[Amazon] Goliath - 弁護士ビリー・マクブライド

シーズン1、エピソード3。胸が空く素晴らしい展開だ。

と記録。米国の訴訟を勉強するには、最適のツールかもしれない。おもしろいし・・・もちろん、すべては学べない^^;)

[Amazon] Mozart in the Jungle

今、シーズン1、エピソード10を見ているのだが、最高だね。メチャクチャなストーリー。

でも、おもしろい・・・

プライム・ビデオ。「弁護士ビリー・マグブライド」もよかったし、もう全部見た。そのあとイギリス映画「MI5」を見た。いくらでも見るのはあるのだけど・・・どうでもいいかんじなのが、これ。でも、今日はムチャクチャ度が最高だった。

[Amazon] 高い城の男 シリーズ2 配信開始、シリーズ3 制作発表

今日見始めたが、もうすぐエピソード3。止めることができない。

ストーリーは小説から発展している。ピーター・トライアス氏によれば、ディック自身の「高い城の男」続編の数章分のアイデアがあるらしい(第1回 ディック『高い城の男』の精神的続篇|『高い城の男』×『パシリム』メカの衝撃はここから生まれた!USJ著者インタビュー|SFマガジン|cakes(ケイクス))。手に入れざるを得なくなった・・・

そして、米Amazon「高い城の男」シーズン3制作を発表 : 映画ニュース - 映画.comのニュースが出た。「BOSCH/ボッシュ」の制作総指揮も務めたベテラン脚本家のエリック・オーバーマイヤーが脚本家チームを率いるショーランナー(showrunner、制作総指揮者)に指名されたそうだ。

古い記事だけど、エリック・オーバーマイヤーを調べていたら、Amazon配信ドラマ『ボッシュ』がシーズン3へ継続!が見つかった。素晴らしい。

更新: 2017-01-28T09:52:00+09:00

[Apple] iPhoneの10年

10 Years Ago Today: Steve Jobs Introduces the iPhone - Mac Rumorsネタ。

10年前の1月9日にiPhoneは発表された。当時は、ニュース - 「電話を再発明する」---Jobs氏がMac OS X搭載の携帯電話機を発表:ITproの記事を引用した(1/10/2007 (Wed.) [Apple] 電話機の中のMac OS X)。iPod touchとApple TVも一緒に発表されたのだからすごい。このときに、iPod touchを買った。

iPhoneは世界を変えたと言ってもよいだろうね。この10年間で携帯電話だけでなく、コンピューティング-通信環境は大きく進歩したと思う。いつも、Appleのイベントが共にあった。

林信行氏から10周年のiPhone、世界をどう変えたのか | nobi.com (JP) | nobi.comの記事が出た。

次の噂記事はiPhone 8 (2017): Everything We Know | MacRumorsにある。

更新: 2017-01-11T20:57:27+09:00

[本] ブックカフェ 6 - ドストエフスキー「やさしい女 幻想的な物語」

昨日は日記にも書きつけたし、ノーティフィケーションも出ていたのにも関わらず、Rebuildを聴き忘れた状態で午前11時15分前になった。着替えを済ませ、ブックカフェ用にカバンを準備すると、ようやくZenFone2にWalkmanのイヤホンを差し込んで、Addict Podcastを起動する。音量を調整。予想通り、まだ終わっていない。聴きながら出掛けた。11時50分ぐらいまでは話が続いた。堺町のUluruへ。本通りで降りて、平和公園を抜ける。

../images/2017/01/P_20170129_114426m.jpg雨の元安橋から原爆ドームを見る

../images/2017/01/CIMG5676m.JPGドストエフスキー「やさしい女 白夜」(井桁貞義訳、講談社文芸文庫、2010年)

今日は、残念ながらM氏が風邪で欠席。いつもの4名。読書会でみんな一緒に親しく話をするためには、4-6名ぐらいが最適な規模だろう。二時間半、簡単な食事とワインなどで語り尽す。

読書会で内容について話し合うと、理解が次第に深まっていく。十分に読めていなかった部分、端折っていた部分が次第に埋められていく。かなり詳細に立ち入って、部分部分を確認したはずだが、しかし、この日記を書こうとして、もう一度最初から順に読み直してみた。すっきりとしていなかった。きちんとストーリーを読めていなかったことに気付く。97ページだから、1時間もあれば読めてしまう作品だ。

この小説の最初には、「作者より」というまえがきがあり、物語についての解説がある。だから何が起こったのかは最初に明かされている。ある夫、主人公の妻が自殺したのだ。第一章から、どのような経緯で自殺したのか、二章に渡って夫の視点で語られる。通して読み直してみると、いくつかある程度の原因はわかるが、なぜ、妻が自殺するところまで追い込まれたのかはよくわからないままだ。妻の様子や言葉などから推し量るしかないわけだが、そこには決定的なことはないように見受けられる。しかし、心の中まではわからない。表現されていないゆえに。謎を残すように組み立てられているとも言える。

「訳者の夢」という井桁貞義氏の解説によると、このような事件が実際に起こっていて、これについてドストエフスキーは「作家の日記」に書いているそうだ。

みんな、ロシアには、どのようなところかなど、関心があるようだ。関連して少し話した本。佐藤優の「同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~」、ソルジェニーツィンの「収容所群島」。本格小説に関して、水村美苗「本格小説」。W氏が伊藤整の本格小説という話をされたのは「小説の方法」のことだろう。小説では独自の経験が重要。デービッド・アトキンソン「新・所得倍増論」の話も。

次回は、W氏の多数の提案の中から、ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 - 岩波書店が課題図書に決まった。2月26日、日曜日だが、場所は未定。楽しみ。

ベンヤミンと言えば、908夜『パサージュ論』ヴァルター・ベンヤミン|松岡正剛の千夜千冊があるのだが、これを辿っていて、749夜『ドイツ青年運動』ウォルター・ラカー|松岡正剛の千夜千冊へ、そこからロシア構成主義というキーワードで471夜『無対象の世界』カジミール・マレーヴィチ|松岡正剛の千夜千冊に辿り着いた。最後を引用しておこう。

さて、本書『無対象の世界』は、これまでのあらゆる美術論・芸術論のなかで最もストイックなものだったろう。

しかし、これほどに自分の美術観念や芸術論思考を洗浄し、浄化してくれた一冊も珍しい。美術の宿便が出る。ただしそのかわり、本書を安易に読んでしまうということは、もはや芸術表現の衝動などおこらなくなってもいいですねということでもある。そこを覚悟させる一冊なのである。

マレーヴィチが「無」の哲学者であることはまちがいがない。それもはなはだ東洋的である。しかしながら、その「無」は動ききったのちに静まりかえっていく無対象の無というもので、無という存在ではなく、存在という無なのである。

このあたりのこと、ジャン・ポール・サルトルの『存在と無』をどう読むかということともに、われわれにぶつけられたままになっている問題であろう。

松岡先生でさえ、まだまだ、課題を残している。少なくとも、サルトルは僕にとっても課題として残っている。どこかで、入り込む切っ掛けを掴みたい。

更新: 2017-01-30T00:26:18+09:00

[コミュニケーション] ノイズ - NEXT INTERNET

今朝は、車を使う選択肢もあったが、中区が4cmの積雪と言う報道があったのが決め手で、広電とJRを使うことに。しかしおそらく通常通りのルートでよかった可能性が高い。通勤者が知りたい情報が報道の中にあまりない。コミュニケーションという幻想 | nobi.com (JP) | nobi.comネタ。

米国の大学に通うと「Communication 101」という必須科目がある。今でも強く印象に残るのは意思伝達に潜む多くのノイズ/障害がいかに多いかの話だ。英語のWikipediaにも項目があるが「Communication Noise」には主に「心理的ノイズ」、「環境的ノイズ」、「物理的ノイズ」、「セマンティック(意味的な)ノイズ」があると言われている。

(上掲記事より引用)

なるほどねと感心。こういうノイズは言語学的にはどう捉えるんだろう。外在化のプロセスは多様で複雑だ。

Windows 95が登場し、インターネットが一般に向け普及し始めた1995年から2006年までの11年の間に、我々が1日に触れる情報の量が637倍に増えたと言う。

残念ながらこの統計はその後、アップデートされていないが、この後にソーシャルメディアが登場したことで、情報量が指数関数的に増えたことは火を見ることよりも明らかだ。

(同上)

ただ、利用可能な情報量が増えたとしても、実際に利用する情報量には限界がある。消費はそう簡単にはできない。時間律速なのだ。

「止めどのない情報増産」と「OVER CONNECTED(接続過多)」の限界の先に、どんな「NEXT INTERNET」が誕生するのかは、まだまだ計り知れない。だが、もし、本当にそうしたものが登場するのであれば「どこかに人間そのものを成長させるしくみ」を盛り込んで欲しいと思う。

(同上)

うーん、仕組みではなくて、個々人の情報の発信の仕方や捉え方に関わる問題だと思うが、仕組みでなんとかならないかと言う発想は卓抜かもね。おもしろい。それを僕は目指しているかも。

[会社] 落ち着いた会社 - The Calm Company

シリコンバレー101 (690) GoogleやBasecampなどIT企業が実践、チームの生産性を高める唯一の方法 | マイナビニュースネタ。シリコンバレー101の最新記事。

昔の仕事人間的発想では思いつかないことかもと思う。理想だろうが・・・ヒントになるかも。生産性や効率を上げるためには、意味のあることをする、無駄なことはしないなどが当たり前の方法かもしれないが、精神的な安定が重要という観点が興味深いものだ。calmは「落ち着いた状態、平穏といった精神状態」の意。いずれにせよ、簡単なことはないのだが、社会はそういう方向を目指していくべきだろう。

更新: 2017-01-15T15:21:23+09:00

[日記] 宇品波止場公園からのUFOと初日の出

今年の元旦は晴れと天気予報で言い聞かされていたので、当然のごとく、6時45分に起きて、7時5分前に車で出掛けた。広島の日の出の時刻は7時16分。だが・・・・・

../images/2017/01/ufo_201701010710m.jpg絵下山上空にUFO現る、7時10分

肉眼でしばらくの間見えた。最初はジェット機か何かかと思った。目を凝らしてもジェット機そのものの姿は見えず、短命な飛行機雲のように思えたが、電線に重なるようにしてゆっくりと移動して見えなくなった。



../images/2017/01/ufo_201701010710_cut.jpg絵下山上空にUFO現る、7時10分(原寸切り出し)

写真実寸で切り出してもジェット機の姿は見えない。流星、火球かな。



../images/2017/01/ufo_201701010710_ds_cut.jpg絵下山上空にUFO現る、7時10分(倍に拡大切り出し)

../images/2017/01/CIMG5600_MOV_shooting_star_20170101em.JPG絵下山上空にUFO現る、7時11分(ビデオから切り出し、1.5倍に拡大)

撮影していたビデオを見ると、1分間程度、先端が彗星の核のように数度に渡って、マッチ棒の丸い先のように白く光った後、しばらくしてジェットの部分を含めて全体が消滅している。やはり流星、火球の類いだ。ビデオに残っているのは1分20秒程度なので、少なくとも2-3分は見えていたはずだ。



../images/2017/01/P_20170101_072536r2m.jpg初日の出、7時25分

二本の送電塔は金輪島にある。正面が絵下山。左手が広島呉道路の入り口がある坂町。正面下あたりにマリーナ広島や坂町横浜公園がある。



../images/2017/01/CIMG5602mov_5-2_m.jpg初日の出、7時41分(ビデオ撮影から日が出た瞬間を切り出す)

8年前は、左から広島ホームテレビ絵下山放送所、テレビ新広島絵下山発喜山送信所、広島デジタルテレビ送信所のアンテナが並んでいたのだが、アナログ放送用アンテナは消えて、デジタルテレビ送信用のアンテナ塔だけが残っているようだ。



../images/2017/01/P_20170101_074348_HDRr2m.jpg初日の出、7時43分

絵下山から日が昇るまでに、広島の日の出の時刻から25分程度さらに時間が掛かる。次回はそれを目安に計画しよう。急ぎの用があるのか、日の出を待ちきれずに途中で帰る人もいた。



../images/2017/01/P_20170101_074726r2m.jpg初日の出、7時47分

日が顔を出すと皆そそくさと帰り始めた。駐車場は1時間までは無料なので、この程度の待ち時間は無料の範囲。



../images/2017/01/CIMG5604m.JPGプリンスホテルを望む

来年はプリンスホテル(グランドプリンスホテル広島)まで足を伸ばすとよいかもしれない。そのほうが、もっと早く日の出を拝める可能性がある。


前に宇品波止場公園で初日の出をまともに撮影できたのは、謹賀新年 2009年丑年元旦 (01/01/2009)の時、もう8年前になる。元旦にきれいに晴れるのはめずらしいということかな。

更新: 2017-01-01T18:08:01+09:00

[日記] 2016年の更新日記の分類別頻度集計

だいぶ前から、分類別頻度は集計できるようにしていたのを思い出した。残しておこう。

  1. 日記: 97
  2. Music: 28
  3. Apple: 25
  4. : 21
  5. Perl 6: 20
  6. 映画: 10
  7. クラシック: 8
  8. 物理学: 8
  9. 社会: 8
  10. Amazon: 8
  11. Internet of Things: 8
  12. A.I.: 7
  13. Media: 6
  14. 読書: 6
  15. 天候: 5
  16. 宇宙論: 5
  17. Web Development: 5
  18. Jazz: 5
  19. Computing: 4
  20. Mobile: 4
  21. 農業: 4
  22. 経済: 4
  23. アニメ: 4
  24. Podcast: 4
  25. 仮想現実: 3
  26. スポーツ: 3
  27. 千夜千冊: 3
  28. 季節: 3
  29. アート: 3
  30. Windows: 3
  31. プログラミング言語: 3
  32. 言語: 3
  33. スマートフォン: 2
  34. マイクロソフト: 2
  35. Perl: 2
  36. スティーブ・ジョブズ: 2
  37. Google: 2
  38. ソニー: 2
  39. 文学: 2
  40. Firefox OS: 2
  41. iOS: 2
  42. 政治: 2
  43. メモ: 2
  44. 地震: 2
  45. デバイス: 2
  46. PC: 2
  47. SNS: 2
  48. 漫画: 1
  49. テクノロジー: 1
  50. ブログ: 1
  51. 天体: 1
  52. スケジュール: 1
  53. ロック: 1
  54. Home Automation: 1
  55. Audio: 1
  56. 哲学: 1
  57. 雑誌: 1
  58. 自然: 1
  59. Video: 1
  60. ゲーム: 1
  61. 思考: 1
  62. 更新履歴: 1
  63. シェル: 1
  64. コラム: 1
  65. トロン: 1
  66. 建築: 1
  67. Ubuntu: 1
  68. ラリー・ウォール: 1
  69. 脳科学: 1
  70. Linux: 1
  71. Internet: 1
  72. 歴史: 1
  73. TV: 1
  74. SF: 1
  75. 将棋: 1
  76. 科学: 1
  77. Museum: 1
  78. 拡張現実: 1
  79. 伊藤穣一: 1
  80. 知的生産の技術: 1
  81. 人物: 1
  82. プログラミング: 1
  83. Android: 1
  84. Ruby: 1
  85. ミステリ: 1
  86. Facebook: 1

[日記] 「この世界の片隅に」を見ようとして、Fitbit、Apple、人工知能のための哲学塾、ファミ通へ、そして、チョムスキー・・・

今朝、9時10分には家を出て、サロンシネマに向かったのだが、9時40分頃、直通エレベータから降りてくる人がいるのに不自然さを感じつつ、8階に上がると、10時からの分は売り切れ、14:45の分を販売していますとのアナウンス。次の土曜日の券が買えるかと聞くと、入場券は三日前から販売する仕組みと言う話。下りる時に売り切れ表示の看板も下ろされた。

『この世界の片隅に』興行収入が10億円突破 上映も200館超えるということで、徐々に人気が高まっている。お正月の会食でもお勧めですと言われて、やはり見に行こうということになった。今朝も、全ての日本人と、アメリカ人に見せたい、いや、世界中の人に見てもらいたい「この世界の片隅に」 - shi3zの長文日記に気がついて、やはり見なくてはと背中をさらに押されて、張り切って出掛けたのだが・・・

仕方がないので、あきらめる。午前10時15分前なので、ヤマダ電機もどこも開店前の準備中だ。F氏ご用達の朝日珈琲サロンのコーヒーとモーニングで時間をつぶす。コーヒーにもゆでたまごがついて、480円。モーニング600円也。8時から空いている。場所が場所だけに喫煙を許しているのが難点なんだが・・・今時、プカプカ吸う人はいない。

Fitbit、Apple

10時を過ぎたので八丁堀のヤマダ電機に向かう。Fitbit Charge 2がどんなものか見ようという予定を大幅に繰り上げ。でもこのような小物を新たに取り扱おうという気はないようだ。コジマ電機(今はコジマxビックカメラ)にも見当たらなかった。

なさそうだねとあきらめて、Appleの売り場を覗く。ケース越しだけど、Apple Watchの現物を初めて見たが、おしゃれな感じねと感想が出た。心拍数ならApple Watchでも計れる。でも高いというお話になる。

ただ、心拍数とか、いろいろデータを取ったとして、どうなるだろう言うので、確かに心拍数は運動の強度をチェックするのに使うので、ある程度使えば大体のことはわかるわけで、継続して使うかどうかは怪しいねと・・・そうねえ、よく考えると、もったいないかも。自分で脈を取ればわかるわけだし。と応じる。

結局、現時点、消費行動が抑制される結論に。Facebookなどでみると、Fitbit Charge 2の人気は高いようなので、健康管理によいかもと思っていたのだが。早歩きでどの程度になるかは、帰宅直後に血圧測定と一緒に心拍数を測ったこともあるから、大体わかっていると言えばわかっている。もっと強い動機付けが欲しいかな。

Appleの売り場で見たMacBookやiMac、iPad Proなども素晴らしいね。その薄さは他のPC対比で際立つ。物質の無駄遣いのない、極限のスリムな姿になりつつある。レスポンスも速いので使いやすいだろう。

人工知能のための哲学塾、ファミ通

ヤマダ電機のエスカレータをさらに上がっていくと6階がユニクロ、7-8階が丸善・ジュンク堂書店。ユニクロで一旦別れて、7階へ。三宅陽一郎先生の「人工知能のための哲学塾」(BNN新社、2016年)の中身をチェックしてから購入しようと探していた。さすが、丸善・ジュンク堂書店、検索すると本日開店時の在庫は二冊と表示が出た。場所はPC-10の書棚。7階のレジで購入。内容については人工知能ネタか哲学ネタの別の機会に。

ファミ通も三宅先生ネタで、三宅陽一郎MiyakeYouichiroさんのツイート: "#FFXV #FF15 今週号の @famitsu @Fami_xv の週間ファミ通さまの巻頭に、ファイナルファンタジー15 @FFXVJP の人工知能の特集を組んで頂きました。ぜひ、お求めの上、ご覧ください! https://t.co/ft583GnGfb"を見て、調達に。雑誌は8階なのでさらに上がる。いくら探しても広くて見つからない。店員の方に聞くと売り切れている可能性も高いがと親切・丁重に案内してくれる。案の定、書棚にはない。念のために在庫を確認しますと調べに走ってくれた。駅前のジュンク堂にも問い合わせて、売り切れを確認してくれた。素晴らしい対応だ。

追記:帰宅して、Amazonを確認すると新品もあることはあるが、Amazonの取り扱いではないものなので、送料が掛かる。こちらはあきらめた。

雨が落ちている。バスは5分後に来るが、運動のために歩いて帰ることに。しばらく歩いて、雨が強くなったので途中からバスに乗って帰宅。

今日は、「生成文法の企て」をまず読むべきだと悟って、ずっと読み続けている。以前も読んだはずだけど。この本の前半も後半もチョムスキー先生の凄さを伝えるものだが、後半の「21世紀の言語学」(2002年)を読むと、物事は簡単ではないとよくわかる。こちらは読み終えた。数学が言語を解明するための道具にはなりにくいことをよく説明して、大量の記述的な研究がまだまだ必要なことを示唆している。弟子のマーク・C・ベイカーの著書「言語のレシピ」(原著:「The Atoms of Language」、2001年;翻訳: 岩波書店、2003年;岩波現代文庫、2010年)に言及している。

こういう研究が、一九七〇年代後半頃になってパラメータ化された原理を用いるアプローチを取ってきたわけですが、このアプローチは、おそらく、何千年にもわたる長い言語学の歴史において唯一の真に革命的な発展なのだと私は思っています。生成文法の誕生に関わる初期の研究よりもずっと革命的なのです。この理論は、何千年もの間、あらゆる言語研究の核となってきた規則とか構文という概念を事実上破棄したのです。・・・ならば真に存在しているものは一体何なのかと言うと、それは固定された諸原理とパラメータによる変異であり、これらの原理は諸言語間に共通のもので、構文とはなんら関係のないものなのです。

・・・例えば、マーク・ベイカーの最近の著書は、モホーク語と英語は(この二つの言語は、およそ可能な限り最もかけ離れているように見えるのですが)、実はパラメータにほんのわずかな変化を加えさえすれば、基本的には同一であるという、非常に興味深い事実をあきらかにしようとしています。

(「生成文法の企て」、270-271ページ)
../images/2017/01/CIMG5621m.JPG「生成文法の企て」と「言語のレシピ」

「一九七〇年代後半頃になってパラメータ化された原理を用いるアプローチを取ってきた」という話は、前半の「生成文法の企て」のリーニィ・ハオブレックスとヘンク・ヴァン=リームズダイクによるインタビュー(1979-1980年)に関わり、これは「Lectures on Government and Binding」(「統率と束縛に関する講義」)のピサ講義に重なるものである。


「固定された諸原理」とは「思考の言語」のことである。

更新: 2017-01-10T20:32:09+09:00

[日記] Appleは今年伸びる

今朝も外気温低下警報が鳴った。二日続けて3℃。対AppleのWindows優勢は2017年に終焉を迎える?調査会社予測 - iPhone Maniaネタ。なにごとも一喜一憂していても仕方がないけど。

スマホなどのモバイルデバイスがコンピューティングの中心になりつつある結果である。Windows 10も傑作だと思うが、時流には勝てないということかな。僕はBingファン。デスクトップの画像、Bingは毎日の楽しみの一つになっている。

さて、どのタイミングでiPadなどのAppleデバイスを更新すべきか。もう最新のOSがインストールされている手持ちのデバイスは、MacBookだけになった。毎日、ジョブズが亡くなった年に記念に買ったiPad 2は今も枕元に。時計代わり。眠れない夜はブラウザを開いている時もある。電池がよく持つのには感心する。あれ、日を跨いでしまったね。おやすみなさい。

更新: 2017-01-12T23:08:54+09:00

[日記] 付き合い始めて

今日は外気温低下注意報は出なかった。朝は4-5℃。帰宅時は9℃。週末は間違いなく寒くなりそうだ。天気予報で次第に等高線の間隔が狭くなるという解説をしていたね。是愁さんも土曜日には雪マークが付いたと。

Perlも今年30歳。チョムスキー先生が統辞構造論を書いて、60年以上が経つ。僕はそれをこの15年ぐらいを掛けて追い掛けている。僕の自前のPCとの付き合いはPerlとの付き合いと同じ長さだ。もちろん、8ビットのPCやワードプロセッサは除いての話。何ごとも時間が掛かる。

brian d foy氏の最初のドラフトが届いた。内容は公開できない。実際に「Learning Perl 6」が出るのは半年先。ただ、これはPerlユーザーでなければ、なるほどと思わないかもしれないなと思いながら読んでいる。30年間、Perlを使ってきてわかる感触だろう。しかし、すべて忘れろと言われてもね。Perl 6がどれくらい凄いかによるよ。いや、でも凄そうだから、楽しみ。

ソフィア・レクチャーズを読みつつ、少し心配になった。言語は解明されてしまったのだろうかと。万物理論もそうだが、謎がなくなると、困る。買い集めた本が読まないうちに無意味になってしまうと。

でも大丈夫だった。まだまだ、これからだ。これからが始まりだ。無限の始まりかもしれない。

[日記] 明日は雪か、最強寒波は土日がピーク

さて、お正月が過ぎ、寒中見舞いもそろそろ終わり。明日(1/13)夜、雪になるらしいが、ここ数日はそれほど寒くはない。今朝(1/12)、外気温5℃、帰宅時、5-7℃。現在、エアコン暖房なしで、室温18℃。

雪は一度だけ、この冬、山の頂上付近を疎らにわずかに白くしたのを見ただけ。その日の朝の外気温が4℃だったと記憶している。明日は平地に積もるだろうか。

[日記] サンデーモーニングにて

雪情報に続いて。サンデーモーニング本体をリアルタイムロギング。もちろん、完璧なものではないので、いつもながら思い付きの適当なメモ。僕が考えていることも混ざっているので、私的なメモに過ぎない。定点観測・思考。

SS-520、ミニ衛星打ち上げ用、打ち上げ成功。是愁さんが打ち上げ延期をツイートされていたが、よかったね。大昔のペンシルロケットを思い出す。当時のニュース画像の記憶があるだけだが、よくここまで来たものだ。たいしたものだ。

(追記: 世界最小級ロケット失敗=超小型衛星搭載、2段点火せず落下-JAXA:Cubeニュースが今(15:25)ポップアップした。失敗だった。残念。)

モズの早贄(はやにえ)。広島は明日は曇り予想だが。

経済回復、イラン核合意、キューバとの国交回復が成果。私は61歳だが、オバマ大統領が来るのを61年間待っていたと白人男性が語っていた。リーマンショックの2008年に当選した。理想と現実の狭間。現実を大きく変えることはできなかった。結果として、投票した人も失望した。

オバマ大統領の広島訪問、安倍首相の真珠湾訪問。これはオバマ大統領の世界平和の理念が強く表れた成果だったろう。「この世界の片隅に」生きている一人の庶民として、世界が平和になることを祈らずにはおられない。現実は厳しい。映画を見ている暇もない、映画の存在さえ、知ることができない人もたくさんいる。

米国だけでは世界を変えることができないが、米国の動きが世界に大きく影響することも間違いない。今年は世界にとって重要な年になる。

更新: 2017-01-15T11:25:09+09:00

[日記] いろいろと

夜空は晴れている。北には雲がある。外気温1℃。午前3時ぐらいからずーっと雪マークが付いているが、0℃の予報になっているのは、午前3時と4時だけ。テレビには、手のひらの美術館、ぽち袋の精細な版木が写っている。

いろいろと気移りして、なかなか集中できないのだが、チョムスキー先生の「生成文法の企て」の前半をまた読んでいる。知らない名前が出てくるたびに、WEBで調べる。あまりにも多過ぎるが、60年にも及ぶ期間なので仕方がない。それぞれのトピックを理解するところまではむずかしいが、どんなトピックがあるかはわかってきた。

チョムスキー・・・我々の脳は有限であるとは言っても、脳と言うのは、むしろ無限の能力を持つコンピュータのための制御システムなのです。つまり、有限オートマトンはそれ自体の記憶容量に厳密に限定されていますが、我々人間はそうではありません。人間は、次のような意味において、むしろチューリング機械に近いんです。すなわち、我々の脳は、それ自身は有限の制御装置ではあっても、外部から与えられる無制限の量の記憶を利用することができ、その結果、どのように複雑な計算をも遂行できるようになっています。有限オートマトンにはこうした芸当はできません。

(59ページ)

この話は文脈自由文法とプッシュダウン・オートマトンの話につながっていくのだが、ここら辺の話はおもしろそうだと考えている。

あと、ベーカー先生の「言語のレシピ」も追い掛けている。言語のパラメータの話をもう少し正確に把握しようとしている。

他にも話題はいろいろとあるのだが、言葉に定着できないでいる。

[日記] トランプ大統領就任演説前日

同じようなものだろうけど、まだ1月、冬の最盛期、明日から雪が降る可能性も。オバマ大統領 最後の記者会見、トランプ氏 連日「リハーサル」:Cubeニューストランプ氏に“嫌われない”革命児、テスラ 自動運転とロボット工場:Cubeニュースネタ。1/20はトランプ大統領の就任演説がある。

トランプ大統領誕生と続・100年予測、そして「反トランプ」デモ (11/09/2016)のネタ記事の一つ、ドナルド・トランプが大統領になる5つの理由を教えよう | Michael Mooreには、『「マイク、俺たちはトランプに投票しなきゃいけない。俺たちは大改造する必要がある」。そういうことか。それだけで、彼にとっては十分だった。「大改造する」ためなんだ。トランプ大統領誕生は、まさに大改造になるだろうし、投票した人々の大部分は、外野席に座って、そんなリアリティ・ショーを見たいと思っている。」』と書かれていた。結局、米国民でなくとも、日本の一庶民はそういうことになる。

テスラの記事を読むと、ロボット工場でも人が必要だということらしい。一人当たりの生産額のような数値が欲しいけど。

就任演説がどうなるかはみんな興味津々というところだから、報道も凄いだろうね。ネタになる。

何ごとも先はわからない。だからおもしろいとも言える。複雑性とパラドックス、そういうことだ。歴史は否応がなく動いていく。

更新: 2017-01-19T20:15:44+09:00

[日記] 米国は変化する国、多様性がそれをもたらす!?

ここ数日の日記を書きながら思ったこと。一つはフレッド・ボーゲルスタイン氏がDogfight...のような凄い内幕本を執筆・出版できること。ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパンのようなSFが書かれること。そして、トランプ大統領が就任したこと。もちろん、その前にオバマ大統領が実現したこと。マイケル・ムーアの記事も含めてだけど、米国のこのダイナミズムの迫力にある意味圧倒される。

米国がトランプ大統領の下で何を変化させていくのか、見ていこう。

フレッド・ボーゲルスタイン氏は、今は、Fred Vogelstein - The Informationでバイオテク関係をカバーしようとしている。政治には直接関係はないが、米国のハイテクがどういう方向に向かうのかは要注目である。

Peter Tieryas (Author of United States of Japan)が米国でどう読まれているかについてはUnited States of Japan by Peter Tieryas - Reviews, Discussion, Bookclubs, Listsを参照。

トランプ大統領のツイート・ヒストリーを載せていたPolitics, Policy, Opinion and News - POLITICO Magazineもウオッチかも知れない。

マイケル・ムーア:「トランプは本当に壁を作る。ムスリムの入国も禁止する」(猿渡由紀) - 個人 - Yahoo!ニュースのような認識でマイケル・ムーアは既に動いた。Cher, Mark Ruffalo Fire Up Michael Moore’s Anti-Trump Rally | Deadline

トランプ大統領の動きはトランプ大統領、早くも政策転換の動き:Cubeニュースに要約された。

米国は、Apple、Google、Amazon、Facebook、Microsoftを生み出した国だ。

更新: 2017-01-21T18:04:09+09:00

[日記] 寒き日々の中で - グローバル化とナショナリズム

日経を販売店の自動販売機まで買いに行った。現地時間20日のトランプ大統領の日本の新聞朝刊報道は22日になる。サンデーモーニングも聞き流してしまった。昨日のネットやテレビの報道で新しいネタはない。

TPP離脱・NAFTA再交渉によって、現状がどう変更されるのか、円高になるのか、円安になるのか。

../images/2017/01/CIMG5657m.JPG「自由貿易 視界不良」日本経済新聞、2017年1月22日、第3面

まだ、何も始まっていない。これからということかな。NAFTA再交渉が長引けば、企業の北米離れの可能性もあるという。それでどういう選択肢があるのか、よくわからないが。

自国で完結するという方向性、すなわち鎖国のような話になるわけだが、そんなことも目指す必要がある。加工貿易が基本なので、完全にはできないだろうけど、バランスを変えるなどの方向性としては意識すべきかも。農業の重要性は増す!? AI化、IoT化などを活用して生産性を上げなければ、悪くなる一方だし、なにが必要なのか、何が可能なのかを追求していく必要がある。

[日記] 寒い日、足早に車に乗り込む

朝、車の温度センサーは、出発時2℃、途中0℃まで低下。この冬最低気温。外気温低下警報が出るチャンスもない。帰宅時、2℃。滅茶苦茶、寒いね。

朝は指先まで疲労が抜けていたが、昼を過ぎると最早疲れている。肩まで疲労が上がってきた。家に帰り着くと、首まで疲労が上がっている。

プロフェッショナル仕事の流儀。清水寺の謎。獅子の彫刻。彩色復元。狩野派が手掛けた。絵画の手法が彫刻に使われた可能性。400年前の心か・・・

あすにかけて、西日本は大雪ということらしいが、帰宅時は晴れていた。山沿いと言うことかな・・・

トランプ大統領関係のニュースとしては、米国生産のiPhoneはあり得るのか - 松村太郎のApple深読み・先読み (1) トランプ大統領の目論見 | マイナビニュースがおもしろい。

日本はどうすべきかについては、次の写真を読むこと。これぐらいで今日は取り敢えず終わり。

../images/2017/01/CIMG5671ps.JPGデービッド・アトキンソン「新・所得倍増論」(東洋経済新報社、2016年)

潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋。



[日記] 何を読もうか、何を見ようか、何を聴こうか

最近、ムムリクさんのところを覗くと、ヴァン・ヴォークトの「イシャーの武器店」があって、懐かしく思いだした。「武器製造業者」との二部作であったはずだが、手元にはいずれも残っていない。何かカフカ的な謎の世界だったような記憶があるだけで、内容はもう憶えていない。ヴァン・ヴォークトで残っているのは、「非Aの世界」と「非Aの傀儡」の二作のみ。これは時は2650年、「ゲーム機械」と植え付けられた記憶を辿って自らの素性を探索する話らしい。パラパラと捲りながら思い出しているのか、断片的な記憶を紡いで新しい記憶を作り出しているのか・・・映画のネタになりそうなおもしろい設定だね。

../images/2017/01/CIMG5673m.JPGヴァン・ヴォークトの「非(ナル)A」シリーズ

「非Aの世界」(1945、創元推理文庫、中村保男訳、1966年)と「非Aの傀儡」(1956、創元推理文庫、沼沢洽治訳、1966年)。

この非A二部作は、「非Aの傀儡」の沼沢洽治氏の訳者あとがき(1975年8月22日、13版、352ページ)にあるように「Null-A Three」 (1984)が出ている。Null-A Three - WikipediaInternet Speculative Fiction Database Title: Null-A Threeを参照しても、1984年出版のデータしかない。おそらく、雑誌連載で発表され、1975年には話題になっていたのかもしれない。非Aシリーズを手元に残している理由は、アルフレッド・コージブスキー等の一般意味論に関係する話があとがきにあるからだと思う。小説の引用のA・Kはコージブスキーのことであり、B・Rはバートランド・ラッセルらしい。このことももう忘れていたが・・・ムムリクさんのおかげで思い出した。

ムムリクさんが読まれたのは新版だが、訳は元の訳者のまま。ヴァン・ヴォークトの訳者のお二人は21世紀に入って亡くなられている。残念。沼沢洽治/A・E・ヴァン・ヴォークト『武器製造業者』訳者あとがき[全文]|Science Fiction|Webミステリーズ!が見つかった。2000年にヴァン・ヴォークトが亡くなられたことが追記されている。

沼沢洽治/A・E・ヴァン・ヴォークト『イシャーの武器店』訳者あとがき[全文]|Science Fiction|Webミステリーズ!は初版時の1966年のままだ。ヴァン・ヴォークトの訳は、主要なものはほとんど沼沢洽治訳、「非Aの世界」だけ、中村保男訳。

読み直す本もあれば、まともに読んでいなかった本を何十年も経って読んだりしている。購入してもすぐ読むのはまれ。しかし、ようやく、本でもゆっくり読もうかという精神状態になってきた。いいことだね。

最近、読み始めたのは、チャイナ・ミエヴィル「都市と都市」(2009年、日暮雅通訳、ハヤカワ文庫、2011年)とミシェル・ウエルベック「服従」(2015年、大塚桃訳、河出書房新社、2015年)の二冊。二冊のヨーロッパが響き合っている。

../images/2017/01/CIMG5672m.JPG「都市と都市」と「服従」

Jeff Beckを朝から聴いている。いつも終わりのほうを聴いて、もっと早く聴きはじめればよかったと思うピーター・バラカン氏のウィークエンド・サンシャイン。最後の曲がいいなあと調べてみると、「Jeff Beck Group」の「Rough and Ready」の中の「Max's Tune」だった。Apple Musicで聴きはじめた。そして、「WIRED」、「Blow by Blow」。他のおすすめアルバムにアル・ディ・メオラのアルバム「Elegant Gypsy」(1977)と「Weather Report」の「Heavy Weather」の二つが並んでいる。アル・ディメオラの名前が懐かしくて、聴いてみる。最近はどうしているんだろう。アル・ディ・メオラその他の作品に、「All Your Life (A Tribute to the Beatles)」(2013)があるので、切り替える。「AL DI MEORA」はギタリストだ。「In My Life」から、こちらでもフラメンコの要素は抜けきれない。でも、ビートルズがどんな具合に料理されるか、おもしろい。

Facebookをチェックすると、Jeff Beckはいま日本に来ているんだね。「Shape of Things」を聴きはじめた。

今朝、午前6時前に枕元のiPad2にポーンとGmailの着信音が響く。毎日のことだが、みんな夜明けを待ちきれない。もう少し後にしてほしいけどね。今日は、Rebuild Podcastの招待だった。明日、午前10時から11時、Naoki Hiroshima氏。おそらく、さらに延びるので、ブックカフェに出掛ける間も聴けるようにしないと。イヤフォンを持って行こう。

更新: 2017-01-28T13:48:17+09:00

[日記] 気が付いたら氷瀑、そして、防衛庁の通信衛星打ち上げ

サンデーモーニング。トランプ大統領の話題は、まあね、具体的な問題になってから、考えるしかないわけで、スルー。日本三名瀑の一つ、袋田の滝。茨城県太子町から。滝が氷る。これを氷瀑という。他の名瀑は、日光の華厳の滝、熊野の那智の滝。袋田の滝は知名度が低いらしいが、今日の放送で、三名瀑の地位が明確になったかも。氷瀑という特徴もわかった。それは平和な話で、いいとして・・・

「きらめき2号」はXバンド防衛通信衛星 - Wikipedia

むずかしい問題だね。科学研究も人間のやることだから。司馬遼太郎は人間を「度し難い」と表現したが。さあ、どうすれば・・・世界が平和であれば心配はいらないのだが。

インターネットやGPSがDARPA(国防高等研究計画局 - Wikipedia)から生まれたことはよく知られている。みんながよく考えて行動することが求められる。

今日、チョムスキー先生の論文「Three Models for the Description Language」(Noam Chomsky, IEEE Transactions on Information Theory, vol. 2, no. 3, p. 113-124, 1956)を見ると、「This work was supported in part by the Army (Signal Corps), the Air Force (Office of Scientific Research, Air Research and Development Command),and the Navy (Office of Naval Research), and in part by a grant from Eastman Kodak Company.」と書かれている。昔は、軍が基礎研究をサポートするのは米国では当たり前だったのだろう。基礎研究の成果をどう使うかが問題なので、それは別問題と言うこともできる。わざわざ、軍が基礎研究を支援する必要はないと言うこともできるが、なにごとにも基礎研究が重要であることは間違いない。

それはともかく、昨晩、「高い城の男」シーズン2を見終えた。いやあ、本当に危なかったね。世界はどうなることかと思った。

更新: 2017-01-29T16:07:21+09:00

[日記] 細い月と宵の明星からシリコンバレー101へ

帰ろうとすると、明るく細い月がこれまた明るい金星を下側で待ち受け、掬い取ろうとしていた。昨日より5℃気温が低い。今朝は外気温低下注意の警報が途中で出た。3℃。シリコンバレー101をチェック。

いずれの記事もおもしろいが、なんだか、話題に乗り切れない自分がいる。ユーザーでないものは乗れないということかな。昔はユーザーでなくともあれやこれやとしつこく話題にしていたけど。

それはともかく、Amazon Echoを検索すると、日本でもAmazon Echo年内発売?既に業界は戦々恐々 | 湯川鶴章のテクノロジーフィクション | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイトの記事が昨日出ていた。年内発売か。買いだ。

連携サービス数は、2015年9月には、14しかなかったのが、2016年9月には3000を超え、12月には5400を超えた。年明けのイベントでAmazonの幹部は「7000を超え、さらに多くのデバイスの発売が予定されている」と語っている。

自動車メーカー、家電メーカーが、Amazonをスマートホームの事実上のハブと認定したということだろう。多くのサードパーティが集まっているので、さらに多くのサードパーティが集まろうとしている。いわゆるネットワーク効果が起こり、正のスパイラル状態になっている。この状態になれば独り勝ち。後発が追いつき、追い抜くことは非常に困難になる。

(日本でもAmazon Echo年内発売?既に業界は戦々恐々 | 湯川鶴章のテクノロジーフィクション | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト、2ページ)

アマゾンは、ある意味消費者の味方だ。なにしろ、儲けようとしないのだから。静かに深く潜行する革命なのかもしれない。

iPad Proは残念ながら、わざわざ入れてメインで使う気にはならない。PCの代りにならないし、Windows 10 Proで十分。iPad 2の後継機としては可能性があるけど。壊れたら考える。

更新: 2017-02-01T00:15:23+09:00

[経済] 十夜一冊 第千ニ百夜 デービッド・アトキンソン「新・所得倍増論」

東洋経済新報社、2016年。なかなか読ませる。購買力平価で物を見るとか、昔もあった話だけど、キチンと過去を見て出発しなおす必要があるだろう。生産性が先進国、最下位とはね・・・

日本型資本主義が人口増加に依存していたことは、1990年以降、人口の増加が止まった時点で日本の経済成長が止まってしまった事実からも明らかです。このことから、私は日本型資本主義を、人口激増が生んだ妄想だったと考えています。

・・・

・・・1970年から日本の時価総額の増加率は大きく海外を上回ったが、長年の経済の低迷を受けて、その先行した蓄積はすべて消滅した。1970年から2015年までの日本株時価総額の増加率は3352.0%で、大手先進国平均の3774.5%に収斂した・・・

・・・それに加えて、貧困の問題、国の借金の問題、生産性の問題が深刻になってきたことで、日本型資本主義はもはや今の時代に合わなくなり、まさに今、日本が方向転換するタイミングが来ている・・・

・・・

日本は今、新しいことを否定し、変革に抵抗し、改革を唱える人と対立する動きに満ちています。このネガティブな労力を建設的な方向に向けさえすれば、この国はどれだけ素晴らしく、世界が息を呑むような国になるかと毎日のように思います。

(おわりに、Kindle版、98-99%)

この本を読んで現実認識をすること。それが出発点になるだろう。農産物の輸出は8倍に増やせるという。そして、生産性の高い外国、欧州を今こそ見習うべき時だろう。

更新: 2017-01-26T20:57:34+09:00

[映画] この世界の片隅に

先週、サロンシネマが満員で見逃した「この世界の片隅に」を、今日はバルト11で再挑戦。12:50始まり、シアター11。久しぶりにイオンモール広島府中に向かう。何年ぶりだろう。昔はソレイユと言っていた。日記を検索すると2004-2006年に記事が出てくる。改装したということもあるのか、古さは感じない。広々として、一種の開放感が素晴らしい。店内を移動するのには広過ぎるかもしれないが・・・適度な混み具合で快適。米国的な感じ。天井も高い。

../images/2017/01/CIMG5625r1m.JPG「この世界の片隅に」のチケット半券と非売品ポストカード

アンケートを書くとポストカードがもらえる。


よかったね。shi3zさんが全ての日本人と、アメリカ人に見せたい、いや、世界中の人に見てもらいたい「この世界の片隅に」 - shi3zの長文日記という意味がわかる映画だった。もちろん、記事自体は今読んだのだけど。僕もみんなにそう伝えたい。

庶民にとっての戦争映画。戦争の中で生きていく庶民を描く。単に戦争の悲惨さを描くわけではなく、お涙頂戴ではない。歴史映画でもある。クラウドファンディングで作られた。シアター11は275席、座席もよい。前の方は少し空いていたが、満席に近かった。

[映画] The Firm (1993)

主演、トム・クルーズ。プライム・ビデオで見つけてみた。制作年が1993年。トム・クルーズが当然のことながらとても若い。ジョン・グリシャムの小説の映画化。

見ているうちに、最近同じような映画を見たような気がしたが、テレビで見たのかも。

最後のクレジットで流れるジャズ・ピアノ。なんと格好よくて決まっているのだろうと思ったら、The Firm (1993 film) - Wikipediaで調べると、デイブ・グルーシン(Dave Grusin)のソロ。いや、懐かしい。毎日懐かしがっているのは年を取った証拠だろうけど。

[映画] COLLATERAL

今朝、外気温1℃。帰宅時7℃。この二日間、リセットしてもしばらくするとタイマーがオレンジに点滅して動かなかった書斎のエアコンが、今日は動き出して、温風を吐き始めた。どこか配管が凍っていたのだろう。室外機が建物の影にある。Amazonプライムビデオ。銀白髪の超人的殺し屋みたいな悪役でトム・クルーズが主演。駆け回るところはいつも同じというか、運動能力の高さを見せつける。

タイトルは巻き添えみたいな意味。ジェイミー・フォックスが巻き添えになるタクシー運転手。その二人の掛け合いで見せるわけだけど・・・まあ、それなりにおもしろい。

[Jazz] Alan Pasqua Trio

Apple MusicのRadioで自分の作った「Last Train Home」(Pat Metheny)のステーションを聴いていると、流れてきたのが、「Improvisation #1」、ゆったりとしたタッチの美しいピアノ、アラン・パスクァ・トリオとプレーヤーに記載されている。アルバムには「alan pasqua - solo」と書かれている。ピアノ・ソロだが、アラン・バスクァというのは、初めて見る名前。

Alan Pasqua | Biography, Albums, Streaming Links | AllMusic

ピーター・アースキンとダレク・オールスとのトリオ、「the interlochen concert」を聴く。基本的にはやはりゆったりした曲調。Dave Carpenterのベースのトリオで、「Standards」。「Dear Old Stockholm」は新鮮だった。IT NEVER ENTERED MY MIND - W&R : Jazzと読書の日々。「Speak Low」。「I'm glad there is you」。さて、そろそろお休み。

[Jazz] Bill Evans - Some Other Time: The Lost Session from the Black Forest (1968 → 2016)

昨日は、車の起動時から0℃。外気温低下注意が最初から表示された。寒き日々。今日は少し気温は高めだが・・・寒い。Apple MusicのRadioのステーションをビル・エヴァンスから開始するとどうなるかを試したけど、あまりおもしろくない。ビル・エヴァンスを超えるものなんかないし・・・

このアルバムの最初の「You Go to My Head」からステーションを開始してみたのだ。しかし、このアルバムそのものを聴いたほうがよい。エディ・ゴメスとジャック・デジョネットのトリオ。自在なピアノ・・・

AllMusicではコンピレーションになっているが、超驚愕の発掘音源!1968年、ビル・エヴァンス 幻のスタジオ録音 - TOWER RECORDS ONLINEによると、「モントルー・ジャズ・フェスティバルのビル・エヴァンス」の五日後の録音だということ。

続いて、「What's New - Bill Evans with Jeremy Steig」(1969)、尺八みたいなフルートに絡むピアノ。ベースはエディ・ゴメス、ドラムスはマーティ・モレル。もう一度最初から聴く。「Straight No Chaser」から。もう二時間以上、聴いている。ベースとドラムスがずーっとひっぱっていく。遠くへ遠くへ。そして、最後に「Lover Man」にピアノとフルートが一緒に静かに入り込む。これが最高。

更新: 2017-01-25T22:18:20+09:00

[言語] 十夜一冊 第千百八十夜 ノーム・チョムスキー著「我々はどのような生き物なのか - ソフィア・レクチャーズ」

新春第一弾。冬休み最終日、一日で完読。引き込まれるようにして読んだ。ノーム・チョムスキー著「我々はどのような生き物なのか - ソフィア・レクチャーズ」(編訳: 福井直樹、辻子美保子; 岩波書店; 2015年)。もっとも1年以上前に購入して、読まなければと何度も思いながら、最初やあとがきを齧っただけで積読になっていた。読み始めると、次第に集中できた。チョムスキー先生の現在を知ることができた。言語学から遠ざかっておられるのかと思ったら、完全に現役どころか、凄いの一言。現代人なら読むべき書だろう。講演の話し言葉だし、質問と回答、対談が主なので読みやすいが、書かれていることは、やはり難しい。それは覚悟すべし。

../images/2017/01/CIMG5610m.JPG「統辞構造論」と「我々はどのような生き物なのか」

ここでは大変重要なことが述べられているのだが、理解することは簡単ではない。第1講演の「言語の構成原理再考」を読むと、生成文法理論は見方が歴史的に大きく変化している。変化は続いている。それはこれまでの著作を齧っているので多少はわかっているのだが、講演は状況の推移がよく整理されていて、トピックも豊富、焦点がどこにあり、何を勉強すればよいのかがよくわかる。わかったとしても簡単ではないが、進化人類学者のイアン・タタソール(Ian Tattersall)の著作への言及が目立つ。イアン・タッターソル著「ヒトの起源を探して: 言語能力と認知能力が現代人類を誕生させた」(原書房、2016年)が邦訳で原著は、「Masters of the Planet: The Search for Our Human Origins」(Macmillan Science、2013年)。そして、次のように展開していく。

さて、限られた経験的証拠が示しているように、もしタタソールの説明が基本的に正しいのならば、このきわめて短い期間に出現したのは、ダーウィンの言うところの「まさに千差万別の音と観念を結びつける」無限の能力だったことになります。この無限の能力は明らかに有限の脳の中に存在しています。無限の能力を持つ有限のシステムという概念に関しては、二○世紀半ばまでには歴史上初めて十分な理解が得られていました。このことによって、言語の最も基本的な特性として認識すべきものを明確に定式化することが可能になったのです。これからこの特性のことを単に基本原理(Basic Principle)と呼ぶことにしましょう。・・・

(上掲書、11ページ)

僕自身はコンピュータ言語がどこまで人間言語に迫れるのかに特に関心があるのだが、結論から言うと、簡単ではない。「統辞構造論」(原著: 1956年、翻訳: 岩波書店、2014年)のなかで最も読まれているのは「ほら、有限オートマトンではうまくいきませんよ」という議論の箇所(翻訳、25ページ)だそうで、それどころか、生成文法を持ってしても、まだまだ遠い道程が待っているということは現在でも変わりなさそうだ。認識が完全に改まった。本書を手引きにして、そこらの事情は少しずつ調べて書いていこう。著作だけは既にたくさん集めている。それでも足りない可能性を感じつつ・・・

../images/2017/01/CIMG5615m.JPGチョムスキー本一覧

スクリプトを書いて、chomsky.info : Books & Book Excerptsにある時系列著作リストの書籍数を数えてみると、現在、ちょうど120冊。

最初の本が「Syntactic Structures, London: Mouton, 1957.」であり、「統辞構造論」と日本では言われているものだ。1957年初版だが、2002年に第二版が出ている。翻訳は第二版に基づくが、初版と内容的な差異はない。「言語理論の論理構造 序論」付きで、さらに福井・辻子先生の「【解説】「生成文法の企て」の原点 - 『統辞構造論』とその周辺」が付いている。「言語理論の論理構造」は「The Logical Structure of Linguistic Theory, New York: Plenum Press, 1975.」に対応する。この書籍は完成後20年を経て出版される時に付された当時(1950年代中ごろ)の研究状況を詳しく解説したチョムスキーの序論の翻訳が改訂転載されている。


ノーム・チョムスキー著「生成文法の企て」(岩波書店、2003年)のベースは「Noam Chomsky on the Generative Enterprise: A Discussion with Riny Huybregts and Henk van Riemsdijk, Dordrecht, Holland: Foris Publications, 1982.」であるが、共訳者の福井直樹・辻子美保子先生による最新インタビュー「二十一世紀の言語学」(2002年秋)からなる。ドイツでは「The Generative Enterprise Revisited: Discussions with Riny Huybregts, Henk van Riemsdijk, Naoki Fukui, and Mihoko Zushi, with a new foreword by Noam Chomsky, Berlin: Mouton de Gruyter, 2004.」として刊行されている。

チョムスキーの言語研究は1980年前後に大きく変貌を遂げており、その境目になるのは「Lectures on Government and Binding: The Pisa Lectures, Dordrecht, Holland: Foris Publications, 1982.」の著作であり、出発点は「ピサ講義」と言われるもので、1979年4月に行われた。ピサ講義の材料を基に1979-1980年にMITの講義で再度ブラッシュアップされた。その結果、この著書は、1981年が初版で、1982年が第二版、第三版(1984年)まではrevised editionである。何ページにも及ぶ詳細なNotesが付いている。そして、実際のところ、この変化をうまく説明できるようになるのは1990年を過ぎた頃らしい。

従って、現在のチョムスキーの理論の枠組みを詳しく知るには、日本語では「生成文法の企て」を読むのが早道かも知れないが、言語学の詳細に立ち入ろうと思えば、「言語と知識 - マナグア講義録(言語学編) -」(産業図書、1988年)が選択肢になる。「Language and Problems of Knowledge: The Managua Lectures, Cambridge: M.I.T. Press, 1988.」の翻訳である。

ピサ講義については英文の1993年の第7版を持っているが、その重要性を知ったのは「自然と言語」(研究社、2008年)においてであり、その原著は「On Nature and Language, with an essay on “The secular priesthood and the perils of democracy” (edited by Adriana Belletti and Luigi Rizzi), Cambridge: Cambridge University Press, 2002.」である。第4章に「極小主義についてのインタビュー」があることは特筆すべきだろう。「The Minimalist Program, Cambridge, MA: M.I.T. Press, 1995.」やその翻訳も入手すればベスト。

入手しているもので残りを確認しておこう。

「言語と思考」(松柏社、1999年)の原著が「Language and Thought, Wakefield, RI: Moyer Bell, 1993.」。

「言語と認知 心的実在としての言語」(秀英書房、2003年)の原著が「Language in a Psychological Setting, Tokyo: Sophia University, 1987.」、これがチョムスキー先生の一回目の来日講演の記録。

「言語と精神」(河出書房新社、1976年、新装版: 1980年、改訂新装版: 1996年)は「Language and Mind, New York: Harcourt, Brace & World, 1968.」の1972年のEnlarged Editionの翻訳である。

「デカルト派言語学 合理主義思想の歴史の一章」(みすず書房、1976年)は「Cartesian Linguistics: A Chapter in the History of Rationalist Thought, New York: Harper and Row, 1966.」の翻訳である。ミシェル・フーコーとの接点となった著作だろう。

to be continued...

更新: 2017-01-08T22:41:48+09:00

[言語] 十夜一冊 第千百八十.一夜 思考の言語

ノーム・チョムスキーの「我々はどのような生き物なのか - ソフィア・レクチャーズ」の白眉はやはり「チョムスキー氏との対話」にあるような気はする。インタビュアーは編訳の福井直樹先生と辻子美保子先生。「思考の言語」については第1講演の「言語の構成原理再考」(25ページ)にも表れるのだが、次のような帰結となっていく。

・・・言語は「意味を伴う音」ではなく、「音あるいは外在化の他の形式を伴う意味」であるということになるのです。外在化の形式の典型は音ですが、先に述べたように、他の様式(モダリティ)も可能なのです。

こういった考え方が正しければ、外在化は二次的なプロセス、副次的なプロセスです。外在化の諸特性の大部分は、言語とは独立した感覚運動システムの反映です。そして、研究を進めれば進めるほど、この結論が支持されるのです。・・・

(25ページ)

他の様式には「手話」も含まれるから凄い話だ。「手話」はけっして人工言語ではない。

言語の中核には「思考の言語」とでも言うべきものがあり、これが外在化されて言語となる。「思考の言語」は解明されつつある。言語の外在化部分は複雑で定式化しにくいということになりそうだが、さて、「思考の言語」を一定の変換によって英語や日本語に外在化できるのだろうか。「思考の言語」を外在化せずに記述できるのだろうか。そこのところを他の著作で読み解けるのだろうか。

「チョムスキー氏との対話」(137-150ページ)を念頭に置きつつ、まずは27ページの併合(Merge)周辺、26-31ページをよく読み込む必要がありそうだ。

「思考の言語」は内的な言語の過程で生ずるもので、無意識の過程である。言語の外在化は、内的な過程と相互作用しつつ、意識的な過程で生ずる。意識的な過程で生じる場合、ある意味何が起こるかわからないわけだ。様々なものの影響を蒙る。今は、そんな具合に漠然と理解しているが、実際のところ、雲を掴むような話にも思える。外在化を取り扱えないと、言語表現に結びつかない。よく論文などを読んでみよう。

更新: 2017-01-08T23:06:41+09:00

[言語] 十夜一冊 第千百八十.二夜 エッセイ: How Could Language Has Evolved?

chomsky.info : Articlesを辿って、言語学関係の最新の論文、How Could Language Have Evolved? PLOS Biology, August 26, 2014.を上から22番目に見つけた。チョムスキー先生は、家ではチョムスキーおじいちゃんと呼ぶ、もう88歳だが、きわめて精力的。chomsky.info : Audio and Videochomsky.info : Interviewsを見れば明らかだ。「言語は如何にして進化することができたのだろうか?」、How Could Language Have Evolved?(2014), Johan J. Bolhuis, Ian Tattersall, Noam Chomsky, Robert C. Berwick, PLoS Biology, 12(8), e1001934。Open Access。

../images/2017/01/CIMG5612m.JPG「How Could Language Have Evolved?」のPDF1ページ目

ノーム・チョムスキーの「我々はどのような生き物なのか - ソフィア・レクチャーズ」を読めば、チョムスキー先生がとんでもない知力・知性の持ち主であることはすぐわかるのだが、これが、2014年の3月3日から8日までに日本で起こったことだと心には止めておかなくてはならない。すでにそれから3年近くが過ぎ去ろうとしている。僕はそれをようやく読み終え、最先端のこととして、できるだけアップデートして把握しようとしている。

インタビュー、On the Evolution of Language: A Biolinguistic Perspective With C. J. Polychroniou (Truthout). September 24, 2016.は、Why Only Us | The MIT Press(2016.01)に言及している。著者は、チョムスキー先生と、前掲エッセイの共著者の一人、Robert C. Berwick氏である。Faculty of Language: Hauser reviews "Why only Us"の書評は参考になりそうだ。

表題のエッセイは、Tattersallの研究に関係があるはずと、PDFの途中から「Tattersall」を検索すると、参照文献に当然いくつかの文献の著者名でヒットするが、最後にトップページに戻って、本エッセイの著者名に「Ian Tattersall」がNoam Chomskyと並んで現れた。上智大学におけるソフィア・レクチャーズに現れた話が、タタソールと共著のエッセイとなって結実している。アブストラクトを翻訳しておこう。

要約

言語能力の進化は、依然として謎である。このエッセイでは、なぜかを問う。言語の進化的分析は、非人間種が等価なものを持たないため、わかりにくい。言語の「表現型(phenotype)」の本質的な性質についてもコンセンサスがない。「極小主義命題(Strong Minimalist Thesis)」によれば、言語の特徴を明らかにする重要な特徴(そして、進化論が説明しなければならないこと)は、階層的な統語構造である。言語能力は、進化論的な時間ではまったく最近、おおむね7万から10万年前に発生し、それ以来、変化を受けていないように見える。一方、この基本的な枠組みの中で、個々の言語は時間の経過と共にもちろん変化する。最近の言語の出現とその安定性は、極小主義命題と一致している。極小主義命題の核には、正確に2つの構文要素aとbをとり、集合{a、b}を組み立てる単一の反復可能な操作がある。

(前掲エッセイの要約)

ポイントは二つある。一つは極小主義命題からくる言語の持つ特徴が、階層的な統語構造であり、それは具体的にどのようなものなのか。そしてもう一つは、極小主義命題の核には併合(Merge)があることだろう。理解しなくてはならないことは、階層的な統語構造が生じるために、なぜ併合という反復可能な操作が必要なのかということである。

まずは「極小主義命題の核には、正確に2つの構文要素aとbをとり、集合{a、b}を組み立てる単一の反復可能な操作がある」ことが、併合ということでよいのか、確認する必要がある。そして、併合には内的併合と外的併合の二種類があったはず。さらに転置。

(追記: 「In this view, human language syntax can be characterized via a single operation that takes exactly two (syntactic) elements a and b and puts them together to form the set {a, b}. We call this basic operation "merge" [1].」とあるので、併合(merge)の意味は間違いない。[1]Berwick RC, Friederici AD, Chomsky N, Bolhuis JJ (2013) Evolution, brain, and the nature of language. Trends Cogn Sci 17: 89.98.)

更新: 2017-01-08T23:05:34+09:00

[Media] アナログレコードの流行

人気復活のアナログレコード、若者たちが感じる魅力とは - CNET Japanネタ。久々の話題。

少し記事から引用しよう。

「流行は繰り返す」とは言ったもので、2015年、アナログレコードは1988年以来最高となる4億1600万ドルを売り上げた。

レコードを買っている層については、驚くべき事実が2つある。まず、このうち72%が36歳未満だということ。そして、ほぼ半分がレコードを買ってもほとんど聞くことがないということだ。彼らにとって、レコードコレクションはファッションステートメントであり、レコード販売数を見ても、若者向けファッションブランドのUrban Outfittersがトップクラスにある。

本日記でも既に何度か取り上げた話題だけど、アナログレコードがさらに盛り上がってきた。LPのジャケットは芸術になり得る。CD、Compact Discにしてしまったことが、音楽メディアとしての情報量の減少につながり、音楽を楽しむメディアとしての魅力を損ねてしまった面がある。

一方、CDの便利さは操作性にある。それはデジタル化によるものであり、これはすでにPCにiTunesなどによって取り込まれ、さらにはApple MusicやSpotifyなどインターネット上のサービスとなっている。しかしながら、音楽メディアとしての情報量はCDと比較してさらに少ない。AllMusicのサイトなどで不足情報を補って利用することになる。ファッションステートメントという話になるとそれでも足りない。ジャケットを見ながら、ライナーノーツや詳細な録音データなどを読みながら、音楽を聴くという楽しみもない。コストがコストなので仕方がないとも言える。だからこそ、安く提供できる面もあるのだろう。

なんだか、堅苦しい論理展開になってしまったね。どれをとっても「帯に短し襷に長し」ということではある。今のところの結論は、Apple Music + AllMusicということになりそうだが・・・Apple MusicにないものはAmazonでCDで買うということになる。おそらく、アナログレコードはおもしろいけどコストが高い。

CDとWEBを組み合わせるというアイデアを以前提案したのだが、すなわち、CDの購入者のみがアクセスできる情報である。例えば、録音の詳細データであってもよいし、CDに添付されているものではとても肉眼では読めないライナーノーツであってもよい。歌詞カード、楽譜があってもよい。むずかしいところはコストパフォーマンスであり、たくさん売れなければ安くできないという問題はある。そして、安くなければ、たくさんは売れないのである。

更新: 2017-01-04T13:41:18+09:00

[Music] REFLECTION - BRIAN ENO

::: BEATINK Official Website / Warp Records / Brian Eno - Reflection :::ネタ。54分間のアンビエント・ミュージック。今年元旦にリリースされた。今、Apple Musicで聴いている。

この系譜には『Thursday Afternoon』『Neroli』(サブタイトルは『Thinking Music IV』)、そして『LUX』が含まれる。“Thinking Music” をコンセプトにした音楽は数多く作ってきたが、そのほとんどは自分自身のために留めてきた。しかし今、人々は、私の初期作品を、当時私が活用してきたように -- 考える行為に最適な環境を作るために -- 活用していることに気がついた。だからこそ、皆さんに共有したい気持ちが芽生えたのだ。

(ブライアン・イーノ、上掲URLより、引用)

音楽とは何かということを考えている。「考える行為に最適な環境を作る」ための音楽。これについて思索を深めるためには実験が必要だ。音楽は聴く環境の影響を大きく受ける。これはすごいと思っていても、日を変えて、別の環境で聴くと、それほどでもないと感動しなくなる場合がある。

とにかくたくさん聴かないと、わからない世界。そのための環境は整っている。

『Reflection』と名付けたのは、今作が私に過去を振り返させ、物事を熟考するように働きかけるからだ。自分自身との内在的な会話を促す心理的空間を誘発するように感じるのだ。

(ブライアン・イーノ、上掲URLより、引用)

感じるということについて、科学なら、どのように記録するかという問題はあるが、・・・今年のネタにしよう。自分で作曲できないかということはある。絵画についても同様の問題意識はあるが、・・・初夢ということで・・・

更新: 2017-01-02T14:33:21+09:00

[Music] ヘビロテ

今朝は車がポーンと警告音を鳴らして、「外気温低下に注意」と表示した。外気温表示を見ると、3℃。この冬の最低気温だ。週末は雪になるらしい。帰宅時の外気温は9-10℃。昨日の日記を完成させる。さて、お次のお題は「ヘビロテ」。なんのこと・・・

iTunesで「Joe Hertler & The Rainbow Seekers」の「Terra Incognita」、「未知の土地」という意味のラテン語らしい、を聴いていた。ジャケットに惹かれて。

iTunesの「For You」に「ヘビロテ」という項目があるのに気付いたので調べた。「ヘビーローテーション」の略だから、よく聞く曲を指している。なるほど。

その程度の話。

[Perl 6] Perl 6が俎上に上る

2016 in review: A look at the year's top programming trends | Opensource.comネタ。

今年は、Perl 6は評価のまな板の上に乗るだろう。実際に使ってみる必要がある。

[哲学] ルネ・デカルト「方法叙説」

デカルトに焦がれて | コラム | シミルボンネタ。三宅先生の話を少し感動しながら読んだ。僕も若い時は、知的であるとか、理性的であるとか、論理的であるとかに価値を置いていた。そうあるべきだと。それに近いような気がした。

もう一つ、方法論としてはバートランド・ラッセルの論理学を追い掛けたが、この方向性でよいという結論は得られなかった。ウィトゲンシュタインの論理哲学論考でも答えは出ない。そして、ゲーデルを知ることになる。単純すぎる言い方だけど、論理では真理を得られない。それから長い時を経て、ノーム・チョムスキーの言語的創造力という言葉に出会う。ここで、なるほどそう考えればよいのかという実用的な結論に到達している。

ただ、論理はもっと先に進めるのかどうかという問題は残っている。そこにチューリングが存在している。この周辺がどうなっているのかを見る必要があるのが、最近の認識。

それはともかく、デカルトに焦がれるほどのところまで、デカルトを理解していなかったと思う。もう一度、読み直そうと思って、探し出した。養老先生が好きな哲学者はデカルトだけなのだそうだ。「方法叙説」(白水Uブックス、2005年;イデー選書、1991年)を養老先生の解説「脳の機能のきわめて明晰な表現」を読むために買い直していた。それによって、「方法叙説」をキチンと読んだかというとそうでもない。脳の機能を理解することは重要な出発点になり得るはずだ。

デカルトの思考は、脳の機能のきわめて明晰な表現になっている。そう私は感じる。もし宇宙人が来て、ヒトの脳の回路がどう機能するかを調べるとすれば、デカルトはたいへんよい例を提供するであろう。彼は、脳の余分な入出力を、「懐疑」というカミソリで、どんどん削ってしまった。彼は「感覚」を信用していない。これは、入力を全体的に信用していないということである。「考え」のほうも、ほとんど信用しない。「考え」とは、入力よりは、出力寄りである。そうしたら、「自分が考えているという意識」が、最後に実在感を伴って残った。そうデカルトはいう。「コギト」は、私にはそう読める。

(前掲書、養老孟司、118ページ)

三宅先生の話をきっかけに読み直そうと思う。

養老先生がデカルトにどの自著で言及していたかはもう思い出せないのだが・・・また、大量の養老本の山をひっくり返し始めた。とにかく、まずは「方法叙説」・・・

一応、本日記の「デカルト」に関連する思考を抽出しておこう。

更新: 2017-01-04T13:16:44+09:00

[政治] トランプ大統領が誕生して - SNS直接民主主義!?

広島県北部は雪で、三次の積雪状態がテレビに映っていた。今朝早く外を覘いたとき駐車場の屋根の水が凍っていた。広島南部は現在2℃。快晴ではないが。トランプ大統領のツイッターでFacebookページに就任演説が載せられたことに気付いた。

今、NHKの番組を見ていたが、結局、注視するしかないみたいな話で終わった。米国第一主義は考え方としてはこれまで通り、TPP離脱の話はまだ始まっていないことを始めないだけなので、ある意味、何も変らない。NAFTA再交渉は取りあえずは現状維持だろう。ISの壊滅、最優先=最新ミサイル防衛開発-米新政権:Cubeニュースは、どこまで新しい方向性なのかわからない。

どこまで本当か知らないが、「あさパラ!」でAndroid携帯からとiPhoneからのツイートの傾向が違うという話が出ている。昨日、34000のツイートは戦略的な物だという解析結果が、どこかで報道されていたが、横目でちらっと見ただけなので、詳細な内容は知らない。@realDonaldTrumpは2009年3月に登録されているので、8年間弱のツイート数ということになる。平均して一日に11-12回ぐらいツイートする必要がある。意味のあるリツイートだけでも毎日実行するのは大変だと思う。それが仕事の中心ではないわけだし。大統領選中のツイートはもっと多かったはず。そのうち、詳細な解析記事がどこかに出るだろう。

既に@POTUSにツイートは移ったようだ。並行するのかもしれないけど。

当然のことながら、米国第一主義がどのような政策に現れていくのかが問題なので、注視していこう。就任演説を聴いていると、ツイッターで私に働きかけよ、それに基づいて方向性を決めていくと言っているように思えた。政治を国民に返すと。議会制民主主義ではなく、SNS直接民主主義という感じだ。さて、どうなるか。大統領制だからできるのかもしれない。政党政治ではなくなる!?

Today's ceremony, however, has very special meaning. Because today we are not merely transferring power from one Administration to another, or from one party to another - but we are transferring power from Washington, D.C. and giving it back to you, the American People.

...

So to all Americans, in every city near and far, small and large, from mountain to mountain, and from ocean to ocean, hear these words: You will never be ignored again. Your voice, your hopes, and your dreams, will define our American destiny. And your courage and goodness and love will forever guide us along the way.

(https://www.facebook.com/DonaldTrump/posts/10158511247570725)

追記1: 「あさパラ!」の元ネタは、Text analysis of Trump's tweets confirms he writes only the (angrier) Android half - Variance Explainedで、実際的なテキスト解析の方法が記載されていておもしろい。この記事は昨年の8月9日付け。Rの使い手なのか。当然、Pythonも使っている。

追記2: ツイートのヒストリーも解析・ビジュアル化されている。Trump's Twitter History - POLITICO Magazine。2009年に登録しているが、2012年からツイートは増え始め、2013年には既に本格的になっている。わかりやすくて参考になるだろう。ただし、2016年4月までのデータ。新しい情報は購読して読んでくれということになるんだろう。

更新: 2017-01-21T11:33:36+09:00

[更新履歴] 2016年更新日記生産量 - 意味に向かって

恒例行事で、一応昨年の記事の数量的まとめ。

../images/2017/01/renewal_diary_productivity.png2001-2016年更新日記生産量推移

日記の元ファイルはSJISなので、2バイト文字で計算して、365日毎日1425文字生産していることになる。400字詰原稿用紙3枚/日ということになるから、年間400字詰原稿用紙1000枚程度。この程度のペースが続いている。

今年は、そろそろ形態素解析なんぞで単語の出現頻度の変化みたいな統計量を導入してみるかな。それは状態の変化を検出するに過ぎないので、僕はあまり興味がない。マクロな量にはそれほど意味がない。意味とは何だろうか。意味は細部に潜んでいる。その細部ができあがるメカニズムこそが意味に関係がある。細部をバラバラに分解してしまうと意味が失われる。蜘蛛の巣を解きほぐすと意味がなくなるのと同じように。ミンスキー先生はそのようなことをどこかで言われていた。

日記は言葉で書かれているので、根源的には「語の意味とは何か」がまず問題になるはずだ。これはウィトゲンシュタインの「青色本」(ちくま学芸文庫、2010年)の最初にある言葉でもある。

記号(文)はその意義(シグニフィカンス)を記号の体系、すなわちその記号の属する言語から得ている。簡単に言えば、文を理解することは言語を理解することである。

(青色本、17ページ)

既に「語の意味」の議論から「文の理解」の問題に発展している部分を引用。「語の意味」は「語の意味の説明」となり、指さしによる直示と言葉による定義に大雑把に分けられるという話になり、心的過程や連想機構となり、そして、記号の使用(use)、心的イメージとなる。その次に「文」としての記号が登場する。言語を理解するという話は言語ゲームに発展していくことを予感させる。

「記号の使用」という概念は、ウィノグラードを思い起こさせるのだが、日記を思考のツールとしていかに発展させるかという課題の解決に結びつくだろうか。オブジェクトのメソッドの概念と方法叙説の方法は結びつくのだろうか。新しい本質的な考え方が必要なのだ。

../images/2017/01/CIMG5609m.JPG「青色本」と「方法叙説」

さて、昨年はFacebookやブックカフェのお蔭で直接的ではないにしても思索が深まった。様々な連環がつながって絡み合っていく。今年も楽しみだ。

更新: 2017-01-04T10:11:54+09:00

[季節] 明けましておめでとうございます 2017

日記の年替えの作業に入ろう。

うまくいったみたいだね。

初風呂につかって出てきて、インデックスファイルの画像ファイルが表示されていないことに気付く。@niftyの古いhomepageサービスが終了した影響を受けている。画像ファイルのパスをtext.world.coocan.jpのパスになるように、CGIを修正。

もう新年1時半。ツイッターもこの時間になるとあまり新年という感じがないなと思っていて見つけた。ギズモード・ジャパンの大予言「2017年はこうなる」-編集部員編-。なかなかがんばっている。明日ゆっくり拝見しよう。

更新: 2017-01-01T01:32:48+09:00

[千夜千冊] 1629夜 吾肺はボロである

テレビのニュースでは場所によっては旧市内も雪のようだったが、雨が降っている。1629夜『肺の話』木田厚瑞|松岡正剛の千夜千冊ネタ。

愛煙家の松岡先生も観念して、断煙かと思ったが・・・お気をつけて、他の方々も。

[千夜千冊] 80夜 時の声

少し、時間のことが気になっていた。今年は時間の経過がいやに遅く感じられるのだ。まだ、一月が終わるまでに十日以上もあるなんて。往ぬる、逃げる、去るというわけにはいきそうもない。それで、J・G・バラードの「時の声」を思い出した。だいぶ前に一度話題にしたのだが、ブックカフェでもバラードの名前も出たので、少し何か書いてみよう。おそらくその繰り返しみたいな話になるが。80夜『時の声』J・G・バラード|松岡正剛の千夜千冊ネタ。

どんな話かは、千夜千冊に簡単に書いてある。松岡先生は映画にしてみたいとおもいつめられたこともあったのだそうだ。ただ、読み流して、頭に入るようなお話ではない。今読み直している。

to be continued...

[SF] 十夜一冊 第千百九十夜 ピーター・トライアス著「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」

時間ができたので、読み進めてみた。50ページぐらいまでは読まないとこの本の良さを予想できないかもしれない。この著者はおもしろい。豊かな想像力とユーモアで、若干の哲学と詩と医学やグルメなどの知識を散りばめ、在り得ない世界に説得力のあるリアリティーを持たせ、引き込んでいく。もう小説を読んでいるという意識がなくなり、物語の展開を追っていくことになる。ストーリー・テラー、素晴らしい才能だ。

../images/2017/01/CIMG5643m.JPG「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」(早川書房、2016年)

フィリップ・K・ディックの「高い城の男」に似た話だが、もちろん、ディックへの献辞もあるが、中味は全然違う。エンターテイメントだ。37歳か。若い世代の著者の本が目につくようになったかな。

下巻の最後に収録されている大森望氏の解説によれば、これはネタバレになるので先に読んではいけないが、日本文化の影響を色濃く受けている。著者の年代的にも表紙写真から読み取れるようにガンダム・エヴァンゲリオン世代でもある。といっても、そこに主題があるわけではない。グローバル化した多民族国家、現代米国向け「高い城の男」のアジア系アメリカ人版みたいな感じかな。主人公の一人、特高の槻野昭子は韓国とフランスの混血という設定だ。これ以上は止めておこう。読めばわかる・・・

僕が購入した上巻は、11月25日の7刷。10月25日発行。出だし快調。日本でも売れている。調べてみると夏頃から既に話題になっていたらしい。朝日新聞の「売れてる本」に書評がある。これも読まない方がいいと思うけど、リンクは残しておこう。ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン(上・下) [著]ピーター・トライアス [訳]中原尚哉 - 阿部嘉昭(評論家・北海道大学准教授) - 売れてる本 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

忘れていたけど、翻訳もなかなか芸達者だ。「電卓」は「tablet」の訳かなあと思っていたら、大森氏の解説には、「portical」(portable calculator)とある。それをもって芸達者と言っているわけではないので、後半をメカと共にお楽しみに。本当に英語はどうなっているのとは思ったけど、まあいいかみたいな感じ・・・

十夜一冊 第千百三十夜 宮内悠介著「盤上の夜」 (11/16/2016)で取り上げた宮内悠介氏も37-38歳だ。

更新: 2017-01-20T19:08:09+09:00

[SF] 「時の声」再読

千夜千冊、80夜 時の声 (01/20/2017)の続きを書こうと思って、「時の声」を読み直した。

「時の声」は謎に満ちている。まず、パワーズが最初に語るホイットビーのプールの表意文字と実験、主役のパワーズの病状(?)、麻酔性昏睡症候群の発見、コールドレンとコーマとの関わり、宇宙からの様々な漸減する等差数列の受信、パワーズの動物園、放射線と「沈黙の対」遺伝子、コールドレンの蒐集品、パワーズの表意文字上のコンクリート構造物、丘陵と湖と断崖、時間の波、最後のコールドレンの蒐集。すべて謎だ。他の登場人物はアンダーソンだけ。53ページの物語。ファンタジーとして読めば読めなくはないが、科学らしく説明することはむずかしい。

さて、ストーリーについての話を発展させることは本文だけではむずかしそうだ。

「コーマ」という名前は「残虐行為展覧会」(工作舎、1980年、原著: 1966-1969)の65ページに「コーマ、百万年の女」という短い断章があって、名前以外、ほとんど関連性を感じさせるものではないが、突然出てくる。このようなタイトルのついた短い断章を組み合わせた小説を、バラードは「condensed-novel」と呼び、従来の世界シリーズなどのスタイルを「linear novel」と呼んでいる{「溺れた巨人」(1971)の訳者大谷圭二(浅倉久志)氏あとがき}。「時の声」のコーマが百万年の女とは考えにくい。何が百万年なのかがわからない。百万歳!?人類が言語機能を獲得したのが十万年前ぐらいというのは当たらずとも遠からずらしいので、それより昔から存在していたというのはあまり意味がない^^;)・・・

凝縮断章小説(condensed-novel)を最初に読んだのは「時間の墓標」(創元推理文庫、1970年、原著: 1964年)の最後にある「終着の浜辺」、これを読んで実は僕は衝撃を受けた。これは凄い(何が凄いんだ)。クールで格好いい(いつも、ミーハーだね)。その頃、僕は既にヌーヴォー・ロマンにかぶれていた。

「時間の墓標」の伊藤哲氏の訳者あとがきにバラードの「時の声」の謎の持つ秘密(謎の謎)へのヒントがあるように思った。思い出した。引用しておこう。

・・・バラードはことにユンクの後期の著作、例えば『心理学と錬金術』といったむしろ神秘主義的な色彩すら濃い考え方に、ディレッタント的な関心を抱いているらしく思えるからである。内心の探求において、現在の意識と、人類の祖先の遺産---古態型の集団的無意識のつながりを主張することにより、人間意識のひろがりを時間的に大きく拡大し、さらに神話の解釈にもユニークな姿勢を示したユンクは、あるいはバラードのもっとも共感できる思想家だったのかもしれない。

(「時間の墓標」、訳者あとがき、299-300ページ)

バラードが「時間」をタイトルに用いたのは、他には「時間都市」(創元推理文庫、1969年、原著: 1962年)に同名の「時間都市」と「時間の庭」がある。

../images/2017/01/CIMG5650m.JPGJ・G・バラードの著作

時間絡みの短編では、SFとしては「時間都市」と「時間の墓標」がお勧め。「時の声」は理屈よりも「終着の浜辺」的世界観と詩情が心の琴線に触れるのだが・・・

松岡正剛先生とバラードとの対談「鉱物的風景の告示」が「残虐行為展覧会」の最後に収録されている。ここでバラードは次のように述べている。

・・・これからの文学は数学にも挑戦すべきだとは思いませんか。僕はいま文学は神経生理学の一分野になりつつあるとおもっている。かつての文学の栄光は消えた。もはや生物学が文学を包み込んでいる。しかし、この先、さらに物理学や数学だって必要になる。

(252ページ)

「時の声」にも数学的な表現はあるのだけど、「・・・螺旋形をえがいている一条のコンクリートが壁になり、床になり、天井になって、狂った蛇のように絡み合っている七階建ての途方もない建物だった。それが√(-1)の幾何学的模型だということを解いたのはコールドレンただひとりだったので、・・・」(46ページ)には首を捻ってしまった。思わず、「√-1の幾何学的模型」をGoogleの検索窓に放り込んでみた。「√-1」については定義通り「√(-1) = i」と表示されるが・・・英語がどうなっているのかまでは確認していないけど、建物の三次元的な構造を数式で表現したということなら理解できるが・・・

チョムスキー先生は、物理学においてさえ、数式を使わない記述的な論文はいくらでもあると言われている。ポストモダンの時代は、言葉の意味にもかかわらず、今や遠く、過去に去った。

バラードのSFは当時、1960-1970年代、ニューウェーブと呼ばれ、ポストモダンの流れに乗って、condensed-novelを生み出した。しかし、やはりどちらかというと古典的な「沈んだ世界」(原著: The Drowned World、1962年)、「結晶世界」(原著: The Crystal World、1966年)などの世界四部作が頂点だと思う。

松岡正剛先生は、バラードとの対談で、先の発言に対して次のように述べられている。

トマス・ピンチョンらはそちらに向かうでしょう。ただ、物理学も数学そのものにも革命が必要だ。クルト・ゲーデルの数学はあきらかに「想像力の数学」の領域を開いたけれど、残念ながら他の人が続かない。いま、数学も文学のような曲がり角に立っています。

(252ページ)

それから、もうしばらくするとバラード-セイゴオ対談(1977年)から40年経つ。これぐらいのスパンで、やはり、変化は訪れる。哲学や文学もどう変化しているのか。追い掛けていこう。言葉と物シリーズもご無沙汰になってしまったが・・・

更新: 2017-01-22T15:30:00+09:00

[SF] Philip K. Dickの読解

まあ、難しいことは言わないで、これまで著作のうち、手元に何を持っているかを整理しておこう。

../images/2017/01/CIMG5675m.JPGこの程度

日本での刊行は、著作年代順ではない。


もっとも古いのは、昭和52年(1977年)の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(浅倉久志訳、ハヤカワ文庫)。もっとも、持っているのは昭和61年(1986年)の14刷。アンドロイドは電気羊の夢を見るか? - Wikipediaにあるように、1982年のリドリー・スコットの「ブレードランナー」の原作として有名になった。

年代順に並べ直したリスト。

「高い城の男」は小説においては直接的な表現はないが、Amazon Studiosのテレビドラマでは、一種の並行世界を描いている。このテレビドラマと解釈を駆動力として、まだ読んでいない他の作品を読むきっかけにしよう。

更新: 2017-01-29T19:25:29+09:00

[将棋] 加藤一二三九段、公式戦史上最年長勝利

加藤一二三九段が史上最年長勝利「残る対局を頑張る」ネタ。77歳0ヶ月。

次の棋聖戦の相手が佐藤天彦名人(29)、大変楽しみだ。NHK杯棋戦で、渡辺竜王も破り、絶好調だなあ。

[スマートフォン] アンディ・ルービンの新しいスマホ - Essential Phone

Androidの父ルービン氏、“iPhoneキラー”のAIスマートフォンを年内発売か - ITmedia ニュースネタ。いや、懐かしい名前が見えて、ピックアップ。

まだ、内容がわからないので、何とも言えないが、Rubinがやるなら、おそらく凄いものになるだろう。

これも今年の楽しみの一つになるだろう。

[スマートフォン] Andy Rubinの行方

アンディ・ルービンの新しいスマホ - Essential Phone (01/15/2017)の続き。Andy Rubin Nears His Comeback, Complete With an ‘Essential’ Phone - Bloombergが大元のネタ。

Rubin氏のインキュベータ・投資会社のPlayground Globalの投資先はPlayground Global | crunchbaseにまとめられている。投資先の中のcastARのホームページ(Homepage - castAR)には「LAUNCHING 2017」とある。

大元のネタ記事には、CESでRubin氏はSprint社らと話し合ったとの記載がある。ソフトバンクの影!?

さて、物事は何ごとも簡単ではないが、どんな風に立ち上げていくのだろう。

大元ネタ記事の「The magnetic connector would allow Essential or even third parties to create hardware accessories that add features to the smartphone.」の記載も気になるね。Google、“組み立てスマートフォン”「Project Ara」プロジェクト中止を認める - ITmedia ニュースの話に結びつきそうだ。そうなると現実味を帯びてくる。「Reutersによると、Googleは自らProject Ara端末をリリースすることはないものの、例えばライセンス契約などにより、パートナーメーカーが同プロジェクトの技術を採用する製品を発売する可能性はあると、情報筋の1人が語ったという。」との記載がある。根本的な懸念点が払拭される。Androidなんだろうね。カスタマイズされるだろうけど。事実は現実になるまではわからないけど・・・

便利のために、投資先へのリンクをリストアップしておこう。

../images/2017/01/CIMG5644r1m.JPGDogfight

十夜一冊 第千四十夜 フレッド・ボーゲルスタイン著「アップル VS. グーグル どちらが世界を支配するのか」 (06/17/2016)を読むのが、アンディ・ルービン氏を知る最良の方法だろう。



更新: 2017-01-20T19:00:22+09:00

[社会] 迷える世界 - 日本の立ち位置

サンデーモーニング、新春スペシャル。鵺(ぬえ)が背景に置かれ、若い人へのインタビューでは「混沌の二文字」という言葉が聞かれた。鵺を退治するのは誰かという設定だが・・・

新時代のアメリカ、トランプ大統領を生んだ背景。KKKの支部が倍増。白人至上主義の新しい極右団体増加。ラストベルト。高額な学生ローン、若者の生活の崩壊。デトロイト、昔は1000万台の自動車を生産した。現在、人口は半減、公共サービスが提供できないぐらい。不法移民、1100万人。白人の比率が半減、50%を切る。白人の格差と貧困の苛立ち。

産業については保護主義、金融マネーゲームは維持の運営体制に見えるという。米国民の反応、厳密に言えば既に世界は戦争状態にあると言う人もいた。

イギリスが選んだEU離脱、中心にいたリーダーを直撃。EU発足は1993年か。イギリス独立党、元党首ナイジェル・ファラージ氏。移民・難民増加。ボストンは75.6%がEU離脱に賛成。離脱派のキャンペーンは誇張されていることがわかって、ファラージ氏は党首を辞任。ヨーロッパでも過激なリーダーたちが台頭。既存のリーダーを脅かしている。自国利害中心主義に戻らざるを得ない。

ロンドンではナショナリズム、米国の人種差別、テロ。モスクワではイデオロギーによる米国とロシアの第三次世界大戦を怖れる市民もいた。

強いリーダー求める、その背景に「格差拡大」。ポピュリズム。多数者の論理、少数者は迫害される危険がある。ファシズムに至る危険性。

70-80年間隔で世界は変わる。二次大戦(~1945年)後72年。その前はどうかというと明治維新(1868年)を置いている。その出発点を知っている人が亡くなっていき、社会は方向を見失っていく。generationは辞書には40年と昔は書かれていたが、長命化した今では70-80年と考えるべきなのだろうか。引き継ぐべきものは引き継ぐ必要がある。

鵺 - Wikipediaを退治するといっても下手をすると自滅する可能性もあるので、むしろ梟を掲げたほうがよかったかもしれない。中沢新一の「ミクロコスモス I - 夜の知恵 -」には、ギリシア神話の学問と芸術の守護女神アテナの連れとしての梟は、ギリシア古代においては、実はもっと複雑な性格を持っていたのではないかと、アメリカ先住民の神話の世界の梟の位置付けを持ち出して議論している。「梟は生と死がひとつに絡みあいながら流動していく、矛盾にみちた現実世界の真実を見つめている「夜の知恵」の持ち主であるとされてきた。梟はかならずしも、いつも機嫌のよい性格の明るい動物とは、考えられてこなかった」としている。さて、梟は現在の矛盾にみちた世界をどう見ているのか・・・いつの世も矛盾に満ちているわけだが・・・

解決策・対処策はあるのだろうか。といっても、人頼みではダメ。自分自身で考えて行動することが重要だ。目を見開いてみよう。今はそういうことができる時代だ。アテナの梟が肩にとまって、新しい動きを教えてくれるかもしれない・・・

更新: 2017-01-08T22:02:49+09:00

[仮想現実] CES 2017 - Daydream、PSVR、HoloLens

シリコンバレー101 (689) 2017年にVRは一般に普及するか? GoogleのDaydream Viewを試す | マイナビニュースネタ。今年はあまりCESの話題が出てこないと感じていた。この記事はDaydreamに関する良いレポートになっている。

VRはむずかしいアプリケーションだ。VRの話題ならと、気になって探すと、『グランツーリスモSport』PSVR版を体験。レーシングゲームとVRの組み合わせはやっぱり最高【CES 2017】 - ファミ通.comの記事もある。

Daydreamはお手軽だが、まだ大きな噂になっていないと思うので、日本では手に入るのかと探した。Google Daydream Viewの特徴と価格、日本発売日まとめ。Googleの格安VRヘッドセット。の記事が1月8日付けで出ている。

本体は安いが、Android 7.0搭載のスマホが必要。結局、手持ちのZenFone 2は、まだ32bitのAndroid 5のまま。この程度のマシンスペックでは無理なのかも。AnTuTu Benchmark v6.1.4で54217(前回のテスト: 44268、最先端のものは150000を超える)。この半分ぐらいのスペックでも低価格のメモリ1GB程度の新製品は今でも発売されているようだ。5/28/2015 (Thu.)[スマートフォン] ZenFone 2 vs. OnePlus Oneの記事が最初なので、もうすぐ2年が経過する。2年で3倍スペックが上がっているということか。

個人的にはVRよりもMR(Mixed Reality)のHoloLensだろうと思うのでさらに探すと、【イベントレポート】Lenovo、HoloLens互換のVRヘッドセット試作品を展示 ~2017年後半に300~400ドルで販売予定 - PC Watchが出ている。他にかなりのリソースを必要とする。本家では、HoloLensが12月2日より国内予約開始。価格は約36万円 - PC Watchのアナウンスが出ている。これも高価過ぎて一般消費者向けではない。

Daydream本体は1万円以下で現実的だが、実際のところ、何に使うのかということになりそうだ。ゲームはともかく、他のアプリを考えると、現実空間との融合がどうしても必要になりそうな気がする。LenovoのVRヘッドセットはビデオカメラ画像と重ね合わせて表示する。

Daydreamはネタ記事では実用的なデザインとしてはかなり完成度が高い感じなので、コストパフォーマンスを考えると選択肢として有力だろう。さて、スマホをどうするかな・・・

更新: 2017-01-15T13:35:57+09:00

[天候] 平地初雪

明け方、目が覚めると天窓のブラインドの端から外の明かりが少し漏れている。起きて、カーテンの隙間から外を見ると、予想通り明るい月が、雲のない西の空に輝いていた。この状態では雪はないだろうと思いながら、起きるには早すぎるのでもう一度寝る。朝、月が出て晴れていたよと言うと、雪が降っているという。外を見ると空は暗くはないけど、曇っていて、ボタン雪が降り始めていた。室温14℃、エアコンを点けるともう21℃。

気温予想は、日中4℃程度なので、降っても積もらないだろう。雪はすぐ止んで、また晴れてきた。北には雲があって、予報は雨か雪だけど、「この世界の片隅に」を見に行こうかな。

[天候] 平地大雪

昨日、バルト(Wald)11の帰り、雪が舞ってきたが、夜半は晴れてきていた。それまで疎らに積もっていた雪が朝になると冷えてきて凍結しそうだなと思っていたぐらいだったが、朝起きて外を見ると、雪がしんしんと降っている。

サンデーモーニングの番組の画面の外枠に表示されるRCC雪情報では、空港リムジンバスは1時間遅れ、アストラムも13分遅れ、バスも運行するが遅れるようだ。JR可部線は一部運休や遅れ。山陽新幹線は大幅に遅れる。大学入試センター試験は1時間遅れの場所も。広島修道大と広島市立大。中区の積雪は12cm、10cmを超える積雪は2005年以来だそうだ。室温は16℃あったが、中区は-1.2℃の最低気温。あれ、海田大橋は交通止めか・・・当然、仁保ICと呉ICの間も。海の上で、坂になっているし、凍結すると危ない。

../images/2017/01/CIMG5630sb.JPGベランダにて、経験のない積雪

昼までに中区の積雪が19cmに達し、30年ぶりの積雪ということらしい。



更新: 2017-01-15T09:19:35+09:00

[天候] 明日(1/16)の天候

状況が変化している。大雪警報が出ている。明日も朝は積雪の大きな影響がありそうだ。

RCCのニュースによると、やはり坂が鬼門だね。安佐南区ではトラックが坂を登れなくて立ち往生とか。

NHKに移ると、明日の南部平地も降雪10cmの予報。二日降り続くとは広島ではめずらしい豪雪だ。大丈夫かな。

交通機関の状況は刻刻変化している。要注意と言うことは間違いない。

../images/2017/01/CIMG5635m.JPG降雪風景

道路のシャーベット状の雪も分厚くなりつつある。まだまだ雪は降り続いており、明日はかなり大変になりそうだ。夕方、もう一度状況を見てみよう。

現在、Windowsの11時09分更新の天気予報は南区の気温0℃を表示している。

NHKのテロップは「広島高速1,2,3号線は通行止め。高速バスはほぼ通常通り運行。」などを表示している。広島南部の市町に大雪警報継続。11時15分。市内の路線バスは一部運休。11時18分。



更新: 2017-01-15T11:18:31+09:00

[天候] 明日の雪は・・・

昼から晴れたり曇ったりだが、気温が上がって、現在外気温3℃。道路の雪はほぼ完全に融けて、道端に残るのみ。明日の朝に備えて、玄関前や駐車場に残っている雪をみんなが通路から掻き出している。僕も箒を持ち出して、駐車場の出口の雪を取り除いた。

もっと状態が悪いまま、夜になって気温が下がってきたら困るだろうと思ったが、濡れてはいるが、ほぼ初期状態に戻った感がある。0℃まで気温が低下する夜半から明け方にかけて、どの程度の雪が降るかが問題。南部平地も10cm積雪の予報は変わらず、明日の夕方まで雪の降りやすい状態は続く予想。ただ、大雪警報はすべて解除された。

../images/2017/01/CIMG5639m.JPG雪は消えた

雪の風情がなくなって残念かな。撮影は17時16分。



[Windows] 「Windows 10 次期大型アップデート」 Creators Update

2017年の年明けから急ピッチで改良が進むWindows 10 次期大型アップデートは今春配信へ (1/4) - ITmedia PC USERネタ。鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:Windows 10の次期大型アップデートは「Creators Update」 3Dがより身近に (1/2) - ITmedia PC USERで話題になっていたことが現実になる。

「Windows Capture 3D」や「Paint 3D」などのアプリがおもしろそうだ。HoloLensや「Windows Holographic」をサポートしたデバイスで楽しめるらしい。

ちょっと楽しみにして待っておこう。

[仕事スタイル] 八つの職業

人工知能やロボットには奪われない「8つの職業」|WIRED.jpネタ。

心当たりがありそうなら、詳細をチェック、なくてもチェックしておく必要があるかもしれない。