One book ten nights: 十夜一冊

専用ページを一応開設。十夜一冊 第百十夜 伊達宗行著『新しい物性物理 物質の起源からナノ・極限物性まで』より、十夜一冊について転載。(2009-09-21,22)

十夜一冊は、100-1000冊ぐらいの本を、21世紀から過去と未来を見通すための書物として自分なりに選び出し、かつ読んでいこうというプロジェクトである。それほど計画的に選び出しているわけではない。その時々の行き当たりばったりである。自分で読むためなのだから、自分で興味のある範囲で選ぶのが原則である。

選ぶ本は、出版されたのが、再刊、改版を含めて、21世紀になって刊行されたものという基準を設けている。過去を振り返るだけでなく、現時点で未来を見通すということが一つの目的だからである。新たに購入したものだけでなく、既に購入しているものの中から選ぶ場合もある。十夜で一冊を読もうというのが基本的なアイデアであるが、十夜の間に関連のある書物を取り上げる場合もある。十の倍数でない夜の場合、副次的に選ぶ場合は刊行日についての基準を適用しない場合も出てくるかもしれない。そして、十夜一冊は時間的には錯綜する。重なることもあるし、前後し、戻ることもある。更新日記の一部であることも前提であるから、書き直されたり、追加されたり、十夜一冊から離れて展開される可能性も大きい。このように100%の自由度を宣言するプロジェクトなのである。しかし、十夜は一つのかたまりになるように構成していくことを意図している。したがって、テーマあるいはカテゴリを100ぐらい選ぶ作業にもなるだろう。



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