将棋だけが頭脳勝負というわけではない。なにごとも頭脳勝負の側面がある。頭脳勝負というよりは、調べ続ける根気かもしれない。将棋の棋譜を調べて、新手を発見するのも根気かもしれないから、同じようなものかな。今日も、とにかく書き続けながら、並行して調べる。ネタと自分の構想に沿って調べるわけだ。ネタの解釈が自分の構想にマッチしないとおもしろくない。しかしながら、調べていって新たな発見があると新構想に発展していくことになり、伏線だったものが表の線として現れ、新しい意味を伴って、さらに理解が深まることになる。
とにもかくにも21時には終了した。疲れたけど、心地よい疲労感だ。次の道筋も見えている。ステップアップできそうだ。それはまた苦難の道なんだけど、敢えて選ぶ道。難易度は高い。
最近、外山滋比古先生が亡くなられた。「思考の整理学」という本が、東大や京大の生協の書籍販売ランキング1位だと話題になった。外山滋比古さん死去 代表作『思考の整理学』は現在も年間10万部重版されるベストセラーに | ほんのひきだし(2020年08月06日)。1983年、ちくまセミナーの一冊として刊行され、1986年にちくま文庫に収録されている。
1981年の「読書の方法」(講談社現代新書)を2007年に加筆修正した「読みの整理学」(ちくま文庫)という本もある。両著を少し読み返してみたいなと思っている。頭脳勝負のための整理学になるんじゃないかと・・・
「羽生永世七冠としのぎを削るトッププロが語り尽くす棋士の頭の中!」という帯が付いている。大体、棋譜のある部分、第4章「激闘!」以外は目を通したが、将棋の勉強のために最も重要なのは棋譜のある部分に違いない。ここは時間を掛けて棋譜自体をじっくり読まないと意味を理解できないだろう。この本は確かに将棋の世界を語り尽くしている。入門書としても最適だろう。ルールが付録で付いているぐらいだから、初心者も念頭にわかりやすく丁寧に書いてある。
僕のFacebookは最近はほぼ将棋専用で日本将棋連盟の詰将棋を解くのが日課になっている。後は音楽のフォローぐらい。3手詰め、5手詰めに挑戦する。しかし、時間に追われて適当に考えていると読みの抜けが結構ある。今日は将棋盤を出して駒を並べて解いた。7手詰めも解けた。やはりじっくり考えて解けるとうれしいものだ。
将棋をたくさん見る機会が増え、経験値が増すと少しは強くなる。手が見えるようになる。ただ、ぴよ将棋4級を超えることができない。これは結局、基礎ができていないからだと思う。大昔、矢倉についての定跡はある程度書籍で勉強したけど、さて、次のステップはどうすべきか思案している。ぴよ将棋もWEB版が動き始めた。機能的にはアプリ版に及ばないが、対戦データをダウンロードして、スマホのぴよ将棋アプリで解析できるらしい。コンピュータを使っていろいろと研究するというのもおもしろいかと思っている。しかし、どんな方法を取ろうと時間が掛かる。それは間違いない・・・ぴよ将棋w (ぴよ将棋 WEB版)。
棋譜の解析こそが強さの秘密という、当たり前のことに気を付かせてくれたのが、この「頭脳勝負」だ。手を抜いては強くなれない。
将棋雑誌に「トップ棋士六人がある局面を見て次の手を答える」というコーナーがあります。局面を見て三〇分ほど考えた私が「後手、7九銀」と答えると、「これは一九七五年の升田幸三の実戦で後手、2一飛と指しています」と言われました。
聞いた瞬間は悪い手だと思ったのですが、その手についてよく考えてみると、見た目以上に色々な事を考えた上での手で、自分が考えた手よりも優れているということがわかりました。しかも当時五七歳の升田九段はその手を二分で指しているのですから、驚くしかありません。「こんなすごい人の将棋を見てみたい」と思い早速、翌日に将棋の古書を取り扱っている書店に行きました。二〇〇六年のことです。
(前掲書、「現代将棋と過去の大棋士」、138〜139ページ)
文藝春秋2020年9月特別号の「渡辺明、藤井聡太を語る」の最後には次のようにある。
---今後の抱負について
渡辺 五番勝負は、三勝してようやく勝てるわけです。今回のように一発入れただけでは勝てません。今回負けた三局をひもとき、どうやったら勝てていたのかを検証していくことで、対藤井戦に向けて最善のブランを組み立てたいと思っています。
(文藝春秋2020年9月特別号、231ページ)
今日はライブで。室内気温28℃。扇風機環境設定。開始、11:05am。環境ノイズを消すプラグインが入っている。NHK杯将棋トーナメントと二刀流。糸谷哲郎八段、青嶋未来六段戦。
11:30 ソニーが招待制の「プレイステーション5(PS5)」先行予約をスタート - GIGAZINE。
Amazonのアカウントの認証が厳しくなってきた。実際、今、単に本を買うために回復するまでにいろいろと手間取った。最近はAmazonを騙るへんなメールが普通になっているので、メールヘッダを見ながら確認・対処するだけでなく、基本的にはどんなものでもというか、不必要なものは返信しないのが原則。次第に送られてくるものが巧妙になっている。認証のために送られてくるメールのヘッダは間違いなさそうなので、ほっとする。いつもと対応が変わると不安になる。本物なのかなと・・・
11:55 Apple、EpicのApp Storeアカウントを停止(Unreal Engineは無事) - ITmedia NEWS。
12時ぐらいから通信状態が悪化。なぜだろう。音が途切れる。他のタブをすべて終了しても改善されないので。Chromeを終了して、再起動。Chromecastから再生するように切り替える。しばらくすると改善された。いや、まだブツブツノイズが入る。
12:40 『ゴースト・オブ・ツシマ』主演俳優ツジ氏×開発スタッフが語る主人公・境井仁の誕生秘話。仁の人物像はどのようにして生まれたのか? - ファミ通.com。
12:45 「Work from home」の机、椅子とBackJoy、キャスターとフロアリングの話。
12:55 化物語 - Wikipedia。オリジナルアニメは2009年。Prime Videoもあるね。後で見てみよう。コミックは2018年から。いろいろ原作もあるとか。
13:04 Prime Videoの岡本喜八監督作品。50年前。沖縄に興味のある方にはよい。岡本喜八 - Wikipedia。沖縄とハワイのゲーム会社の話。
13:08 ヴァイオレット・エヴァーガーデン - Wikipedia。京都アニメーション - Wikipedia制作。
昼食タイム。
13:27 Netflixのオルタード・カーボンのシーズン3はキャンセルになった。Netflixの人気シリーズ3タイトル、新シーズンの制作が続々キャンセルに(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース。Netflixのオリジナルは当たり外れが大きい。
13:30 宮川さんのメガネを作ろうかという話。コンタクトのハードレンズからレーシック、10年で視力低下、当面メガネ検討。hakさんから丈夫なメガネフレームを紹介。フレームの価格、150ドル程度。
13:36 カリフォルニアの山火事の話。空気が悪い。ネットフリックスを見るか、ゲームをするしかない。
13:37 Rebuildのメールアドレスができる。文字数制限のないTwitterと考えて。
13:40 お疲れ様でした。
ナイトウォークは明日にしようということになって、昨日は遅くまで仕事をしていた。その結果を引き摺って、何度も目が覚めたが、ようやく朝になると気分が収まって、気持ちよくウトウトした。昨日は安倍首相辞任のニュース。潰瘍性大腸炎再発。自己免疫が関わる難病。人間いろいろと難しい問題を抱えながら生きている。今朝は雲一つない青空。人間の悩みを知ってか知らずか・・・
Apple TVの不調解消法を確立して以来と言っても昨晩からだが、快調にApple TVを使う。これまでは、PCのChromeからChromecastの使用に切り替えていたわけだけど。大体のことはWEBを調べればすぐわかる。「WEBに聴け」だね。まあ、WORDの使い方だって、そうしているわけだから。問題は理解する能力があるかどうかだ。
最近は、Prime Videoがメインではなくなって、将棋のAbemaTVだけでもなく、YouTubeが次第に勢力を増している。登録チャネル数は250を超えている。そのうち、よく見ているのは以前はdrikinだったが、現在は松田政策研究所チャンネル。ここで、上久保先生の集団免疫説を知った。K型によるT細胞免疫が感染・重症化を防いでいる。(46) 第8回【2020/8/26】生放送「新型コロナ対策、今、真に有効な政策とは何か??」 - YouTubeを昨晩遅くから視聴している。今朝続きを見ていると、論理の結果として、重症化するのはK型によるT細胞免疫がない場合という話になっている。さて、これまでの話を要約して、結論すると、G型感染による抗体依存性感染増強(ADE)が、なぜK型に既感染している場合に起こらないのかという話をしっかり追求する必要がある。そして、新型コロナ、首都圏ほぼ全員“既感染”!? 日本の死者が欧米より少ない要因の一つに「集団免疫説」 専門家の新抗体検査で明らかに (2/3ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイトの発展的追試ぐらいは必要だろう。ウイルス感染や免疫に対する考え方を深める機会になるだろう。
・・・東京理科大学の村上康文教授らは、新開発の検査システムを用いた首都圏での抗体検査で、従来の結果を大きく上回る数値が出たと明らかにした。注目すべきは、陽性が出なかった例を含む検体のほとんどで、すでに何らかのコロナウイルスに感染している「既感染」を示す反応があったことだ。免疫を獲得している可能性があるというのだ。
(出典: 新型コロナ、首都圏ほぼ全員“既感染”!? 日本の死者が欧米より少ない要因の一つに「集団免疫説」 専門家の新抗体検査で明らかに (2/3ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト)
YouTubeにはmirevaチャンネルというのがあって、コンテンツの一つに(46) ツッカム正剛【松岡正剛の千夜千雑】 - YouTubeがある。これは正剛ファンとしては必視聴なので、心待ちにして見ている。最新の(46) ツッカム正剛 0037夜 「コロナパンデミックD”われわれはどこに向かうのか?コロナ禍の平時と有事”」【松岡正剛の千夜千雑】 - YouTubeで、ホワイトヘッドの話が出た。995夜『過程と実在』アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド|松岡正剛の千夜千冊のお話。うーむと思う。前も思ったのだが、試しでなくとも、買うには高価すぎるんだよね。1267夜『ホワイトヘッドの哲学』中村昇|松岡正剛の千夜千冊も読んでおこうか。
先週の木曜日は第61期王位戦第4局の二日目、藤井聡太棋聖が王位を獲得して八段昇段を決めた日だった。強いね。18歳とは思えない風格がある。今週の火曜日は仕事を終えると、第33期竜王戦の挑戦者決定三番勝負の第二局、羽生九段と丸山九段の対局に気づいて見始めた。羽生九段の勝利、一勝一敗。プロ棋戦対局スケジュールを調べてみると、第三局は9月19日。土曜日だから、朝から楽しめる。
最近、王位戦七番勝負がAbemaTVで再放送されている。今、第2局二日目。コンテンツとしては最高かな。
文藝春秋2020年9月特別号には「渡辺明、藤井聡太を語る」が掲載されている。正確には「現役最強、渡辺明二冠、史上最年少、藤井聡太棋聖を語る」「尋常でない強さだ・・・」
---藤井将棋は、AIの影響をどのぐらい受けていると思いますか。
渡辺 彼の強みとAIは、ほぼ関係ないでしょう。結局のところ、中盤や終盤の力で勝っているわけですから。
むしろAIが関係しているのは、私が勝った第三局です。ああいった全部の変化を網羅していく将棋は、AIを使わないと無理ですから。
(前掲書、棋王・王将 渡辺明、取材・構成: 内田晶、230-231ページ)
この記事を読んで、「渡辺明」をもっと知りたいと思った。もともと個性が強いし、強いことは間違いない。今は名人位を獲得して三冠(棋王・王将)、現役最強との肩書にも違和感はない。あっけらかんとして、明快な説明には好感が持てる棋士だ。著書があるだろうと探すと「頭脳勝負」が見つかった。2007年に最初にちくま新書として刊行され、11年後に増補され、ちくま文庫で再編集、再刊されているのを見つけた。現在、読書中。また何か書くだろう。
そうそう、AbemaTVがAppleTVでうまく動かない時がある。テレビで音が出ても画面が出ない場合が結構ある。一度はAppleTVの電源コンセントを抜いて再起動したら解消したが、そればかりしてはいられないので調べた。Apple TVの「AbemaTV」が見れない時の対処法 | アーリーテックス。リモコンの操作だけで解消した。なるほど。もう一つの不具合、リモコンが思うように動作しない場合は充電が足りていないらしい。十分に充電して使うこと。
(追記) AbemaTV動作不良時のAppleTVのリモコン操作の話は、YouTubeの動作不良にも効くことが判明。リモコンの充電の問題ではなさそう。テレビアイコンのボタン(ホームボタンかな)を二度押しして、うまく動かないアプリを上にスワイプして(終了したことになるらしい)、ホームに戻って、そのアプリを再起動すればよい。
新型コロナ、首都圏ほぼ全員“既感染”!? 日本の死者が欧米より少ない要因の一つに「集団免疫説」 専門家の新抗体検査で明らかに (1/3ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト、感染すると突如「20歳」老化する!? 新型コロナは「玉手箱ウイルス」 日本医科大北村特任教授が警鐘 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト。
少しずつ、新しい注目すべき情報は出ているが、またまだわからないことが多そうだ。問題は重症化するのはどのようなケースなのかということだろう。世の中も特に高齢者の感染・重症化の抑制に焦点を絞りつつある。
AirPodsの時代になって久しい。Appleのコード付きのイヤフォンは音はいいが、いつも使う前にコードの絡まりを解くのに難儀する。ウォーキングでコードはそれほど邪魔になるわけではないが、なければないほうがよいだろう。二つのイヤフォンがコードでつながったタイプの首に掛けるBluetoothイヤフォンはソニーので昔試したが、その機種はバッテリーが持たないので実用的でなかった。それで、Amazonで探した。もちろん、安いのが狙いだ。CES2020イノベーション・アワード受賞製品で4,980円也。試してみようという判断。
EarFun Free (1)
見ての通り、包装も取説もしっかりしている。肝心の製品も高級感がある。収納用のパッケージはUSB-Cケーブルで充電可能だし、Qi規格のワイヤレス充電も可能。
EarFun Free (2)
パッケージ容器にはイヤフォンは磁石で固定される。一度、Bluetoothでペアリングしておくと、容器から取り外すと自動的にペアリングされる。コードがないと一つの欠点が生まれる。容器から取り出そうとする時、はずみで落としかねないところ。磁石の力が結構強くて、イヤフォンを取り出すのに力を込めてしまう。注意が必要。
室内で静かにゆっくり聴けば音は悪くない。グラフェン・ドライバーで極上のサウンドが得られるとか。ウォーキング時は外部の音もよく聞こえるので、歩きながら話せるぐらい。オープンなので音楽を鑑賞するのには向いていない。まあ、当たり前と言えば当たり前、ロッド・スチュアートのナイト・オン・ザ・タウンを聴きながら歩いた。なんといっても、スローサイドの4曲が、そして、飾り気のない歌声が好ましい。
夏も村上RADIOがあったはずと、村上RADIO - TOKYO FM 80.0MHz - 村上春樹を調べると、先週末の土曜日。radikoならタイムフリーで一週間以内なら聴ける。ギリギリ、ラッキー。メディアはWEBだけではない。
いつもは、2か月おきに日曜日の午後7時からということらしい。しかし、ついつい聴くのを忘れてしまう。今回は既に第16回か、続いているね、僕は最初のころ、聴いただけかな。
聴くか聴かないか迷ったけど、radikoプレミアムに入っているし、radikoを活用しないともったいないと。メディアは癖・習慣という面があるし、使っていないと回路が錆びついてしまう。次第に使うのが億劫になってしまう。iPhoneのradikoで再生し、AirPlayでオーディオから鳴らす。後で、ChromeからログインできるようにパスワードをiPhoneで確認。
選曲に知っている曲は一つもない、アーティストのBrad Mehldau、Boz Scaggs、Tom Scottを知っているぐらい。音楽についての年季(所有しているLP数)が10倍以上違うから仕方がない。トム・スコットのBlow it out(Blow It Out - Tom Scott | Songs, Reviews, Credits | AllMusic)から「It's So Beautiful to Be」が最後に流れる。
和田誠が挿絵を描いたんじゃなくて、まず絵をかいて、それに村上春樹が文章を付けた「ポートレート・イン・ジャズ」の目次を眺める。チェット・ベーカーからギル・エヴァンスまでの55人・グループのリストだ。八割方、ほとんどのアーチストは実際に聴いたことがない。名前は知っていたとしても。ある程度聴いた経験があったとしても、アーチストを深く理解するところまではなかなか到達できない。他人がどのように聴いているかという情報は貴重なものだ。ビル・エヴァンズの項のスコット・ラファロの話を反芻する。そうだったねと。今なら、このリストにあるアルバムをトレースすることも容易い。時間と気持ちの余裕があればだが・・・
Rebuildで、Apple TV+向けにアイザック・アシモフのファウンデーションが制作されているという話が出た。Apple TV+のSFドラマ『ファウンデーション』予告編公開。アシモフの銀河帝国を映像化、2021年配信 - Engadget 日本版。さて、それを目的にサブスクリプションの可能性があるかな。しかし、AmazonのPrime Videoもあることだしねえ。Apple Music自体が既にAmazon Primeよりも高額ということもある。アシモフのFoundation、銀河帝国興亡史は小説で全部読んでいるわけだし。バンドルサービス「Apple One」、iPhone12発売と同時に提供開始か - iPhone Mania。Apple Oneの価格設定に期待ということで・・・
そうこうしていると、サイバーパンクの古典からディストピア作品まで、この夏に読むべき23のSF小説 | WIRED.jpが目に入る。コンテンツには困らない時代だ。9/23の比率で所蔵(〇)している。まずまずの成績かな。
アシモフのファウンデーションは当然入る。2020年8月23日付け日経のThe Style/Culture、文化時評に『「未来」を創造した作家アシモフ』「現代のAIやロボットの研究者にとっても本質をつく課題であり続ける」とある。今年はアシモフ生誕100年。『WIRED』UK版が薦める選りすぐりのSF小説ということなんだけど、グレッグ・イーガン、J.P.ホーガン、ブルース・スターリングが入っていてもおかしくないと思うのだが・・・
さて、外気温が上がり、36℃、中央のエアコンはフル稼働状態。各部屋のエアコンも昼間は稼働。熱中症が怖いというがどうなったら危ないのか、どんなことでも、なってみないとわからないという面がある。コロナ禍も毎朝・毎夕体温検査でチェック。
在宅勤務で、一日中、仕事のことばかり考えていることになるのも、他におもしろいことが見つからないからだろうという感じがする。日記の記事数がここ数カ月少なくなっているのは(コロナ禍+在宅勤務)効果というわけ。
おもしろいことを探りにWEBの大海に出航するも、釣果なし、超悲し。
家内が土曜のクロスワードパズルをしながら、「キヲミテ何をミズ」と聴く。「機を見るに敏」が思い浮かぶとほぼ同時に、すぐ「木を見て森を見ず」とわかる。音だけを頼りに連想するから、「機を見るに敏」が浮かび上がる余地がある。次に「悪事の集団」を意味する「盗賊〇〇〇」の三文字は何。クロスワードなんだからヒントを考慮しないとね。「イ」が続くことがわかり、自ら「一味」と正解。人間は過去を思い出し、未来を予測する。過去と言っても現在も含むかもしれない。現在を観察しなければ、問題を把握できないからだ。現在・過去・未来の順に思考は進む。さて、このような問題をこれまでどのように人間は捉えているのだろう。
そんなことを人間が考えていることを606夜『なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか』ダニエル・L・シャクター|松岡正剛の千夜千冊は思い起こさせた。今となっては、ずっと昔の話だけど。
シャクターのことを思い出したのは、Demis Hassabis氏の論文「The Future of Memory: Remembering, Imagining, and the Brain」をCONNECTED PAPERSで調べていて、たまたま筆頭著者に「Daniel L. Schacter」とあるのに気付いたからだ。[PDF] The Future of Memory: Remembering, Imagining, and the Brain | Semantic Scholar。Schacter、シャクター、あれっ、あの本の著者かなと。
しかしながら、さて、千夜千冊606夜は更新日記のリスト(「松岡正剛の千夜千冊」を読む)にないなあ。おかしい。調べてみよう。なぜ漏れているのだろう。単に日記記事が千夜千冊に言及していない、したがってハイパーリンクしていないからだった。
[PDF] Escaping the Past: Contributions of the Hippocampus to Future Thinking and Imagination | Semantic Scholarがシャクター先生名義の最も最近の海馬に関する記述だ。過去に遡ろうと思えば、Daniel Schacter - Google Scholarの最初にある引用数の多い論文を読めばいいだろう。ほとんどのものは読める。
606夜の千夜千冊を読んでいると、omnipresentとomniscientという言葉の対比がある。何ごとも調べ尽くせれば、omniscientになるのだろうけど、いまのところ中途半端なomnipresentな状態にならざるを得ない。本物のomnipresentは一旦はomniscientを潜らないとむずかしいだろう。そこへの道のりはどんな領域でも遠いのだ。
朝、起きて洗顔・歯磨き・舌磨き、朝刊を取りに階下に降りる。投函された日本経済新聞と中國新聞を取り出す。最近の日課。長崎の原爆記念日も過ぎた。日経一面トップに「きょう終戦75年」「世界、迫る無秩序の影」「戦後民主主義の岐路に」「動けぬ国際機関」「通商体制に変化」とある。「迫る無秩序の影」の大きな見出しは、暗い見通しを強く印象づけた。が、良いところも見ないと。いまこそ、Singularityかもしれない。カラ元気でもね。少なくともコンピュータとネットワークだけは進化している。
昨日、ずっと気になっていた論文間のネットワーク化について調べた。有料のものがあるのは当然知っているが、個人で使うには無償でないと難しい。論文は仕事で大量に読むようになったが、個人でも物理学やAI、医学、哲学関係を読む。本を読む暇がない。コンピュータとネットワークが利用できる環境さえあれば、誰もが容易に論文にアクセスできる時代になった。arXiv.org e-Print archiveだけでなく、各ジャーナルも合わせればOpen Accessの論文は多量にある。実際のところ、すべての学術関係の論文をOpen Accessにしてほしい。最早、有料のものは読まれなくなり、フリーのものが読まれる時代になりつつあるのではと思う。それぐらい読むべきものが多くなっているからだ。フリーであっても読み切れないほどのものがある。
論文間ネットワークのビジュアライゼーションツールとして見つけたのが、Connected Papers | Find and explore academic papers。これは凄いね。Connected Papers | Find and explore academic papers: aboutによれば、Semantic Scholar | AI-Powered Research Toolのデータベースを使っている。Connected Papersさん (@ConnectedPapers) / Twitter、2020年の6月からTwitterを使い始めている。長い間のベータから、本格的な運用を始めたということらしい。Announcing Connected Papers - a visual tool for researchers to find and explore academic papers | by Eddie Smolyansky | connectedpapers | Mediumのアナウンスが6月2日だ。調べたタイミングが絶好だったか・・・
PDFを加工するソフトウェアもまじめに調べた。Tracker Software Products :: PDF-XChange Editorのフリー版を使い始めた。ただ、ディスプレイ上で調べたり、加工するのはむずかしい。コンピュータ操作は思考を途切れさせるのだ。どこを調べるのかを探り当てるまでがPCの役割で、思考は紙媒体の上になる。PDFの加工ツールをどう役立てるのかを少し考えてみよう。
PCもARによって4次元化すれば、思考のツールそのものになるかもしれないが・・・
日記を過去へと遡っていく過程のどこかで、塩田紳二氏の記事、手軽に記録しすぐに探せる、ノート管理はどうあるべきか | 日経クロステック(xTECH)(2017.04.11)を見つけて、現在はどう考えておられるかと調べ始めた。
「Windows Terminal」は、そのうちの興味があるものの一つ。後二つ、前バージョンから大幅に性能向上した新Linux環境「WSL 2」の実力を探る:Windows 10 The Latest - @ITと懐かしいPowerToys、【PowerToys最新版が登場】キーの再マッピングツールなどWindows 10をさらに便利に:Windows 10 The Latest - @IT。しかしながら、ノート管理という発想の記事は見当たらない。
PowerToysは10〜15年ぶりの話題か。それはともかく、Linux専用マシンを奢るというアイデアは効率が悪すぎるので、WSL2でなんとかなれば最高だろう。
PowerToysはマークダウン形式のテキストファイルをエクスプローラからプレビューできる。エクスプローラはPCのパワーアップによって、かなり強力なファイラー(ファイル・ビュアー)となっている。ファイルの中身に関するメモのようなものを書き込め、時に応じて表示できれば大変便利になる。最近は、WEBからの情報はGoogle Driveで、ファイルについての情報カードのようなものをGoogleドキュメントでさくっと作成してしまうから、エクスプローラ上でのメモ作業は生じていないが・・・
ファイルに関するメモから、メモ的思考を発展させる手法のようなものをどう考えるのかということを考えている。ファイルが文書なら、文書のどの部分に重要な、あるいは関心のある何かが書いてあるということが必要な情報になる。これは結局文書をハイパーテキストにするということである。文書をHTML化して関心事項をリストとして追加して書き込み、該当箇所との間にハイパーリンクを作る。
取り扱う文書は大概がPDFなのだが、これらの文書を系統的に関連付けて一般的に取り扱う方法を探したことはない。引用・被引用はあるはずだが、文書内の部分に意味的な関連付けをすることまではむずかしいだろう。ファイル名から内容を明確に区別することもむずかしい。最終的には文書内を検索することが必要だ。思考を強化するためには、むしろ、文書を読む過程から、意味を抽出・固定してファイルに関連付ける手段が必要なのだ。それが理解するということを記録して、後から見直しつつ、記憶を再現することにつながる。
そんなことをうだうだ考えている。エクスプローラなどのファイラー上で直観に訴えるためには、まずはファイル名をきちんとファイル内容を反映するように作ることが大切。ビュアーで表示して初めてわかるのでは足りない。
結局、最終的には、得た情報をまとめた新たな文書を生み出すことになるわけだが・・・その前段階のもやもやしたクラウドみたいな、霧みたいな状態から創造的な思考に結び付けて、新しい情報を見通しよく作り出すのを助けるツールが必要なのだ。
(20) 特番『第2弾!疑問・質問に答えます!”集団免疫が達成”されているのか!?』ゲスト:京都大学大学院医学研究科特定教授 上久保靖彦 - YouTube。
これでわかったとはいいがたい部分(抗体依存性感染増強、ADE発生のメカニズム、ウイルスの株種との関係)はあるが、より説明は深まった。見せているグラフの相関は低いと思うけどね。
心配なのは、ADEの話(07/27/2020: [疾病] コロナ禍、新しい情報、集団免疫既に獲得か!?)。「第2波では、Gで獲得した細胞性免疫が弱まり、Gで感染した人にADEが起こります。Hに感染していない人がやられます」という「秋の第2波」予言。この予言の意味がよくわからない。わかりやすく説明してほしい。
上久保教授の意見を無視するのではなく、よく検証・確認して、何に注意すべきか、明確にしてほしい。
日々が過ぎ行く。未来に進んでいるのか、過去を遡っているのか。ついに完成「Windows Terminal」の機能と使い方まとめ:Windows 10 The Latest - @IT。
jperlで書いた最初の本格的アプリケーション、JPDBを動かせる環境が出てきた。DOSプロンプトとして使える。エスケープシーケンスが使える。SJIS文字コードが通るところが、Linuxのターミナルとは違うということだ。いまさら、JPDBではないのは周囲の環境が様変わりしているからだ。
jperlは不滅なのかも・・・
いつのまにか、原爆の日も過ぎ、萩原麻未・広島交響楽団による藤倉大作曲ピアノ協奏曲第4番「Akiko’s Piano」世界初演がライブ配信 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイスはライブ配信終了後24時間は視聴できたので、「Akiko's Piano」も2回視聴した。久しぶりに、【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】人間の脳から産まれたディープラーニングのプルーニング - PC Watchを取り上げる。
後藤さんのWeekly海外ニュースの記事は、これまではCPUの進化に関する定点観測となっていたが、最近はハードウェア寄り過ぎで取り上げにくい印象もあったと思ったが、過去は結構取り上げている。この20年間、CPUの進化は凄まじい。今回はソフトウェアのハードウェア化という最近流行りの話題で、しかも脳の発達の過程のプルーニングの応用という興味深い内容だ。久しぶりだね。
一つの目的をもって調べていても、見えてくるものの影響を受けて、捕捉するものが様々に分岐していく。そうして、まとめるのが難しくなっていくというか、当初の目的も微妙に変化していく。検索する場合は、目的にまったく合わないものというものは出てこない。人間の場合は、背後に持っているものがあるので、当初の目的というのは暫定的なものに過ぎないともいえる。
プルーニングから連想としては、ある部分は刈り取って別のところに保存しておくというか、むしろ、そちらのほうから調べていくという場合さえ出てくる。一つの目的に注目すれば、プルーニングは無駄なものを除去して効率を上げることを目指しているわけだが、人間なら、もっと豊饒な刈り取りを目指すことになる。調べることはわからないことを調べるのではない。むしろ、自分が何を知らないかを知るために調べるのだ。
昔から考えれば、コンピューティング環境はインターネットへの接続によって、Googleのお陰もあって凄いものになった。知的生産の技術の観点からみても最強の環境が構築できる。それも誰もがWEBブラウザを通じてほぼ同じ環境を使えるのだ。個人のプログラミングの入る余地があまりないが、デスクトップの情報の記録の整理の仕方、容易さが生産性を高める。今は情報を整理するファイラーが重要な役目を果たす段階に入ったのじゃないかと考えている。
新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査2 (2020/7/16現在)。国立感染症研究所に2020年08月05日に掲載。
新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム上にランダムに発生する変異箇所の足跡をトレースすることによって、感染の拡大・移動が追跡できる。これまでの調査から、ゲノムは平均すると1年に24.1回塩基変異しているのだそうだ。
Prime Videoで「BANANA FISH」を続けて見ていたが、もう寝る時間が近いと、Apple Musicで自分のラジオステーションに切り替えた。
だいたい僕の趣味の音楽が流れる。さて、さて・・・マイナビもヤフーのテクノロジー系ニュースも本格的であることに気づく。やれやれ・・・
いやなニュースが目に付く。ベトナムで感染力強い型のコロナ流行か 首相「拡大防止へ重要な時期」。どのウイルスの型のことを言っているのか。曖昧な情報ばかりだ。ウイルスの話はともかく、ようやく、焦点をどこに合わせて掘り下げるか、考え始めた。ここ数カ月調べてきたことをもう一度復習する。直感でおもしろいはずと調べたところばかりだ。その方向性でいいかどうかはかなり掘ってみないとわからない。最先端だが、現実的で、一番近そうなところを徹底して解析して調べる。どこまでわかるか試してみる。そこまでいけば、初歩的な教科書が書けるぐらいにはなるはずだ。
月の前半で調べたことは後半で調べたことの背後に次第に隠れていく。重要であってもね。まあ、もう一度掘り起こすことになるわけだ。そういったことを繰り返している。いずれどこかで集中する必要がある。結論を出すために。
夜になると、マルチディスプレイの上方の白いレースのカーテンにここニ三日お付き合いしている月が輝いている。昨日、ほぼ満月だったけど。
レースのカーテンの向こうに
ナイト・ウォークにて
8月2日。上にある明るい星が木星。
月、木星、土星の直列
7月31日のナイト・ウォーク。小さな恒星も三つぐらい映っているのだが、このサイズでは見えにくい。射手座付近。
さて、おやすみ。
感染者数の増大が止まらない。もう一度、死亡者数推移を実数で確認しておこう。人口100万人あたりの死者数では実感が湧きにくい。
新型コロナウイルス死者数の推移【国別】。やはり、米国は大変だ。
当然のことながら、日本、中国、韓国でも亡くなられた方がいないわけではない。東京だけを見ていればよいというものでもない。札幌医大フロンティア研ゲノム医科学の取り組みは貴重なものだろう。
1300夜『法華経』梵漢和対照・現代語訳|松岡正剛の千夜千冊を調べていたら、「アメリカ仕込みの生体量子力学」があって、1074夜『全体性と内蔵秩序』デヴィッド・ボーム|松岡正剛の千夜千冊につながっていた。
最近、どこかでBohmに出会ったので、驚く。法華経ねえ・・・
在宅勤務は通勤で頭の切り替えができない。たまたま僕の場合にすぎない話だけどね。月末は厳しい状況が続いている。勝手に疲れているんだけど。休みの日は何も考えずにぼんやりと音楽を聴いたり映画を見たりしよう。将棋もある。この土曜日はAbemaTVトーナメントの準決勝がある。少し忙しない将棋だけど・・・
やり方を少し変えよう。同じことを繰り返していてはいけない。余裕の作り方の問題だが、ついつい先走りしてしまう。組み立て直そう。蓄積は少しずつできてきている。要素が多過ぎるし、複雑すぎて、頭の中の配置がうまくまとまらない。少しずつ整理していくしかない。
と、また、いらぬことを考えている。・・・
あれ、叡王戦の第6局も並行してやるんだね。永瀬叡王の2勝1敗2持将棋で第6局目という大激戦。千日手差し直し局も1局あった。こちらもお疲れさまというしかないんだけど。一進一退だったが、豊島竜王名人が2勝目を上げて追いついた。
五時から、AbemaTVトーナメント準決勝が始まった。渡辺チーム対三浦チーム。三浦九段先勝。さて、どうなるだろう。渡辺チームが決勝進出を決めた。
朝起きると、まず顔を洗って、歯を磨く。朝食前に磨く必要がある。就寝前と合わせて。これが大切。梅雨明けで蝉が鳴き続ける。Rogers LS3/5Aからはピーター・バラカンのウィークエンド・サンシャインが流れている。ロッド・スチュアート、1967年、ギターとベースの掛け合いの明確さが新鮮。めずらしい音源らしい。クリームの時代でもある。他のメンバーがフリートウッド・マックになる。室温30℃。寝苦しい夜はまだない。体温36.7℃。
コロナ禍は、感染者数の急増を受けても重症者数の急増はないことから、コロナ分科会の新しい4段階評価の2段階目「漸増」の評価が出て、軌道修正の準備を伺わせる。舵取りはむずかしい。リスクをゼロにはできないからだ。
世界的に見ても死者数の増加はピークを越えて、ドイツやフランスは減少しつつある。中国や日本は人口100万人当たりの死者数を過去7日間の増加で見ると、対数グラフではあるが、ほぼ0に近いのだろう。問題は米国と英国。特に米国の状況はとても楽観できない。南米はまだ増加かピークで横ばいの段階にあり、危機的な状況。なぜだろうね。どうしてこんなことになるのだろう。これをきちんと説明できないと安心できないだろう。人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移【国別】(リンク先: 札幌医大フロンティア研ゲノム医科学サイト内)。このグラフは日本・中国・韓国・米国・英国・ドイツ・フランス・アルゼンチン・チリ・ブラジルを表示するように、私の方で調整している。