「Android断片化の拡大、マイナス面ばかりではない」:アプリ開発企業が報告書 - CNET Japanネタ。Androidデバイスの機種数が半端でない。1万機種を越える。オープンとはこういうことかと思う。
第2四半期タブレット市場、「Android」がシェア67%--Strategy Analytics調査 - CNET Japanの記事にも納得だ。断片化はOSのバージョンだけで起こっているわけでもないということだ。むしろ多様なデバイスの存在が背景にある。高いシェアをもたらす理由でもある。
やっぱりAndroidはモバイル時代のWindowsか? | TechCrunch Japanのような記事を読んでも納得かな・・・iOS危うしか、はてさて・・・
Androidのroot権限はもう要らない? | スラッシュドット・ジャパン セキュリティの記事もおもしろいな。ちょっとAndroidプログラミングを調べてみてもよいかな。
萩原麻未さんとN響の第20番(K.466)を聴いたおかげで、その印象が残っているうちにと、誰かのCDを聴いてみようと思ったのだが、ピアノソナタはいろいろとあるのに協奏曲は少ない。20番がない。Amazonなどをいろいろと調べてみると、iTunesに「Mozart COMPLETE PIANO CONCERTOS」(The VoxBox Edition)を見つけた。20番はアルフレッド・プレンデルが弾いている。27番まで全曲があって、900円だ。11時間以上の音楽が詰まっている。
吉田秀和先生の「名曲三〇〇選」を紐解くと、名曲が目白押しで、結論から言うと、20、21、23、24、27が選ばれている。今、第27番をワルター・クリーン、スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮ミネソタ管弦楽団で聴いている。
休みの日に一日中モーツァルトのピアノ協奏曲で過ごすのも悪くない。「モオツァルトを読む」を読み返してみると、小林秀雄はピアノ協奏曲に言及していない。なぜかなあ。ピアノ曲という表現はあるのだけど・・・
このまま行くと2014年第二四半期にタブレットの売上台数がPCを抜く | TechCrunch Japanネタ。事態は深刻だ^^;)
まあ、無くなるというわけでもないだろうけど、PCの需要は低下、タブレットは大幅伸長という予測だ。
我々はプログラムから逃れられない--UEI清水亮氏が考える「人類プログラマー化計画」 - CNET Japanのような文脈ではPCが必要だと思うがいかがなものだろう。もはやenchantMOONでプログラミングの時代なのだろうか。
昨日夕、アスキーストアからUEIの案内として今週か来週中には届けられそうだとのメールが届いた。紙の進化形のタブレットかPCかの決着を付ける時が来る。
今日、雨の中を15:00過ぎに車で呉に向かった。クレアラインは通らなくても、呉市営蔵本駐車場の駐車券の入車時間は15:45。16:15開場、17:00開演なので呉文化ホールの隣の中央図書館に入ってみた。
呉市立中央図書館の本はすべてきれいで取り扱いのよいことがはっきりしていた。感銘を受けた。張り出された注意書きを読むと、返却時に本の状態をチェックする仕組みが機能しているらしい。素晴らしいことだ。
パンフレット演目は萩原麻未をフィーチャーしたモーツァルトのピアノ協奏曲第20番(K.466)とブラームスの交響曲第1番というポピュラーな選曲。指揮は尾高忠明。NHK交響楽団は広島には来ないが呉にはやってくる。呉文化ホールの音が良いのだ。
萩原麻未さんは全体を通して柔らかい美しい音でピアノを引ききったが、もう少しインパクトが欲しい気がした。それでも堂々たるもので、NHK交響楽団に対峙して、まったく揺るがなかった。
尾高忠明指揮のN響は予想にたがわず、魅力的な心地よい演奏を繰り広げ、終わりのアンコールも鮮やかなものだった。尾高氏は再度のアンコール要請の拍手を両手を上げて抑え、呉文化ホールの素晴らしさを讃え、呉で演奏できることに感謝しており、引き続きN響をよろしくというような要領の良い言葉で見事に締めくくった。
第4巻、すなわち全巻完読。第4巻は、5-347ページ=343ページ/68-90+エピローグ=24章=14.3ページ/章。加えて、田村源二氏の訳者あとがきと佐藤優氏の解説が付いている。
帯には「時間差頻発テロ、始動!核による最終作戦は防げるのか。圧巻の終幕。」とある。
自衛隊と米軍を戦わせたり、日本人機長のジャンボジェット機を米国の国会議事堂に特攻攻撃させて、米国大統領が亡くなるというストーリーを生み出したクランシーなら何を書いても不思議ではない。もちろん、既に核を米国内で爆発させた実績もある。もちろん、ここでネタばらしはしないけどね。
第1巻をなんとか潜り抜ければ、後はおもしろいことを保証しよう。続きの「ライアンの代価」はエンターテイメントとしては文句なくおもしろい。「デッド・オア・アライヴ」は哲学的小説でもある。佐藤優氏が解説の最初に「現実の世界で、いま何が起きているかを知るために最適の作品だ。」と書かれているが、問題の根は奥深いことが小説を通じて伝わってくる。共著者のグラント・ブラックウッドは退役海軍軍人の小説家である。
次作の「Threat Vector」は昨年末に米国では出版されている。次は生物兵器の脅威かな。期待して待とう。
作品を完成させることが重要ではない。内面にあるものにせよ、外部にあるものにせよ、長い時間を掛けて観察し深く掘り下げるのだ。アントニオ・ロペス。
終わりなきリアリズムの追及。リアリズムと精神性は分かちがたいもの。この年になって(1936年生まれなので、今77才ぐらい)ようやく先入観に捉われることがなくなった。自在に追求できる。単なる二次元の絵画や三次元の彫刻を超えるものを生み出したい。作品を作るのに10-20年以上を掛ける。圧倒的な存在感を持つ作品。
恒例行事。今年は芝生席を予約して6時半に出かけた。手持ち撮影では花火はブレが出て難しいので、三脚を持参する。適当な場所に陣取って三脚を設置。近くの立ち見ではとてもできない芸当なので、芝生席などの予約は必須。視界は抜群なので、その成果はあったと思う。
花火1宇品1万トンバースを10万トンバースとツイッターなどで吹いてしまったが、検索してみると100万トンバースというのもあって笑ってしまった^^;)「バース」は「berth」で岸壁・埠頭のこと。
The Creativity Compass | LinkedInネタ。
問題を解決するためには、科学・エンジニアリング・アート・デザインをできるかぎり引き付けて統合することが必要なのだという考え。
話の中に出てくるSILK PAVILIONを見始めると時間を経つのを忘れて見入ってしまった。
SILK PAVILION from Mediated Matter Group on Vimeo.
今朝は雨の音で目が覚めた。昨晩の広島みなと夢花火大会は運が良かった。隅田川花火大会は中止とiMessageが届いた。Nexus 7の新旧の違いを確認 やっぱり欲しいなぁ:海外速報部ログ:ITmedia オルタナティブ・ブログネタ。
旧機種を持っていれば、仕事に関係もなければ手に入れる必要があるとは思えない。旧機種はAndroid 4.3に既にアップグレード済み。新機種はCPUが高速化してRAMが2GBになり、ディスプレイが高解像度化し、5Mピクセルの背面カメラが付いた。いずれにせよ、それで何が新しくできるのかというと見えてこない。カメラはデジカメを使えば、もっと良い写真が撮れる。結局、グレードアップはiPadよりも魅力的なデバイスに見せて新しいユーザーを獲得するための手段なのだ。
もうこれまでの概念のタブレットは成熟してしまった。次はデスクトップをクラウドなどを利用してどこまでタブレットに持ち込めるのかが差別化の鍵になるだろう。デスクトップの単なる拡張デバイスではなく、ディプレイが小さいだけの同格のデバイスにまで発展していくことになるだろう。
GoogleやApple、Amazon、その他の電子書店など各種のサービスやアプリを使っていると情報やデータが分散して取り扱われるので、全体としては大変使いにくいことになる。まずはGoogle+からTwitterやFacebookへ共有できるようにしてほしいね。Facebookも同様。EvernoteやDropbox系のサービスをもう少し調べてみるかな。
ピースアーチひろしまネタ。なかなか楽しそうだ。
ピースアーチひろしま | ワールド・ピース・コンサートによると7/31-8/1のクラシック・レクイエムコンサートは無料。広島平和記念公園の元安川親水テラスで開催される。18:30から。
1513夜『ウェブ文明論』池田純一|松岡正剛の千夜千冊ネタ。実はこの本は新潮に連載されていた「アメリカスケッチ 2.0」である。だから購入したいと思っていたのだが、目次を眺めながら「ウェブ文明論」というタイトルに腰が引けてしまった。
「文明が劣化している」というのは資生堂の福原義春先生の言葉。人間の古今の歴史を見ても、最近の世界の動向を見ていても、人間が進化しているとは誰も思わない。進化しているのはサイエンスとテクノロジーだけだ。もともと劣化するほどレベルが高かったのかと言うとそうでもないような気がしないわけでもない。司馬遼太郎が考えたように江戸・明治はよかったが、大正・昭和のことは書く気がしないということを指して、劣化していると言われているのかもしれない。僕自身はそのことをわかるというほど江戸・明治を知らないと言わざるを得ない。僕は宮崎駿先生が「風立ちぬ」を作られた心境のほうにむしろ共感する。クライトンも何も変わらないと言った。しかしながら、福原先生はもっと最近の変化を言われている可能性もあるからね。詳細を知りたいものだ。
文明が劣化しているというよりは衰退しているのではないかと思ったりするこの頃である。すなわち、人間文明が衰退し、機械文明が興隆しているという意味において。
アメリカと日本を対比して考えることは有意義だが、池田氏の著作は現象論に終始しているように感じる部分もある。そして、最近の歴史を書くのは難しい面がある。それはWebが発展したが故でもある。松岡先生がNPCの話を取り上げられているのが興味深かった。やはり購入してみるかな。一度は本屋に預けたものの・・・
ビル・エヴァンス晩年の1979年のトリオ作品。ライブ録音。ベースがマーク・ジョンソン(Marc Johnson)、ドラムスがジョー・ラバーバラ(Joe LaBarbera)。翌年、麻薬中毒による肝硬変と出血性潰瘍で亡くなる(ビル・エヴァンス - Wikipedia)。
1980年にキーストーン・コーナー(Keystone Corner)で録音され遺作となった「Consecration(献身) Bill Evans Trio - the last」の2枚組と「Consecration II」は1989年に日本でCDが出ていて、僕も持っている。同じメンバー構成のトリオ作品なのだが、「The Paris Concert」のほうがピアノの音がしっかりしている感じだ。
なんといってもビル・エヴァンスのピアノはいいねえ。この作品の音質もピアノの音がくっきりとしてなかなか気に入った。愛聴盤になりそうだ。
現在出ているConsecrationのアルバムを調べていると、1980年の8/31〜9/7の八日間のジャズクラブ、キーストーン・コーナーの毎日の演奏を収めた8枚組が出ている。過去にはヨーロッパと日本でセレクションが出ているだけらしい。僕の持っているAlfaレコードのアルバムもすべてではないわけだ。「The Paris Consert edition one」のライナーノートにEvans自身のコンテンポラリー・キーボード誌(Jan.,1981)からの引用がある。
I believe in things that are developed through hard work. I always like people who have developed long and hard, especially through introspection and a lot of dedication. ・・・
Consecrationは日本語では「献身」とか「精進」という意味を持つ。
第3巻読了。5-363ページ=359ページ。44-67章=24章。359ページ/24章=15.0ページ/章。第1巻第9章のユーリー・ペケトフという元KGBがなぜ殺されたのかが、第51章でようやくわかる。第16章のロシキナ警部補の役割も判明する。
第3巻で起承転結の転に入った。ストーリーはさらに複雑化する。
帯には『佐藤優氏絶賛! 「現実の世界で、いま何が起きているのかを知るために最適の作品だ」7年ぶりの大復活ジャック・ライアンシリーズ』、『現代インテリジェンスの入門書としても、本書を薦める。・・・』とある。
実際、スパイ入門書であり、諜報情報処理システムについても詳しく書かれている。膨大な情報から集めた情報からさらに役に立つ情報だけに削ぎ落とすシステムが必要なのだ。「ライアンの代価」には何もなかったといってもよいぐらい様々な記載がある。情報処理システムや情報戦がどのようなものかに興味がある人は是非読むべきだろう。
さて、最終巻ではとんでもないことが起こりそうだが、起こる前に食い止めることができるのかどうか・・・
先々先週、先々週と今週の土曜日、エールエールA館に上がる機会があった。先々先週は高校のクラス会の仲間と同期会の後に、先々週は刺繍絵の額を注文に、今週はエリザベート音楽大学のベーテン・ピアノコンクールの後、額を受け取りに。エールエール。
広島駅南口のエールエールB館の建設始まるエールエールA館10階のジュンク堂書店東側のカフェから。地上185m、52階建ての高層ビルが立つと広島一の高層建築になる。
これまでは連休最終日のRe-membering Jacques Derrida (2005/02/13)の記事にあるアーバンビューグランドタワーの166m、43階。正面の低い山は黄金山。猿猴川は干潮で水が少ない。
遠くの奥の山々の上に厚い雲が覆いかぶさっている。
次期「Nexus 7」、仕様画像が流出か--高速化されプロセッサやカメラ2基を搭載の可能性 - CNET Japanネタ。
だいぶ前からスペックの話は出ているけど、7/24には発表されるらしい。1.5GHzのクアッドコアプロセッサ、4GBのRAM搭載というので少しびっくりしているのだけど、価格が変わらないとすれば、Utiliteの最高で1.2GHzのクアッドコアプロセッサ、4GB RAMのコストパフォーマンスと合わせて期待したい。
もうスペックは従来のデスクトップを超えている。僕のLate 2009のMacBookは2.26GHz Intel Core 2 Duoプロセッサと2GBのRAMで動いている。デスクトップが小さなタブレットで動いてもまったくおかしくない時代に入ったのだ。
最早、OS XとiOSがいつ融合してもおかしくないのだが、iOSの断片化を嫌えば融合は遅れるだろう。アップルはiOS 7とOS X Mavericksの段階ではデータのクラウド共有をまず目指そうとしているように見える。
Googleは断片化を厭わずにハードウェアは低価格に抑えて先端的なAndroidデバイスの提供で差別化を図ろうとしているのかもしれない。最先端のものに買い替えてくださいというわけだ。
こう見てくると、Ubuntuタブレットも十分に成り立つ話なのだと思うし、ChromeとAndroidの融合も近づいていると考えるべきかもしれない。「Windows」版「Chrome App Launcher」が完成--Chrome Web Storeから入手可能に - CNET Japanも動かし始めたけど、Chromeの位置づけも高まりつつある。
この流れはWebアプリの高性能化の追い風になるので、Firefox OSの将来性も高い。ユーザー側から見れば、涎の出そうな選択肢が広がってきそうなので、じっくり見て選べばよい。コンピューティングに限って言えば、良い時代が到来したわけだ。
追記さすがに初代と同価格というわけにはいかないようだが、まずまずの価格設定。しかしながら、結局、そのようなデバイスで新たに何をするのか、何ができるようになるのかが問われる。
再追記明日になればわかることだが、Google 新 Nexus 7 予約受付開始、16GB 230ドル、32GB 270ドルで7月30日発売 - Engadget Japaneseの記事が出た。4GB RAMは2GB RAMの間違い。してみると、$230はそれなりの価格ということになる。現実は甘くない・・・
シリコンバレーの天才、D・エンゲルバート氏の悲劇的な人生 - ZDNet Japanの記事を辿って二つのリソースを見つけた。
Engelbartは1962年に既に人間の世界の複雑化する問題と問題の解決の緊急性に対応するために人間の知力を増大させる必要性を感じていた。それから51年経過した。さて、・・・
後者の文献は、Douglas C. Engelbart先生が1995年の第4回国際ワールドワイドウェブ会議のためにプロデュースした「Boosting Our Collective IQ(Intelligence)」という著述集成を娘さんのChristinaさんが編集し、序言と結論を書かれている。
インターネットが急激に発達しつつある今こそ、エンゲルバートの遺産を振り返ってみるチャンスかもしれない。
1万円しないPC。ARMベースのUbuntuボックスが来月出るよ : ギズモード・ジャパンネタ。
CPU、メモリとストレージのスペックをどう置くかで価格は変わるのだろうが、洒落た筐体デザインと豊富なインターフェースで魅力的なコンパクトPCに見える。早くスペックと価格の対応の詳細を知りたい。Utilite Specifications | Utiliteをよく見ると、そんなに甘い話はないような気もするが、さてどのような値付けになるか期待しておこう。
ティム・バーナーズ=リー 「ウェブアプリこそ未来」 - モジログネタ。
ウェブアプリが未来になるためにはWebとデスクトップの融合が必然的に起こる。その変化のプロセスが本格化している。TBLはそのつもりだとはっきりしたし、WWWCはその方向を支援する方向で活動を続けるだろう。
ローカルのCGIをデスクトップCGIと名付け、Webとデスクトップの融合を目指していたのだが、それは現在でも有効な手段ではあるが、どう進むかなあ。いずれにせよブラウザの表現力が高まるのは歓迎である。
Apple Edging Further Into the Living Room by Cooperating with TV Content Providers - Mac Rumorsネタ。
アップルはケーブルTV会社に置き換わるより、コンテンツ・プロバイダと協業することを選択したというお話。
結局、日本のApple TVはどうなるのと思う。今のところほとんどレンタルビデオ機+iTunesオーディオ再生機なんだけど。残念ながらホビーの領域を出ない。
アップル、PrimeSenseと買収交渉中か--MSの「Kinect」にも採用の3Dセンサ開発企業 - CNET Japanネタ。少し前にmotion sensingにアップルが取り組んでいるという話が出ていたが、対応する動きが出てきた。Kinectの成功を見れば取組は当然だろう。WWDC MMXIII 世の中の予想 (2013/06/07)。
モーション・センシングを利用したキラーアプリとは何だろうということになるのだが、Kinectのようにゲームかな。インターフェースとしての必然性がどこにあるのか。なかなか思いつかないね。手でコンピュータにそーっとサインでも送ろう。音を立てずに指示できる。スパイ用^^;)
昨日、ワーナーマイカルシネマならぬイオンシネマで「モンスターズ・ユニバーシティ」を見て、夜はテレビで「モンスターズ・インク」を見た。そろそろジブリの「風立ちぬ」だよねと思っていた。今日、中国新聞を見ていると三面に『新作映画「風立ちぬ」宮崎監督の思い』、「いつの時代も人は生きる」、「昭和初期の日本人描く」とインタビュー記事が出ていた。文藝春秋2013年8月号には宮崎駿監督と半藤一利氏との記念対談『「風立ちぬ」戦争と日本人』があった。
中国新聞2013年7月15日三面と文芸春秋2013年8月号94-111ページの「風立ちぬ」記事僕には灰色としか思えない時代を、当時青年だったおやじは「いい時代だった」といった。あの時代も人が生きていた。青空はやっぱりきれいだったに違いない。それがわかるまでに長い時間がかかった。
(宮崎駿 中国新聞2013年7月15日三面)
やはり、なにごとも時間が掛かる。時間を掛けてゆっくり進める。
「風立ちぬ」は子供向けの作品ではない。ジブリはじめての大人への作品。いつも通り、次はないと、お決まりの文句だが、次はこれまでのような作り方はしないそうだ。さて、CGの技術をどこまで取り入れるのか。ジブリ初の本格的CGアニメを早く見てみたいものだ。
GHIBLI 熱風 2013.7 特集 憲法改正最初の記事は宮崎駿の「憲法を変えるなどもってのほか」、次が鈴木敏夫の「9条世界に伝えよう」で「風立ちぬ」をなぜ作ったかの思いのようなものが伝わってくる。
僕自身、僕らは同時代のベトナム戦争や中東戦争などを見つめながらも戦争のことを十分に考えてこなかったという思いがある。戦後の日本のことだけを考えればよいと問題を単純化しようと思ったけど、それでは人間とは何かを理解することはできない。
クランシーだって米国のことを考え続けている。世界全体の中の米国について書き続けている。「国際テロ」下巻の解説で訳者の田村源二氏は次のように書かれている。
・・・イラク戦争については、トム・クランシー自身、戦争前に、イラク侵攻を推し進めたネオコン(新保守派)急先鋒リチャード・パールと激論となり、殴り合いの喧嘩になりそうだった、と明かしている。具体的には、「コリン・パウエル(国務長官)は、兵隊の命を心配しすぎる腰抜けだ」というパールの発言に、クランシーが「おいおい・・・部下の命を心配するのは当然じゃないか!」と言い返し、一気に険悪なムードになったという。《軍人たるもの、部下の兵士を実の子のように思わなければならない》というのがクランシーの一貫した考えで、それは作品の中で繰り返し述べられてきた。自分は戦場にでる心配はなく、安全なところでひたすら過激になり、自分の思い込み(野心)を実現しようと、若い兵士を平気で死に追いやるというのでは、テロの首謀者たちとたいして変わらない。
鈴木敏夫氏は最後に次のように書いている。
宮さんや僕が尊敬する作家の堀田善衛さんが、こんなことを言ったことがあるんです。「人間の歴史は、殺し合いだ」って。その殺し合いが、だんだん残虐になったのが歴史だと。最初は宗教をめぐる争いで、あるときから国家同士の争いになった。
人間というのはそういうことをするもんだなぁっていうのがあるわけですが、その中でね、やっとたどり着いたわけでしょ、この平和憲法に。すごい理想主義でしょ。
人間がそこまできたってのは、すごいこと。僕はそう思いますけどね。
現実主義の極限のようなクランシーと理想主義の極限のような日本国憲法とを現代において対比することができるのは、日本国民として幸せと思わなければならないだろう。
第2巻読了。第3巻に入っている。「ライアンの代価」より「デッド・オア・アライブ」のほうが味があるという思いがさらに深まっている。
クランシーの小説は単なる勧善懲悪ではない。一方的によいとか悪いとかを超えている。主人公でさえ、殺人を犯すことになる。単なる正当防衛が理由でもない。それが物語のテーマにもなる。主人公・悪役を含め、あるゆることが平等・公正・客観的に評価される。米国は多民族国家であり、ある特定の人種・宗教を悪者にはできないということもあるのだろうが、世界をあるがままに記述するためには必要なことだ。
・・・サウジアラビア人を親友にするのはかなり難しいことだが、真の友となったサウジアラビア人は銃弾の盾にもなってくれる。もてなしといったことに関する彼らの宗教的規範は称賛に値する。それにイスラム教は、キリスト教が残念ながらほったらかしにしてきた人種差別を禁止している。
(282ページ)
このような話は前の作品で読んだ気もするのだが。ジョン・クラークの言葉。
ザ・キャンパスのシリーズは、2001年の9.11テロの後、2003年(新潮文庫、2005年)の「虎の牙(The Teeth of the Tiger)」(日本題名: 「国際テロ」)で始まった。最初に三つの引用が置かれていて、最後の長い引用は、ラドヤード・キプリングの「マクダナの歌」で国家の意味を問うている詩だ。最初にはジョージ・オーウェルの、次にウィンストン・チャーチルの言葉が引用されている。国家を超える組織「ザ・キャンパス」、それを生み出したのは元大統領ジャック・ライアン自身であり、その財政を賄うのは金融における諜報を含めたIT技術という言わば現代社会の矛盾の縮図そのものである。小説の設定自体が善悪を超えている問題小説なのだ。
まだ、「国際テロ」を読んでいないなら、そちらから読んでもよい。ひっくり返して眺めていると、既に「アミール」は登場している。ライアン・ジュニアが「ザ・キャンパス」で活動する様子も少し雰囲気が違うかもしれない。「デッド・オア・アライブ」は「国際テロ」の7年後に書かれたのだから、僕の記憶が薄れているのも当然だが、フォート・ミードのNSA本部とラングレーのCIA本部を結ぶ直線上に「The Campus」が存在することは覚えていた。上巻=469ページ/(プロローグ+12章)=36.1ページ/章。下巻=441ページ/13-22章=44.1ページ/章。各章にタイトルが付いていて、章立てもだいぶ違う。倍のサイズ。「デッド・オア・アライブ」も「ライアンの代価」もページ数で機械的に割り振っているように思えるからだ。日記を読み直すと読み通すのに2か月ぐらいを要している。文庫本の場合、読む速度を100ページ/時間として計算すると、900ページ/9時間、60日として、15ページ/日、9分/日か。細切れ読書だねえ、十夜一冊とはとてもいかない。
個人の情報処理がそれぐらいの単位に細分化されてきているためとも言えるかもしれない。
W3C、「電子出版アクティビティ」を発足 | 開発・SE | マイナビニュースネタ。
これからだろうけど、一応見ていく必要があるだろう。
EPUBはまだW3Cの勧告は出ていないのだっけ。IDPFが母体。
朝は外気温26℃、エアコンを停めて、窓を開け放して室内28℃。昨晩はエアコンを27℃設定で点けっぱなしだった。現在は外気温は29℃、ほぼ曇り、室温は30℃を超えた。窓を閉めてエアコンを再起動。
昨日は買い物の間に空の一部が黒い雲で覆われはじめ、北の方が雨に微かにかすんでいるように思えた。帰宅する直前のフロントガラスに水滴が少し掛かった。家内が洗濯物を急いで取り込むと、しばらくして強い雨が降り始めた。先週の前半に梅雨が明け、夏空が続いたが、後半は曇り。時折強いにわか雨が降る。天気予報を見ると、今日も「激しい風雨の可能性」との予報が出ている。
THE DEATH OF THE PC [SLIDE DECK] - Business Insiderネタ。半年前の記事だが。Mac から iPad への明確なシフト: それを示す1枚のチャート | Agile Cat --- in the cloudなどの記事を辿って見つけた。
PCの需要は平衡に達していて、少し下がり気味になっているというのが現実だろう。Wintelの停滞がそれを反映している。ただ、「死」を迎えたというのはいかがなものだろうか。
なぜなら、Appleが最終的に目指しているものは単価の高いMacの販売増であろう。それは結果として「The PC」の駆逐をもたらす。「The PC」をWintel PCと定義するなら、「The PC」の危機は目前にあるというべきだ。AppleがiOSとMac OS Xの融合を進め、MacのCPUを64bitの高性能ARMに移行させようとすることはほぼ間違いないように思えるからだ。MacBook の ARM シフトは起こるのか? それとも Intel に留まるのか? | Agile Cat --- in the cloudと【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】 ARMが次期CPUコア「Cortex-A57」と「Cortex-A53」を発表の記事がある。
アップルはiPadのコンピューティング・デバイスにおける驚異的なシェアの高さを利用して、Macを売ることを考えているはずだ。既にMacは最初の記事のように以前と比べると大変よく売れている。iTunes/iPod/iPhone/iPad効果である。iOSデバイス-Mac間での情報の共有が進んで便利になれば、さらにMacは売れるはずだ。Apple TVの寄与も大きいと考えられる。しかしながら、逆にiPod/iPhone/iPadの売れ行きにWindows上のiTunesの寄与も大きいはずだ。話は単純ではない。
MacのCPUが64bitの高性能なARMに移行したからといって、それは直接的にWindowsに影響を与えるものではない。逆にMacのほうが困る可能性もある。WindowsユーザーのMacへの移行を滞らせる危険性もあるからだ。Boot Camp (software) - Wikipedia, the free encyclopediaを現在もAppleはサポートし続けている。ハードウェアとソフトウェアの進歩が仮想化によってCPUの違いによる制限を取り払ってしまう状況なのかどうかが問われるかもしれない。
Office/Windows/Microsoftにとって逆風なのは、フランス議会、公共サービスではフリーソフトウェアを優先的に利用するという法案を採決 | スラッシュドット・ジャパン ITのような動きが出ていることだ。代わりにLibreOffice/Linuxを使っていくのだろうか。実際、LibreOfficeはOfficeとの互換性の問題はあるだろうが、実用的なレベルどころか、素晴らしいソフトウェアに成長している。ソフトウェアは人類共通の財産として育てるという考え方もあってよいと思う。
デスクトップにおけるWindowsの優位性はまだ揺らいでいない。Windows上のアプリケーションやソフトウェア資産をMacに簡単に移行することはむずかしい。しかし、iOSデバイスでOS Xがフルに動くようになれば、コンピューティング・デバイス上のOS Xのシェアは飛躍的に高まる。Windows上のアプリケーションの大移動が始まる可能性がある。
iPadは「普通の人のためのPC」というが、クリエイティヴに使う方法が問題である。最近、 DayOneをWebクリップに変えるブックマークレット DayOneClipの記事を試した。Webの情報を分類蓄積するには便利そうだ。Dropboxにデータを蓄積できるように設定できるので、デバイス間のDayOneでデータを同期できる。この程度でクリエイティヴということはできないが、少しおもしろくなってきた。DayOneのアプリはMacAppStoreで850円、iPadやiPod touchでは無料だ。iWorksのアプリと同じような環境を作って利用を促す仕組みだ。
Mac用のアプリを購入してみると、記事単位で、edit、info(exportなどを含む)、shareの機能が使え、よく考えられている。まあ、一種のテキストエディタ・ブラウザなので、僕がデスクトップやWebに作っているmemo calendarやwemoに似ていると言えないこともない。ちょっと想像力を刺激されたねえ。
DayOneのDropbox上のデータは、UUIDをファイル名とし、拡張子がdoentryのファイルとなっていて、中味はplistフォーマットのXMLテキストデータに過ぎない。memo calendarやwemoから読み書きすることもそれほど難しいことではないだろう。
既にMacのアプリとiOSのアプリは融合しつつあるのだ。モバイル時はともかく、iPad/iPhoneでデータそのものを作成・編集したいとはあまり思わない。やはりキーボードと大画面を持つMacがクリエイティヴ・マシンとなるのである。データそのものはクラウドなどに蓄積し、各種のデバイスで共有できるようにする。これこそ、ユービキタス・コンピューティングではあるなあ。
Dropbox、「Dropbox Platform」を発表--ハードドライブそのものの置き換えを目指す - CNET Japanの記事が出てきたのもモバイル・コンピューティングというよりはユービキタス・コンピューティングの時代の象徴になるかもしれない。新しいPC環境が生まれようとしている。
ユービキタス・コンピューティング時代にWindowsがどう動くか。One Microsoft──ポストPC時代に対応する大規模組織改編を発表 - ITmedia ニュース。Windows上でしか動かないアプリ、XboxやKinectを生かせば、まだまだ潜在力は高い。特にデスクトップでの強さを活かせば、モバイルとの連携においても強味を出せるはずだ。MS-DOS/Windowsでコンピューティングを長年にわたって追究してきたユーザーとしてはマイクロソフトの次世代コンピューティングにも期待しているのだ。
OSそのものの価値が下がったのは、Webによってデータがテキスト化して透明化しているからだ。相対的に価値がソフトウェアからデータにシフトしている。OS XとiOSの統合もOSの開発の効率を上げてApple生態系を維持するコストを下げるためだ。パームトップがデスクトップに追いつきつつある。
ソフトウェアの開発も効率化されている。Dropboxも最初はPythonで開発されていた。Developers - DropboxのサイトにあるCore APIのチュートリアルはPython SDKをインストールするところから始まる。Ruby、PHP、JavaのSDKもある。もちろん、iOSやAndroid用のアプリ(Sync APIを使う)を開発しようと思えばそれだけではすまない。Drop-APIとDatastore APIについてはJavaScriptのSDKが提供されている。実際のところ、HTML5/CSS/JavaScriptの方向性は押さえておくべきだろう。
Perlなら次のライブラリが使えるようだ。
DAYONEの使い道が出てきそうな気もするし、それは系統的なDropboxの使い方に導く可能性もあるが、さて、デフォルトの無料の2GBを拡張して有料にしてまで使うかということになると疑問だ。このように書いていると、最早デバイスの問題は消えてしまい、サービスとデータ・情報管理の問題になっていくことがわかる。クラウドかホームサーバーか、あるいは両方を統合的に管理することが必要なのか。そういう問題意識はすでにあるわけだ。いずれそのようなことが話題になる。
後藤貴子の米国ハイテク事情: コンピュータは人間を進化させるか、アラン・ケイ氏インタビューネタ。清水さんのFacebook経由。
先日、ダグラス・エンゲルバート(ENGELBART)が亡くなって、アラン・ケイの言う90分のYouTubeのビデオを通して視聴した。コマンドラインとGUIが融合したようなインターフェースを興味深く思った。既に1968年にビデオカンファレンスやオンラインの共同編集が実現していた。45年も前の話なのだ。現在、それを誰もが使えるような世界がようやく現出しているにすぎないというわけだ。
ポップカルチャーとはアイデンティティと参加なのだそうだ。それはSNSみたいなものだなと思った。過去を知ろうとしない。無関心。知る意欲のなさ。視野の欠如。アラン・ケイはコンピュータが機能的には進化したにも関わらず、期待したようなものにはなっていない、あるいは使われ方がなされていないと考えている。この状況を変えるには子供をあるべき方向に導くしかない。
ゆっくり考える、ゆっくり認識することが大事。アクセスできたら無関心になるのではだめ。名前のないものを追いかけるべきだ。名前のないものは検索できないから、知っている人しか知らない。
堂々巡りをしながら探している。知らないものを。
【コラム】シリコンバレー101 (522) 世界の工場・中国を使いこなすハードウエア・スタートアップ | エンタープライズ | マイナビニュースネタ。
実際、ハードウェアの量産はenchantMOONで見たように大変だ。しかしながら、よくもまあ次から次へとビジネスのアイデアを具体的に実現していくものだと感心する。
今、ニュースでやってたね。大阪のたこ焼きにかき氷。
大阪の新名物!?冷た〜い“たこ焼きかき氷”って? | ニュースウォーカー。検索するとさすがに出てくる。
コラム:スマホの乱は終結へ、アップルとグーグルが向かう次の戦場 | コラム | Reutersネタ。
スマホはそろそろネタ切れということなんだが、まだ工夫の余地はありそうだけどね。enchantMOONみたいにクリエイティヴなツールとして発展させるべきなのに、ブラウザに止まっている。
次はメガネか時計かテレビか。新しいアイテムのほうが収益の拡大につながる可能性が高いと踏んでいるんだろう。
手作りを味わうなら、Raspberry Pi | An ARM GNU/Linux box for $25. Take a byte!はいかが。相当の暇つぶしにはなるんじゃないかな。
梅雨明け宣言は出たのだっけ。夏が到来。まぶしい陽光が照り付ける。帰宅時の外気温は33℃。
少し前までは山々の山頂付近まで雲が低く垂れこめて、上昇気流が雲の裾を掻き乱していた。今日は青い空が限りなく広がっていて、わずかな雲の小さな断片が漂っているだけだ。夏、夏、夏、・・・
【コラム】シリコンバレー101 (521) Webを再び面白く - シンプルな無料Webホスティング「NeoCities」の挑戦 | エンタープライズ | マイナビニュースネタ。例によって、山下洋一さんのコラム・・・
やはり手作りの味がいいよね。
蒸し暑い日々が続いている。読書に好適とは言い難い。「デッド・オア・アライブ」第2巻。5-344ページ。23-43章。340ページ/21章=16.2ページ/章。まだ、34章、170ページ付近。なかなか進まないが、おもしろくなってきた。第1巻の様々な主題がようやく変奏を奏で始めたのだ。
キールティ大統領から物語の最初に置かれていたドリスコル先任曹長の戦争行為が犯罪として追及されかねなくなってきている。レインボーを退任したクラークとシャベスも米国に帰ってきた。CIAを退職して「ザ・キャンパス」へ。ジャック・ジュニア、ジャック・ライアンも「アミール」自身と関連するストーリーも次第につながりが見えてきている。
帯に「全員集結、総力戦! 超エキスパートたちは導かれるように壮大な作戦が起動する」とある。
「教皇暗殺」を少し見直してみると、「デッド・オア・アライブ」に近い書き方、文章だなと感じる。むしろ、「ライアンの代価」よりも「デッド・オア・アライブ」のほうがクランシー名で書かれたものに近い感じがしてきた。「教皇暗殺」も読みにくかった。
昨日、関東甲信が梅雨明けとの発表。広島は午前中は急に雨が土砂降りになったり、止んだり。今日も天候が不安定で雨が急に降り出したり止んだりしている。
熱中症で全国で689人搬送されたとのニュースが流れている。今日は熱帯夜。注意。
ついに七夕の今日「enchantMOON」が発売! その記念イベントをレポートします(写真ギャラリーあり) : ギズモード・ジャパンネタ。たまたま、FacebookのアナウンスからUSTREAMのライブ配信のほとんどを見ることができた。7/7、七夕の本日発売。
UEIの歴史から説いて、enchantMOONをなぜ作るのかを説明。進化の隘路に入ってしまったPCを再進化に導くためには原始時代に一度立ち戻る必要がある。情報とは何か、情報を生み出すとはどういうことかを原点に立って見直そうというわけだ。情報をアーティクル(article)単位、ドキュメント単位で捉えなおす必要がある。ファイルやフォルダの概念は二次的なものにすぎない。
そういったコンセプトとenchantMOONのOS、MOONPhaseとどう関係があるのかはわからなかったが・・・元々は「紙の進化形」からはじまっているが、MOONBlockというプログラミング言語との関係がよくわからないのと同じだ。MOONBlockの内部はenchant.jsなのだそうだ。
後は量産と手に届くのはいつかという問題が残っている。
ダグラス・エンゲルバートさん逝去 - UEI shi3zの日記。僕も昨日記事にしようと思ったのだが、ニュースのタイトルではマウスの発明者としか書かれていなかったので、ちょっとそれではねと思っていた。
結局、ダグラス・エンゲルバート - Wikipediaを参照するのが良いかな。
マウスの発明者と書いた記事は、Computer Visionary Who Invented the Mouse - NYTimes.comやThe Mouse Inventor's Vision of Computing - NYTimes.comあたりを参照したのだろうけど、発明者ではなくてコンピュータ・ビジョナリーと書くべきだった。しかしながら、ビジョナリーはこなれた外来語というわけにもいかない。仕方がないところか。前者の記事はGoogle+のSteven Levyの記事にリンクがあった、ニューヨークタイムズのJohn Markoffの記事。後の方は共著。
マウスの発明者、ダグラス・エンゲルバート氏が88歳で死去 - ITmedia ニュースの「The Mother of All Demos, presented by Douglas Engelbart (1968)」の動画のタイトルからYouTubeへ飛んだ。YouTubeではこの動画の「文字起こし」から英語の自動字幕も読むことができる。
Apple、日本でiWatchを商標登録 ― 冷静に、待ち続けよ | TechCrunch Japanネタ。
変な記事だが、出ないだろうとの予測。前にも少し書いたような気がするが、あまり必要性が感じられない。iWatch!?の記事。腕時計は必然性に乏しいデバイスだ。ハードウェア的に貧弱にならざるを得ないからだ。ディスプレイが小さい。電池容量も期待できない。
今はiPhoneの弱点を強化する機能を持つデバイスが望まれているはずだ。しかしながら、モバイル時のハードウェアの増強よりは、クラウドサービスを使うか、自宅のホームサーバーにリモート接続するかのほうがスマートと考えられる。
ウェアラブル(wearable)という観点からはもうちょっといろいろと考える余地があると思うが秘密にしておこう。
追記アップル、「iWatch」の商標をメキシコや台湾などでも出願--米報道 - CNET Japanが出たので、時計が見えてきそうだけど、さてどうなるか。楽しみだね。
Appleが「消えるベゼル」の特許を取得―iWatchに応用か? | TechCrunch Japanの記事も追加しておこう。
シリアルナンバー1番が完成! ひとまず帰国します | enchantMOON NewsとMOONPhase 1.0.0、完成しました | enchantMOON Newsとで、ほぼ完成。後は本格量産の無事を祈るだけ。
MOONPhaseというのは、enchantMOONのOSである。Android OSを手書き入力インターフェースのためにソースコードレベルで徹底的にカスタマイズしているそうで、期待が持てそうだ。
FEATURE - enchantMOON ; The Hypertext Authoring Tabletには、CPUがAllwinner A10 1.2GHz(Cortex A8 + Mali400)、ヒープメモリが1.0GB DDR3と書いてある。これで、8インチXGA(1024×768)フルカラーディスプレイと静電容量タッチパネル+アクティブ式デジタイザーペンを動かす。ストレージは16GB、WiFi(802.11b/g/n)、0.3Mピクセルフロントカメラ、2Mピクセルトップカメラ、バッテリーが5000mAh/3.7V。さて、触ってみるのが大変楽しみだ。
Appleは手詰まりと見られているようだが、その他の会社がそれほど凄い手を持っているわけでもない。Firefox OSデバイスがどのような展開を示すのかは大変興味深いが、一方でPossible Photos of Plastic Rear Shell from Apple's Lower-Cost iPhone [Updated] - Mac RumorsはAppleのローコストiPhoneについて報じた。数を追いかけるのか、利益率を追いかけるのか。
コンテンツや広告が重要という観点からはシェアは重要だろう。iOSデバイスの利用度の高さも話題にはなっている。利用度は使いやすさやアプリケーションの魅力に依存する。従って、デバイスの重要性はシェア×利用度で表されるだろう。
シェアを決めるのはもちろんデバイスやアプリの魅力もあるが、価格はもっとも重要なファクターの一つである。Firefox OSが成功するかどうかは、デバイスのコスト・パフォーマンスである。コストは低くてもパフォーマンスが不十分であれば結局無意味である。そのような安価なAndroid製品もあるので要注意だ。Firefox OSに求められているのは低コストのデバイスでも高パフォーマンスを示すことである。僕らはそういったことが可能なのかどうかの一つの試金石として捉えている。可能とすれば事件が起きる可能性は高い。
ちなみに、Firefox OSを搭載したZTE Openのスペックは、「3.5-inch 480x320-pixel touchscreen, 3.2MP camera, 256MB RAM, and 512MB flash memory that's boosted with an included 4GB microSD card」である。
そして、噂のローコストiPhoneのコストパフォーマンスやいかにということになる。基本的なパフォーマンスを落とすとは考えられないので、コストをどこまで下げることができるのか大変興味深い。クラウドベースにしてどこまでハードウェア構成を絞れるか、結局、Firefox OSに必要なハードウェアリソースとiOSに必要なものとどう違うのかが見て取れることになるだろう。
もう一つの波乱をもたらす力があるのは、Amazon のモバイル・ビジネス : その潜在能力を分析する | Agile Cat --- in the cloudにあるAmazon Phoneの動向だろう。Kindle FireのSilkブラウザはクラウドを利用して高速化している。最強のクラウド資源を擁するAmazonだけができることがあるかもしれない。最強が事実かどうかが問われることになるのかもしれない。
モバイル環境に適した、あるいは必要なコンピュータ・スペックとは何かということになる。UbuntuやTizenなどはLinuxベースなのでスペックを低く抑えるのは難しいのではないか。当然Windows Phoneも。デスクトップそのものをパームトップで動かそうというニーズも一部にはあるだろうが、わざわざそうするだけのメリットはないのではないか。そういう仕事はデスクトップやノートブックでするほうが効率もよく、合理的である。
モバイルに適したOSとハードウェアの組み合わせの最適化はハードウェアの進化に合わせて進展するはずで、進化するためには消費電力の低減も重要な要素になる。さて、モバイル生態系に適合して生き残っていくのは何か。今やコンピューティング最大のマーケットとして見られるようになったスマートフォンというコンピュータへの質的転換を果たした電話の行く末はどんなものになっていくのだろう。
Firefox OS phone launches Tuesday in Spain at $3 a month | Mobile - CNET Newsネタ。本当にできるのかなあと半信半疑だったのだが、やってみせたね。素晴らしい。
それも月の料金が$3。こちらも素晴らしい。是非欲しい。Webのブラウジングのパフォーマンスは確認したいけどね。
様々な動きを見ていると、Webはカンブリア紀に入ったと思う。もうすぐ生命の大爆発が起きるだろう。