tsnetworkc3.png更新日記 - 日曜プログラマのひとりごと
更新日記インデックス
Subscribe to RSS1.0 | Subscribe to Atom1.0

日記: 脳髄の日記 | 第四の日記 | Facebook | Myspace | コメントはjscripter's Twitterにどうぞ

| 先月 | Monthly Index | Timeline | Mobile版 powered by iUI
2/27/2023 (Mon.)

BRUTUS(2023.03.01)の114ページ、「写真家の書棚から 第4回 トヤマタクロウ」に、「選んだ写真集」として「作家の脳内を覗き見る、美しく膨大なスクラップ。」と解説されている。取材・文には大池明日香の署名がある。市立図書館には同名の書籍があり、それは是非見たいと借りたのだが、この写真集ではなく、2001年の「Gerhard Richter: ATLAS」という展覧会のカタログだった。川村記念美術館、広島市現代美術館(2001.6.12〜7.22)、大分市美術館で展覧会があり、広島市現代美術館から図書館に寄贈されていた。

{ブックカフェ 7 - 多木浩二著『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』 (2017/02/26)}{ブガッティ・シロン (2017/03/06)}{ブックカフェ8 - 鷲田誠一著、植田正治写真「まなざしの記憶」 (2017/03/26)}{十夜一冊 第千三百四十夜 ゲルハルト・リヒター「写真論/絵画論」 (2017/08/13)}←が、ゲルハルト・リヒターとの最初の出会い。二度目が、{十夜一冊 第二千百九十一夜 マーカス・デュ・ソートイ「レンブラントの身震い」- My 4900 Farben (2023/01/21)}←ということになる。

「サーペンタイン・ギャラリーの展覧会」は2008年だから、2001年の展覧会には、「4900 Farben」はまだ存在していない。ただ似たような試みは既にある。「Color Fields 色面、1973年」など。

2/26/2023 (Sun.)

マーカス・デュ・ソートイ先生の著書を読みつつ、{宇宙際タイヒミュラー(IUT)理論の行方 - 加藤文元著「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」 (2019/12/24)}{十夜一冊 第千八百十夜 加藤文元著「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」 (2019/12/27)}{鴎が飛ぶ初日の出 (2020/01/01)}←のことを思い出した。どうなったのか。TARO-NISHINOの日記: ABC予想の壮大な証明をめぐって数学の巨人達が衝突する(3月 24, 2019)の追記が伸びている。

最新の追記は、英文では、「7) P.S. on 15th November 2022.」まで伸びている。マーカス・デュ・ソートイ先生によれば、数学の証明はストーリーテリングだとか。わかりやすく実際のところを丁寧に説明してほしいものだ。国内で喧嘩していてもなにもよくならないだろうに。現象論ではなく、本質をわかりやすく語ってほしい。争いがあるという事だけでは何もわからない。説得力は何もない。勝手に自分で理解せよでは不親切。教育・啓蒙も大切な数学的活動。数学の素人にもマーカス・デュ・ソートイ先生の本は大変おもしろい。

マーカス・デュ・ソートイ先生の「素数の音楽」には「ヴァイユは、生涯を通じて日本人の数学者志村五郎と密接に連絡を取り続けていた。志村は、後にアンドリュー・ワイルズがフェルマーの最終定理を解く過程で証明になる予想を定式化した日本人の一人なのだが、その志村の回想によると、晩年のヴァイユはこういっていたという。・・・」(前掲書、581ページ、冨永星訳、新潮文庫、2013年;単行本、2005年;原著、2003年)とある。{十夜一冊 第七百十夜 記憶の切繪図 (2014/08/03)}←のことを思い出していた。

更新: 2023-02-26T22:03:54+09:00

どこまでどう読んでいるのかなと、二度上目遣いで見た。羽生九段、AI評価劣勢の中、4一金と守り。藤井聡太王将、長考に沈む。一時間ぐらいで微かな迷い・苛立ちが見える。終盤持ち駒が少なくなる対局は簡単には決めにくい。

77手目、75分で、5三銀。期待勝率が80%台から60%台に低下。AIの推奨手BESTは5二銀だった。

しばらくすると、AIの羽生九段の期待勝率は45%まで上昇。そのためには5六歩。さらに期待勝率が上昇、54%。AIもおかしい。すぐ読めない局面になった。これ以外の手だと、12%と元の木阿弥、急降下。

AIの評価はさらに揺れ動き、31%まで低下。最初の頃の評価に戻った。羽生九段も長考するだろう。AIにも判断が付きかねる事態だ。

いやはや、5六歩、同歩、4五桂。81手目、藤井王将、3五銀と出る。羽生九段の期待勝率60%。82手目、3三桂、期待勝率48%。ギリギリの攻防が続く。

藤井王将、4六銀(?)と受けに回った。6九飛なら羽生九段の期待勝率70%。超激戦。

結局、101手で藤井聡太王将勝利、3勝2敗で王手を掛けた。守りの手はAIでは大抵悪い評価になる。

囲碁将棋チャンネルのTV中継は感想戦は全部やらないので、仕方なく、YouTubeの毎日新聞チャンネルで見ている。手カメラでは盤面が見えないのが問題。藤井王将、やはり、5三銀は空ぶっていると。羽生九段は前半前例のない将棋であまり良くないと思っていた。3三桂で良くなったとは思ったが、次の手が見えなかった。AI推奨手が見えていないわけではないが、それが良い手だとは思えないということ。局面をどう見るか、天才でも難しい。さて・・・

追記(2023-02-27): 毎日新聞の記事、乱戦、羽生が痛恨の逸機 チャンス的確にとらえた藤井 王将戦第5局

更新: 2023-02-27T08:42:36+09:00
2/23/2023 (Thu.)

ジョン・ブロックマン(John Brockman)編「ディープ・シンキング 知のトップランナー25人が語るAIと人類の未来」(日暮雅通訳、青土社、2020年)。John Brockman (literary agent) - Wikipedia

「ディープ・シンキング 知のトップランナー25人が語るAIと人類の未来」への寄稿者
英名カタカナ名知っているか/調べる更新日記記事
Seth Lloydセス・ロイド宇宙をプログラムする (2008/05/18)
Judea Pearlジューディア・バールJudea Pearl - Google Scholar-
Stuart Russellステュワート・ラッセルStuart Russell - Google Scholar-
George Dysonジョージ・ダイソン5/42 (2014/06/29)
Daniel C. Dennettダニエル・C・デネットダーウィン型、スキナー型、ポパー型 (2019/05/22)
Rodney Brooksロドニー・ブルックス1665夜 ロドニー・ブルックス「ブルックスの知能ロボット論」 (2018/03/04)
Frank Wilczekフランク・ウィルチェック雨音を聴きながら - 存在の光性(The Lightness of Being) (2020/09/25)
Max Tegmarkマックス・テグマーク実験日記論 2 (2018/11/28)
Jaan Tallinnジャン・タリンJaan Tallinn - Wikipedia-
Steven Pinkerスティーヴン・ピンカーRay Jackendoffの本とレコ芸の吉田秀和追悼 (2012/06/25)
David Deutschデイヴィッド ドイッチュデイヴィッド・ドイッチュ David Deutsch (2016/09/02)
Tom Griffithsトム・グリフィスThomas L. Griffiths - Google Scholar-
Anca Draganアンカ・ドラガンAnca D Dragan - Google Scholar-
Chris Andersonクリス・アンダーソン時代の変転の中で (2012/11/11)
David Kaiserデイヴィッド・カイザーDavid Kaiser - Google Scholar-
Neil Gershenfeldニール・ガーシェンフェルド〇/N. Gershenfeld - Google Scholar, Neil Gershenfeld's Home PagePersonal Fabrication (2005/05/11)
W.Daniel HillisW・ダニエル・ヒリス石に刻まれた論理 (2005/06/05)
Venki Ramakrishnanヴェンキ・ラマクリシュナンVenki Ramakrishnan - Google Scholar-
Alex Sandy Pentlandアレックス・"サンディ"・ペントランド〇: 「ソーシャル物理学」(草思社文庫、2018年)/Alex `Sandy' Pentland - Google Scholar-
Hans Ulrich Obristハンス・ウルリッヒ・オブリスト十夜一冊 第二千百九十一夜 マーカス・デュ・ソートイ「レンブラントの身震い」- My 4900 Farben (2023/01/21)
Alison Gopnikアリソン・ゴブニックAlison GOPNIK - Google Scholar-
Peter Galisonピーター・ギャリソンPeter Galison - Wikipedia-
George M. Churchジョージ・M・チャーチGeorge Church - Google Scholar-
Caroline A. Jonesキャロライン・A・ジョーンズCaroline A. Jones - Wikipedia-
Stephen Wolframスティーヴン・ウルフラムAutomatonとPerl 6 (2016/08/14)

ここで美術キュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト氏と出会うとは思わなかった。2009年、イギリスの美術雑誌「アートレビュー」の美術界に最も影響を与える百人の第一位に選ばれているのだそうだ。

デネット先生もいる。編者のブロックマン先生によれば、ミンスキー先生が、25年前「現代で最も優れた哲学者だ。次世代のバートランド・ラッセルだ」と言われたそうだ。「しかし、欠点のない人間はいない。『心の社会』を理解していない」と。

更新: 2023-02-23T22:27:54+09:00

ありゃ、豊島九段投了。99%まで行っていたのに。大逆転。昨晩、「棋士中村太地将棋はじめch」の(2888) 朝日杯直前!驚き!?の藤井聡太竜王の終盤術がわかった! - YouTubeを見たので、それが再現されたという感じ。早指し棋戦では読みは人間の限界を超える。直感が頼りだろう。

終盤術ねえ。大盤解説会で豊島九段が逃した詰み筋が解説されているが、超複雑だ。詰み筋があるということは藤井竜王でさえ、はっきりとはわかっていなかったらしい。読み切れないと安全に指そうとしてしまう。藤井竜王でさえ。

40分の持ち時間、秒読みは1分未満。昼から、14:15ごろから、振駒、決勝戦。渡辺名人と藤井聡太竜王の戦い。

追記: 決勝は先手藤井聡太竜王が危なげなく勝ち切った。四度目の優勝。感想戦は渡辺名人の独り舞台だった。1時間ぐらい考えないと読めない局面があったらしい。

更新: 2023-02-23T18:01:03+09:00
2/22/2023 (Wed.)

(2759) “最強”対話AI「ChatGPT」から最高の答えを引き出すテクニック【橋本幸治の理系通信】(2023年1月25日) - YouTubeのように流行に乗った肯定的なものもあれば、(2759) Chomsky on ChatGPT, Education, Russia and the unvaccinated - YouTubeのように世界的な知性がどう捉えているかに焦点を合わせているものもある。

簡単に言うと、私の予想では、自分で絵を描いたり、文章を書く人は、Stable DiffusionやChatGPTを使おうとしないだろうということだ。その出力を検証する手間と修正が煩わしいと思う。そこにこそ、創造性が生まれるはずなので、そうしないわけにはいかない。それぐらいなら、最初から自分で資料などを集めて作った方が早いような気もする。意図通り、動かすことが難しいだろうと予想している。Google Searchも既にAI的なものになっており、意図する検索結果にならないことも多い。検索語の組合せや構成、検索文を変えて、何度も検索し直す、それと類似の繰り返しが生ずるだろう。物事を創造する心の働きを感じることこそが、創造の歓びだろう。自分で作っていないコンピュータ・プログラムとデータが出力するものは自らの創造物ではありえない。チョムスキー先生の見解は、「学生が小論文の作成などにChatGPTを利用するのは教育の失敗である。教育が学生の興味のあるものになっていないからだ」と。

人が作ったものの合成物で満足できるかどうか。意味がある程度通るものになるところが興味深いが、機械的に大量に収集されたものからの合成であるところが凄いところ。人間一人ではそこまで集めることはできないし、目を通すこともできない。出力に知らないことを含んでいる可能性は十分ある。検索エンジンの在り方がさらに問われてくる。出典は明示される必要がある。少なくとも結論としての出力の根拠となるものを理解する必要がある。

チョムスキー先生は奥さんからモーゼの髪形にしようと言われて、新しい髪形にチャレンジされている。眼鏡も掛けておられないし、94歳になられた。インタビューやYouTube出演(トーク)が毎日数時間、新天地のアリゾナ大学の授業・会議と超多忙な生活を送られている。

更新: 2023-02-23T12:11:17+09:00
2/21/2023 (Tue.)

一応、{トダヤマ哲学入門を読む (03/16/2018)}←の続きということにしておこう。わからないからドゥルーズを放っておいてよいということでもないだろう。ライプニッツやモナドについて考えているという「襞 - ライプニッツとバロック」(宇野邦一訳、河出書房新社、2015年新装版、1998年初版、原著: 1988年)から入るのもいいだろうと。ライプニッツやモナドには現代物理学からも関心がもたれていると、どこかで読んだような気がするし。

哲学に「微分」を持ち込んだのは、サロモン・マイモンという哲学者、「・・・ライプニッツに回帰する最初のポスト・カント主義者サロモン・マイモンは、フィヒテよりも、知覚のこのような心的自動性から、あらゆる帰結を引き出したのである。・・・『微分の様態は個々の対象を構成し、微分の関係は異なる対象の間の関係を構成することになる』。・・・」(153ページ)。詳しくは、ザーロモン・マイモン - Wikipediaに「マイモンは認識される事実世界を微分方程式の体系のように想定しているのである。」とある。

「襞」は芸術創造論的であり、マーカス・デュ・ソートイ先生流に言えば、知の果てへの旅である。問題は創造能力にある。AIにおいても問われているように。

更新: 2023-02-21T23:23:49+09:00
2/19/2023 (Sun.)

ジャズ評論家、柳楽光隆氏の「なぜ、今"ジャズ"を語るべきなのか?」(BRUTUS、2023/3/1、18-19ページ)の「ロンドン屈指のサックス奏者」ソウェト・キンチから、Apple Musicを辿ってマカヤ・マクレイヴンに到達した。現代音楽に近い。表題のアルバム「In These Times」(2022年)はジャズに分類されているが、最初に聴いた「Where We Come From...」(2018年、Makaya McCraven - Where We Come From (Chicago X London Mixtape) | Releases | Discogs)はエレクトロニックに分類されていた。単なるポップとは言えない深みがあるので、続けて聴いている。抒情性がある。一朝一夕で生み出せる音楽ではない。

調べてみると話題になっている。7年間の制作期間を経てリリースされたマカヤ・マクレイヴン新譜。音楽の未来への確かな標石│Musica Terra

アルバムのリストはMakaya McCraven | ディスコグラフィー | Discogsを見るとよいだろう。他には「Split Decision」(2012年、Makaya McCraven ? Split Decision (2012, CD) - Discogs)、「In The Moment」(2015年、Makaya McCraven - In The Moment | Releases | Discogs)、「Universal Beings」(2018年、Makaya McCraven - Universal Beings | Releases | Discogs)を聴いた。Greg Speroとの「Greg Spero - Acoustic | Releases | Discogs」(2020年)、「Greg Spero, Makaya McCraven, Marquis Hill, Joel Ross, Irvin Pierce, Jeff Parker, Darryl Jones - The Chicago Experiment (2022, Vinyl) - Discogs」(2022年)も新しい感覚だ。Apple Musicでは「Universal Beings」にスタッフメモが付いていて、「In The Moment」に言及がある。

更新: 2023-02-21T21:58:50+09:00
2/18/2023 (Sat.)

最近は、キース・ジャレットの「Standards in Norway」をずっと聴いていた。一日中でも聴いていられる。ビル・エヴァンスもそうだけど。超ながら族としては、耳に馴染む、疲れない音楽を求めている。BRUTUSが2023/3/1号で「2023年、新しいジャズの入口。JAZZ is POP!」を特集している。ロバート・グラスパー(Robert Glasper)が表紙に出ている。さすがに知っている。一時よく聴いていたが、ご無沙汰していた。これを機に、他にも少し新しい音楽を探してみよう。

{Butterfly - 花と蝶 (2014/10/17)}←を追加。「グラスパー」だけしか、記事に出てこない。

最近の音楽世界・ジャズ世界はどんなふうになっているのだろう。情報と知識からその世界を類推する。

ジョン・バティステを調べていて、Cory Wongにぶつかった。「Wong's Cafe」を聴き終えた。R&B/ソウルの分類。聴けるのはこのアルバムだけかな、他のは騒々しい。悪くはないんだけど、気分を選ぶね。もう少し探そう。

2/17/2023 (Fri.)

PRIME VIDEO、{STAR TREK: PICARD、シーズン2始まる (03/12/2022)}←の続き? Apple TV+は、「シャンタラム」も「モスキート・コースト」も「窓際のスパイ」も、「ECHO 3」もシーズン終了。いろいろとあるけど、触手が伸びるものが見当たらない。端境期。PRIME VIDEOや映画を探して見る。昨晩はブルース・ウィリスの「ジャッカル」を見た。二度目だ。しばらく見ていると、見たことがある、次は何が起こるというレベルで記憶が蘇る。それでも最後まで見る。すべてを憶えているわけではない。

PRIME VIDEOのWEBのメニューは過剰なぐらいに示されて圧倒される。ニュースにしても、なんにしても。情報が過剰な時代。すべてを見るわけにはいかない。好みのものをいかに選ぶかの時代。贅沢な時代だ。

2/15/2023 (Wed.)

{ぴよ将棋 実戦詰将棋 - 有段問題全問チャレンジ 77日目/277日(20221031-20230115=77問 + 20210606-20211213=184問 = 261問) (01/17/2023)}←の続き。

解けなかった問題の日付リスト。そのうち、時間さえかければ必ず解けると豪語するつもりだったが、次第に解答率は低下しつつある。集中力の問題かもしれないし、熱意の不足の問題かもしれない。いや、結局掛けている時間が少ないせいだろう。

  1. 2021-04-03
  2. 2021-04-15
  3. 2021-04-18
  4. 2021-04-23
  5. 2021-04-26
  6. 2021-04-27
  7. 2021-05-09
  8. 2021-05-10
  9. 2021-05-15
  10. 2021-05-19
  11. 2021-05-26
  12. 2021-05-28
  13. 2021-05-29
  14. 2021-06-01
  15. 2021-06-02
  16. 2021-06-04
  17. 2021-06-05
  18. 2023-02-08
  19. 2023-02-13

解答率=(95-19)/95=0.8=80%。

現時点、990問出題、内現在、684問チャレンジ、チャレンジ率69.1%、解答数593問(内12問をAIで検討して解いたので自力解答数581問)、自力解答率、84.9%。

2/14/2023 (Tue.)

ABEMA中継、解説付き。羽生九段54手目、4四角で期待勝率が50%に戻った。常識からは外れたAI的な手なのかもしれないと。しかし、AIは評価していない・・・

96手で羽生九段の勝利。5勝6敗で残留確定。横山七段は最終戦に残留を持ち越し。

非常に難しいギリギリの展開だったが、羽生九段の復調を伺わせる粘り強い戦いで、AI最善手と一致しなくても、悪くならなかった。

更新: 2023-02-15T19:54:00+09:00

当然のことながら、人間界の将棋だけでなく、電脳界の将棋にも興味がないわけではない。電脳界の将棋が、人間界の将棋に輸入される。そういう話が出てくる。昨日、(1847) 【2023.02.11準決勝A】マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦準決勝A【解説:千田翔太七段】 - YouTubeを見た。千田翔太七段の解説。三時間連続の解説お疲れさまと言う感じ。マイナビニュース、THIRDWAVE、intelが後援している。

水匠電竜対Grampusの対戦といっても、水匠やdlshogiは知っているが、その他はよく知らない。水匠電竜はバグがあるので定跡ルーチンをはずしているとか。角換わりの定跡に比べ、相掛かりは変化が多くて定跡の作成が難しいらしい。floodgateの勝率の高い指し手を定跡として使うという方法も有効という話もあった。

解説との兼ね合いもあるかと思うけど、2時間ぐらいで終わると見やすい。今回は入玉になってしまったのて仕方がないだろうけど・・・

以前見たものは逆に早すぎて人間には追い付けない感じだった。それでハードウェア統一戦が行われるようになったのかな。このスピードなら、人間の将棋を見ている感覚で観戦できる。

2/13/2023 (Mon.)

「ChatGPT」普及で米国の大学に起きている大変化 | 特集 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース。この記事を探し出すのに、「New Ork Times ChatGPT」を使った。「Norton Safe Search」からは上位に出てくる。「Google Search」でも2ページ目には出てくる。「New York Times ChatGPT」では出てこない。

変な話で恐縮だが、新聞社の記事は有料記事が多くて、せっかく配信メールなどからアクセスしても読めない場合が多い。悪いけど、御免なさいと、いつも、タイトルで検索して、他で読めるところを探す。今回の場合は、日本語のタイトルでは難しそうなので、英語に変更し、スペルミスで検索して、たまたま見つかったというお話。見つからなかったら、さらに検索語の組合せを検討していたはず。英語の元記事でもいいけど、日本語が見つかれば、そちらを選択する。サブスク・モデルより広告モデル優先。

しかし、ChatGPTなどだけでなく、翻訳ソフトの性能向上も翻訳者に大きく影響を与えているようだ。実際のところ、そのままでは使えないからだろうか、翻訳のニーズが減って、チェックのニーズが増えているらしい。

更新: 2023-02-13T13:47:18+09:00
2/12/2023 (Sun.)

今朝の第72回NHK杯 準々決勝第2局 ▲永瀬拓矢王座 対 △佐々木勇気七段を観戦、最近はNHK杯はついつい見逃していたのだが、今日はないのと声を掛けられて、見始めた。我が家では将棋界の郷ひろみとして有名な佐々木勇気七段が激戦を制して勝利。準決勝進出。楽しみだね。王将戦第4局の関連のYouTube動画を探してみている。(1648) 【王将戦第4局・解説】森内九段が見る藤井王将vs羽生九段 戦型・角換わり「一手のミスが命取りに」 - YouTube

森内九段の話を聴いていると、角換わり腰掛銀は先手有利の実績で展開しているという認識。羽生九段は先手で第二局は相掛かり、第四局は角換わり腰掛銀を選択している。後手の第一局は、一手損角換わり、第三局は雁木。AIの効果が高いのは序盤。森内九段も第四局は角換わり腰掛銀の新しい定跡ができるかもしれないと期待されていたとか。

(1724) 【王将戦第3局】森下卓九段が語る羽生善治九段と藤井聡太王将 - YouTubeも見た。中終盤は読みの能力で決まる面が強いので、対藤井聡太戦を想定すると、特に序盤の(AI)研究の重要性が高まっていると考えられる。相掛かり - Wikipediaによれば、相掛かり自体は人間は江戸時代に生み出しているが、AlphaZeroは人間の棋譜を学習せずに自己学習で相掛かりを生み出したらしい。

マーカス・デュ・ソートイ先生の「レンブラントの身震い」の第三章は将棋と関係がある、「位置について(レディー)、用意(ステディー)、碁(ゴー)」によれば、AlphaGoが生み出した囲碁の新定跡は、過去存在していなかったらしい。古い定跡に対して二目の差で勝てることが解析されているとか。碁は数学の局所最大問題に深く結びついているとしている。碁と将棋はかなり違うゲームのようにも思えるが・・・

更新: 2023-02-13T10:57:31+09:00

{哲学茶会の翌朝 - ゲーム・オブ・スローンズ、スピリチュアルとレッドブル (2018/02/25)}{十夜一冊 第千四百七十夜 戸田山和久著「哲学入門」 - AIの時代に入って (2018/03/01)}{1665夜 ロドニー・ブルックス「ブルックスの知能ロボット論」 (2018/03/04)}{トダヤマ哲学入門を読む (2018/03/16)}{十夜一冊 第千五百五十夜 戸田山和久著「哲学入門」 (2018/07/05)}{年の瀬、哲学茶会 Vol.9 (2018/12/22)}←と延々と続く思考の道筋。戸田山和久著「哲学入門」を二度、十夜一冊に取り上げている。

ゲルハルト・リヒターの「4900 Farben」{十夜一冊 第千三百四十夜 ゲルハルト・リヒター「写真論/絵画論」 (2017/08/13)}{01/18/2023: [A.I.] 十夜一冊 第二千百九十夜 マーカス・デュ・ソートイ「レンブラントの身震い」}{十夜一冊 第二千百九十一夜 マーカス・デュ・ソートイ「レンブラントの身震い」- My 4900 Farben (01/21/2023)}←で、S氏のことを思い出した。コンセプチュアル・アートを目指している若き芸術家。最早、「S」と略している名前が思い出せなかったのだが、とうとう思い出した。めずらしい名前だから間違いない。広島市現代美術館(MOCA)にはよく行かれているとか、今は改装のため閉館しているが、3/18に改装オープンのはず、行ったら会えるかなあ・・・

広島市現代美術館掲示板のリニューアル・オープン案内

広島市現代美術館掲示板のリニューアル・オープン案内


比治山スカイウォークの掲示板にて

比治山スカイウォークの掲示板にて


広島市現代美術館へ西側からのアプローチ

広島市現代美術館へ西側からのアプローチ

今年の初詣、1月2日に比治山のスカイウォークから上がって、比治山神社に歩いて下りた。その時の帰りに撮影。昨年来たときは閉鎖されていた美術館の前の通りが通れるようになっていた。


様々な情報の流れが渦巻いている。

2/11/2023 (Sat.)

最近ようやく図書館から借りたものから新たな読書世界に拡がりが出てくるようになってきた。継続こそが力なり。

市立図書館借出冊数推移

市立図書館借出冊数推移

「相互貸借」の分も「貸出履歴」に含まれている。貸出履歴のダウンロードデータには貸出日のデータは含まれていないので、WEBページから50件ずつコピペして、スクリプトで集計している。


フレッド・ドレツキの「心を自然化する」は、あまりピンとこなかった。表象主義テーゼというものがあって、「(1)すべての心的事実は表象的事実である。(2)すべての表象的事実は情報的機能にかんする事実である」、そう考えるとうまくいく、以上終わり、ということなんだけど、「情報的機能にかんする事実」とはなんだろうと思ってしまう。表象は情報の集まりだという事であれば、当たり前だ。149ページには「脳状態が経験であるのは、脳状態が世界をある特定の仕方で表象するときのみであり、ある状態が世界をそのような仕方で表象するのは、その状態がしかるべき情報運搬機能を持つときのみである」とある。世界を知覚・思考(経験)していることを言い換えているに過ぎないように思えるが。それもわかりにくく。

トダヤマ「哲学入門」(戸田山和久、筑摩書房、2014年)の前半、特に第3章「情報」と第4章「表象」にドレツキは引用されるのだが、「表象」では、ミリカンと対比しつつ、批判的に取り上げられるだけで、『ドレツキの「自然的情報」の概念は、生きものの役に立たない』という話(202ページ)になっている。これは「心を自然化する」(1995年)ではなくて「知識と情報の流れ」(1981年)の「情報の内容の理論=情報の意味論」(165ページ)と関係のある話らしい。第3章「情報」はドレツキ先生に深く関係している。{1698夜 フレッド・ドレツキ著『心を自然化する』 (2019/02/23)}{トダヤマ哲学入門を読む (7) - 様々な思い (2019/03/17)}←の続きになるが、「参照文献と読書案内」を調べると、「知識と情報の流れ」(1981年)の日本語訳はないらしい。形式理論による状況意味論を取り扱っているとのこと。

まあ、世界と脳(自己よりも小さい概念と思うが)との相互作用を概念化するという意味では、表象が情報的機能に関係しているという理解には意味があるかもしれない。要は自己と世界の間には、インターフェースが必要だと正剛先生が言われているのはそういう意味においてだろう。読書もインターフェースの一種であることは間違いない。

更新: 2023-02-12T09:51:07+09:00
2/10/2023 (Fri.)

第4局2日目の本日、107手で先手羽生九段勝利。二択の封じ手がポイントだった。5二桂成に同銀と取れば、AIの期待勝率は53%、同玉だと41%を示していた。ここで、藤井王将は144分考え、同玉と封じていた。

終了直後のインタビューでは、封じ手で長考したが、成算を持てなかったと。それぐらい難しい局面だった。

買い物に出掛けたので、囲碁将棋チャンネルでは感想戦を見れなかった。毎日新聞のYouTube、終了時のインタビュー、感想戦の模様を見ている。大盤解説会への挨拶の間、窓の外、雪の立川の風景が映し出されている。感想戦用の棋譜のコピーを配布している。もうすぐ対局室に戻ってくるだろう。

天才対天才の戦い。「読みと形勢判断に尽きる」という、かなり以前の藤井聡太王将の言葉が昨日は流れていた。もう一つあるとすれば「集中力」という。2時間以上の天才の長考をもってしても読み切れない局面がある。それが将棋ということだろう。

封じ手で同銀と取った場合の変化について詳細に感想戦が行われた。また明日、感想戦の解説動画が出てくるだろう。明日は土曜日、建国記念日の祝日。

羽生九段は、コンピュータの生み出した新しい定跡の世界に足を踏み入れたのだろうか。

更新: 2023-02-10T22:41:07+09:00
2/7/2023 (Tue.)

テキストの彼方に (2008/11/08)に、「桜庭一樹氏が小説を一冊書くには100冊ぐらいは本を読んで吸収する必要があるとテレビで言っていたような気がするが、これは立花隆氏が本を書くためには最低それぐらいは取材のために読む必要があると言っていたことに合致する」と書いている。小説と調査研究報告では本の使い方がおそらく全く異なる。後者では論理的な構成要素の分類や組み立てに使われるだろう。前者ではおそらく物語の偶然の展開・転移の切っ掛けに使われることが多いのではないか。

小説では構成要素に関する知識を得るための資料として本が必要な場合もあるだろうが、そして、そのように緻密な組み立てで書かれた小説もあると思われるが、ストーリーの展開のヒントは現実の中にある。具体的な本も一つの現実である。それを読んで連想するものも。マーカス・デュ・ソートイ「レンブラントの身震い」の第二章「創造性を作り出す」の警句には、パブロ・ピカソの「創造性の主たる敵は、分別である」が引用されている。

そんなに筋道の通った完璧な物語を作れるはずはないが・・・100冊読んだとしても、そこまでの知識は得られないし、得れられたとしても理解することが難しいかもしれない。物事は簡単にはわからない。わかるぐらいだったら、小説にはならないとも言える。だから、小説は妄想的・幻想的・超現実的にならざるを得ない。そうでないと、思考を刺激したり、インスパイアするようなものにならないだろう。当たり障りのないつまらないものになる。

{11/19/2022: [小説] 図書館駆動型読書論 XXIII 短編小説の研究: 吉行淳之介「水の畔り」}←の続きだが、村上春樹「若い読者のための短編小説案内」(文春文庫、2004年)の紹介している短編小説を一つずつ読んでいる。二つ目が、小島信夫「馬」、三つ目が安岡章太郎「ガラスの靴」。前者は超現実的な要素が入っていて、後者は私小説ともとれるが、少し非現実的な雰囲気を持った小説、村上春樹の著作と言われれば、文体の違いはあるしても、「ふーん、なるほど」と納得してしまいそうな物語だ。いずれにしても「分別」をどう棄てるかという問題があるだろう。

更新: 2023-02-07T14:33:59+09:00
2/3/2023 (Fri.)

今日、図書館から電話連絡があった。広島大学図書館との相互貸借の準備ができたので、取りに来るようにと。2/23までに返却する必要がある。3週間。県立図書館などと同じだと思うが、貸出延長ができない。マイライブラリの予約状況を見ると2/10が取り置き期限になっている。これは他の場合と一緒で1週間。

元々は「未所蔵資料Webリクエスト受付サービス」を利用して、購入を検討してもらったのだが、古い書籍は不利で、大体「出版から年数が経過しており、多くの利用が見込めないため」という「その他」の理由で断られる。県立図書館でも所蔵がないことを確認して申し込んでいたので、他に図書館と言えば、広島大学図書館かなと調べると、東広島に二冊、東千田に一冊ある。次の本。

懸案の一冊なので、やはり、目を通してみたいなと。「未所蔵資料Webリクエスト」を断る場合は、理由を示したシートで説明があって確認される。そのシートの最後に「相互貸借」の可能性について一言書いてあったので、なるほどと、広島大学図書館のデータベースを初めて検索して蔵書を確認できたので、申し入れた。明日にでも取りに行ってこよう。一冊返さないと借りれないので、さて、返却する一冊を決める必要がある。さてさて・・・

ちなみに、同様に断られた件、{[千夜千冊]図書館駆動型読書論 XIV デジタル・ストーリーテリングというよりは、Hamlet on the Holodeck 2000 (2022/08/20)}←についても検索すると、研究室に蔵書されていることがわかる。さすが、学問の府、学問に必要な本は揃っている。

断られた本で、もう一冊記憶にあるのは、白鳥士郎著「りゅうおうのおしごと!」、2018年のライトノベルで文庫部門第1位だが、漫画のほうは所蔵されていても原作小説のほうは所蔵されていない。もう、昔の話で、現時点、19巻まで伸びていて、今更全巻揃えるのは苦しいと、断られた。これは一巻だけ自前で購入して蔵書となっている。小説の書き方の研究用。

図書館には図書館としての事情・理由がある。様々な選択肢を活用することが、道を開く。個人の蔵書だけでは、本の世界を探求することはむずかしい。図書館の存在価値・意義は、本の世界を探求する場を提供することだと思う。それによって、本あるいは読書の世界が活性化して、個人的にも新たな本の購入につながる。読書家を育てれば、出版にも好影響があるはず。

更新: 2023-02-06T22:21:11+09:00
2/1/2023 (Wed.)

昨年末のノートを調べると、No.19-18p.(2022.12.01)のメインページに中國新聞2022年(令和4年)12月3日の文化欄が糊とホッチキスで留めてある。多和田葉子さんの「言葉の間に浮かぶ母国」、「欧州舞台の船旅 3部作完結」、「3年ぶり来日、読者と交流」の記事がある。完結したのは「地球にちりばめられて」(2018年)、「星に仄めかされて」(2020年)に続く第3作「太陽諸島」。その中に人工言語「パンスカ語」が登場する。

言葉の語感や意味についても徹底的に考え抜いた。Hirukoが話す「パンスカ」は、欧州で生き抜くためスカンディナビア各国の人に通じるように自らつくり出した人工言語。英語中心主義への違和感に加え、「デンマークやノルウェーの人たちが、それぞれの言語を話しているのに、なんとなく伝わっている感じが面白かった」経験から着想した。

(出典: 中國新聞2022年(令和4年)12月3日10面文化欄、「多和田葉子さん」)

「パンスカ」は、おそらく、「汎スカンジナビア」から来ているのかなと思った。「地球にちりばめられて」をKindleで検索してみると、32ページ、位置No.402にその通りの説明がある。これを切っ掛けに読んでみよう。最初に登場するクヌートは言語学を研究している。

昨年、この記事を読んだときに、「地球にちりばめられて」のKindle本を購入したのだが、最初の方を読み掛けて、止めてしまっていた。ライトノベルっぽい、軽い感じがして違和感があった。もう少し読み進めておけば、パンスカ語にぶつかって納得していただろう。しかし、記事もよく読んでいなかったことが頭に残っていて、探して読み直した。小説への興味が再燃しているからだ。

マーカス・デュ・ソートイ先生の「レンブラントの身震い」には次のようにある。

・・・委託編集者のジョディー・アーチャーとデ ータアナリストのマシュー・ジョッカーズが作ったアルゴリズムを使うと、少なくとも、問題の本がベストセラーになるかどうかを見極められるという。そのアルゴリズムによると、ベストセラー読者は文学的な作品の読者と比べて、短い文と語り手のはっきりした声とあまり物知りぶっていない言葉使いを好むらしい。この本を書き始める前に、そのことを知っていたかった!

(出典: マーカス・デュ・ソートイ著、冨永星訳「レンブラントの身震い」、2020年、新潮社、343ページ)

ジュディ・アーチャー&マシュー・ジョッカーズ「ベストセラーコード - 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム」(日経BPマーケティング、2017年)も手持ちの蔵書だが、眺めただけの積読だった。それをいつ読むかというのは偶然の積み重ねなのだ。今や、「レンブラントの身震い」も蔵書の一冊となりにけり。

更新: 2023-02-01T22:01:00+09:00

RakuでもChatGPTなどを意識した動きが始まっている。Raku for PredictionUsing Tries for Markov chain text generation | Raku for Prediction。{01/31/2023: [A.I.] ChatGPT}←。

著者のAnton Antonov氏は、Anton Antonov - Google Scholarの論文を見ていると、琉球諸語のアロキュティビティー (Allocutivity in Ryukyuan languages)があり、日本語が本格的に使える言語学者だということがわかる。ただ、Anton Antonovに詳しい略歴があり、Mathematicaのカーネル開発者だったこともある。多彩・多能な人物だ。数学にも強い。AIの現代にマッチした最強のユーザーをRakuは獲得したかもしれない。antononcube (antononcube) / Repositories

Rakuの元になっているPerlは、元々「Cの皮を被ったLISP」(Larry Wall)と言われており、人工知能言語LISPに近い。その発展形のRakuはGrammarをベースに構築されており、LISPのように拡張可能な言語である。言語学者が興味を持つに違いない。Anton ANTONOV | Inalco

{十夜一冊 第千七百三十夜 飯田隆著「規則と意味のパラドックス」 (2019/06/16)}←に取り上げたクワス算の演算子のように自前の演算子を持ち込むこともできる。

更新: 2023-02-03T11:24:20+09:00

藤井聡太五冠は忙しい。今日は順位戦だ。永瀬王座との対戦成績は11勝4敗。8割を大きく切っている。

藤井竜王、38手目、読みに読んでいる。既に考慮時間、1時間半経過。昼食休憩にこのまま入るだろう。中村太地七段の解説、新しい展開らしい。先手永瀬王座の考慮時間は、まだ3分。永瀬王座の研究に嵌っているらしい。藤井竜王、将棋盤を見ずに天井を見上げて考える。ABEMA-AIの期待勝率は、1五歩に対して同歩で50%を示している。

昼食後、同歩と取った。永瀬王座、1分で、4五桂。AIは揺れ動いている。同銀か? 藤井五冠竜王はずっと先まで読んでいるはず・・・、また読み始めた。3四銀を選択。

44手目、2三歩成に同金と応じる。2二歩打ちを招く手であるだけに簡単には指しにくい。永瀬王座、とうとう考え始めた。予想されていなかったのかもしれない。同銀が安全で自然に見える手なのだが、期待勝率は10%下がる手だった。

途中で図書館に向かった。現在、夕食休憩終了前。藤井聡太竜王58手目を持って、休憩に入っている。4五歩で期待勝率44%。

対局再開。頭をがくんとうな垂れる仕草が何度か出ているが、王将戦第三局でも出ているので、またまだという感じかもしれない。58手目4九飛で期待勝率35%と下がる。後手不利の傾向が出てきた。しかし、ここからが難しいかもしれない。

追記(2023-02-02): 夜中、0時半まで見て、ほぼ決着が付いたよねと寝惚け眼で風呂に入って寝た。永瀬王座の勝利。A級は混戦模様。広瀬八段と藤井五冠が6勝2敗で同率首位。第81期名人戦・順位戦 七番勝負/A級。5勝3敗も四人いる。

追記(2023-02-03): 第81期A級順位戦 8回戦 ▲永瀬拓矢王座 - △藤井聡太竜王 - ロックショウギによると、永瀬王座との対戦成績11勝4敗のうち、後手6勝2敗、先手5勝2敗と先手・後手の偏りはない。

更新: 2023-02-03T08:54:00+09:00
| 先月 | Monthly Index | Timeline | Mobile版 powered by iUI
2001年版 | INDEX | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2002年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2003年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2004年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2005年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2006年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2007年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2008年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2009年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2010年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2011年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2012年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2013年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2014年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2015年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2016年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2017年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2018年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2019年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2020年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2021年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2022年版 | INDEX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12
2023年版 | INDEX | 1

(C)jscripter