問題の立て方が間違っていた。「rakuで読書マップを作りたい」を「三次元的読書マップを作るには?」に変えた。おそらく無料利用では計算リソースにかなり制限があるので、生成AIは苦労(?)しながら、問題を分割して定式化する。それに失敗すると途中で出力が止まってしまう。「停まりましたね」というと、本当に申し訳なさそうだ。人間よりも人間らしい。それでも、苦労しながらも、Three.js - JavaScript 3D Libraryを使った3D読書マップ「Reading Map 3D」が完成した。三次元読書マップ。製作期間1.5日。やり取りは30回近い。さらなる改良は規模が大きくなり過ぎたようで、とうとう停止してしまった。しかし、現時点(v.23-24)の達成(app.js, 2025-02-24 13:42:29;index.html, 2025-02-24 14:01:38; data.json, 2025-02-23 22:39:35)で、十分だ。一つの一貫したアイデアを実現できた。ご苦労様。こちらも相当疲れたので限界(対話のログをGrokのWEBページからコピーすると、A4テキストで177ページ、431KB、Livre Office Writerで290ページ)。白線や矢印を点滅させようという改良を試みる段階でうまく動かなくなり、書き換えてはデバッグを繰り返す状態になったので「一旦休みましょう」と提案した。僕にとっては、休む潮時だった。
三次元のY軸にテーマ(X-Y平面の読書マップ)が重なっている構造になっている。まだ書物の内容や関連をどう示すのかは拡張の余地がある。今のところ、異なるテーマ間の同一書物は白線で結ばれている。読書マップの異なる書物の関連、引用、言及、批判などは青矢印で示されている。原理的に古い本の方に矢印は向いている。書物は球(sphere)で表され、「著者, 書名, 出版年(原著)」のラベルが付いている。矢印には書物の関係の意味が簡潔にラベルで示されている。
少なくとも、同一読書平面(読書マップ)にある書物は矢印で結ばれていることになる。しかもそれは時間軸に沿って過去に遡行しているはずだ。
Grok 3 betaの凄いところは、こちらが伝えた『最近書いた読書マップを言葉で説明すると、サルトルをレヴィ=ストロースが批判したことをなぜどのようにして批判したのかを解明するのが目的。サルトルの本としては「存在と無」、「弁証法的理性批判」、レヴィ=ストロースの本は「野生の思考」でその中の最後の章「弁証法と歴史」で「弁証法的理性批判」を批判しているらしい。キーワードは「実存主義」、「ヒューマニズム」、「マルクス主義」、「反人間主義」というようなことになる。』から展開していくところ(その前には、既にハリー・ポッターとキーワードが冒険と愛の例が示されていた)、キーワードにスコアが示されるのだが、テーマやキーワードの意味を読み取っている。単なるプログラマではない。世界の知識を把握している。キーワードのスコアを自ら意味的に考えることができる。
Grok 3 betaは、x,yの値をキーワードとスコアから算出する構想を持っていたが、それはまだ実現していない。書物の配置はマップの見やすさ優先になるからだ。今は、データに、x,yはハード・コードされている。
{(追記: 2025-02-27) 白線や矢印を点滅させることが実現し(スマホ、タブレットによるアクセスがベスト、PCのマウスクリック精度は低い?)、読書マップデータも追加した。テーマ別の読書マップのデータベースをメディアマップとしても拡張していくことになるだろう。しかし、収穫はビジュアルな表現を獲得したことや読書マップのデータベースを構築できたことだけではなく、読書を深化させることが必要なことに気付いたこと。表現はさらに高度化させる必要があるが、読書マップを作りながら、その方向性を探ることになるだろう。読書マップを作ること自体が読書を深化させることにつながるように、読書マップ自体の持つ概念について考えていく必要がある。三次元では足りず、多次元になる。どう表現するのかという問題にも通じる。}一昨日から、Gemini 2.0 Flash ExperimentalとGrokで読書マップを作ろうと対話を続けてきた。道は遠い。肩が凝るだけだ。何ができるかわからないままに、何がしたいのかは決まらない。しかし、何ができるのかを探るために、生成AIと十分に対話するだけの材料がない。
GitHub - antononcube/Raku-Graph: Raku package providing graph theory algorithms and parameterized- and random graphs.はGraphvizのdot言語も出力可能だが、ダイナミックな表現にしたいのだから、WEBで使えるほうが実用的・高機能だろう。単なる図のままでは現時点のスライドと変わらず、つまらない。どこまでできるのか考えたい。連想的探索読書テーマ-書物のデータベースになるようなビジュアルなシステムを作ることが最終的な目標だ。3D読書マップはデータベースのインターフェースになる。
Googleスライドで読書マップを作成すると、レベルの異なる様々な概念が混在し、重なってくるのがわかる。これをシステマティックに整理して、何らかの新しい表現に到達したいわけだ。それで、最終的には、層、圏、Toposの概念が必要になると思われる。まあ、わからないことを考えているわけだから、生成AIとrakuプログラミングのデバッグに拘っていても仕方がない。そもそも、現段階では、rakuのプログラミングに精通しているわけでもない。生成AIにとってもおそらく情報が足りないのだろう。rakuに拘るよりは、何をするのか、何ができるのか、まず、自分の頭で構想を考えることにする。
Grok 3 Beta - The Age of Reasoning Agents。YouTubeのAI関連の動画のタイトルで異変が起こったらしいことを知った。Chatbot Arenaにアクセスすると、「chocolate (Early Grok-3)」がトップに。調べ始めた。
「すごい」の一言。「rakuで読書マップを作りたい」とリクエストすると、日本語で的確に答えた。スクリプトは完璧とは言えない。文法もロジックも間違える。しかし、基盤になるものは作れるかもしれない。antononcubeのGraphモジュールを最初から調べてきて使うところがすごい。メソッド名を間違えたり、最短経路問題で有向グラフの解釈ができていなかったりしたけどね。構成が気に入れば、意図に沿ったものであれば、デバッグして動くようにすればいいだけだ。気に入らないところをリクエストすれば、追加したり書き直してくれる。文句は言わない。最善を尽くしてくれる。
過去の応答を憶えているみたいだが、履歴が見れないと思う。それが大きな問題。
{(追記: 2025-02-24) Grokのページの右上に履歴ボタンがあった。}
たまたま「図書館帰りの道草日記」のようなものを作ることになって、読書に関するアウトプットの形として読書マップを作り始めた。日記で感想をまとめるという方法では、なかなか思考が深まらない、安易な方向に流れる、断片的になる、ビジュアルでないなどの問題があった。マップを作るということは関係性を考えることにつながる。そうすると、読書マップ駆動型読書みたいなことが起こり始めた。ある程度読んだり調べたりしなければ、マップは作れないからだ。
マップの数が増えると、マップ間の関係のようなものを表現したり、比較したり、新しいマップを生成したりできないかと思い始める。それで、層、圏、Toposというような話に興味を持ち始めた。無論、10年以上前から興味はあるのだが、{十夜一冊 第四百七十夜 圏論による論理学 高階論理とトポス (2013/04/06)}{functor 関手 (2013/04/10)}{Always Be Coding (2013/06/30)}{野生のデータとリアリティ (2013/11/16)}{Happy coding in the new year! (2014/01/11)}←。
生成AIによるプログラミングが現実のものとなっている((1999) 『【AIドリフト】AI時代に生き残るエンジニアの条件とは』 第2670話 - YouTube)らしいので、もう一度現時点での実力を試そうと思った。Gemini 2.0 Flashは、普通の質問について、まったく素っ気ない応答しかしないので、Gemini 2.0 Flash Thinking Experimentalを試すと、結構すごい。Chatbot Arenaでもトップだ。これならかなりいけそうと思った。「perl でToposのプログラムは書けますか?」と聞くと、かなり詳しい返答が戻ってくるし、PythonやHaskell、Juliaなどが有用だというのも的確だと思われるので、「Perlの代わりにRakuを使うことはできるだろうか?」と聞くと、Perlよりも適しているとその理由を含めて、またもや的確な答えを言う。ただ、まだプログラムを書かせたわけではない。
今日は、PerlのCGIを使ってテトリスのゲームをWEBで実装する話をしてみた。結果として、AIの考えの進捗の中で、三段階ぐらいで徐々に実装することになった。CGIテキストベースだと画面をリフレッシュして描画するのが難しい(対応策も三案提示されたが、おそらく追求しても難しそう)が、改造しながら段階ごとの問題点の指摘を理解して的確に応答し、それなりのレベルで見事に動いた。こちらは一行も書く必要はない。出てくるスクリプトの断片をエディタにコピーし、適切に一つのCGIファイルにまとめて、WEBサーバーに設置するだけ。実用的、最終的には、こちらの要望に応じて、HTML5 CanvasとJavascriptで動作するテトリスのプログラムが示されたが。
もちろん、PerlプログラミングやCGIを知らずして、対話することは簡単ではないが、最早、人間の知的レベル・知識を凌駕している。丁寧だし、的確だ。思考過程というか、応答するプランが処理過程に表示される。質問する能力さえあれば、段階的に質問して、AIの答えから学べば、かなりのところまで行けるだろう。教育はAIを使う方向にシフトするだろう。
Topos自体は人間でも具体的な応用には辿り着いていないだろうから、こちらも質問が難しい。おそらく、Perlなら連想配列と正規表現によるパターンマッチを組み合せて表現できるような構造の話に行きつくだろう。そういうことがわかっているような返答だった。部分的には既にやっていることなので、周辺に興味があるから、Toposに何ができるのか、知りたくて質問しているのだが、まず、こちらが何かToposを必要とするような新しい意味・課題を考え出す必要がある。既に世界にあるような話なら、簡単に引き出せるだろうが、ToposについてはWEBにも具体的な応用につながる情報がない。グロタンディークの「収穫と蒔いた種と - 数学者の孤独な冒険」が参考になるのかもしれない。最先端の数学はエッセイになる。アレクサンドル・グロタンディーク - Wikipedia。
わずか26分間の学習と1000円以下の計算コストでOpenAI o1-preview相当のAIモデルを構築する方法が発表される - GIGAZINEが、DeepSeek-R1の出現は「スプートニクショック」というよりも「Google登場に等しい」との評価 - GIGAZINEの予想を裏付けたかもしれない。
しばらく、様子見というか、様子見せざるを得ないわけだが、我がPCで動くようになるのか、ならないのか、動かす必要があるのか、ないのか、雲の上から高見の見物するしかない・・・今のところ、何に応用するか、思いつかない。今やりたいことはPCで可能だ。生成AIもノーコストなら何か試してみようと思い始めるだろうが、当面はフリーのクラウドに触ってみるだけ。文献も集めてはいるが、まだ流し見するだけで、集中して読む気にはならない。まだ、情報はいろいろと出てくるだろう。
人間の記憶・思考は儚く、曖昧だが、役に立つ。AIは、それを支援できればいいわけだ。自分を置き換えるニーズはない。
OpenAIがChatGPTにオンライン上の情報を収集させる「Deep research」機能を搭載すると発表 - GIGAZINEが出ているのだが、話題になり始めた。いずれにせよ、結果をチェックして考えるのは人間だ。
半導体株が一斉下落、Nvidiaサプライヤーの警告が示す不確実性 | Reinforz Insight(2025年1月24日)は、消費者市場の不確実性の問題に言及している。コスパから考えて、消費者市場をAIがリードするとは考えにくい。WindowsがPCの性能を牽引する時代は終わっている。今は静音ミニPCの時代だ。僕にとってはだけど・・・それで、Windows 11で十分な性能が出る。
s1に関連して良質と思われる記事が出始めた。参考になった。1000円あればOpenAIレベルのAIが作れる DeepSeekで注目の「蒸留」とは(アスキー、新清士)とs1モデル:最小限のデータで最高の推論性能を実現する革新的手法 - allai.jp(admin)。強化学習が肝。強化学習 - Wikipedia。
イーロン・マスク、「DOGE本部で寝泊まり」と友人に語る。過去には“床寝”も | WIRED.jp。工場で寝袋で泊まり込んでいた話は有名だが・・・
イーロン・マスクは国家を利用している? テックと政治を結びつける「危険な賭け」。どんな米国になるのやら・・・世界はそれぐらい追い込まれている!?
(1168) 【高橋弘樹vs川上量生】大人の数学!圏論と確率論とは?【ReHacQ】 - YouTube: ReHacQ -リハック-【公式】は超おもしろい。続編があるらしいが、次のお勧めとして再生され始めたのは、(1169) パナマやインド洋で…「米中の静かな戦争」海洋覇権の行方』【2月4日(火)#報道1930】|TBS NEWS DIG - YouTube: TBS NEWS DIG Powered by JNN。これも見たいね。
自分のチャンネルまでリコメンドされるのは、ご愛敬だけど、テレビも進出してきているので内容的にも充実してきている。
開発費わずか10分の1の秘密…!アメリカが青ざめた中国AI「DeepSeek」逆転の発想(赤木 昭夫) | 現代ビジネス | 講談社(1/4): 2025.02.05。この記事がもっともらしい。
まあ、生成AIによるChatbotの応答は結局、WEBの情報を要約したようなものだし、検索結果から総合できるようなものでしかない。もちろん、生成された創発的なものも含んではいるのだが、だからこそ固有名詞を間違うことが頻繁に起こる。それは生成するときに固有名詞が持っているはずの強固な文脈情報が原理的に失われるためだろう。いちいち事実関係をチェックする必要がある。二度手間だ。これは間違っているだろうということは、知っている分野であれば応答を見て大体わかるわけだが、知らない分野なら、事実チェックは欠かせない。事実チェックをする過程でいろいろと発見があることも事実だが、それは偶然性と運命が支配する領域だ。何かをすれば何かを得られる。何をするのか・・・?
パーソナルなレベルで、趣味的に生成AIをどう使えるのかという話はあり得るのだが、何をしたいかのほうが先にある。何ができるのとは思うが、それを調べるより、普通のプログラミングのほうが簡単で早い。自分の頭を使ってできないようなことってなに!?
DeepSeek騒動で一番おもしろかったのは、DeepSeekがCUDAを使わずに開発されたということ。天才的な頭脳なら、CUDAのようなライブラリを使わなくても済んでしまう。それが性能の向上の重要な要素になったらしい。
テスラ、フランスで深刻な販売不振−カリフォルニアでも苦戦。米国も中国も変調らしいから、テスラが変調でもおかしくはないが、テスラ、北欧で販売激減 マスク氏の欧州政治介入を嫌気の記事には裏付けがある。米国でもオイオイと思っている人が増えているのかも。
中国の状況を示すYouTube動画を見ると、少し心配になった。(1054) 【ピークアウト後の中国】中華EV急成長の真相/殺到する経済とは?/始まりは偽ブランド携帯/新輸出の三種の神器/BYDは世界を制する/日本化すべき理由/最優先は年金改革/日本に来る中国人は増え続ける - YouTube: PIVOT 公式チャンネルと(1055) 【深層NEWS】無料道路“通行料”徴収で国民怒り料金所破壊…地方財政も逼迫か▽習主席の視察市場が3日後爆発…記事削除で情報統制も▽春節90億人大移動も“爆買い”に陰り…経済低迷でお年玉も削減“圧力” - YouTube: 日テレNEWS。
調子のいいのは、藤井聡太王将ぐらいか^^)/後手の第三局を勝てば万全だろうけど・・・
(973) 対中輸出規制が生み出した? “純国産” 中国製AIはホンモノか【2月3日(月)#報道1930】 - YouTube: TBS NEWS DIG Powered by JNN。日本がどう進むべきかという観点があって、よかったね。
生成AIの利用度は日本は圧倒的に低い。EVの普及度の低さと同じ感じ。
昨晩、雑談会で尋ねてみると、誰もDeepSeekの話題を知らなかった。四名の会なので、認知率25%。まあ高いとも言えるし、低いともいえる。最近、知らないことが多いと思うから、むしろ当然かも。YouTubeもパーソナライズされているので、しばらくDeepSeekネタが続くだろう。意図的に新しいものを探さないと、その傾向を変化させることはできない。結局、幅広いメディアをウオッチする必要がある。メディアだけでなく、現場というか、一次情報源を追い掛ける。
(512) 【解説・中国情勢】中国「DeepSeek」?深まる謎(2025年1月29日) - YouTube: 興梠一郎 / Korogi Ichiro【Official】を今日は見てみた。解説に使われた記事のリンクが有用かもしれない。しかし、それを検証している暇はないのだ^^;)。Chinese expert urges Western countries to view rise of DeepSeek fairly, as firm faces scrutiny - Global Timesは、環球時報の記事、あーそういう動きがあったのかと・・・
(513) 【DeepSeek日本版で世界のトップに】AI研究者・今井翔太/NVIDIA株急落は「序章」なのか/3つのリスクと投資家の判断基準/生成AI技術「以外」が重要【WORLD DECODER】 - YouTube: TBS CROSS DIG with Bloombergはバランスの取れた見方で現況がわかり興味深い。Chatbot Arena (formerly LMSYS): Free AI Chat to Compare & Test Best AI Chatbotsの話も再度確認した。既にDeepSeek R1のランクは4位、1位には「Gemini-2.0-Flash-Thinking-Exp-01-21」が登場している。いずれにせよ、パーソナルな普段使いには、いろいろ比較しながら無料で使うのが正解だろう。
うーん、定点価格ウオッチング。カカオ86%入りチョコレートがAEの売り場から消えた。878円で72,95%だけが残っている。いまや、86%はAmazonでは無料配送で1180円/210g袋也。72(?),95%(180g)は879円也。状況は流動的で行方は混沌としている。
最近は、ノンアルコールビールが値上がりしたとき、習慣的に飲むのも何か変だと感じていたので、止めた。食事の時、他にトマトジュースなどを飲むので、他の飲み物をわざわざ飲む必要がない合理的な理由もある。50円引きのクーポンが出てきたけど、飲む必然性がないことに気付いているので、そのまま。もう一つ止めたのは、睡眠用GABA入りのチョコレート(ノンアルコールビールにも認知機能対策用のGABA入りのものもある)。こういったものも神話に近い感じがする。個人的には、食べても食べなくても変わらない。むしろ、他の要因のほうが重要なことがわかると、個人的にGABAを摂取する必然性が無くなるわけだ。
最近、強化したのは、野菜、ブロッコリーとホウレンソウの冷凍を使うと簡単に準備できる。キャベツの千切りも小分けしたものが冷蔵である。これらは食事の実質的な改善につながっている。