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| 2009年11月 | Monthly Index(2009年12月) | Timeline(現在)
12/31/2009 (Thu.)

アキバ系!電脳空間カウボーイズ: 第三百三回 行くサイバー来るサイバー 2009-2010ネタで始まる。レイチェル千石が久しぶりに登場。無理のない絶妙の合いの手で笑わせる。自然言語解析を一応やっているんだろうけど。すごいもんだと思う。実は、いつアップロードされるかチェックしていたんだけど、紅白にぶつけてきたね。1時間41分53秒。

【コラム】海外モバイルトピックス (39) 2009年の海外端末市場を振り返る | 携帯 | マイコミジャーナルネタ。結局、iPhoneに代表されるスマートフォン+フルタッチ端末が伸びている。ケータイ端末の高性能化は半端じゃないから、この流れは止まらない。

電子ブックリーダーが話題になっているが、PSPのコミックやiPod touchの電子書籍は見辛いというのが印象である。ディスプレイのサイズに適した表示を考慮した作品が必要だ。無料だからかもしれないが、まったく表示を考慮していない作品もある。そのままでは字が小さすぎてまったく読めないか、見辛い。拡大させるのは簡単だが一覧性がない。左右にスライドさせつつ読む必要がある。面倒くさい。本を適当に表示させて読むにはある程度のディスプレイ・サイズが必要だという結論だ。

images/2009/12/PC310001-3s.JPGiPod touchの電子書籍とPSP1000のコミックリーダー

ラジオ版 学問ノススメ Special Edition: ドナルド・キーン(日本文学研究者、文芸評論家) [2009/9/20放送]をイオン宇品の駐車場の待ち時間にiPod touchで聴いた。最近の日本文学についてインタビュアーの蒲田健氏が聞いた。仕事で忙しいので最近のものはあまり読んでおらず知らない優れた作家がいる可能性のあることは否定しないが、また読みたいと思うような作家には出会っていないとの答え。今は老大家がいないとも。日本は大変な時代に優れた作家が現れているのではないか。特に戦後はすごかった。太宰、谷崎、志賀直哉、三島由紀夫、安部公房などが上げられた。谷崎の「鍵」の中央公論の連載では、雑誌の刊行時に読者は並んで雑誌の名前ではなく「鍵」をくれと言ったというエピソードが語られた。昔は小説ぐらいしか娯楽がなかったのである。

新潮2010.1号には特別対談、東浩紀、平野啓一郎、「情報革命期の純文学」がある。批評の読者をマーケットとして捉えたり、小説の多様性が確保されていてよいという話があったりして、なるほどそういうもんなのと感心したりしなかったり。批評は3-4万の読者を抱えているらしい。小説はというと最近では1万売れれば編集者も喜ぶみたいなことらしい。しかし、1万ぐらいの売れ方では、年一冊書くぐらいでは小説家は食っていけないだろうということだ。最近では印刷がペイする最小部数は2,500部ぐらいまで下がっているらしいが、その前提条件は作家にとっては厳しいものだろう。もはや電子出版しか道はないのでは・・・

それはともかく、良いお年を・・・

お風呂の中で新年を迎えてしまった^^;)

明けましておめでとうございます。すぐ新年のページを作るのも継続性がないので、まあもう少し続けようか。経済危機の中で、とうとう松岡先生も千夜千冊連環編ではリスクや経済理論の本を連続して取り上げられている。ISIS本座 1337★夜 - 『市場・知識・自由』フリードリヒ・ハイエク (2009-12-27)ISIS本座 1338★夜 - 『資本主義と自由』ミルトン・フリードマン (2009-12-31)という具合だ。経済というのもわけのわからないもので、順序立てて問題はここにあるのでこうすればよいというような説明がむずしかい。テレビでしゃべっている政治家もどこまでわかっているのかよくわからない。この世界で生き延びるために、今年は経済の勉強でもするかなと思ったり・・・原理的には、グローバル化によって東アジアに進出するしかないということなのだが、日本国内にどのような仕事が残るのだろうか。

新年早々、深刻な話で幕開けだが、今年はTSNETスクリプト通信も3年目に入る。第8号、2月号が2年目の終りの号、5月号が第3巻第1号、第9号だ。Webでスクリプティング言語の重要性は増していることは間違いない。さて、このWeb世界もどのように展開していくのか楽しみだ。さらに発展していくことは間違いないだろうから・・・次の記事は新年のページでお目にかかりましょう。

更新: 2010-01-01T00:49:14+09:00

【コラム】手のひらサイズのクリエイションツール (10) 生活を便利にするiPhone用クリエイションアプリ、厳選5アイテム紹介 | クリエイティブ | マイコミジャーナルネタ。

Air Mouse Proを使ってみた。おもしろいことができるね。サーバーをPCにインストールする必要がある。iPod touchが無線マウスになる。

images/2009/12/PC310003s.JPGAir Mouse ProのiTunesコントローラ

パイレーツ −掠奪海域−: つらつらぐさなど、つらつらぐさネタ。

偶然と必然の高橋克彦氏については、「総門谷」の総門はソロモンにつながると教えていただいた。その他、いろいろ気になるアイテムが満載なので目がちらついていますが・・・

クライトンの死後発見された遺作として発表された「パイレーツ」は米国でも11月24日に発売されたところで、仮訳とはいえ、既に翻訳を読まれたとはうらやましい。Pirate Latitudes - Wikipedia, the free encyclopediaによれば、遺作と言われた「Next」と同時並行で書かれたと言われる。少し前に購入したジョージ・ジョンソン著、水谷淳訳「量子コンピュータとは何か」(ハヤカワ文庫〈数理を愉しむ〉シリーズ、2009年)に挟まっていたパンフレットの新刊案内にはトップに記載されていました。まだ、店頭では見かけていませんけど。

images/2009/12/PC310001s.JPGパイレーツの広告と「量子コンピュータとは何か」

メモ:Miyakoとかしゃばけとか: つらつらぐさ。Miyakoはどんなことが出来るのか、試してみたいですね。Miyakoメインサイト。インストールは簡単そう。ゲームもオープンソースに向かうネタ(^^;)

ちょっと古いけど、自分の勉強のために試してみました。ボタンonボタン: つらつらぐさ。次のように書いても動きました。「f = b = fb = []」と書くと、空っぽの配列をまず作って初期化するという意味だけでなく、サイズが等しい配列と初期的には考えてしまうのかも。

require 'tk'
f = []
b = fb = []
3.times do |i|
 f[i] = TkFrame.new.pack
 3.times do |j|
  k = i * 3 + j
  b[k] = TkFrame.new(f[i]).pack('side' => 'left')
  b[k] = TkButton.new(fb[k], 'text' => "#{k + 1}", 'width' => 7).pack
 end
end
Tk.mainloop

更新: 2009-12-31T11:44:57+09:00
12/30/2009 (Wed.)

Appleタブレットは「触覚フィードバック付き」で来年発売? | WIRED VISIONネタ。

こんな感じに近い話を日本の新聞で少し前に読んだ気がするけど。タッチパネル - Wikipediaに触覚フィードバックについて少し記載がある。

昨晩、歳末大抽選会にゆめタウンに出かけたとき、当然紀伊国屋に寄る。「新潮」2010.1号がやはり欲しいなと思っていたからだ(偶然と必然 II)。1冊残っていた。同じ文芸雑誌のコーナーに「詩と批評 ユリイカ EUREKA」(青土社)がある。最近ときどき手に取ってみていたが、僕が大昔に読んでいた頃とは違う雑誌になったねと感じていた。全体的に波長が合わない雰囲気が漂っていたのだ。2010年1月号は違った。背表紙に「白川静」の文字が・・・

images/2009/12/PC290001s.JPGモノクロームの新潮とユリイカ

写真はモノクロームではない。ユリイカの表紙に記された文字は「聖」である。



images/2009/12/PC300002s.JPGユリイカ2010年1月号の金色の裏表紙と目次の開き

右から左へ「言語」と記されている。


「特集*白川静 - 100歳から始める漢字」、おそらく白川静生誕100年を機に漢字を見なおそうという趣旨だろう。インタピューや対談には、梅原猛、松岡正剛、石川九楊の各氏の名前が見える。僕が最近白川静に関連して日記で編集しつつある方々である(十夜一冊 第百六十夜 白川静+梅原猛『呪の思想 神と人との間』、11/10/2009)。石川先生は「近代書史」という本で白川静について述べておられるそうだ。「書く - 言葉・文字・書」には言及はなかったと思う(十夜一冊 第百四十夜 石川九楊著『書く - 言葉・文字・書』、2009/10/17)。

松岡先生はインタビューでおもしろいことを述べている。

・・・文字というものはオーラル・コミュニケーションの中から連続的に出てきたものではない。いくら幼児や子供が喋れるようになっても、そこからは文字は出現しないんです。楔形文字やヒエログリフにしても、それがアルファベットになったときも、あるいはルーン文字や西夏文字のように生まれたのに消えていく文字にしても、ある思索とか何かの手前の「意味のエネルギー」を勃発させているものなんです。比喩的に言えば、文明のプログラミング言語のようなものです。コンピュータで表現できたものが英語があろうと日本語があろうと、プログラミング言語自体の中にはそれらの全システムを支える手前の勃発力を踏み固めて組み立てているものがあるわけです。しかも文字というセットは、ある量に達しないと機能しないという制限を持っている。だから、非常に不思議なものなんです。・・・

(147ページ)

漢字/文字は、原初は意味のある記号であり、神と人間との交通手段であった。それがしだいに人間のコミュニケーション手段である音声言語と結びつき、文字言語に変化していったはずだ。漢字の場合、人間のコミュニケーション手段となるプロセスに1000年ぐらいを要した。そんなことを白川先生は言っていることになる。漢字が音声言語と結びついたという証拠がいつ頃から出ているのかよくわからないが、漢字の読み方はどのように表現されたのだろう。日本語の場合はかなやカタカナがあるわけだけど。最近の中国語(漢語、あるいは中文)は音声表示にアルファベットを使っている。

漢字/文字学を学ぶ意味があるとすれば、文字の持つ「意味のエネルギー」の使い方を学ぶことにあるのかもしれない。しかし、文字だけからは文法は生まれないなあと思う。そうでもないだろうか。語のイメージや概念は文字に依存する面が多いだろうが、音声言語と文字が融合して以来、文法に影響をまったく与えなかったとは言えないだろう。しかしながら、文法が生得的と考えれば、文字言語の生成は文字に脳が視覚的に作用した結果と考えられる。

更新: 2009-12-31T11:43:04+09:00
12/29/2009 (Tue.)

流川には流れずに、真面目に帰宅して書いている。その後。

もう、Ubuntuには関係ない話。ソニー14インチの代わりに、DellのUltraSacn 800H Series Model D825HTがWindowsサブ機に接続された。画面のプロパティの設定の画面の解像度は最大で1920x1200の設定が可能だ。欲を出したのが破滅の道を開いた。接続しただけで自然に設定された1024x768で妥協しておけば問題は起こらなかった。それを少しでも解像度を高くと欲を出したのが失敗だったのだ。

「OUT OF SCAN」の表示。最初の一回目はCtrl+Alt+Delで設定画面に戻れたので甘く見た。次から戻れなくなったのだ。リセットしても、再起動しても、電源を抜いても、「OUT OF SCAN」から逃れられない。PCの強制的再起動を繰り返していると、とうとうメモリチェックに入る。3段階のメモリの整合性チェックが始まる。ハードディスクがクラッシュしているとヤバイ。バックアップしていない筆まめの住所録のことが頭に浮かぶ。延々と続いたメモリチェックは完了した。エラーは出なかった。運が良い。

冷静になって考える。画面の解像度の設定変更をディスプレイの表示を使わずに達成する方法は・・・VNCが動いていたっけ。いやー、動いていないよな。別のディスブレイを接続して状況を変化させるしかない。Ubuntu機からソニー14インチをはずしてつなぎ替えるがそのままでは「OUT OF SCAN」のままだ。仕方ないのでもう一度強制終了して、再起動。高解像度、1280x1024ピクセルで立ち上がる。解像度を1024x768まで落としてシャットダウン。そうしてもう一度Dell15インチにつなぎ変えて再起動。やったね。正常に起動表示された。ソニーはUbuntu機に戻した。やれやれ、もう触らないよ^^;)

でびさんの「UbuntuのOOoはどうですか」に端を発した大騒動。その顛末。

前のバージョンが何だったか、もう記憶にないが、うむ、Parrot-1.0.0 Ubuntu パッケージ (2009/03/27)、これか、8.10だね。OOo Writerの動作を確認していると、9.10にアップグレードのメッセージが出るので、つい開始してしまった。ライブラリのアップデートのメッセージも出たのだが、それをほったらかしにしたのが騒動の元かどうかはよくわからない。これからアップグレードする人は現行システムのアップデートを必ず完了してから実行すること。それでも僕は何も保証しないけど。Ubuntuのホームページにはそう書いてある。Ubuntu 9.10へアップグレードを行うには | Ubuntu Japanese Teamをよく読むべし。

PCはDell Dimension 2400C(Celeron2.4GHz+512MBメモリ)なのだが、9.10にアップグレードインストールしてみると、画面の最大サイズが、800x600になってしまった。8.10では1024x768だったのに。いくらなんでも800x600では使えない。一度グラフィックスカード(PCI Express x16)を挿そうと思って開けて、インターフェースがPCIだったので挿せなかったのだけど、そうこうするうちにシステムがおかしくなって正常に立ち上がらなくなった。結局、クリーンインストール。それでも、800x600のまま。

結局、年末の大掃除を兼ねて、はがき印刷・SCSI接続スキャナ専用Windowsサブ機のCRTディスプレイに入れ替えると、ソニー14インチと認識され、最大で1024x768が使えるようになった。ディスプレイドライバの相性あるいは選択の問題なんだろう。このディスプレイ(HMD-A101)は小さいのにWindowsでは驚くくらい高精細の表示、1280x1024が可能。これで一応収まった^^)

問題の騒動はこれからだった。・・・おっと、これから最後の忘年会、ゆめタウンで歳末大抽選会に参加してからね。続く。

外は4℃。大晦日から天気は大荒れという予報も出ていたようだ。各所で2009年を振り返る記事が既に出ている。覗いてみよう。

2009年版「あなたが今年買って失敗した製品、サービスは何ですか? 」 - スラッシュドット・ジャパンから。なるほどなるほどと思って読む。まあ、ねえ、失敗しても買える人は幸せかもしれないし、なんとか使いこなして、みたいな世界もある。そのような商品やサービスの限界を身を持って体験することも大切かもね。

次に、フォトレポート:2000年代の革新的な電子機器--米CNETが選ぶ20製品:ニュース - CNET Japanでも見てみよう。PS3が入っていないのがねえ。しかし、iPod/iPhoneの存在は大きい。僕が既に3機種を購入してみようと思ったぐらいだから。ただ、iTunesが存在しなければそのようなことは起こらなかったと思う。情報処理の観点からは任天堂DSのスタイラスペンのインターフェースにも注目している。昔のZaurusの手書き文字認識を知るものとしては。Appleが新たなマルチタッチ特許 - こんどはキーボード+マウス+スタイラス? | パソコン | マイコミジャーナルのような記事もある。

来年を占うという意味で、【本田雅一の週刊モバイル通信】 2010年のモバイル機器市場を占うも取り上げておこう。僕が思うのは、もちろんiPod touchでPodcastを聞きながら、SpeedTextで新潮の記事のメモを取るというマルチタスクを目の当たりにし、バッテリーも結構持つという経験に基づいて、AppleのデザインとARM系のプロセッサの実力に感心しているからだけど、これは既にパーソナルコンピュータそのものだということである。もう既にモバイルとデスクトップを分けて考えることは古いかもしれない。もちろん、AppleがKindleの後を追うような単なる電子ブックリーダー製品を出すわけがない。メインフレームをPCが追い落としたように、モバイルがデスクトップPCを追い落とすかもしれない。実際、既にケータイが繁栄しているわけだ。PCを必要としない人もたくさん存在している。iSlateがARM系CPUを実際に搭載するかどうかも注目点である。P.A.Semi設計のCPUを搭載するという報道(The Tablet、2009/09/15)にもあったようにその可能性は極めて高い。先の記事には、Intelのモバイル向け次世代CPUであるArrandaleのパフォーマンスは上がってお勧め?だが、消費電力は高くバッテリー駆動時間は現行より短くなるという予想が記載されている。

次第にiPod touchネタになってしまう(^^;)来年もAppleで明けて、Googleで暮れるかもしれない。ソニーと任天堂にはがんばってほしいね。

更新: 2009-12-29T14:35:58+09:00

iPhone/iPod touchでBluetoothキーボードを利用可能にする「BTstack」 | パソコン | マイコミジャーナルネタ。

インテリジェントなソフトウェアキーボードやSpeedTextのような手書きメモもあるiPhone/iPod touchではあるが、やはりキーボードを使いたいというニーズは当然ある。キーボードの高速入力を手書きで上回ることは原理的に難しいだろう。速記でも使えば可能かもしれないが。念力入力とかね(脳内で思い浮かべた文字を入力する試みに成功 - スラッシュドット・ジャパン^^;)

BluetoothキーボードはBluetoothキーボード一覧 - Bluetooth Maniax Wiki Databaseに詳しいが、既にケータイでは使われている。Appleが新しいモバイル用Bluetoothキーボードと一緒に使えるようにする可能性はあるだろう。iSlateの登場時点の可能性もあるかもしれない。iSlate(=iPad,iTablet,The Tablet, Apple Tablet)にキーボードが搭載されるのだろうかという話にもつながっていく。

更新: 2009-12-29T09:56:14+09:00
12/28/2009 (Mon.)

Cygwin 1.7.1でck - jarp,経由、[Soft] Cygwin 1.7.1 で ck: 遠回りするかなネタ。

ck3はコンソールが起動した状態でカーソルが点滅したままになり、ディレクトリの表示に到達しない。ck2を後者の記事から辿ってインストールしなおすと、起動できた。

しかしながらそのままでは盛大に文字化けするので使えるとは言い難い。CYGWIN=codepage:utf8の設定をLife with Cygwin 21に従って試しているが、はずしてもダメ。はて・・・いつものことながら無理して使うこともないと思ってしまう。

コマンドプロンプトのbashのほうがまともだなと触っていると、Google日本語入力の欠点を発見。DOS窓ではかな漢字変換ができないのである。

更新: 2009-12-28T22:52:43+09:00

年賀状を昼過ぎには投函してきた。昨年よりも二日も早く出せた。しかし、筆まめの住所録と今年の年賀状、喪中はがきや引越し案内の実体が持つ情報の整合性を取るのは殊の外手間取るものである。今年はすべて一覧表に出力してチェックし、一覧表上で修正データ入力したので、プリンタトラブル以外のミスはなかった。ようやくゆったりとした気持ちで年末を迎えられる。【レポート】2010年、Firefox 3.7とFennecのアドオン機能はこうなる! - Add-on-Con | ネット | マイコミジャーナルから連想したネタ。

Webとデスクトップの融合を標榜した「実践実用Perl」(毎日コミュニケーションズ、2004年)も売り切れたと思っていたらネット書店各所にはまだ出回っている。日本にjperlユーザーは何人おられるのだろう。本書はブラウザをインターフェースとしたデスクトップ・アプリケーションの提案でもあったわけだが、それを書いた頃から、Google DesktopやFirefoxのアドオンやら発展は目覚ましい。

最近では、ブラウザ自体のデスクトップ化が進みつつある。クラウドのGoogle WaveやGoogle Docsなどを併用すれば、ブラウザだけで相当高度なことができる。なにもかもが、JavaScriptに向かっているのは少し残念な気がしないわけではない。いずれはParrot VMがWebブラウザに搭載されるのではないかと大いに期待しているところだ。

パーソナル・クラウドも登場してきている。最近では、ServersManを使うと、iPod touchにブラウザでアクセスできるようになっている。Chromium OS、そして、Opera 10.10で紹介したOpera Uniteも同様の仕組みのようだ。こちらはブラウザでデスクトップリソースにアクセスできるようになる。このような仕組みが進化すれば、デスクトップPCとiPod touchのようなモバイル・デバイスのネットワーク連携も当然のこととなりそうだ。

デスクトップに留まらない、パーソナルクラウド経由のUbiquitous的パーソナル情報処理とGoogle WaveなどのSNS的クラウドサービスを使う創造的コミュニケーションが今後の知的情報処理の中核となっていくだろう。

更新: 2009-12-28T22:44:31+09:00

米Appleの新型タブレットの名称は「iSlate」? - ドメイン登録DBに記録 | パソコン | マイコミジャーナルネタ。

なんとも、ジョブスの好きそうな名称だ。スティーブン・ピンカーの著作に「The Blank Slate」がある。「空白の石版」は人間の心の暗喩らしいのだが・・・

新しい情報が出た。【レポート】米Apple新型タブレット「iSlate」の商標登録巡り、ダミー会社の存在が浮上 | パソコン | マイコミジャーナル。最近の憶測記事も取材が大変だ。適当に思いついたことを書くのではなくなっている。

新年早々どうなるのか楽しみだね。

更新: 2009-12-28T20:11:01+09:00
12/27/2009 (Sun.)

「それは運命だねえ」と言う場合、それは結果を受け入れるかどうかという話である。偶然であるにせよ、必然によるにせよ。しかし、通常、事態はより複雑であり、偶然と必然は絡まり合っている。したがって、運命を引き受けるのは、偶然の結果でもあり、必然の結果でもある。ゲーム理論は結果の解釈はできるが、予測ができない。未来は不確定性の霧の彼方に漂っている。運命は現在に生じた結果なのである。

モノーは偶然から必然的なシステムが作られていく生物の進化的あるいは創造的過程の不思議さについて語っている。必然的なシステムもまた偶然によって変化していくのである。いまでは複雑系の科学の領域の話になるのだろう。

そんな生硬な話はともかく、昨日、市立南区図書館で木田先生の「偶然性と運命」を受け取ると、新刊の「新潮」を大きな長方形の机の窓際の方の左隅に座って読み始めた。内容を調べ始めると、しばらくして、「詩を読む、時を眺める」(新潮、2010.1)という古井由吉の「詩への小路」(書肆山田、2005年)という作品を廻る大江健三郎と古井の対談に惹かれていった。外国詩の翻訳は自分の文体などを壊してしまう危険性を秘めている。しかし、言葉というものは変化してこそ言葉なのである。大雑把に言えば最後はそれを楽しんだというように読めた。

・・・経験して感じたのは、小説を書く人間が外国の詩を読んだり、まして翻訳したりするのは危険なことだということです。そんなことをすれば自分の日本語を失うかもしれない。ようやく束ね束ね小説を書いてきた自分の日本語が崩れて、指のあいだからこぼれ落ちる恐れがある。(229ページ)

・・・しかし、読んでいるうちに、束ねるも崩れるも同時のことなんじゃないかと思ったんです。つまり言葉というものは、すっかり束ねて畳んでこれでおしまいというものではない。のべつ束ね、のべつこぼれるものである。(230ページ)

・・・漢字は表意文字だから、分析によって追いつめられない。意味を総合的に受け止めてしまうでしょう。日本語では、分析的な明快さの果てになかなかたどり着かないんですね。(233ページ)

この対談の中で、大江はル・クレジオとこの冬に対談すると述べている。それは追いかけてでも読まなくっちゃと思う。僕がこの文を読むまでの過程は偶然に満ちているが、僕の好みからは必然とも言える。現実は偶然と必然が織り成す物語である。

ル・クレジオ(J.M.G.Le Clézio)の「調書」とカフカの「審判」のタイトルが話題になっていて、原語では、それぞれ、「Le procès-verbal」であり、「Der Process」である。古井が、「審判」というよりは「訴訟手続」のように訳せると述べている。「調書」も調書を取る手続き(procès、(3)【言語学】事行《動詞の表す動作・成行・状態を総括する概念》、大修館、スタンダード仏和辞典、1968年16版)のような意味合いである。procèsには「訴訟」の意もあるが、実際の小説は訴訟とは何の関係もない。いずれもプロセス、過程なのだ。これらは単にメモとして残すだけ。対談でも明確に関係付けられた話ではなく、連想のように出てきたものだ。

images/2009/12/PC270003s.JPG『「いき」の構造』、iPod touchの「Speed Text」と「偶然性と運命」

それはともかく、iPod touchで「新潮」を読みながらメモを取ってみた。標準で入っているソフトウェアキーボードを使ったメモをまず使ってみる。PSPよりはだいぶよいけど、やはり効率が悪くて、長時間・長文の入力に向かないことは明らかだ。Speed Textを使う。文字はきれいに入力できないが、メモを取るには向いている。前述の引用もSpeed Textでメモした。指先でPadの入力範囲に文字をなぞっていくのだが、タイミングよく記録されていく。Speed Text/iPod touchは人間の気持ちを推し量るようにして動く、素晴らしいインターフェースを持っている。しばらく触って使えばすぐに息の合わせ方がわかるのだ。少し待てば読み取ってくれるなとか・・・ここには新しいインターフェースの世界がある。


昨日、楽天ブックスからメールが届いていた。ファミマ受取便で『「いき」の構造』が既に近くのファミマに到着しているとの連絡だった。岩波文庫の630円の本を梱包して配送して、配送料は無料だ。支払いはクレジットカードを使わないと別に料金が発生してしまう。しかし、本当にペイしているのだろうか、人事ながら心配になる。以前、雑誌の少し古い「新潮」をセブンアンドワイヤフー店で購入したのだが、配送料は無料で、そのときは支払いはセブンイレブンの受け取り時に現金支払いで良かった。アマゾンだと、1500円以上でないと送料は無料にならない。セブンアンドワイヤフー店でも宅配の場合は同じだ。便利な時代になったものだと思う。

更新: 2009-12-28T14:30:29+09:00
12/26/2009 (Sat.)

Cygwinも進化しているようだが、USERPROFILEのSJISのパスの問題というつまらないところで躓いている。新しい環境に移るときは解消しようと思っているのだが、来年も古いマシンを使い続けそうだ。

Windows上でUNIX環境を実現するCygwin最新版がWin 7に対応 | パソコン | マイコミジャーナルの記事を読んで、インストールしてみた。やはり、SJISのパスの問題は解決されないようだ。rxvt-nativeのコンソールで試してみたら、非常にめずらしい現象が・・・マニュアルにも出ていない堂々巡りパターン。ちょっとおかしい感じもするが・・・二方向から捕捉されてしまう。

images/2009/12/magneticrepulsion5m.jpgMagneticRepulsion.pl on Cygwin

images/2009/12/magneticrepulsion5sr.jpg謎の閉じ込めフィールド

L6とDHのプローブが捕捉された。



更新: 2009-12-27T18:00:17+09:00
12/25/2009 (Fri.)

古代中国の虚像と実像 - 情報考学 Passion For The Futureネタ。

白川静、梅原猛対談「呪の思想」には次のように書かれている。

白川

・・・これは統治のために使うというような実務的なものではない。神との交通の手段としてある。甲骨文の場合、それは神に対して、「この問題についてどうか」という風に聞きますが、神は本当に返事をするわけじゃありませんから、自分が期待出来る答が出るまでやって、「神も承諾した」ということにしてやる訳です。

梅原

あらかじめ答を用意している訳ですか。

白川

そうです。これは一つの手続きです。神と交通し、神に承諾せしめた、というね。

梅原

自分の期待した答えが出なかったら、何遍もやる訳ですか。

白川

何遍もやる。十連卜なんていうのもありましてね。何遍もやるんです。だから決して悪い結果は出ないんです(笑)。

(28ページ)

太古、文字は神との交通手段だった。それが人と人の交流手段になったのは、竹簡・木簡の時代(前453-221の戦国時代)になってからだそうだ。それも用途は伝票だったらしい。漢字の成立は紀元前14世紀ぐらいだから、それが人間のコミュニケーションに使われ始めるまでに千年もの歴史があったことになる。不思議なことである。

「古代中国の虚像と実像」の著者の落合淳思氏は聞いたことがないなと思って調べた。まだ、若く、立命館ということなので、白川先生の後輩ということだ。次のリンクに詳しい解説がある。


更新: 2009-12-26T00:22:37+09:00

外気温10℃、雨が降り始めた。ホワイトクリスマスというわけにはいかない。

MagneticRepulsionの10x10サイズで勝てなかったので、再挑戦。やったね。5戦目にして勝利。内容はプローブもミサイルも残した余裕の勝利だが、最初勝ったことに気が付かなかった^^;) 終了時にビープ音が鳴ると良いかも。ゲームメインでexitする前にprint "\a";を入れよう。

images/2009/12/magneticrepulsion3.jpgMagneticRepulsion.awk 10x10 Mission Complete!

爆弾の数が少ないとクリアしやすい。爆弾の数はゲーム毎に変化する。



images/2009/12/magneticrepulsion4.jpg反射が3回起こる例

a2pでPerlに変換して、動くようにしてみた。Audio::Beepモジュールがあれば、ゲーム終了時に展覧会の絵を演奏する。


更新: 2009-12-26T13:38:04+09:00

ワイヤレスeブックリーダー徹底対照表―Amazon Kindle、Sony Reader Daily Edition、IREX DR800SGネタ。米Apple、タブレット1月発表に向け開発者に"フルスクリーン"対応を打診!? | パソコン | マイコミジャーナル米Apple、1月26日のスペシャルイベントで新型タブレット発表か - 英FT報道 | パソコン | マイコミジャーナルの記事が出たので、ちょっと現状の確認を。

自分で調べてまとめようかと思ったら、さすがにTechCrunchに最近の電子ブックリーダーの対照表があった。crunchという言葉は辞書を引くと多様な意味があって、噛み砕くみたいな意味もあるし、惹かれるみたいな感じもある、そして転機のような意味もある。

各社のスクリーンサイズは6-10インチの間なので、Apple Tabletのサイズ予測、7-10インチも妥当なところなのだろう。10インチは、ちょうど一般の書籍サイズである。7インチは文庫版サイズに相当する。モバイルを重視した文庫版サイズとデスクトップ利用を想定した一般書籍サイズと二種類出てもまったくおかしくないだろう。iPod touchの画面の3.6インチではブックリーダーとしてちょっと小さい。本サイトを見る場合にはSafariを横長画面にしてみるとちょうどよいぐらいだから、読めないわけじゃないけど、ページ全体を表示して読めないとブックリーダーとは言えないだろう。iPod touch/iPhone用の電子書籍は横長のページを持っている。変則的なのである。PSPのコミックリーダーは、カーソルキーによって表示させる部分が順番に動いていく。コミックのページと表示は1対1に対応していない。小さな画面ではページ全体を表示することができないので苦肉の策だろう。

Apple Tabletの注目点としては、フルスペックのMac OS Xが搭載されるかどうかということだろう。そうなれば、新しいコンピューティングの世界を生み出すきっかけとなるかもしれない。入力インターフェースの主体がマウスとキーボードから指先へと変化する可能性がある。


更新: 2009-12-25T22:01:57+09:00
12/24/2009 (Thu.)

【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】 揺れるSCEの次世代ゲーム機「PlayStation 4」プランネタ。ひさしぶりのPSネタ。PLAYSTATION 4の続き。

まあ、それはいいんだけど、結局それで何をするんだろう。それはお楽しみにということなんだろうねえ^^;)

12/23/2009 (Wed.)

フィンランドだっけ、サンタクロースが出動していたみたい。

今年のクリスマスプレゼントを探している^^;) Parrotの1.9.0に合わせて、Rakudo #24も出た。ただ、Blue-fronted Amazonという名前は、クリスマスに相応しくない^^;) 最近、Lithologyというサイトに毎週、ParrotとPerlについての要約が載せられるようになった。

Google Wave Betaには8名が集合した。僕の役目はWaveにみんなを登録すること。新しい三つのWaveが見えるようになるはず。

もうクリスマスイブ・・・

更新: 2009-12-24T00:27:12+09:00

今日はそれほど寒くなかった。現在、外気温は7℃。ムムリクさんのところは雪に囲まれて冷蔵庫らしいけど^^;) テーマは「よりどころ」--コクヨデザインアワード2009に選ばれた文具や家具:ニュース - CNET Japanネタ。ネタって種の逆かな。

ヨハクというノートはおもしろそうだなあ。Webページの余白ってなんだろうと考えた。手書きで思考するのと、キーボードでWebページ的思考をする違い。Webページはいかようにでも編集できるし、好きなだけ改訂できる。自由度100%だから、余白はいくらでも生み出せる。手書きには自由度は少ない。たとえ余白があっても。それでどうする・・・

TSNETスクリプト通信第7号 - TSNETWiki on TextWorldネタ。ぼちぼち読もう^^;)

編集するときにちょっと起動してみたのだが、勘だけでは動かせなかったので、再度チャレンジしてみた。4x4のサイズなら簡単なはず。

images/2009/12/magneticrepulsion.jpgMagneticRepulsion.awkの4x4サイズのMission Complete画面

プローブを入れると、爆弾の反発磁力で曲げられて飛び出してくる。プローブが飛び出した位置から爆弾の位置が推定されるので、それをミサイルで爆破していき、隠れている爆弾をすべて爆破するとMission Completeとなる。

4x4は簡単に勝てたので、10x10に挑戦。なるほど、磁力で曲げられて反射して元に戻る場合がある。おもしろい。でも負けた^^;)プローブを計画的に使うことが必要なんだろうなあ。しかし、プローブを使いきってもすべての状態は把握できない。最後は勘勝負。2戦2敗。これは傑作だね。最後の一つが取れない。

images/2009/12/magneticrepulsion2.jpgMagneticRepulsion.awkの10x10サイズのGame Over画面

更新: 2009-12-23T20:45:54+09:00
12/22/2009 (Tue.)

ISIS本座 - 『偶然性と運命』木田元 松岡正剛の千夜千冊ネタ。木田先生の本の中に見慣れないタイトルがあるなあと思っていたら、千夜千冊された。それもリスクと一緒にされて・・・

なぜ、延々とリスクや確率論なんだいと、連環編になって思っていたのだが、ようやく読んでみようかと思った。リスク論としては、ISIS本座 - 『リスク』土方透/アルミン・ナセヒ 松岡正剛の千夜千冊の最後にリストされている、ピーター・バーンスタイン著、青山護訳『リスク 神々への反逆』(日経ビジネス文庫、2001年;日経新聞社、1998年;原著、1996年)は、昨年だったか、年上の友人から紹介されて購入してはみたものの、要はゲーム理論みたいなものだろと高を括って、上の空で眺めただけだった。連環編をきっかけによく調べてみるとそうでもなさそうだ。リスクの歴史が書かれている。

僕は運命論者で、運命はジタバタせずに受け入れるしかないと達観しているのだが、運命を偶然性と結びつけて考えたことはない。考えすぎだよと千夜千冊を読んで思ったのだが、岩波新書を探してみよう^^;)

「偶然性と運命」はもう品切れ、状態のいいのはプレミアがついているのであきらめて市立図書館に予約を入れ、復刊ドットコムでリクエスト投票しておいた。まだ2票に過ぎないが。九鬼周造の「いきの構造」は楽天ブックスでファミマ店頭受け取りで注文。こうすれば、1,500円以下でも送料無料だ^^)v

更新: 2009-12-23T23:21:21+09:00
12/20/2009 (Sun.)

昼遅く、段原南のブックオフで村上春樹の本の価格をチェックし、インドネパール料理のナマステ(NAMASTE)でトマトの暖かいスープにラッシーという甘いヨーグルトとカレーを食べ、分厚いナンのボリュームで満腹になって広島県立美術館に向かった。もちろん徒歩で。

ケルンのルートヴィヒ美術館所蔵作品の展覧会。有名な作品はないように思えたが、カンディンスキーやクレーのめずらしい作品が目に止まった。帰宅してからチラシを調べると「鋭くおだやかなバラ色」と「陶酔状態の道化」。変わってはいてもピカソのような絵らしい絵から、抽象へ、そして観念的な絵画へとたっぷりと並べられていた。記念品売り場で、開高健の「ピカソはほんまに天才か」もついでにと手にとって、満足して所蔵展に向った。

ジャスパー・ジョーンズの絵が二つあったが、もっとよく見ればよかったと後から思った。ピカソの「フランコの夢と嘘」の版画もあった。9コマずつの漫画的なもので、ゲルニカの元になったものだ。これは県立美術館にも所蔵されている。想像力と表現の奔放さ、自在さに打たれる。

images/2009/12/PC200001s.JPGチラシ

images/2009/12/PC200002s.JPG通り過ぎる風景1

images/2009/12/PC200004s.JPG通り過ぎる風景2

images/2009/12/PC200008s.JPGチケット半券など

更新: 2009-12-22T23:44:34+09:00
12/19/2009 (Sat.)

ISIS本座 - 【第四夜】 未来のための江戸学ネタ。「{本夜本談} 01 松岡正剛 × 田中優子」は第四夜で終了。

「【其の一】共読社会が文化を創る」では昔はみんなが同じ本を読んで勉強したという話で始まる。そういえば、デカンショという言葉はデカルト、カント、ショーペンハウエルを意味した。大学に入ったら、それぐらいは読めよみたいな話だったかもしれない。僕の世代よりも少し古い話だった。本夜本談では、吉本隆明、ドストエフスキー、カミュ、サルトルなどなど。しかし、僕に言わせればそれらも文科系の共通の基盤に過ぎなかったかもしれないと思うが。ぼくはカミュ、サルトルなども読んだが、ソシュールやフッサール、バルト、フーコーらの言語学・現代哲学、ロブ=グリエ、ソレルス、クレジオ、アップダイクなどの現代文学に興味を持った。当時の流行であったのだろうが、残念ながら身の回りにそのようなものに興味を持つ人はいなかったと思う。今は、その流れをもっと過去に遡ったり、現在の視点から辿り直している。

現在、一日に200冊以上の本が出版されている(新刊点数の推移 (書籍)から計算)。昔、1970年の4倍。本夜本談では、700冊と言われたように思った。量が増えたことだけが、共通の基盤がなくなった理由なのかどうかは定かでないが、累積量を考えると選択肢が増え続けているという意味で、理由の一つであってもおかしくはない。

しかし、本の販売量は増えているのだろうか。JCJ出版部会: 出版・ろばの耳の「2008年出版産業の状況」にある「書籍の推定販売部数」(取次出荷部数-小売店からの返品部数、出版科学研究所のデータを基にしている)によると、1970年の5億冊が1988年ぐらいに9億冊を超え、今(2007年)は7.5億冊ぐらいまで落ちてきている。推定販売金額は1996年の11,000億円をピークに9,000億〜9,500億円ぐらいまで落ち込んでいる。新刊の量は増えているにも関わらず、本は読まれなくなっているのだ。それが共通の基盤を破壊することに拍車をかけているのかもしれない。

情報量の増大が人間の学習能力の限界を超えたという認識は意外と古いものらしい。量だけではなくて、専門化による質的な理解の限界もある。しかしながら、そのような問題の立て方は受身に過ぎると思う。要は自分にとって必要なものを選び出し、読みたいと感じるものを読めばよいのであろう。それを助けるものが千夜千冊であり、本夜本談、松丸本舗なのである^^)v

やれ、ようやくまとまった^^;) 本夜本談は大変興味深いメディアであるが、例えば、iPod touchのSafariでは見ることができない。iPhone/iPod touchはFlash Playerがサポートされていない。できれば、Podcastで配信してほしいものだ。これは誰もが興味を持つことだから、ちょっと調べてみよう。

こんなところか。微妙な状況ではあるね。当面はWebページからそのまま見れるようにはならないのだろう。

更新: 2009-12-20T12:45:54+09:00

制作発表記者懇談会ポッドキャスト。監督は、麿、麻呂、マロ?。鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0 - 2009/12/17 号外!「借りぐらしのアリエッティ」製作発表記者懇談会!ネタ。

iPod touchに鈴木敏夫のジブリ汗まみれのポッドキャストを入れて聞いているんだけど、どれを聞いてもおもしろい。一つぐらい前の番組で新しい映画の話が出ていた。

どんなふうに映画をプロモーションをするのかということ自体も最近の番組になっていたと思うけど、主題歌を配信するという挙に打って出た。その手に乗って、iTunesで200円払ってダウンロード。なかなか変わっている。借りぐらしのアリエッティ 公式サイトでは広報部長のブログも今日から始まっている。これからどんな具合にプロモーションが進むのか、楽しみではある。後、公開まで200日らしい。

題材は、40年前の宮崎駿の記憶にある。

更新: 2009-12-19T21:59:00+09:00

新聞という過去の遺物を救済するな | アメリカ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイトネタ。いやー、ニューズウィークは辛口だねえ^^;)

日経新聞も来年は電子新聞を出す(NIKKEI NET 特集:電子新聞 日経、電子新聞を来年創刊へ)そうなので、そろそろ紙は厳しそうだなとも思えるが・・・紙は必要だと思う。

【コラム】シリコンバレー101 (346) Googleケータイ販売で、Googleは何を変えたいのか? | ネット | マイコミジャーナルネタ。ちょっと前に話題になったと思う(ハードウェアの誘惑)が、「Nexus One」というGoogle Phoneが来年発売されるという話だ。Googleが社員に配布してGoogle Phoneのテストをしている。それをDogfoodingという。

Googleのハードウェアへの進出こそがAppleとの蜜月の終りを生じさせたのか。逆にAppleの巨大データセンターもそうだろう。もう一社似ているのが、Amazonである。ハードウェアとしてはKindleがある。Webの世界で生き残ろうとすると次第に形態が似てくる。もう一社マイクロソフトもあるわけだけど。ソフトウェアだけで主導権を握ることは難しい。生態系を構築するにはハードウェアが必要だ。マイクロソフトに足りないのはメディアである。ソニーがニューズの情報を取り扱うというニュース(ソニー:米ニューズと提携 電子書籍端末でアマゾンを追う − 毎日jp(毎日新聞))が出たけど、マイクロソフトはどうしたんだろう(NIKKEI NET:米ニューズとマイクロソフト、ニュース検索で提携交渉 グーグルに対抗)。

要は、ハードウェアとソフトウェア、そしてメディアをブレンドしないと生き残れないわけだ。Appleが先端を走り始めている。それをGoogleが追いかける。米Googleが独自ブランドNetbookを2010年末に提供か - 米報道 | パソコン | マイコミジャーナルも出た。ユーザーにとってはさらにおもしろいことになりそうだ。

日本には、ソニーと任天堂があるわけだが、さて、これからどこまで迫れるだろうか。

更新: 2009-12-19T21:56:39+09:00

Firefoxのお天気虫が-0.4℃を示している。文藝春秋新年特別号だけど、ちょっとおとなしいかな。華が足りない感じ。経済と同様、沈滞ムードが漂っているのか、元気がないようにも思える。新春特別号に力を溜めているのか。しかし、ページを繰ってよく調べると地味だが、よい記事がある。さすが、伝統の実力か。

写真のシリーズ。新連載「昭和逍遥 1 森山大道 昭和とはどんな時代だったのか? 日本を代表する写真家たちのレンズを通して激しく揺れ動いた日々を振り返る。」。ノスタルジーに浸るにはもってこいかも。「日本人のスピリット 二 空海が宇宙の原理を説いた立体曼荼羅の仏像たちと対峙することになった。 立木義浩」。「東寺 帝釈天半跏像」が千年も昔の仏師の精神性の深さと迫力を偲ばせる。人間は進化しているのか、退化しているのかわからぬと思う。「炉ばたに学ぶ 第2回 かゆはポタージュである 汁物三種 辰巳芳子」。

年を重ねる喜び、面白みの中に、もの、もの事の見え方の推移ということがある。特に手足を使って年期を投入してきたものは、おのずから観るべきものに目が向いていくから有難い。

お粥がポタージュに観えてきたのも、この、一種の方則性のゆえと思う。

「方則性」という言葉がおもしろい。「方」は方法を意味しているのだろう。めずらしい多様なお粥に魅せられる。

経済関係では、浜矩子、荻原博子の対談、『激安合戦が自分のクビを締める「ユニクロ型デフレ」で日本は沈む 私たちの生活はかつて経験したことのない不況に突入した!』が目玉記事となっている。、男が議論に入り込めていないのが現在の混迷を象徴的に表しているかもしれない。しかし、そこに答えはない。僕はグローバル化と鎖国とどちらが得なのか一度検証してみるとおもしろいと思っているのだが。地政学的には、東アジア特需で救われるというストーリーは十分あると思うけどね。米国より有利な地域を占めている。

もう一人、気を吐いているのは、やはり女性、塩野七生。「日本人へ・八十 価格破壊に追従しない理由」(作家・在イタリア、十一月十九日記)。アルマーニのスーツとユニクロのセーターを比較するのは難しいと思うが、アルマーニのスーツは想像力を刺激するのでそれだけの価値があるという話。とにかく高価なものを買える人はどんどんお買い上げになればよいと思うけど。しかし、そういうところに問題があるのではないと思う。現在の動きは、結局グローバルに生じたバブル破綻の経済的適応過程を表しているに過ぎない。バブルの分だけ、経済規模は縮小せざるを得ない。それを新興国の経済発展がどのように補い、拡大させるのか、そして環境問題をクリアしながらというのが現在の課題である。しかしながら、それには長期的な展望も必要だろう。現在の混乱がどのような形に収束していくのかを誰か予測してくれると多少は安心できるかもしれない。

塩野七生の記事の最後に、最近流行のインタピューで700円の本を作れますよという申し入れを断っているという話が置かれている。自分の頭で考えられるうちは自分で書きますという心意気やよし。3000円の本を買ってくれ、損はさせないという読者へのメッセージである。

外が明るくなった。晴れだろう。お天気虫が2℃を示している。

12/18/2009 (Fri.)

今朝は、晴れていたが雪が舞う寒い日だった。北の空から寒気が吹き込んでいる。帰りも空には星が瞬いていた。日中、雪が積もると困るなあと思っていたが、地面は乾いていた。今、外は1.0℃。目視した最低気温更新。

怒涛のように押し寄せる年末。このまま新年に雪崩込みそうだなあ・・・もはやジタバタ足掻いても仕方がない。クリスマスぐらいからはゆっくり過ごしたい。29日が最後の忘年会だけど・・・今年は年賀状を早く片付けてしまおう^^;)

明日は降雪になりそう。関東・東海の地震も心配・・・

時間城年代記:TSNETスクリプト通信第7号発刊ネタ。

機械さんの記事は簡単には書けない。いつも力作だ。現在、Pythonの文法書を執筆中とのこと。完成が楽しみである。

現在、TSNETスクリプト通信第7号(第2巻第3号)は2.3.006号となっている。

Web Sockets API、初の実装はGoogle Chrome | エンタープライズ | マイコミジャーナルネタ。

まあ、まずはメモということで。これまでのAjaxライブラリは消えていく運命かな・・・

12/17/2009 (Thu.)

室温16℃。寒いなあとこの冬ついにエアコンのスイッチを入れた。足元に座ホットマットは既に使っていたが。お天気虫は2℃を示している。寒いはずだ。この冬の最低気温では・・・各地も大雪。広島でも今朝山沿いはうっすらと雪が覆ったそうだ。

半端でない本の山に、今年はこれで最後にしようとサスキンドの「ブラックホール戦争」(2009年、日経BP社)を買ってきた。日経の書評に出ていたからだ。先週はそれを夢タウンに探しに行って見つからなかった。結局、いろいろと漁るうちにアインシュタインの正統な後継を自認し、実験可能な物理学を目指すジョン・W・モファットの「重力の再発見」(2009年、早川書房)を見つけた。これは頭に入っていなかったな。読みたい本はいくらでもでてくる。

サスキンドの本は「宇宙のランドスケープ」(2006年、日経BP社)を2年前に読んだ。ポケット宇宙が織り成すメガバース (2007/06/02)にコメントがある。この系統の本には、他に寒い日々の思索の旅 (2006/02/05)にはじめて記事にし、十夜一冊に取り上げたミチオ・カクの「パラレルワールド」(2006年、NHK出版)、宇宙をプログラムする (2008/05/18)に書いたセス・ロイドの「宇宙をプログラムする宇宙」(2007年、早川書房)がある。

更新: 2009-12-17T23:26:22+09:00
12/16/2009 (Wed.)

るびま28号TSNETスクリプト通信第7号でましたネタ。つらつら述べる。「つらつらぐさ」はタイトルもいいねえ。「つれづれぐさ」に引っ掛けているんだろうけど。

TSNETスクリプト通信第7号は2.3.006版に再改訂。記事中のリンクが生きていなかったのと少し足りなかった部分やミスを修正。

書かなければゼロだが、書けば何かがある。何かが自分の中に生まれる。さらに発展する基盤が生まれる。書き、書く、書け、書こう。つらつらと・・・

ムムリクさんの案内が出るたびに、「るびま」を読みに行く。今回のインタビューは大変おもしろかった。若い人に負けないようにがんばりたいものではある^^;)

12/14/2009 (Mon.)

どこかで見たようなタイトルだが・・・思ったよりすごいマシンだ。

これは芸術品、工芸品の領域に到達しているマシンだと思った。ソフトウェアキーボードによる日本語入力も素晴らしいレベルのものだ。SpeedTextを入れる前に使ってみればよかったと思わせるほど。二つの指先で広げたり狭めたりする操作による拡大縮小もスムースだ。本体を傾けるだけで画面が縦になったり横になったりする。コマーシャルの通りだねえ。

images/2009/12/ipod_touch_psp_PC140001s.JPGPSP1000とiPod touch 32G

PSPと並べるとiPod touchの薄さが際立つ。PSP1000ではメモリ不足で表示できなかった我がサイトもiPod touchのSafariは余裕で表示する。



更新: 2009-12-14T23:49:14+09:00
12/13/2009 (Sun.)

Googleが独自Android携帯「Nexus One」を2010年に発売か - WSJ報道 | 携帯 | マイコミジャーナルネタ。

とうとうGoogleもハードウェアに進出。さて、どんな展開に・・・

Appleのタブレットの価格が1,000ドルという記事、例えば、米アップル、タブレット型PCを来春に市場投入へ=アナリスト | Reutersと、SpeedTextのアプリケーションの記事を読んで(手書きメモ)、ほぼ、iPod touch購入の意思を固めた。なあんて、大袈裟な・・・

ということで、ヤマダ電機で買ってきた。ポイントが残っているのでそれを使うために。次第にAppleの本格的ユーザーに近づく。村上春樹に近づくように。

チェックポイント。AppStoreでSpeedTextを購入して導入してみる。前にダウンロードしていた電子書籍のiRobotがどのように読めるのかを試す。

その前の関門。箱の解体の仕方。剥がすためにつまむ部分があるので探せ。マニュアルらしきものがない。最新版のiTunesをインストールしたPCに同梱のUSBコードで接続する。iPod touchのほうへの接続で手間取る。ちょっとしたコツがあるので自分で見つけよ^^;) 端子のマークが入っている側がiPodの画面のある側と合う。

iTunes Storeのアカウント、パスワードを準備しておくこと。AppStoreに接続するには、無線LANに接続する必要がある。アクセスポイントが示されるので、選ぶと、ログインのパスワードが求められる。もう忘れているだろうから準備しておくこと。後はほとんど直感的に操作可能だ。AppStoreでSpeedTextを検索する。最初の三文字ぐらいで出てくるので選べば良い。AppStoreで購入するときに、iTunes Storeのパスワードを求められる。SpeedTextは230円だ。使うのは簡単だが、きれいに文字を書くのは難しい。

images/2009/12/ipod_touch_32g_PC130010s.JPGiPod touch 32G

iPod touchを載せたプラスチックの枠を取り除くと、真っ白い紙の中央に、「Designed by Apple in California」とだけ書かれている。



images/2009/12/ipod_touch_zaurus_PC130001-1s.JPGiRobotを表示したiPod touch 32GとZaurus PI-5000

電子書籍のアプリケーションは特にリーダーのアプリケーションが必要なわけではない。単にダウンロードした電子書籍をクリックするだけで動き始める。動作は大変洗練されている。

Zaurus PI-5000よりだいぶ小さいが、ずしりと重い。手の脂で汚れてしまうので、カメラのレンズなどを拭くときに使うクロスで拭き取るときれいに取れる。


文字入力はソフトウェアキーボードでタッチに敏感だ。スクロールが軽やかなように軽く触れて操作する。すごいマシンのように見えるがどこまでのことができるのか。Server on iPhoneの記事も思い出した。入れてみるか・・・

更新: 2009-12-13T22:32:36+09:00

アキバ系!電脳空間カウボーイズ: 第三百一回 第1回ウェブ学会シンポジウム勝手に打ち上げ in アキバ経由、第1回ウェブ学会シンポジウム - プログラムネタ。電子納本ネタの元。今の今まで気が付かなかった。まともに読んでいないということ。

Podcastを聞きながら何か書こうかと思ったけど、うーん。Google日本語入力の話が出た。MS-IMEではIEのWebのフォーム入力でかな漢字変換が効かなくなって、アルファベットしか入力できなくなって困る時がある。外部のエディタでは問題ないので、エディタで入力したものを貼りつけたりすることが多くなっていた。MS-IMEでJPとDEやFRとかを併用している場合だけの問題かもしれないのだが、Google日本語入力では当然JPしかないので、問題が起きないのかもしれない。(追記: 2009-12-14、Google日本語入力でも同じ現象が起きた^^;)

学習能力がどうかというのはもう少し様子を見る必要があるだろう。よさそうな気がするけど。変換スピードに関しては、多少、考えるような時があって、おいおいと思うことはある。しかし、最低でも大同小異という結論になりそうだ。ATOKそのものは使ったことがないのでわからない。学習の容易さみたいなのが、重要だと思う。入力した文章を随時解析して、変換辞書に反映させるようなことをしていけば、意図的な学習をさせる必要もないとは思う。こういうのはGoogleは得意だろう。苦労してなんとか入力したものが、次からスムースに変換されると大変うれしいものだ。

更新: 2009-12-14T22:14:33+09:00

米国人が2008年に消費した情報は3.6ゼッタバイト - スラッシュドット・ジャパンネタ。

1980-2008年の間の情報消費に要する時間の伸びは2.8%/年(7.4から11.8時間)、対応する情報消費量(bytes)は5.4%/年であるのに対して、データ処理能力は30%/年の伸びなんだそうだ。

情報消費の中身はゲーム・テレビ、新聞・雑誌・書籍、ラジオ、電話、コンピュータ、映画、音楽(録音)などすべてである。ながら族への言及はないように見える。考慮すべき事柄と思うが、それは日本人だけの特性なのかな^^;)

人間は起きている間のほとんどの時間を情報処理に使うようになった。いいのか、悪いのか・・・しかし、こういうまとめのデータがあると考えやすい。助かるねえ。

更新: 2009-12-13T14:16:13+09:00
12/12/2009 (Sat.)

TSNETスクリプト通信第7号 - TSNETWiki on TextWorldネタ。

ラッキーセブン刊行。今号は、ムムリクさんと稲葉準さんの投稿があり、いつもにも増して充実していると自画自賛^^;)6名の執筆者を擁するとは本当にラッキーな号となった。よかったね。いろいろとアドバイスをいただいたZazelさんもありがとうございました。

今回はたまたまGoogle Wave Betaの案内が来たので、編集委員会のWaveを実験的に作ってみた。なかなか使えるんじゃないかと思っている。もっと編集の自在さが欲しいけど。操作と動作に慣れれば今のままでも十分に使えるだろう。オープンなコラボレーションはクラウドの時代かと思う。

次号は、新年、2010年2月に刊行予定です。投稿・アドバイスなどよろしくお願いいたします。題して、「新時代の第8号」。漢検の今年の漢字は「新」と決まったが、今年はもうネガティヴなのはいやだねという心理が働いたのだろう。事業仕分けの作業を見ていると現実を把握することがいかに困難なことであるかが浮き彫りになる。事業の目的や効果、効果をもたらすであろう事業の構造、それらの価値評価は一時的な議論だけでは困難である。見直す作業が次の立案に好影響を与えることのほうが長期的には意義があるだろう。TSNETスクリプト通信はこれまでは、まず継続することに意義があったと思うが、来年は情報発信、作品発表の場として、さらに充実させていきたい。

追記: 昨晩ダウンロードされた方はお手数ですが、再度ダウンロードお願いします_(__)_ 私の記事を修正しています。バージョンは2.3.004のままです。(2009-12-13朝)

更新: 2009-12-13T06:56:52+09:00
12/11/2009 (Fri.)

「シフトJIS」では対応不可能な新常用漢字表 - yasuoka の日記「叱・填・剥・頬」は新常用漢字表で許容されているのか? - yasuoka の日記ネタ。日経コンピュータで記事を読む機会があって、気になって調べた。

Sjis.pmやSADAHIRO Tomoyuki / ShiftJIS-X0213-MapUTF-0.31 - search.cpan.orgはどのように処理しているのだろう。

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0: 2009/11/22 鈴木さんがインタビューされる!2009/11/29 先週に引き続き・・・鈴木さん、インタビューされる!ネタ。渋谷陽一のインタビュー。

是非、聞くと良い。コンピュータ嫌いの宮崎駿にコンピュータの導入を認めさせよう、ごまかそう、籠絡しようとする涙ぐましい努力が笑わせるが、どのようにして今のジブリがあるのかがよくわかる。いまだにDVDプレーヤーさえ持っていないのだそうだ。宮崎駿は77歳まで、鈴木敏夫は70歳までがんばるらしいことが表明された。我々は少なくとも後9年は楽しめるということになる。宮崎駿の健康法はタワシで顔まで擦って毛細血管に血液を流すことなのだそうだ。

タイトルの「血が逆流する」のは宮崎駿といるとそういうときがあるのだそうで、それこそが鈴木敏夫のやりがいであり、いきがいである。

更新: 2009-12-13T15:08:06+09:00

脳に電極を埋め込み、無線で「声」を出すシステム | WIRED VISIONネタ。

なんだかすごい。思考だけでコンピュータが操れる。脳波の意味が理解できるということになる。脳波を読み取って相手の考えていることがわかるようになるのかもしれない。

サルの鳴き声に「文法的規則」を発見 | WIRED VISIONネタ。

もう少し詳しく説明してしほいけどね。一応、メモ。

これからの情報検索は“捨てる”技術--国会図書館の長尾氏が講演:ニュース - CNET Japanネタ。記事のタイトルと中身は対応していないように思える。

捨てちゃだめなんだよと思う。必要なときには検索できるようにする。記録媒体の記憶容量はまだまだ増大するのでは。そして、記憶のさせ方ももっと効率が良くなる。ただ、記憶は分散されて、すべての記憶を引き出すためには時間が掛かるようになる。おそらく今よりも検索の仕方が重要になる。ヒット数が多いと全部読めないし、ヒット数は絞り込む必要があるからだ。類似したものは一括りで示されるようになる可能性はある。

情報が多くなりすぎると「保存しない」情報、「捨てる」情報をどう選別するかが重要となってくる。「捨てる」技術という言葉がタイトルに出てくる理由である。しかし、捨てるとは検索することの放棄である。相容れない概念なのである。日本人は水に流して忘れてしまえばよいと思うかもしれないし、必要なら人間の頭にいずれまた生み出されてくるさという輪廻再生の考え方もあるかもしれない。

我らがTSNETスクリプト通信も国立国会図書館に電子納本した。それは単にURLを示すことに過ぎなかった。オンライン版の逐次刊行物はURLと出版地を示すことが求められるだけだ。これでISSNの登録がしてもらえる。これからは、紙媒体の書物で献本されていたものも、電子納本が検討されているそうだ。

更新: 2009-12-11T19:08:57+09:00
12/9/2009 (Wed.)

[perl mac serial] twitterからUSBシリアルでArduinoに信号を送る メモ - sandbox epic_yoshimaxネタというか、メモ。

GoogleのPerl Alertにたまたま見つけた。

ついでだから、もう一つ。【コラム】シリコンバレー101 (343) "アンフレンド"にプラットフォーム抗争、ちぎれ雲になるクラウド | ネット | マイコミジャーナルネタ。

クラウドも台風みたいなのが一つじゃなくて、のどかなふわふわした塊がいくつも浮かんでつながっているイメージなのがよいと思う。

僕が作っているアナログ的なWebでもいいじゃんと思う。Google CodeにアップロードされているGoogle Developer DayのページのYouTube - Google Developer Day 2009 Japan オープニングのデモに圧倒されながら・・・

【コラム】シリコンバレー101 (345) AppleがLala買収!? ウエブ版iTunesは必要か | ネット | マイコミジャーナルネタ。久しぶりのシリコンバレー101。このコラムは最高だろう。うっかりしてフォローを忘れていた。古い記事も読み直さなければ・・・

僕は、iTunesはWeb上のサービスとして存在するようになる可能性があると思う。そうしないと、PC/MacからいちいちiPod/iPhoneにダウンロードして音楽を聞く必要があるからだ。これは面倒なことこの上ない作業なのだ。Appleの巨大データセンターの意味の一つはそこにあるのでは・・・

Chrome OSについての言及も。Goolgeはモバイルマシン用のOSで限定的なものという位置づけ。それではiTunesのようなキラーデスクトップアプリが動かないじゃないという批判に答えられない。もちろん、iTunes for Linuxは存在しないわけだけど・・・LaLaのようなサービスがあればそれも問題ない。逆に僕はChrome OSには、デスクトップアプリの動作も期待してしまう。中途半端はよくない^^;)

それから、Appleネタとしてもう一つ。【コラム】シリコンバレー101 (337) Appleが買収したかもしれないPlacebase、Googleマップとの違い | ネット | マイコミジャーナル。Appleは巨大データセンターで検索サービスを立ち上げるかもしれないと以前書いたが、Googleの強敵として立ちはだかる可能性があるだろうね。取り扱うデータが複雑になればなるほど、究極のデータサービスは検索に行き着くからである。これからが楽しみ・・・無名犬「ひとごとだと思って・・」主人「うーむ。日本でも何か始まらんのか・・・ぶつぶつ」

更新: 2009-12-09T23:14:45+09:00
12/8/2009 (Tue.)

Googleがオンラインワープロサービスを提供するAppJetを買収。Wave強化へ - SourceForge.JP Magazineネタ。

Google Waveで、TSNETスクリプト通信を編集する時代が来るかもしれない。

12/6/2009 (Sun.)

読むべき本の在庫は溜まりに溜まっている。そのうち、少しずつ何か書くだろう。「記録のために」ネタ。

クーンツの「ベストセラー小説の書き方」の最後は第十四章「読んで読んで読みまくれ」という作家別読書ガイドになっているのだが、もちろん英語圏の作家がリストアップされている。そこでマイクル・クライトンの名前を見て、その前に迷っていた「NEXT -ネクスト- 上、下」(早川書房、2009年;単行本: 2007年)を購入。単行本を買いそびれていたしねえ、ここが潮時という具合。書店の偶然も連環の一つの環となる。

日本文学の過去に遡るスレッド。三島由紀夫著「暁の寺 豊饒の海(三)」(新潮文庫、2002年42刷改版;新潮社、1970年)を最近購入している。三島の主著はほとんど読んでいるはずだが、「豊饒の海」だけは文体が人工的で題材が古臭い感じがしてなんだか波長が合わず、読まなかった記憶がある。古い話だ。いまさらという感じはするが、「思考のレッスン」で「文章読本」のつながりで三島由紀夫を思い出し、河出書房新社の「文芸読本 三島由紀夫」(1975年)にある武田泰淳との対談「文学は空虚か」(1970.11、「文藝」)を読み直していて次のようなことを言っているのに気がついた。

混沌から型を作ること

編集部

たまたま三島さんの近著『暁の寺』が出たばかりですので、それについて武田さんから口火を切っていただけますか。

武田

『暁の寺』は仏教理論、ことにヒンズー教を詳しく書いていますね。

・・・・・・

三島

僕はしかし、ペナレスのシーンは『豊饒の海』四巻のうちの、一番クライマックスのつもりで書いたんですけれどもね。ペナレスほど恐ろしいものを僕はちょっと見たことがないような感じがしましたね。あそこに行って。すべての文化はあそこから、あのドロドロした、あれをリファインすると文化になってくるという大元を見ちゃったような気がして、こんな、素を見たら大変だという感じがしましたね。・・・

・・・・・・

三島

・・・だけど、枠組を取り去ったのが近代小説ですよね。そうすると、もう一度その枠組を復活しようと思っても、その枠組自体の説得力がないんですから、これははじめから不可能に決まっている。

僕は自分のことばかり言うようですが、一番考えていたのは、第二巻(『奔馬』)なんか、国家主義運動みたいなのが出てくるでしょう。それだけで反発する人がいますけれど、三巻まで読んでほしかったんです。というのは、現世の人間がこれが極地だと思って考えたことが、三巻で空観のほうへ、空のほうへ溶け込まされちゃう。・・・現実世界の崩壊と、戦後世界の空白とが、これもまた次元がちがいますけれども、それが一種のメタフォアになるというふうにして書いていきたかったんです。

空を支える情熱

三島

僕にとっても、戦後世界というのは、ほんとうに信じられない、つまり、こんな空に近いものはないと思っているんです。ですから、仏教の空の観念と、戦後に僕が持っている空の観念とがもしうまく適合すればいいんですけれどもね。小説としてはもう完全に下り坂になるわけです。そこからはもう「絶対」もなんにもない。

これで、三巻は読んでみようと思い立った。40年ぐらい前に生まれた連環が現在で閉じ、さらに開いていく。三島と谷崎の「文章読本」も購入した。

images/2009/12/akatsukinotera_PC070001-1s.JPG「暁の寺」と「文芸読本 三島由紀夫」

引用に疲れたので、他の本は別の機会に。

もう少しがんばるか。

木田元先生については、「現象学」と「なにもかも小林秀雄に教わった」、翻訳の「ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学」を取り上げてきた。この先生の書いたものはわかりやすい。最近、紀伊国屋で『反哲学史』(講談社学術文庫、2000年;原本: 1995年)を手にとって、『現代の哲学』(講談社学術文庫、1991年;原本: 1969年)、『哲学と反哲学』(岩波現代文庫、2004年:岩波同時代ライブラリー、1996年:岩波書店、1990年)の二冊をアマゾンで追加入手。特に「現代の哲学」の章立ては書かれた時代の問題意識を思い起こさせる。

images/2009/12/kidagen2_PC070006-1s.JPG木田元の著作1

images/2009/12/kidagen_PC070004-1s.JPG木田元の著作2

もう少し。江藤淳著『決定版 夏目漱石』(新潮文庫、1979年;新潮社、1974年)。日本文学スレッドをもう少し過去に引き延ばす。同じ著者の「漱石とその時代」が有名であることは知っているのだが、読んだことはない。

その他、宮坂静生著『季語の誕生』(岩波新書、2009年)はたまたま見つけたんだけど、季語の制約は俳句17文字の中で大き過ぎるといつも思うので。三中信弘著『分類思考の世界 なぜ人は万物を「種」に分けるのか』(講談社現代新書、2009年)は「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」と同じ著者なので、なぜツリーが種になるのかと。

更新: 2009-12-07T23:06:40+09:00

【オリコン】今年最も売れた“本”は村上春樹『1Q84』、2冠達成(オリコン) - Yahoo!ニュースから村上春樹さんの「1Q84」続編めぐって“狂想曲” - MSN産経ニュースネタ。

とぼけた記事で申し訳ないが、読みもしていないのに気がついたこと。続編は出ることは間違いなさそうだが、もしかしたら、二冊出るのかもしれない。BOOK1の表紙には〈4月-6月〉、BOOK2には〈7月-9月〉と書かれているからである。この延長線上で考えると、BOOK3は〈10月-12月〉、BOOK4は〈1月-3月〉ということになる。無名犬「くだらない(^x^;)」

村上春樹『1Q84 BOOK1』|新潮社を見ると、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(1985年)、「ねじまき鳥クロニクル」(1994年)と「海辺のカフカ」(2002年)が先の長編として説明に並んでいる。先の長編も読まれたしということなんだろうと「世界の終り・・・」と「ノルウェーの森」(講談社文庫、2004年;講談社、1987年)を昨日購入。古いのから読むかと「ねじまき鳥・・・」と合わせて読むことに。後、「羊をめぐる冒険」(1982年)ぐらいは読むべきかな。「1Q84」は焦る必要はないし^^;)

Google wave preview参加の案内をもらったので、使い始めた。

どこかにチュートリアルか何かがあるのかもしれないけど、適当に試行錯誤しながら触っている。

images/2009/12/googlewave_2009-12-06m.jpgTSNETスクリプト通信編集委員会のWave

ContactsのリストにZazelさんと海鳥さんが現れたので、「TSNETスクリプト編集委員会」のWaveのUserに加えた(Waveのウインドウの上の部分の「+」ボタンを使う)。スレッドを延ばすためにはカラムの下にカレットを合わせて左側に出てくる下向きの矢印を押せばよいらしい(continue this threadと表示される)。


ContactsのWaveにあるManage contactsをクリックすると、Google Contacts Betaにつながる。Googleのシステムによってあらゆる情報を組織的、系統的にマネジメントできるようになるのかもしれない。コミュニケーションに関する究極の知的生産の技術なのかなあ。コンテンツを作ることのみに集中できる環境が提供されることになるだろう。

Go を Windows でサクッと試してみる - etc9ネタ。

そのまま試してみた。サクっと簡単^^)

すべてのパッケージ(ライブラリ)が移植されているわけではないようだ。ないことを確認したのは、time。

更新: 2009-12-23T23:13:34+09:00
12/5/2009 (Sat.)

キングソロモン: つらつらぐさネタ。日高敏隆氏死去の報。

一時、動物行動学が話題になったことがあった。生まれて最初に見たものを親と思うという類の話。コンラート・ローレンツ著、日高敏隆+羽田節子訳「行動は進化するか」(講談社新書、1976年)は、行動は生得的なものか、学習によるものかという問題を取り扱う。言語機能の生得的・生物学的な基盤が解明されれば、行動も生得的なものと言える部分はあるはずということになる。ジャック・モノー著、渡辺格・村上光彦訳「偶然と必然」(みすず書房、1972年)には言語の習得についても書かれていることに気がついた。ただ、そこにはチョムスキーの言語生得説が引用されているだけだ。

images/2009/12/evolution_and_modification_of_behavior_PC050002s.JPGコンラート・ローレンツ著「行動は進化するか」とJ.モノー著「偶然と必然」

高橋克彦については知らない。


更新: 2009-12-05T18:38:19+09:00

ちょっと早い。残念だね。文藝春秋の表紙をシルクロードの絵が長い間飾っていたのを思い出すが。昨日だったか、その前だったか、広島県立美術館で追悼展が企画されているという話をテレビが報じていた。

追悼番組が始まった。「道標なき旅の彼方に 〜求道の画家平山郁夫〜」(2007年11月10日放送の特別番組を再放送)。「原爆の日のことは昨日のことのように鮮明に思い出す。」

「仏教伝来」はすごい絵だなあと思う。その独特の色彩と省略され抽象化された形態の精神性。29歳の作品。

「大唐西域壁画」。「持続力が大切。水が地面に滲みるように、日曜日も休日も盆も正月も、一人でする仕事ですから、数年先の完成を見ながら努力し続ける。」

77歳で、昼過ぎから深夜までアトリエに閉じ籠もる。「一緒に被爆した時の仲間はみんな亡くなった。僕はまだ代わりに生きていく。」「広島に帰れなかった。帰ったのは被爆後20年経ってからだった。」「広島生変図は美しくない。単に美を描くのが芸術ではない。ドロドロしたものを描くのも芸術。」燃え上がる炎に埋め尽くされた広島生変図を見て、実際に原爆の中にいた人にはそうだったのかと思う。

バーミヤン大石仏の破壊が話題になった。「破壊された後でもその残骸から心の眼で見れば元の石仏が見えてくる。」

因島大橋、科学技術と自然の絶妙のバランス。来島海峡大橋、何か新しいものが湧き上がってくるような幻想的な風景。紙を継ぎ足しながらスケッチする。

文化は滅びない。東西の文明が出会った場所、トルコのローマの遺跡。そこに想像力で騎馬兵を線画で描き始める。もうこれで終わりと思っても、さらに自分を試したり、実験したりしていると、発酵してくるものがある。眼には見えなくても生きているものがある。永遠に生きている命の今を描く。


更新: 2009-12-06T01:50:23+09:00

テキストエディタのような操作を実現した手書きメモアプリの最新版発売 | クリエイティブ | マイコミジャーナルネタ。

これは便利そうだねえ。DSにもちょっと似たようなアプリがあって、ピックアップしたはずだが・・・うごくメモ帳、これか。

「SpeedText」はシャープの手書きザウルスを継ぐモバイルの知的生産ツール候補かな。

更新: 2009-12-05T09:52:42+09:00
12/4/2009 (Fri.)

Google日本語入力 ショートレビューネタ。早速インストールしてみた。ログオフだけでインストールされるということだったが、だいぶキーの位置がおかしかった。再起動で正常になったが・・・

なかなか快適だ。まったく問題ない。スムースに考えたとおりに入力されていく。デスクトップはほぼ非マイクロソフト化されたのでは。

別に反マイクロソフト派でもなんでもないので、残念だよね、最近の状況は。本サイトへのIEのアクセス比率も50%を切ってしまった。IEもMS-IMEも使いたいとは思えないのが大変残念だ。今や円熟の境地に達しているべきはずなのに。

更新: 2009-12-05T00:08:50+09:00

晴れときどき更新中(掲示板):@niftyレンタル掲示板:@niftyKuze's soft Down Load roomネタ。

とうとう、ZedがUTF-8(BOMあり、なし)編集に対応した。

テレビでニュースになったので、ググった。2009年 年間ベストセラー発表 - TOHAN website。文芸部門の一位が全体の第一位になったのは初めてなのだそうだ。村上春樹の「1Q84」。BOOK1・2を合わせて200万部を超えた。

僕自身が興味を持てそうなのは、「1Q84」ぐらいしかないのだが・・・そろそろ買うか。既に続編を執筆中とのこと。村上春樹さんの「1Q84」続編めぐって“狂想曲” - MSN産経ニュースに詳しい。

12/1/2009 (Tue.)

今日は雲一つない良い天気で、昼休みは空の青さが清清しく、陽射しは暖かかった。帰宅時には少し冷え込んできたが、それでも12℃くらいだ。満月が輝き、大気中に凝縮してきた水の微細粒子が連なる不定形の群を明るく照らし出していた。

最近、いろいろなところで丸山眞男を見るような気がするが・・・まあ、古い話ばっかりだがね^^;)

更新: 2009-12-01T23:28:46+09:00
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