限の言葉を紡ぎだせるだけに、意味の壁が物語の生成を阻むはずだ。
日本と世界のインターネット・トラフィック - 2014年/2月 | Agile Cat --- in the cloudネタ。「先月と同じく、プラットフォームごとの分析は止めにして、モバイルも、タブレットも、そして Mac も Windows も、すべてが混在の分析です」とのこと。これが当然の世界になった。
さて、みんな一緒の世界では、様々なディスプレイ・サイズや表示方法の異なるコンピューティング・デバイスをどう使い分け、使いこなしていくのかという問題に行き着くだろう。2インチから80インチぐらいまでのサイズ。
ウェアラブルが出てくればAR(Augumented Reality)型の通常の空間に重ね合わせて表示するタイプのディスプレイも登場するだろうし、ディスプレイは超大型化する可能性もある。さらには噂のアップルのiPenなどが登場すれば、デジタルペンで書き込めるディスプレイも一般化するだろう。PCと言えばデスクトップという観念はなくなり、Post-PCもスマホやタブレットだけではなくなる。Post-PCの代表格であるスマホやタブレットは実は小型のPCに過ぎない。PCの本格的な変化はこれからかもしれない。
シリコンバレー101 (558) 初のAndroid WearデバイスになれなかったGoogle Glass | マイナビニュースと仮想現実の未来はどこへ--FacebookによるOculus VR買収の意味を考える - CNET Japanネタ。
そろそろ本物のメガネが必要かもと思っているのだが、Google Glass兼用というのもありかなと思ったりしている。さすがにOculus Riftは本物のメガネにはならないだろうけど。
「日本語はどこへ行くのか」は外国語話者との問題を取り扱っているようだが、本質的には他者とのコミュニケーションの問題、現実を如何に把握し、他者と如何に共有するかという問題に行き着く。現実の把握に専門的なトレーニングが必要だとしても、それを乗り越えて非専門家と共有する必要がある。なかなかこれがむずかしい。日本語話者同士であってもコミュニケーションはむずかしい。
こういう風に書くと客観的な問題として捉えられているように見えるが、実際には遥に複雑な問題だ。専門的な知識の問題だけではなく、利害関係や価値観の違いなどが絡むからだ。サンデー・モーニングで震災復興の遅れや福島第一原発の汚染水漏れの問題を報道していたが、問題のあることはわかってもどのように解決すればよいのかがあまり見えてこない。この現実の複雑さを解きほぐしていく必要があるのだろうが、その大変さを思うとほとんど絶望的になる。実際に復興に携わっている人々の奮闘に期待するしかないのだが、僕らにできることは何かも考えていかねばならないだろう。
いやはや昨日までは気分が落ち込んでいて日記も書くまでに至らなかったのだが、ようやく気力を回復したところ。昨晩、SWITCHインタビュー 達人達(たち)▽久石譲×吉岡徳仁~考える音 感じる形 - NHKを見ているとなんだか気分が高揚してきた。僕にとっては芸術とか哲学・宇宙論などは精神安定剤の作用もある。自分の蠅も十分に振り払えず、人のことまで考える余裕がないのが実情ではあるが・・・東日本大震災三周年を前に首相、震災3周年で10日に記者会見 :日本経済新聞にまずは注目か。
2月8日は市内南部も積雪した。今年の冬、最初で最後の本格的積雪だった。午前中は外出をひかえて昼から車を出した。二号線のバイパスを走って阿品台のK先生宅に向かう。前を走る車の屋根から雪が落ちると、慣性の法則で車の進行方向に道路に落ちた粉雪が滑るのを見ながら走る。少し早く着きすぎたので、フジグランナタリーに降りて、TSUTAYAで本を見る。小林秀雄ほか著「小林秀雄対話集 直観を磨くもの」(新潮文庫、2014年)を購入して、急いで阿品台に上った。その前も後も、多くの本を購入したと思う。
昨日は朝、車外気温は14℃を示していた。五月上旬の気温と言う。夜も13℃台までしか下がらなかったらしい。今朝は11℃。明日はまた寒くなる。大江健三郎を読んでいたのがいつのまにか田村隆一になったり、木田元になったり、吉本隆明から小林秀雄に戻ったりしている。はて、どのように物語を作るか・・・
今朝は寒くなると思ったら、外気温13℃。夜寒くなると思ったら帰宅時は12℃。明日は寒いらしい^^;)今週の日曜日、Actus方面に二週続けて軽い昼食を兼ねて散歩に出たのだが・・・
あれは何だ!?最初はびっくりした。あんなところに建物があったっけ・・・
宇品1万トンバースの威力、Seven Seas Voyager | Regent Seven Seas Cruises。
ちょっとしたマンションに見える。
続々、広島観光から戻ってきたバスが集結。乗客が乗り込む。16:00出航との話だった。
Actus側から望遠で撮影した煙突
Actus側から望遠で撮影したアンテナ類。ドームにはMTNが、水平の大きなアンテナにはSAMの文字が読み取れる。
Actus側からRegentを見る。あれは船だった!
日を跨いでしまった。一昨日は雨がよく降った。昨日も雨模様。なんだか、僕のお疲れモードもここ極まれりかな。それでもなんとかしないといけない。まだ、解が得られていない。日米韓首脳会談の様子が報道されているが、安倍首相もお疲れモードかも。信用回復のためになんとかがんばってね。
書かれていることの連想を辿っていく実験。これがどれほどの意味を生み出すのかはわからない。柄谷行人が小林は個人を守ったのだというようなことをどこかに書かれていたと思う。吉本の批判のように確かに社会性は乏しいかもしれない。
再度確認すると、「個人」という言葉は使われていなくて、『「人間」を守ろうとしたのだ』ということである。括弧つきの人間を・・・
(注)更新日記記事の検索結果は、記事中の検索結果のリストをスキップして検索した結果を表示するように変更した。
気温が上がってきている。昨日は電車を本通りで降りると、ゲバントホールに向かった。近年はK先生の2014ピアノおさらい会を毎年恒例行事のように聴かせていただいている。いつも家内が最後に出場する前半だけだけど。会の初めに司会のS先生が先週の火曜日が開花宣言だったと言及された。
始めはK先生とM先生の連弾、シューベルトの「幻想曲 ヘ短調 D.940 Op.103」、20分近い演奏をお二人で楽譜を捲る音と一緒に聴いた。さすがお見事な演奏で手本を示された。
その後のプログラムの中高生の若い人たちの演奏は大きく進歩していて、いつもながらの高度なテクニックだけでなく音楽として感心できるレベルに達していた。リストのメフィストワルツを弾きこなすとリストの凄さが浮かび上がってくるぐらいだった。
一部が終わった休憩、4時前にはゲバントから降りて、WTMに向かう。ゲバントホールのある和光パレス21前の本川沿いの桜を例年近くで見ているような気がする。漫ろ歩き 広島 - 桜開花 (03/26/2013)。
本川沿いに咲く桜この下流に爆心地だった相生橋があり、平和記念公園で本川は元安川に分かれる。
新しい概念のカメラがいろいろと出ている。いくつか良い記事を見つけたのでリストアップしておこう。
新機種は「古い皮袋に新しい酒を盛る」という話だった。現行機種も新機種にアップデートできるので、単純に大変うれしい。ハードウェアにはまったく変更はないのだ。enchantMOON S-II発表! | フリック!ニュース /Flick!Newsなどネタ。
ラスター形式(ビットマップ)にデータ形式を変更して、描画の相当の高速化を実現しているようなので、データ構造の互換性が確保されるのかどうか、最初聞いていると少し心配だったが、後方互換性は確保されるらしい。おそらくベクタ形式のデータを描画用にラスター形式としても保存するのだろう。よく考えると現状でもビットマップデータは保存されているから描画に使うことはできるわけだ。再編集する場合には新規入力データをベクタ形式データに追加して、ラスター形式に変換して描画に使う仕組みなのだろう。
paperMOON Projectにおいても、jsonで蓄えられたベクタ形式データを使ってCANVASに描画するのは、技術的にはおもしろくても速度は出ない。出来上がったページを参照するだけなら、保存されているjpg形式の画像データを表示すればよいことははっきりしていた。編集に使うのでなければ、あるいはベクタ形式によるスケーラブル性を利用するのでなければ、ビットマップデータを使えば十分なのだ。描画を高速化するためにビットマップとベクタのハイブリッドみたいな話になっていくのかもしれない。paperMOON Projectが意味を持つのは、ページデータをenchantMOON以外のデバイスで編集したり、他のデバイスのアプリで作成したデータをenchantMOONに読み込んだり、他のデータとのmashupのフレームワークをもう少し具体化した時点だろう。
SⅡは16GBが49,800円、32GBは59,800円。初号機16GBの39,800円に対して、1万円高。現行機種を3月末までに購入すれば、実質的にお安いというわけ。新しいMOONPhase 2.9.0へのアップデートは初号機ユーザーは無料となるからだ。
次は2014年4QにS-ⅣBがMOONPhase 3.0.0として出るそうだ。現行ハードウェアにおいてMOONPhaseを完成形にまず持っていく。その次にMkⅡのハードウェアが構想されている。
Project GeminiがenchantMOONのHTML5によるエミュレータ、Project Skylabがコンテンツのクラウドサービスになるらしい。今後、仕様がどのようになるか楽しみ。
清水さんのコメントが出たね。
初代enchantMOONのこのユニークな形状のモデルは、たぶんもう増産しない。製造トラブルが多過ぎるし、工場との契約も打ち切った。金型は回収し終えている。したがって市場にある在庫が全てで、今回、我々はenchantMOON S-IIで儲けようという気持ちは全く持っていない。
追加生産はないようなので、enchantMOON初号機ユーザーになる最後のチャンスである。
サムネイル画面の起動、ノートを繰る操作、ハイパーリンクが高速化されるのに加えて、カメラがよくなるのとカメラ枠が自動で補正されるのがコンテンツ作成にとっては最も意味のあることかもしれない。期待して待っていよう。
enchantMOON S-IIに関する文章を善意の第三者が広告読みの技法で読み下してみる。 - あそことは別のはらっぱ。と国産手書きタブレットenchantMOONがS-IIに爆発的進化《伊藤浩一「モバイルライフ応援日記」》ネタ。TwitterでenchantMOONネタとして話題になっている2件の記事を肴に。
僕の元々の評価記事はenchantMOON SⅡ sequence (03/14/2014)にある。まだ、MOONPhase 2.9.0は使っていないが、デモは見た。
「はらっぱ」の記事の内容は分かっている人ならわかっている話。世代別JSONについては清水さんのプレゼンで話は聞いているし、info.jsonにはバージョンの属性値がある。バージョンを見て動作を変更することができる。仕様が変わっているとすればpaperMOON Projectも影響を受ける。ちょっと怖いね。しかしながら、結局、いろいろと脚色された説明はともかく、S-IIでページを捲るなどの動作が改善されることは間違いなさそうだというところを見て取ればいいような気がするけど。詳細の開示がなかったGeminiやSkyLabはまだこれからなんだろうと思う。
「爆発的進化」の記事タイトルと評価内容はマッチしているとは言い難い。REGZA Tabletとの比較が最後にあるのだが、うーむと唸ってしまった。10.1インチで2,560x1,600のクアッドコア・タブレットと比べるのかよと思った。電磁誘導式デジタイザ・TruNote搭載ならAT703だろう。メインメモリ2GB、フラッシュメモリ32GB。背面カメラも800万画素。しかも価格.comで6.7万円が最安値だ。やはり、enchantMOONを買うなら3月中にしたほうがよいということになる。しかも、今やiPad Retina 16GB WiFiが39,800円なんだから、iPadを持っているならともかく、買うならそれだけの根性が必要だ。
enchantMOONの魅力はNo UIの未完成の魅力である。スイッチを入れれば、アプリを選ぶ必要もない。すぐ書き始めるためのデバイスなのだ。自分で書いたノートをHyperCard的にハイパーリンクで関連付けたり、生データを自分で取り出して利用することもできる。そういったことに興味がないなら、少なくともお絵描きやペン習字に興味がないなら止めておいた方がよいかもしれない。普通のタブレットとはまったく次元の異なるものである。
もう一つの楽しみはenchantMOONが少しずつ発展していく現場に参加できることだ。大手メーカーのデバイスにおいては完成品を与えられるだけで、自ら創造する余地は少ない。データもアプリケーションの中に閉じ込められてしまうことが多い。そういう意味ではenchantMOONが将来においてもオープンな姿勢を堅持することを願うばかりである。
僕はenchantMOON初号機は一次情報収集デバイスとして生き残るだろうと想像している。だから、投資は無駄にはならないということだ。
特に今回の3/26のユーザー・ミーティングで発表されたデジカメとのFlashAir連携がおもしろい。内蔵カメラもソフトウェアでチューニングされたようだが、デジカメの高精細画像を容易にページに取り込めないかと思っていたからだ。FlashAir対応機器同士ではワイヤレスデータ転送を可能にする「Peer to Peer(P2P)」がサポートされていて、その場で撮影データを取り込める。FlashAir(TM) | 東芝 Pocket MediaのSD-WC016Gを注文した。もちろん、iPadなどとも連携できるのですぐ使えるからだが、WiFiのない環境でデータ作りが行えるのは快感だろうと思うからだ。enchantMOONの魅力はブラウザではなく、情報生成ツールだということにある。紙の再発明だからね。
Webブラウザの動作も軽くなれば、Webの情報の切り出しも容易になる。手書きのメモやお絵描きと組み合わせれば、一次情報収集モバイルマシンとして役目を十分に果たすことになるだろう。
encahntMOONのページデータはクラウドやPCなどに呼び込んでさらに編集加工したり、データベース化することになるだろう。
今後の課題は、やはり文字認識データの活用にあると思う。お絵描きが過ぎると文字認識もむずかしいのかもしれないが、僕はテキスト処理のほうにより多くの興味がある。他のデバイスなどからの検索のような自動的な処理においてはテキストデータが必要になる。
Skylabの前にSkylab_Helpを読んだ方がよいかもしれないが、そのままクリックして進めても問題はない。ブラウザはChromeかSafariがよい。2.8.0のMOONのブラウザでは遅いらしい。
enchantMOONのノートがどのように動作するのかよくわかる。というか、enchantMOONがいかに普通のタブレットと違うかを実感できるだろう。半端じゃないよ。
25ドルのスマホで世界を揺るがしたお話の続き。Mobile World Congress 2014:「Firefox OS」でiOSとAndroidに挑戦するMozilla――「クレイジー」な挑戦は成功するのか? - ITmedia Mobileネタ。Firefox OSについて最新の情報を調べておこう。
ユーザー・インターフェースのGaiaはHTML/CSS/JavaScriptで表現できる。Gonkはロー・レベルのOSだが、まだドキュメントが未完成だ。Geckoはレイアウト・エンジン、HTML/CSS/JavaScriptに加えてXUL(XML-based User-interface Language)を読み込んで描画する。Gecko自体は歴史が長く、Firefoxなどのブラウザで使われている(Gecko - Wikipedia, the free encyclopedia)。
今のところ、他のスクリプティング言語が入り込む余地はないように見える。幸い、JavaScriptはこれまで見てきたように関数型プログラミングも可能なおもしろそうな言語である。方向性は当然間違いない。
ゲーム専用機: いよいよご臨終か? | TechCrunch Japanネタ。話題にならない。やはり、PS4やXbox Oneなどのゲーム専用機は、それほど売れていないみたい。
「コアのゲーマーは高性能のPCを使う。普通のゲームでいい人はスマホで十分」というお話だ。まあねえ、僕はゲーム機は最高のコンピュータを狙うべきと思っていたけど、PS3はそのチャンスを捨てて、ゲーム専用機に特化してしまった。新しいPCプラットフォームを生み出すチャンスがあったのに。
しかしながら、まだチャンスがあるかもしれない。ゲーム専用機と言ってもPCの機能は持っているわけだから、ゲーム以外のアプリ開発環境を整えれば、まだ戦えるかもしれない。Xbox OneはWindows PCに変化していくことは容易だろう。PS4はさてどうなんだろう。テレビやブルーレイ・レコーダ、torne、nasneなどとの連携、今後の展開に注目したい。
PlayStation 4 | プレイステーション オフィシャルサイトを調べてみると、真にゲーム専用機としてのサイトだねえ^^;)
世界で読まれるル・クレジオの創作。 - BRUTUS(ブルータス) - X BRANDネタ。新しい翻訳が出るのに合わせて来日されていた。
「週刊読書人」の2/21号に「ル・クレジオ講演レポート/インタビュー/作品紹介」が出ていることにツイッターで気が付いた。週刊読書人のサイトでApp Storeに「週刊読書人」のアプリがあることがわかったので、iPad 2にインストールして、2/21号を購読。300円也。その場でほぼリアルタイムで必要な情報にアクセスできるiTunesのようなメディアの利便性に感動してしまう。
J・M・G・ル・クレジオは高校の時に読んだ「調書」(新潮社、1966年;原著: 1963年)で最初に知ったのだが、その後、初期の著作についてはいろいろと読んではいるが、既に膨大な時間が経過している。2008年にノーベル賞を受賞したときに、「偶然」(集英社、2002年;原著: 1999年)を久しぶりに購入した。実は熱心に読んでいない。翻訳された「隔離の島」は1995年の著作である。日本語で500ページを超える長編小説らしい。
今、大江健三郎を過去に遡りつつ読み続け、あるいは読み直しているのだが、クレジオもいずれもう一度読まなくてはならない人だろう。
マイクロソフト、「iPad」向け「Office」をリリース - CNET Japanネタ。
先日、マイクロソフト、「Windows Azure」を「Microsoft Azure」に改称か - CNET Japanの記事を見て、Windowsをプラットフォームとする企業から脱皮することを決めたのかなと思った。「Office for iPad」はその第一歩である。Windows、Windows Phone、Xbox Oneは統合される方向になるはずだ。CPUやOS、すなわちハードウェアに囚われないOfficeを中心にしたサービスを提供する。そのためにはWindowsは抽象化され、仮想化されていくことになる。
MonoやXamarin - Build mobile apps for iOS, Android, Mac and Windowsのページが、既に世界がそのような方向に動いていることについての参考になるだろう。マイクロソフト、次期Windows「Threshold」の計画を4月に発表か - CNET Japanの記事のようにマイクロソフトも世界の変化に合わせて動かざるを得ないのだ。
Xamarinは昨日WTM65でシステムフレンドのN氏が言及されていたものだ。C#か。最初からNativeアプリを目指すなら、そういう方向性もありだねえ。HTML+CSS+JavaScriptで開発してPhoneGapを使うほうがわかりやすくてリスクが少ないと思っているんだけど。
実際のところ、プログラミング言語やフレームワーク・プラットフォームそのものよりは、具体的に何をするのかのほうがはるかに重要なのだ。
(追記)iPad向けMS Officeがついにリリース、ただし日本は非対象 | スラッシュドット・ジャパン ITとのこと。
gfx/perl.js経由、themucker/pluのPluネタ。
plumicroperl.js(4,038KB)/perl.js(55KB)で動いている。日本語は通らないようだが・・・
この英語をどう訳すべきか、少し検討した。「時の循環」と「輪廻転生」ぐらいを思いついたが、原タイトルのままにした。輪廻転生をエクサイト翻訳で訳すと、「Samsara transmigration」となり、これを再翻訳すると「無常移住」となる。ロジャー・ペンローズの意図するところがどこにあるかと思いを廻らすと、やはり英語のままがよさそうと結論した。ロジャー・ペンローズ著、竹内薫訳「宇宙のはじまりと終わりはなぜ同じなのか」(新潮社、2014年;原著: 2010年)の原題の話である。
この本の主題は「共形サイクリック宇宙論」(Conformal Cyclic Cosmology: CCC)とRoger Penroseが呼んでいるものである。この理論では未来の果てとビッグバンの爆発が同じものになる。それで日本語のタイトルが「宇宙のはじまりが終わりとなぜ同じなのか」になっているわけだ。なぜ宇宙はビッグバンから始まるのか。時空の特異点が存在する。宇宙の終わりはどうなるのか。それらを説明しようという本質的な努力である。
そこで熱力学の第二法則の謎に行き着く。宇宙規模でもエントロピーは常に増大するはずだからだ。それはブラックホールが蒸発してなくなるという話とも関連する。サスキンドとスティーヴン・ホーキングとの「ブラックホール戦争」の終段にあるホーキングの回心にペンローズは同意していない。まだ、僕はすべてを読み終えていない。読み終えるためにここに書き付けている。ペンローズ先生は数式を横に置いて説明するなんてことはしない。真正面から取り組むのだ。
ペンローズはひも理論の文化から離れている。ひも理論の研究者のレオナルド・サスキンドも「ブラックホール戦争」のエピローグで、ひも理論やホログラフィック原理やブラックホールの地平線に関する教訓をどのように宇宙の地平線に適用すればよいのか、誰も知らないことを認めている。
Facebook unveils Hack, a new programming language for writing code faster - Tech News and Analysisネタ。HackはHHVM(以前はHipHop Virtual Machineと呼んでいた)上でPHPとシームレスに相互運用できるプログラミング言語である。Facebookがオープンソースで作っている。Facebookそのものを構築しているPHPの生産性をさらに増大させることが目的である。PHP上位互換を目指した拡張言語がHackなのである。
Hack自体をソースからコンパイルするにはOCamlが必要。まだ、Linux上でのサポートに止まっている。Mac OS XやWindowsは後回しだ。
FacebookはPHPからC++のコードにコンパイルして使っていたらしい。その代わりにPHPとHackからHHVMで中間バイトコードにコンパイルし、JITコンパイラでx64マシンコードを実行する。この過程で最適化が実行され、パフォーマンスを改善することができるのだそうだ。HHVMやHack: a new programming language for HHVM | Engineering Blog | Facebook Codeを参照。
SCE、PlayStation 4用のヘッドマウントディスプレイを開発 - PC Watchネタ。
用途は今のところゲームだけど、ゲームが最先端のアプリであることは間違いない。思考ツールとしてのヘッドマウントディスプレイの可能性を考えてみるのもおもしろいかもしれない。要は思考ツールとしてのゲームの可能性を考えるということなんだけど。
『PS4』実売600万台を達成、好調ソフトは『KILLZONE SHADOW FALL』で210万本 | マイナビニュースネタ。好調の論調の最新記事を探してみた。
[GDC 2014]SCEの「Project Morpheus」とはいったい何か。西川善司が“仮想現実対応HMD”の正体を探る - 4Gamer.netネタもあるわけで、ゲームの世界はコンピューティングの最先端にあるとも言える。ゲームを支えるコンピュータ・テクノロジーをもっとほかの分野にいかに活かすかという課題を追求していけば、トップに立てるわけだ。
新たな万能細胞「STAP細胞」の開発の黒幕!?:ヴァカンティ4兄弟!? : Kazumoto Iguchi's blogネタ。
文藝春秋2014年4月号(3/10発売)には、若山照彦山梨大学教授の「STAP細胞捏造疑惑に答える 小保方さんがかけてきた涙の電話」があって、事態が好転することに一縷の望みを持ったのだが、理化学研究所の記者会見などの報道を見ると、予想通り事態は悪化の一途を辿っている。
誰かもTwitterで「興味があるのはこの点だけ」と意見を表明していたが、問題のポイントはSTAP細胞が存在していることを明確に証明できるかどうかの一点にある。それ以外の部分は科学の本質とは無関係なゴシップであって、僕も興味がない。
今晩、『サイエンスZERO「緊急SP!STAP細胞 徹底解説」3/16(日) 23:30~00:00 NHKEテレ1』がある。このひどい事態の中での科学的解説と考えられるので注目したい。
最後に引用記事についてだが、これは別の意味で科学研究の大変な現実を突きつけられたようで、人の営みも様々な面から見直しを迫られているのだと思った。この迫って来る闇を振り払えるのはどのような思想だろうか。
「第3回将棋電王戦」第1局はソフト先勝、菅井五段「あまりいいところがなかった」 | マイナビニュースネタ。今日あることを知らなかったとは・・・
棋譜を<投了まで>第3回 将棋電王戦 第1局 菅井竜也五段 vs 習甦(将棋棋譜速報): 将棋・上達の探求(将棋が強くなるブログ)で見た。よくわからないけど、4六歩あたりからおかしくなった感じ。最初の段階で中飛車の陣形が不利に見えてしまったね。習甦は強くなったのかも。
「第3回将棋電王戦」ソフト2連勝、佐藤六段「相手が強いというより私が弱い」 | マイナビニュースネタ。
今回も<投了までの指し手>第3回将棋電王戦第2局 佐藤紳哉六段 vs やねうら王<将棋棋譜速報> : 将棋・上達の探求(将棋が強くなるブログ)をチェック。「1九と」からおかしくなったような気がする。「1六桂」「3七玉」の展開ではコンピュータも大丈夫かなと思ったのだが、完敗の感じ。初手が端歩とは、どっちが人間だかわからない。コンピュータはまったく強い。簡単には勝てないね。
「将棋電王戦」第2局は「やねうら王」改変前のソフトで対局-ドワンゴが会見 | マイナビニュースのようなトラブルもあったので、人間は困惑・混乱しただろう。怒るようではその時点で厳しい状況なんだなと感じる。機械は何も影響を受けないが・・・
(素人が余りにえらそうに書いているので多少書き改めた^^;)
「第3回将棋電王戦」第3局は豊島七段の完勝で棋士初勝利、ソフトの勝ち越しを防ぐ | マイナビニュースネタ。
<投了までの指し手>将棋棋譜速報 第3回 将棋電王戦 第3局 豊島将之七段 vs YSS: 将棋・上達の探求(将棋が強くなるブログ)で棋譜を見た。YSSの開発者の山下宏氏によれば、一度も評価値がYSSのプラスにならなかったそうだ。投了図ではYSSはかなりの駒損になっている。
グーグル、パーツを自由に組合わせるスマホ「Ara」に本腰。50ドル(約5000円)での発売を目指す : ギズモード・ジャパンネタ。
噂は既にあったが、おもしろい選択肢が具体的に出てきそうだ。自作パーツも組み合わせて使えるようになればさらにおもしろくなるかもしれない。
早すぎたHyperCardの上昇と下降、そしてモバイルから来たカードの群 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)ネタ。HyperCardはWebよりも古く27周年だという。実際のところ、僕はどんなものか知らないんだけど。
カードと言えば、京大式カードを思い出す。が、データベースとして運用するほどのカードを作った経験はない。最もカードに近いデータ形式の大量の情報の集積は、我が更新日記である。これをカードデータベース的に取り扱うソフトウェアを作ることは可能だろう。カードを関連付けるプログラムの様なものを設定することもできるのではないかと思う。
enchantMOONのノートブックのページも一種のカードのように取り扱うことができる。enchantMOONでなくとも、内容的な分類やタグ付け、時系列によるカードの整理手法に加えてハイパーリンクの設定機能は当然誰でも考えるわけだが、数が増えると検索するしかなくなる。検索して必要なものを選び再配列するのは、今のところ人間の仕事である。それは人間しか意味を認識できないからである。意味とは何だろう。それが問題だ。文脈の認識ぐらいまではコンピュータでもできそうな気がするけど。
「Project Morpheus」に続いて、ソニー、プレステ向けオリジナルTV番組制作へ - WSJ.comネタ。新しいソニーが出現しつつあるのか。
vaioを手放した以上、プレステに集中する。PSとXperiaとの親和性も高まる方向性に動くのではと思う。Xperiaインタビュー:Z1はできの良い兄、難産の末生まれたZ2。VAIOを失った影響、Windows Phoneについて - Engadget Japaneseには、「OSに拘りはない」とされている。今やアプリケーション的にはOSの時代ではないが、ハードウェアにおいてはOSを無視できるわけではない。PS4はPlayStation 4 - Wikipediaによれば、FreeBSD 9.0ベースとのこと。FreeBSD - Wikipediaによれば、PlayStation3もVitaもFreeBSDを使っている。Xperiaがどう変貌を遂げるのか要注目だと思う。
vaioを手放したのは、OSレベルから自らのコントロール下に置こうという意志の表れなのかもしれない。マイクロソフトがSurfaceのような自前のハードウェアを出し始めたのも、ソニーのPC戦略の転換を強く促したのだろう。
SONY vs UEI 未来を作るのはどっちだ!? 緊急対談が実現!!!??? - UEI shi3zの日記。暦本先生については、更新日記以前から知っていると思う。次のリストのリンクの中にSONY CSLのTime-Machine Computing(1999年)へのリンクがあるはず。
ソニーは元々、AIBO(AIBO - Wikipedia)などでも夢を作って、世界の先端を走っていたわけだ。TimeScapeがXperiaに載った時にはようやく研究が実ってきたのかと思った。発表から10年掛かっている。さらに健闘されることを祈る。
Project Morpheus関連の最新記事も載せておこう。
これは凄いらしい。出るのは来年か・・・
――「Project Morpheus」とVRの将来性について、吉田さんはどのように見ていますか?
吉田氏 「Project Morpheus」はPS4の周辺機器ではありません。もちろん、ゲームが好きな人が最初のターゲットユーザーにはなるのですが、いけない場所に行ったりフィクションの世界に行ったりしてもいい。
それはマスマーケットです。ゲームは興味がない人でも、VRの体験がしたいからPS4を買ってしまう。そこまで行くと思います。将来はVRがビジネスとしても大きな規模で展開できるのではないでしょうか。
家でできますし、動く恐竜にエサをあげたりだとか「何かを体験できる」ものなので、教育にもいいと思います。
(【GDC 2014】「Project Morpheus」吉田修平氏インタビュー - GAME Watch, 2014-03-21)
「Project Morpheus」でソニー製品に対する関心が回復、Xperia Z2 | Android Phone - Sony Smartphones (Global UK English)について調べた。Zazelさんもツイートしていたし。まだ、日本で販売されていないようだが、UKでもcoming soonか。
決定的にカメラが違う。解像度20.7MP、ビデオが4K2Kだけでなく、8xズーム。カメラはズームが欲しいよね。防水。
2.3GHz、クアッドのCPU、Adreno 330のGPU、メインメモリ3GB。ストレージはFlashが16GBまで、MicroSD(SDXC対応)は128GBまで。本格的にコンピュータとして使おうと思うと、MicroSDは必須だと思う。SDXCの規格自体としては2TBまでサポートされている。
スクリーンは5.2インチ、1980x1080のフルHD。かなりの高精細ディスプレイだ。我が96ppiの24インチフルHDデスクトップと比較すると400ppiを越えそうだが、本当かな。画面解像度 - Wikipediaによれば、424ppiとなっている。163g。
iPhone 5sとのスペック的な差異化は十分。これで、販売価格がどうかだけど。
iPhone 6は4.9インチ? アップルが大画面な次世代iPhoneとiPhone 5c後継機をテスト中らしい… : ギズモード・ジャパンのような予測記事もある。4インチのままではフルHD表示は難しいだろう。スペック競争は続きそうだ。
僕自身は、PSP、PS3 + torne、PS vita TV + nasne、BraviaやWalkmanを通じて、ソニーの生態系に入り込んでいるけど、PlayStation Network的にはつながりが極めて弱い。さて、PS4や「Project Morpheous」を通じて新しい関係が構築できるかな・・・
ソニーの「Project Morpheus」が話題になっているが、VRについて先行して話題になった「Oculus Rift」についても情報をまとめておこう。
没入感が重視されている仮想現実(Virtual Reality)と現実空間に重ね合わせる拡張現実(Augumented Reality)を比べることにはあまり意味がないけど、VRにも現実空間に重ね合わせる種類のものもあってよいような気がする。そういうものはVRとは呼ばないのかな。
そんなことを言うのも、現実問題として、没入できる仮想現実は実現に困難を伴うのははっきりしているからだ。人間がそのまま回りを見まわすぐらいなら没入感を維持することは可能だが、移動を伴うような仮想現実は当然むずかしくなる。Oculus Riftの過去記事のNASA JPLの火星VR旅行はVirtuix Omniという仮想歩行装置との組み合わせで実現されている。さらに言えば、HMDを付けてしまうと周囲の現実は当然見えなくなるわけで、ある意味、危険このうえない。MATRIXで仮想世界にジャックインするのと同じようなものである。
ARは周囲の現実空間の拡張をもたらすが、現実空間が見えなくなるわけではない。現実空間に関係してはいるが、見えないものを見えるようにする。例えば、現実に重ね合わせて、過去や未来が見えるとか。そんな感じ。リアルな空間に仮想を投影する。一種のパーソナル・プロジェクション・マッピングみたいなもの。
今日のところはこれぐらいで妄想は止めておこうか^^;)
「はったり」がないと世界では勝てない | シリコンバレー在住、「黒船」起業家がセカイを変える! | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイトネタ。Googleを象、自らを蟻に例え、蟻であることの有利さを説く。しかしながら・・・
伊佐山:僕も、たまに自分がやろうとしていることをまじめに考えると、憂鬱になりますね。ふと、われに返ったときに、「とんでもないことをやろうとしているな」と。まじめに考えると寝られなくなるというのがあるじゃないですか。
井口:そうそうそう。本当に夜、寝られない。だから、昼寝ちゃう(笑)。悶々としちゃいますよね。週末とか変に時間があるときに、素に戻ったりしたら「ヤバい」ですよね。
華やかに見えても、みんな大変なんだなあと思った。連休は敵だ。それとITについて - UEI shi3zの日記を読めば、経営者にとって休みは敵だということがよくわかる。まあ、経営者でなくても毎晩眠れないということはあるのだが・・・
僕のテレパシーも同様です。今年中に必ず発売を開始して、2015年以降、世界展開をしていきます。iPhone以降7年経過しましたが、今やスマートフォンがない世界は想像できない。僕らはウエアラブル端末の先駆けですが、ファーストタッチで面白いことをして驚かすことは、どうでもいいと思っています。僕らは世界的なプラットフォームをつくり、ウエアラブル端末でできる人間と人間のつながり、そしてお互いの助け合い、分かち合いを本気でやりたいと思っています。
音沙汰がないので今年は出ないのかと思ったが、やはり出すらしい。楽しみだねえ・・・
ウェアラブルでこそAndroidは真価を発揮する | fladdict経由、Google、Androidをウェアラブルに拡張するAndroid Wear 発表。年内に各社からスマートウォッチ発売 - Engadget Japaneseネタ。
時計+スマホ・メッセンジャーでは売れないと思う。やはり、アップル、iWatch連携アプリ「Healthbook」をiOS 8で導入?センサ情報を集中管理 - Engadget Japaneseでしょう。売るためには、デザインよりは新しい機能が重要。新しいカテゴリをもたらす必要がある。焦点はどのような種類のセンサーが搭載されるかということ。カテゴリとしては既にNike+ Fuelbandやfitbitで実績があるから、ニーズははっきりしている。さらに何を付け加えるかだ。
時計は既に存在しているわけだし、時計にスマホで受信した情報を表示したところであまり意味があるとも思えない。スマホを見ればいいじゃない。
(追記)グーグル、ウェアラブル端末用OS「Android Wear」を発表 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)を見つけた。これを見ると、Android Wearにもフィットネス関連の機能は組み込まれている。
ウェブ誕生から25年--生みの親T・バーナーズ・リー氏が語る次のステップ(前編) - CNET Japanネタ。Perlが生まれたのは1987年、World Wide Webが1989年。パーソナル・コンピュータが16ビット化して大きく発展し始めたころだ。
日本でも話題になっている。村井教授「絶対に個人からパワーは生まれる」、夏野氏「この25年は西暦2100年頃の教科書に載る」、Web生誕25周年パネルディスカッション「Webの現在から未来へ」(前編) - Publickey。
さて、Semantic Webが一時注目されたけど、RSSやAtomのフィードが普及しただけに終わった印象がある。Web APIのようなものが標準化されると便利になるのではないかな。
まだ、TBLの記事は後編があるし、注目していこう。
ウェブ誕生から25年--生みの親T・バーナーズ・リー氏が語る次のステップ(後編) - CNET Japanネタ。
モバイルデバイスのネイティブ・アプリへの懸念とセキュリティとプライバシーの確保に焦点が当てられている。プライバシーについてはPGPをもっと使いやすくできないかというお話。
最後にTBLが述べている。
人間は新鮮な空気と緑の中で暮らすように作られていると私は考えます。人間は自然の中で暮らす必要があります。人間は昔、隣にいる人と一緒に野原を散歩していましたが、今は画面を介して友情を維持しています。すべての人間は緑の草木を見て、草木のある空間で暮らし、屋外に出て、太陽を見る必要があるように作られていると思います。テクノロジがそうしたことを排除してしまわないように気をつけなければなりません。
「毎日、ディスプレイと睨めっこ」は健康的でないというのは確かだね。