tsnetworkc3.png更新日記 - 日曜プログラマのひとりごと
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5/30/2011 (Mon.)

少し前に購入した講談社現代新書(2093、2011年)。著者の池田純一氏が更新日記に最初に登場したのは、実名と匿名、別名 (2011/02/12)の記事。「新潮」の連載「アメリカスケッチ2.0 ウェブと文化の未来を考える」がきっかけで知った人だ。

まだ、最初のところを読んでいるだけだが、新潮の連載同様に興味深い。

実際、Webはオープンでなくなりつつある。もっともこのことは2003年ぐらいに既に兆候はあって、Haystackについて書かないかと誘っていただいた編集者の方がもうWebにまともに書く人がほとんどいないと言われていた(ニュアンスを確かめるために元のメールを調べると、もっと普通に、僕だけがHaystackについて継続して調べて書いているということを言われていた)。既に重要な情報がWebの表面に出にくくなっていた。大体がビジネスに取り込まれているのだ。従って、アップルの閉鎖性を批判するには当たらない。自然の理なのである。むしろ、オープンな規格を使うことのほうがWebの自由度を損なわないために重要だろうと思う。アップルがPodcastをいち早く取り入れたり、HTML5をサポートするのは好ましいことである。

これについてはまた別の夜に書くだろう。2003年以前と以後では以後のほうがはるかにおもしろくなっている。Webは既にHaystackを超えつつあるのだ。ただ、情報の記述の仕方の標準化はまだこれからだろう。

更新: 2011-05-31T00:43:01+09:00

50バイト版と48バイト版。

say$_%3?$_%5?$_:Buzz:$_%5?Fizz:FizzBuzz for 1..100

forループでデフォルトの変数を使って、3バイト短くなった。$_%5,Fizz,Buzzが繰り返されるのが冗長だが、ロジックとしては必要だね。

say(($_%3?"":Fizz).($_%5?"":Buzz)or$_)for 1..100

FizzBuzz - Pythonのお勉強を参考に考えていたら、ずばりここギコ!: FizzBuzz問題で見つけた。()をはずせないところはロジカルな表現だから。ただ、まだこれが数学というほどのものとは思えないけどね。

5/29/2011 (Sun.)

いつもはついていけないのだけど、今回は簡単そうなので試してみた。anarchy golf - FizzBuzzネタ。

say$i%3?$i%5?$i:Buzz:$i%5?Fizz:FizzBuzz while++$i<101

perl -M5.010 fizzbuzz.pl で試せ。

上のスクリプトは53Bだけど、48Bまで短くなるらしい^^;)丁寧に書けば次のようになる。

say $i%3?($i%5?$i:Buzz):($i%5?Fizz:FizzBuzz) while ++$i<101

このようなワンライナーと呼ばれるスクリプトは、スクリプティング言語を意味不明の呪いのように見せてしまうので、言語普及の促進につながるかどうかは疑問だ。しかしながら、頭の体操にはもってこいだろうね。

もう少し解説しよう。sayの引数は「(条件式)?(条件が真の場合の式・値):(条件が偽の場合の式・値)」の形式からなる3項演算子を組み合わせた条件分岐を伴う式である。sayは式・値に改行を加えて標準出力する関数。whileの条件文は後に置くことによって、()やブロックを表す{}を省略している。なにしろ、短く表現することを競争しているので、そういうところにこだわっている。

さて、意味が読めただろうか。1〜100までの整数($i)を順に出力するのだが、3で割って剰余がなければ(割り切れれば、剰余式が0、偽であれば)、さらに5で割って剰余がなければ(3と5の両方の倍数であれば)、FizzBuzzと出力する。3で割り切れて5で割り切れなければ(剰余が存在すれば、すなわち真ならば、3の倍数であれば)、Fizzと出力する。3で割り切れなくて、5で割り切れれば(5の倍数)、Buzzと出力する。それ以外の場合は、そのままの整数($i)を出力する。

更新: 2011-05-29T19:58:26+09:00

早い梅雨入り。雨が続いている。

images/2011/05/IMGP0026s.JPG紫陽花と雨滴

PENTAX Optio RZ10の1cmマクロの性能を試した。なかなか


台風でまだ風が強い。おとなしくしていようか^^;)

更新: 2011-05-29T16:21:05+09:00

名無しのオプカリビアン - L'eclat des jours(2011-05-23)ネタ。懐かしいダシール・ハメット。松岡正剛の千夜千冊『マルタの鷹』ダシール・ハメットもあるぐらいだから、レイモンド・チャンドラー、ロス・マクドナルドを合わせて読書歴からははずせない。

記事を読んで、ほーっ、なるほどと唸って、二人の履歴を例によってWikipediaで調べた。ハメットはヘミングウェイとほぼ同年代に活躍した作家であって、同じ年、1961年に亡くなっている。

チャンドラーもほぼ同年代。ロス・マクドナルドは二回りぐらい若い。

そうそう、ミッキー・スピレインのマイク・ハマーシリーズも悪くないよなと思っていたけど。ロス・マクドナルドと同世代だが、2006年に亡くなっている。


5/28/2011 (Sat.)

AppleのiCloudはあほらしい--あんなのiTunesの無料機能であるべきネタ。過激なタイトルなので反応してしまった。無料機能であるべきというのは賛成。

実際、無料になるのではないのかなと思っているんだけど。僕が考えているiCloudの目的はデスクトップとモバイルデバイスの両方で自動的にiTunes経由での購入データを共有できるようすること。これは意外と便利だと思うが、本来当然存在すべき機能とも言える。

結局、これは著作権絡みのデータ複製の取り扱いの問題(ユーザー認証の問題)なわけで、ユーザーが負担するような内容のものではない。しかしながら、ユーザーがアップロードする仕組みをわざわざ使うのもどうかと思う。

USB接続での同期との関係はどうなるだろう。少なくとも購入データは同期しなくてもよくなるはずだ。もちろん同期状態にしたくない場合も出てくることがあることは想像に難くないけど。

もっともよく考えてみると、僕の場合はデジタル音楽データをほとんど購入しないので、この件に関してそれほどのメリットはない。ローカルデータはローカルサーバーで処理して、PodcastでiTunesに読ませるのがスマート。後は、ホームシェアリングとAirPlayで十分。

むしろ、他の話題、iOSとMac OS Xの統合のほうが気になるね。

更新: 2011-06-07T21:45:23+09:00
5/23/2011 (Mon.)

娘が落としたOLYMPUS μ1060が「カードカバーが開いています」というエラーになる件でどうしようもないという結論に。

ということで、新しいデバイスが届いた。うーむ。なるほど。そうかみたいな。

Eye-FiのSDカードから最初は自動的に無線で画像データを転送できなくて、首を捻っていたのだが、カメラの設定にEye-Fiのチェック項目があるとは^^;)

Eye-Fiにはカメラとの互換性問題がある。PENTAXのデジカメでは、たまたまOptio RZ10のみがEye-Fi連動機能の設定をONにするだけでよく、ファームウェアのアップデートの必要もない。

更新: 2011-05-28T16:49:34+09:00
5/22/2011 (Sun.)

さて、小林秀雄を読んでいるといつも同じ物の見方に行き着く。理論や体系にではない。自分がどのように感じ、考えるかということに。

さて、これが結論なのだろうか。

儚く消えかけた古い記憶を辿ると、「様々なる意匠」か「無常という事」の何かを学校で習ったはずだ。もう何十年も前のことだ。そうこうしているうちに「考えるヒント」が話題になったのではと思う。「考えるヒント」というタイトルには当時から違和感があって、おそらく著者自身の考えではないだろうと今になって考えている。そう思いながら、文春文庫に付いている江藤淳の解説を読んでいると編集者が付けたものだと小林自身が書いていた。

「小林秀雄の恵み」を読みながら、無常という事が書かれた時期にも他に様々な作品があることを知る。橋本先生は、おそらく編年体の「小林秀雄全作品」を読まれているのだろうと、言及のある作品を調べながら思った。

さてさて、もう少し読んでみたいと思っている。

更新: 2011-05-23T19:59:36+09:00

松岡正剛の千夜千冊『本居宣長』小林秀雄ネタ。「本居宣長」を読解するための導き手として、千夜千冊を外すわけにはいかないだろう。

松岡先生は、小林の「自己という思想」と宣長の「日本という自己の思想」を混交させ、小林の宣長像を宣長の見方で批評するとされている。

『小林が『本居宣長』で、伊藤仁斎や荻生徂徠をめぐって、「自己を過去に投入する悦びが、期せずして、自己を形成し直す所以となつてゐた」と書いたのも、そのことだ。』という「無私」に関わる引用がどこにあるか気になったので探した。「本居宣長」新潮文庫、上巻、118ページの最初にある。この話は僕らが知らない過去を再体験しつつ、自己の新しい過去を創造しようとしていることとも対応しているので、どのような文脈で使われているのか知りたかったのだ。「無私」というキーワードを意識すべきだということと批評の対象が西欧から日本へ転換した経緯のようなものも少し考慮していく必要があると感じた。

橋爪大三郎著『はじめての言語ゲーム』(講談社現代新書、2009年)の第10章「本居宣長の言語ゲーム」について以前言及したが、再度読み直した。「もっともわかりやすいヴィトゲンシュタイン入門書!」と称する本書の「言語ゲーム」という言葉は、文化・文明を意味している。文化・文明は言語ゲームをしている。世界を把握するために。大雑把にはそういうことになる。この中で、日本は元々無文字社会であったがゆえに、道なき道が日本であるとし、漢字で書かれた「古事記」から漢意を抜き去り、漢字が伝わる前の日本本来の古意を読み取ったのが「古事記伝」になる。その根拠は「ふるまい」であり、すなわち「実情を導く」「シカタ」ということになる。小林秀雄流にかっこよく言えば、言葉なき歌ということになる。このことと宣長が和歌を多く読んだことにどのような関係があるのかという問題は残っている。

更新: 2011-05-22T20:04:09+09:00

「小林秀雄の恵み」を読みながら、「本居宣長」には何が書いてあるんだろうと思うようになった。元は「本居宣長」ガイドになるんじゃないかなと思っていたのだが、小林秀雄の肉声が欲しいと思い始めた。正にガイドの役目を果たしてくれたわけだ。

「本居宣長」は読んでいないわけではないのだが、まだ、肝心なところが読み取れていない印象が否めない。もう一度戻ろう。

自分の書いているものを読み直していると、『小林秀雄の「本居宣長」を通して、日本の「思想史の上での極めて高度な事件」を捉えることである。』と書いている。これは橋本治先生と同じである。当然、読み方には似た部分も多くなる。中江藤樹に発して本居宣長に至る「学問の誕生」という視点は、橋本先生の本から得たというか、その目次が購入のきっかけになった。お陰さまで、読み返していると次第に焦点が定まりつつある。

・・・礼と歌とは、その発生に立会う気になって考えれば、区別のつきにくい双生児のような顔附きをしている。無くてはどうしても適わぬ人間の印しのように、私達の内部から生まれて来るものだ。本を尋ねて、考えようとすれば、そういう事が解って来る。礼を言えば楽を言った聖人の智は、その点で深いものだ、と宣長は言うのである。

突き詰めて行けば、礼とは、「実情ヲ導ク」その「シカタ」だと彼は言う。それなら、これは言葉なき歌とも言えるわけだ。私達は、この「シカタ」を何によって思い附くのでもなく、何処から借りて来るのでもない。それは実情自体から「ヲノズカラ」「ほころび出」る。もう少し精しく言えば、「巧ミト云ホドノ事ニハアラネド、又自然ノミニモアラズ」という具合に生まれて来る、と宣長は考える。・・・人間の構造は、そのような出来だ、と彼は言っていると解してよかろう。

(新潮文庫、上巻、280-281ページ)

「言葉なき歌」か、かっこいい。この部分は一つの山場、結論とも言えるのではと思う。実情を導く、すなわち世界を把握するのは、論理などではなく、言葉なき歌なのである。これは、ベルグソンを通しては導けなかった小林秀雄の哲学であるとも思う(これは検証する必要のある仮説に過ぎない)。

更新: 2011-05-22T18:53:52+09:00
5/21/2011 (Sat.)

ポストPC時代はモバイル時代の別名でもある。デスクトップとWebが融合し、さらにモバイルが融合する。

デスクトップとWebとモバイルを結びつける仕組みは既に整っている。HTTPとURIとHTMLの三種の神器、すなわちWebのフレームワークである。フレームワーク上で動作するサーバーとクライアントであるブラウザはあらゆる環境に存在するようになる。

今日は、FMエアチェックしたmp3ファイルをPodcastに載せて、iTunesに読み込ませてみた。iPod touchのiTunesではURLからPodcastを取り込めないのが残念。Safariからもうまくいかない。結局、iTunesのPodcastの同期を部分的に取る。しかし、同期は時間が掛かるなあ^^;)

次のステージでは、MAKE: Japan : GoogleがArduinoを選択したことの何が問題なのか、そしてこれは「Made for iPod」終焉なのか?が面白くなりそうなのだが、はて、まだ、具体性がないねえ。

更新: 2011-05-21T16:00:24+09:00
5/20/2011 (Fri.)

RADIOHEAD IN RAINBOW FROM THE BASEMENT。見た。聴いた。

Thom Yorkeの神がかり的なボーカルとパフォーマンスに見入った。聴き入った。隅々まで神経が張り詰めている。計算されつくしたチューニング。一体の緊張感が漲っている。よかった。

images/2011/05/SA370046-3s.JPGRADIOHEAD IN RAINBOW FROM THE BASEMENT

DVD付きで1,400円。定価は3,040円なんだけどなぜだろう。洋盤でもない。日本語のライナーノーツや訳詞も付いてお買い得。残念なのは、CDの小さなパンフレットであること。せっかくのライナーノーツや歌詞も読む気が起こらない。音はDVDよりもCDのほうがよい。ライブが音質的に不利になるのは仕方がないだろうが、音楽が生み出される現場を見ることが出来るのはうれしい。

更新: 2011-05-22T21:21:57+09:00
5/19/2011 (Thu.)

「ポストPC時代」を定義する4つのファクター | WIRED VISION“ポストPC時代”はPCの死ではない――米Forrester予測 - ITmedia エンタープライズ、「ポストPC時代」で内容もほぼ同じネタが出たので、まあ一応メモ。記事としての内容はいまひとつの感じ^^;)

てのひらに実用的なコンピュータが載ることを証明してみせたのが、iPhoneであり、iPod touchだった。iPadはそのPC/Macへの延長線上にあるだけだ。このような見方は最早古いだろうか^^;)ディスプレイのサイズによって情報の最適な表示の仕方が変わるだけだ。

デスクトップのメタファーがモバイルにはないということは間違いない。そして、無線LAN、サーバー、センサー類の低価格化・充実が世界を変えていくことも間違いないだろう。

更新: 2011-05-19T22:28:27+09:00
5/15/2011 (Sun.)

RockMelt for iPhone, iPod touch, and iPad on the iTunes App Storeネタというか、続き。

デスクトップのブラウザでは、FaceBook、Twitter、Gmailはタブを替えて開きっ放しにして使うことが可能だし、実際そうして使っている。Twitterから画像表示を行うことも容易だし、YouTubeやUstreamを同じ画面で表示したり、別のタブで大きく表示することもできる。携帯デバイスではそういうわけにはいかない。

携帯デバイスではアプリケーションが違うと切り替えるのが煩雑なので、統合されていることにはメリットがありそうだ。しかしながら、Twitterは専用のアプリのほうがスムースに動く。256MB機だから仕方がないかな。RMのほうが取り扱う情報量が多いから当然か。デスクトップのRMと連動しているところはさすがだけど、そんな設定あったかな^^;)

images/2011/05/ipt_rockmelt_feeds_s.PNGRockMeltのフィードリスト表示

images/2011/05/ipt_rockmelt_feeds2_s.PNGフィード記事リスト表示

images/2011/05/ipt_rockmelt_feeds3_s.PNGフィード記事抄録及び全体表示

更新: 2011-05-15T15:21:16+09:00
5/14/2011 (Sat.)

iUIで作成したHTML5のCGIアプリ動作検証をしていて気付いたRockMeltの進化。

images/2011/05/rockmelt_tw_s.jpgRockMeltでTwitterを表示する

images/2011/05/rockmelt_share_tw_s.jpgRockMeltでiUIのページをTwitterで共有する

images/2011/05/rockmelt_search_rm_s.jpgRockMeltでRockMeltを検索して表示する

2009年にアナウンスがあって、2010年のβテストによって本格的な公開に至っている。まだ、バージョンは0.9.56.292だ。FaceBookやTwitterなどのSNSやFeedsの更新・オンライン状況をサイドバーに表示できる。しかしながら、現在のブラウザはタブ表示ができるのが当たり前になっているので、SNSの表示などはタブに割り当てるだけで十分という感じがする。フレームの表示がまだ完全な動作になっていないなど、バージョン1までにはまだ道のりがありそうだ。フレーム表示の件は設定違いによるもので、RMにまったく問題はない。少し使い込んでみよう。その価値あり。

ブラウザの表現において、タブ表示をtarget属性で指定できるようにする必要があると感じている。もしかして、もうできるのかも^^;)「_blank」の動作が新しいWindowを生成する場合とタブを生成する場合がある。これは選択したい。

サイドバーなどの主要な機能もHTML/CSS/Javascriptで記述できることが望ましいと思う。規格化して欲しい。

更新: 2011-05-15T09:28:25+09:00

窓を開けると涼しい。今朝の気温25℃。夏は15%節電しようということらしいが、広島もするんだろうか^^;)東日本大震災:電力15%削減決定 日本、節電の夏 東西融通、不安も - 毎日jp(毎日新聞)では東京電力と東北電力管内ということ。この記事は丁寧で詳しい。まあ、無駄をすることはないわけで、ぎりぎりまでエアコンの設定温度を上げて運用してみよう。

十夜で一冊は読もうよと思って開始した「十夜一冊」プロジェクトもその趣旨は雲散霧消。書籍購入ペースははるかに早いはずだが、積ん読の山が増えるだけ。「小林秀雄の恵み」について書き始めたのは、十夜一冊 第二百十夜 小林秀雄の恵みが最初。ほぼ一月前のことだ。最後の三分の一ぐらいは走り読みだったけど、一応の完読を打ったのが、一昨日のことだが、昨日は逆から読み返したりしていた。その間「人間の建設」は挟んでいるから十五夜一冊という感じか。

それはともかく、逆方向に読み返していて、「評論というトンネル」、「テキストへのトンネル」という表現を終章「海の見える墓」、六十「トンネルとしての評論」に見つけて、本来の意味はともかく、僕はむしろ「テキスト」という単語に惹きつけられてしまったわけだが、テキストの意味を捉えるために様々な知識やそれに基づく解釈や連想や枝分かれやらが存在することを考えた。トンネルの連想から、ナルニア国物語で地下鉄の駅が別世界につながる様が頭に浮かんだ。ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛 (2008/07/06)の地下鉄駅はStrandという名前で、縒り糸という意味がある。トンネルもどこにつながるかわからない。評論は読者の読み方でどこにつながるかわからない相互作用のあるトンネルなのである。

結局、本日記の特徴でもあるわけだが、ネタはネタであって、それに沿って考えるよりは別の道や発想はないだろうかと探す方向に思考は展開する。ある意味(「見解」、「解釈」)を持つ文の単位があるとしよう。その意味を成立させるために必要な知識のリストがあるとしよう。そして、必要な知識を活用して、見解や解釈に到達するために必要なメソッドがあるとしよう。そうすると意味を表現するプログラムが成立する可能性が示唆される。さて、意味の単位を成立させる総体を記述するとはどういうことなのだろう。まあ、そんなところで、今日のところはこのトンネルは置いておいて、主題の細部に戻ろう。

小林秀雄には「当麻」という作品がある。新潮文庫では「モオツァルト・無常という事」でモオツァルトの次に収録されている。タイトルにはルビが振ってあって、「たいま」とある。「小林秀雄の恵み」の「第五章 じいちゃんと私」、『三十 「当麻」の問題点---あるいは、《美しい「花」》と「美しい花」』の「当麻」には「たえま」とルビが振ってある。当麻 とは - コトバンクの「デジタル大辞泉」の解説によれば、謡曲(能の台本)の「当麻」は「たえま」と読み、謡曲の舞台となる当麻寺の当麻、あるいは地名は「たいま」と読む。なぜ読み方が違うのだろうと思うのだが、理由は定かでない。

そして、それもともかく、「当麻」で小林は近代文明というものへの嫌悪を直截に表現している。

・・・現に眼の前の舞台は、着物を着る以上お面被った方がよいという、そういう人生がつい先立ってまで厳存していた事を語っている。

仮面を脱げ、素面を見よ、そんな事ばかり喚きながら、何処に行くのかも知らず、近代文明というものは駈け出したらしい。・・・僕は間狂言の間、茫然と悪夢を追う様であった。

中将姫のあでやかな姿が、舞台を縦横に動き出す。それは歴史の泥中から咲き出た花の様に見えた。人間の生死に関する思想が、これほど単純な純粋な形を取り得るとは。僕は、こういう形が、社会の進歩を黙殺し得た所以を突然合点した様に思った。・・・

さらに続くべきだろうが、止めておこう。引用すべき部分は後半にある。読まれたい。

長くなった。尻切れトンボだが、今日はこのへんで^^;)

5/13/2011 (Fri.)

前線が南下して寒気団の中に入った。爽やかな空気の中を通勤。風が強くなった昼間は部屋の中のほうが暑くて過ごしにくい。昨日の帰り、Peugeot 307の後を走ったと思ったら、今日は前にBMW 745iがいる。BMWがいなくなったと思ったら、Peugeot 206が横を走っている。やたら外車が目に付く。やっと帰宅して行方不明になった本を二冊救出した。気温25-26℃。エアコン不要。

images/2011/05/SA370046-1s.JPG寒気団の空

images/2011/05/SA370048-1s.JPG行方不明の一冊を含む山

まあ、とにかく書き始めよう。二冊の一冊は「本居宣長」の下、もう一冊は「文明論之概略」の中だ。上の写真の中央付近にある本が「小林秀雄の恵み」。本の中に本があるような装丁になっている。知っいる人は知っている小林秀雄の新潮文庫デザインである。お隣りの「モオツァルト・無常という事」と比較するとよくわかる。

この文章のタイトルは「テキストへのトンネル」となっているが、テキストとは小説などのテキスト作品を指す。作品へのトンネルとは「評論というトンネル」である。「小林秀雄の恵み」の著者橋本治の造語である。橋本は本書の最初で「・・・この原稿を書こうとしている今の時点に於いても、私は『本居宣長』以外の小林秀雄の著作を読んではいない。」としている。それが本書には「本居宣長」以外の著作・対談・講演・翻訳に言及がある。書き進むうちに参考書として読まれたのであろうと推察する。なにしろ、評論は「テキストへのトンネル」なのであって「本居宣長」は様々なテキストへのトンネルとなるのである。

もっとも、橋本はそういう意味で使ったわけではない。素直に評論対象のテキスト作品を指す。「小林秀雄の恵み」について言えば、直接的には「本居宣長」である。小林秀雄にとっては何だったのだろう。「本居宣長」という人間・・・

更新: 2011-05-13T23:30:38+09:00
5/12/2011 (Thu.)

今朝からお昼に掛けて濃霧が出た。昼には宮島もほとんど白いカーテンの背後に姿を隠した。岩国や徳山の工業地帯も頭を覗かせているだけ。

混迷を深めている原発。問題解決の見通しは霧の中だ。はて、どうするのか。解決に全力を傾けて欲しい。解決が遅れるということはなんらかの形で国民の負担が増すということを意味する。少なくとも十分な説明をしてほしい。もう自分たちだけのことではなくなっているのだ。

昨日より1℃低い、室温28℃。エアコンは停止中。

5/11/2011 (Wed.)

今朝から雨。濃霧。昼過ぎから唸りを伴うひどい雨。早々に帰宅。

車外の気温は22℃くらいだったが、ただいま室温29℃。設定温度を26℃に上げて、エアコン初稼動。

5/10/2011 (Tue.)

デザインのお勉強の一環。

images/2011/05/pitchfork.com_s.PNGPitchfork.com - Home

前が見えにくいぐらいの雨の中を帰宅。観音の高架上も靄っていた。もう夏が来る。浜松は34℃を超えたって・・・ただいま室温29℃。

なんとか、爆熱コンピュータも規則正しい排気音を保っていると思ったら、ちょっと騒いだ。Zazelさんからは、CPUを載せ替えるのが良いとのサジェスチョンをいただいた。なるほど、原因は元から絶たなきゃダメってわけ。しかしながら、我がマシンのP4の上には巨大な排気ファンとヒートシンクが載っていて、CPU本体が見えない。掃除のために排気ファンは取り外したことはあるが、ヒートシンクはちょっとやそっとでは取り外せそうもなかった。ヒートシンクを引き剥がそうとするとミシッと音を立てる。怖くてそれ以上は・・・壊れるのを覚悟ならできなくもないが。もしやるとしても代替え機を準備して、データなどをバックアップしてからだろう。

[Google I/O]レコード会社の承認なくGoogleが音楽サービスを立ち上げ--またまたAppleに負けそうだを読んで、iCloudの記事で考慮できていなかったことに気がついた。iTunesで購入したものについてはアップロードは不要ということである。しかしながら、その点は当然合理的だが、iTunesで取り扱っている未購入の他のデータをどう処置するのかの解があるわけではない。従って、問題点の所在は変わらないと思う。

なんてことを考えながら、TwitterとFacebookに埋没しつつある。やれやれ・・・

5/8/2011 (Sun.)

いろいろと弄っている。

images/2011/05/rn_ip_3s.PNG画面サンプル(1)

images/2011/05/rn_ip_1s.PNG画面サンプル(2)

images/2011/05/rn_ip_2s.PNG画面サンプル(3)

種明かし^^;) 次の画像サンプルを見ればわかる。

images/2011/05/rn_ip_4s.PNG画像サンプル(4)

iPod touchの画像は、iPod touch上のSafariの画像なのである。こちらは直接的には単なる部分的なテスト的HTMLを作成しただけなのだが、後のFirefoxの出力はCGI(rn2atom.cgiの改造)の出力でアプリケーションの形にまとめた。ここまで来るのにまだまだ基本的な知識を持ち合わせていないことにいろいろと気がついた。もっと調べないと・・・しかし、1-2日、ちょこちょこぐらいでここまで来れるんだから、簡単・・・Joe Hewittはすごい。HTML/CSS/Javascriptも使いようなんだなあ。勉強する価値あり。

もう少し調べれば、高機能なiPhone版の更新日記ビュアーが作れるね。普通のブラウザでiframeなどで動かすこともできるだろうなあ。

そろそろ素朴なHTML表現は幕引きかな^^;)

更新: 2011-05-08T21:52:23+09:00

Radioheadのニュースを追いかけるツイッターに@idiotcomputerがある。断片的な記事なのでわかりにくいのだが、レディオヘッドのアートワークの話(idiot computer | MSG BOARD)が出てきたので追いかけた。Pitchforkのスタンリーのインタビューに言及していたのだ。Pitchfork: Take Cover: Radiohead: The King of Limbsが元記事。625個のアートワーク(SLOWLY DOWNWARD TAGLIBRO)がどのようなものか興味があった。

Pitchforkに訪れて驚いた。非常に洗練されたデザインのサイトだ。大量の情報をどう見せるかという問題は常に付き纏う。記事は、Album Review、The Playlist、Features、Newsなどに整理整頓され、recentlyという項目では時系列の中でカテゴリ別にタイトルをスマートに表示する仕組みになっている。もっともサイト内検索もできるから、探したいものがあれば簡単に表示できる。ADVANCED SEARCHを備えていて、カテゴリ別・期間指定検索も可能である。素晴らしい。

Pitchforkは1996年から独立系のミュージックの先端的なメディアとして出発した。現在、200万/月のビジターがあり、年率30%伸びているそうだ。

動画やオーディオデータなども複合化されており、ニュースサイトとしては見本になる。

5/5/2011 (Thu.)

音楽だけではない iCloud ? maclalala2ネタ。今、最もおもしろいブログはmaclalala2だろうね。

iCloudが、iPhoneなどのiOSデバイスの記憶容量を低く抑えることができる(デバイスの原価を低く抑え、重量を軽くし、消費電力を抑え、競争力、収益力を高めることができるはず)という話は何度か読んだような気もするが、iCloudサービスにコストが掛かればトータルコストは上がる。少なくともサービスが無料化されるという方向性に反すると思う。

僕でさえ、55GB容量のiTunesライブラリを既に保有しているのだ。これの大部分はPodcastやFMエアチェックのデータである。32GBのiPod touchの残り容量は現時点で24GB程度しかないので既に同期は不可能だ。もし本格的にCDなどの物質的メディアをすべてライブラリ化すれば相当な容量になるに違いない。加えてビデオデータなどか存在するようになれば、テラバイトの世界になっていくだろう。そのような大容量のデータをネットワークの向こう側に置くのはコストが掛かり過ぎる。転送するだけで相当な時間も掛かる。ネットワークのトラフィックも増大する。結局、データはホームサーバーに置いたほうが効率が良いと常識的には思う。アップルにとってはタイムカプセルなどの販売機会も増えて一挙両得だ。

しかしながら、データをネットワークから読んでリアルタイムに再生する技術を既にアップルは持っている。Apple TVのビデオレンタルである。これはダウンロードを待たずにすぐ再生できる。無線LANルーター経由なのだが、不思議なくらいにスムースだ。

さて、どのような提案がなされるのか大変楽しみだ。データは発生した場所からタイムカプセルのようなバックアップシステムに保管し、なんらかのデータ共有サーバーのようなものに整理してあらゆる場所・デバイスから活用できる仕組みを作る必要があるだろう。それがCloudMeってこと?!MobileMeを超える概念を提示しようということだろう。

私事ながら、それしか具体例がないので、現状の問題点に戻れば、iPod touchは特定の母艦としか同期できないことにある。母艦となり得るのは、MacとPCにある両方のiTunesである。以前はPCのiTunesと同期させていたが、ある時から、Macに同期を変更した。するとPCに保存していた音楽やPodcastのデータはiPod touchから失われてしまった。当然とは言え・・・その分、大量のデータに溢れそうだったメモリはほとんど空になった。一般的な使い方とは異なるが、FMエアチェックのデータをServersManに転送して再生している。後はメモ、スケジュール管理、ツイッターぐらいのものだ。電子書籍はテストしているだけで、それほど読む気はない。

母艦同士が同期できればいずれのiTunesとでも同期が可能ということになるが、環境の異なる母艦同士を同期させることには問題を生ずる可能性もある。例えば、一方のHDDの容量が少なくなっているような場合である。自動化は様々なことを考慮して行う必要があるのは言うまでもない。最近、PCのiTunesライブラリは外付けのUSB-HDDに移行している。

Steveはユーザーは自分でHDDなどのデータストレージなどを管理したくないと思っていると述べているが、プラグ・アンド・プレイの使いやすいデータストレージデバイスがあれば需要は十分にあると思う。既にそれに近いもの、Time Capsuleが存在している。iTunesがライブラリ共有のために発するメッセージにもネットワーク上に共有するという選択肢が出てきている。望むらくは価格がもっと安くなることである。

iTunesのバーメニューの「詳細」に「共有する写真を選択」というメニューがある。これはApple TVで写真を表示するための仕組みなのだ。選んだ音楽を聴きながら、写真のスライドショーを楽しめるようになっている。iTunesはあらゆるメディアのプラットフォームを目指している。

更新: 2011-05-05T12:47:05+09:00

我が爆熱コンピュータは今年も暑い夏を迎える予定だ。室温が25℃を既に越えている。

爆音が続くので、配線をすべて外して、筐体を開く。通風口付近の埃をできるだけ取り除き、CPUのヒートパイプ付き冷却フィンの上に被さっている排気ファンのネジ止めをはずし、ロータリーの中の埃をティッシュで拭きとる。空気が通り抜けるフィンの両脇に詰まっている埃は指の腹で丸め、指先で摘み取る。排気ファンをセット。筐体を閉じる。配線を戻して、電源を入れて再起動。

最初は静かなので、よしよしと思っていたら、ブラウザが起動するとファンが動き始める。アプリに負荷が掛かるたびにファンが回る。ファンが爆音を立てて回りっぱなしは無くなったが・・・25℃が上限だよなあ。節電の夏。

5/4/2011 (Wed.)

メモ:Eye-Fi SDカード: つらつらぐさネタ。TSNETスクリプト通信第12号プレ公開中: つらつらぐさもありがとうございました。

freebitのServersMan@SDはまだ製品化されていないですけど、Eye-Fiは既に手に入りますね。SDカードの未来形。Eye-Fiの「Direct Mode」とフリービットの「ServersMan@SD」 :Heartlogicが、比較説明しています。freebitはServersMan連携アプリScooop@Eye-Fiも提供しています。

そういえば、デジカメを落として娘が壊しちゃったので、まずそちらの方からどうすべきかという問題が生じております(;_;)

あの伝説のウッドストックが100時間の超絶ドキュメンタリーとしてiPadに登場ネタ。

NHKの「追跡! A to Z - 人気作家の"電子書籍革命"」が、昨日放送された。取材は東日本大震災前後に渡っていた。村上龍氏、瀬戸内寂聴さんの電子書籍への取り組みを描いた。僕は「歌うクジラ」と「限りなく透明に近いブルー」を電子書籍で入手している。音楽や画像を取り込む新しい取り組みではあるが、結局、電子書籍も文章を読む本であるところは変わらない。音楽や画像は付帯物である。今のところ、それらの体験は挿絵や附録に近いものであり、文章を読むことを超えていないと思う。村上龍氏は「モニカ」という作品で、さらにそれを超えようという新しい取り組みを続けていたわけだが、最終の製作段階で地震が襲ってきた。瀬戸内寂聴さんは被災地に「寂庵だより」を小冊子で届けようとされたが、紙・インキ不足のため印刷できたのは僅か500部。避難所に備えられた電子端末に注目して、電子化して届ける試みにすぐ取り組まれた。被災地では被災した人が体験を電子書籍として携帯で書き始める。村上は震災後、日本の地方の伝統や行事を伝え、共有する電子書籍を監修しつつある。世界にも発信する予定なのだそうだ。電子化が本の在り方の新しい可能性を拓いたことは間違いないかもしれない。

ネタ記事には、955 Dreams Inc.が出した「The History of Jazz」が以前インタラクティブな体験を提供するコンテンツとして話題になったことが書かれている。本格的インタラクティブ音楽アプリケーションの時代 〜 955 DreamsのThe Hisotry of Jazzは必見の記事。まだ、現物を見ていないので感想を述べることは出来ないが、記事を読む限りは、iPadを手に入れて購入するアプリは決まったねと思う。価格も内容対比、低く設定されているのではと感じる。製作者も述べているが、これは音楽というよりは一種の本であると思う。素晴らしいコンテンツが増えていって欲しいものだ。

現在、TSNETスクリプト通信はOOoWriterで記述した文書をPDF化して配布するスタイルを取っているが、新しい電子書籍としても考えてみたいと思い始めた。さて、それはインタラクティブなものになるのだろうか。

制作に手間を掛ければ、コストが上がって価格が高くなる。書籍の電子化がもたらしたものは、印刷というプロセスと本というモノとしての流通コストの削減である。既に書籍はDTPによって電子化されているわけで、印刷の部分はほとんどそのままコスト削減につながる。電子的配本の仕組みは必要なので、流通についてはコストは掛かるが、おそらくモノを配送するよりは安いはずだ。結局、読者にコストパフォーマンスをもたらしたものが生き残るということになるだろう。文化・文明にとって、紙の書籍よりも多くの書籍を読者に届けることができるとすれば、そのほうが望ましい。

確かにiPadは本を読むための選択肢になりつつある。そう思わせる記事だった。それが音楽の方面から来ようとは予想外だったね。もちろん、文章を読むだけだったら、紙で十分、紙のほうがメリットがある場合もあるわけだが、次いでにiPadで読もうかということになりかねない。紙の未来は・・・紙と組み合わせて使えるデバイスみたいなものがあるといいね。

更新: 2011-05-05T21:18:30+09:00

昨日、Yささんのeffect.awkと僕のtw_cread.plとtw_aread.plの記事をアップデートした3.4.002版を刊行。インクジェットで両面印刷して眺めています。

機械さんのPythonの文法 第4回を眺めていると、リスト(6-2-2-2-3-1-2)やタプル(6-2-2-2-3-1-1)は7階層目の項目として出てきています。何事も複雑なものだなあと感心。階層を遡っていくと、「汎用の順序列型」(6-2-2-2-3-1)→「順序列型」(6-2-2-2-3)→「コレクション型」(6-2-2-2)→「組み込み型」(6-2-2)→「組み込みオブジェクト」(6-2)。ここで第4回の最初に到達します。第3回(第10号)の最初が6の「オブジェクト」です。ちなみに、6-1は「オブジェクト総論」となっています。

「Pythonの文法」の第2回は第9号に掲載。5の「式と文」。第1回は第8号に掲載。1が「はじめに」、2が「概略」、3が「リテラル」、4が「定義」となっています。と、自分で復習しています^^;)

次号は6月末を刊行目標ぐらいに設定して、遅れても7月ぐらいの感じで進めたいですね。元々、創刊号が5月7日なので、年4回の刊行を目標とすれば、7月は限界なのです。6,9,12,3月のペースぐらいに戻したい。よろしくお願いします。まあ、7,10,1,4というスケジュールも有りですが。

5/2/2011 (Mon.)

今朝は、Radioheadの「OK COMPUTER」(1997)のCDが届いたので聴いていた。ハードロック的な要素を持つ曲もあるけど、本質的に叙情的なものを感じる。結果として聴きやすく、ポピュラー性に特徴がある。ハードロックの時代は遠く過ぎ去っているかもしれない。

Radioheadのアートワークを手がけているStanley Donwoodのサイト、S L O W L Y D O W N W A R Dに、M U Z E O T A G L I B R O(日記ミュージアム)がある。taglibroはWikitionaryによると「日記」という意味のエスペラント語。日記の最新号のタイトルは「A UNIVERSAL SIGH」(April 2011)。The King of Limbs(TKOL)の発売記念号みたいなもの。「みんなのため息」、あるいは「宇宙のため息」という意味だろう。実際に「The Universal Sigh」という12ページのタブロイド紙がTKOL発売時に世界のレコードショップで配られたことを報じている。

TKOLにはニュースペーパー・アルバムというものがあり、次のようなコンテンツを含んでいる。

スペシャル・ニュースペーパーは36ページもあることがTAGBLIOに書かれている。アートワークも625個というのも凄い量だねえ。肝心の音楽はCD、10インチアナログレコード2枚、MP3/WAVデータの形で供給される。これ全部、MP3データ版で税・送料込みで4590円。

安いと見るか、高いと見るか。僕は今回は12インチLP版を選んだが、次のプロジェクトではニュースペーパー版を買ってみようかと思った。

images/2011/05/SA370009s.jpgRadioheadのアートワーク

Musical Pairings: Radiohead -- In Rainbows (paired w/ poached halibut with saffron leek sauce | Turntable Kitchenにあるイン・レインボウズ - Wikipediaはリスナーが価格付けするという画期的な方法でリリースされた。このことは最近知ったのだが、当時は、いや、まったく知らなかったね。如何に情報が知らない間に通り過ぎるかだ・・・ある意味怖い。

更新: 2011-05-02T17:25:13+09:00
5/1/2011 (Sun.)

iCloudネタの続き、iPad2を手に入れたらまずDropbox系アプリ - W&R : Jazzと読書の日々ネタ。

Dropboxは気になるアプリだったが、PCデスクトップでも動かしたまま、使ってこなかった。なぜなら使い道がなかったからだ。iPod touchでは、画像や文書を見るのは効率がよくないのである。Twitterのタイムラインを読むのには適しているが、細かな文字の文書を読むのには適していない。最も利用したいMP3ファイルの再生機能はないように見えた。

先の記事を読んでいると、Dropboxと連動するアプリが多く、音楽再生用のプレーヤー、SongBox Playerがあったので、早速インストール。SongBox Player内で、Dropboxへのログイン用のIDとパスワードをセットする必要がある。いずれも無料。

iPod touchにSongBox Playerをインストールすると、デスクトップのDropboxに置いたMP3ファイルのアイコンが利用不能の赤い×印から転送状態を表す青と白のぐるぐる回る印に変わった。しかしながら100MB程度のFMエアチェックファイルは転送完了までに随分時間を要したと思う。ServersManのShellのほうが転送は明らかに早い感じだ。Dropboxに入れたものはすべて同期されるので、記憶容量の一番小さいものに合わせる必要がありそうだ。ここが自動で同期する場合の問題点。

ServersManのシェルはノードに設定したディレクトリから転送するファイルを選択してダウンロードを指示する。記憶容量に限界のあるデバイスを使う場合にはこのほうが直感的にわかりやすい。必要なものだけを選んで転送する。もっともDropboxの場合には、データが生成されるメインマシンの同期するフォルダの内容をコントロールすれば同じことではある。ファイルシステムの管理方法はメタ的になりつつあり、もっと統合的な一貫した手法が出てきてもおかしくないと思う。

images/2011/05/20110501180000s_dropbox_songbox_player.PNGDropboxでのMP3再生

images/2011/05/20110501180002s_songbox_player_list.PNGSongBox PlayerのMP3リスト表示

images/2011/05/20110501180001s_songbox_player_playing.PNGSongBox PlayerでのMP3再生

ネットワークのファイルシステム、ファイル内容の管理・メタデータ表示は今後重要になるだろう。そのような観点から、AppleがiTunesやApple TVのホームシェアリングやAirPlayなどを次のステップでどのように発展させるのか大変興味深いのである。

MacBook Airは11インチ版で1.06kg。iPad 2はWiFi版で601g。やはり、MacBookを持っている以上、軽くて安いiPad 2を選択する方向だろうなあ。いずれどちらか欲しいなあ。まあ、Mac OS XとiOSが融合してからでもいいけどね。そちらが先!?

更新: 2011-05-02T08:45:48+09:00

ゆめタウンでたまたまサンドウィッチマンに遭遇。

images/2011/05/20110501150000s_sandwitchman.JPGサンドウィッチマン・ライブ in ゆめタウン

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