昨日からとうとう連休突入、「Perl & XML」を読みながら、博多へ一泊小旅行。博多駅の紀伊国屋書店で購入した、アントニオ・R・ダマシオ著、「感じる脳」を読みながら、今日帰ってきた。博多は都会だねえ。広島が小さく見えてしまう。
CP-600は元々最大20MBのコンパクトフラッシュを使う仕様のカメラなのに、時代が変わって64MBを挿したために無理が祟ったのか、ニッケル水素電池が充電後の手で持てないほど熱いままを入れたせいか、それとも寿命だったのか、コンパクトフラッシュカードが認識されなくなってしまった。内蔵メモリだけでは、解像度にもよるが11枚ぐらいしか撮影できない。慌てて買い換えるのもいやなので、銀塩の使い捨てカメラを使うことにした。明日、現像に出そう。
誰もが3Dの世界を誰もが利用できるようにとGoogle SkethcUpをフリーで公開。Google Earthとも連動できるらしい。
Revolutionの正式名なんだそうだが、コントローラーも変わっている。
日付変更線を大きく過ぎているので、分けよう。残り、二冊。
「心と遺伝子」(中公新書ラクレ: 213、2006)の著者、山元大輔氏は「脳と記憶の謎 - 遺伝子は何を明かしたか」(講談社現代新書: 1351、1997)の著者でもある。行動分子遺伝学が専門である。心の生成に遺伝子がどのよう関係しているかに迫る・・・えっ、こんなことがわかっていいのと思わせる怖ーい話。帯には、お気楽に「浮気者とマイホームパパ、太った人とやせた人、早起きと夜ふかし、男を愛するかと女を愛するか、すべて遺伝子の差! 行動遺伝学の最新成果が解き明かす私たちの日常生活の謎」とあるが、研究されているのは人間ではないから、少し安心かもしれない。ただ、研究されている動物がかわいそうな気もするね。利根川進は、人間の遺伝子約3万のうち抗体関係の遺伝子約3千だけで、地球上に存在すると想定される抗原100億種に対応する抗体を生成するために、抗体関連遺伝子が急速に変異することを見出した。この「抗体の多様性生成の遺伝学的原理の解明」がノーベル賞の受賞理由になった。「心と遺伝子」には、同一の遺伝子から読み取られる情報さえも多様に変化することが述べられている。読み取り方にも文法があるということらしいのだが、生命の神秘の奥深さを知ることができる。
「心と遺伝子」に関係する本としては、Gary Marcus著、「The Birth of the Mind - How a Tiny Number of Genes Creates the Complexities of Human Thought」(Basic Books、2004、[日記] 脳からみた心 [3/7/2004 (Sun.)])を持っているが、まだ、眺めただけになっていた。英語だということもあるが・・・少しチェックしてみるか。著者は心理学者なので、遺伝子のように生物学的なものをどのように料理しているのか、興味がある。
現実世界は中国の台頭やイラク-イラン問題で混沌としつつあり、米国と日本との外交的つながりも実質的に途絶えているという話も聞いて暗澹となった。人間とは何かをやはり問い直し、日本も再出発すべき歴史の転換点に差し掛かっているということができるだろう。教育基本法改正の話も同様だが、日本人とは何かをもう一度見直して、個々が拠って立つべき源を探してみるべきだろう。そして、そのプロセスは世界全体の存在意義、普遍性につながるべきである。きれいごとばかりで済むほど世の中は甘くはないが、島国で争いを基本的に好まない「和をもって貴しとなす」ことこそが、世界を平和にするかもしれない。
長谷川櫂著、「俳句的生活」(中公新書、2004)は題名どおり、俳句を媒介として、「切る、生かす、取り合わせ、面影、捨てる、庵、時間、習う、友、俳、平気、老い」の生活に関する12章から構成されている。著者は1954年生まれで、まだ俳人としては若いほうではと思う。どのような視点で俳句的生活をされているのか、興味を持った。素人俳句読みとしては、なにごとも17文字で表現するのは大変むずかしいと最近思うことが多く、日記に現れる頻度が低下しつつあることを愁えている。
俳句と言えば、Perlは詩を書くためのプログラミング言語としても知られている。「プログラミングPerl」には必ず、「Perlの詩」のセクションがある。もっとも、第三版からは拡充されていないようだが。下記のページで、Perlで最初に書かれた詩、Larry Wallの俳句を読むことができる。英語では文字数ではなくて、音節(syllable)の数で、5-7-5と数える。
昨日のお昼、世界貿易センタービル別館2Fのdanで、今話題の梅田望夫著、「ウェブ進化論 - 本当の変化はこれから始まる」(ちくま新書、2006)を購入したのを皮切りに、広島に帰ってから、帰り道の御幸ジャスコ3Fに当日開店したフタバ図書で、グレッグ・イーガン著、「ディアスポラ」(ハヤカワ文庫、2005、原著: 1997)を購入、今日も雨の中を昼から、やはり御幸ジャスコにいそいそと出掛けた。
ニール・スティーヴンソン著、「ダイヤモンド・エイジ 上下」(ハヤカワ文庫、2006、原著: 1995)、長谷川櫂著、「俳句的生活」(中公新書、2004)、養老孟司著、「からだを読む」(ちくま新書、2002)、そして、山元大輔著、「心と遺伝子」(中公新書ラクレ、2006)を購入。開店祝いの粗品の台所用洗剤をもらって帰った。
「Web進化論」は元々新潮社のフォーサイト(Foresight)誌連載(2006年4月号で115回)の「シリコンバレーからの手紙」の記事をまとめたものである。元記事を一貫した内容の本をまとめるのはそれだけでも大変なもので、午前三時起床で午前中執筆に当てて、5週間で書いたそうだ。僕がForesightを取りはじめたのは、2003年3月号(連載第78回)からなので、これまでのまとめとして読んでみようと思った。シリコンバレーからの手紙やCNET Japanのプログ「英語で読むITトレンド」で印象に残っているのは、Googleの情報発電所やMITのOPEN COURSEWAREの話、いずれも本書の中に出てくる。Googleが大規模の分散処理データベースを如何に構築しているかはコンピュータに関心がある人なら、誰もが興味を持っている。Google Labが公開している技術文書が、Google Research Publicationsに置いてあるので、どのようなものか垣間見ることができるだろう。
エスター・ダイソン著、「未来地球からのメール RELEASE 2.0」(集英社、1998、原著: 1997)は、Googleが登場する1998年以前、インターネットが急激に拡大する初期に、インターネットが社会に及ぼす影響を論じていて、2004年を予測していたのだが、次第にその姿に近づいてきているのかもしれない。帯の最初には「創り出す者になりなさい」とある。
Googleの議長でありCEOのEric SchmidtはRelease 1.0の熱烈な愛読者らしい。
リリース2.0と同時期に出版された、「インターネット革命はなにをもたらすのか、人間とはなにか、社会とはなにか、コミュニケーションとはなにかを考察するための新たなパラダイムを提示」と帯にある、ジョン・ブロックマン著、「33人のサイバーエリート(原題: DIGERATI ENCOUNTERS WITH THE CYBER ELITE)」(アスキー出版局、1998、原著: 1996)がある。目次のプロローグ-1966年の要約を引用してみよう。
マクルーハンはこの当時すでに、人間は電気技術を発明することによって自らの中央神経系(すなわち、精神)を外面化した、と指摘していた。ケージはこれをさらに一歩進めて、いまや「ただ一つの精神、人間すべてが共有する一つの精神しか存在しない」と考えるべきだと主張した。精神活動は私的、個人的なものだという考えを捨てて、根本的に事態が変化したことを理解すべきだ、というのである。精神は社会化された。となると、ケージにいわせれば、「世界を変えないかぎり、精神を変えることはできない」。人工的増設物としての精神が我々の生きる環境になった。ケージの表現では「共同意識」である。われわれは「世界的公共ネットワーク」を作ることによって、この「共同意識」を汲みだすことができる。
マクルーハンの中央神経系の外面化というのは、養老先生の言われる脳化社会とほぼ等価な概念のような気もするが、マクルーハンを読んでみる必要があるかもしれない。養老先生の「からだを読む」のあとがきがおもしろいので、また買ってしまった。
・・・比較解剖学で記述された知識は、おそらく一生かかっても、一人の人の頭には入りきれない。それほど多い。
文献を読めば済むかというなら、それでは不十分である。自分の目で確かめないと、肝心のところを間違えることになる。・・・さらにその知識を一般向けに噛み砕こうとすると、もはやどうにもならない。
近年、それに拍車をかけるように面倒な事情が生じている。科学論文がどんどん出版されることである。新しい知識がますます増える。それに追いつくだけで精一杯で、解説なんかしている暇はない。それが専門家の言い分であろう。
もう一生あれば、人体全体をやってみたいとは思っている。
情報が溢れているこのインターネット世界で、さて、人間はどのように進化していくのだろうか。ジャスコから洗剤と五冊の本が入ったポリ袋をぶら下げ、傘を差して帰りながら、ふと、言語的遺伝子という言葉が浮かんできた。帰宅すると相変わらず、机や足元には、大量の本やプリンタで印刷したインターネットから入手した文献が溢れかえっている。情報が情報を呼ぶ。言語は脳の中で遺伝子のように働いて、新たな言葉の形に言語を複製し、新たな物語を紡ぎだす。
グレッグ・イーガンの「ディアスポラ」は「SFが読みたい!2006年版」が選ぶベストSF[海外篇]本年度第1位である。評論家の大森望氏によれば、現在の地球上で最高のSF作家なんだとか。太陽系では、誰なんだろう。宇宙全体では誰なんだか・・・確かに設定とその想像力は凄い。「順列都市」の上下を含めて6冊持っているが、読み通したのはまだ「順列都市」だけだ。
ニール・スティーヴンスンの「ダイヤモンド・エイジ」。訳出された最新の本だが、クリプトノミコンの前に出た本である。クリプトノミコンはPerlスクリプトが登場する唯一の小説だろう。ダイヤモンド・エイジはポストサイバーパンクとよばれた「スノウ・クラッシュ」に近い雰囲気の作品のようだ。
Apple - iTunes - Podcasts - Technical Specification(Last Modified: 2006-04-19)ネタ。
おもしろいのは、iTunes Categories for Podcasting。Podcastingに対応したために、取り扱う情報はもう音楽だけじゃなくなっている。
Announcing Live Clipboard v0.92、Fri, 21 Apr 2006 16:11:14 -0700、LIVE-CLIP@DISCUSS.MICROSOFT.COMネタ。
サンプルを見るとわかるが、Live Clipboardのlc:formatタグにはcontenttype属性があり、application/xhtml+xmlがセットされている。これによって、lc:itemタグのデータをmicroformatsと同じdivタグとspanタグを使ってそのまま記述している。CDATAセクションを使わないのでスマートに記述できる。XMLであるがゆえに、混在させることも可能ということになる。
ITmedia エンタープライズ:Gmailサーバに実装された? OpenOffice.org (1/3)ネタ。
Webのリソースは主にHTMLなどのテキストだが、デスクトップの主要なリソースの一つはOffice文書である。そのOffice文書も圧縮されたテキストになりつつあり、これを解凍して活用するテキスト処理もスクリプタにとっては視野に入ってきたと思われる。
Vistaのテクノロジープレビューが出るらしい。楽しみだが、さて、どこにインストールするかだ。Windows 3.1/95/98/2000と、これまではいつもメインマシンに自分でインストールしてきた。XPは新しいマシンを購入して初めて手に入れたOSだった。考えてみると、XPは2代のマシンで使っているからやはり長いね。
Googleが、Webからデスクトップに進出しつつあり、Google Desktop Search、Googleサイドバー、Picasa2は大きな存在感を示している。今やデスクトップになくてはならないものになっている。AppleはiTunes/QuickTimeで、そしてBoot CampでAppleのためにWindowsを利用しようとしつつある。本家はどうするつもりなのということが問われる。
競争相手は既にブラウザを越えているのだから、越えただけではもはや足りない状況である。デスクトップとWebはシームレスにつながりつつある。僕は、Officeがどう変わるのかに興味があるが、さて、OpenOffice.orgとどちらを選ぶのだろうと思う。
Perlの生みの親ラリー・ウォール氏が語る、Perlの生い立ちと今後 - CNET Japanネタ。
1977年型ホンダアコードの話は「プログラミングPerl改訂版」(1997)の「原著者の言葉」の最初に出てくるんだが。
日曜プログラマに朗報、MSがVisual Studio Expressを無期限フリー化 (MYCOM PC WEB)ネタ。
このような世界が訪れるとは・・・日曜プログラマにとっての選択肢はあらゆる言語に広がった。が、スクリプト言語で十分?というか、その楽さ加減から抜けることは難しいだろう(^^;)
PerlからRubyネタ。
use PerlにLarry Wall's presentation at OSDC::Israel::2006の記事が出たので、Larry Wallのスライドを調べた。Perl 5からPerl 6への変化に途惑うだろうかと眺めながら。transcriptもslideもaudioも揃っているし、audioとslideと連動するvideoも作られている。早速ダウンロードして、iTunesに登録し、audioにはLarryの顔写真をアートワークに入れた。videoのほうはアートワークで再生されるので、スライドが入る。
LarryのOSDC講演のスライドと音声ファイルを聞きながら、東京で最近あったYAPCのことを思い出して、調べた。audioファイルについてはPodcastが準備されているので、iTunesに登録。大変便利だ。リストから少しずつ入手して聞いてみる。まつもとゆきひろさんのRuby on Perl(s)を聞きながら、スライドが見たいなと調べると、あった。最初のスライドをブラウザからドラッグして、iTunesのアートワークにドロップする。見事に収まる。UCSとCSIの話がおもしろい。RubyはCSI(Character Set Independent)ということで、sjisが当然使える。最近そのことを思い起こして、Rubyもあるよなと思った。Unicodeが対応できない大文字セットとして、今昔文字鏡、TRONコード、GB18030を上げている。確かにそうだよねえと思いながら、Unicodeがすべてではないが、Webでは今のところすべてかもしれないと・・・
TSNETで話題が出たJSANを調べていると、最速インターフェース研究会のおもしろい記事が引っ掛かった。
[XML] 構造化ブログとMicroformats [4/16/2006 (Sun.)]ネタ。Dan Connolly, W3CのページのInterestsの項、GRDDL and microformats(GRDDL Data Views: RDF expressed in XHTML and XML)が気になった。以前から、おもしろそうだと思っていたGleaning Resource Descriptions from Dialects of Languages (GRDDL)がMicroformatsと並んでいるからである。もう一度読み始めた。タイトルがちょっとnegativeな感じだから、Gathering Resource Detailed Descriptions from Languagesとでもしたほうがよいのでは(^^)v
GRDDLに書いてあるのは、headセクションに置くmetaタグのname属性とcontent属性の利用である。Adding yourself to GeoURL - GeoURL (2.0)もその一つである。が、bodyセクションの内容の細部にわたって、意味づけをするには役に立たない。
HTMLなどに含まれるメタ情報を基に、様々な情報を収集できるようにするためには、Microformatsが最も良いアイデアである。GRDDLでは、様々な種類のメタ情報を、目的に応じて多様に変換するMultiple transformationという考え方を述べている。メタ情報をHTMLに記載するためのフレームワークとして、Microformatsがある。メタ情報は、id属性とclass属性によって記述する。id属性はページに一つしか記述できない。class属性は複数記述できる。例えば、id属性は、記事単位で付与すればよい。class属性は、記事であることや、記事の中の何の要素であるかを表すために付与することになる。→ [XML] Microformat - diary [4/9/2006 (Sun.)]
Multiple transformationの方法はいくらでも考えることができる。抽出した情報をどのように使うかによって方法を選ぶことになるだろう。今のところ、RSS/ATOMリーダーやiTunesが具体的なアプリケーションとして登場しているのだが、いずれは、抽出する情報によって見掛けや動作が変化するリーダー/データベースが出現するはずである。iTunesは音楽関連情報に特化しているが、最先端のアプリケーションかもしれない。僕は、収集した講演などの音声ファイルを関連する画像情報とともにiTunesで管理している。このようなアプリケーションは本質的にデータベース機能を持つことになる。
Microformats Podcast: iTunesのプロパティを開いたところ
実はiTunesは音声ファイルやビデオファイルだけではなく、PDF文書だって格納できる。拡張性を意識した、遊び心のある作りになっている。各ファイル名欄で右クリックのリストに出てくるプロパティは、音声ファイルに関する情報を表示した概要、音声ファイルのアルバム名・アーティスト名・カテゴリ等を記した情報、音声ファイル再生に関するオプション、歌詞、アートワークの管理の各タブに分かれた本格的なデータベースインターフェースである。アートワークには複数の画像ファイルさえ、格納できる。アートワークの格納はドラッグ&ドロップでもよいし、プロパティからも可能である。
僕が作っているデスクトップCGIのhTunesはRSSリーダーだが、RSSにPodcastデータが含まれていればPodcast再生用のリンクを生成することができる。新しいメタ情報リーダーはメタデータを判別し、処理の仕方を変化させるためにメタデータベースを持つようになるだろう。このように受け取る情報によって状態を変化させて情報を表示するために、Webブラウザは柔軟なフレームワークを提供するだろう。すべてはWWWの仕組みの中にあるのである。
最後に、XHTMLとRDFを関連付けるアイデアのリンクも残しておこう。
USBでPCとディスプレイを接続、英Newnhamの「USB NIVO」 (MYCOM PC WEB)ネタ。
ディスプレィが液晶で薄く軽くなって、マルチディスプレィも現実的なものになった。手軽にマルチディスプレィにしたいというニーズはあるなあと思う。性能面と互換性がどうかだが、デスクトップの配置を考えてみるかな。ビデオカードも選択肢の一つではあるのだが、我がマシンはPCI Express仕様が必要だったと思う。
LIVE-CLIP@DISCUSS.MICROSOFT.COMネタ。Alex Barnett blog : Microformats Podcastへの言及があった。
Microformatsで構造化して有用なものとして、ブログを考えるのは当然である。更新日記も次第に構造化しつつあるが、今のところ記事内部に格納する蔵書目録(book)と風景画像(viewpoint)に関する情報部分である。記事の主構造にHTMLの表現構造を利用してきているので、移行するためにはツール類の変更が必要だ。面倒なので、主構造の変更は良く考えてからと思っている。また、単なる変更では機能的には変わらず、おもしろくない。既にRSSを配信しているから、記事の主構造は別に構造化されている。表面には出てこないし、利用方法はまだ考えていないが、RSSファイルは月毎にファイル名を変えて残している。
昨年末頃から、Microformatsに注目([Semantic Web] Microformats [12/8/2005 (Thu.)])していたら、あっという間に、Microformatsに関する記事が増えた。情報が最初にWebのどこで生成するのかというと、現在では圧倒的にHTML/XHTML上である。ここに最初からメタ情報を埋め込んでおくのが、Semantic Webを目指すために最も効率の良い方法である。誰もが思いつくことではある。
Tantek's Thoughtsのブログのtagsは興味深いアイデアである。更新日記では、カテゴリへのハイパーリンクは最新の更新日記インデックスの該当部分に繋いでいる。
【レポート】DESIGN IT! Conference 2006 Spring - 情報を見つけやすくデザインする (MYCOM PC WEB)ネタ。
Ambient Findabilityという用語からは二次元では表せない時空のイメージを受ける。ディスプレィを3次元的に配置するような時代が来るのかもしれない。一つの画面で三次元的な表示をしたとしても擬似的な三次元に過ぎないからである。3D表示の場合、回転させたり、裏返したりして全体を観察することはできるのだが、全体構造を一度に見ることはできない。同時に平面図、立面図や側面図が見えるような仕組みで情報を表示するとどのようなことができるのか・・・単なる空間的な構造表現ではなく、情報の持つ多重構造をどのように見せるかにつながる話として考える。
情報を整理するのに二次元では足りないのは確かである。世界は11次元であるからかもしれない(冗談だよ^^;)。
Intel MacでWindowsが動くなら...:ITproネタ。
NEXTSTEPの後継とも言えるMac OS Xの基盤はMachであることはよく知られているし、"下"というよりは、その上でFreeBSDが動くことも知られている。以前ならもうそれだけで、スクリプタが涎を垂らしはじめる理由としては十分すぎたのだが、既にスクリプト言語はWindowsでも問題なく動作するので、今やMacを使い始める理由としてはそれだけでは不十分なのである。そうこうしているうちに、WindowsがMac上で動作するという話が出てきた。今のところデュアルブートだが、そのうち、マルチコアを使って仮想環境下で同時にMac OS XとWindowsの両方が動作するかもしれないという話である。こうなると食指が動き始める十分な理由となるかもしれない。
マルチコアと言えば、PS3もあるわけだけど、はて・・・今年の末から来年に掛けて、PS3、Leopard、Vistaと重なって登場することになりそうだが、、、、、どれがもっともおもしろそうか(^^)
Walking World Projectを更新日記の地理情報システムと位置付けて、日記の持つ風景に関連する情報を地図上の地理的位置(緯度-経度)に結びつけようと考えている。いろいろ他の方法も考えたが、更新日記に掲載する風景写真をGoogle Mapsに位置付けるのは大変簡単で、かつ素晴らしいと思った。Walking World Projectでは、Google Maps APIのサンプルに習って、XMLファイルにマーカーに載せるデータを記述して、JavaScriptで読んで処理する仕組みとなっている。
更新日記のMicroformatを読み取って、Walking World Project用のXMLを出力するというのは簡単なことである。RSSやLive Clipboardとしての出力も有り得ると思っているが、それも同様に簡単なことだ。そこで、現段階の風景写真用のMicroformatも公開しておこう。class名を撮影地点という意味で、viewpointとしている。
viewpointのdivタグにid属性を追加して画像ファイル名を記載することにした。こうすれば、imgタグという画像そのものの表現から、画像に関する情報部分を分離することができる。[Modified: 2006-04-22]
<IMG SRC="jpg/04020030s.jpg" ALIGN=LEFT HSPACE=20 ALT="jpg/04020030s.jpg"> <div id="jpg/04020030s.jpg" class="viewpoint"> <div class="title">広島県立美術館</div> <div class="date">2006-04-02</div> <div class="desc">女学院から北上して県立美術館を見る</div> 緯度: <span class="lat">34.399420718521164</span>、経度: <span class="lng">132.4667501449585</span><br> <a href="javascript:void(0)" onclick="toggleVis('embed');onLoad(132.4667501449585, 34.399420718521164, 1, 'map');"> 地図の表示・非表示 </a> </div> <BR CLEAR=ALL><br> <div id="embed" class="invisible"> <div id="map" style="width: 360px; height: 240px"></div> </div> <br>
合わせて、CSSとJavaScriptの部分を載せておく。なぜか、IE 6/7では動かないみたい(^^;)toggleVisibilityのルーチンは動くが、Google Mapsが表示されない。二つのルーチンを分離したり、toggleVisiblityのルーチンをはずしても地図は表示されない。Walking World Projectのページでは地図が表示されるのに、なぜだろう。W3CのMarkup Validation Serviceに通してみると、35ぐらいのエラーが出るが、spanがspanvとなっているtypoを一つ見つけたぐらいで、決定的な問題は見つからない。
<style type="text/css"> <!-- //・・・ 省略 .viewpoint { font-size: 12px; margin-left: 10px; margin-right: 10px; margin-top: 20px; margin-bottom: 30px; padding-left: 20px; padding-right: 20px; padding-bottom: 20px; padding-top: 20px; } .invisible { display: none; } .visible { display: block; } //--> </style> <script language="javascript"> <!-- function toggleVis(idName){ var styleMenu = document.getElementById(idName).style; if(styleMenu.display == "block"){ styleMenu.display = "none"; }else{ styleMenu.display = "block"; } } function onLoad(lng, lat, zoom, mapid) { var map = new GMap(document.getElementById(mapid)); map.addControl(new GSmallMapControl()); map.addControl(new GMapTypeControl()); var point = new GPoint(lng, lat); map.centerAndZoom(point, zoom); var marker = new GMarker(point); map.addOverlay(marker); } //--> </script> <script src="http://maps.google.com/maps?file=api&v=1& key=ABQIAAAA_fIfpaL4LMc1rYGp0vH4fBSQ_z5dr1O_OVP7C-xOUHXbl0sQnRR2iL3Nz2o8kkVnQlVPuxWISm3_fQ" language="javascript"> </script>
風景写真データには、日記の記事へのリンク等の情報も必要だが、これは現状のHTMLの日記形式から読み取るか、diaryのMicroformatを使うことになるだろう。
Google Maps APIを使うためにはSign upしてkeyを取得する必要がある。使用するサイトも指定する必要があり、keyを指定以外のサイトで使うことはできないので注意すること。
更新日記はdml(diary markup language)→HTML変換で書いているが、いずれはXMLかRDFかで書くというアイデアがまとまるかもしれない。無論、表現的(構文論的)構造(syntactics)と意味論的構造(semantics)を自在に取り扱えるような方法を考える必要がある。そのためには、表現をつかさどるHTMLと意味をつかさどるRDF/XMLとが相互変換される仕組みが重要になる。この間を取り持つのが、Microformatのような気がしてきた。日記の持つ構造を少し整理してみよう。
<div id="xml_nnnnnnnnnn" class="diary"> <div class="date">4/9/2006 (Sun.)</div> <div class="category">XML</div> <div class="title">Microformat - diary</div> <p class="description"> 更新日記はdml(diary markup language)→HTML変換で書いているが、 いずれはXMLかRDFかで書くというアイデアがまとまるかもしれない。 無論、表現的(構文論的)構造(syntactics)と意味論的構造(semantics) を自在に取り扱えるような方法を考える必要がある。そのためには、 表現をつかさどるHTMLと意味をつかさどるRDF/XMLとが相互変換される 仕組みが重要になる。この間を取り持つのが、Microformatのような気 がしてきた。日記の持つ構造を少し整理してみよう。 </p> </div>
XML/XSLTやXML/CSSというアイデアもあるわけだが、表現の自由度を考えると、HTML+Microformat/CSS/JavaScriptを使って、意味的な情報を付加しながら、同時にインタラクティブな表現を実現しつつ、定型的な部分をRDF/XMLで抜き出して配信するという手法が現実的である。スクレーピング(scraping)も確実自在にできる。
[日記] 「エルミタージュ美術館」展と縮景園 [4/2/2006 (Sun.)]に掲載した写真の撮影地点をGoogle Mapに表示するようにした。toggleVisibilityという手法を併用して、地図の表示・非表示を切り替えている。
toggleVisibilityのルーチンには、Google Videoで使用されていたもの(今では見ることはできなくなっている)を最初は多少変更して使っていた。Google Videoで以前使われていたmisc.jsのルーチンでは、divタグのclass属性の値を変更することによって表示・非表示を切り替えている。これは、CSSの指定classのdisplay属性をblockとするか、noneとすることによって行なわれる。しかし、このルーチンには、getComputedStyle、currentStyleやgetPropertyValueなどJavaScriptの参考書には見当たらないプロパティがいろいろと出てくるし、何かまどろこしい仕組みになっている。
現在、使用しているものは、style.display属性を単純に取得して、blockとnoneの値を切り替えるシンプルなスクリプトである。Google Mapsは快適に動作する。見事に動くものだなあといつも感心する。地図表示用のスクリプトは、Walking World Projectで使っているスクリプトを単地点マーキング用に改造したものだ。
Re: hcard formats(Brian Suda氏、LIVE-CLIP@DISCUSS.MICROSOFT.COM)のsuda.co.uk/projects [X2V]から辿る。
引用のMicroformatにはサンプルとして本の場合もある。[情報処理] Structurally-Based Citation Formatting [3/26/2006 (Sun.)]のアイデアと比較してみよう。
Image Annotation on the Semantic Webネタ。
画像への注釈に関する問題が整理されている。表現レベルと意味的なレベルでの相互運用性についての標準的なアイデアはまだ存在していないだろう。MicroformatとRSSとを結び付けるようなアイデアはあるかもしれない。
Python 3000 - Adaptation or Generic Functions?ネタ。
ゴールはPerl 6の繰り返しを避けることだそうな。
アップル - WOMB 6th ANNIVERSARY WOMBCASTから生み出される、新たなPodcastingの可能性ネタ。
AppleのBoot Campを調べていたら、WOMBCASTにぶつかったが、まあ僕にはあまり関係のない話のようだが・・・WOMB-Future Style"web"。
本日のニュースはこれ。朝、車を走らせながらニュースを聞いた。やったねと思った。Apple - Boot Campネタ。
Intel Macが出たときは、Mac OS XをPC向けに販売するのではと予想したことがあった(Mac nano(apple))が、それはやはりMacの売上げを落とす可能性があるなと思った。ハードウェアの会社であるAppleが選択したのは、Macの売上げを伸ばす方向だった。
しかし、よく考えてみると、結局デュアルブートにしても、仮想化環境にしても使わないんだよね。使うのはどっちか一つ。
「心の起源」を読了後、記憶の物質的起源がどこまでわかっているのかを調べ始めた。手持ちの本を調べた。最初に引っ張り出したのが、山元大輔著「脳と記憶の謎 - 遺伝子は何を明かしたか」(1997)と信原幸弘著「考える脳・考えない脳 - 心と知識の哲学」(2000)。
次に、立花隆、利根川進著「精神と物質」(1990)。利根川進氏が1987年に「抗体の多様性生成の遺伝学的原理の解明」でノーベル賞を受賞した後の文藝春秋連載インタビュー記事(1988-1990)をまとめた本である。利根川氏はこのあと分子免疫学を脳の研究に応用し始める。この最初の成果に関する本として、利根川進著「私の脳科学講義」(2001)を見つけて購入、読了。
さらに手持ちの本を探す。イスラエル・ローゼンフィールド著、菅原勇・平田明隆訳「記憶とは何か - 記憶中枢の謎を追う」(1993、原著: 1988)、池谷裕二著「記憶力を強くする - 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方」(2001)あたりも眺めている。これ以上新しい情報は日経サイエンスの記事か、インターネットを漁ってみるしかないかも。
TPRが久しぶりに届く。爽やかな青の表紙が眼に心地よい。PDF版を取りに出掛けた。メールが来てなかったので、パスワードがわからない。メールアドレスを入力してパスワードを送ってもらう。GDSでインデックス化するために全部ダウンロードした。
「Perl 5よ永遠に」、「それは我々の問題」というコメンタリーが、最近のPerlユーザーの関心に触れている。
前者の話題は、Perl 5をいつまで使い続けるのかということだが、Perl 5はPerl 6の影響下で発展し続けている(と、Simon Cozens氏も「実用Perlプログラミング」で書いている)ので、答えは、永遠にということになるのかもしれない。もっとも、Perl 5.10は、PonieとしてParrot上で動くのだから、"Forever"という答えは当然でもある。Perl 1が、Punieという名前で、Parrot上にインプリメントされつつある。
後者の話題は、Ruby on Railsの勢いに、Perlはどうするのっていう話だ。すぐ使えるものがあれば、宣伝してよということ。まあ、Perlの精神は、方法は一つではないということでもあるから、RoRだって使えばいいね(^^;)それはそうとLaCoocanでRoRは動くのかな・・・それよりもRoRって何というところから始める必要があるけどね(^^;)さらにそれよりも何がしたいのっていうこともある。
それから、CamelPack: a Windows installer for Perl + GCCの記事もあった。setup.exeでインストールしようとしたけど、なぜかつながらなかった。
偉大なる「エルミタージュ美術館」展2006年 広島県立美術館ネタ。偉大なる「エルミタージュ美術館」展 −魅惑の秘蔵コレクション− フランドル絵画とヨーロッパ工芸の精華と銘打っている。運良く昼から雨が上がり、最終日だったので、バスで家内と出掛けた。女学院前でバスを降りると、広島女学院の桜並木は五分咲き。雨のせいか、それほど混んではいなかった。
17-19世紀ヨーロッパのフランドル絵画と工芸品である。工芸品の中にはポップなデザインもあって、現代に通じるものを感じさせる。絵画は写実主義でわかりやすい。例によって常設展もさーっと見て回って、お隣の縮景園へ向かう。桃や桜が咲きかけているが、まだ植物の勢いは今一つ。観桜茶会が開かれていた。
Flashと言えば、思わずクリックしたくなる小品を見つけた。僕は天邪鬼だから普通はまずは無視するのだが(^^;)
調べると(豚)ボンジュールの時計レンタルの一つが貼り付けてあったのだ。
今週の初めに読み終えていたのだが、何か書き留めるタイミングを失していた。物質世界の中に生物世界が、そして生物世界の中に心の世界は入れ子構造になっているのだが、入れ子の内側でありながら、外側の世界を超えている。
記憶が時空を生み出し、時空が論理を生み、さらに感情を生む。これらの背景に統覚がある。こうして心が誕生する。
最近は、当たり前の様様なことが不思議に思えてくる。思考は言葉によってなされることは間違いない。思考は音声として発語したほうがスムースに進むぐらいだ。記憶はどのように格納されて、どのように想起されるのだろうか。記憶は思考としてどのように紡ぎだされるのだろうか。
日記を書くのも気力が必要。とりあえず一時メモ的一行日記になってしまう。今日も出勤してやるべき仕事をこなしてきた。
一昨日は朝、虹が出ていて、車で虹を追いかけながら走った。朝日をあびた低いアーチの虹が道路から山側にしばらく見えていた。そうこうしていると、すれ違う車が跳ね上げる水しぶきに一瞬虹がかかるのに気付いた。最初は目の錯覚かと思ったが、車とすれ違うたびにフロントガラスの右下付近に再現性よく虹が現れた。
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もっと早く出さないとね。忘れた頃に出るのでは興味が半減。
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Google Videoとの比較がないのはどうなんだろう。
アップルユーザーになり損ねているPCユーザーはもっと夢を見させて欲しいと願っている。