Webで利用される文字コード、UTF-8がもうすぐ50%を突破 - スラッシュドット・ジャパン経由、Official Google Blog: Unicode nearing 50% of the webネタ。
稲葉準さんのjacode.pl(INABA Hitoshi / jacode - search.cpan.org)がUTF-8対応になったのは時宣を得たということになる。Sjis.pmと組み合わせれば、Perl5.8/5.10でsjisの文字列をスクリプトに書いて、utf8に変換して出力できる。
use Sjis; require 'jacode.pl'; $str = "ソラリス"; print &jcode'utf8($str, 'sjis'),"\n";
&jcode'utf8(...)というPerl 4流の書き方は、Perl 5では&jcode::utf8(...)でも動作する。
情報は連なっている。ある意味、当たり前のことだ。テキスト文字列は文字の連なりである。文字の連なりで意味を持つ。その意味が他の文字列を想起させる。連想だ。コンピュータ上では連想配列のような機械的なものだが、人間の脳の中では記憶という動的なものである。コンピュータにおいても新しい情報を追加して、連想配列の配線が切り替わるような仕組みを持てば動的なものに変えていくことができるだろう。
情報はコミュニケーションによっても伝達あるいは交換される。古いところではメーリングリスト、新しいところではTwitterかもしれない。最近は、ISIS本座でも本染めfollowerという欄がある。ブックウェア情報をtwitterからピックアップしているのかな。本日記も記事タイトルとリンクのtwitter配信を始めたけど、誰もフォローしてくれないなあと思っていたら、2chradio(小宮日記)が小宮さんのものだと判明。おもしろいことに取り組まれているなあと感心すること頻り。犬の絵のアイコンとリンク名でもっと早く気づくべきだったが^^;)元々絵がうまいからなあ。みさきニュースの2ch/twitter版だ。杏さんもまだがんばっている。
サイバースペースカウボーイズのPodcastは、TSNETのBruce.さんの発言から知ったわけだし、「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」は、カウボーイズのシンさんのその音量レベルが異常に低いという話から知った。ジブリに「熱風」があるということは「内田樹の研究室 みんなまとめて、面倒みよう」の記事で知った。その内田先生を初めて知ったのは、AMラジオの「武田鉄矢の朝の三枚おろし」。そのように浮かび上がってくる情報のネットワークの背後にあるものは何なんだろう。「Small world」、「たまたま」、「偶然と運命」、・・・、あるいは「編集」。
どこかで、黒木亮という経済小説家が開高健の「輝ける闇」の文の濃密さが凄いと書いているのを読んで、黒木亮著「カラ売り屋」(講談社文庫、2009年)と「輝ける闇」(新潮文庫、1982年)が少しずつ読まれている。
「カラ売り屋」と「輝ける闇」本夜本談第2回の金子郁容先生の「ボランティア もうひとつの情報社会」(岩波新書、1992年)を読み始めている。二十夜一冊にもいろいろな本が挟まっている。この本は関係性の形成という観点から「ボランティア」を捉えている。関係性をコンピュータで表現するというのはどういうことだろう。本夜本談で千夜千冊を図書街的な構造で図にしたものを背景に示されていたが、スタッフが手作りしたものらしい。結局、手元には吉村伸・金子郁容・松岡正剛著「インターネットストラテジー 遊牧する経済圏」(ダイヤモンド社、1995年)と金子郁容著「〈不確実性と情報〉入門」(岩波書店、1990年)がアマゾンのマーケットプレイスから届いている。
「ボランティア」、「インターネットストラテジー 遊牧する経済圏」と「〈不確実性と情報〉入門」湯川秀樹先生の「本の中の世界」(岩波新書、2006年10月20日第27刷、復刊F90)が手元にある。僕が物理学に興味を持ったのは湯川先生によるところが大きい。高校生の時に湯川秀樹・片山泰久・福留秀雄著「素粒子」(岩波新書、1961年)を読んでから素粒子物理学に興味があった。この本の最後には「III 素粒子の背後にあるもの」という章がある。多様な素粒子を統一的に説明するための理論の今後について書かれている。第二版が1969年に出ていて、第三章は大幅に改訂され、素領域理論が登場する。13のパラメータで素粒子をすべて分類する。ミンコフスキー時空の4次元にさらに次元を付け加えるというアイデアは既にあったわけだ。湯川先生は「本の中の世界」の最初の「荘子」ではのっぺらぼうの混沌に人間のような穴を一日に一つずつ穿つと七日で死んでしまったという故事に素粒子論を見ている。
「本の中の世界」、「素粒子」と「素粒子 第二版」僕は慶應大学SFCグローバルキャンパス(Keio University SFC Global Campus)の学生だった。腰砕けで最近は寄りついていない。なかなか授業を受ける余裕がない。もちろん、村井純先生の授業を受けようと思って、何度かは聴講したのだけど。村井先生の「インターネット」(岩波新書、1995年)、「インターネットII -次世代への扉-」(岩波新書、1998年)についで、「インターネット新時代」(岩波新書、2010年)が出た。これもパラパラとめくっている。「クラウドコンピューティングの意味」についても、クラウドコンピューティングの本質である分散処理のこれからの問題点についても書かれている。しかし、それは技術的というよりは社会的な問題であったりする。
「インターネット」、「インターネットII -次世代への扉-」と「インターネット新時代」最近読み終えた本に、三中信宏著「分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか」(講談社現代新書、2009年)がある。この前に「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」(講談社現代新書、2006年)があった。人間は素粒子を分類して時空や万物、宇宙の物理学を確立しようとする。分類とは関係性を構成することであり、それはツリー状の関係、ネットワークを形成することになるのかもしれない。これらの本には様々な人間の思考や活動が詰まっているようにも思える。人間はおもしろい。
「分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか」と「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」さっき、昨日注文した渡辺公三著「闘うレヴィ=ストロース」(平凡社新書、2009年)が届いた。速いなあ・・・「パロール・ドネ」もまだ読めていない。
「闘うレヴィ=ストロース」と「パロール・ドネ」初雪、火入れ、本の買い納め (2009/12/17)で購入した「ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い」を今年になって、更新日記インデックスで時間的世界線を辿る (2010/01/11)で読み始めていた。ようやく読了。十夜一冊どころか・・・二十夜一冊か^^;)
「ブラックホール戦争」と「宇宙のランドスケープ」「宇宙のランドスケープ」の第12章が「ブラックホール戦争」というタイトルを持っていたわけだけど、もう何が書いてあったかを思い出すのは難しい。今回、レオナルド・サスキンド著「ブラックホール戦争」(林田陽子訳、日経BP社、2009年; 原著: 2008年)を読んでわかったのは、ひも理論をブラックホールや宇宙論だけでなく原子核物理学にも適用することができて、ひも理論の予測が実験的な検証を得る可能性があるということ。ランドスケープの中にポケット宇宙があり、銀河の中心にブラックホールがあり、原子の中心に原子核がある。そのように大きくスケールの異なる階層的な構造をひも理論はそれぞれ説明する。
あらゆるものは紐の連なりからなる情報と考えることができる。宇宙においてそのほとんどはブラックホールの地平に存在する。我々は情報全体の一千億分の一という例外的な情報なのである。「宇宙、時間、情報に関する私たちの素朴な考えが自然を理解するのにまったく不適切であることは明白だ」(520ページ)というわけだ。
この本の中には、サイエンスに「ホログラフィック宇宙の情報」(Information in the Holographic Universe)を書いたベケンスタイン(Jacob D. Bekenstein)も名前だけはホーキングと一緒に何度も登場する。重要な人らしいが、どのように重要なのかがよくわからなかった。一つの本の中に何もかも詰め込むのは難しい。
「ブラックホール戦争」を探していた頃、ジョン・W・モファット著「重力の再発見 アインシュタインの相対論を超えて」(水谷淳訳、早川書房、2009年; 原著: 2008年)も買い求めた。時空?は4次元ではなく5次元で説明できるという話らしい。5次元の話は「ブラックホール戦争」にも別の形で出てきているので、どのように関係しているのだろうかと思って期待している。
実はローレンス・M・クラウス著『超ひも理論を疑う 「見えない次元」はどこまで物理学か?』(斉藤隆央訳、早川書房、2008年; 原著: 2005年; 原題: Hiding in the Mirror)にはブラックホール戦争の経緯が既に書かれていた。第15章「Mはマザー(母)のM」、第16章「DはブレーンワールドのD」。さて、世界は4次元なのか、5次元なのか、M理論のやはり11次元なのか。興味は尽きない。現実とは何なのか。モデルか現実かみたいなお話。
「超ひも理論を疑う」と「重力の再発見」昨晩、ニュースに逝去の報がテレビに流れた。91歳。
結果として、ほとんど「ライ麦畑でつかまえて」(野崎孝訳、白水社、1962年; 原著: 1951年)一作でこの世に名を残したわけだけど、この作品はぼくにとって衝撃だった。小説の形式としても斬新だったし、このような世界があるんだということに感銘を覚えたわけだ。
「ライ麦畑でつかまえて」については、ロバート・バーンズの詩にある「ライ麦畑で会うならば」が本当なんだという場面が、242ページ(前掲)にある。163ページで親から離れて歩いている子供が「ライ麦畑でつかまえて」と歌って、「・・・見ていて僕は胸が霽(は)れるような気がした。沈みこんでいた気持ちが明るくなったんだ」という歌は「Comin' Thro' The Rye」、日本では「故郷の空」として親しまれている歌である。差し止め訴訟の続編のタイトルが「60 Years Later: Coming Through the Rye」であるのはそのためである。
ご冥福を祈る。アップダイクに続いて、また時代が過ぎ去っていく。ちょうど1年後。
iPadのアプリケーションとして紹介されたiBooksについて考えてみた。
iPhone/iPod touchでは電子書籍は一つ一つが異なる様々な形態のアプリケーションとして提供されている。iPadにおいてはiBooksアプリケーション上のデータとして提供されることになるのだろう。iPod touchで言えばStanzaのような仕組みだろう。
同一のアプリケーションが動かせるかどうかは、画面サイズの違いを吸収できるような仕組みを持たせることができるかどうかだが、iBooksの電子書籍はフォーマットはePubなのでデータ側である程度工夫すれば自在に表現はできるはずだと思う。
Stanzaのヘルプを読んでいるとPCのePubなどをStanzaに送ることができるとある。その方法の一つが前に試したオライリーのBookwormということなので早速試してみた。まず、Bookwormのアカウントでログインし、「私の書籍」に作成したePubをアップロードする。BookwormにiPod touchのSafariからログインすると「Stanzaで読む」というリンクが表示される。それをクリックすればStanzaに読み込まれて電子ブックとして読むことができる。Bookwormでは表示されない画像も適切に表示される。
更新日記をStanza/iPod touchで読む(1)SigilというePubのWYSIWYG Editorがある。GPL3ライセンス。これで細かなところは編集して調整できる。青空文庫のHTMLなどもPC用のStanza DesktopでePubにコンバートして、Sigilで体裁を整えれば格好が付く。
iBooks用のePubを作成するアプリケーションが出てくるはずだが。ただ、iPad日本版ページがオープン。3月から発売、iBooksの記述なしの記事が・・・
みずはさんのfootnote.lの話題から元のfootnote.elを探そうとするといろいろと出てきて、MobileOrg : What is MobileOrg?のページに辿りついた。おーっ、iPhoneとEmacsが関係あるの・・・
ローカルのApache 2.2のWebDAVサーバー機能を活かすと、iPod touchから見事に接続できた。iPod touch上の編集がWebDAVサーバーのファイルに反映される。DHCPなのでiPod touchのIP Addressをどのように取得するんだかと思ったが、MobileStudioに表示されるIP AddressをApacheのアクセス許可の設定に使うと正解。
IPアドレスは本体で確認できないとおかしいよね。設定→Wi-Fiネットワーク→ネットワークを選択→IPアドレスで見ることが出来る。
EmacsのOrg-mode(Org-Mode: Your Life in Plain Text)というのは結構おもしろいが、かなり複雑だ。現実は複雑だから仕方がない。OrgはOrganizerの意味。しかし、これおもしろいな・・・OrgMode/OrgForGTD - Org-modeでGTD。
* DIARY 1/29/2010 (Fri.) :DATE: ** iPhone :CATEGORY: ** MobileOrg - Your Life on iPod touch in Plain Text :TITLE: ** 1264762351 :TIME: *** みずはさんのfootnote.lの話題から・・・ :PARAGRAPH: *** ローカルのApache 2.2のWebDAVサーバー機能を活かすと、・・・ :PARAGRAPH: *** IPアドレスは本体で確認できないとおかしいよね。・・・ :PARAGRAPH: *** EmacsのOrg-modeというのは結構おもしろいが、・・・ :PARAGRAPH: **** [[http://orgmode.org/][Org-Mode: Your Life in Plain Text]] :HYPERLINK: **** [[http://hpcgi1.nifty.com/spen/?OrgMode%2FOrgForGTD#i1][OrgMode/OrgForGTD - Org-modeでGTD]] :HYPERLINK:
『iPad』は買いか?:記者の意見と読者の投票 | WIRED VISIONネタ。Wiredが一連のiPad関連記事を出している。
iPadの売りはやはりゲームなんだろうなあ。そして電子ブックリーダー。持ち運び出来るかっこいいハイテク・タイプライター。メーラー、スケジューラー、・・・140,000のアプリケーション。当然売れるか^^;)
プログラマーはMacをまず持っていないとどうしようもないという話。iPadからプログラミングができるようにならないか期待していたわけだけど・・・
タブレットの名前は最初に話題になった時のiPad(a media pad = iPad!?)に落ち着いた。価格は499ドルから:Appleのタブレット端末は「iPad」――9.7型IPSパネル搭載でWi-Fi/3G対応の6モデル - ITmedia +D モバイルなどネタ。
中味はiPod touchの9.7inch版。iPhone OS 3.2β搭載。SoCはApple A4。iWorkが動作。まだAdobe Flashは動かない。電子ブックリーダーiBooksとiTunesStoreのiBookStore。
いろいろあった予想はかなりはずれた。1000ドルという価格。iSlateという名前。iPhone OS 4.0、iLife 2010・・・
アップルiPadが嫌な8つのこと : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログという感想もある。
iBooksやiBookStoreはおそらくiPhone/iPod touchでも使えるんだろうからねえ。どうなんだろう。いくら素晴らしい操作性とは言え、画面が大きいだけでiPadが適合する場所があるかどうか。モバイル性は低下するわけだし。機能的にMacとiPhoneの間というより、iPhoneに近過ぎる感じがする。Mac寄りのものを期待していたんだよねえ。iWork+iBooksがiPadの存在価値か・・・単なるブラウザではコンピュータとは言えない。
うーむ。iPhoneシリーズでMacを買わせる作戦か^^;)
iPod touchの他におもしろいもの。最近はソニーが少し元気になってうれしい。PS3で地デジ録画のtorne。そして、これもおもしろそう。MHS-PM5K | “bloggie”(ブロギー) | ソニーの360°ビデオレンズ。
【PC Watch】 Apple、2010年度第1四半期は過去最高の黒字ネタ。元ネタは、Apple Q1 Results: It’s Another Blockbuster With More Sales, More Revenues, More Profits | Cult of Macかな。
iPhoneが100%の伸び。当然とは言え。Macも33%増。iPhoneが伸びた分だけ、iPodは8%減だが、2100万台を売っている。1/27の発表を控えて、タブレットだけじゃない--アップル特別イベントで期待したい「MacBook」シリーズの変更点:スペシャルレポート - CNET Japanなんて記事も。
AppStoreの電子書籍は昨年の8月時点の7千冊(新しいiPod+iTunes)よりも1万冊多い、1万7千冊余。しかし、数だけは増えても本の展示にはなっていないなあと思う。食欲をそそらない。読みたくなるような本もなさそうだし・・・882ページを繰れっていうのかな^^;)実際、見せ方、表現は難しい。曲目のリストのように書籍のタイトル、作者などのリストのほうが一覧性に優れ、情報が多いのではと思ったり・・・
フリック入力という言葉はどこかで見かけたと思うのだが、実際どういうものかわかっていなかった。なあるほど・・・・大変便利だ。
話は変わるが、アプリのアンインストールの仕方。これも最初わからなくて困ったのだが、アイコンを長く押していると、アイコンがゆらゆらと揺れ始め、左肩にアンインストールの×ボタンが表示される。それにタッチすればOK。アンインストールや揺れを止めたい場合はディスプレイの下の□ボタンに押せばよい。
昼食をカリブで取って、呉の大和ミュージアムを見に行こうということに。
カリブから大和へ(1)カリブは2年前ぐらいに一度行っている(カリブはパラダイス?)。海際の魚介類の得意なレストラン。12時半ぐらいに着いたが待たずに入れた。駐車場は広いので安心だ。ランチメニューの選べるSP(スペシャル)プレートランチを食べた。サービスランチでもよかったなあ(レストランカリブ: ランチメニュー)。休日のメニューにはなかったのかも。
カリブには桟橋もある。食事をしている間にも、モーターボートが一隻着岸し、しばらくして離岸していった。海の水はよく澄んでいて魚が泳いでいるのも見える。眺望も大きな売り物である。海を見ていると気分が安らぐ。
撮影している人がいないので、だめなのかなあと思いながら、撮影して良いか係員に尋ねると、遺書、遺品、映像作品以外なら撮影は問題ないとの答え。
写真の大和は1/10模型。ミュージアム三階から。1/100の模型も展示されている。その他、零戦や魚雷などの実物も。
カリブから大和へ(5)
大和ミュージアムの大和展示館全景。
ミュージアムの隣は呉港の中央桟橋でその向こうは海上自衛隊の桟橋になっている。
【コラム】シリコンバレー101 (350) "自由なIT・ネット世界の番人" EFFが考える「2010年の12のトレンド」 | ネット | マイコミジャーナルネタ。もう一月も一週間あまりしか残っていない。EFFの予想はネットのトラブル予測になっていると著者は書いているが。
トラブルは心配だが、コンピューティング-インターネットにここ数年で急速な変化が始まった感じがする。ハードウェアにおいてはネットブックの登場もそうだし、iPhone/iPod touchもそうだ。パーソナル・コンピューティングの成熟度は臨界点を超えた。こうあってほしいということがほぼ実現されているのである。おそらく、Appleのタブレットがその仕上げをするものになるのかもしれない。一方、インターネットの情報の集積には驚くべきものがある。検索が情報の利用と集積を促進している。
後足りないのは公衆無線LANだろう。その普及が期待されるところである。ユービキタス・コンピューティング(Ubiquitous computing)が現実のものとなりつつある。ポスト・デスクトップの時代に入るだろう。カーナビのインターネット化など、車載コンピュータの進展も移動体通信(無線アクセス)と絡みつつ今後の注目点の一つとなるだろう。
情報集積の活用において検索が基盤であるにしても、検索だけが情報に到達するためのインターフェースではないだろう。いわゆるポータルサイトというものがインターフェースであるはずだ。ニュースサイトだけでなく、オープンソースの開発サイトやブログサイトなどのRSS/Atom配信は有効なものとして定着している。ポータルサイトとしてWikipediaはグローバルに大きく成功したものだし大変有用であることは言を待たない。英辞郎も便利だねえ。千夜千冊はミドルメディアとしての最初の成功例だろう。内田樹先生のブログはマイクロメディアの成功例かもしれない。マイクロメディアとは個人が生み出すメディアである。千夜千冊はチームが作っているからミドルメディアかな。既存マスメディアにおいては、電子書籍・電子新聞の配信・プラウジング、テレビのインターネットとの融合などが、基盤となる環境が整ってきたので現実化していくだろう。ミドルメディアとしては、松岡先生の本夜本談の展開やジブリの宮崎駿作品の無料配信などが注目点だろう。マスメディアからミドルメディアへそしてマイクロメディアへとメディアの多様化・複合化が進むはずだ。
鈴木敏夫氏は謙遜してジブリはインターネットに背を向けてきたと何度もいわれたが(メディアの変転)、スタジオジブリ - STUDIO GHIBLIのサイトは1999年ぐらいから動いていた。僕らがインターネットに出たのはバソコン通信のコミュニティが急速に崩壊し始めた1998年ぐらいからだから、関心のある人達はその頃から検討をはじめたはずである。もちろん「ジブリ汗まみれ」(鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0 - 鈴木敏夫)のポッドキャストへの取り組み(2007年)も早い。サイバースペースカウボーイズは2005年にアキバ系!電脳空間カウボーイズをスタートしているから本当の開拓者なんだろうけど。
ISIS本座の本夜本談第2回第4夜が昨晩配信されたのだが、大変興味深いものになっている。メディアとしての魅力はかなりのもの。毎金曜日の夜が楽しみである。メディアは見せ方もあるが内容次第ということは間違いない。千夜千冊は2000年に始まっている。本座は2009年11月に開始。ほぼ10年を経てさらに新たな発展をするということだろう。本夜本談の第2回を聞いていると、松岡先生の活動のこれまで見えていなかった背景が次第に明らかになってきた。松丸本舗や図書街の展開にも注目かもしれない。
まだいろいろと書きなおすだろう^^;)
Super Tables - HTML Tables with Fixed Headers and More - Matt's 411 - Javascript, CSS, HTML and moreネタ。
Super Tablesを使ってみたが、時空インデックスのような大きな表を生成するのにはHTMLを読み込み始めて7秒以上を要したので、まあねえ今のままでいいかと、使うのを諦めた。が、divタグとJavaScriptを使っておもしろいことができるものだと感心した。
一応生成したページを載せておこう。ライセンスはMITライセンス(Open Source Initiative OSI - The MIT License:Licensing | Open Source Initiative)である。
時空インデックス・行列固定スクロール版鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0 - 鈴木敏夫: 2010/01/17 Google社長・辻野晃一郎さんがれんが屋へ!ネタ。
ジブリはアニメ映画の制作会社で、映画の興行、ビデオの販売、TV放映とコンテンツを販売することによってビジネスをしている。今やそのモデルが崩壊しようとしているのだという。インターネットの影響と思われる。インターネットに背を向けていては未来はないと、宮崎駿作品の無料!?配信を考えておられるらしい。へーっと思った。インターネットのメディアとしてのシェアはケータイによって高まったのではないか。そして、今後、テレビがインターネットに繋がるようになるのは必然だ。
ジョブスの話が出て、iTunes+iPodのダウンロード販売モデルは古いという話になったのだが、はて・・・何と対比して古いのかというと、Googleの広告モデルと比べてということになる。しかし、単なるコンテンツに広告モデルを適用することは難しいだろう。
コンテンツで収益をさらに上げるには、ジョブスのモデルのほうに可能性がある。なぜなら、アマゾン、「Kindle」向け電子書籍の印税を引き上げ--「App Store」と同率に:ニュース - CNET Japanのようなニュースを見れば明らかだ。【コラム】シリコンバレー101 (322) 文書版YouTube「Scribd」がAmazon対抗勢力に成長、その背景は? | ネット | マイコミジャーナルに見るように、Scribdなら著作者は売上の80%を受け取れる。Amazonはこれまでは35%だったのだ。書籍の場合は、印税は10%程度だろう。多くても15%。無論、電子書籍の場合、売価をいくらに設定できるかが問題ではあるわけだが・・・
電子書籍の付加価値はブラウジングするためのソフトウェア+ハードウェアによって高まることもあればマイナスになることさえあるだろう。ここで期待されるのが、Appleがタブレットで目指すもの - 電子書籍・教科書/TV/ネット/ゲーム | パソコン | マイコミジャーナルなのだ。
書籍には真の意味でDTPの時代が訪れようとしている。AppleがiPhoto、iMovieやiWebの一族としてiBookのようなアプリケーションを提供するかどうか・・・そして、そのようにして作られる本は紙の本を超えたものになる可能性が高い。紙には紙のよさがあるわけだけど。
ジブリの話に戻ると、コピーされやすいダウンロード販売を嫌うなら、オンデマンド有料配信を選択することになるだろう。それでクラウドコンピューティングが中心の話題になっているはずだ。ただ、確かに無料配信というふうに聞こえたが・・・
時空インデックスの全体像を表示してみたいと思って、OpenOffice.orgのCalcに貼りつけてみた。
世界線の行先1/27のスペシャルイベントの予測報道が過熱気味。数年ぐらい前まではそれほどでもなかった予測報道が最近は徹底している。そして、予測情報の消費は活発である。僕も最近・最新の情報をまとめて読んでみた。
タブレットか石版が出るのは既定の事実かのように語られている。出るのは間違いないのだろう。電子書籍配信の交渉も行われているようだ。気になるのは、iPhone OS 4.0とiLife 2010が出るということ。タブレットが出ることとの関連があるのかどうか。iPhoneにも新しい電子書籍リーダーが搭載されるのか。iLifeにiBookが加わるのかどうか・・・
更新日記のカテゴリーインデックスは時系列的にカテゴリー記事へのリンクを辿ることができるような仕組みに変更した(更新日記インデックスで時間的世界線を辿る)。それだけでもかなり便利になったが、カテゴリー記事の生成状態の一覧性を作り出したいと以前から考えていたので、ようやく時空インデックスとして実現した。
カテゴリーに属する記事には直接的な関連性があるかどうかは内容によるわけだが、生成時期の状態を確認しながら時系列的に記事を辿ることができる。Y(縦)軸に月単位の時間軸を置き、横軸にカテゴリーをほぼ(キー文字列について)アルファベティカルに並べている。更新日記にとって、2001年3月がビッグバンであり、そこからカテゴリーは増え続け、カテゴリー空間はX(横)軸に沿って膨張を続けている。カテゴリー間の関連性を考慮すれば一種の系統樹のようにも考えていくことができるだろう。カテゴリーの追加順にカテゴリー項目を配列することも次のステップで考える予定である。
なんて考えたけど、先延ばししてもしかたないので、カテゴリーの生成順に並べた。まだ記事がないカテゴリーも表示しないことにした。→ 時空インデックス: ビッグバン版
更新日記ビッグバンHTMLの表のサイズはすべての記事へのリンクを抱えているので、600KBを超えている。お気をつけて・・・
昨晩、寒い中を「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」の昨年夏ぐらいのものを続けて聴きながら帰宅すると、ポストになにやら入っている。膨らんだ白い封筒。「何か来てるよ」と女房に渡すと「誰宛?」(小さな宛先に顔を寄せて確認)「あー僕だな」(ひっくり返して)「ジブリからじゃない」「へーっ、なんだろう」
「熱風」2010年1月号とスタジオジブリ図書目録 2010「借りぐらしのアリエッティ」のプロモーション第2弾を兼ねての図書目録発行なのだろう。「熱風」の購読者には1月号と一緒に送付されたということだった。図書目録の方はフルカラーのミニブックとなっていて656ページある。思いがけぬうれしいプレゼントだった。「熱風」を取り扱っている書店でも配布されているそうだ。
冒頭に高畑勲、宮崎駿、鈴木敏夫各氏の「読書と私」という短文が収められている。「高畑勲」の名前は「ジブリ汗まみれ」によく登場するのだが、はっきりと確認はしていなかった。宮崎駿の先輩なのだろうということはわかっているのだが、「アルプスの少女ハイジ」と言えば、「ああ、なるほど」と思うことになる(高畑勲 - Wikipedia)。先の「読書と私」に戻ると、良書は世界にごまんとある。五萬どころか何億冊もあるだろう。人間はそのうちわずかしか読めない。それが宿命というもので、人生、あきらめが肝心だというころから始める。そして、運が良ければめぐり逢えるというわけだ。
こういう風に肩の力を抜いて、本を読むのが幸せなことだと思う。良書と出会う確率を高めるにはどうしたらよいかと追われるように考えているのも客観的に見てみるとおかしなことかもしれない。最近は、あれも読まねばこれも読まねばと追いかけられている。しかし、そんなに早く読めるはずもない。確かに良書はごまんとあるのだ。
PS3で地デジ放送が録画できる「torne」、SCEが発売:ニュース - CNET Japanネタ。Oh! ヤッタネ。
PlayStation.com(Japan)|torne(トルネ)^(TM)|つなぎ方参照。OK。
PS3とPSP1000の使い道がようやくできたね^^)v
100年後の人に感謝される製品を--ジャストシステム創業者が語る新会社設立への思い:ベンチャー - CNET Japanネタ。
「一般の人が手軽にプログラムを作れる環境を」というのは大変面白い。スクリプティング言語はそれに近いものだと思うのだが、一般の人からはまだ手が届かないかもしれない。期待して待とう。それがプログラミング言語という形を取るのかどうかはわからないが・・・
ただいまの外気温、-1.0℃。行きも帰りも雪が舞う中を走った。この冬一番の寒さ。しかし、この寒さも週末には緩んで暖冬になるらしい。
ビジネスパーソン必携! 定番“無料”iPhoneアプリを30本厳選【改訂版】 - デジタル - 日経トレンディネットとおすすめ『iPhone』アプリ:2009年版 | WIRED VISIONでいろいろとiPhoneアプリが紹介されている。僕のiPod touchも既に10以上のアプリで埋まっている。ほとんどが無料だ。有料のものも200円程度。気楽に手を出せる価格だ。
iTunes StoreもAppStoreもインターネットもiPhone/iPod touchにとってはキラーアプリだなあと思わせる。アップル、「App Store」のダウンロードが30億本を突破 - デジタル - 日経トレンディネットと報じられるのもさもありなん。
昨夜は、iTunes Storeからは既に購読できない少し古い「学問ノススメ」のmp3ファイルをPCにダウンロードして、ServersMan(年末放談 - クラウドの時代)を使ってiPod touchに転送して保存した。iPhone/iPod touchにはUSBメモリ機能はないので、大変便利なのである。オフラインの車中で購読できなかったポッドキャストを聴くことができる。学問ノススメの松岡先生の回の前後編を繰り返し聞いている。
寝る前にも無線LANでジブリ汗まみれの最新のポッドキャストをダウンロードして聴いた。PCを立ち上げていなくてもできることが新鮮だった。
人気プログラミング言語ランキング ‐ PHP、C++を抜いて3位 | エンタープライズ | マイコミジャーナル経由、TIOBE Software: Tiobe Indexネタ。
PHP人気は相変わらずだなあ。Objective-CはiPhone人気を反映しているのだろう(iPhone Dev Center)。GOはGoogleの並列プログラミング言語。新たに勉強するとすればそこらへんだけど・・・iPhoneアプリを作ろうと思えば、Macユーザーになる必要がある。
極限に見た生命(いのち)の美しさ ‐写真家 セバスチャン・サルガド‐|日曜美術館。昨日、テレビで見た。
サルガド氏が言われたことと同じようなことを学問のススメ 2009/9/27放送分 桑山紀彦 (医師、NPO法人「地球のステージ」代表)で聞いた。「悲惨な状況であっても人間は適応していくことができ、希望を見つけていける」というような話であったと思う。サルガド氏は直接的には敢えてそのような言い方は避けていたようにも思える。どのような状況下にでも存在する人間の尊厳を捉えるという。
見た。桂蘭のホイ麺で昼食を取り、紙屋町と駅前福屋で関係者^^;)をそれぞれ降ろした後、サティの地下駐車場に車を滑り込ませ、7階までぐるぐると回りながら上がって駐車する。午後1時15分の開始時刻になんとか間に合った。
コンピュータ・グラフィックスと実写が融合されているらしいのだが、どこまでが実写なのかなんて気にしても仕方がない。CGの人間的生物が人間っぽく見えるのには驚く。人間性を感じさせるのである。
最初の方ではマトリックスとエイリアンを足したような雰囲気を感じたが、170分間、クライマックスまで息をつく暇もない展開だ。コマーシャルの予告編のあいだうるさかった隣のアベックも一言も発する余裕がなかった。ジェームズ・キャメロンにようやく技術が想像力に追いついたと言わしめたCGを見る価値はあるだろう。
大袈裟な表現だけど、レオナルド・サスキンド著「ブラックホール戦争」を読み始めたから。
インデックスに過去へ向かうリンクに加えて過去から現在へ向かうリンクの両方を作れるようにした。記事のない年にも前年、翌年へのリンクを作れるように改造した。
取り敢えずは懸案を解決したけど・・・カテゴリインデックスにアクセスするためには、各記事の先頭にあるカテゴリのリンクをクリックすれば、最新年度のカテゴリインデックスの該当カテゴリの記事のリストを表示する。そこから過去の記事を辿っていける。
安藤日記: 2010 CES(CES Unveiled)ネタ。ひさしぶり。だけど、CESのタブレットPC、電子書籍リーダーネタで埋まっている我がブログかな。
こんなのもある。enTourage eDGe^(TM) Store - Home。これも。home | www.springdesign.com。デュアルディスプレイねえ。
アップルのタブレットが出るまでは落ち着かないか・・・
最近思いついた言葉は、マイクロコミュニケーションである。情報はなかなか伝わらない。みんな忙しいし、自分自身の関心事を追いかけているからだ。そして、情報はいくらでもある。よほど波長が合わないとキャッチしようとしない。それでも非常に低い確率であったとしても誰かが読むのである。関心にマッチするという事件は、本を読んだり、インターネットを検索してでも探すレベルにある。我がサイトはそのような微小なコミュニケーションの結果を集積する実験でもある。
メディアはマスメディアではなくミドルメディアに移行しつつある。大衆から分衆、そして個(孤)衆の時代になっているはずだから当然ではある。最早、ぼろ儲けはなくなり、小商いしかなくなるというのが内田先生(佐々木俊尚氏)の予測である。我々のようなニッチでマイナーな世界はマイクロメディアであるという意味を踏まえてタイトルを書いた。それでも生態系が成り立つ可能性があるのが、インターネット時代であるかもしれない。
最近、Google Analyticsを見ていると、休みの日はユニークユーザー数が減るのだが、ページビューは大幅に増えるのである。前者の理由は検索結果を辿ってくるビジネスユーザーが少なくなるからと考えられ、後者は休みの日は趣味人の方にゆっくり読んでもらえるからだろう。
先の記事は佐々木俊尚著「2010年 新聞・テレビ消滅」(文春新書)がネタになっているのだが、どのように認識の共通の基盤を作り上げるかが、ミドルメディアのデザインに求められることであろう。紙媒体やテレビやラジオの番組表や雑誌の書評というような旧来の共通の基盤から離れるのであれば、ラジオにせよ、テレビにせよ、新聞にせよ、雑誌にせよ、本にせよ、あらゆる情報の集積の基盤となるような新しい仕組みが求められることになる。電子書籍リーダーのインターフェースが新たなメディアの基盤となるのだろうか。Webのポータルを見てもこれは継続して見ようと思うようなものにはまだ出会ったことがない。現在は検索がインターフェースなのである。
「ただの進化ではない」Windows Mobile 7、来月お披露目へ、Windows Mobile 7はもう登場しているはずだった (バルマーCEO談)ネタ。
さて、Windows 7に次いで、Windows Mobile 7だ。
インテル、世界初のMoorestownスマートフォンLG GW990を披露、インテル、ネットブック向けアプリストアAppUp Centerをオープンネタ。
Qualcomm、NVIDIA、Imaginationに押されてばかりでは大変だけど。はて・・・
著名発明家R・カーツワイル氏、電子書籍閲覧ソフト「Blio」を紹介--マルチメディアとの連携強調:モバイル - CNET Japanネタ。
ふーむ。おもしろそうだけど、データフォーマットを公開して欲しい。
米NVIDIA、小型機向けに次世代「Tegra」 - ARM Cortex-A9をデュアル搭載 | パソコン | マイコミジャーナルネタ。リストに記事を追加。
コンピュータの未来の続編のような記事なのだが、モバイルマシンの性能の向上はどこまで進むのだろう。消費電力が低いのに驚かされる。
新春雑誌ウオッチ。週刊朝日2010/1/15号。『新春オピニオンワイド 話題の新書著者が語る 2010年「新時代」はこう生き抜け!!』などネタ。
内田先生は「たたずまいの端正な隠居国家」を目指せだけでは足りないと思われたのだろう。おそらく観光を念頭に置いた「ホスピタリティ産業」と若い人の同時多発的「帰農」への注目について書かれた。
その前に水野和夫氏の「デフレの克服を考えるな、共存する知識を身につけろ」。これは的確な指摘だろうと思った。不況のまま、デフレ克服なんてナンセンスだよね。順序が違うのだ。好況になれば自然と物価は上がってくる。共存する知識を身につけるということは環境に適応するということだ。
最近、よく見る勝間和代氏。『「しなやか」「したたか」「へんか」「とんがり」の四力を身につけよ』。これも適応力ということだ。
福岡伸一先生。『生物に「勝ち組」「負け組」なし、「壊す」ことこそ生きること』。全体の循環を考えて動的平衡を保てという話。自ら壊して変化していくことこそ、生る唯一の方法。
昨年は、先の記事の検索結果にあるように朝日ジャーナルが「怒りの復活」をしたのだが、残念ながら生き残れなかった。朝日新聞出版 最新刊行物:雑誌:週刊朝日のトップは地味だね。週刊朝日 談 [DAN]をトップに持ってくればよいのに。
それはともかく、それはともかく病かな^^;) もっとも良かった記事、『95歳、現役ジャーナリスト、むのたけじさん、新春メッセージ「死ぬときが人間てっぺんなんだ」』。本が出るらしい。
この4年間でノート10冊の断章を書いたから、それを一冊の本にまとめたいと思っているの。題名は「希望は絶望のど真ん中に」だ。95年生きて、結局それが私の哲学だな。あきらめる必要はない、なんぼでもやり直しがきくんだということよ。絶望と希望を分けることはできないということ。いいことと悪いことは一つの中で抱き合っているんだ。地球全部が明るいという日はないでしょ。全部が暗い日もないわけだ。どこかが暗ければどこかが明るい。一つの出来事を単発では見ない。いつも両方を見ながら考えなきゃ。
タケシ君虫日記その後(05/26/2008)経由、オトナの読者のみなさん、昆虫採集をしませんか?:日経ビジネスオンラインネタ。年始の休みは慌ただしく過ぎ去り、仕事に突入していった。まだ、昨年のまとめもままならないのに。一つずつ、自分の関心事を整理して出発点を見なおそう。
養老先生分類の記事は昨年は一つしかなかった。昆虫採集だったか、養老先生のビデオがYouTubeに三分割されてアップロードされていた。確認すると今はユーザー削除されている。取り敢えず、検索は入れておこう。
それはともかく。日本人はなぜ虫が好きかということを米国の文化人類学者が一昨年取材に来たらしい。虫採りはいわば自然たる人間の身体が自然と一体となれる時だということなのだろう。ニッポンの「世間」が個人を疲弊させる前に自然に戻って身体を回復させようというわけだ。
それはともかく、先生の記事を読んでもらえば済むことだが、昆虫採集の先生のノウハウや楽しみ方をもっともっと開示していただきたいものだと思うことしきりなのである。むやみに虫を殺したくないし、採集には目的も必要。バードウオッチングのような非破壊的な昆虫観察はあり得るかもしれないけどね。
「iPod touchアプリが1000%急増」の意味 | WIRED VISIONネタ。
期待外れなGoogle携帯『Nexus One』:本当の狙いは? | WIRED VISIONの最初に、Next OneはiPhoneの2年遅れと述べられているが、最初のiPhoneが出たのはもう2007年の1月のことだ。3年前。サイバースペースカウボーイズの第九十七回「電話仕掛けのアップル」というポッドキャストは2007年1月12日だった。
Google Nexus One(ネクサス・ワン)ついに発表―TechCrunchが詳細レビューをお届けするのような称讃記事もある。現在のiPhoneよりも僅かに薄く軽く、Snapdragon QSD8250の1GHz CPUと512MBのRAM、800x480の3.7インチディスプレイを搭載している(Nexus One Phone - Feature overview & Technical specifications)。スペック的にはiPhoneを大幅に上回る(iPhoneはPowerVR GPUを搭載しているので、一概には比較できないが)。最先端のNetBookと同等の性能、最早、コンピュータだ。それと引換にモバイル用としてはバッテリーの持ちが悪い。
次のAppleのiSlate?系列の製品はこれを上回るものを出してくるはずだ。携帯電話とは言えないだろうが・・・P.A.Semi設計のCPUが載るのかどうか・・・
僕はiPod touchにほとんど感動している。
ポッドキャストを聞きながら、画面をメニューに切り替えて、更新日記をSafariで閲覧する。ポッドキャストの音声は途切れない。更新日記から、一昨日の「Pigeon: Impossible」のリンクのある記事を探し出して、その短編映画を見てみる。YouTubeへのリンクが選択されるとフルスクリーンで表示され、音声が出始めると前のポッドキャストの音声と入れ替わる。高精細な表示の映画を堪能した後、メニューに戻り、ミュージックに切り替えるとポッドキャストは音声が切り替わったところで停止して待っている。そして、再生開始という具合だ。見事なデザインだ。
今日はGoogleとAppleのニュースで溢れているように思える。
GoogleとAppleの見えない戦いは、デスクトップからモバイルへ移って顕在化した。奇妙なことにGoogleはハードウェアに、Appleはクラウドにシフトしつつ、モバイルを主戦場として選んだかのようだ。いつの間にか手のひらがコンピュータの収まる場所として十分に成熟した。マジックのようにiPod touchは軽々と動作する。
iSlateかiTabletになるのかは知らぬが、はて、そのままデスクトップのiTunesが動くようなスペックのマシンになるのかどうか、CPUはARM系になるのか、メインメモリがどの程度のサイズになるのか興味は尽きない。パームトップはデスクトップになる。
【コラム】シリコンバレー101 (348) Appleは初年度1000万台? タブレットが切り開く世界 | ネット | マイコミジャーナルネタ。
今春は日経新聞も電子新聞になるので、日本においても電子ブックリーダーの導入には絶好のタイミング。しかし、TimeとWonderfactoryのリーダーのデモを見ていると、Web以上の表現力を持っているようにも見える。新しいメディアが登場するのかもしれない。
Googleものんびりしているわけにはいかないだろう。PCの表現力は飛躍的に高まっている。もちろん、Webをそこに近づけようと努力しているわけだろうけど・・・
最近、「学問のススメ」というポッドキャストを聴き始めた。今日、サティのカメラのキタムラにネットプリントで依頼したカラープリント2枚を受取に出かけたとき、藤本義一先生と外山滋比古先生の回を聴いた。外山滋比古先生にインタビュアーが最初に発した質問が「メタ・ノートについて説明してください」というものだったと思う。例えば、散歩に出掛けると20-30個ぐらいの一次情報や何か思いついた断片が集まる。その日の夕方ぐらいに整理するのがメタ・ノートである。それをさらに半年ぐらい寝かせて、さらにまとめていく。少し寝かせると意味のあるものを選別しやすい。最初の段階の情報は思考の種みたいなものだという。
子供は3-4歳ぐらいまで言葉を覚えるまでは本当の思考能力を持っているが、学校に行くと思考能力を失ってしまう。知識を覚えるだけの、いわゆる詰め込み教育になってしまう。これは先生が口角泡を飛ばすというのがふさわしい感じで最後まで力説された話。人間本来の思考能力を取り返せという話。
その話の過程で、なるほどと思ったのは、人間は最初言葉を憶えるのは音声言語を通してだということである。これは大変な思考能力の結果であるというのが外山先生のお話であった。そして、教育を通じて文字と音声言語を結びつけ始める。ただ、ル・クレジオはしゃべるより先に文字を書くようになったのではなかったかな。外山先生も4歳ぐらいから本格的な教育を始めれば良いというご意見だった。15-16歳ぐらいで大学を卒業するぐらいにすべきだという。それはともかく、音声がまずありきで、それが文字と結びついていく。それは文字言語の発生のプロセスと同一である。しかし、教育・学習においては、文字を見、辞書を引いて読みや意味を憶えるという過程を経る言葉もある・・・今日はそんなところで。
マイコミのニュースでSIGGRAPH ASIA 2009のまとめをしておこう。
先端的な試みや実験的なものがほとんどだが、【レポート】SIGGRAPH ASIA 2009 - EMERGING TECHNOLOGIESブースレポート(前編) (3) Dragonfly〜マイクロソフトが提案するプログラマブル電子ブロック!?は現実的なものとして興味深い。ただ、こういうものは単品のコストが下がらないと、結局汎用PCのほうが安く実現できるという話になってしまいそうだ。
【レポート】SIGGRAPH ASIA 2009 - SIGGRAPH名物!! エレクトロニックシアターの注目作を一挙紹介 (4) Pigeon: Impossible〜インポッシブルなミッションをハト共に?の短編ムービーは最初は個人の学習からスタートし、5年近くをかけて完成した作品なんだそうだ。いや、おもしろい。
今年こそは何か新しいコンピューティングにチャレンジしてみたいものだ。
【インタビュー】2010年代の初夢 - 中須賀教授が語る「超小型衛星」の未来 (1) 大学・高専が衛星を開発 | エンタープライズ | マイコミジャーナルネタ。研究の世界でもグローバル化が進んでいる。当然とは言え、なるほど。
今朝、スーパーのプライベートブランド(自社開発)や情報処理?部門を中国に置くことによる低価格化の努力について報道されていたが、様々な方法でグローバル化が進んでいる。これで全体が収まれば問題ないわけだ。全体とは、日本だけでなく、世界全体ということになるしかない!?
昨年到達した地点を探って、踏み固め、確保しようとしているのだが、足場は脆く、危うく崩れ去りそうな気配だ。以前から繰り返し触っている様々な要素と新しく頭に引っ掛かってはいるが形を成すにはあやふやな要素とが混在している。
「今年もマービン・ミンスキーとノーム・チョムスキーは追いかけねばならない」と考えたところで、ミンスキーの『Thinking Machines』を調べるとAmazonで販売が開始されている。今は品切れのようだが・・・注文は入れた。
『The Emotion Machine』(2006)は邦訳が昨年出ている。竹林洋一訳「ミンスキー博士の脳の探検 ―常識・感情・自己とは―」(共立出版、2009年)。
再出発点を探索するために。
INABA Hitoshi / Sjis - search.cpan.orgネタ。新年のお年玉か^^)
jperlの新しい展開は、稲葉準さんのSjis.pmの開発に依存することになるだろう。今年も要注目。僕も更新日記をjperlを使ってSJISで書き続けているので、Sjis.pmを使って何か書いてみたいと思っている。
シリコンバレー101 - 最先端の息吹を感じさせるから。最初のコラムは、【コラム】シリコンバレー101 (1) 職はあっても家がない、決死のシリコンバレー生活 | ネット | マイコミジャーナルである。2002年当時、読んだかどうかは定かでない。著者の山下洋一氏はコラム記事以外にもYoichi Yamashita名で多くの記事を執筆されている。いずれも質が高いと思う。マイコミでは今年も注目のコラムや記事となる。米国のIT関連の先端を把握するためには欠くべからざるコラムだろう。
コラムと記事からひとつずつ。【コラム】シリコンバレー101 (347) 「ログインありき」という考え方 - ブラウザにアイデンティティ機能 | ネット | マイコミジャーナルと【レポート】アドオンストアは必要か? Mozillaが2010年開設を計画 - Add-on-Con | ネット | マイコミジャーナル。いずれもFirefoxブラウザネタ。
いずれもFirefoxの新しい動きだが、リーズナブルと感じさせる。アイデンティティ機能はデスクトップにあるべきである。アドオンへの課金システムは開発者へのインセンティヴとして必要だろう。iPhone/iPod touchのAppStoreのようなものはWeb社会の生態系を維持するために必要だろう。マイクロペイメントの世界が拡がっていくべきである。
ワイアードが選ぶ、おすすめ『iPhone』アプリ10選 | WIRED VISIONネタ。今年もお付き合いしそうなネタ記事のラインナップをまず作ろうとしている・・・
Stanzaという電子ブックリーダーの表示はiPhoneアプリとしての電子書籍よりはるかに紙製本を読むのに近い。そして、iPhoneを手帳に埋め込むという手作り工作技に感心。Google Earthがスムースに動くことにも感心した。
2009年人気記事ランキング | WIRED VISION経由、『Windows 7』を選ぶ7つの理由 | WIRED VISIONと『Windows 7』を選ばない7つの理由 | WIRED VISIONネタ。
Windows XPを使っているほとんどの人はアップグレードをするべきだろうという結論になっているので安心した。
Kindle向け電子書籍が紙を超えた日 - スラッシュドット・ジャパンネタ。
米国では日本と電子書籍の受容のされ方が違う感じはする。WiredのKevin Kelly氏がMake: technology on your time vol.04(オライリー・ジャパン、2008年)に「自分の本を出版する」(81-83ページ)という記事を書いている。「およそ1分に1冊、世界のどこかで誰かが新しく本を出版している。今、われわれは出版と放送の黄金期にいる。近ごろの本の出版の仕組みは、ブログを始めるのと同じくらい簡単だ。」とまえがきにある。日本ではそれが現実とは感じられない。ケビン・ケリー氏の場合、紙の本とPDFではPDFが紙の10倍の冊数が売れるそうだ。一冊あたりの利益は同じに設定している。
今、最後のところを少し見ることができたんだけど。「熱風」2009年12月号には、特別収録として『宮崎駿監督「バークレー日本賞」受賞に際して「小さな紙切れの上をはい回っている自分たちは、紙に穴をあけ、さらにさらに深いところまで糸をおろさなければいけない」』という受賞スピーチとインタビューがある。これと同じ話をされていた。
アニメも経済も政治も紙っ切れ、大切だけど、その表面を這い回るだけでは足りないという話。
私たち、エンターテイメントの小さな紙切れの上にいる、はい回っている自分たちがわずかに尊厳を取り戻すためには、その紙に穴をあけて、小さなパイプからさらにさらに深く、経済や政治の紙にも穴をあけて、もっと深い、紙切れになっていないところにまで糸をおろさねばいけないんです。
(29ページ)
十夜一冊のページに新しい記事を追加した。一月毎に更新するつもりだったが遅くなってしまった。
最近、十年千冊というページを見かけた。一年に100冊のペースだ。結構大変だが、それぐらい読む人はいるのだろう。月に10冊だ。十夜一冊はもっとペースが遅い。月に3冊。千冊読もうとすれば、単純には30年を要する。それをマジックでいつの間にか千夜千冊にならないかというプロジェクトなのだ。
Manning Publicationsの出版人、Marjan Bace氏から新年の挨拶が届いている。「2009年はもう十分に堪能した。先に動いていこう。私は、2010年が試し学ぶべきエキサイティングな新しいことをもたらすと確信している。あなたが一緒に私たちと探検してくれることを望んでいる。良い年でありますように!」僕もそんな気分だ。
新春第一弾、ISIS本座 - 【第一夜】 付録づくりから始まったネットワーク感覚経由、松岡正剛の千夜千冊『ボランティア』金子郁容ネタ。うーん、ネットワークの概念がこういうつながりに結びつくとは・・・
本夜本談の連載が楽しみだ。この経済危機の新春だからこそ相応しい。さすが。
夜半過ぎからもう一度、明けましておめでとうございます。更新日記書初。まずは新年の日記の生成から。サイバーゆく年くる年から続く。
日の出前 2010/01/01/ 07:17:43今年は雲行きが怪しい。昨年の様子は、謹賀新年 2009年丑年元旦から。
カウボーイズもカウボーイ大会を見直されるらしい。日本のエグゼクティヴは米国対比貧乏なのでお金をたくさん払えないという話。スポンサーが付くと、講演者を集めるのが逆に難しくなるらしい。MySQLのMonty氏からメールが来ていたけれども、企業に属しているとオープンソースも維持が大変な時代に突入している。誰がコストを負担するのか。Perlはファウンデーション(The Perl Foundation)があるけど、実質はボランティアなんじゃないかと思う。僕は、Perl本を購入するぐらいしか応援できていないのだけど。
Perl6/Parrot関連の書籍昨年、Parrot Developer's Guide PIRが出た(Parrot Developer's Guide: PIR, by Allison Randal and Andrew Whitworth - Onyx Neon Press)。印刷本以外にScribdから電子出版されている。残念ながら、今のところ日本からは購入できない。紙製本の中表紙の裏付けには、「この本はPod::PsuedoPod::LaTeX PerlモジュールとLaTeXを使ってUbuntu上で組版された」と記載されている。
さて、本日記の生産量チェックをしてみよう。昨年まとめたデータに追加。2007年並の数値が出たなあ。今の書き方ではここらへんの量が上限かな。HTMLタグを除くと、四百字詰原稿用紙で1,000枚程度。TSNETスクリプト通信投稿分だけトータルの生産量は多くなっているのだが(^^;)
更新日記活動推移 2001-2009くる年については日の出ネタにとどまったが、次の記事にまかせることにしよう。