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3/31/2013 (Sun.)

NHKスペシャル|魂の旋律〜音を失った作曲家〜。2008年にはTBSの番組で世に知られていたらしいのだが、僕は今日初めて知った。情報の伝わる速度はとても遅い場合がある。5年も掛かって到達した。

検索すれば様々な情報を読むことができる。佐村河内守 - Wikipedia

交響曲第一番が東北の震災のあとよく知られるようになったらしい。YouTubeでもいくつかの楽章や他の曲も聴くことかできる。もう少しいろいろと聞いてみたいし、著作も読んでみたい。耳鳴りの中で作曲されるとは想像を絶するものがある。

第2回将棋電王戦第2局でコンピューターが現役プロ棋士に初勝利 | スラッシュドット・ジャパンネタ。昨日は将棋どころではなかったが、結果を知って残念。棋譜を将棋の棋譜でーたべーす|世界最大の将棋の棋譜データベースで追いかけてみたが、強いな。人間が指しているみたいだ。

コンピュータ将棋 - Wikipediaはコンピュータ将棋の最近の動向を含めて詳しい。『今回のポナンザは、1秒間に3000万〜4500万手を読む能力を持つ。自身もアマ強豪である山本氏は終局後の記者会見で「膨大な計算能力を持つコンピューターと対等に戦える、人間の偉大さを改めて実感した」と語った。』そうだ。もう、機械を作っている側は相当の自信を持って臨んでいる。さて、後三局。人間と機械の戦いの結果は・・・

3/30/2013 (Sat.)

これまでどのように影響を受けて書籍を購入してきたか、リストアップしてみよう。「知の考古学」など、千夜千冊で知る前に読んでいた本はタイトルと興味 (2005/09/16)の記事にまとめている。

チェックに従って少しずつリストは増大するだろう。□は千夜千冊にあることを知る前に購入した本、◇は千夜千冊にあることを知る前に知っていた本、○は千夜千冊される前に購入した本。△は図書館で借りた本、▲は古書として入手。

  1. 360夜『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ|松岡正剛の千夜千冊
  2. 402夜『ダスト』チャールズ・ペレグリーノ|松岡正剛の千夜千冊
  3. 501夜『百代の過客』ドナルド・キーン|松岡正剛の千夜千冊
  4. 634夜『ナジャ』アンドレ・ブルトン|松岡正剛の千夜千冊
  5. 762夜『パンセ』ブレーズ・パスカル|松岡正剛の千夜千冊
  6. 854夜『システムの科学』ハーバート・サイモン|松岡正剛の千夜千冊
  7. 867夜『サイバネティックス』ノーバート・ウィーナー|松岡正剛の千夜千冊
  8. 914夜『この国のかたち』司馬遼太郎|松岡正剛の千夜千冊
  9. 916夜『存在と時間』マルティン・ハイデガー|松岡正剛の千夜千冊
  10. 918夜『音と言葉』ウィルヘルム・フルトヴェングラー|松岡正剛の千夜千冊
  11. 955夜『日本精神分析』柄谷行人|松岡正剛の千夜千冊
  12. 979夜『対称性人類学』中沢新一|松岡正剛の千夜千冊
  13. 1012夜『迷宮としての世界』グスタフ・ルネ・ホッケ|松岡正剛の千夜千冊
  14. 1042夜『暗黙知の次元』マイケル・ポランニー|松岡正剛の千夜千冊
  15. 1060夜『生命を捉えなおす』清水博|松岡正剛の千夜千冊
  16. 1076夜『自己組織化と進化の論理』スチュアート・カウフマン|松岡正剛の千夜千冊
  17. 1077夜『ゲーム理論を読みとく』竹田茂夫|松岡正剛の千夜千冊
  18. 1125夜『ボランティア』金子郁容|松岡正剛の千夜千冊
  19. 1144夜『海上の道』柳田国男|松岡正剛の千夜千冊
  20. 1162夜『グーグル・アマゾン化する社会』森健|松岡正剛の千夜千冊
  21. 1182夜『パース著作集』チャールズ・パース|松岡正剛の千夜千冊
  22. 1187夜『数学的にありえない』アダム・ファウアー|松岡正剛の千夜千冊
  23. ▲◇1212夜『時間と自由』アンリ・ベルクソン|松岡正剛の千夜千冊
  24. 1241夜『デカルトからベイトソンへ』モリス・バーマン|松岡正剛の千夜千冊
  25. 1263夜『やちまた』足立巻一|松岡正剛の千夜千冊
  26. 1269夜『史上最大の発明:アルゴリズム』デイヴィッド・バーリンスキ|松岡正剛の千夜千冊
  27. 1286夜『モノからモノが生まれる』ブルーノ・ムナーリ|松岡正剛の千夜千冊
  28. 1391夜『アンチ資本主義宣言』アレックス・カリニコス|松岡正剛の千夜千冊
  29. 1473夜『われ敗れたり』米長邦雄|松岡正剛の千夜千冊
  30. 1477夜『プルーストとイカ』メアリアン・ウルフ|松岡正剛の千夜千冊
  31. 1487夜『生物学的文明論』本川達雄|松岡正剛の千夜千冊

千夜千冊の夜にリンクしている記事を夜毎にリストアップしたリンクは「松岡正剛の千夜千冊」を読むにある。3年ぶりに更新してみた。155夜しか引用していないということはその程度しか読めていないということでもある。関心が重なるのもその程度でしかない。もっとも他にどの程度の本を読んでいるのかもチェックする必要がある。解析にパターンマッチも使えるけど、正確にはやはりマイクロデータを書籍には考えるべきだろうね。人物や地名、固有名詞などもかな。いや、その前に千夜千冊のリンク解析のために新しいURLを考慮する必要があるね^^;)近いうちに修正予定^^;)

・・・修正済みです。記事の古いリンクはリダイレクトされるようなのでそのままにしているが、「松岡正剛の千夜千冊」を読むのリストは新しいリンクに置きなおしている。

問題はこのようなリストを作成していくと、次第に全体像が霧の中に包まれていくような錯覚に陥ってしまうことだ。リストは数が多過ぎると役に立たないのである。だからこそ検索が重要になり、検索においてさえページランクのような方法が持て囃されることになる。情報は状況に応じて絞り込まれて表示される必要がある。それは編集して表示するという言い方もできる。人間なら情報を伝達しようとする場合、日常的にしている作業でもある。

結局、リストで情報を伝達するためにはリスト項目を絞り、リストの意味や解説を記載した記事を書く必要がある。えーっと、この記事は何のために書いていたのだっけ^^;)

更新: 2013-03-31T16:23:06+09:00

松岡正剛著「日本という方法 おもかげ・うつろいの文化」(NHKブックス、2006年)については、既に日本という方法 (2006/11/26)の記事を書いたが、「知の考古学」などフーコーの著作からの引用がほとんどを占めていて、尻切れトンボに終わっている。

もう一度、十夜一冊として取り上げる。ここでは逆に、545夜『知の考古学』ミシェル・フーコー|松岡正剛の千夜千冊から「日本という方法」の部分を引用しておこう。

・・・あれこれの見方の違いもあるのだが、それをこえて『知の考古学』こそはぼくに勇気をもたらした一冊だった。それは、一言でいえば「方法は思想である」ということ、そのことを声高らかに言ってもいいのだという勇気である。

が、ぼくは「方法は思想である」を、フーコーに沿ってつくりはしなかった。ぼくはヨーロッパ人ではなく日本人であり、そうであるがゆえにフーコーの提案している方法があからさまな「ヨーロッパという方法」であることがよく見えた。ぼくはこれに対してあくまで「日本という方法」を思索したかった。

3/29/2013 (Fri.)

二畳庵主人/加地伸行著「漢文法基礎 本当にわかる漢文入門」(講談社学術文庫、2010年)。本来、高校生のための受験参考書になるのだろうけど、僕は中国語の参考書として、そして「日本という方法」を考えるために購入した。僕も大きなことは言えないが、最近では、漢文を古典の素養としてまともに勉強しようという気骨ある受験生が少なくなったそうで、増刷もしなかったそうだが、インターネットで復刊を期待する人の声と古書の価格の高騰を知り、まずは高校生が安く手に入れられるようにと復刊を決められたそうだ。元はZ会機関誌に長く連載されたもの。

「漢文法基礎」の著者略歴を調べると、現在は立命館大学教授、白川静記念東洋文字文化研究所長とある。なるほどと思った次第。「日本という方法」につながっていたのだ。もちろん、それで購入が後押しされたことは言うまでもない。

著者名で千夜千冊を調べると、1205夜『儒教とは何か』加地伸行|松岡正剛の千夜千冊がヒットする。加地先生の語り口は平易というよりも講義調で読者に語りかけるスタイル、大変親しみやすい。これは自らの数学の勉強の経験から著者によって意図されたものだ。松岡先生によると加地先生の「儒教論」は平たいものらしい。おそらく共通する精神が両書にあるのだろうと思う。

3/26/2013 (Tue.)

3/22に縮景園の桜の標準木に五輪の花が開いたことがニュースになった。開花宣言だった。その翌日、ゲバントホール前の本川河岸で桜が咲いているのを撮影した。

images/2013/03/CIMG0115M.JPG桜 I

images/2013/03/CIMG0113M.JPG桜 II

満開は3/31の予想。啓蟄が今年は3/5だったのだが、それを話題にしようと思いながらもたもたしていたら、春分を過ぎて桜が咲いてしまった。啓蟄は二十四節気の一つで春分の前日までの期間になる。時の過ぎ去るのは早い。光陰矢の如し。少年老い易く学成り難し。

更新: 2013-03-27T22:59:07+09:00
3/25/2013 (Mon.)

グーグルよ、みんなを Keep に巻き込まないでくれ:Om Malikネタ。

久しぶりに読んだおもしろい記事。確かにね。GoogleはDesktopもWaveも、なにもかも止めていく。サービスは継続性が重要だ。Google ReaderはWebの基幹となる情報サービスだろう。もっと工夫すれば興味深いサービスとして発展しただろうに。

もっともFeed Readerは自作を使っているのでどうでもいいけどね。そして、単なるメモなんてどこにでもできちゃうし。紙に書きつけてもいいわけだし、紙や鉛筆がなければ、iPod touchのメモに書いてもよい。結局そういうツールを競っても差別化できない結果に陥るだけだ。最終的に記憶の断片を集めて編集する機会を持つことが重要。それはツールの問題ではない。

とにかく、情報処理は自分でやらないと。Googleに限らずサービスはいずれなくなる可能性がある。20年も経つと世界は変わってしまう。

【コラム】シリコンバレー101 (506) RSSリーダーの標準となった「Google Reader」、8年間の功罪 | エンタープライズ | マイナビニュースの記事も出ている。Webで関心のある記事をいかに見つけるかという問題があるわけで、最近はSNSから見つける頻度が上がってきているが、ほとんど偶然が支配するようになる。でも自分に関心のあるものを引き寄せておくと必要なものにぶつかる可能性は高くなるのである。結局、精度を上げようと思えば、関心のある人の書いた記事を検索して探したりとか、そういう手段を取るようになる。

更新: 2013-03-25T22:46:03+09:00

山口昌男 - Wikipediaにあるように、3/10に亡くなられた。記事として何か書こうと思ったのだが、著作として「文化人類学への招待」(岩波新書、1982年)しか見つけられなかった。今日は最初に読んだ中村雄二郎との共著「知の旅への誘い」(岩波新書、1981年)を見つけたので取り上げる。Wikipediaの記事を読んでいると、実際には「現代思想」で先生を知ったのかもしれない。

千夜千冊の907夜『「敗者」の精神史』山口昌男|松岡正剛の千夜千冊の中でも前記の岩波新書二冊は取り上げられていない。

ここでは「知の旅への誘い」の最後、「旅の終わりに」の一部を引用しておこう。

知の旅に終わりがあるはずはない。・・・

この旅を通して、私たちは、知を、何かそれを身に付ければ少しは利益をもたらしそうなものとは理解しなかった。同時に、それを西欧から密輸入することによって人を威嚇する技術としても理解しなかった。強いて言えば、私たちは知を「迷う」ための技術として理解しようとしたのかもしれない。

何度も強調したが、私たちは、知を知識と重なりあうものとしても理解しなかった。知識は知をもたらす道具建てであるかもしれないが、知は、むしろそうした道具の配置を置き換える技術の中にあると理解した。・・・

ちょっとかっこいい。この格好よさを忘れていた。

3/23/2013 (Sat.)

初戦、阿部四段の勝利に。20局程度の事前研究が実ったということらしい。18歳でよくやったね。勝ったのが素直にうれしそうで感じがよかった。

先日のNHK杯決勝、羽生-渡辺竜王戦と同様に、将棋のむずかしさを感じさせる対戦だった。コンピュータだって将棋を指すのは難しい。

小宮さんの日記に古いけど習甦の記事があるねえ。「習甦」にSwarm Optimizerが使われている? - 小宮日記。開発者の竹内章氏がおそらくShuesoという名前でコメントを書かれている。Webで竹内章氏について検索しても情報はほとんどない。同姓同名の人が出てくるので間違う人もいるみたいだが、今日のニコニコ動画の番組で顔を知っているので間違いようがない。インタビューでは弱点がわかっても機械学習にどのように反映させるのかが難しいというような話をされていたが。機械学習では統計的な処理になってしまって、どのように学習するのかはコンピュータに与える棋譜に依存してしまうことは自明だが、コンピュータが学習して、結果としてどのように動作するようになるかは予測がおそらく難しい。三段論法で動作するエキスパートシステムなら入力と出力の対応関係は明確だけどね。

コンピュータ将棋プログラム「習甦」の主要な特徴は,評価関数の構成,学習,および活用方法にあるそうだ。内容を引用しておこう。

コンピュータ将棋プログラム「習甦」の主要な特徴は,評価関数の構成,学習,および活用方法にある。評価関数は,各升目における利き数を入力層,各駒の位置評価および利きの有無を中間層,勝率予測を出力層とする3層パーセプトロンに類似した構成である。評価関数学習のための目的関数は,ボナンザメソッドとして広く用いられている棋譜との不一致度に加え,勝率予測と勝敗との負の対数尤度,および深さの違う探索結果に対する分散を最小化する多目的最適化問題として定式化する。この評価関数を用いたαβ探索による勝率予測を事前分布とし,棋譜データベースがある局面までは対局シミュレーションによる観測データを加味した勝率予測の事後分布をベイズ推定して,勝率の期待値が最も高い指し手を選択する。


更新: 2013-03-24T10:49:58+09:00
3/22/2013 (Fri.)

ここのところ二三日、テレビを消していた。そうすると本が読めることがわかった。やはりPCとテレビと本のながら族では本は読めない。

テレビの視聴率が下がってきているのはデジタル録画機の普及と関係があるらしい。アナログ録画機の時代はあまり視聴率は低下しなかった。

デジタルではtorneなどをみても録画予約や録画再生の操作性が格段に向上した。コンピュータ化が進んだからだ。全録機と連動する番組情報サービスの話はおもしろかった。番組をすべて視聴し、番組内容を独自に入力してデータベース化し、検索可能にする。なるほどと思った。

10万円以上を投じて全録機を購入するかどうかというのは微妙な話だ。全録してもそのうちわずかしか見ないことは明らかだからだ。やっていることの効率が悪すぎる。もう前にどこかで書いたような気もするね。

デジタル録画機の普及とインターネットにおけるSNSの発展はほぼ同時だし、必ずしもデジタル録画機によって視聴率が落ちているとは限らないのではと思う。録画したいと思うようなものは結局その番組の時点で視聴していることも多い。僕の場合はタイムシフトは例外的である。

テレビ以外の有力メディアが出てきたのだから、当然視聴率はある程度落ちる。それだけのことかもしれない。コンテンツの流通の仕方が変化するのはあり得る。結局ここでもコストパフォーマンスという言葉が浮かんでくる。60年もよく続いたとも言える。録画機の媒体の寿命は短い。コンテンツは生き延びる。情報は生き続ける。

3/21/2013 (Thu.)

池田純一氏の「デザインするテクノロジー」には様々な作品や作家が登場する。更新日記に登場する人物も多い。作品ではテレビ番組の「LOST」と「FRINGE」ぐらいを取り上げていないぐらいかな。J.J.エイブラムスは「Super 8」の記事で登場。

ニール・スティーヴンスン(361p)も取り上げられている。

マイケル・クライトンの編んだジャスパー・ジョーンズの画集の話も出てくる。今やネットで検索すれば様々なことがわかる。本の帯にあるように縦横無尽に思考の網を張り巡らせることができるのもウェブと検索エンジンのお蔭だろう。好奇心と興味・関心さえあればかなりのことを調べることができる。

もう少し、作品や作者を抽出してみるかな。人名索引と事項索引が付いているのはいいねえ。現代米国のカタログとして使えるかもしれない。

「アメリカスケッチ 2.0」は司馬遼太郎の「アメリカ素描」を更新してみようというアイデアだったらしい。ぜひ単行本化をお願いしたいね。人名・事項索引付きで^^)/

3/20/2013 (Wed.)

池田純一著「デザインするテクノロジー 情報加速社会が挑発する創造性」(青土社、2012年)の第一幕「Magic」の第一部は「知識小説の創始者 マイケル・クライトン」となっている。40ページ以上に渡って、スティーブ・ジョブズのカウンターパートと位置付けてクライトンを取り上げている。この中でWired 1.04: Mediasaurusが説明されている。1993年当時に10年後にはマスメディアは消滅するとしているのは先見の明があると言わざるを得ない。現在の米国の新聞の苦境は言うまでもないことだからだ。

マスメディアの苦境の芽はWeb/インターネットが発展する前に存在していたのだ。20世紀後半の情報の増大によって、大衆は既に分衆化・個衆化しつつあった。人は摂取する情報をそれぞれの好みによって、あるいは偶然によって選別しつつあったのだ。それが加速されているのが現代だ。人間の情報摂取量には限界がある。既に限界を大きく超えているから、摂取の仕方に偏りが出るのは当然なのだ。800万冊を収納できる図書街が構想される時代であるが、時代はポピュラリティを超えて、パーソナリティの時代に突入している。それぞれの人間が共通の知識を持つことができない時代なのかもしれない。ある意味、専門家の時代であることとも対応しているだろう。

「デザインするテクノロジー」には様々な現象が列挙されているのだが、Webの次に来るものを示しているのかどうかはよくわからない。結局は、終幕の「Epilogue」の最初に掲げられたクライトンのNothing Changes.という世界観が正しいようにも思える。機械が情報の意味を理解しない限りは・・・

更新: 2013-03-21T21:54:43+09:00

雨がほぼ止んだので、お彼岸のお墓参り。家族連れが境内の低花木の前で話をしている。ピンクの花が見えた。

images/2013/03/CIMG0101M.JPG枝垂れ桃

桃と梅は見分けにくい。花が二つずつ付いているので桃だと思う。散り際の花が雨に濡れていた。

外は明るいのに雨の音がひっきりなしにしている。窓を開けて降りしきる雨をしばらく眺める。先日、カルガモが泳ぐのを見た後で、南に下ると京橋川沿いのとある木の下に奇妙な実がたくさん落ちているのを見つけた。

/images/2013/03/CIMG0084M.JPG謎の実

/images/2013/03/CIMG0088M.JPG謎の実の木

見えている橋は鶴見橋。東広島橋の一つ南、河口側の橋になる。


後で、Twitterで尋ねると、Zazelさんが教えてくれた。モミジバフウ


iOS 6.1、Apple TV 5.2アップグレード (2013/01/31)のその後。Hulu、Apple TV向けインターフェースを一新--検索しやすく、見つけやすい - CNET Japanの記事を見て、Apple TVに接続し、Huluは見放題月額980円を確認して当面採用却下、具体的に見たいものがない段階では動機づけとして弱い。今や時間潰しに困ることはない時代だ。見放題している暇はない。Apple TVに新しい動きはと、ソフトウェアアップデートを試すとアップデートがあった。5.2.1。

メニューに「ミュージック」が出てきた。iTunes Matchそのものとは違うが、iTunesで購入したものを再生できるようになった。iCloud経由なのだろう。これでiTunesのホームシェアリングもiTunes購入分に限っては不要になったわけだ。こう考えてくると、やはりApple TVにiTunesを搭載するのが最も必要なことだということがより鮮明になってくる。究極的にApple TVはMacにならねばならない。あるいはホームサーバーだろう。が、コストの問題がそれを阻む。8800円でMacやホームサーバーを売るわけにはいかないだろう。ストレージが必要だし。しかし、それに近いことを合理的にシステム化したものが生き残るだろう。

Amazonが今後どう出てくるのかが、興味深い。Kindle Fire HD系デバイスはHDMI出力があるので一応テレビなど、他のディスプレイに接続可能だが、Apple TVのようなテレビとしてのリモートコントロールはない。8.9インチのディスプレイで映画を見ても仕方がない。モバイルならともかく。

3/17/2013 (Sun.)

JavaScriptは今, 豚から豹に変身中: 最先端の言語改良努力をMLOC.jsカンファレンスに見る | TechCrunch Japanネタ。プログラミング言語の問題は世界を把握することの問題に似ている。世界全体を把握することは困難なのだ。

Processing.jsの部分の表示のされ方を各種のブラウザで確認してみると、ChromeとIE10では場所は確保されるが写真が表示されない。僕がデフォルトで開発に使っているFirefoxでは当然表示されるが、Safariも問題なく表示される。Webkitの問題ではなさそうだ。

うーむ。ブラウザとの相性の問題を実感。はてさて・・・豹になるのはいつなのだろう。

640x480ピクセルの写真をProcessing.jsで1/4に縮小して表示させるのも、コンピュータ・パワーやネットワーク・パワーを使ってしまうので、我がハイパワーマシンでも表示に時間を要する場合もある。単に縮小するだけなら無駄な労力だね。実験的なものに終わる可能性大かな。まあ、いろいろ試してみないとね。

上記の記事には、JavaScriptにコンパイルできる様々な言語のリストページへのリンクがある。例えば、CoffeeScriptのような言語だ。

Elmという言語はコンパイルすると、JavaScriptだけでなく、CSSとHTMLも生成するらしい。サンプルでは、JavaScriptを含むHTMLを生成する。コンパイラはHaskellで書かれているので、Haskellが動作する環境が必要だ。ElmはBacon.jsと同様にFunctional Reactive Languageと呼ばれ、宣言型のGUIデザイン・アプローチと主張している。簡潔な表現だが、自分の作りたいものが作れるかどうかは作ってみるまではわからない。

CSSでさえ、Lessのようなプリプロセッサが出てきているし、便利なんだろうけど。いろいろ有り過ぎて目がチラチラしてしまう。

さて、あなたは使っているだろうか。今やJavaScriptのライブラリの検討どころか、JavaScriptにコンパイルできる別の言語の使用を検討する羽目に陥っているのだ。果たして新しい言語はその前に検討していたライブラリを上回る機能を持っているのであろうか。

更新: 2013-03-17T23:41:36+09:00

松岡正剛α著「松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。」(青幻舎、2012年)。松岡正剛著「松丸本舗の挑戦 松岡正剛の本棚」(中央公論新社、2010年)を含めて。

遅ればせながら、両方とも購入。後者の「松丸本舗の挑戦」のほうを少し前に、まだ成功の只中に出された本であり、前者は雲行きが怪しくなった後に企画されている。松丸本舗は昨年2012年9月30日に閉店。本書発行日は2012年10月23日。

/images/2013/03/IMGP0993S.JPG松丸本舗の余熱として読む

松丸本舗の出発点は800万冊を収納するという図書街の構想にある。その一部の一部を63坪に格納した。狭いながらも棚で本の関係性・文脈を表すことが基本になっている。再販本と古書を混ぜて売るという画期的な試みもあった。千夜千冊を考えれば新品の書籍だけで構成することは難しかったろうことは容易に想像できる。

本の関係性を理解(認知)することはかなり高度な知的営為だろう。松丸本舗をちょっと歩き回ったぐらいではとても無理だ。少なくとも僕には一つ一つの棚の持つ意味を真に感知することはむずかしいと思われた。一つの棚に滞留して一冊一冊を紐解いてチェックする必要があると思う。そして、棚の本を全部購入できる人はよいが、ほとんどの人は数冊が限度だろう。

書籍の購入行動は結局は良い本を一冊か数冊選ぶことで、棚にある本全体の関係性を感得することとは直接は関係ない。ここのところが、松丸本舗主義は書店よりは図書館的な発想により近いように思われる。しかしながら、ブックウェア、共読、BS(Book Shop)エディターの概念とともに、書店として挑戦したところが革命的であったと言うこともできる。

もはや、千夜千冊は千五百夜に達し、普通の一人の人間が一生に読めるかどうかわからないぐらいの数に達している。松丸本舗は今から思うとむしろWebのような場においてこそ実現可能なことではないか。既に総覧帖MENUこそが、棚のメニューであろう。ただし、総覧帖、テーマINDEXを使うことは僕の場合はまずない。検索して自分の関心のあるキーワードを含む夜を探すか、自分の記事にあるリンクを辿る。毎夜毎夜千夜千冊を読んで反芻するがごとく考える。残念ながら松丸本舗の売り上げにならぬのが申し訳ない。

更新: 2013-03-17T19:44:36+09:00

昨日、多聞院の墓参りの後、比治山下付近の京橋川沿いを歩いていると嘴の先端が黄色いカルガモが二羽岩場で休んでいた。近づくと逃げ出して泳ぎ始めた。




カメラは散歩世界プロジェクト用に導入したHybrid GPS搭載のCASIO EX-H20G、手持ちのズームで撮影したが、超解像処理しているという表示が出る。超解像ズーム機能が働いて質感や解像感を高める。手ぶれ補正機能で、動きのある被写体でもブレのない写真が取れたようだ。GPSデータの活用はこれから。Picasa3では撮影地点を地図上に表示することができるので便利だね。GPSロガーの機能はまだ確認していないが、データが作成されているはず。そのうち調べてみよう。


広電比治山下駅付近から京橋川の上流を見る。橋は東広島橋、駅前通りにある。右手に行くと稲荷町、駅前大橋、広島駅に通じる。左手を進むと国道二号線を横切り、さらに千田通り・広電宇品線と交差し、日赤病院・原爆病院に達する。

散歩世界表現については、「漫ろ歩き 広島」を一つのテーマにしばらく実験していく予定。写真データの活用・表現とデータベース化も合わせて検討する。これまでは、ほとんど320x240ピクセルの写真しか提供してこなかったが、今後は640x480ピクセルのデータをベースにして、日記記事ではProcessing.jsを使って320x240ピクセルで表示させる。必要に応じて、もう少し大きなサイズを含めて様々なサイズの写真を表示する仕組みを検討していこうと考えている。大元の写真は4320x3240ピクセルのサイズがあるのだが、そこまでのデータをWebに送り込む必要性もないだろう。

写真は日記に載せていないものがかなり溜まっている。記事にするだけの余裕や時間がないのが問題ではある。Processing.jsなどのWebの技術を使って手間を削減できる可能性も見えてきた。これまではTSNETスクリプト通信に記事を書いたようにImageMagickを使って写真加工の自動化を考えていたのだが。それを発展させる直前にProcessing.jsに興味が移ってしまった。しかしながら、Windows 8 ProにImage Magickをインストールしてさて使おうかと思っていたところなので、リバイバルはそのうちあり得るかな。結局、Processing.jsを使う場合はcanvasタグに依存するため、自由度の問題が出てくるので。

散歩で心が安らぐのは、道端にひっそりと咲く花や草木、珍しい野鳥などの小動物や昆虫などとの出会いにある。人間社会の人工物と自然とのコントラスト・調和を捉えるのが散歩の醍醐味だろう。自然を理解するためのツールとして、久保田修著「ひと目で見分ける580種 散歩で出会う花 ポケット図鑑」(新潮文庫、2011年)と久保田修著「ひと目で見分ける287種 野鳥 ポケット図鑑」(新潮文庫、2010年)を活用中。前記の写真の野鳥を単なる鴨ではなくてカルガモまで特定しているのはポケット図鑑のおかげ。

更新: 2013-03-17T12:11:44+09:00
3/16/2013 (Sat.)

1500夜『柿本人麻呂』橋本達雄 編|松岡正剛の千夜千冊ネタ。やはり千五百冊は凄いな。百冊でも大変なのに^^;)

柿本人麻呂については柿本人麻呂 - Wikipediaには、飛鳥時代の歌人とある。「万葉集」第一の歌人と言われ、経歴に関しても万葉集が唯一の資料で、想像力の働く余地が大きい。梅原猛の「水底の歌」が有名。

万葉集の原文は漢字で書かれていたはずだと思うが、これを解読し尽すのは987夜『漢字の世界』白川静|松岡正剛の千夜千冊にあるように白川先生の一つの目標であったそうだ。松岡先生はそれを重視しながらも「からごころ」ではなく「日本という方法」で読むことを目指されてきた。日本独自の文字が生まれ出る起源となったのが万葉集とみることもできる。それこそが「日本という方法」そのものの起源になるというわけだ。

やはり万葉集の歌人である大伴家持も千夜千冊することが宣言された。まだ「源氏物語」も登場するはずだ。「日本という方法」が如何にWebの中に息づくのか、さらに千夜千冊に期待している。


更新: 2013-03-16T12:08:57+09:00
3/13/2013 (Wed.)

新潮2013.3。思い出して検索すると池田純一氏のツイートが引っ掛かって、最終回だという。購入しないといけないなと調べていたら購入済みだった。積読。

新潮を確実に購読しているわけでもないので、連載はあまり読めていなかった。単行本化希望。最終回は迫力があると思った。オバマ大統領再選のプロセスをアメリカの歴史的背景とともにデータ科学/IT技術とWeb/インターネットが如何に利用されたのかを描いている。

FERMATを見ると、かなりの情報量である。他に僕が知っているのはIT系以外の日本語の本格的な米国情報としては、Japan Mail Mediaに連載されている冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』があるぐらいかな。それもあまり読めていない。

良くも悪くも米国は最先端を行く。WIRED VOL.7は『未来の会社 これからの「働く」を考える』を特集している。共感できるかどうか、480円なので自分で買って読むのが吉。紙を購入すればデジタル版も無料で手に入る。現代は奇妙な世の中だってことに気づく。昔からそうだったのかもしれないが。モノは余っているので捨てたり、壊したりしてしまう。さらに生産して消費するために。これは生産効率から考えて合理的とは言えない。モッタイナイという言葉も流行ったかもしれないが。毎日、ツイッターやフェースブックで情報を漁り、消費する。再生産に結びついているかどうか・・・TwitterやFacebookのようなサービスを作る仕事って、ある意味奇妙な仕事だよね。ゲームを作るのと同じようなものかな。

池田純一氏の著作に「デザインするテクノロジー 情報加速社会が挑発する創造性」(青土社、2012年)がある。タイトルそのものがまさに現代のビジネスを象徴している。デザイン。情報を如何に組織化して見せるかみたいなことだね。松岡先生流に言えば編集なんだろうけど。それはともかく、TwitterやFacebookのイノベーションの成果は多くの人をWebに参加させたことにあるだろう。ブログより手軽に、情報のシェア、メモや書き込みができる。他のシステムにはできなかったことだ。それが新たなコンテンツをもたらしたのだ。

更新: 2013-03-15T23:51:20+09:00
3/9/2013 (Sat.)

1240夜『ポスト・メディア論』デリック・ドゥ・ケルコフ|松岡正剛の千夜千冊は一度取り上げたのだが、もう一度復習しておこう。

在点(point of being)に集合の知(collective intelligence)が宿ると結合知(connective intelligence)を生ずるということなのだろう。散歩世界プロジェクトのグリッドセルを在点(2008-05-30)化したいものだと思ったので、再度取り上げた。

2008年の在点の記事にあるHTML 5 A vocabulary and associated APIs for HTML and XHTML W3C Working Draft 29 May 2008は今はHTML 5.1 Nightlyに接続する。この元になるW3C HTML Working GroupにはProposed HTML elements and attributesへのリンクがある。世界を表現するためにはまだまだ意味を探索する日々が続くのである。

これに十夜一冊を絡めるとすれば、松井孝典著「松井教授の東大駒場講義録 - 地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る」(集英社新書、2005年)なのだが、メディアのような人間世界を軽く超えて、宇宙から人間を考えるという視点がある。しかし、視点は既にメディアに接続する概念でもある。智求ダイヤグラム (2005/12/25)という空間と時間を統合した時空を通じて世界を理解する。散歩世界は単なる地球表面の空間を直接的には表すが、そこでの思念・想念は時空を超えて智求ダイヤグラムに到達するかもしれない。散歩世界は智求ダイヤグラムへの回路を持つように設計されるべきであろう。

Web自体を地球全体を捉えるものとして構想したのが、アメリカ発のGoogle、Apple、Facebook、Twitterだったと書いているのが、十夜一冊 第二百二十夜 池田純一著「ウェプ×ソーシャル×アメリカ〈全球時代〉の構想力」 (2011/05/30)である。この本も宇宙から地球を見るような発想が歴史的なWhole Earth Catalogにおいても重要であったとしている。

既に地球を覆う情報のネットワークは完成しつつある。散歩世界プロジェクトの稼働する場所の準備は整っている^^)/

更新: 2013-03-10T19:11:20+09:00

iOS と Android による 世界大戦 -- 2013年/2月 | Agile Cat --- in the cloudからMobile vs. Desktop from Feb 2012 to Feb 2013 | StatCounter Global Statsへ。

モバイルは世界全体のページビューの15%に満たない。昨年末ぐらいから増加傾向も頭打ちだ。もっともモバイルが重視されているのは、モバイルからのWeb利用においてプライベートの利用が多く、広告効果が高いと考えられているのかもしれない。しかし、モバイルの広告はあまり見たこともないなあ。デスクトップの重要性は変わらないと考えられるのだが。モバイルデバイスによるWeb利用が無視できないのは間違いないだろうけど。

Desktopのページビューの下げ止まり傾向が見られることから、デスクトップの売れ行きもこれから少しは回復するかも。相対的な比率のデータからそう推測するのも無理があるわけだけど。

3/7/2013 (Thu.)

【コラム】シリコンバレー101 (498) 2つのiPhone、Appleらしい"廉価版"のナゾ | エンタープライズ | マイナビニュースネタ。少し古いネタだけど、重要かなと思ったので。

シェアや売り上げは追わない。アップルらしい良いものを作る姿勢。正解だろうねえ。僕はiPod touch第三世代をまだ使っている。デジカメもないし、iOSのバージョンも5のままだ。だいぶ前にイヤフォンのコネクタ部分の接触がおかしくなって音楽を聴くことはできないが、メモやSNS、ブラウザ、電子書籍リーダーなど十分使える。他にiPad2とNexus 7も持っているが、iPod touchは小さくて便利だから毎日触っている。

さて、アップルが次に何をするか注目している。iWatchでもApple TVでもいいけど、アップルの新しい製品には注目だ。僕はMac OS XにApple TV OSが統合されるのではと考えている。そうすれば、32インチ以上のiMacはテレビとしても好適だろう。大型ディスプレイのコンピュータとしても使える。付加価値は高い。単なるテレビよりは高価格で販売できる。他にも用途は考えられるだろう。デジタルサイネージもかな。

安全なのはディスプレイは別にすることだろう。今のApple TVをMacに進化させるに止めたほうが売りやすいだろう。今のMacにiMacとMac miniの二つの形態があるように。

更新: 2013-03-09T21:57:01+09:00
3/4/2013 (Mon.)

新モバイルOS「Ubuntu Touch」の第一印象--「iOS」や「Android」の強力なライバル - CNET Japanネタ。Devices - Ubuntu on the PC, the TV, the tablet and the phone | Ubuntuを見よ。いつの間に・・・

コストパフォーマンスが実際の製品でどうなるかに注目。

2013年はアップルvsアマゾンの年になる? いよいよ放送産業に革命が起きるかもしれない【連載:中島聡E】 - エンジニアtypeネタ。今年はまじめに予測をしている余裕もなかった。昨年末の記事を引用してそれに代えよう。

今日、この記事を見つけてへーっと思った。デバイスはある意味どれでも同じだ。重要なのはコンテンツ。最近はそんなことばかり書いているね。Amazonがオリジナル映像コンテンツ制作へ | Film Goes with Netのように自ら作ろうという姿勢が本質を掴まえる。

【レポート】遂に日本にも上陸した「Surface RT」 - Microsoftが打ち出したタブレット型コンピューター (1) 遂に日本にも上陸した「Surface RT」 | パソコン | マイナビニュースネタ。もちろん価値はある。

価値の組み合わせがちょっとおもしろい。一つは、Office 2013 RTだ。もう一つは、Xboxミュージック・ビデオ・ゲームだ。お仕事とお遊び両方に使える。クアッドコアのCPUに2GBのRAM。WindowsとXboxの統合度はどうなんだろう。Kinectは使えるのかな。

Xbox 360 4GB+Kinect=29,800円だけど、考えてみるとSurface RTのCPUはARM系だね。Xbox 360はPowerPC系のXenon。Xboxゲームっていうのは、Xbox 360ゲームを含むのかな。

さて、なんといったらよいのか。ユーザーに選択を任せるしかない。マイクロソフト Surface RT タブレット仕様詳細。32GB 4万9800円、Touch Coverセットは5万7800円から - Engadget Japaneseの記事も載せておこう。

3/2/2013 (Sat.)

iPad Mini Sales Overtaking iPad Sales Faster Than Apple Expected - Mac Rumorsネタ。

iPad miniを作ったのは正解だったという売れ行き。選択肢がなかったら、Nexus 7やKindle Fireに売れ行きの大部分を持っていかれただろう。

iOS環境は簡潔でスマート、使いやすい。Androidは少しわかりにくい。でも、実用的には問題ない。十分使える。そうなると安いほうがよいということになる。

結果として、もうタブレットは成熟したという感じがしてしまう。日用品だ。多少の機能の追加はあるだろうが。ASCII.jp:ThinkPad Tablet 2は「Windows 8タブレット」の決定打か?|西田 宗千佳のBeyond the Mobileが掉尾を飾るだろう。【Hothotレビュー】レノボ・ジャパン「ThinkPad Tablet 2」 〜重量570gのWindows 8搭載10.1型タブレットの記事も参考になるだろう。ただ、モデルによって7万円前後の費用が掛かるし、Bluetoothキーボードやドックは別売なので、デスクトップに加えて購入するには高価すぎる。デスクトップの代わりに購入するにはスペック的に非力である。

それで、アップルは次をどうするのか。ASCII.jp:Mozilla「Firefox OS」今夏に端末登場! KDDIも来年に|最新スマホも続々登場! Mobile World Congress 2013レポの影響がどう出るのか。

さて、想像もつかない手が繰り出されるかどうか・・・なかなかそういうことは起こらないものだが^^;)

Appleの強味はMacなんだし、DNAだ。当初は、iOSはMac OS Xのサブセットと言われて、あーそうなのか、まだOS Xそのものを載せられないのかと思っていたわけだけど、iOSのマルチタッチ・インターフェースはMacにはまだない。前記のThinkPad Tablet 2は2GB-RAM搭載でOSはWindows 8 Pro(32ビット)が動いていている。この程度のハードウェアスペックならiOSとMac OS Xを融合したタブレットをAppleが出してもおかしくない。アップルが現状のスマホやタブレットは成熟したと見切っている可能性はある。後は低価格化するばかりで、利益率は低下していく。iTunes StoreやMacなどの生態系で付加価値をどこまでつけることができるかだ。強味はあるが、GoogleやAmazonの前では決定的ではない。

Appleのもう一つのOS、Apple TV OSがどう発展するか。次に大きくなる可能性があるのはアップルにとってはApple TVだ。多くの人間が毎日貴重な時間をかなり費やしているのはテレビの視聴なのである。

Analyst: Apple Could Finally Be Opening Up Apple TV To Developers At An Event In March | TechCrunchの記事が出ており、サードパーティがApple TVのアプリを作ることができるようになる。本格的にApple TVを売るための準備と考えられる。

更新: 2013-03-03T08:26:54+09:00

HTML5の最初のワーキング・ドラフト(Working Draft)が2008年1月22日に出てからHTML Canvas 2D ContextのCandidate Recommendation(勧告候補)が昨年末に出ている。Processing.jsで何がどうできるのかを推測するには、Canvasの仕様を知っておくほうがよい。

ライブラリを利用して何かを作ろうとすれば、背後に膨大な知識や仕組みが隠れていることに気づかざるを得ないのだ。Processing.jsの機能だけで何かをしようとしても欲求不満に陥ってしまうかもしれない。例えば、Processing.jsでCanvasに表示したイメージの細部のmouseOver()やmouseOut()は実現できそうもない。Canvas単位の機能になるのは当然だろうと思って、Canvasを並べるという発想を試したが、表示の制御が思うようにならないので、Canvasの仕様を調べようとするに至った。もちろん、それで何かが解決するわけでもない。元に戻るかな。

単純にイメージをHTMLで組み合わせて表示させたほうがプログラミングの自由度が高いのである。表示に直接使用する画像ファイルを予め準備しておく必要があるのだから当然とは言え。

3/1/2013 (Fri.)

『マニフェスト 本の未来』 〜出版のメカニズムはどう変革していくのか〜 | カーリルのブログネタ。みんなの期待、予想。

高価な本は図書館で読めるとありがたいなと思う。しかし、高価な本は貸し出しに制限がある。当然とは言え。所蔵の図書館まで出掛ける必要がある。そこで、実際には断念してしまうかな。いや、近くの図書館さえも最近は出かけるチャンスがない。必要なのは時間なのだ。のんびりとしたずーっと続く贅沢な時間。先を思い煩うことのない時を過ごしたい。Plain living, high thinking.

追われるようにして本などを読むのはもういいよね。ゆっくりと味わいたい。そんな贅沢な空間が図書館にあるといいね。本屋もそういう空間を作ってくれないかな。

| 先月 | Monthly Index | Timeline | Mobile版 powered by iUI
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