[Amazon] ゲーム・チェインジャー

Kindle Fire Phone のイメージがリークされた:Amazon スマホ の発売が近いのか? | Agile Cat --- in the cloudの噂はあるが、昨年の記事で注目したが、取り上げきれていないAmazon スマホ 戦略: 無償の Kindle Phone と、衛星ワイヤレスって ホント? | Agile Cat --- in the cloudをピックアップしておこう。まだ、新たな噂は出ていない。

今後の世界を語る上で、現実の延長線上だけで見ていると、一つ前のような記事になってしまうが、本当にそうなるだろうかと思わせるものが、Amazonにはある。次のいくつかの記事を詳細に調べてみる必要がある。

(追記) 「衛星ワイヤレス」で昨年の記事を検索すると、GlobalstarのTLPS(Terrestrial Low Power Service) (2013/09/07)が出てきた。取り上げないはずはないか^^;)でも申し訳程度の記事だな・・・キーワードだけは調べて、タイトルに残しているが・・・

更新: 2014-05-11T17:36:13+09:00

[Apple] iTunes Matchが日本でスタート

「iTunes Match」が日本でもスタート、年間3,980円 - Phile-webネタ。

過去の記事から、iTunes Matchが24.99$/年だったことを思い出し、米国のサービス、Apple - iTunes - iTunes Matchを確認すると間違いない。iTunes Radioからも広告が外れるという条件もある。今の円ドルレートで換算すると、2557円。日本でのサービスは1400円アップということになる。

確かに原理的には便利ではあると言えるけれども、モバイルで音楽を利用しない限り、当然のことながら、実際に使う機会は少ないと思う。定額サービスは使用頻度をよく考えないと安いのか高いのかわからない。結局、一度も使わなかったということになりかねない。雑誌の定期購読でも、紙であろうとデジタルであろうと「ああ届いたね」で、そのままになってしまうことも大変多いわけだ^^;)要は時間がないのだ・・・

結局、ヘビーモバイル音楽ユーザーのためのものと思う。CarPlayと連動で長距離ドライブを楽しむ場合、あれが聴きたいと思いついたとき便利かもしれない。

まあ、僕の場合、基本的にはCDで購入したものはCDで聴く。iTunesにはCDをほとんどインポートしていないはずだ。一貫性のない日本人的ハイブリッドシステムだ。コスト・音質・価値重視、必要以上に手間を掛けないという意味では一貫しているつもりだけど。

Amazonで、すべてではないが、過去に購入したCDやLPを含めてクラウドでも無料提供するという話があったと思うけど、LP・CDユーザーとしてはこちらのほうがありがたい。AmazonのAutoRipサービスを早速試してみた―音楽CDを買うと自動的にクラウド版が提供される(日本にも展開予定) | TechCrunch Japanによれば、「Amazon Cloud Player」には250曲までは無料でインポートできるらしいが、25万曲までインポート可能な「Cloud Player Premium」は24.99$/年のサービスとなっている。日本でもAmazon Cloud Playerは使えるが、まだAutoRipサービスは始まっていない。iTunes Matchが日本で始動したということは、AutoRipやCloud Player Premiumもサービスが始まるかもしれない。現在のamazon.co.jpのAmazon Cloud Playerには曲のインポートの仕組みは提供されていない。

音楽やビデオの視聴はiTunes + Apple TVあるいはCD/DVDプレーヤーと、オーディオシステムとの組み合わせという利用形態がメインなので、Amazonから購入した楽曲もiTunesにダウンロードされるし、今のところAmazon Cloud Playerが活躍する余地は少ない。Fire TVが出るとどうなるかだなあ。本はKindleになってしまったけど。

[Apple] WWDC2014ネタのはじまり

OS X 10.10 emphasis planned for WWDC, iOS 8 features pushed to iOS 8.1, new Apple TV still in the works | 9to5Macネタ。

そろそろ、WWDC2014で何が発表されるかについての噂が立ち始めた。iWatchや新世代Apple TVなどのハードウェアの発表は計画されていないとのこと。OS X 10.10、iOS 8とHealthbookなどのソフトウェアについての発表になると予測されている。

どこか(No Revamped Apple TV or iWatch Expected at WWDC - Mac Rumors)でHealthbookの発表にiWatchが伴わないのはおかしいと突っ込みも入っていたが、9to5Macでは、サードパーティー製のデバイスとともに発表するような話が書いてある。それなら納得だろう。HealthbookはAppleのハードウェア専用ではないはず。AirPlayなどのような位置づけだろう。

WWDC2014が始まる6月2日から6月6日(Apple Sets WWDC14 for First Week in June | Re/code)まで、微に入り細に入りの報道合戦が続くであろうので、はい左様でございますかと読むしかないわけだが・・・

いずれにせよ、新しいサービスに結びつくハードウェアとしてはiWatchと第4世代Apple TVしかない。最近発表されたMacBook AirはEarly 2014として、CPUの変更はあったが、性能はほとんど変わらず、実質的に値下げして販促。

我々はコンピュータが様々なモノに浸透していくのを目撃しているのであり、そこに新しい世界が広がっていくのも間違いないだろう。

[Apple] Beatsの生み出すもの

Apple、ヘッドホンのBeatsを32億ドルで買収へ(FT紙報道) | TechCrunch Japanが話題になっている。

Beatsの主要なハードウェアのヘッドフォンは、ウェアラブル・デバイスである。結構、重装備なデバイスだ。Beats Studioの重量は260g。iPhone 5sの112gの倍以上だ。Bluetooth対応機種であれば、iPhone のBluetooth機能で音楽や通話ともにワイヤレスで使用できる。Apple Storeのおすすめの理由とは次のようだ。

軽量性、耐久性、快適性、そしてサウンドの精度がさらに強化されています。アダプティブノイズキャンセリング機能、20 時間駆動のリチャージャブルバッテリと音声リモートコントロールを備え、再設計によって進化したパワフルなサウンドだけをお届けします。

ヘッドフォンはメガネよりはコンピュータを載せることが容易であることは明らかだ。既に音声認識ができるコンピュータが載っている。Bluetoothによる通信も可能だ。これをウェアラブル・コンピュータとしてデザインしたいとAppleが考えるのは無理がない。

問題はディスプレイが普通のヘッドフォンにはないことだ。Siriを使えば、音声だけでコントロールし、音声だけで出力を受け取るということは可能かもしれない。もっとも可能性が高いのは、同じウェアラブル・デバイスであるiWatchとの連動がある。いずれApple Glassのようなものが提案される可能性もある。ヘッドフォンにディスプレイが付くかもしれない。

さて、ある意味スマホの時代は終わったということもできる。ソフトバンクモバイル、新端末発表会を見送りへ 孫社長「役割終えたのでは」 - ITmedia ニュースを見てそう思った。スマホやタブレットは成熟した。新しいカテゴリに進出する必要がある。あらゆるデバイスがコンピュータとして再デザインされることになる。

(追記)「ヘッドフォン」で更新日記を検索すると、「Beats Studio」について考えた記事があった。ピックアップしておこう。この記事では、iPhoneなどのiOSデバイスのヘッドフォンは、すべてBluetooth LEベースのワイヤレスになるはずという文脈で書いたもの。この観点から見ると、iOSデバイスの主要アクセサリを自社生産するためと考えられないことはない。それだけではおもしろくなくて、本記事では、ヘッドフォンにもっと機能を持たせたらどのような可能性があり得るかを考えた。

更新: 2014-05-11T22:09:54+09:00

[Apple] ジョークとしてのBeats

シリコンバレー101 (565) エイプリルフールのジョークになっていた「AppleによるBeats買収」 | マイナビニュースネタ。Beatsについては、05/11/2014: [Apple] Beatsの生み出すものを既に書いたが、この記事こそが米国の雰囲気を伝えているだろう。

32億ドルも使うなら、それなりの理由があるはずだが、山下氏の見解は次の通り。

・・・BeatsがAppleに最も貢献できるのはマーケティング力である。それを求めてAppleがBeatsを買収するのだとしたら、Beats買収もこれまでのAppleの企業買収と何ら変わらない。Acqui-Hire (買収による人材獲得)である。

[Apple] WWDC 2014の前に

週末アップルPickUp!:10日後に迫ったWWDC 2014のウワサまとめ - ITmedia PC USERネタ。注目するべきは、iOS 8: Apple works to further push iCloud as the future of the file system | 9to5Macかもしれない。

iCloudがさらに拡張される可能性がある。既にWindowsからでもiCloudを十分に使える環境は整っている。OS X 10.10とiOS 8が話題になるようだが、今一つわからない。まあ、ほとんどの話題については言及してきたので、9to5Macが、MacがiOSとiCloudにシームレスにつながるようになり、OS XアプリのTextEditとPreviewがiOSにも登場すると報じていることが新しいぐらい。

[Apple] 予想って楽しい

で始まるWWDC 2014目前! 何があるのか大予想 : ギズモード・ジャパンネタ。なかなか、簡潔なまとめ。ホームオートメーションの話を思い出させてくれた。

Beatsの買収を事前に完了させたので、Beatsに関連した発表がある可能性は高いのでは・・・

Apple TVもそろそろ新しい動きが欲しいね。

iWatchが出れば新しいカテゴリのデバイスの登場となる。ホームオートメーションもだね。

[Apple] Write the code. Change the world.

コンピュータの勢いは凄まじい。そう思うことが多くなった。空恐ろしい感じもする。真に「Singurality is near.」(以下、「Singuin」と略す)状態だ。この本のことをまだ知らない時に、おそらく「アタマとココロの正体」を読め (Ⅱ) (2005/05/12)の記事の頃だと思うが、コンピュータの中に脳を作るという研究があることを知って、そういう時代が来ているのかと思った。当時は、まだコンピュータの記憶容量は人間の脳細胞の総数には達していなかった。

脳細胞の数という表現は曖昧で、ニューロンとシナプスの数を考える必要があるだろう。ニューロンは神経細胞と訳される。細胞だけで済まないのは、脳はニューロンをシナプスで結ぶネットワーク構造を持っているからだ。その数はNeuron - Wikipedia, the free encyclopediaによると、neuronが一千億(10^11)、synapseが一千兆(10^14)である。結局、Singuin(2005)では、2013年には脳の機能のシミュレーションができるようになっていると予測している。そして、人間の脳をコンピュータにアップロードできるようになるのが、2025年である。

本記事のタイトルはWWDC14のキャッチフレーズ。「コードを書け。世界を変えろ。」という呼びかけ。First OS X 10.10 Banner Goes Up at Moscone Featuring Yosemite - Mac Rumorsが出たね。最初にiOS 8のバナーがアナウンスされたていたが(さぁ WWDC 2014 だ! iOS 8 だ! | Agile Cat --- in the cloud)、コードを書くのは、今のところOS Xだから。

さて、どのようなプラットフォームが出現するか。そこでどのようなコンテンツを生み出せるのか・・・それが問題だ。

[Audio] Laser Turntable

[Media] Ultra LPの続き。米最大のレコードプレス工場、規模を50%拡大 : ギズモード・ジャパンからLargest vinyl record pressing plant in the US is expanding | Ars Technicaのコメントに見つけた「Laser Turntable」ネタ。調べると日本で生産されていた。

LPの溝をカートリッジなどよりも忠実にアナログで再生できる。針で溝が摩耗しないので、何度再生しても音質の変化・劣化がない。操作感もCD並。21世紀のLPプレーヤーということかな。

[本] 書痴と紙タイムマシーン

本を読むということ | ガメ・オベールの日本語練習帳v_大庭亀夫の休日ネタ。最近、凄い勢いで新しい記事が生産されている。いずれもおもしろい。そして、かなりの労力がこのブログに費やされていると思う。その最新。

いつも思うのは、この方が、外人かどうかよりは、本当に30歳過ぎ程度の年齢なのだろうかということである。日本の古い(失礼)詩人たちの話題など、ちょっと趣味が古い。古くたって別にいいんだけど、僕は過去に引き戻される。副作用は蔵書に詩集が増えるだけのこと。本棚の一部が開示されているので、少し覗いてみよう。

中央の分厚いグレーの背表紙3冊は、スヴェーデンボリ(Swedenborg)の「The Spiritual Diary」(角川文庫に「霊界日記」という翻訳があるらしい)。エマヌエル・スヴェーデンボリ - Wikipediaを参照。この記事にある世田谷はガメ・オベール氏の記事に頻出する「世田谷」を暗示しているのかもしれない。下手に関心を持つとまた蔵書が増える危険性があるので、この関係は目を瞑っておこう。

右側へ。オペラのオックスフォード辞典は、なるほどそんな辞典があるのか。西洋文化の香り。日本では平凡社がオックスフォード・オペラ大辞典(1996)を出していたようだ。Vicroria Beckhamの「learning to fly」(2005)。ふーむ、ビクトリア・ベッカムの自伝。「learning to fly」はピンク・フロイドの邦題「紅の翼」のアルバムタイトルなのだが、関係はないのだろうね。Jane Goodallの「Reason for hope」(1999)。これは行動動物学者の本だが、副題は「The spiritual journey」なのでスピリチュアルに関係しているのかな。

左側へ。カズオ・イシグロの「私を離さないで」(Never let me go.、2005)は小説。「Billy」は音楽関係なんだろうけど、Billyだけで調べるのはむずかしい。不明。映画監督のMichael Mooreの「Dude, Where's my country?」(2004)。Debra Ginsbergの「waiting: the true confessions of a waitress」(2000)。Lance Armstrongの「It's not about the Bike」(2000)は自転車プロロードレーサーの本。

スウェーデンボルグ(別の日本読み)の本以外は、古い本もなく、最近というか、今から9-15年ぐらいの間に出版された話題の本だね。読書傾向探索完了。

ビジネスの資料として読むならともかく、小説や詩に速読術を適用しても仕方がないが、実際には眺めまわして読んだような気になっているだけの可能性もあり、実際上、キチンと読んでいる本はおそらく数少ない。書痴になって読めるような状態に到達したいと思いつつ、十分に読みもせず、いつものことながら、わかりきった、いらぬことを必死になって調べて書いている危険性もある。この記事もその一つ。大江先生のように、本の森に潜んで地下茎をつないでいく作業を少しずつ進めていくしかないのではと思ったりしている。それも遅々として進まないのだが・・・

昨晩は、佐野元春×浦沢直樹~僕らの“ボブ・ディラン”を探して~ - NHKをたまたま見たのだが、ボブ・ディランのカントリー・アルバム「Slow train coming」のジャケットが出てきて懐かしかった。今日、あとで掛けてみよう。番組の中で、ディランと詩人のギンズバーグが懇意だったことも出てきて、諏訪優訳編の「ギンズバーグ詩集」(思潮社、1969年、新装版)を引っ張り出した。その中に「アポリネールの墓で」という詩があり、最初に「・・・・・・知識過剰に苦しまずに未来を予見すべき時代が来た」とある。ただ、この詩はおそらく知識過剰でないとほとんど理解できない。

そして、なぜか、昨日、マヤコフスキーの「ズボンをはいた雲」(小笠原豊樹訳、入沢康夫序文、マヤコフスキー叢書、土曜社、2014年)が僕のところに届いた。これを購入する最初のきっかけは、おそらくガメ氏のブログの影響であり、小笠原豊樹氏が岩田宏氏のペンネームであることを知ったからかもしれない。もちろん、詩人の名前も詩人が大切にした詩のタイトルも大昔から知っている。ただ、読んだことがなかっただけだ。ギンズバーグは「アポリネールの墓」では「-----マヤコフスキーがやってきて革命した。」と書き、「ファン・ゴッホの耳に死を」の中でマヤコフスキーの死を告げている。序文を書いている入沢康夫氏は1952年に出版された最初の小笠原豊樹氏の訳「マヤコフスキー詩集」(彰考書院)に衝撃を受けたという。今回は新訳で「訳者のメモ」が最後に置かれている。12『ズボンをはいた雲』 - 土曜社 - どようしゃ - DOYOSHA。2000部。届いてみるまでは新訳で、今年の5月に発行される新しい本だとは知らなかった。表紙は、記憶に残っているマヤコフスキーの白黒写真である。

Twitterを検索してみると、入沢氏のツイートで購入を決めたのだった。

更新: 2014-05-25T17:56:05+09:00

[文字認識] MyScript Notes Mobile

enchantMOONのDataフォルダにmyscript.indexというバイナリファイルが現れて以来、myscript.indexのmyscriptが何を意味しているのかと不思議に思っていたのだが、Vision Objects社の手書き文字認識システムが「MyScript」であることがわかって疑問が氷解した。そして、Vision Objects社について調べ始めた。

MyScriptを調べていると、タブレット用のアプリをいろいろと出していることがわかったので、どの程度のことができるのか、iPadに「MyScript Notes Mobile」を入れてみた。800円也。

MyScript Notes Mobile はデータを様々な形式でエクスポートできるところが魅力だ。テキスト、画像、 PDF、 MyScript、プリンタ、 LaTeX、サウンドの形式がサポートされている。

ノートのMyScript形式のエクスポートを試してみると、ノート名.notes拡張子のファイルが出てくる。このデータはiTunes、Dropbox、Evernoteからインポートできるらしい。

エクスポート自体も出力するデータの種類によってエクスポートできる先が変化する。メールで送ることも簡単だ。サウンドは当然のことながらノートに音声データがないとエクスポートできない。

ノートへの写真やサウンドなどは「オブジェクトの挿入」(+)で可能になる。使ってみると、ノートを書いている時に、その場で音声メモを残すことができる。もちろん、写真も撮れるし、マルチメディア・ノートとして完璧だ。

もう一つは入カウィンドウが使えるので文字が入力しやすい。指先でも書けなくはないし、パームリジェクションも不要なくらいだろう。ユーザーインターフェースはよく考え抜かれている。文字認識の精度は95%ぐらいかな。

../images/2014/05/myscriptnotesmobile.PNGMyScript Notes Mobile on iPad2の入力画面

adonit Jot PRO(Dampening)を使って書いている。入力ウインドウを使えば十分実用的に使える。BAMBOO Stylusのゴム先のペンは絵を描くのに適している。adonitの先端がプラスチックの円盤のペンは文字入力に適していると思った。

デジタルで描く (2014/01/13)を参照。


ノートの罫線も多様なものが準備され、Bluetoothペンの選択も考慮されていて、直接ノートに書き込みたいというニーズにも対応できる。

基本的に一次情報の多様な手書き入力編集と出力に対応できるツールを目指している。ノートのページに入力した文字などを範囲指定して画像やテキストとして切り取りとってエクスポートが可能である。かなり完成度が高い。LaTeXの出力など芸が細かい。数式の入力はiOSだけのサポートだが、まだ試していないが、LaTeXで出力するのかもしれない。

エクスポートの出力形式や入力インターフェースの多様さからは、奥が深いヨーロッパの文化の匂いが漂ってくるわけだけど、Vision Objects - Wikipedia, the free encyclopediaはフランスの会社だ。

enchantMOONは手書き入力のハイパーテキストを目指しているが、他のシステムやアプリにおいてenchantMOONのノートデータ利用・活用を是非できるようにしてほしいものである。Skylab betaMOONBlockの展開は素晴らしいが、ハイパーテキストとしての活用の進展に期待している。今のところテキスト情報はノート内に閉じ込められたままだ。ノートをHTMLとしてエクスポートできるとうれしい。文字画像とテキストの両方の形式で。

MyNotebook のデータ形式 (MOONPhase 2.9.0)によれば、storage.jsonはローカルストレージの保存データが記述されるとなっている。これが手書き文字のテキスト出力に利用できるのかもしれない。myscript.indexは「文字検索のためのデータベースです。」と記載されている。

更新: 2014-05-04T23:50:55+09:00

[デバイス] iWatchとFuelBand

ナイキCEOが初めて語ったFuelBandの未来とは? : ギズモード・ジャパンネタ。

もうどの記事だったか忘れたけど、調べてみるか。元々、NIKE+ FuelBandはアップルと共に発展してきたのだ。

iPod nanoとNIKE+の組み合わせは2006年の時点で既にあった。8年程度の積み重ねがある。年季が入っているので、簡単には真似できない。

今までで一番カッコいい! 完成度の高い「iWatch」のコンセプト動画 : ギズモード・ジャパンの記事のコンセプト画像を見て、なかなかイケてると誰もが思ったはずだ。この画像は、「NIKE+ FuelBand SE」からの連想であることは明らかで、Nike FuelBand SE. Nike.com (JP)を参照のこと。

[デバイス] Kinoma Create

新しいデジタル機器の開発スタイルに、Webアプリ開発者を取り込みたい---米Marvell Technology Group Kinoma Vice President ピーター・ハディ氏:ITproネタ。どこかで見掛けたはずだけど、取り上げていなかったかな。

JavaScriptやXMLでアプリケーションを記述できるLinuxベース・コンピューティング・デバイス。センサーなどを接続可能なインターフェース、WiFi、Bluetooth、128MBメインメモリ、16MBフラッシュ、microSDカードスロット、320x240ドットの液晶タッチ・ディスプレイ、マイク、スピーカー、USB、バッテリー、800MHz ARM SoC。ないものはない。

Kinoma Create | Indiegogoを見ればもっと正確に把握できる。

要はみんな同じ事をやっているので、同じ部分は任せてくれというデバイス。待ってましたというところでもあるが、出るのは今年の4Qだから、日本で手に入るのはいつ頃かなと思う。それまでに具体的な課題が見つかるかどうかが問題・・・コンピュータとしては非力過ぎる。何に使うか・・・価格は149ドルと言われている。

[デバイス] 上流へ向かうか、下流へ向かうか

Android のフラグメンテーションとクラウド | maclalala2は凄くおもしろい。

Googleはクラウドと機械学習の上流へ、Appleはハードウェアとソフトウェアの統合的体験の下流へ向かう。GoogleのAndroidにおいては、Google Playが動けば、50ドルのハードウェアも一応使えるが、AppleのiOSのほうはシステムの価値がハードウェアに大きく依存するシステムだ。ただ、Appleのほうも新旧ハードウェアの性能差が大きくなり、ソフトウェアがどう対応していくのかに悩んでいるはず。既にハードウェアの機能や性能に依存しているソフトウェアは当然動かないケースが出てきている。

昔は、上(上流という意味ではない、高価・高性能の意味)から降りてくるのは難しい。下から上がってくるほうがやさしい。と、考えていた。昔の上はメインフレームやワークステーションであり、下はPCだった。今は小さなデバイスでも昔のPCよりも性能が遥に高い。デバイスの実用性能を確保するための工夫の余地が大きいだろう。

まあ、モバイル・タブレットは基本的に成熟したと思っている。それは、iPad 2で「MyScript Notes Mobile」を動かし始めてからだ。モバイル・デバイスに期待するものがここにあると思った。Bamboo Stylus Penが十分に文字入力に使えることも確認した。もちろん、カメラはもっといいものが欲しいけど、カメラは別に準備できる。知的生産用の一次情報入力デバイスのほぼ完成形がある。もちろん、さらに加工する必要はあるけど、エクスポートして、デスクトップで編集すればよい。

新しいカテゴリがiWatchとHealthbookで生まれるのか、Apple TVはテレビ番組を放映できるのか、できたとしても、ちょっと弱いね。そんなことを僕は本気で期待しているかな。やはりCarPlayが強力なアプリケーションだろう。昨日から久しぶりにCD-Rに焼き付けたビル・エヴァンスを車の中で聴いている。人間の耳は騒音の中で音楽だけを聴き取る能力がある。そして、車載カメラも欲しいなと思うことが多い。印象的な風景を車中から見た時には・・・音声コントロールで動くといいね。

やはり、コンピューティングだろう。わくわくするような・・・タブレットには今はそれがない。努力が足りない?・・・

Titanium Mobileで以前話題になったAppceleratorから届いたニューズレターを見て、BeckyのHTMLメール表示設定をIEコンポーネント表示に変え、久しぶりにAppceleratorを調べていて、たまたま、見つけた。もう古い記事だけど、iPad miniで持ち歩けるコーディング環境を作る | @masuidrive blogJenkins - WikipediaJenkins - 日本語 - Jenkins Wikiあたりを調べて、MacBook活用策を模索するか・・・

更新: 2014-05-24T10:18:22+09:00

[デバイス] iWatchの姿

しつこく全て網羅、WWDC 2014直前カウントダウン。噂・予想・リーク情報・コンセプトデザインまとめ(5月29日) : ギズモード・ジャパンネタ。普段使いによさそう。iWatchは円形ディスプレイを搭載? : ギズモード・ジャパンの写真ではコンピュータではないね。最初の記事の写真を参照のこと。以前紹介したNikeの腕輪の発展形ではない。

普通の丸い時計デザインになるらしいとの噂が急に出てきたが・・・さて、後は待つしかない。

[iPad] Multitasking - アップルの未来

iOS 8 + iPad は、スクリーン分割のマルチタスクになるのか? WWDC が見逃せない! | Agile Cat --- in the cloudネタ。これはTwitter経由。#cloudのハッシュタグは、IT用語としてのクラウドと自然の雲の両方が引っ掛かる。

タブレット・コンピュータを再発明したアップルは、先行者としての苦悩を抱えている。実際、iOS5しか動かないデバイスも存在している。iOS7が動いても、iPad2のメモリは512MBしかない。十分使えるレベルだが、動作も少し鈍い。しかしながら、iOS8のサポートはなくなるのではと心配している。マルチタスクの話が出てくると、限界かなとも思う。

iTunes(11.2.0.115)のPodcastがアップデートされて、エピソードをすべてダウンロードしなくても済むようにしたり、再生したエピソードは24時間後には自動的に削除できるような仕組みを導入した。

アップルはユーザーが感じるはずの問題点の解消に努めている。導入して何年も経つと、当然のことながら、16GBマシンではメモリが足らなくなっている。自動的にメモリ利用を最適化できるように、アプリやデータで使わないものはiCloudなどに格納しておいて、必要な時にダウンロードして使う、そのような自然な環境を目指している。Podcastはサービス側に情報があるので、デバイス側にすべてを置く必要はない。ただ、サービス側にすべてが残されるとは限らないので、保存したいものは別にダウンロード管理する必要もある。情報管理とは複雑なものである。

ハードウェア的に非力なモバイルデバイスと思われていたものが、急速にデスクトップ同等のレベルまで進化している。最早、ディスプレイの解像度はデスクトップを超えてしまった。

Xiaomi の Mi Pad がスゴイ! Retina + Tegra K1 で $240 だ! | Agile Cat --- in the cloud世界初のTegra K1搭載タブレットMi Pad発表。7.9型4:3の iPad mini 対抗機 - Engadget Japaneseにあるように、最先端のタブレットは価格が下がり、ややこしい事態になっている。Mi Padは2GBのメインメモリ搭載だ。AndroidがMultitaskingにどう対応するのか、まだ不明だが、アップルが周辺機器を含めたコンピューティング環境をどう磨いていくのかが、今後の売れ行きに大きく影響するだろう。

とにかく、WWDC 2014が注目だろう。

Windows 8.1でもFM/AMエアチェックできるようになった(02/01/2014: [デバイス] 今年よかったこと第一弾、プロテック社、USBRADIO RDPC-101のWindows 8.1対応)ので、iTunesのPodcastのアップデートに合わせて、Windows 8に移行して以来サボっていた、iTunesのローカルPodcast用のCGIを調整して動くようにした。ディレクトリ・ファイルからインポートもできるのだけど、ファイル名以外のタイトルなどの情報は別に入力する必要が出てくる。Podcastとして自動化するのが快適。

../images/2014/05/itunes_local_fm_podcast.pngradiorecpodcast.pl on iTunes 11.2.0.115

エピソード・ダウンロード用のお馴染のクラウドマークが見える。


iTunesはiPodとともにアップルの音楽という新しいカテゴリを広げる強力なキラー・アプリケーションとなった。ムービー、テレビ番組、Podcast、iTunes U、ブック、Appを加えた統合的なメディア管理アプリケーションに成長しつつある。iTunesを見れば、Appleの未来を見通せるかもしれない。

../images/2014/05/image164401.pngradiorecpodcast.pl on Podcast 2.1(574)

Windows上のiTunesで購読を設定しておけば、iPad 2上のPodcastアプリでも同様にローカルのApacheサーバーからの配信を自動的に受信できる。


マルチタスクは情報の加工や利用に関わる機能で、アプリケーション間の情報の受け渡しを容易にするインターフェースを実現できるかどうかが問題になる。上掲のiPad 2のスクリーンショットは、PodcastをAirPlay再生しながら撮影して、画像加工ツールで画像を縮小し、さらにFTPアプリでホームページのサイトに送り込んでいる。既にマルチタスクの機能は存在しているわけで、インターフェースの使いやすさやアプリ間の連動をどこまで自動化できるかだけでなく、マルチスクリーンあるいはマルチウインドウをマルチタスクにどのように反映させるかが焦点となっており、当然のことながら、最適なインターフェースはディスプレイのサイズに依存する。

iPad 2はスティーブ・ジョブズが2011年3月に自ら発表したもの。その年に亡くなった。それから丸3年が経過した。iOS 4.3から今やiOS 7が動いている。ディスプレイの解像度は1024x768。だからこそ今でも動くのかもしれない。後、最低2年ぐらいは動かしたいけど。

iPadの強みはアップルの生態系の中核となるiTunesを持っていること。Mac上では、OS X MarvericksにiOS上のアプリであるiBooksやメモが同期して載った。今のところ、Windowsにはない。すべてのiOSアプリがMacで動く環境が実現されるだろう。統合的なモバイルとクラウドとデスクトップのデータの実践的な同期管理がバックアップを含めて、いかにして実現できるのか。かなり理想に近づいてきている。

新しいデバイス、iWatchとワイヤレス・ヘッドフォン。新しいカテゴリのアプリ、Healthbook。テレビ番組とApple TVの行方。アップルの生態系にこそ、アップルの未来がある。

(追記)Androidでは、Multitasking - Google Play の Android アプリのようなアプリがサポートするのかもしれないが、さて、どうなるのだろう。レビューを見ても、当然のことながら動作はハードウェアに依存するだろうと思われる。

更新: 2014-05-18T20:59:38+09:00

[JavaScript] PerlユーザーのためのJavaScript入門 第1回 導入 - TinySegmenter.js

さて、JavaScript追っ掛け再入門の続編・・・

まえおき

JavaScript追っ掛け再入門のむずかしい話も佳境に入れるかと思えば、実際、JavaScriptについて基礎的なことがわかっていない、再入門するためにはまず入門してからの話だと反省した。

enchantMOONネタでcanvasの描画についてはある程度詳細に勉強して目的を達成できたわけだが、書き方そのものはWebを検索して、こう書けばこう動く式の、実際それが言語学習の基本であるが、場当たり式学習の組み合わせ、積み重ねである。そのような方法でも、実際に動作する実用的なものが作れるのは、Perlなど他の言語の長い経験があるからである。しかしながら、自分の書きたいものを一から自在に書くには細部がわかっている必要がある。

僕の場合は、主にPerlのアナロジーで他の言語を見ているわけだけど、JavaScriptの細かなところはよくわかっているわけではない。そして、JavaScriptはWebブラウザ上で主に動作する特殊な言語でもある。Good partsとか言われても、「フーン、そうなの」という程度でしっくりこない。Perlよりもオブジェクト指向が徹底しているとか、いかがな具合なのだろう。経験を積めばいずれはすべてを理解できるのだろうけど、基本的な部分はまず正確に理解しておいた方が良い。

そこで、「PerlユーザーのためのJavaScript入門」を書いてみようと思った。しかしながら、僕の書くものはほぼ自分のために書くものなので、皆さんの役に立つかどうかは定かでない。例によって気の向くまま、あっちこっちに飛ぶことになるはずだ。

まず、題材。これが見つからないと書き始めることは不可能だ。単なる教科書なら本屋に行けば、あるいはWebを検索すれば参考になるチュートリアルも、山のように見つかるだろう。僕も「JavaScript追っ掛け再入門」で紹介したように山のように本は持っている。しかし、本を持っているだけでは、意味のあるプログラムは書けない。題材が必要なのである。

課題の導入

題材は「機械学習」。さあて、むずかしくなってきたと腰が引けているかもしれないが、まあ僕も最後まで行きつけるかどうかはお楽しみ。昨年話題になった、西内啓著「統計学が最強の学問である」(ダイヤモンド社、2013年)は「データ社会を生き抜くための武器と教養」が統計学と主張している。少し引用する。

・・・マイクロソフトがテクノロジー分野で今後も最もアツい3つの専門性として以下を上げた。

  • データマイニング、機械学習、人工知能、自然言語処理
  • ビジネスインテリジェンス、競合分析
  • 分析、統計-特にウェブ分析、A/Bテスト、統計解析

「ITの統計学」を修めたものなら、これらすべてに統計学の匂いを感じるだろう。

(31-32ページ)

これらのカテゴリのうち、データマイニング、自然言語処理、ウェブ分析などはPerlの得意とするところだろう。将棋の電王戦で人間を脅かしている「機械学習」そのものについては、Toby Segaran著「集合知プログラミング」(オライリー・ジャパン、2008年)の「1.2 機械学習とは何か?」の最初を引用しておこう。

機械学習は人工知能(AI)の一分野であり、コンピュータに学習させるためのアルゴリズムに関連がある。多くの場合、これは、アルゴリズムで与えられたデータの特質を推測できるような情報を生み出し、その情報を利用して将来現われるであろうデータの予測をするということを意味している。このようなことが可能な理由は、でたらめなデータでない限り、ほとんどすべてのデータは何らかのパターンを含んでおり、このパターンを機械によって一般化することが可能であるためである。一般化するためには、データのどの面が重要なのかを決定づけるモデルをトレーニングする。

(3ページ)

機械学習の意味は統計による予測に似ている。だから、西内氏は「これらすべてに統計の匂いを感じる」と書かれたのである。

つい昨日のことだが、そろそろ本来の構想にあった更新日記の形態素解析・出現語頻度分析・自動分類などに意味的な観点からもう一度取り組もうと思っていて、MeCabを使えば以前の到達点に辿り着けることはわかっているのだが、同じことをやるのは意図ではないので、JavaScriptでも当然できるはずだから、今なら誰かやっているだろうと調べ始めた。すぐにTinySegmenter: Javascriptだけで実装されたコンパクトな分かち書きソフトウェアを見つけた。結局、MeCabのTaku Kudo、工藤先生にぶつかったわけ。今はGoogleにおられるのではと思うが・・・

これに加えて、Perlのライブラリには次のように参考になりそうなライブラリがある。

最初のText::TinySegmenterはTinySegmenter.jsのPerl移植版そのものである。これで、「PerlユーザーのためのJavaScript入門」を構想するに至ったのである。Perlと対比してJavaScriptを理解するために恰好の材料になりそうだからだ。

二つ目のAlgorithm::AdaBoostはまだよく見ていないが、Boosting(AdaBoost - Wikipedia, the free encyclopedia)のアルゴリズムを実装しているので、最終的な理解に到達するために役立つだろうと期待している。

さて、はじめよう。というか、次回をお楽しみに。

宿題1

宿題を出しておきましょう。node.js(v0.10.25)をインストールしておいてください。JavaScriptをPerlと同様にコマンドラインで実行できます。オライリーのJavaScript第6版(2012年)では、「JavaScriptを探検する」(3-4ページ)ために、コンソールAPIを使ったFirefoxのFirebugデバッグコンソールを使っています。Node.jsのnode.exeを使えば、console.log関数を使うだけで、Perlと同様にテキストをコマンドプロンプトに出力できるのです。

「Perlユーザーのための」と銘打っているので、Perl環境は前提だが、この際、PerlとJavaScriptの両方を勉強してみたいという方のために、Perlのインストールについて書いておこう。LinuxやMacなら標準でインストールされている。改めてインストールする必要があるのは、Windowsユーザーである。下記のサイトを調べて、Windows用のPerlをインストールしておいてほしい。筆者は最近はStrawberry Perlを使っている。cpanバッチを使って、「cpan モジュール名」で、Text::TinySegmenterなどをインストールすることができる。

Algorithm::AdaBoostのPerlモジュールは、そのままでは、依存関係のあるライブラリの問題で、Windowsでインストールできなかったので、Twitterで作者の方に連絡して、インストールできる最新版をいただいた。Webがあるからこそ、勉強はいくらでもできるし、必要なものを提供してもらえる。大変ありがたい。こちらは公式に最新版が出るまで待つ必要があるでしょう。

質問などがあれば、気楽にTwitterやFacebookを使ってください。メールでも問題ありません。

その他の断片

自然言語を処理するための単語の数学的表現メモ - Negative/Positive Thinking(2014-04-29)も参考にするとよいかもしれない。こちらは機械学習そのものに興味があればです。これもたまたまTwitterで昨日見つけた。

「集合知プログラミング」のコードはPythonで書かれている。おなじくオライリーの「機械学習入門」はRを使っている。ZazelさんもPythonに興味を持たざるを得ないようだけど、Pythonの数学関係のライブラリは半端じゃないし、このIT世界では無理からぬ話。


更新: 2014-05-03T12:15:17+09:00

[JavaScript] The Singularity Is Near! 準備をしよう - 機械学習とビジュアライゼーション

さて一昨年にプログラミングの現場に戻って来ようとつぶやき、昨年はenchantMOONネタを得て、僅かながらでも進化の感触を覚えた。PerlのCGI+JavaScriptという枠組みの可能性もそれなりにある。

世の中はビッグデータ、ビッグデータと言い始めた。パーソナルなレベルでの応用も考える必要があるかと思い始める。もちろん、「The Singularity Is Near.」を読んだのが、まだすべてを読んだわけではないけど、最大の動機づけ。MeCabに続いて、2005年に取り組んだtxt2graph - generates a dot-file from text-dependenciesGraphviz | Graphviz - Graph Visualization Softwareの組み合わせの環境を再構築した。9年が経過している。Kurzweilが「The Singularity」を記したのも2005年なのだ。

当時生成した数百KBのsvgのグラフ・ファイルを、冷めた爆熱コンピュータから救い出して、最新のブラウザに流し込んでみる。さすがに動くね。ただ、拡大縮小に限界がある。すべてを表現しきれない。

以前も試したsvg viewerのZGRViewerをインストールする。javaがないと言われるけど、何か入っているはずと調べるとjre7がある。環境変数を調べるとパスが通っていない。Windows 8.1はパスを自動追加しないアプリが多いようだなとブツブツ言いながら、パスを加えると当然以前のように動く。まあ、取り敢えず準備完了。後はTinySegmenter.js/boostingを使うか、MeCabでいくか。同じことを繰り返しても仕方がない。新しいモノの見方が必要なんだけど。FreundとSchapireのCiteSeerX - A Decision-Theoretic Generalization of on-Line Learning and an Application to Boostingをまず読もうか。

txt2graph.plは1.2.3で、2009年にアップデートが一度入っている。新しいwordtable.plで単語の出現頻度を数値化できるようにされたらしい。開発者ご本人が使われていたのだろう。

04.05.2009: (1.2.3)
	- option "--records" daws the freqencies now
	- fixed minor bug in countlinks()
	- added new script "wordtable.pl" to count frequencies separately
14.08.2003: (1.2.2)
	- removed superfluidous option --draw-different-links
	- added option --concentrate which clusters strong depended nodes
	- prepared option --records to have nodes with much more detailled information
	- fixed option --casesensitive
	- fixed bug by write to file via --outfile
	- refinements in POD

AdaBoostそのものもJavaScriptによる実装を見つけた。AdaBoost - jsdo.it - Share JavaScript, HTML5 and CSSにある。

GraphVizに刺激されて、様々なJavaScriptによるGraphVizタイプの実装が出現している。GraphVizJS - graph-writer-verilog - JavaScript implementation of GraphViz type of engine - Graph::Writer::Verilog Perl module - Google Project Hostingに詳しい。その中のD3.jsはオライリーに「インタラクティブ・データ・ビジュアライゼーション D3.jsによるデータの可視化」(2014年)が出ている。

GraphVizに似た機能を実現しているvis.jsを見つけて調べているが、データをどのように読み込んでいるかがよくわからない。exampleは豊富なんだが・・・わからないはずはないよね・・・

JavaScriptの進展は著しいが、まだハードウェアは進化の途上だろう。スクリプトの高速化の仕組みや工夫も必要。RequireJSはそういうものらしい。vis.js | a dynamic, browser-based visualization libraryを調べている中で見つけたのだが、最初はNodeと組み合わせて使うのかと勘違いしていた。

そして、最近話題のOpenCV(Computer Vision)もsakiyamaK/OpenCVjs ・ GitHubが登場している。OpenCVのオライリー本は眺めただけだけど、機械学習がたっぷり場所を取っている。AdaBoostについての項目もあり。その他には、node-opencv/opencv-nodeなどで、サーバー側のnodejsに組み込む動きが目立つぐらい。

nodejs環境下で開発をするかどうかも検討事項かな。それはともかく、上述のGraphVizJSの情報から、Graph化に関してはさらに膨大な量の情報があることが分かってきた。考え方を含めて調べてみよう。Perlモジュールも統合的なものがある。neilbowers/Graph-ReadWrite ・ GitHubを少し調べよう。前述のAdaBoost.jsやOpenCVjsのようにJavaScriptに関しては、日本人の若手がかなりがんばっているなと思った。

機械学習とビジュアライゼーションがキーワード。

更新: 2014-05-06T20:02:42+09:00

[JavaScript] PerlユーザーのためのJavaScript入門 第2回 配列を廻って

今日軒下にツバメが出はいりするのをみて、だいぶ前にツバメを今年初めて見たと日記に書こうと思ったことを思い出した。書きたいことは山ほどあるが、掬おうと努力さえしないことが多くなった。時間がない。本稿はまず配列について書こうと思って、少しテスト的にスクリプトを書いて動かしたりしていたのだが、Webの情報を二三程度調べると大体のことはわかってしまい、下手をするとまとめる意欲を喪失してしまいそうなので、とにかく書き始めようと思う。

もう少し正確な話を書きたいと、オライリーのDavid Franagan氏のJavaScript第6版(本稿では以下「JS6本」と呼ぶ)を調べ始めると、Webで不思議に思ったこと、疑問が氷解していった。この本は良い本だ。Webの情報は少し足りないことが多いことがわかる。意味が足りないのだ。

JavaScript追っ掛け再入門 - 第2回 JavaScriptの海図にJS6本の章立てを載せている。7章配列は、151ページから始まる。その前の6章がオブジェクトなので、配列はオブジェクトではないのかということになるが、配列はオブジェクトの特別な形式なので、別の章に記載されている。従って、オブジェクトのようにも取り扱える。7章なので、その前に理解しておくべきことはかなりあるが、そこは端折って進めていく。それほど大したことはない。7章まとめて説明すればよいのだ。

さて、プログラミング言語を知らない人に延々とこういう話をしていても始まらないので、具体的に書こう。

Perlの配列
my @a = (1,2,3,4,5,6,7,8,9);
JavaScriptの配列
var a = [1,2,3,4,5,6,7,8,9];

Perlのmyはレキシカルスコープ変数(lexically scoped variable)を宣言する。今のところ、この宣言がされた変数はグローバルではなくなるというぐらいに覚えておこう。スクリプトの書かれたファイル内、あるいは{}ブロック内でのみ意味を持つ。他の部分にある同名の変数の値を変えても影響を受けないし、逆に与えることもない。すなわち、myを宣言していないと、グローバル変数と見做され、関連する他のファイルやブロックの同名変数が書き換えられると値が変化してしまう場合がある。その逆もある。

@aは配列である。@マークはarray(配列)のaだと覚えるとよいとラクダ本には書いてある。Perlの場合、配列の値は()の中にカンマ,で区切って並べる。

JavaScriptのvarは変数宣言である。aは変数である。JavaScriptの変数にPerlのようにレキシカルスコープを持たせるためにはどうするのだろう。これは大きな問題なのだ。

ちょっと配列を廻る話に今日は到達できそうもないことに気が付いたので、JavaScriptの配列の値は[]の中にカンマ,で区切って並べるというところで終わりにしよう。Perlとの違いが分かっただろうか。

やはりここで終わるのは中途半端だ、切りのいいところまで終わらせておこう。JavaScriptの場合はローカル変数にするためには、必ずvarで変数宣言する必要がある。varを宣言しない変数はグローバル変数になる。varが付いてもグローバル変数であり得る。ローカル変数が有効な範囲(スコープ)は関数の中なので、関数の外の変数はvarが宣言されていてもグローバル変数になる。従って、最近のJavaScriptは関数からなっている。グローバル変数をできるだけ作らないためである。関数についてはもう少し先で説明することになるだろう。

実際、小規模のスクリプトしか書かない場合には、グローバルか、ローカルかはそれほど大きな問題にならない場合が多い。この変数名はどこで使ったかわからなくなるような場合には危険が生ずるのである。

今日は、次のことを覚えておこう。

  1. プログラミング言語には、配列と言うものがあって、複数の値を格納しておくことができる。
  2. PerlとJavaScriptの配列は、それぞれ()と[]の中にカンマで区切って複数の値を記述すればよい。
  3. 配列名の前で、Perlの場合はレキシカルスコープ変数の宣言myを付け、JavaScriptの場合は変数宣言varを付ける。
  4. 変数宣言するのは、変数を、プログラムの動作に思わぬ影響を与えるグローバル変数にならないようにするためである。

次回は、配列に新しい値を加えたり、取り出したりする方法について検討してみよう。

更新: 2014-05-08T00:11:15+09:00

[JavaScript] PerlユーザーのためのJavaScript入門 第3回 配列を読む

しばらく、久しぶりに物理の問題を考え続けていた。シミュレーションの論文を見ると問題にしようとしているパラメータは入っていない。まあ、普通の状況ではおそらく無視していい程度の効果しかないし、臨界的な状況でしか発現しない異質な現象だから誰も考慮しない。その要素をシミュレーションに組み込むには複雑すぎる物理化学現象だ。やはり、それをはずして、簡単なプログラムを何か書いてみようかと思ったが、やはりそれでも初めてのことが多すぎる。全部自分が書くのは面倒なのであきらめる。いろいろな基本技術を習得できそうなので、何かベースになるものを見つけようか。意味のないまえがきが例によって長くなった・・・

前回は、PerlとJavaScriptの配列について少し考えた。配列は変数の一種だ。変数には、一つだけの変数が格納される変数もある。もう一つは、Perlには昔は連想配列(associative array)と呼ばれた変数がある。これは一時、ハッシュ(hash)という呼び方が流行した。最近では、連想配列とハッシュのいずれかが使われる可能性があるような気がする。JavaScriptでは連想配列はオブジェクトの一種なんだろう。連想配列はキーとそれに対応する値の組み合わせが変数の単位になる。キーを入れると対応する値が出てくる。配列はキーが0から始まって順に一つずつ増えていく数値の連想配列と考えることができる。

それはともかく、配列について続けて考えよう。配列には複数の値が入っている。配列を読んでみよう。まずはPerlから。

# perl
# j4p01.pl
my @array = (1,2,3,4,5,6,7,8,9);
for(my $i=0;$i<=$#array;$i++){
    print "$i : $array[$i]\n";
}

さて、宿題が済んでいれば、Perlがコマンドプロンプトで動くはずです。上記のPerlスクリプトをj4p01.plのファイル名で保存して、実行してみましょう。下記の例は、C:\sites\textworldのディレクトリ(フォルダ)にスクリプトを保存している場合です。最初に、Perlのバージョンを表示させています。次にj4p01.plを実行します。

C:\sites\textworld>perl -v
This is perl 5, version 18, subversion 2 (v5.18.2) built for MSWin32-x64-multi-t
hread
Copyright 1987-2013, Larry Wall
Perl may be copied only under the terms of either the Artistic License or the
GNU General Public License, which may be found in the Perl 5 source kit.
Complete documentation for Perl, including FAQ lists, should be found on
this system using "man perl" or "perldoc perl".  If you have access to the
Internet, point your browser at http://www.perl.org/, the Perl Home Page.
C:\sites\textworld>perl j4p01.pl
0 : 1
1 : 2
2 : 3
3 : 4
4 : 5
5 : 6
6 : 7
7 : 8
8 : 9
C:\sites\textworld>

何をやっているかというと、配列@arrayのインデックスとしての変数$iを、forループで一つずつ増やしながら、0から$#arrayまで変化させ、配列の要素$array[$i]すべてを取り出して、" : "で区切って、インデックスと要素を対照させながら表示している。$#arrayは配列@arrayの特殊変数であり、配列の最後のインデックスである。

次はJavaScript。

// javascript
// j4p01.js
var array = [1,2,3,4,5,6,7,8,9];
for(var i in array){
	console.log(i,":", array[i]);
}

このスクリプトをj4p01.jsというファイル名で同様に保存して、コマンドプロンプトで実行します。まず、node.exeのバージョンを表示させ、次にj4p01.jsを実行します。

C:\sites\textworld>node -v
v0.10.25
C:\sites\textworld>node j4p01.js
0 : 1
1 : 2
2 : 3
3 : 4
4 : 5
5 : 6
6 : 7
7 : 8
8 : 9
C:\sites\textworld>

Perlと同じ結果が得られる。うむ、これで終わってしまったら何のことがわからないね。僕が最初嵌ったのは、JavaScriptの場合、forループでinという前置詞を使うと、変数iに配列arrayの要素ではなくインデックスが入ること。

Perlなら配列から直接取り出す場合は、配列の要素(値)が取り出される。次のような具合だ。j4p01.1.plとする。

# perl
# j4p01.1.pl
my @array = (1,2,3,4,5,6,7,8,9);
my $i = 0;
foreach (@array){
    print $i++, " : $_\n";
}

実行結果はまったく同じなので、省略する。Perlの$_は特殊変数で、ループなどで使われるデフォルトの変数である。foreach文に明示的に書かなくても、$_で参照できるのである。明示的なのが好きな人はそのまま$_を書いてもいいし、代わりに$varなどの変数を置いてもよい。これをj4p01.2.plとしよう。

# perl
# j4p01.2.pl
my @array = (1,2,3,4,5,6,7,8,9);
my $i = 0;
for my $var (@array){
    print $i++, " : $var\n";
}

いくらでもPerlで話題を続けることも可能だが、ここらへんで打ち止めにしよう。JavaScriptに他の書き方がないか、次回までに探すのを宿題としよう。ああ、忘れるところだった。foreach文がfor文になっているが、Perlではforは単にforeachの省略形である。myを書く分だけ、eachを省略して楽をするのが習慣である。

to be continued...

更新: 2014-05-28T23:58:46+09:00

[文学] 新潮創刊110周年 - 文芸の未来

創刊は1904年。第一次大戦よりも昔だ。明治37年5月5日に創刊号が出た。創刊110周年記念号、2014年5月号は通算1313号。

../images/2014/05/CIMG2106s.JPG2010年1月号と2014年5月号

大江健三郎と古井由吉の対談が創刊110周年記念号にもあると知って購入しようと思った。ものごとのきっかけは偶然が支配している。そこからまた偶然が偶然を呼ぶのだが・・・




../images/2014/05/image116954.png大江健三郎と古井由吉の対談

2009年末の対談は「詩を読む、時を眺める」というタイトルで2010年1月号に掲載された。主に古井由吉の「詩への小路」についての話題だった。大江は5年前の対談と書いている。2014年5月号の対談のタイトルは「言葉の宙に迷い、カオスを渡る」。こちらも大江の主導で「詩への小路」の話題から入っていくが、古井の「鐘の渡り」と自作の「晩年様式集」について語られる。古井が3歳だけ大江より若い76歳。両者とも50年前後の期間、小説を書いている。大江は1958年ぐらいから、古井は1968年ぐらいから。



創刊110周年記念号で伝えたいのは「文学的な想像力の最前線を示すこと。虚構の力で世界と人間のむき出しの姿を描き出すこと。時には苛烈なまでの批評精神により、既成の価値観に亀裂を入れること。なにより、そのような文芸の営みを書き手と読者が共有できる場であること。その実践は、今日から始まります。」とある。

特別随筆の「小説家の転機」の特集に水村美苗が「長寿社会と日本語の小説家」を書いている。最初に太宰治の「津軽」の冒頭を引用して、「正岡子規や尾崎紅葉の時代の平均寿命は40歳半ばにも満たなかった。太宰の時代でも50歳ぐらい」という。正岡子規は36歳で亡くなり、太宰も39歳になる前に自死した。当時は小説家の転機を考える間もないということが言いたいわけで、そのような概念が問題になる現代は小説家にとって幸せな時代であると言える。しかしながら、それも簡単ではないというお話。化け物のような谷崎潤一郎のような小説家でもない限りは。大江や古井は幸せな小説家なのだろう。

この創刊号でドナルド・キーン先生の、例によって角地幸男訳で「石川啄木」の連載が始まった。角地先生の日本語はいつもながら端正で気持ちが良い。キーン先生のこの一つ前の著作は「正岡子規」なのではと思う。先日の四国旅行中、子規記念博物館の売店で「正岡子規」(新潮社、2012年)を購入していた。石川啄木は26歳で亡くなっている。短歌三十一文字に何を託したのか。子規の後半生に重なる同時代を啄木は生きている。子規の影響を受けたのだろうか。短歌にはカール・シーザーの英訳とキーン訳が示されていて、興味深い。連載を追い掛けながら、並行して「正岡子規」を読んでいくかな。

to be probably continued...

更新: 2014-05-20T23:50:33+09:00

[Media] Ultra LP

ホログラム、隠しトラック、デュアル・グルーヴ…。超アナログ盤「Ultra LP」って何? : ギズモード・ジャパンネタ。

Apple、ヘッドホンのBeatsを32億ドルで買収へ(FT紙報道) | TechCrunch Japanの記事の中に、米国レコード協会の2013年のレポートがある。ベースは小さいが、30%以上伸びているのが、LP/EPの項目である。レポートの示している多くの部分は、「Digital Permanent Download」の伸びは、アルバムのダウンロードのみにおいてわずかにあるだけで、「Digital Subscription & Streaming」が大きく成長していることだ。しかし、「Physical」のカテゴリにおいて「LP/EP」が伸びていることも明らかだ。

アナログのレコードの価値を如何に高めるかの「Jack White」氏のチャレンジの存在を示すことがネタ記事の目的である。Amazonでは、Lazaretto [Analog] [Import] Jack White | 形式: LP Recordを予約中。4,138円也。ホログラムなど遊び心満載でおもしろいが、価格が問題。お買い得感が必要だよね。今時、LPプレーヤーを持っているのはめずらしいだろうから、数が出ないから仕方がないか。

お買い得感が高いのは今はCD。再発物などを選べば、とにかく安い。MP3より安い場合がある。MP3のほうが安い場合にも、あまり買いたくないのは、付加データがないから。ジャケットはアイコンがあるけど、ライナーノートがない。演奏や録音に関するデータもない。これじゃあ、だめだよ。LPやCDだけでなく、MP3のDownloadも工夫の余地あり。

更新: 2014-05-12T07:03:38+09:00

[Media] ドワンゴと角川 - 21世紀のイノベーション・メディアはオープンなプラットフォームから

ドワンゴと角川の経営統合はなぜ実現したか - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)ネタ。なるほど、角川の歴史はそうだったかなあと復習させてもらった。

角川会長「ようやく、川上さんという若い経営者を手にした」 新会社「KADOKAWA・DWANGO」の目指す姿は (1/2) - ITmedia ニュースの記事は、人物の雰囲気が出ていておもしろい。

今のところ、何とも言い難い。どんな具合になっていくのか大変楽しみだ。

まだ、Wikipediaの人物の項目は更新されていないが、関連ページをリストアップしておこう。ジブリ「熱風」誌の川上量生氏の「鈴木さんにも分かるネットの未来」が4月の第17回で途切れたので、なぜかなあと思っていたら、この発表があった。一時的な中断なのかどうか。

最近、「ニコニコ超会議」という言葉を見るようになって、なんだか実態がわからないなと思って調べた。ニコニコ超会議とは - はてなキーワード。このページのリンクから、【全文】ドワンゴ・KADOKAWA合同記者発表 川上氏「コンテンツとプラットフォーム両方を持つ企業が勝つ」 | ログミー[o_O]を見つけた。

ドワンゴとKADOKAWAが一緒になるということの意味なんですが、これは決して、コンテンツもプラットフォームも囲い込むという話ではない、というのがひとつ大きなポイントだと思います。

これは双方に言えることだと思うんですが、当然KADOKAWAさんはコンテンツを作るところとして、これからもYouTubeさんにもコンテンツを提供するでしょうし、我々ドワンゴも、KADOKAWA以外のコンテンツもやっていきます。

基本的には囲い込むための経営統合ではなく、基本的オープンな統合なのです。

そしてシナジー効果が発揮されるのは新しいコンテンツ、プラットフォームを組み合わせて何かを生み出すというところ。ここに、この新しい統合持ち株会社の意味があるんじゃないか、というふうに考えています。

(上掲URL: 川上氏「囲い込むための経営統合ではない」の一部を引用)

川上氏はこの前の部分で、日本でコンテンツとプラットフォームの統合で最も成功しているのは任天堂だとしている。

角川歴彦氏は、上記引用の部分を川上氏の複雑系の発言としながらも、最後に「この会社は本当に色々な可能性を持っている。Win-Winの関係という言葉だけでは済まない大きな期待を皆さんに持っていただけるようお願いいたしまして、私の言葉に替えさせていただきたいと思います。」と結んでいる。話を読んでいると普通の経営者とは一味も二味も違う人だと感じさせる。

更新: 2014-05-17T15:41:06+09:00

[Media] 何に時間を使うか

Youtube と Facebook がモバイル・トラフィックの 1/3 を占有している:それを示す1枚のチャート | Agile Cat --- in the cloudiOS と Android による 世界大戦 - 2014年/4月 | Agile Cat --- in the cloudなどネタ。

モバイルのトラフィックの1/3をyoutubeとfacebookが占めているそうだ。メディアとしての分類ではないので、実際に視聴しているのがなになのかはわからない。youtubeの17.26%のほとんどは動画だろうが、動画という観点からは、他にMPEGが7.77%、NETFLIXが4.55%、その他、Google playの4.78%、Instagramの3.49%とiTunesの2.84%にも動画が含まれているかもしれない。したがって、30%程度が動画のトラフィックと言うことができるだろう。PANDORAの4.72%は音楽。HTTPとSSLはプロトコルの種類だからカテゴリが異質だ。他のWebサイトのトラフィックということだろうか。上がっているものすべて足しても80%ぐらいだ。残りは何なのか。北米のデータ。

これをOS別にみる必要がある。北米はiOSが相当優勢だけど、他の世界はヨーロッパを除いて圧倒的にAndroidが優勢。モバイル・トラフィックは北米のデータなので、iOSが当然のことながらiTunesばかりを使っているわけではないことは明白だ。後者の記事ではChromeアクセスの伸びから、iOS上のChromeが使われているらしいということを推定している。AppleのSafariはWindows版の更新をしていない。ユーザーにブラウザのデバイス間の同期の便利さが浸透しつつあると思われる。確かにデスクトップで開いているタブがモバイルのブラウザで再現されると便利で、環境を持ち運んでいるような気分になる。

現在、すべてのデバイスをサポートしているブラウザはChromeだけだろう。AppleのWindows Safariの非積極的サポートは不利に働いているだろう。iCloudのWindowsサポートをしたのだから、Safariもサポートしないと中途半端だ。Windowsは簡単に無くならない。画期的なiPadやMacを登場させるなら別の話かもしれないが。やはりWWDC 2014待ちかな。

[Media] コンテンツとプラットフォーム

NYTの社外秘レポートが明かすネットメディアの生死を左右する6つの課題 | グロースハックジャパン | growth hack japanネタ。

「ニューヨークタイムズは関連記事や現在進行中のニュースの動向を簡単に追うことが可能になるタグ付け機能の実装にも苦戦している」そうなんだけど、タグで関連ニュースをリストアップするのはおそらく精度が悪い。分類と言うのは簡単ではない。様々な観点があり得るからで、ニュースを書いた記者が、自ら検索して関係のあるものをリストアップするのが正解。本当に関係のある読ませたい記事だけに絞るのが良い。

[スマートフォン] インドの$50スマホ、2億台

インドでは、今年、$50 のスマホが2億台ほど販売される:インフォグラフィクス | Agile Cat --- in the cloudネタ。4月の記事だけど、取り上げよう。

Mobile の調査 : 2013年は 10億台超の スマホが販売され、前年比で 40% 増となる! | Agile Cat --- in the cloudのように、2013年は8千万台/月を超える出荷になっている。先の記事の最後に、インドでは、トラフィックベースではAndroidがWindows 7を凌駕していることに言及がある。コンピュータの価格がスマホによって急激に低下している。もっともRaspberry Piなどのボード・コンピュータも512MBメインメモリで$50もあればおつりがくる(AmazonでB typeが4,430円)。そういう時代なのだ。ただ、Raspberry Piをコンピュータとして使うためには、筐体やディスプレイも必要だし、様々なケーブル類を調達する必要がある。モバイルに使うのはむずかしい。今やオフィス環境が整備されたスマホはお買得のコンピュータなのだ。$50スマホでオフィスはまともに動くのかな。

パーソナル・ユーザーとしては、この低価格路線にうまく乗っていきたいと考えているわけだけど、さて、日本はどうなるのだろう。2013年国内携帯電話端末出荷概況 - 株式会社 MM総研で見ると、3,000万台弱、前年比3.7%減。2014年度も減少の予測となっている。トレンドフォース:2014年は世界のスマートフォン出荷台数が予想を超える | Business Wireのように新興国を中心として世界はまだ伸びるが、日本のマーケットの伸びは期待できない。

市場調査/予測:スマホ市場は、ローエンドとハイエンド製品の2極化へ - MONOist(モノイスト)によれば、$199以下のローエンドが大きく伸びる予測となっている。2018年には20億台を超える出荷となる。

更新: 2014-05-11T12:41:50+09:00

[スマートフォン] Firefox OS 1.3登場だが・・・

デュアルSIM対応の「Firefox OS 1.3」発表、eBayに新モデルも- MSN 最新ニュース|トピックスネタ。ASCII.jp:2014年はFirefox OS本格化! 25ドル端末も登場か!? (1/2)|日本上陸(?)のスマホも続々発表! MWC 2014レポASCII.jp:結構快適!? Firefox OS搭載端末4種類をイジった! (1/2)|日本上陸(?)のスマホも続々発表! MWC 2014レポで話題になったが。

ネタ記事には、「同日、中国のZTEは米国のeBayにおいて、最新OSを搭載した「ZTE Open C」の販売を開始した。価格は99.99ドル。」とある。

安いのは良いことだが、性能とアプリがどの程度揃えられるかが、問題になるだろう。ローコストAndroidとの比較記事が待たれる。

[SVG] Inkscapeでpng画像をsvgに変換する

更新日記グラフ化計画を密かに目論んでいるわけだけど、それは、例えば、enchantMOONや「MyScript Notes Mobile/iPad」などのモバイル・デバイスの一次入力データを変換して、更新日記に自動的に取り込むような構想もその一部なのである。もちろん、デジタル・デバイスだけではない。紙のスケッチブックだって、スキャナと組み合わせれば、立派なデジタル入力デバイスである。

../images/2014/05/Alone_Ls2.png元のpng画像(→Inkscape(0.48)のビットマップトレースによるsvg画像)

実際の線画ビットマップからSVGを抽出することは結構難しい。濃淡で8回の多重スキャンでグループ化し、平滑化と「スキャンを積み重ねる」にチェックを入れている。480x392pxのサイズぐらいが変換の限界。enchantMOONのページサイズ、1024x768pxだと一部しか変換できない。

もう少し検討、明るさの境界、閾値=0.45で単一スキャンのsvg出力なら線画はOK。この条件なら1024x836pxの画像でも変換可能。次の検討事項は色付けした場合かな。

使ってみないと使い方がよくわからない。自前のデータでいろいろ試してみるに限る。

さらに検討、1024x836pxのpng画像を多重スキャンで平滑化だけチェックして変換。この画像は単なる線画よりは趣があるかもしれない。スキャンを積み重ねるまで入れると、この事例では少しボケが強くなりすぎる。


グラフはSVGになる。日記自体はSVGである必要はないかもしれないが、SVGが表現としてどのように使えるものかを追求しておいて損はない。

更新: 2014-05-11T09:10:51+09:00

[旅行] お遍路の記録

メモとして。

../images/2014/05/CIMG1905s.JPG第39番札所 延光寺

../images/2014/05/CIMG1936s.JPG第40番札所 観自在寺

../images/2014/05/CIMG1961s.JPG第41番札所 龍光寺

../images/2014/05/CIMG1992s.JPG第42番札所 佛木寺

../images/2014/05/CIMG2020s.JPG第43番札所 明石寺

../images/2014/05/CIMG2066s.JPG第51番札所 石手寺

[仮想現実] Oculus Rift + Kinects

Oculus Rift user transplants his whole body into VR using three Kinectsネタ。早朝、Facebookで見つけた。

この記事を遡っていくと次第に何なのかが見えてくる。

3台のKinectを3Dビデオキャプチャーとして使うと、コンピュータ上で現実の三次元空間の視覚(ビジョン)を取り扱えるようになる。これをOculus Riftの生み出すVRに合成すると何が見えるのか。

Kinectによって現実の空間をリアルタイムに3Dモデル化して取り込めるところに意味があるのかな。Oculus RiftのようなVRに取り込めば、例えば地理的に離れた空間にリアルタイムに仮想的に入り込めることになる。

[Wearable] 時計メーカーの解

カシオのスマートウォッチは「リーズナブル」:時計メーカーならではの提案 ≪ WIRED.jpネタ。デモ・ビデオ参照。

従来の時計の形状・デザインでは、これ以上何ができるのかという感じはする。新しい機能の操作性とウェアラブルで重要な装着性を両立したデザインが出てくるか。リファレンスをカシオが作って見せたという感じがする。

[Windows] 高付加価値戦略に逆戻り

Microsoft、12型になった「Surface Pro 3」を発表 ~価格は799ドルより。日本でも発売が決定 - PC Watchネタ。

Windows 8.1低価格タブレットはどこに消えたのかと調べると、価格.comマガジン 人気の「8インチWindowsタブレット」6モデルの特徴によいまとめがあった。

結局、Windowsデスクトップがあれば、それ以上はいらないといえばいらない。そんな話で時は流れゆく。わざわざ3-5万円も別に出すことにはならない。衝動買いを誘発するには、19,800円ぐらいの価格設定が必要。それでは使えるものにならないのが実際だろう。

[Windows] Windows 8.1 with Bing

米MS「Windows 8.1 with Bing」発表 - 低価格デバイス向け新エディション | マイナビニュースネタ。[Windows] 高付加価値戦略に逆戻りの記事への反論かな^^;)まあ、それは冗談だが、9インチ未満のタブレットか、250ドル未満で販売されるPCには無料で提供される。

高付加価値戦略に逆戻りと揶揄したSurface Pro 3については、ノートPC時代の終焉を体現する「Surface Pro 3」 - 阿久津良和のWindows Weekly Report | マイナビニュースのレポートが出た。重いノートPCは終わりだという。12インチで約800g。阿久津氏は排熱の問題をチェックする予定とのこと。初代Surface Proは筐体が熱くなったらしい。

Windows 8.1のアップデートで我がDell第4代機にBing Desktopを入れてみたのだが、デスクトップの背景が日替わりになる。それも素晴らしい写真ばかりだ。なかなかよしと思っている。贅沢な気分。

知ってるかい。デスクトップの右下隅の下からさらに右側に、見えなくなったカレットを動かすと、デスクトップに開いたウインドウが透明になってデスクトップの背景全体が見えることを・・・

更新: 2014-05-27T02:06:27+09:00