今日は早めに起きて、残っていた年賀状を昼までに書き上げた。休みに入った昨日やっとスキャナと一緒に書斎に移動したDell2(DIMENSION 4300S)にインストールしている筆まめを使った。外は晴れていてコートを着なくてもセーター姿で十分耐えられる暖かさだ。宇品郵便局の年賀状の最後の束をポストに入れて、イオンに向かう。
掃除用品などと一緒にDOS/V SPECIAL 2006年2月号を購入。サンデーPCプロジェクトのタイトル「TVキャプチャ&ビデオ編集用テラバイト・マシンを製作」に惹かれたからだ。テラバイトのハードディスクは400GB×4でRAID5を構成する仕様である。最近のHDDは200-300GBがお買い得で、五千円/100GBの時代に入っている。
ベランダの床を掃除して思いのほか疲れて、本日の大晦日の仕事は終了。夜になると少しずつ寒さが足元から這い上がってくる。暖房を入れよう。
揺れた。地震だねえ。速報を見るなら、Hi-net 高感度地震観測網だ。揺れた2,3分後に既に情報が表示されている。『12月31日22時26分頃、大分県北部 またはその周辺で地震が発生した模様です。- 2005/12/31 22:27:19 発表』
昨年の年末の日記を読む。12/29/2004 (Wed.)[自然言語処理] 多重トピックテキストの確率モデルの記事を見つけて、ファイルを取り出す。昨日のことのように思い出す。毎年同じようなことを考えている。今年は、漠然とではなく、少し基本に立ち戻って考察を深めることができたかな。
皆様、良いお年をお迎えください。
RDF構造を持つ情報の様々な言語による表現の仕方を比較しているページである。英語、英語のハイパーテキスト、N3、Directed Labeled Graph、RDF/XML、N-triples、Prolog、SQL、XML(but not RDF/XML)、Javascript and Pythonの例がある。
最後に、『しかし、忘れるな ...』とある。少し訳してみよう。
『RDFを順番に並んだオブジェクトのフォーマットとして考えることは警戒せよ。セマンティックウェブは異なっている - それは蜘蛛の巣のようである。
興味深いチャレンジの一つは、オブジェクト指向の手続き型言語にn3のような言語をシームレスに混ぜ合わせることである。』
この文書は、Semantic Web Tutorial Using N3にリンクされている文書の一つであり、Sandro Hawke氏が著者である。
コンテクスト(contexte)、すなわち日本語で言えば文脈であるが、言わば行間を読む、文と文とのつながり・前後関係を読むなど、その読み方は読む人の知識と解釈に依存している。
本更新日記の場合は当然その時々の思いつきを短時間にまとめて書くのだから、随分端折って大幅に省略して書いている場合が多い。そういった省略、書いた人の頭に浮かんでいた様々な連想を補うのは、テクストを脳が走査したときに生ずる連想記憶や論理的に帰結される推論などである。ハイパーテキストの場合はリンクにあるテクストがそれを補う場合もある。
結局、テクストが読まれる結果生じる総体は、脳にある知識と脳の走査によって生ずる解釈・推論によるテクストの変形乃至は増殖、あるいは脳内テクストとの融合である。従って、テクストだけを機械的に処理する操作には生産的なものはほとんどないことになる。
テクストを「機械」に読ませるためにTim-Berners LeeらW3CはSemantic Webを登場させたわけだけど、RDF(Resource Definition Framework)にテクストを織り込まねばならない。Machine-readableな文書をWebで流通させることがSemantic Webの目的である。テクストの意味、読み方を予め指定しておくのである。いずれは「機械」が辞書や知識データベースをもとにRDFにテクストを織り込むようになるのかもしれない。
4/6/2003 (Sun.)[蔵書目録] 記号論への招待ネタ。
言語においては、文字という記号から語という統辞的単位が形成され、さらには統辞的単位の集合としての文が生成し、さらには文の並びが連関する。これがテクスト(フランス語ではtexte)である。ここまではテクストを生み出した当人には実体的なもののように思えるのだが、実はこのテクストは人が聞くか、読まないと意味が生じない。そして作成者における意味とまったく同じ意味が生じるかどうかは保証の限りではない。作成者においても時間が経過して読めば意味が変化する可能性がある。
パソコンテレビ「GyaO」: メタルギアソリッド4 トレーラーネタ(リンクはIEで開くこと)。PS3実機画像によるトレーラーなんだそうだ。コナミのMGS3 SUBSISTENCEのページと比較してみるとよいだろう。
『物語がコンピュータリゼーションされるということは、ツリー型ネットワークやスプレッドシートなどで情報処理をするのではなく、「知識は物語構造の中で表示できる」という確信を出発点にしなおすということである。』(「知の編集工学」295ページ)ということなのだが、ロジャー・C・シャンクの「人はなぜ話すのか - 知能と記憶のメカニズム」の最初の章、「知識は話である」に通ずる。もっとも、この本を購入したのは、松岡正剛の千夜千冊「人はなぜ話すのか」を読んだからだが。
なんとか最後の追い込みで予定通り最後の仕事を終わらせた。これで冬休みに入れる。帰ってきて、ブラウザを開くと更新日記の今日のアクセス数が360を越えているので目を疑った。みなさん今日から休みに入ったんだなと思う。
これまでの最高記録は、4/5/2005 (Tue.)[Perl] テキストのグラフ化 Uを書いた日の327。最近は、記事がない日は100以下になることが多い。RSSが普及して、サイトの更新状況を知ることが容易になった。以前はアンテナを使ったり、自分でヘッダを取得して、更新を確認したりしていたわけだけど。
インターネットのニュースサイトもテレビやラジオも今年を振り返る話題が多い。CNET Japanも3連発だ。
家内が混沌と化していたライティングデスクの上を整理して、新しい本をいくつかの山に積み重ねてくれていた。さて、少しゆっくりして、買い込んだ本でも整理してみよう。
新しい本たち「知の編集工学」の副題なんだが、確かにそうだなあと思う。
本を読んでいると連想が連想を呼ぶ。でもそのように感じ始めたのは最近のような気もするし、昔からのような気もする。コンピュータ関連の本だけ購入するという実際的な習慣から離れて、哲学や文学に回帰してきたのは、この日記を書き始めてからかな。情報が情報を求める。リンクしようとする。ということは文章を書き続ければ、世界が広がり続けるってことになる。HTMLで書けばハイパーリンクが記述できたり、メタ情報を付加するという芸当もできるわけで、従来にない文章が書けるようになった。これは人間に新しい脳をもたらすかもしれない。
「まさにミリオンセラー連発」--任天堂岩田社長が語るニンテンドーDS戦略 - CNET Japanネタ。
新しい鉱脈を掘り当てたのかも。ゲームマシンも高機能化して様々な使い道が考えられるようになった。辞書やPDAがポータブルゲーム機に統合化されていってもよいと思う。このスペックで、価格が15,000円というのが驚きかもしれない。
PDAや辞書と言えば、我がZaurus PI-5000も復活して活躍を始めた。手書き入力の効率に再度感動している。しかし、このマシン、50,000円以上の価格だったと思う。
年末特集:2005年にもっとも読まれた記事を発表! - CNET Japanネタ。更新日記でもかなり引用させてもらったので、感謝の気持ちをこめて。
今年の更新日記を検索してみると、140件あまりのCNET Japanネタ記事が出てくる。趣味が合うんだよな。
iTunesに挑むオープンソースソフトウェア「Songbird」 - CNET Japanネタ。
iTMSにつなぐにはiTunesが必要だろうが、Webブラウザベースの音楽配信サイトを統合して取り扱うという意味では確かに価値があるかもしれない。その方向性はおそらくダウンロードしたものを統合的に管理する仕組みになるだろうと思う。そうすれば、iTunesでダウンロードしたものも統合的に取り扱える。少し楽しみではある。が、それなら自作できないわけでもないだろうとも思ったり。
Songbirdnest.com | Songbird Media Playerを訪れてみれば概要は掴めるだろう。FirefoxのXULを使って作る。
書籍データのdmlを実際どのように書いて、Microformatに変換するのか見てみよう。
book: author: 松井孝典 著、「 title: 松井教授の東大駒場講義録 - 地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る 」、 paperback: 集英社新書 pbnumber: 0321G 、 date: 2005年12月21日 第 reprint: 1 刷、 page: 229 ページ、 price: 700円 /book:
<span class="book"><span class="author">松井孝典</span>著、「<span class="title">松井教授の東大駒場講義録 - 地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る</span>」、<span class="paperback">集英社新書</span> <span class="pbnumber">0321G</span>、<span class="date">2005年12月21日</span>第<span class="reprint"> 1</span>刷、<span class="page">229</span>ページ、<span class="price">700円</span></span>
松井教授の東大駒場講義録 - 地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る」、集英社新書 0321G、2005年12月21日第1刷、229ページ、700円を夕方、買い物のついでに未来堂書店にて購入。書店に入ると何か必ず本を銜えて出てくる性癖は直らない。 著、「
まえがきによると、最近は東大の学生は目が輝いていないらしい。この講義は「この世界は普遍か。21世紀を迎え、いま学問は何を目指そうとしているのか。20世紀までの学問を総括し、その全体像を紹介する。」という野心的な試みであったのだが、学生の授業評価ではその意図は空回り。昔は、理科の学生であっても、哲学や歴史や文学に深い関心があったが、最近は違うそうだ。なぜそうなったんだろう。帯には「東京大学では、こんな面白い講義やってます。あなたも受けてみませんか!」って書いてあるんだけど、東大生にはおもしろくなかったのかな。
人間はなぜ存在しているのか。なぜくだらないことに毎日わざわざ悩んで生きているのか。とても不思議だと思う。たまたま気候が現在のように安定してきたのは1万年ぐらい前でそこに文明が発達したらしい。これはUNDERWORLD(神々の世界)の話とも整合するわけだ。文明が発達できるほど穏やかな時代はそれほど長くはないのかもしれない。さて、・・・智求ダイヤグラムの説明ができていないが、まあいいか(^^;)簡単に言うと、縦軸に時間を、地球を中心に時間軸をスライスするように外側に宇宙規模の空間の広がりを考える。人間が知覚できる空間は時間と関係ができる。なぜなら、観測するための光が到達するのに時間を要するから過去の空間しか観測できないのである。そんなこと知っているって・・・そうだよね。[Added: 2005-12-26]
第1位に上げるのは、Google Desktop Searchとプラグイン(特にGDS Plugin for Becky!)、そしてサイドバー+プラグイン(特にTimeWarpのアナログ時計が素晴らしい)、タイムラインなどのGoogleデスクトップサービス群である。そして、Googleのデスクトップアプリケーション、Picasa2の登場。
第2位は、やはり話題性で、iTMS+iTunes+iPodだろう。
第3位は、Podcasting。RSSで配信される新しいメディアの登場である。
第4位は、GoogleのWebにおけるサービス群。Google Map + Google Earth、Google Reader、パーソナライズド ホームなど。
第5位は、昨年登場したNASA World Windのさらなる発展である。高解像度の海洋と月のデータを表示できるように拡張された。また、KatrinaのデータのAdd-onなどが登場し、地理情報システムに他の科学的歴史的情報を重ねあわせた利用が進んできた。
第6位は、hugin 0.5のリリース。素晴らしいパノラマ化ツールである。
第7位は、BatikやZGRViewerのような高度なSVGブラウザの登場。GraphViz + txt2graph.plとの併用。
第8位は、GyaOやTV Bankのインターネットテレビ放送サービスの開始。
第9位は、Pugs、PXPerl、XMLgawkの登場。
第10位は、Walking World、Vookshelf、背表紙データベースの各プロジェクトのスタート。ArrangeNote特別版のようなアプリケーションをCGIで動作させる方法の確立。rss2html.cgiのPodcastingへの対応。
敢えて順位を付けてはみたが、順不同でも良い。僕にとってはいずれも大切なものである。
2005年、あなたがハマったデジタル家電、インターネットサービスは何? - CNET Japanネタ。
アンケートの対象者がNetMile利用者という特殊な層を対象としているので、これが一般的な人の結果と同じとは思えないが、今年はブログやRSSが巷のものとなったのは事実だろう。家内も友人のプログや掲示板を読む時代である。RSSリーダーは少し専門的だから、下位にランクされるのは当然だろう。モバイルオーディオプレーヤーにはiPodが3位に、ゲームマシンとしてはニンテンドーDSが8位にランクイン。無料インターネットテレビ放送としてGyaO、Google Mapなどの地図サービス、WebブラウザとしてFirefoxが4-6位にランク。これまで、更新日記に取り上げなかったリンクを残しておこう。
GyaOはユーザー登録して見てみたが、Firefoxではニュースは再生できない。Yahoo動画と同様にIEで見る必要がありそうである。
混沌は増大する一方だが、とにかく適当に並べ替えてでも一旦どこに何があるのかを確認して記録を取ろうと作業を進める。
本棚A-6前独自規格のMicroformatで書籍データをHTMLに埋め込もうというアイデアの実践を始めたのだが、Bibliographyの現状を少し調べておこう。
"BibTeX as XML markup, examples"のHTMLは"BibTeXML document instance"、"MODS"、"Dublin Core / RDF"の項目がまったく表示されない。ここには、preタグの中に、該当のXMLやRDFがCDATAセクションに囲まれている。次のようである。
<pre><![CDATA[ ... ]]></pre>
IEでは、XMLやRDFのタグは表示されず、なぜかデータ部分と最後の"]]>"が表示される。IEで見ておかしいなと気が付いたのである。Firefoxでソースを見ると、勝手にCDATAタグに"--"を付加してコメントアウトしている。Firefoxのソース等を含めた表示を信じてはいけない。親切に変更してくれるので、製作者の書いたとおりになっていない場合がある。Firefoxをメインで使う場合にはプラグインのIE ViewやIE Tabをインストールしておくと便利である。
本来の意図通りに表示するためには、CDATAセクションのタグをはずして、preタグの中の<>を実体参照に変換しておけばよい。「コメントと CDATA セクション」では、現状のWebブラウザの対応がないので、WebページではCDATAセクションを使わないように推奨している。
ISO 12083の規格は本そのものをXMLで表現するためのものである。
混沌の収拾に向けて、少しずつ整理。背表紙データベースプロジェクト。
本棚A-2前日記をデータベース化、あるいはメタ化(Semantic Web化)していくために、Microformat(12/8/2005 (Thu.)[Semantic Web] Microformats)の考え方を利用してみようとしている。まずは、書籍データのdml入力とMicroformat出力の編集システムをdmlに組み込んだ。
過去の関連記事を見て、少し改定しておこう。[2005-12-25]
[dml入力]
book: author: 著者名 translation: 訳者 editor: 編・監修者 title: 書名 pubname: 出版社名 paperback: 文庫・新書名 pbnumber: 文庫・新書番号 date: 出版日 revision: 版数 reprint: 刷数 firstprint: 第1刷日付データ original: 原著データ page: ページ数 price: 価格 isbn: ISBN番号 /book:
[Microformat出力]
<span class="book"> <span class="author">著者名</span> <span class="translation">訳者名</span> <span class="editor">編・監修者名</span> <span class="title">書名</span> <span class="pubname">出版社名</span> <span class="paperback">文庫・新書名</span> <span class="pbnumber">文庫・新書番号</span> <span class="date">出版日</span> <span class="revision">版数</span> <span class="reprint">刷数</span> <span class="firstprint">第1刷日付データ</span> <span class="original">原著データ</span> <span class="page">ページ数</span> <span class="price">価格</span> <span class="isbn">ISBN</span> </span>
上記のMicroformat出力形式はわかりやすくするために、divタグを使うべき表現形式になっているが、実際にはspanタグを使って、class属性で意味を指定して、文章の中に埋め込んでいる。この方法では、XMLに簡単に変換はできても、一般的にRDF tripleに変換できないという問題はあるので、もう少しよく考えたほうがよいかもしれない。実際には知識があり、書籍の書名をキーにすればよいので、簡単に対応はできる。titleが書名のauthorは著者であるというtripleは、triple(author, 書名, 著者)という表現になる。tripleは、function(variable) = value という関係にある。すなわち、author(書名) = 著者 である。「書名のauthorは著者である」ということになる。今後は、更新日記自体をすべてRDFに変換するという方法も視野に入れていこうと思う。
最近の書籍データはすべてMicroformatで記述している。
「知の編集工学」をしばらく読み続けている。松岡正剛氏の本で最初に読んだ、知の編集術 発想・思考を生み出す技法」、講談社現代新書1485、2002年3月11日第7刷(第1刷: 2000年1月20日)、260ページ、680円は( 著、「5/16/2002[A.I.] 知の編集術)、「知の編集工学」のエッセンスを詰め込んだノウハウ本にまとめられていたが、「知の編集工学」のほうは大変生々しい感じがする。背景知識や歴史など様々な枝葉を落とさずに、すべてを盛り込んである。中味が濃い、知の編集工学の生命が生まれ出ようとする原初のスープである。もう千冊の千夜千冊なのかもしれない。この本はしばらく座右の書となりそうである。
「生きるとは編集することだ」ってわけで、スクリプト言語は生きるために必須だという結論に至る(^^;)毎日、スクリプト言語のパターンマッチ能力を利用してテキストを編集しているわけだからね。スクリプトが何か考えているわけではなくて、コンピュータがスクリプトに従って適切に仕事してくれる。言わば、コンピュータは脳の一部の機能をスクリプトによって外化、高速化した編集道具なのである。Perlのようなスクリプト言語をある程度使えるようになると、テキスト処理に関しては全能感に捉われるようになる。実際のところできないことはほとんどなくなるからだ。松岡正剛氏は「情報処理」という用語を、「情報編集」というべきとしている。確かに処理という言葉は、単に右から左へ横流ししているみたいな印象を受ける。情報編集装置としてのスクリプト言語の応用をさらに深めていく必要があるだろう。[Revised: 2005-12-24]
脳の拡張PCの演算作用は入出力と外部記憶の相互作用の中にあると考える。半分言い訳だったりして。肉体は身体としたほうがよかったかな。
メサイアを聴く前に、雨の中を廣文館金座街本店に寄った。日記の分類は、本でもよいのだが、SFにした。スティーブン・キングのほうはScience Fictionではなくて、Speculation Fantasyだろう。どちらの本も本の書かれた経緯を述べた前書きがおもしろい。
グレゴリィ・ベンフォードは、アイザック・アシモフの銀河帝国興亡史の続編を書く前に、アーサー・C・クラークの「銀河帝国の崩壊」の続編を第2部として書いている。これが「悠久の銀河帝国」としてまとめられ、既に単行本としては出ていたが、最近、文庫本として再刊されたのである。松岡正剛氏は「知の編集工学」で、「・・・物語というものが私たちの情報編集をかなり深層部分で規定しているらしい・・・」(258ページ)とあるように情報編集における物語の重要性について述べている。物語を紡ぎだす当の本人達の告白を読むと大変おもしろい。グレゴリィ・ベンフォードの「ファウンデーションの危機」の著者あとがき(下巻、519ページ)は読む価値があるだろう。小説家は自分の物語や他人の物語を媒介して読者や社会の様々な影響を受けながら新たな物語を生み出しているのである。[Added: 2005-12-24]
スティーヴン・キングは「ガンスリンガー」を1982年に最初に書いたのだが、ダーク・タワーのシリーズの最初に位置付けるために2003年に書き直している。本書の「はじめに---十九歳について(いくつかその他のこと)」と「前書き」を読めば経緯がわかるし、人生の儚さも詰まっているかもしれない。ダーク・タワーの翻訳は全7部で2006年秋に完結の予定。僕は別に新潮文庫からの回し者ではない。[Added: 2005-12-24]
午後5時半開演。弦の生の音の響きは心地良い。家内が合唱に出たので、見に行ってきた。合唱団はおじいさんから高校生までで構成される。毎年出ている方もおられるらしい。プロの独唱に負けずに合唱も迫力でがんばる。なかなかよかった。午後7時半過ぎ終演。
クライマックス全員が演奏するメサイアのハレルヤの場面に聴衆も起立したところ
スラッシュドット ジャパン | WWWの発案者Tim Berners-Leeがブログを開始ネタ。最初のブログ記事には455のコメントが付いた。
timbl's blog | Decentralized Information Group (DIG) BreadcrumbsにはWebページの作成にWebを直接編集するAmayaとNvuを使っているとある。最初のHTMLエディタもそのようなものだったらしい。アクセス権のある人がWeb上の文書を直接編集する仕組みである。
以前のAmayaはWindowsのホームディレクトリ名がASCII?コードでないとうまくインストールできなかったが、最新バージョンの9.3はインストールは成功する。ただ、encodingにShift-JISがリストされていても表示はできないみたいだ。
NvuはWYSIWYGのHTMLエディタでFTPでPublishもできる。Nvuを使って、更新日記を編集して、セーブして、パブリッシュしてみた。残念ながら、勝手にHTMLを整形編集してしまうので、RSSを配信するツールなどが動作しなくなる。タグの書き方とかタグの見易さの変更は仕方がないにしても、パラグラフに勝手に改行を入れるのだけは止めて欲しい。修復に随分手間が掛かった。
Normal on Nvu誰かがページに接続しているとメッセージが出て編集できない。
さきおととい、新大阪の書店danで買った3冊。最近ではめずらしく、断る暇もなく勝手に紙カバーを付けてくれた。いつもは聞かれたら資源の浪費なので遠慮している。
松岡正剛の千夜千冊『西田幾多郎哲学論集』西田幾多郎ネタでもある。西田幾多郎ねえ、そこまで戻らないといけないかなとか思ったりもしたが、もはや、人間とは何かを考えれば、人類の歴史を遡ることも厭わないのだから、明治・大正・昭和の初期であれ、同じこと。西田幾多郎の著作は「善の研究」ぐらいは一度購入したことがあると思うが、既に手元に残っていない。あるとすれば、岩波文庫だろうと探すと「思索と体験」と一緒に見つかった。最近は自分の過去の歴史を書物を通じて再構築しようとしているかのようである。
XMLを通じて、世界をどう表現するかということを改めて考えるようになった。これは認知科学に通じるし、哲学に通ずるものである。それどころか、あらゆるすべてにつながることである。昔、Prologでデータベースを作ろうとした時のことを思い出した。データベースを作ることはある意味世界を表現することでもある。今や世界はハイパーリンクを通じて一つになろうとしている。一つの世界の見方のようなものを表現できたらと考えている。テキストデータベースこそがあらゆるものを表現できる可能性を秘めているのではないかと思う。
解剖学教室へようこそ、ちくま文庫よ-6-6、2005年12月10日第1刷、221ページ、640円。例によって養老先生の本なのだが、1993年に原本が出ている。養老先生の世界認識の出発点なのかもしれない。『・・・ただ、人間はものを知ろうとする。それには限りがない。たとえ、限りがなくても、どこまでも知ろうとするのである。』『解剖がなぜ生じたか。その最後の理由は、これである。人間は、なにごとであれ、知ろうとし、知りたいと思うからである。人間は、自分自身のからだを、知ろうと思ったのである。学問とは、すべてこの「知りたい」から起こるのである。』 著、
時間城年代記:PはPythonのP ---P IS FOR PYTHON--- 00hネタ。Googleで機械伯爵とPythonでググると、我がサイトの機械伯爵の最新Python講座(FGALTSのPython会議室の機械伯爵氏の記事を収録したもの)がトップに出たりすることもあるのだが、機械伯爵のPythonブログ小説が一旦完結したので紹介しておこう。
TSNETのPython会議室でも連載されていたが、予定通り、10回で完結。SFになるのかと思っていたら、青春小説になった。
今日はテレビがおもしろくないので、昨日に続いて、「NHKスペシャル「宇宙 未知への大紀行」 第2集 地球外生命を探せ」を視聴。途中で止めたり、つまみで再生位置を動かしたりしてみたけど、自由自在に再生可能である。NHK関係で残っているのは プロジェクトXが2本だけというのが、少し寂しい。
番組が充実すれば、TV Bankで毎日カウチポテト族になる人たちが出てくる可能性があるだろう。お好み別再生お勧め番組表みたいなのができるかもしれない。映画も無料のものも結構たくさんあるなあ。
CNET Japan記事ピックアップ。メディア奔流の中心にはPCとインターネットがあるということ。PCの日用品化もそれを後押ししている。なにがどうなるんだかよくわからないが、メディア大変動の前触れなのかも。
日本経済新聞 2005-12-20、「メディア奔流 第4部 放送大競争始まる ネット勢、TV局を中抜き 著作権者と映像流通」ネタ。
Tech-On!の昨日の記事が気になっていたのだが、日経に記事が出た。TVBANKでNHKの番組が既に配信されているのには驚いた。さっそく、NHKの"NHKスペシャル「宇宙 未知への大紀行」第1集 ふりそそぐ彗星が生命を育む"を視聴してみた。1.5Mbpsでフルスクリーンモードで十分な画質で見ることができた。コンテンツもNHKがあるだけでもすごいし、これが無料なんだからね。問題は作業中のPCで「ながらフルスクリーン視聴」はできないこと。TVBank視聴用PCを準備するかな。
通信と放送の融合というよりは、インターネットと放送の融合であり、放送はオンデマンド型へ変貌する可能性が高い。PCはインターネットと結び付くことによってマルチメディアをとうとう実現したのではという気がする。
ビクターのHDD内蔵DLNA対応マイクロコンポに似ているソニーのMDスロット搭載ハードディスクコンポNAS-M7HDの新聞広告が出ていた。思い起こせば、松下電器のディードック(D-dock.jp) | Panasonicが最初の製品かな。さて、書斎のオーディオシステムをコンピュータとつなぐ方法をそろそろ考えたいと思ったりはするのだが、よく考えるとテレビをPCで録画再生するほうが先かなと思ったり。結局、そんなことをうだうだ考えているうちにどうでもよくなってしまう。この繰り返しだ(^^;)
日本ビクター、40GB HDDを内蔵、DLNA対応のマイクロコンポを発表 (MYCOM PC WEB)ネタ。AVプリメインアンプやDVD/CDプレイヤーを買い換えるのが少し早過ぎたかなと思うこの頃だが、タイミングというものがあるから仕方がないんだよね。
忘れないようにスケジュールをメモ。
ホームページAPIを調べているとデスクトップのプラグインが気になって状況を調べてみた。
その他にgdTunesという、サイドバーからiTunesを起動して操作するためのプラグインとGoogle Earthのファイルをインデックス化するプラグインをインストールした。
グーグル、ウィジェット作成ツール「Google Homepage API」を公開 - CNET Japanネタ。新たな展開が次々とある。デスクトップやホームページを自分のニーズに合わせてカスタマイズすることは楽しい作業でもある。「メモる」システムも類似したアイデアなので負けてはいられないのだが、便利なものは使わせてもらうのが合理的だろう。
情報管理、2005年12月号、Vol.46 No.12、「私の情報管理術3」ネタ。美崎薫さん、どこかでみたことはあったはずだ。BTRONの実践者、伝道師なのだそうだが・・・
1万冊もの本を読まれたそうで、しかし、そのうち重要なものは30冊に満たないそうだ。そのうち数冊は筆写、TRONキーボードでタイピング入力して愛蔵活用しておられる。OCRは使わない。その他、刺激的発想に満ちているが・・・その中でもモードレスで編集可能なハイパーテキストという概念はおもしろい。Wikiもそういう概念に近いものではないかと思う。
デジタルの本と比較して、紙の本は死蔵してしまうという話は確かにそうなんだけど、紙のカードは繰らないと役に立たないというのと同じで、本も時折引っ張り出してパラパラと捲らないことには役に立たないということはある。まあ、1万冊もあるとどこになにがあるのかさえもわからなくなるだろう。
Gordon BellのMyLifeBitsやDARPAのLifeLogに類似した概念は既に日本に息づいていた。
perl.com: Logic Programming with Perl and Prologネタ。
久しぶりにProlog+Perlネタ。昔、データからPrologのプログラムをPerlで生成していたことを思い出す。最近のPrologは実はよく知らないのだが、昔はデータをプログラムに記述することが必要だった。その時はPerlを糊として使っていたことになる。ロジックはPrologで書いたほうが、Perlで記述するよりシンプルになるということなのだが。
【レポート】SC05 - Microsoft ビル・ゲイツ氏基調講演から (MYCOM PC WEB)ネタ。
マルチコアとXMLがキーになる。シンプルである。
昭文社、ブログに地図が貼れる無料サービスをテスト公開 - CNET Japanネタ。
ちず窓βは地図の出版でよく知られている昭文社のサービスなのだが、地図としては大変見やすいものである。ブログに貼るニーズがどれほどあるかだが・・・おもしろいアイデアではある。
問題は地図上のブログなどのマークが視認上邪魔になることである。表示と非表示の設定や特定のマークのみ表示させる設定の仕組みがあると便利だろう。
晴れて、日が照ると冬でも気温が上がる。昼休みは空気が澄んでいて広島市街の高層ビル群が宮島と対岸の間によく見えた。こんなに見えるのは初めてだ。おそらく左側からリーガロイヤルホテル広島とアーバンビューグランドタワー、平和大通り北側の高層ビル群がそれに続いているのだろう。
昨日から感じるのだが、空気の透明度が高いせいか、夜空の星が多い。最近は星が見えないと嘆いていたのだが、街の明かりのせいでもないのかと思う。
「Googleデスクトップ2」日本語正式版を公開--Googleマップも表示可能に - CNET Japanネタ。
βの上にインストールするとデータは引き継ぐみたい。40万件のメールデータを再度インデックス化することになるのかと危惧しながらインストールしたが、インデックス・ステータスに変化はない。
天気予報も動き始めた。土曜日の広島の最低気温は-8℃になっているんだけどほんとう? Google ローカルの世界地図も楽しいかもしれない。衛星写真地図をダブルクリックするとブラウザで表示される。
朝晩とも0℃。乾燥しているので、車で出ても問題なし。門扉に付着した水滴が凍っていた。
@nifty入会12周年のメールが届いた。パソコン通信時代の恐竜が滅亡せずに、インターネット・プロバイダに生まれ変わった。一応、自作CGIが使えるところが止めなかった理由なんだが・・・
定点観測。この冬の最低気温かな。冷え込んできた。明日は車で出るかどうか・・・
雪煙る宵の明星孤独なり
先週12月7日、堂島アバンザのジュンク堂書店で、たまたまフラジャイル 弱さからの出発、ちくま学芸文庫マ-25-1、2005年9月10日第1刷、474ページ、1400円が目に入り、へーっ、こんな本があるのかと購入。 著、
土曜日は、例によってTeraに寄る。
いつものことながら言葉の連想が始まる。松岡正剛の千夜千冊『アンチ・オイディプス』 ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリに出てくる「機械」から、ジャック・デリダの「パピエ・マシン」、そして、Tim Berners-LeeのClosed World Machine、そして、「新・サルトル講義」における、サルトルの機械的決定論を人文科学へ適用することへの異議の話に連想が広がった。machineには機構や組織という訳語が与えられる場合もある。僕には、systemという単語が浮かんできて仕方がない。machineに「機械」という訳語を与えるのが、うまく重ならない原因になっているような気がする。機械という言葉は即物的で、感覚的には抽象性が不足しているからである。
養老先生の「無思想の発見」は、・・・(to be continued...)
本棚記憶インターフェースとしての写真第2弾。[本] 本棚の混沌 - My Perl Books, etc.の続き、年末に向けて、本棚の整理を続けている。本棚も使わなければ、本を忘れてしまう。 氏の著書を確認していると、目に見えているものの2冊以外に、5冊の著書が見つかる。こんなにあったんだと思いながら、懐かしく再確認した。
A-4棚に続いて、スクリプト言語関係をA-3棚にまとめる。LISP、Prolog、AWK、Tcl/Tk、Ruby、Javascript、XML関係を一緒にした。
本棚A-3前RCC(TBS系)12/10 8:00-9:25 「知っとこ!▽大人が熱中?スゴイ仕掛け絵本」ネタ。
Robert Sabuda(Robert Sabuda.com)の生み出す、手作りの仕掛け絵本。このような本のアナロジーを電子的に作るとどうなるかというのはおもしろいだろう。
RCC(TBS系) 12/10 8:00-9:25 「知っとこ!」の一画面(Amazon.co.jp:太古の世界 恐竜時代しかけえほん: 本)
Google日本の戦略レポート(前編)/SAFETY JAPAN 2005 [レポート]/日経BP社ネタ。
目新しい情報はないが、まとめ。最近、Google Mapを使って思ったのだが、表示には優れているが、地図の中味はYahoo Mapのほうが充実しているし、わかりやすい。まだ、Googleが完璧というわけではない。Picasa2は新しい写真を読み込むタイミングが遅い。新しい写真は同じフォルダに格納しても自動的に月別に表示されるのかと思ったらそうでもない。フォルダを作成した時点の月のフォルダと見做されてしまうので、月が途中で変わっても表示が変わるわけではない。時系列的整理をするためには月別に自分でフォルダを作り分ける必要がある。Google Desktop SearchはWindows起動時にHDメモリが足りないといってエラーを出して、再起動する必要がある場合が最近多い。と、いろいろケチをつけてみたくなる(^^;)ぐらいにイケテル・・・Windowsのデスクトップを占領したかのようである。
ようやくつながったね。@niftyの@homepageが夜の8時くらいから4時間ダウンした。こんなことははじめてだ。大規模な障害だが、なにが起こったのだろう。
本屋に預けていた本をアマゾンのマーケットプレースから調達。定価3,204円が1,000円+送料340円である。少し表紙に汚れがあると条件に書いてあったが、実際届いてみるとどこが汚れているのという感じ。本屋の本だって、汚れていたり、傷が付いているものを買わざるをえないこともある。それと比べれば随分お買い得。注文してから3日目には届く。
題名のごとく、数学は「パターンの科学」であることを説明した本である。数学がパターンの科学であるという定義はここ20年ぐらいで認められてきたということだ。以前の記事([蔵書目録] 言語と心理の統計)からの引用。『Keith Devlin著「数学:パターンの科学」の「言語のパターン」にはチョムスキーの仕事について明晰に説明が与えられているのだが大変おもしろかった。チョムスキーの仕事は数学を精密なツールとして使った言語のモデル化であるという説明に、ふーんそうなのかと思った。しかし、数学で表せるのは現実の一部分でしかないとも書いてあった。』
数学: パターンの科学―宇宙・生命・心の秩序の探求( 著、山下純一訳、日経サイエンス社、1995年1版1刷、2000年4刷)教育テレビの「ペーパーわんこのデジタル・フォトカード」『紙で手作りしたわんこをデジタルカメラとパソコンで加工。ひと味違うおもしろみを生み出します。』講師はイラストレータのいしかわこうじ氏。
自分で作った紙のおもちゃを風景の中で撮影して、絵本を作る。組み合わせの妙。Gallery of KOJI ISHIKAWA いしかわこうじにリンクを張っておこう。
記憶の断片:ペーパーわんこのデジタル・フォトカード(教育テレビ12月8日(木)午後9:30〜9:55)iCalendarの代わりになるCalendarのXML標準形式のようなものを探し始めたのだが、XML.com: The RDF Calendar Task Forceは見つかったけど、それが発展したという情報は見つからない。代わりに、hcalendar - Microformatsを見つけた。
MicroformatsはHTMLにSemanticsを導入するための標準化の試みである。HTMLを知っている人なら、誰もが知っている機能なのだけど、標準化して使うところが味噌である。実は、独自規格であっても導入する価値はあるなと考えていたところで、標準の提案があるなら、使える部分は使おうと思う。テキストだから、相互変換は容易なので、RDF/XMLであらねばならないということもない。良いアイデアと思う。
次のキラーアプリは「カレンダー」--「When 2.0」カンファレンス開催 - CNET Japanネタ。何を今更と思うが。カレンダーアプリは既に山ほどあるだろう。
無論、カレンダーは重要だ。「メモる」システムにもカレンダーは組み込まれているし、メモと連動する仕組みがある。メモをスケジュールで期間指定検索して、印刷すればスケジュール表が出来上がる。まあ大したものじゃないけど。他のツールとの連動だって、適当なスクリプトを書けば簡単だ。iCalendarが標準のようだし、この形式での出力は互換のために必要だろう。
“最先端ITの代名詞”から脱皮し,真の姿を見せたユビキタス:IT Proネタ。これからまだ世界は変わるって。まだ姿は見えないと思うけどね。早く見せてくれ(^^;)
さて、CP-600のニッケル水素電池は快調で、これには液晶ディスプレイをOFFにしていることも寄与していると思われるが、一回の充電で1-2週間、500枚程度の撮影に耐えられることが判明した。ケータイの手ブレに悩まされることはなくなった。
デジカメが撮影のコストを実質的にほとんどゼロにしたこと、GimpやHuginなどによる写真画像加工の自由さは革命的なことである。デジカメが新しい文化を生み出すだろう。
広島は初雪。朝、道路の雪は溶けていたので、車で出勤した。広島の周囲の山々は雪景色。宮島も雪に覆われていた。歩道には10cm近く積もっている。商工センターを過ぎてから、はつかいち大橋までが大渋滞だった。はつかいち大橋の上は雪がシャーベット状で、ゆるゆると走らざるを得ない。特にアーチ状の橋の頂上から下るのは怖い。ずり落ちることもなかったが、事故や渋滞情報をラジオで聞きながら、無理は禁物と自重しながら走った。
本棚記憶インターフェースとしての写真。Vookshelf Projectはスキャナを手元に置いていないので休止状態である。もっとおもしろいアイデアを思いつけば、また再始動したいと思っている。お手軽な本棚 写真だが、奥に格納している書籍を見ることができるのが便利かもしれない。背表紙の代用にはなるだろう。このような棚が8段作り付けの本棚が3列と6段棚×2列の木製の書棚がある。
本棚A-4前Perlの本は結局、「プログラミングPerl」を読むのがよいと思う。Windows上のPerlやjperlについて詳しく知りたいなら、僕の書いた「実践実用Perl」も参考にするとよいだろう。さらに様々なノウハウを知りたいなら「Perlクックブック」だろう。現在、アマゾンや楽天で"Perl"で検索すると、160冊ぐらいがピックアップされる。そのうち1/5ぐらいは持っている。「Perlプログラミング」(1993年2月)が出版された頃は、その他に前田さんの「Perlの国へようこそ」(1993年4月)と増井さんの「Perl書法」(1993年7月)と合わせて三冊しかなかったと思う。翌年、アスキーから河野さんの「入門Perl」が出たことまでは覚えている。僕がPerlを使ってみようと考えたのは、アスキー誌の1992年10月号の「SORT使いを目指せ」の記事にあった笹川達也氏の「参考出品---Perlだとこんなにシンプルだよ」を読んだからである。正規 表現の強力さに惹かれたのである。今でもクリアファイルに切り抜きを持っている。
コラム2 参考出品---Perlだとこんなにシンプルだよ(笹川達也著、アスキー、1992年10月号、282ページ)件のメサイア合唱練習に広島女学院大学に家内を連れて行った帰りに、またTeraに立ち寄る。天候が悪いため、行楽からショッピングに回る人が多いせいか、駐車場から混み合っていて、しばらく待たなければ入れなかった。中を歩くのにも邪魔になるぐらい人がいて、僕自身もその一人になっていたに違いない。
第21回クリスマス・コンサート・メサイア(広島女学院)今日は、「認識とパタン」の連想([千夜千冊] 編集とアナロジー)から、「知るということ認識学序説」の参考文献にある「生命と自由」を探したのだが、なぜか、岩波新書を中公新書と思い違えていて、出会うことはできなかった。帰宅して、アマゾンで検索しても出てこないぐらいなので、岩波新書の棚を探しても出会うことはなかったろう。「認識とパタン」もGoogleの検索結果からは、岩波書店のサイトで品切重版未定となっている(なぜか最近タイムアウトになるサイトが多い。今日はつながらない)。「認識とパタン」のGoogle検索では、我が更新日記の記事が3番目に出てくる。
結局、思いついて、朝日文庫の棚で、松岡正剛氏の「知の編集工学」を探した。朝日文庫でまとめた、今日の収穫。
昔を思い起こすと、本屋に入っても欲しい本がないなあとぼやくことが多かったが、最近はこれも欲しい、あれも欲しいと思う。1時間半ばかり思いつくまま、気儘に本を探して歩いたが、クリステヴァやお経の本など欲しくてもそのまま棚に預けてきた本が何冊もある。出版点数が増大して、内容的に豊かになったということもできる。"出版点数"でググってみる。2004年の書籍点数は出版年鑑によると77,031点だそうだ。1973年で20,138点という数字が挙げられているので、3-4倍の点数が出ている。この数字からは、なぜ出版不況というのかはよくわからない。細分化して、出版の効率が悪くなっているということがあるのだろう。図書館も蔵書の選択に頭を悩ませているらしい。
以前に本屋に預けてきた本を思い出し、新たに預けた本のメモを残しておこう。メモがないとすぐ忘却の彼方に消えてしまう。もっとも、メモがあったとしても、しばらくすればあったことさえ忘れてしまうのだ。
調べてみると、「知の編集工学」は[A.I.] 知の編集術の記事にある「知の編集術」の前に出た本である。
松岡正剛の千夜千冊「イメージ連想の文化誌」 山下主一郎 (第千八十一夜【1081】2005年11月30日)ネタ。
[本] ForesightのセミナーCD記事における、梅田さんの『あるがままを受け止めよ。アナロジーで考えるな。』という言葉に対して、松岡さんの『ぼくは編集思想の真骨頂はアナロジーにあると思っているのだが、そもそもイメージの本体もまたアナロジーの連鎖の途中を切断したものなのである。』を対比させてみよう。
梅田さんの言葉の真意は、アナロジーで考えて、安易に理解したつもりになるなということであろう。松岡さんの言う意味は、おそらく、アナロジーを考えることは、結果として差異を考え続けることによって、アナロジーの連鎖が生まれてくるということである。要は、早く結論を求めるか、徹底的に考え抜くか、アナロジーの連鎖をどこで断ち切るかの違いなのである。あるがままに受け止めよということは考えるなということではなくて、徹底的に考え続けよということにつながるべきである。
アナロジーはパターンマッチングで類似性を実体から抽出することである。これは現実認識の仕方の根源にある人間の本性であると言ってもよいのだと思う。暗闇で黒いバッグに黒猫を見出したり、放水路の横穴の影や配管にうずくまっている人間を見たり、有名なところでは「幽霊の手持ちぶさたや枯れ柳」のように柳に幽霊を見たりするのは視覚的なアナロジーである。本を読んだり、人の話を聞くことも、アナロジーを適用し続けることである。物事を理解することはアナロジーを適用して、自らの持つ認識との差異を確認し続けることなのである。従って、アナロジーで考えるなということは、表現としては自己矛盾である。考えることは、アナロジーを適用し続けることなのだから。
このパタン認識の問題は、「認識とパタン」をもっと厳密に読んで勉強する必要がある。再読しよう。
松岡さんの考えは、フランス流の哲学・文学に源を発しているように見える。これもアナロジーであり、単にフランス文学や哲学のほうに僕が最初に触れているからに過ぎない。
今日は、因島中庄まで法事で出掛けた。朝7時50分発。燃料満杯のアテンザを駆って、温品バイパスから山陽道広島東ICへ入り、小谷SA経由、福山西ICを下りて、尾道方面に向かい、しまなみ海道へ入る。新尾道大橋から向島を経て、因島大橋を通り抜け、因島北を下りて、9時50分着。片道約100km程度の行程。因島大橋の両側に広がる瀬戸内海は素晴らしい。
養老先生の「意識活動はすべて空」という意の「五蘊皆空」が書いてあるお経は般若心経であることに気付く。
めずらしいヒマラヤ桜を見せてもらった。11月に咲くのだそうだ。帰りも逆走するようだが、福山西ICに向かう。いつもついつい尾道ICに向かって逆に遠回りになる。尾道ICは山の中にあるのだ。
ヒマラヤ桜最近のCell関連記事のまとめということで。まだ道のりは長いが、夢があるのかもしれないね。ラックマウント型のワークステーションは売ってくれないのだろうか(^^;)もち、安くね(^^;;;
Business Week Online News Feeds : RSS Feeds, XML Feeds, Podcastsネタ。
Business WeekのRSS Feedsはその豊富さに圧倒される。Podcastも四種類ある。しかしねえ、情報もあり過ぎるのでは、ないのと同じ。収集保持しているリストから読むべき記事をさらにリストアップする仕組みが必要だ。とうとう、収集したRSSのリストは200件を越えてしまった。メールは毎日300通は届くし、まあスパムが相当含まれていることも事実だが・・・
BW onlineにあるRSS Feedsのプロトコルはfeedになっていて、httpではない。iTunesにPodcastのリンクをドラッグ&ドロップすると正常に読み込まれた。feedのままではブックマークに登録したものをhTunes(rss2html.cgi)では読み出せない。当然のことながら、ブックマークの管理でプロパティを編集してhttpに変更すると読み込めるようになる。
調べてみると、feed and rss protocols formatが詳しい。httpプロトコルのURIでは、必ずしもRSSリーダーを起動できないから、feedプロトコルによってRSSリーダーの起動を関連付けする。hTunesをfeedプロトコルに対応させることは極めて簡単だ。単にhttpプロトコルに変換すればよいだけ。ちょっと頭を捻る必要があるのは、4種類のfeedプロトコルの書き方に対応すること。
フォーサイト12月号に梅田望夫氏のフォーサイトクラブ・セミナーの講演を録音したCDが同封されてきた。コストは本誌の価格に含まれているとわかっていても、何か得した気分になる。
フォーサイト本誌は100ページ強程度で、ボリューム的には少ないけど、内容は充実している。梅田さんの「シリコンバレーからの手紙」が連載の一つである。セミナーは「ウェブ社会『大変化』への正しい対応・間違った対応」というタイトル。何が正しくて、何が間違っているのかということになるわけだけど、そのまま受け止めよ、アナロジーで考えるなということらしい。
アナロジーというのはおそらくインターネットのアマゾン?をセブンイレブンのように捉えるなということらしい。言葉の端々から意味を汲み取って類推するわけだけど、セブンイレブンのPOS(販売時点情報管理システム)とアマゾンやグーグルの広告システムの対比のようなものだと思う。顧客情報の活かし方のようなものの類似性をアナロジーと言われているのだと思う。しかし、セブンイレブンとアマゾンやグーグルを対比してアナロジーとして想起するのは困難だ。セブンイレブンをアナロジーの例として聞いて、ようやく関連を無理やり思いつくようなものである。思いついたとしてもそれがすべてとは考えないだろう。
もう一つ、おもしろかったのは自動車関連の会社の人が、インターネットと車との関連について質問すると、「日本では無理に結び付けようとする。自動車は移動するためのものであって、インターネットとは結びつきにくい。」というような答えがあったこと。確かにそういう側面はあるだろう。しかし、カーナビが広大な米国でどこまで有効かはわからないが、日本ではカーナビがインターネットにつながるとそれなりにおもしろくなるのではと思う。
このCDを通勤時間に聞こうとiTunesから音楽やPodcastをCD-Rに録音したものなどと一緒に、ForesightのCDポーチに入れて持ち運んでいる。車ではラジオしか聞く習慣がなかったのだが、意外と有効に時間を使えることがわかった。ラジオがおもしろくないときは、好きな音楽を掛けると気分が良くなる。CD-Rを真夏中、車内に置きっ放しにしておいても音声が劣化しないのにも驚いた。それでもCDそのものを車内に置きっ放しにする気にはなれないが・・・
Nature : Web Focus : Potcastネタ。Nature誌がPodcastの試験配信を始めている。
Nature誌から週一回の無料配信というから、スタンフォード大学のStanford iTunesに続いて驚いた。科学研究に貢献した人のインタビューである。iTunesにリンクをコピー・アンド・ペーストするように書いてあるが、ドラッグ・アンド・ドロップの間違いだろう。音声ファイル形式は.mp3である。
Nature PodcastをhTunes(rss2html.cgi)で再生中rss2html.cgiの音声ファイル形式のパターンマッチをAACオーディオファイルにつく拡張子.m4a(MPEG-4)にもマッチするように変更すると、関連付けされているiTunesを起動できることがわかっている。